JP2001264032A - 棒状切削工具の欠陥検査装置 - Google Patents

棒状切削工具の欠陥検査装置

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JP2001264032A JP2000071389A JP2000071389A JP2001264032A JP 2001264032 A JP2001264032 A JP 2001264032A JP 2000071389 A JP2000071389 A JP 2000071389A JP 2000071389 A JP2000071389 A JP 2000071389A JP 2001264032 A JP2001264032 A JP 2001264032A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状切削工具の切れ刃面の欠陥検査を高精度
に自動化することが可能な棒状切削工具の欠陥検査装置
を提供する。 【解決手段】 棒状切削工具10をその回転軸を軸線と
してこの軸線回りに回転自在に保持するとともに、その
回転角度位置を検知可能にされた工具保持手段9と、こ
の工具保持手段9を軸線回りに回転駆動するようにされ
た回転駆動手段8と、工具保持手段9を載置し軸線の方
向に動作可能にするとともに、その位置を検知可能にさ
れたテーブル6と、このテーブルを軸線の方向に駆動す
るようにされたテーブル駆動手段と、棒状切削工具10
の先端斜め上方に配置された拡散照明手段7と、工具保
持手段9により保持された棒状切削工具10を軸線の垂
直方向から観察可能となるように配置されたテレビカメ
ラ4と、このテレビカメラ4により撮影された画像を処
理することにより、棒状切削工具の欠陥を検出するよう
にされた画像処理装置1とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状切削工具の欠
陥検査装置に関し、特に、エンドミル等の切れ刃面に生
じた欠けなどの欠陥について、これを高精度に検出する
ことが可能な欠陥検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンドミルの製造工程における最終段階
では、図3中の検査対象箇所に示した切れ刃面11の検
査が特に重要である。なお、エンドミル各部の名称及び
その部位については、図11に示してある。切れ刃面に
傷や欠損等の欠陥が存在すると、被加工物の切削面に傷
が付いたり面粗さが悪くなるばかりではなく、エンドミ
ル自体の寿命の低下をも招くことになるので、エンドミ
ルを製品として出荷する前段階においては、切れ刃面の
検査が必須となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンドミルの切れ刃面
の欠陥検査を画像処理技術を適用することにより行おう
とした場合、図3に示す撮像画像においては、切れ刃面
に隣接して刃溝が存在し、この刃溝などからの光の反射
による影響のため、切れ刃面の抽出が困難となる。特に
検査対象箇所としての切れ刃面は直線ではなく螺旋状に
湾曲しているため、最適な照明条件を設定することが難
しく、この点が画像処理技術を適用したエンドミルの欠
陥検査の自動化を困難にしていた。また、切れ刃面の湾
曲の度合いが外径等の違いにより多岐にわたるため、パ
ターンマッチングなどの画像比較による欠陥検出では膨
大な量の比較データが必要となり、この点も画像処理技
術を適用したエンドミルの欠陥検査の自動化を困難にし
ていた。さらに、切れ刃面が湾曲していることに起因し
て、切れ刃面のコーナ部の欠けについては、この検出が
困難なものとなっていた。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、従来は自動化が困難であ
った棒状切削工具の切れ刃面の欠陥検査について、これ
を高精度に自動化することが可能な棒状切削工具の欠陥
検査装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、以下に述べる棒状切削工具の欠陥検
査装置を提供することにした。なお、本発明における棒
状切削工具とは、全体形状が略棒状であり、加工に際し
てはその長手方向を軸として回転させることにより、先
端部あるいは側面部に施された切れ刃により被加工物に
対して所定の切削加工を行うものである。具体的には、
ドリル(ツイストドリル)、エンドミル、リーマ等がこ
れに当たる。
【0006】請求項1にかかる発明では、棒状切削工具
をその回転軸を軸線としてこの軸線回りに回転自在に保
