JP4029286B2 - 演奏記録再生装置および演奏記録再生プログラム - Google Patents

演奏記録再生装置および演奏記録再生プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、演奏表現力を向上させ得る演奏記録再生装置および演奏記録再生プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
演奏すべき各音の音高や発音タイミング等を表わす演奏データを記録しておき、これを再生して自動演奏する演奏記録再生装置が知られている。この種の装置では、予め記録しておいた演奏データを再生(自動演奏)するだけなので、画一的な演奏にならざるを得ず演奏表現力に欠ける嫌いがある。その為、近年では、例えば特許文献1に開示されているように、自動演奏中に演奏データに所望の変化を与えて生演奏のような自動演奏を提供する技術なども案出されている。
【0003】
【特許文献1】
特許公開平5−323963号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に開示の技術は、自動演奏進行中に演奏データの内容を変更させるだけだから、例えばユーザがトリルで弾いた複数音の演奏データを記録し、それを即座に繰り返し再生(自動演奏)してパート演奏を代理させる等、演奏中に記録したユーザ自身の演奏を、あたかも三本目の手が弾いているかのような自然な形で自動演奏させて演奏表現力を向上させることができない、という問題がある。
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、演奏中に記録したユーザ自身の演奏を、あたかも三本目の手が弾いているかのような自然な形で自動演奏させて演奏表現力を向上させることができる演奏記録再生装置および演奏記録再生プログラムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明では、最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録する記録手段と、前記記録手段に第2の演奏データが記録された時に、前記記録手段に記録された複数の演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生手段とを具備することを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明では、最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録手段に記録する記録制御手段と、前記記録手段に第2の演奏データが記録された時に、この第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、前記記録手段に記録された各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新し、更新した各演奏データの再生を指示する再生指示手段と、前記再生指示手段からの再生指示に従い、前記記録手段に記録されている各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生手段と、前記再生手段の繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を前記記録手段に記録されている各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新する更新手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明では、予め指定された鍵域において鍵入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録手段に記録する記録制御手段と、前記記録手段に第2の演奏データが記録された時に、この第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、前記記録手段に記録された各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新し、更新した各演奏データの再生を指示する再生指示手段と、前記再生指示手段からの再生指示に従い、前記記録手段に記録されている各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生手段と、前記再生手段の繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を前記記録手段に記録されている各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新する更新手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明では、最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録させる記録ステップと、前記記録ステップにて第2の演奏データが記録された時に、記録された複数の演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生ステップとをコンピュータで実行させることを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明では、最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録手段に記録する記録制御ステップと、前記記録手段に第2の演奏データが記録された時に、この第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、前記記録手段に記録された各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新し、更新した各演奏データの再生を指示する再生指示ステップと、前記再生指示ステップからの再生指示に従い、前記記録手段に記録されている各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生ステップと、前記再生ステップの繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を前記記録手段に記録されている各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新する更新ステップとをコンピュータで実行させることを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載の発明では、予め指定された鍵域において鍵入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録手段に記録する記録制御ステップと、前記記録手段に第2の演奏データが記録された時に、この第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、前記記録手段に記録された各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新し、更新した各演奏データの再生を指示する再生指示ステップと、前記再生指示ステップからの再生指示に従い、前記記録手段に記録されている各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生ステップと、前記再生ステップの繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を前記記録手段に記録されている各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新する更新ステップとをコンピュータで実行させることを特徴とする。