持するとともに、その回転角度位置を検知可能にされた
工具保持手段と、この工具保持手段を軸線回りに回転駆
動するようにされた回転駆動手段と、工具保持手段を載
置し軸線の方向に動作可能にするとともに、その位置を
検知可能にされたテーブルと、このテーブルを軸線の方
向に駆動するようにされたテーブル駆動手段と、棒状切
削工具の先端斜め上方に配置された拡散照明手段と、工
具保持手段により保持された棒状切削工具を軸線の垂直
方向から観察可能となるように配置されたテレビカメラ
と、このテレビカメラにより撮影された画像を処理する
ことにより、棒状切削工具の欠陥を検出するようにされ
た画像処理装置と、を有することを特徴とする棒状切削
工具の欠陥検査装置を提供した。
【0007】請求項1にかかる発明の作用について説明
する。エンドミルの側面に施された切れ刃面の欠陥検査
を行う場合、この切れ刃面は直線ではなく螺旋状に湾曲
しているので、検査対象としての切れ刃面すべての画像
を一度に得ることはできない。そこで、本発明では、図
3に示した枠のように、検査対象箇所を限定することに
よりこの検査対象箇所の画像を取得し、画像処理装置に
よりこの検査対象箇所の欠陥検査を行い、次いで、検査
対象箇所を順次移動させて同様の処理を行うようにし、
これにより検査対象としての切れ刃面すべてについての
欠陥検査を可能にさせている。ここで、画像を取得する
ためのテレビカメラを固定設置したとすると、検査対象
箇所を順次移動させるためには、棒状切削工具を軸線回
りに回転させる機構と棒状切削工具を軸線方向に移動さ
せる機構とが必要になる。本発明では、棒状切削工具を
軸線回りに回転させる機構は工具保持手段と回転駆動手
段とからなり、一方、棒状切削工具を軸線方向に移動さ
せる機構はテーブルとテーブル駆動手段とからなってい
る。
【0008】さらに、請求項1にかかる発明では、棒状
切削工具の先端斜め上方に拡散照明手段を配置してい
る。この拡散照明手段は照明装置と拡散反射性を有する
半球状の反射板とからなっている。ここで、拡散反射性
を有する反射板とは、この反射板に光を照射したとき
に、反射性に優れ、しかも、その反射光があらゆる方向
に一様に拡散する特性を示すような反射面である。この
反射板は、金属やガラスなどからなる半球体の内面に、
反射率及び拡散性の高い白色塗膜その他の膜を形成する
ことによって製作できる。照明装置から放射された照明
が反射板に照射される一方で被検査物としての棒状切削
工具には直接照射されないように構成することにより、
棒状切削工具には反射板からの拡散照明のみが照射され
ることになる。
【0009】被検査物としての棒状切削工具の表面に、
あらゆる角度方向から一様な光が照射されれば、検査部
位に微細な凹凸があっても、この凹凸の側面には何れか
の方向から来る光が照射され、その反射光がテレビカメ
ラに捉えられることになる。すなわち、微細な凹凸のす
べての箇所で照明光がほぼ一様な反射を生じ、テレビカ
メラから得られる画像には、検査部位表面の微細な凹凸
による影が生じず、表面全体が一様な明るさの面として
捉えられることになる。これに対し、検査部位表面に生
じた傷や欠けなどの欠陥は前述の微細な凹凸に比べれば
遙かに深く大きなものなので、拡散照明手段から放射さ
れた拡散照明を照射した場合でも、明瞭な影を生じるな
ど検査部位表面では前述の微細な凹凸の場合とは明らか
に異なる反射状態を示すことになる。その結果、テレビ
カメラから得られた画像には、検査部位表面に生じた傷
や欠けなどの欠陥のみが捉えられることになり、欠陥検
査の精度が高まることになる。
【0010】特に、検査対象部位がエンドミルの切れ刃
面である場合には、前述したように切れ刃面に隣接して
刃溝が存在しているが、拡散照明を照射するようにすれ
ば、金属光沢面となっている刃溝からの光の反射が緩和
できるという効果があるので、画像処理の過程において
検査対象部位としてのエンドミルの切れ刃面が抽出され
やすくなるという効果も奏することになる。
【0011】請求項2にかかる発明では、請求項1にか
かる発明において、画像処理装置は、テレビカメラによ
り撮影された画像に対して2値化処理を施すことにより
2値化画像を作成し、この2値化画像に対してエッジ抽
出処理を施すことにより輪郭線強調画像を作成し、この
輪郭線強調画像に対してハフ変換処理を施すことにより
基準線画像を作成し、この基準線画像と前述の輪郭線強
調画像との差分を算出することにより欠陥の有無を判定
するようにした。
【0012】本発明においては、被検査物より得られた
最終画像は輪郭線強調画像である。したがって、判定処