【0015】
本発明では、最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ属性の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録し、第2の演奏データが記録された時に、記録された複数の演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生するので、ユーザが弾いた複数音の演奏データを記録し、それを即座に繰り返し再生(自動演奏)してパート演奏を代理させることが可能になる。
【0016】
本発明の好ましい態様では、最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ属性の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録し、第2の演奏データが記録された時点で第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、記録された各演奏データにそれぞれ加算して更新し、更新した各演奏データの再生を指示する。そして、この再生指示に従い、更新された各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生し、繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を各演奏データにそれぞれ加算して更新させれば、演奏中に記録したユーザ自身の演奏を、あたかも三本目の手が弾いているかのような自然な形で自動演奏させて演奏表現力を向上させることが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による演奏記録再生装置を搭載した電子楽器を実施例とし、これについて図面を参照して説明する。
A.実施例の構成
(1)全体構成
図1は、本発明の一実施例による電子楽器の全体構成を示すブロック図である。この図において、1は押離鍵操作(演奏操作)に応じたキーオン/キーオフ信号およびノート番号、ベロシティ等からなる演奏データを発生する鍵盤である。2は楽器パネルに配設されるパネルスイッチであり、各スイッチ操作に応じたスイッチイベントを発生する。パネルスイッチ2には、図示されていないが、発生楽音の音色を選択したり、付与するエフェクト種を指定する等の各種パラメータスイッチの他、ペダルシーケンスボタン2aが設けられている。
【0018】
ペダルシーケンスボタン2aとは、後述するソステヌート/シーケンスペダル3bのペダル機能を切換えるボタンスイッチである。ペダルシーケンスボタン2aは、押下操作される毎に交互にオンオフ状態に設定され、オン設定されているときはソステヌート/シーケンスペダル3bをシーケンスペダルとして機能させ、一方、オフ設定されているときはソステヌート/シーケンスペダル3bを本来のソステヌートペダルとして機能させるようになっている。
【0019】
3はソフトペダル3a、ソステヌート/シーケンスペダル3bおよびダンパペダル3cを備えるペダル操作子である。ソフトペダル3aはペダル操作に応じて音量および音色を制御する操作信号を発生する。ソステヌート/シーケンスペダル3bは、上述したペダルシーケンスボタン2aがオン状態に設定されている場合、シーケンスペダルとして機能し、ペダル踏下に応じて演奏データの記録を指示するイベントを発生する。
一方、ペダルシーケンスボタン2aがオフ状態に設定されている場合、本来のソステヌートペダルとして機能し、ペダル踏下時に発音中の音に余韻を付けるソステヌート効果の付与を指示する。ダンパペダル3cはペダル踏下に応じて、発音中の全ての音に余韻を付けるダンパ効果の付与を指示する。
【0020】
4はLCDパネル等から構成される表示部であり、後述するCPU5から供給される表示制御信号に応じて楽器各部の設定状態や動作モード等を表示する。CPU5は、スイッチ・ペダル操作に応じて発生するイベントに基づき演奏記録を開始する一方、鍵盤1から供給される演奏データに応じた楽音の発生を音源8に指示したり、記録した演奏データを再生して自動演奏する。本発明の要旨に関わるこれら処理動作の詳細については追って述べる。6は上記CPU5にロードされる各種制御プログラムを記憶するROMである。このROM6に記憶される各種制御プログラムとは、後述するメインルーチン、スイッチ・ペダル処理、鍵盤処理および自動演奏処理を含む。
【0021】
7はCPU5のワークエリアとして用いられるRAMであり、各種レジスタ・フラグデータを一時記憶する。RAM6に設けられる主要なレジスタの構成については追って述べる。音源8は、周知の波形メモリ読み出し方式にて構成され、CPU5から供給される演奏データに応じた楽音波形を発生する。9は音源8が発生する楽音出力をアナログ波形信号に変換して不要ノイズを除去する等のフィルタリングを施した後、これを増幅してスピーカから放音させるサウンドシステムである。
【0022】
(2)RAM7のレジスタ構成
RAM7は、シーケンス構成音レジスタ7a、インターバルレジスタ7b、登録モードレジスタ7c、自動演奏モードレジスタ7d、タイマ7eおよび鍵オンオフレジスタ7fを有する。
シーケンス構成音レジスタ7aには、後述する登録モード下で複数の演奏音の演奏データが記録され、記録された演奏データは後述の自動演奏処理にて繰り返し読み出して再生する、所謂ループ再生にて自動演奏される。シーケンス構成音レジスタ7aに記録される複数の演奏音をシーケンス構成音と称す。
シーケンス構成音レジスタ7aは、図2に示すように、5行N列の配列要素を備えた2次元レジスタであり、その列要素は始端のベース鍵登録アドレス(1)から終端のトリガー鍵登録アドレス(N)まで最大N個のシーケンス構成音を登録可能にしている。シーケンス構成音は、行要素のアドレスAY〜DYにて指定される属性からなる演奏データとアドレスEYで指定される処理フラグとから構成される。
【0023】
演奏データはMIDI規格に準拠した値で表現され、アドレスAYで指定されるノート番号、アドレスBYで指定されるベロシティ、アドレスCYで指定されるONタイミング(発音タイミング)およびアドレスDYでOFFタイミング(消音タイミング)から形成される。なお、アドレスCY,DYで指定されるON/OFFタイミングは、それぞれベース鍵押鍵時点からの経過時間で表現される時間長データである。アドレスEYで指定される処理フラグは、対応する演奏データの自動演奏状況を表すフラグであり、発音待機中の場合に「0」、発音中の場合に「1」、発音終了の場合に「2」がセットされる。