理においては、この輪郭線強調画像を正常な被検査物の
画像と比較することになる。この正常な被検査物の画像
としては、マスターとなる被検査物を予め用意してお
き、このマスターを撮影したときの画像とすることもで
きる。しかし、被検査物の種類が多い場合などは被検査
物毎にマスターを用意しておくことは容易ではない。そ
こで、本発明では、輪郭線強調画像においては欠陥箇所
以外ではマスターとはほとんど相違しないことに着目す
ることにした。すなわち、輪郭線強調画像に対してハフ
変換処理を施すことにより、欠陥を取り除いた輪郭線画
像を作成し、これを基準線画像と称し、輪郭線強調画像
と比較するマスターとすることにした。これにより、被
検査物より得られた最終画像である輪郭線強調画像と比
較処理されるのは、この輪郭線強調画像から得られた基
準線画像となるので、被検査物毎に逐次マスターを用意
しておく必要はなくなった。
【0013】なお、前記基準線画像の具体的な作成方法
については、前記輪郭線強調画像中の切れ刃面について
は、この切れ刃面を2次曲線とみなしてハフ変換処理を
施すことにより作成する(請求項3)。また、前記輪郭
線強調画像中のコーナ部については、コーナ部は切れ刃
面と底刃から形成されているので、切れ刃面を2次曲線
とみなしてハフ変換処理を施すことにより得られた基準
線と、底刃を直線とみなしてハフ変換処理を施すことに
より得られた基準線とから作成する(請求項4)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施
形態における、欠陥検査装置のシステム全体を示す構成
図である。本実施形態では、被検査物としての棒状切削
工具10はエンドミルとし、このエンドミル10の切れ
刃面11の欠陥の有無を検査することを想定している。
図3に示すように、エンドミル10の切れ刃面11は螺
旋状に施されており、また、ここで示したエンドミル1
0は二溝のため、切れ刃面11は2本存在している。本
実施形態では、エンドミル10を撮影するテレビカメラ
4は固定設置されているので、一度に切れ刃面11のす
べての画像を得ることはできない。そこで、エンドミル
10を軸線回りに回転させる機構と軸線方向に移動させ
る機構とを設け、これらの機構により図3に示したよう
に検査対象箇所(枠で囲った箇所)を順次移動させるこ
とにより、すべての切れ刃面11に対して欠陥検査を行
うようにしている。なお、ここで言う軸線とは、エンド
ミル10にて切削加工する際の回転軸と同一である。
【0015】前述のエンドミル10を軸線回りに回転さ
せる機構としては、工具保持手段としてのスピンドル9
と、このスピンドル9を回転させるための回転駆動手段
としてのスピンドル駆動モータ8とからなっている。ま
た、エンドミル10を軸線方向に移動させる機構として
は、テーブル6と、このテーブル6を動作させるための
図示しないテーブル駆動手段とからなっている。そし
て、スピンドル9及びスピンドル駆動モータ8はテーブ
ル6に載置されている。また、スピンドル9については
その回転角度位置を検知可能にされており、同様に、テ
ーブル6についてもその位置を検知可能にされている。
なお、スピンドル駆動モータ8及び図示しないテーブル
駆動手段はドライバ2にて駆動制御されている。
【0016】前述したように、テレビカメラ4は固定設
置されており、テレビカメラ4に装着されたマクロレン
ズ5によりズームを変更可能にされている。テレビカメ
ラ4に接続されたテレビモニタ3は、テレビカメラ4に
より捉えられた撮影画像を表示したり、後述する画像処
理装置により処理された画像を表示したりすることがで
きる。
【0017】パソコン1は図1に示した欠陥検査装置の
システム全体を統括制御しており、画像処理装置として
の画像処理回路を内蔵している。詳細には、ドライバ2
へは駆動指令を出力し、逆にドライバ2からはエンドミ
ル10の軸線回りの回転位置や軸線方向の位置を入力し
ている。また、テレビモニタ3へは画像処理装置により
処理された画像を送信している。さらに、テレビカメラ
4により捉えられた撮影画像を入手し、所定の画像処理
を施している。さらにまた、パソコン1には、ドライバ
2を動作させるプログラムを入力するためのキーボード
や、画像処理データ等を記憶しておくための記憶装置等
も装備されている。
【0018】拡散照明手段は、被検査物としてのエンド
ミル10の先端斜め上方に配置されており、具体的には
テレビカメラ4の光軸とエンドミル10の軸線との交点
からみて40〜45°の仰角方向に位置している。この
拡散照明手段は、図2に示すように、照明装置としての
白熱電球と拡散反射性を有する半球状の反射板とからな
っている。白熱電球の反射板に向かない表面部分には、
電球の光を透過させないように塗装が施されており、こ
れにより白熱電球から放射された直射光は、拡散照明手
段の外部、特に被検査物としてのエンドミル10には、
直接照射されないようにされている。一方、反射板は、
金属やガラスなどからなる半球体の内面に、反射率及び
拡散性の高い白色塗膜その他の膜が形成されている。以
上により、被検査物としてのエンドミル10には、拡散
照明のみが照射されることになる。したがって、前述し
たように、テレビカメラ4には検査部位の欠陥は捉えら
れるが通常の研削傷などの微細な凹凸は捉えられないこ
とになる。
【0019】次に、本欠陥検査装置における欠陥検査の
手順について説明する。前述したように、エンドミル1
0を軸線回りに回転させる機構としてのスピンドル9と
スピンドル駆動モータ8、及びエンドミル10を軸線方
向に移動させる機構としてのテーブル6とテーブル駆動
手段により、エンドミル10を回転させながら軸線方向
に移動させ、切れ刃面11全体の検査を行わせる。
【0020】まず、テーブル駆動手段を作動させテーブ
ル6を移動させることにより、スピンドル9に把持され
た検査対象物としてのエンドミル10の刃先部分が、テ
レビカメラ4の直下になるまで移動させる。そして、ス
ピンドル駆動モータ8を作動させスピンドル9を回転さ
せることにより、切れ刃面11の刃先部分が図3で示し
た検査対象箇所に含まれるまで回転させる。切れ刃面1
1の刃先部分が検査対象箇所に含まれると、後述する所
定の画像処理を開始し、この検査対象箇所内における欠
陥検査を行う。なお、この最初の欠陥検査においては、
テーブル6の位置及びスピンドル9の回転角度位置(位
相)を記憶しておく。
【0021】この最初の欠陥検査が終了すると、図3に
示すように切れ刃面11上の次の検査対象箇所にエンド
ミル10を移動させる。すなわち、テーブル駆動手段を
作動させテーブル6を移動させることによりエンドミル
10を軸線方向に所定量移動させるとともに、スピンド
ル駆動モータ8を作動させスピンドル9を回転させるこ
とによりエンドミル10を軸線回りに所定量回転させ
る。なお、ここで言う所定量とは、検査対象箇所のウイ
ンドウの大きさ(図3で示した枠で囲まれた部分の大き
さ)や、工具径やねじれ角等のエンドミル10の設計緒
元によって決定され、画像処理装置1に予め入力してお
くものである。このエンドミル10の再配置が終了した
後、最初の欠陥検査の場合と同様に、後述する所定の画
像処理を開始し、この検査対象箇所内における欠陥検査
を行う。
【0022】以降についても、同様にして、切れ刃面1
1上の検査対象箇所にエンドミル10を順次移動させな
がら、画像処理の基づく欠陥検査を行っていく。そし
て、画像処理の結果、切れ刃面11が検査対象箇所に存
在しないと判断された場合は、この切れ刃面11の欠陥
検査はすべて終了したものと見做し、残りのもう1本の
切れ刃面11についてその欠陥検査を開始する。開始に
あたっては、テーブル6については最初の欠陥検査にお
いて記憶しておいた位置に移動させ、スピンドル9につ
いては最初の欠陥検査において記憶しておいた回転角度
位置(位相)+180゜に移動させる。これは本エンド
ミル10は二溝のため、切れ刃面11は2本存在してお
り、互いの切れ刃面11の位相は180°異なることに
よるものである。この切れ刃面11についても前述と同
様に欠陥検査を行う。両切れ刃面11の欠陥検査が終了
すると、画像処理装置1は検査結果をパソコン付属のモ
ニタ等に表示する。
【0023】次に、画像処理装置1において行われる画
像処理手順について説明する。まず、テレビカメラ4に
より捉えられた図4に示す検査画像(濃淡画像)に対し
て2値化処理を施すことにより、図5に示す2値化画像
を作成する。次いで、この2値化画像に対してエッジ抽
出処理を施すことにより、図6の実線に示す輪郭線強調
画像を作成する。次いで、この輪郭線強調画像に対して
後述するハフ変換処理を施すことにより、図6の破線に
示す切れ刃面を2次曲線で近似した基準線画像を作成
し、この基準線画像を欠陥がない正常な切れ刃面と見做
すことにする。
【0024】ここで、ハフ変換について説明する。ハフ
変換は画像処理において直線、曲線、楕円などの幾何学
的図形を画像中から抽出するために用いられる公知の変
換方法である。簡単に説明すると、X−Y座標系のある
一点(xi 、yi )が与えられたときに、その点を通る
全ての直線を極座標系(θ−ρ)空間に変換して、ρ=
i cosθ+yi sinθなる1本の曲線の軌跡とす