【0024】
こうした構成のシーケンス構成音レジスタ7aでは、登録モード下で最初に押離鍵操作されるベース鍵の演奏データが始端の登録アドレス(1)に登録される。以後、ベース鍵と同じ音名のシーケンス構成音(トリガー鍵)が演奏されるまでの間に押離鍵操作される鍵の演奏データを順番に登録して行き、トリガー鍵が押離鍵操作された時点で、そのトリガー鍵の演奏データを終端の登録アドレス(N)に登録する。始端の登録アドレス(1)から終端の登録アドレス(N)までの間に空きエリアが生じる場合には、その空きエリアに空白を表すデータnullがセットされる。
なお、図2に図示するシーケンス構成音レジスタ7aに登録される演奏データの内、トリガー鍵に対応する演奏データのアドレスCY,DYで指定されるONタイミング/OFFタイミングは、トリガー鍵の音を発音させないようにする為に同値に設定される。
【0025】
インターバルレジスタ7bは4行1列の配列要素を備えるレジスタであって、上記シーケンス構成音レジスタ7aの終端の登録アドレス(N)にトリガー鍵の演奏データが登録された時点で、インターバル情報が各列にストアされる。インターバル情報とは、トリガー鍵の演奏データと登録アドレス(1)にストアされたベース鍵の演奏データとの差分を指す。
図2に図示する一例の場合、インターバル情報として、インターバルレジスタ7bのアドレスAYにノート番号差「+12」、アドレスBYにベロシティ差「+2」、アドレスCYに発音タイミング差「490」がストアされる。アドレスDYの消音タイミング差は、アドレスCYの発音タイミング差「490」がコピーされる。
【0026】
登録モードレジスタ7cは、上述したシーケンス構成音レジスタ7aの登録状態を表す登録フラグRを記憶する。登録フラグRは後述するスイッチ・ペダル処理および鍵盤処理にてフラグ値「0」〜「3」がセットされる。フラグ値「0」は登録モードオフ状態を、フラグ値「1」は登録待機中を、フラグ値「2」は登録中を、フラグ値「3」は登録終了をそれぞれ表す。
自動演奏モードレジスタ7dは、自動演奏モードオフ時に「0」、自動演奏時に「1」となる自動演奏フラグAを記憶する。タイマ7eは、CPU5がタイマ割込み処理(不図示)でタイマクロックを累算して得るタイマカウント値を一時記憶する。
鍵オンオフレジスタ7fは、ノート番号kに対応した鍵毎のキーオン/キーオフ状態を表すフラグKV(k)を記憶する。フラグKV(k)は、キーオン時に「1」、キーオフ時に「0」がセットされる。鍵盤1がA0音からC8音までの88鍵の鍵域を有する場合、鍵オンオフレジスタ7fはノート番号「21」〜「108」(MIDIノート番号値)に対応するフラグKV(21)〜KV(108)を保持する。
【0027】
B.実施例の動作
次に、図3〜図7を参照して実施例の動作について説明する。以下では、最初に概略動作としてメインルーチンの動作を説明した後、続いてメインルーチンからコールされるスイッチ・ペダル処理、鍵盤処理および自動演奏処理の動作を詳述する。
【0028】
(1)メインルーチンの動作
上記構成による実施例の電子楽器に電源が投入されると、CPU5はROM6から所定の制御プログラムを読み出して自身にロードし、図4に示すメインルーチンを実行する。メインルーチンが実行されると、CPU4は先ずステップSA1に処理を進め、RAM6のワークエリアに格納される各種レジスタやフラグをリセットしたり、初期値をセットするイニシャライズ処理を行う。また、このステップSA1では、音源8に対して各種レジスタやフラグ類を初期化するよう指示する。そして、イニシャライズ完了後、ステップSA2に処理を進め、パネルスイッチ2が発生するスイッチイベントや、ペダル操作子3のペダル操作に対応したスイッチ・ペダル処理を実行する。
【0029】
続いて、ステップSA3では、鍵盤1の押離鍵操作に応じて発生する演奏データに従って音源8に発音/消音を指示する他、登録モードに設定されている場合にはその演奏データをシーケンス構成音レジスタ7aに記録する鍵盤処理を実行する。また、鍵盤処理では、トリガー鍵の押離鍵により生じる演奏データをシーケンス構成音レジスタ7aに記録した時点で自動演奏フラグAを「1」にセットして自動演奏開始を指示する。
【0030】
次いで、ステップSA4では、自動演奏フラグAが「1」にセットされている場合に、シーケンス構成音レジスタ7aに記録されたシーケンス構成音をループ再生して自動演奏する自動演奏処理を実行する。自動演奏処理では、あたかも三本目の手が弾いているかのような自然な形で自動演奏させるべく、ループ再生が一巡する毎にシーケンス構成音を修飾しており、こうした点については追って詳述する。そして、ステップSA5では、例えば現在設定されている動作モードを表示部4に画面表示させる等の、その他の処理を実行する。以後、電源がオフされる迄、上述したステップSA2〜SA5を繰り返し実行する。
【0031】
(2)スイッチ・ペダル処理の動作
次に、図5を参照してスイッチ・ペダル処理の動作を説明する。なお、ここでは本発明の要旨に関わるペダルシーケンスボタン2aおよびソステヌート/シーケンスペダル3bの操作を主眼において動作説明を進める。
上述したメインルーチンのステップSA2(図4参照)を介してスイッチ・ペダル処理が実行されると、CPU5は図5のステップSB1に進み、操作イベントを検出すべく、パネルスイッチ2およびペダル操作子3を走査する。続くステップSB2では、上記ステップSB1の走査結果に基づきペダルシーケンスボタン2aがオン設定されているか否かを判断する。以下、ペダルシーケンスボタン2aがオン設定されている場合と、オフ設定されている場合とに分けて説明を進める。
【0032】
▲1▼オン設定されている場合
ペダルシーケンスボタン2aがオン設定されていると、ステップSB2の判断結果が「YES」になり、ステップSB3に進み、ソステヌート/シーケンスペダル3bのオン操作の有無を判断する。オン操作されていなければ、判断結果は「NO」になり、後述するステップSB7に処理を進める。
一方、オン操作されていると、判断結果が「YES」となり、ステップSB4に進み、登録フラグRが「0」、つまり登録モードオフ状態であるかどうかを判断する。登録モードオフ状態であると、判断結果は「YES」になり、ステップSB5に進み、登録フラグRに「1」をセットして登録モード下の登録待機状態に設定してステップSB6に進む。
【0033】
このように、ペダルシーケンスボタン2aがオン設定されている時に、ソステヌート/シーケンスペダル3bをオン操作すると、登録モードオフ状態から登録待機状態に設定されるようになっている。これに対し、既に登録モード下にある場合には、ステップSB4の判断結果が「NO」になり、ステップSB6に進む。したがって、既に登録モード下である時には、ソステヌート/シーケンスペダル3bのオン操作を無効にする。そして、ステップSB6では、その他のスイッチ操作やペダル操作に対応した処理を実行して本処理を完了させる。
【0034】
▲2▼オフ設定されている場合
一方、ペダルシーケンスボタン2aがオフ設定されていると、上述したステップSB2の判断結果が「NO」になり、ステップSB7に進み、登録モードオフ状態であるかどうかを判断する。登録モードオフ状態であれば、判断結果は「YES」になり、上述したステップSB6を実行して本処理を終える。
一方、登録モード下にあると、上記ステップSB7の判断結果が「NO」になり、ステップSB8に進み、自動演奏フラグAが「1」、すなわち自動演奏中であるか否かを判断する。自動演奏中でなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSB10に進み、RAM7のシーケンス構成音レジスタ7a、インターバルレジスタ7b、登録モードレジスタ7c、自動演奏モードレジスタ7dおよびタイマ7eを全てゼロリセットした後、上述のステップSB6を実行してから本処理を完了させる。
【0035】
これに対し、自動演奏中であれば、上記ステップSB8の判断結果は「YES」になり、ステップSB9に進む。ステップSB9では、シーケンス構成音レジスタ7aに記録されたシーケンス構成音の内、発音中のシーケンス構成音、すなわち処理フラグが「1」のシーケンス構成音を検索し、それに該当するシーケンス構成音のノート番号のノートオフイベントを作成して音源8に送出する。そして、ステップSB10にて各レジスタ7a〜7dおよびタイマ7eを全てゼロリセットした後、上述のステップSB6を実行してから本処理を完了させる。
このように、自動演奏中にペダルシーケンスボタン2aがオフ設定されると、発音中のシーケンス構成音を全て消音させてから、RAM7のシーケンス構成音レジスタ7a、インターバルレジスタ7b、登録モードレジスタ7c、自動演奏モードレジスタ7dおよびタイマ7eを全てゼロリセットして自動演奏を停止させる。
【0036】
(3)鍵盤処理の動作
次に、図6を参照して鍵盤処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA3(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU5は図6のステップSC1に進み、ノート番号kに対応する鍵の楽音が発音中であるか否かを判断する。以下では、発音中、消音中、登録待機中、登録中および登録終了の各場合に分けて動作説明を進める。
【0037】
▲1▼発音中の場合
ノート番号kの鍵の楽音が発音中であると、ステップSC1の判断結果は「YES」となり、ステップSC2に進み、鍵オンオフレジスタ7fのノート番号kに対応するフラグKV(k)が「0」、すなわち新たな押鍵であるかどうかを判断する。フラグKV(k)が「1」となる押鍵中の場合、判断結果は「NO」になり、後述するステップSC6に処理を進める。
一方、新たな押鍵であると、判断結果が「YES」となり、次のステップSC3に進み、登録フラグRが「0」、つまり登録モードオフ状態であるかどうかを判断する。登録モードオフ状態であると、判断結果は「YES」になり、ステップSC4に進む。ステップSC4では、ノート番号kのノートオンイベントを作成して音源8に送出する。これにより、新たに押鍵された鍵のノート番号kに対応する音高の楽音が音源8で生成される。
【0038】
次いで、ステップSC5に進むと、ノート番号kの発音に従い、鍵オンオフレジスタ7fのフラグKV(k)に「1」をセットする。続いて、ステップSC6では、ノート番号kが「107」以下であるか否か、すなわち鍵走査中であるかどうかを判断する。鍵走査中であると、判断結果は「YES」になり、次のステップSC7に進み、ノート番号kをインクリメントして歩進させた後、前述のステップSC1に処理を戻し、歩進したノート番号kに対応する鍵が発音中であるか否かを新たに判断する。
一方、鍵盤1が備える88鍵全てを鍵走査し終えると、ステップSC6の判断結果が「NO」となり、ステップSC8に進み、ノート番号kを初期値「21」にリセットしていったん本処理を完了させる。このように、ステップSC1〜SC8では、ノート番号kを歩進させながら鍵走査を行い、新たな押鍵が生じると、押鍵された鍵のノート番号kに対応する音高の楽音を発音させる。
【0039】
▲2▼消音中の場合
ノート番号kの鍵の楽音が消音中であると、ステップSC1の判断結果は「NO」となり、ステップSC9に進み、鍵オンオフレジスタ7fのノート番号kに対応するフラグKV(k)が「0」、すなわち離鍵中であるかどうかを判断する。離鍵中であれば、判断結果は「YES」になり、前述したステップSC6以降を実行して鍵走査を続行する。
一方、新たな離鍵により消音状態になると、上記ステップSC9の判断結果が「NO」となり、ステップSC10に進む。ステップSC10では、登録フラグRが「2」、すなわち登録中であるかどうかを判断する。登録中でなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSC12に進み、ノート番号kのノートオフイベントを作成して音源8に送出する。これにより、新たに離鍵された鍵に対応する楽音が消音される。そして、ステップSC13に進み、新たに離鍵された鍵のノート番号kに対応するフラグKV(k)をゼロリセットする。この後、前述したステップSC6以降を実行して鍵走査を進める。このように、ステップSC9〜SC13では、新たな離鍵が生じると、離鍵された鍵に対応する音高の楽音を消音させる。
【0040】
▲3▼登録待機中の動作
さて、以上のように鍵盤1の押離鍵操作に対応した発音/消音が行われている過程で、ユーザがペダルシーケンスボタン2aをオン設定した後、ソステヌート/シーケンスペダル3bをオン操作したとする。そうすると、前述したスイッチ・ペダル処理によって登録フラグRが「1」にセットされて登録待機状態に設定される。
そして、登録待機状態で新たな押鍵がなされると、上述したステップSC3の判断結果が「NO」になり、ステップSC14に進む。ステップSC14では、登録待機状態であるか否かを判断するが、現在、登録待機状態に設定されているので、判断結果は「YES」になり、ステップSC15に進み、タイマ7eのタイマカウントをスタートさせる。
【0041】
次いで、ステップSC16では登録待機状態で行われる新たな押鍵、つまり最初に登録するベース鍵の演奏データ(ノート番号、ベロシティ、ONタイミングおよび処理フラグ)をシーケンス構成音レジスタ7aにストアする。すなわち、シーケンス構成音レジスタ7a(図2参照)の始端のベース鍵登録アドレス(1)において、アドレスAY〜CYにベース鍵のノート番号、ベロシティおよびONタイミング(タイマ7eのタイマカウント値)をそれぞれストアする。また、アドレスEYに発音中を表す処理フラグ「1」をストアする。こうして、ベース鍵の押鍵により生じる演奏データをシーケンス構成音レジスタ7aに登録し終えると、CPU5はステップSC17に進み、登録フラグRに「2」をセットして登録中であることを表す。この後、前述したステップSC4以降に進み、ベース鍵押鍵に応じた発音処理を行う。
【0042】