る。全ての候補点(x i 、yi )についてこの軌跡を
(θ−ρ)空間に描くことにより、最終的にこれらの曲
線群が最も多く交わる点(θO 、ρO )を抽出すること
ができる。この抽出点(θO 、ρO )から、近似直線ρ
O =xcosθO +ysinθO が求められる。本実施
形態においては、エンドミルの切れ刃面11について、
この切れ刃面11の形状を2次曲線とみなしてハフ変換
処理を施すことにより推定したものを基準線画像として
いる。
【0025】次いで、切れ刃面に関して輪郭線強調画像
と基準線画像との比較を行う。図7に示すように、輪郭
線強調画像に基づく実際の切れ刃面の形状は基準線画像
に基づく正常な切れ刃面の形状に対して差異があり、こ
の差異は傷などの欠陥がある箇所においては特に大きく
なる。図8はこの点について示したものであり、上図の
テレビカメラ4が捉えた検査画像の傷のある部分が、下
図の差異の大きさを数値化して示した検出結果におい
て、明瞭に現れていることがわかる。最後に、この差異
を予め設定しておいた良否を判別するためのしきい値と
比較することにより、欠陥の有無を判別する。
【0026】なお、切れ刃面の先端部におけるコーナ部
においては、このコーナ部が切れ刃面と底刃から形成さ
れているので、図9に示すように、切れ刃面を2次曲線
とみなしてハフ変換処理を施すことにより推定した基準
線(点線)と、底刃を直線とみなしてハフ変換処理を施
すことにより推定した基準線(点線)とを、基準線画像
としている。この基準線画像について、前述のように輪
郭線強調画像と比較することにより、図10に示すよう
に、コーナ部の欠けを検出することができる。具体的に
は、図10に示す2つの基準線(点線)に囲まれた領域
内の刃がない部分の大きさを差異として、これを予め設
定しておいた良否を判別するためのしきい値と比較する
ことにより、コーナ部における欠けの有無を判別するこ
とになる。
【0027】以上、本発明の一実施形態について説明し
た。拡散照明手段の配置については、上記実施形態にお
いては被検査物としてのエンドミル10の先端斜め上方
で、テレビカメラ4の光軸とエンドミル10の軸線との
交点からみて40〜45°の仰角方向に配置するとして
いたが、これに限定する必要はなく、欠陥は捉えるが通
常の研削傷などの微細な凹凸は捉えないという拡散照明
手段の使用目的を満足するような配置であればよい。ま
た、照明装置については、上記実施形態においては白熱
電球を使用したが、、これに限定する必要はなく、例え
ば円環タイプの蛍光灯であってもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1にかかる棒状切削工具
の欠陥検査装置によれば、被検査物としての棒状切削工
具の検査部位に対して拡散照明を照射し、その反射光を
捉えて画像処理を施すようにしたので、欠陥有無の判定
において、研削加工により生じた被検査物表面の微細な
凹凸を欠陥と誤判定することはなくなるという効果を奏
するとともに、特に、検査対象部位がエンドミルの切れ
刃面である場合には、金属光沢面となっている刃溝から
の光の反射が緩和され、その結果、検査対象部位として
のエンドミルの切れ刃面が抽出されやすくなるという効
果も奏することになった。そのため、従来のものに比し
て欠陥検出精度が向上し、欠陥検査装置の信頼性が向上
することとなった。
【0029】本発明の請求項2乃至4にかかる発明によ
れば、被検査物より得られた最終画像である輪郭線強調
画像と比較処理されるのは、この輪郭線強調画像から得
られた基準線画像となるので、被検査物毎に逐次マスタ
ーを用意しておく必要はなくなり、その結果、多種の被
検査物にもフレキシブルに対処できるものとなった。ま
た、欠けの大きさを数値化しているので、品質管理面で
のデータ確認が容易であるとともに、数値データを保管
する本発明は画像データを保管する場合に比して、デー
タ量が少なくなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における、欠陥検査装置の
システム全体を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態における、拡散照明装置の
正面図である。
【図3】本発明の一実施形態における、エンドミル切れ
刃面の検査対象箇所を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態における、テレビカメラが
捉えた画像である。
【図5】本発明の一実施形態における、図4に示したテ
レビカメラが捉えた画像を2値化処理した画像である。