そして、ベース鍵が離鍵されると、前述のステップSC1,SC9の各判断結果が「NO」、ステップSC10の判断結果が「YES」となってステップSC11に進む。ステップSC11では、シーケンス構成音レジスタ7aに登録されたシーケンス構成音の内、離鍵された鍵のノート番号kと一致し、かつ処理フラグ「1」を有するシーケンス構成音を検索し、該当するシーケンス構成音のアドレスDYに、離鍵時のタイマカウント値をOFFタイミングとしてストアすると共に、アドレスEYの処理フラグを「2」にセットして発音終了を表す。この後、前述したステップSC12以降に処理を進め、ベース鍵離鍵に応じた消音処理を行う。
【0043】
▲4▼登録中の動作
ベース鍵登録に続き、次の押鍵がなされると、ステップSC18の判断結果が「YES」になり、ステップSC19に進む。ステップSC19では、現在押鍵された鍵のノート番号kとシーケンス構成音レジスタ7aに登録されたベース鍵のノート番号A1Vとの差を「12」で除した結果が整数か否か、つまりベース鍵と同じ音名の鍵が弾かれたかどうかを判断する。換言すると、登録終了を意図するトリガー鍵が押鍵されたか否かを判断する。
【0044】
トリガー鍵の押鍵でなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSC20に進む。ステップSC20では、シーケンス構成音レジスタ7aにおいて、終端のトリガー鍵登録アドレス(N)以外の空きエリアの有無を判断する。空きエリアが有れば、判断結果は「YES」になり、ステップSC21に進み、その空きエリアのアドレスAY〜CYに、押鍵により生じる演奏データ(ノート番号、ベロシティおよびONタイミング(タイマ7eのタイマカウント値))をそれぞれストアする一方、アドレスEYに発音中を表す処理フラグ「1」をストアする。一方、空きエリアが無ければ、判断結果は「NO」になり、ステップSC22に進み、トリガー鍵登録アドレス(N)の一つ手前の登録アドレス(N−1)のアドレスAY〜CYに、押鍵により生じる演奏データ(ノート番号、ベロシティおよびONタイミング(タイマ7eのタイマカウント値))をそれぞれ上書きする一方、アドレスEYに発音中を表す処理フラグ「1」をストアする。
【0045】
こうして、押鍵により生じる演奏データおよび処理フラグをシーケンス構成音レジスタ7aに登録し終えると、前述したステップSC4以降に処理を進め、押鍵に応じた発音処理を行う。
また、離鍵時には、上述したベース鍵離鍵時の動作を同様、ステップSC11に進み、シーケンス構成音レジスタ7aのシーケンス構成音の内、離鍵された鍵のノート番号kと一致し、かつ処理フラグ「1」を有するシーケンス構成音を検索し、該当するシーケンス構成音のアドレスDYに、離鍵時のタイマカウント値をOFFタイミングとしてストアすると共に、アドレスEYの処理フラグを「2」にセットして発音終了を表す。この後、前述したステップSC12以降に処理を進め、離鍵に応じた消音処理を行う。
以後、トリガー鍵が押鍵されるまで上述した動作を繰り返し、押離鍵操作される鍵の楽音を発音/消音させながら、それらをシーケンス構成音としてシーケンス構成音レジスタ7aに順次記録して行く。
【0046】
▲5▼登録終了時の動作
そして今、例えば図3に図示される楽譜で表されるように、ベース鍵の音高より1オクターブ上の鍵がトリガー鍵として押鍵されたとする。そうすると、上述したステップSC19の判断結果が「YES」になり、ステップSC23に進む。ステップSC23〜SC29では、鍵走査を行ってトリガー鍵以外に発音中にある鍵の有無を判別し、該当する鍵が有ると、その発音中の鍵のノート番号kと一致し、かつ処理フラグ「1」を有するシーケンス構成音をシーケンス構成音レジスタ7aから検索し、検索したシーケンス構成音のアドレスDYに現在のタイマカウント値をOFFタイミングとしてストアする。
上記ステップSC23〜SC29で行われる鍵走査が一巡すると、ステップSC27の判断結果が「YES」になり、ステップSC30に進む。ステップSC30では、シーケンス構成音レジスタ7aの終端のトリガー鍵登録アドレス(N)において、トリガー鍵の押鍵により生じる演奏データ(ノート番号、ベロシティおよびONタイミング(押鍵時のタイマカウント値))をそれぞれアドレスAY〜CYにストアする。また、アドレスCYにストアされたONタイミングを、アドレスDYにコピーする。
【0047】
次いで、ステップSC31では、シーケンス構成音レジスタ7aに登録されたトリガー鍵の演奏データとベース鍵の演奏データとの差分を求め、それをインターバル情報としてインターバルレジスタ7bにストアする。例えば図3に図示する楽譜で表される最初の5連符が弾かれた場合、図2に図示するように、インターバルレジスタ7bのアドレスAYにはノート番号差「+12」、アドレスBYにはベロシティ差「+2」、アドレスCYにはONタイミング差「490」がストアされ、さらにアドレスDYのOFFタイミング差にはアドレスCYのONタイミング差「490」がコピーされる。
【0048】
次に、ステップSC32では、インターバル情報に応じてシーケンス構成音レジスタ7aの内容を更新する。すなわち、インターバルレジスタ7bに格納されるノート番号差、ベロシティ差、ONタイミング差およびOFFタイミング差を、シーケンス構成音レジスタ7aに登録された各シーケンス構成音の対応する演奏データにそれぞれ加算する一方、各シーケンス構成音の処理フラグをゼロリセットする。
そして、ステップSC33では、登録フラグRに「3」をセットして登録終了を表し、続くステップSC34では、自動演奏フラグAに「1」をセットして自動演奏の開始を表す。この後、前述のステップSC5に処理を進め、トリガー鍵の押鍵に応じて、トリガー鍵のノート番号kに対応した鍵オンオフレジスタ7fのフラグKV(k)に「1」をセットしてからステップSC6以降の鍵走査を進める。
【0049】
以上のように、鍵盤処理では、ユーザ操作によって登録待機状態に設定された後の新たな押離鍵操作に応じてベース鍵の演奏データがシーケンス構成音レジスタ7aに記録され、以後、そのベース鍵と同じ音名のトリガー鍵が押鍵されるまでの間に押離鍵される鍵の演奏データを順次シーケンス構成音レジスタ7aに記録して行く。そして、例えばベース鍵の音高より1オクターブ上の鍵がトリガー鍵として押鍵されると、そのトリガー鍵の演奏データをシーケンス構成音レジスタ7aを記録する一方、トリガー鍵の演奏データとベース鍵の演奏データとの差分値からなるインターバル情報に応じてシーケンス構成音レジスタ7aの内容を更新して自動演奏を開始する状態に設定する。
【0050】
(4)自動演奏処理の動作
次に、図7を参照して鍵盤処理の動作を説明する。前述したメインルーチンのステップSA4(図4参照)を介して本処理が実行されると、CPU5は図7のステップSD1に進み、自動演奏フラグAが「1」であるか否か、つまり自動演奏中であるかどうかを判断する。自動演奏が開始しておらず、自動演奏フラグAが「0」であると、判断結果は「NO」となり、ステップSD7に進み、ポインタMを「1」に初期化して本処理を完了させる。なお、ポインタMとは、シーケンス構成音レジスタ7aにおける列要素の登録アドレス(M)を指定するものである。
【0051】