【図6】本発明の一実施形態における、図5に示した2
値化処理画像の輪郭線を抽出した画像である。
【図7】本発明の一実施形態における、エンドミル切れ
刃面に関する正常な輪郭形状と実際の輪郭形状との比較
を示した図である。
【図8】本発明の一実施形態における、エンドミル切れ
刃面に関する傷の検出結果を示した図である。
【図9】本発明の一実施形態における、エンドミル切れ
刃面コーナ部に関する、正常な輪郭形状(点線)と実際
の輪郭形状とを比較した画像である。
【図10】本発明の一実施形態における、エンドミル切
れ刃面コーナ部に関する、欠けの検出結果を示した図で
ある。
【図11】エンドミル各部の名称及びその部位を示す図
である(日本規格協会編集のJIS用語辞典からの抜
粋)。
【符号の説明】
1 画像処理装置が内蔵されたパソコン 2 ドライバ 3 テレビモニタ 4 テレビカメラ 5 マクロレンズ 6 テーブル 7 拡散照明手段 8 スピンドル駆動モータ(回転駆動手段) 9 スピンドル(工具保持手段) 10 エンドミル(棒状切削工具) 11 エンドミルの切れ刃面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 幸一 石川県金沢市戸水町ロ1番地 石川県工業 試験場内 (72)発明者 米沢 裕司 石川県金沢市戸水町ロ1番地 石川県工業 試験場内 (72)発明者 橋場 清孝 富山県富山市不二越本町一丁目1番1号 株式会社不二越内 (72)発明者 安本 雅昭 富山県富山市不二越本町一丁目1番1号 株式会社不二越内 Fターム(参考) 2F065 AA51 BB05 BB16 CC10 FF04 FF66 FF67 GG02 GG24 HH02 HH12 JJ03 JJ09 JJ19 LL00 LL06 LL49 PP12 QQ00 QQ04 QQ23 QQ25 QQ32 RR04 2G051 AA07 AB03 CA04 DA08 EA11 EA12 ED14 5B057 AA04 BA02 BA19 CA12 CA16 CB12 CB16 CE03 CE09 DA03 DA08 DA16 DB02 DC17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状切削工具をその回転軸を軸線として該
    軸線回りに回転自在に保持するとともに、その回転角度
    位置を検知可能にされた工具保持手段と、 該工具保持手段を前記軸線回りに回転駆動するようにさ
    れた回転駆動手段と、 前記工具保持手段を載置し前記軸線の方向に動作可能に
    するとともに、その位置を検知可能にされたテーブル
    と、 該テーブルを前記軸線の方向に駆動するようにされたテ
    ーブル駆動手段と、 棒状切削工具の先端斜め上方に配置された拡散照明手段
    と、 前記工具保持手段により保持された棒状切削工具を前記
    軸線の垂直方向から観察可能となるように配置されたテ
    レビカメラと、 該テレビカメラにより撮影された画像を処理することに
    より棒状切削工具の欠陥を検出するようにされた画像処
    理装置と、 を有することを特徴とする棒状切削工具の欠陥検査装
    置。
  2. 【請求項2】前記画像処理装置は、 前記テレビカメラにより撮影された画像に対して2値化
    処理を施すことにより2値化画像を作成し、 該2値化画像に対してエッジ抽出処理を施すことにより
    輪郭線強調画像を作成し、 該輪郭線強調画像に対してハフ変換処理を施すことによ
    り基準線画像を作成し、 該基準線画像と前記輪郭線強調画像との差分を算出する
    ことにより欠陥の有無を判定するようにされていること
    を特徴とする請求項1に記載の棒状切削工具の欠陥検査
    装置。
  3. 【請求項3】前記基準線画像は、前記輪郭線強調画像中
    の切れ刃面については、該切れ刃面を2次曲線とみなし
    てハフ変換処理を施すことにより作成することを特徴と
    する請求項2に記載の棒状切削工具の欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】前記基準線画像は、前記輪郭線強調画像中
    のコーナ部については、前記切れ刃面を2次曲線とみな
    してハフ変換処理を施すことにより得られた基準線と、
    底刃を直線とみなしてハフ変換処理を施すことにより得
    られた基準線とから作成することを特徴とする請求項2
    または3に記載の棒状切削工具の欠陥検査装置。
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