一方、上述した鍵盤処理において、トリガー鍵の押鍵に応じて自動演奏フラグAが「1」にセットされ、これにより自動演奏開始が指示されると、上記ステップSD1の判断結果が「YES」になり、ステップSD2に進む。ステップSD2では、登録値AMVが有効か否かを判断する。登録値AMVは、ポインタMで指定されるシーケンス構成音レジスタ7aの登録アドレス(M)に格納される演奏データの内、アドレスAY(図2参照)で指定されるノート番号を指す。従って、このステップSD2では、空白を表すnullデータ以外のノート番号が、シーケンス構成音レジスタ7aの登録アドレス(M)に登録されているかどうかを判断する。
【0052】
登録値AMVが空白を表すnullデータであったとすると、判断結果は「NO」になり、ステップSD10に進み、ポインタMをインクリメントして歩進させる。次いで、ステップSD11に進むと、歩進されたポインタMがシーケンス構成音レジスタ7aの終端のトリガー鍵登録アドレス(N)を超えたかどうかを判断する。超えていないと、判断結果は「NO」となり、いったん本処理を完了させるが、超えた場合には判断結果が「YES」になり、ステップSD7に進み、ポインタMの値を「1」に初期化してから本処理を完了させる。
【0053】
一方、登録値AMVが有効の場合、すなわちノート番号が登録されていれば、上記ステップSD2の判断結果は「YES」になり、ステップSD3に進む。ステップSD3では、登録値EMVが「0」か否かを判断する。登録値EMVは、ポインタMで指定されるシーケンス構成音レジスタ7aの登録アドレス(M)に格納される演奏データの内、アドレスEYで指定される処理フラグを指す。従って、このステップSD3では、ポインタMに対応するシーケンス構成音が発音待機中であるかどうかを判断する。以下、発音待機中(処理フラグ「0」)の場合と、発音中(処理フラグ「1」)の場合とに分けて各動作を説明する。
【0054】
▲1▼発音待機中(処理フラグ「0」)の場合
ポインタMで指定されるシーケンス構成音が発音待機中であると、ステップSD3の判断結果は「YES」になり、ステップSD4に進む。ステップSD4では、登録値CMVがタイマカウント値T以上であるか否かを判断する。登録値CMVは、ポインタMで指定されるシーケンス構成音の演奏データの内、アドレスCYで指定されるONタイミングを指す。従って、このステップSD4では、発音タイミングに達したかどうかを判断する。
発音タイミングに達していなければ、判断結果は「NO」になり、上述のステップSD10以降に進み、ポインタMを歩進させ、歩進されたポインタMが終端のトリガー鍵登録アドレス(N)を超えたかどうかを判断し、超えていなければ、本処理を完了させ、一方、超えた場合にはポインタMの値を「1」に初期化してから本処理を完了させる。
【0055】
これに対し、発音タイミングに達すると、上記ステップSD4の判断結果が「YES」となり、ステップSD5に進む。ステップSD5では、ポインタMが終端のトリガー鍵登録アドレス(N)に達したか否かを判断する。以下、ポインタMが終端のトリガー鍵登録アドレス(N)に達した場合と、そうでない場合とに分けて動作説明を進める。
【0056】
a.ポインタMがトリガー鍵登録アドレス(N)に達した場合
この場合、ステップSD5の判断結果は「YES」になり、ステップSD6に進む。ステップSD6では、インターバルレジスタ7bにストアされるインターバル情報(トリガー鍵の演奏データとベース鍵の演奏データとの差分値)を、シーケンス構成音レジスタ7aに登録されるシーケンス構成音の各演奏データにそれぞれ加算して登録内容を更新すると共に、シーケンス構成音レジスタ7a中のアドレスEYで指定される処理フラグを全てゼロリセットして発音待機状態に設定する。この後、ステップSD7に進み、ポインタMを初期値「1」にリセットして本処理を完了させる。
このように、ポインタMがトリガー鍵登録アドレス(N)に達した場合には、トリガー鍵に対応する演奏データを自動演奏させず、インターバル情報に応じてシーケンス構成音レジスタ7aの内容を更新させ、かつ全てのシーケンス構成音を発音待機状態に設定するようになっている。
【0057】
b.ポインタMがトリガー鍵登録アドレス(N)に達していない場合
この場合、ステップSD5の判断結果が「NO」となり、ステップSD8に進む。ステップSD8では、ポインタMにて指定されるシーケンス構成音レジスタ7aの登録アドレス(M)に格納される演奏データの内、アドレスAY、BYに対応するノート番号、ベロシティに基づきノートオンイベントを作成して音源8に送付する。これにより、ポインタMにて指定されるシーケンス構成音が自動演奏される。
次いで、ステップSD9では、ポインタMで指定されるシーケンス構成音レジスタ7aの登録アドレス(M)のアドレスEYで指定される処理フラグに「1」をセットして発音中であることを表す。この後、上述したステップSD10以降に進み、ポインタMを歩進させ、歩進されたポインタMが終端のトリガー鍵登録アドレス(N)を超えたかどうかを判断し、超えていなければ、本処理を完了させ、一方、超えた場合にはポインタMの値を「1」に初期化してから本処理を完了させる。
【0058】
▲2▼発音中(処理フラグ「1」)の場合
ポインタMで指定されるシーケンス構成音が発音中であると、ステップSD3の判断結果は「NO」になり、ステップSD12に進み、ここでの判断結果が「YES」となり、ステップSD13に進む。なお、既にポインタMに対応するシーケンス構成音の発音が終了して、その登録値EMV(処理フラグ)が「2」に設定されていると、ステップSD12の判断結果が「NO」となり、上述したステップSD10以降に進む。
次に、ステップSD13では、登録値DMVがタイマカウント値T以上であるか否かを判断する。登録値DMVは、ポインタMで指定されるシーケンス構成音の演奏データの内、アドレスDYで指定されるOFFタイミングを指す。従って、このステップSD4では、消音タイミングに達したかどうかを判断する。消音タイミングに達していなければ、判断結果は「NO」になり、上述のステップSD10以降に進む。
【0059】
これに対し、消音タイミングに達すると、上記ステップSD13の判断結果が「YES」となり、ステップSD14に進む。ステップSD14では、ポインタMにて指定されるシーケンス構成音レジスタ7aの登録アドレス(M)に格納される演奏データの内、アドレスAYに対応するノート番号に基づきノートオフイベントを作成して音源8に送付する。これにより、ポインタMにて指定されるシーケンス構成音が消音される。
次いで、ステップSD15では、ポインタMで指定されるシーケンス構成音レジスタ7aの登録アドレス(M)のアドレスEYで指定される処理フラグに「2」をセットして発音終了を表した後、上述したステップSD10以降に進み、ポインタMを歩進させ、歩進されたポインタMが終端のトリガー鍵登録アドレス(N)を超えたかどうかを判断し、超えていなければ、本処理を完了させ、一方、超えた場合にはポインタMの値を「1」に初期化してから本処理を完了させる。
【0060】
このように、自動演奏処理では、自動演奏開始が指示されると、シーケンス構成音レジスタ7aに登録されるシーケンス構成音の演奏データをループ再生して自動演奏を進め、ループ再生が一巡する時、すなわちトリガー鍵に対応したシーケンス構成音の演奏データが読みされた場合に、そのトリガー鍵の演奏データを自動演奏させず、インターバルレジスタ7bに格納されるインターバル情報を、各シーケンス構成音の演奏データに加算してシーケンス構成音レジスタ7aの内容を更新させる。以後、自動演奏停止が指示される迄、ループ再生が一巡する毎にインターバル情報に応じてシーケンス構成音レジスタ7aの内容を更新させ、更新されたシーケンス構成音の演奏データをループ再生して自動演奏する。
【0061】
以上説明したように、本実施例では、ユーザがペダルシーケンスボタン2aをオン設定し、さらにソステヌート/シーケンスペダル3bをオン操作して登録待機状態に設定した後、例えば図3に図示する楽譜中のベース鍵からトリガー鍵の「手弾き音」を演奏すると、それらの演奏データがシーケンス構成音レジスタ7aに記録される。トリガー鍵の演奏データをシーケンス構成音レジスタ7aに記録した時点で、インターバル情報に応じてシーケンス構成音レジスタ7aの内容が更新され、更新された各シーケンス構成音の内、トリガー鍵に対応する演奏データ以外をループ再生して自動演奏する。ループ再生が一巡する毎に、インターバル情報に応じてシーケンス構成音レジスタ7aの内容を更新する。これにより、図3に図示するように、「手弾き音」の各音はループ再生が一巡する毎に1オクターブづつ上昇する形で再生される為、あたかも三本目の手が弾いているかのような自然な反復フレーズを自動演奏することが可能になる。
【0062】
なお、上述した実施例では、ベース鍵と同じ音名の押鍵をトリガー鍵としたが、これに限らず、ベース鍵と同じ音高の押鍵をトリガー鍵と見做すようにしても良い。ベース鍵と同じ音高の押鍵をトリガー鍵と見做すようにようにすると、例えば図8(a),(b)に図示するように、トリル演奏やアルペジオ演奏されたシーケンス構成音を記録し、それを即座にループ再生してパート演奏を自動演奏させることで、演奏表現力を向上させることができる。
【0063】
さらに、本実施例では、ペダルシーケンスボタン2aおよびソステヌート/シーケンスペダル3bの操作によって登録待機状態に設定された以後の押離鍵操作に対応して発生する演奏データをシーケンス構成音としてシーケンス構成音レジスタ7aに登録するようにしたが、これに替えて、鍵盤1を複数の鍵域に分割しておき、ある鍵域(登録鍵域)で行われる押離鍵操作に応じた演奏データだけをシーケンス構成音としてシーケンス構成音レジスタ7aに登録する態様としても良い。
このようにすれば、登録鍵域で弾かれる反復フレーズをシーケンス構成音としてシーケンス構成音レジスタ7aに登録し、その反復フレーズと並行して他の鍵域で弾かれるメロディ音についてはシーケンス構成音から除外することができる結果、意図した演奏音のみを記録再生し得るようになる。
【0064】
また、本実施例では、インターバル情報に従い、ループ再生が一巡する毎に、シーケンス構成音レジスタ7aに登録される各シーケンス構成音の音高を1オクターブシフトするようにしたが、これに限らず、ループ再生が一巡する毎の音高シフト値を変化させるようにしても良い。
【0065】
【発明の効果】
請求項1,6に記載の発明によれば、最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ属性の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録し、第2の演奏データが記録された時に、記録された複数の演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生するので、ユーザが弾いた複数音の演奏データを記録し、それを即座に繰り返し再生(自動演奏)してパート演奏を代理させることができる。
請求項2,7に記載の発明によれば、最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ属性の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録し、第2の演奏データが記録された時点で第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、記録された各演奏データにそれぞれ加算して更新し、更新された各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生し、繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を各演奏データにそれぞれ加算して更新するので、演奏中に記録したユーザ自身の演奏を、あたかも三本目の手が弾いているかのような自然な形で自動演奏させて演奏表現力を向上させることができる。
請求項3,8に記載の発明によれば、最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録し、第2の演奏データが記録された時点で第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、記録された各演奏データにそれぞれ加算して更新し、更新された各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生し、繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を各演奏データにそれぞれ加算して更新するので、あたかも三本目の手が弾いているかのような自然な反復フレーズを自動演奏することができる。
請求項4,9に記載の発明によれば、最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ音高の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録し、第2の演奏データが記録された時点で第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、記録された各演奏データにそれぞれ加算して更新し、更新された各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生し、繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を各演奏データにそれぞれ加算して更新するので、例えばトリル演奏やアルペジオ演奏を記録し、それを即座に繰り返し再生してパート演奏を自動演奏させることができる。
請求項5,10に記載の発明によれば、予め指定された鍵域において鍵入力される第1の演奏データと同じ音名もしくは同じ音高のいずれかの第2の演奏データが鍵入力されるまでの、複数の演奏データを記録し、第2の演奏データが記録された時点で第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、記録された各演奏データにそれぞれ加算して更新し、更新された各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生し、繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を各演奏データにそれぞれ加算して更新するので、例えば指定された鍵域で弾かれた反復フレーズのみ記録し、その反復フレーズと並行して他の鍵域で弾かれるメロディ音については記録対象から除外することができ、意図した演奏音のみを記録再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】RAM7に設けられるシーケンス構成音レジスタ7aおよびインターバルレジスタ7bの構成を示す図である。
【図3】本実施例の動作の一例を説明するための図である。
【図4】メインルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図5】スイッチ・ペダル処理の動作を示すフローチャートである。
【図6】鍵盤処理の動作を示すフローチャートである。
【図7】自動演奏処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】トリル演奏およびアルペジオ演奏を記録再生する動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 鍵盤
2 パネルスイッチ
3 ペダル操作子
4 表示部
5 CPU
6 ROM
7 RAM
8 音源
9 サウンドシステム

Claims (6)

  1. 最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録する記録手段と、
    前記記録手段に第2の演奏データが記録された時に、前記記録手段に記録された複数の演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生手段と
    を具備することを特徴とする演奏記録再生装置。
  2. 最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録手段に記録する記録制御手段と、
    前記記録手段に第2の演奏データが記録された時に、この第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、前記記録手段に記録され各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新し、更新した各演奏データの再生を指示する再生指示手段と、
    前記再生指示手段からの再生指示に従い、前記記録手段に記録されている各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生手段と、
    前記再生手段の繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を前記記録手段に記録されている各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新する更新手段と
    を具備することを特徴とする演奏記録再生装置。
  3. 予め指定された鍵域において鍵入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録手段に記録する記録制御手段と、
    前記記録手段に第2の演奏データが記録された時に、この第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、前記記録手段に記録され各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新し、更新した各演奏データの再生を指示する再生指示手段と、
    前記再生指示手段からの再生指示に従い、前記記録手段に記録されている各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生手段と、
    前記再生手段の繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を前記記録手段に記録されている各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新する更新手段と
    を具備することを特徴とする演奏記録再生装置。
  4. 最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録させる記録ステップと、
    前記記録ステップにて第2の演奏データが記録された時に、記録された複数の演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生ステップと
    をコンピュータで実行させることを特徴とする演奏記録再生プログラム。
  5. 最初に演奏入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録手段に記録する記録制御ステップと、
    前記記録手段に第2の演奏データが記録された時に、この第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、前記記録手段に記録された各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新し、更新した各演奏データの再生を指示する再生指示ステップと、
    前記再生指示ステップからの再生指示に従い、前記記録手段に記録されている各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生ステップと、
    前記再生ステップ繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を前記記録手段に記録されている各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新する更新ステップと
    をコンピュータで実行させることを特徴とする演奏記録再生プログラム。
  6. 予め指定された鍵域において鍵入力される第1の演奏データと同じ音名の第2の演奏データが演奏入力されるまでの、複数の演奏データを記録手段に記録する記録制御ステップと、
    前記記録手段に第2の演奏データが記録された時に、この第2の演奏データと第1の演奏データとの差分を表すインターバル情報を、前記記録手段に記録された各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新し、更新した各演奏データの再生を指示する再生指示ステップと、
    前記再生指示ステップからの再生指示に従い、前記記録手段に記録されている各演奏データの内、第2の演奏データ以外を繰り返し再生する再生ステップと、
    前記再生ステップの繰り返し再生が一巡する毎に、前記インターバル情報を前記記録手段に記録されている各演奏データにそれぞれ加算することにより前記各演奏データを更新する更新ステップと
    をコンピュータで実行させることを特徴とする演奏記録再生プログラム。
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