JP2001263079A - 可変容量ターボチャージャ - Google Patents

可変容量ターボチャージャ

Info

Publication number
JP2001263079A
JP2001263079A JP2000075336A JP2000075336A JP2001263079A JP 2001263079 A JP2001263079 A JP 2001263079A JP 2000075336 A JP2000075336 A JP 2000075336A JP 2000075336 A JP2000075336 A JP 2000075336A JP 2001263079 A JP2001263079 A JP 2001263079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
exhaust
compressor
scroll portion
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000075336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4370662B2 (ja
Inventor
Kazunari Adachi
一成 安達
Takumi Hattori
巧 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2000075336A priority Critical patent/JP4370662B2/ja
Priority to DE2001112552 priority patent/DE10112552C2/de
Priority to FR0103705A priority patent/FR2806447B1/fr
Publication of JP2001263079A publication Critical patent/JP2001263079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4370662B2 publication Critical patent/JP4370662B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D17/00Regulating or controlling by varying flow
    • F01D17/10Final actuators
    • F01D17/12Final actuators arranged in stator parts
    • F01D17/14Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits
    • F01D17/141Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits by means of shiftable members or valves obturating part of the flow path
    • F01D17/145Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits by means of shiftable members or valves obturating part of the flow path by means of valves, e.g. for steam turbines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D1/00Non-positive-displacement machines or engines, e.g. steam turbines
    • F01D1/02Non-positive-displacement machines or engines, e.g. steam turbines with stationary working-fluid guiding means and bladed or like rotor, e.g. multi-bladed impulse steam turbines
    • F01D1/023Non-positive-displacement machines or engines, e.g. steam turbines with stationary working-fluid guiding means and bladed or like rotor, e.g. multi-bladed impulse steam turbines the working-fluid being divided into several separate flows ; several separate fluid flows being united in a single flow; the machine or engine having provision for two or more different possible fluid flow paths
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D17/00Regulating or controlling by varying flow
    • F01D17/10Final actuators
    • F01D17/12Final actuators arranged in stator parts
    • F01D17/14Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits
    • F01D17/146Final actuators arranged in stator parts varying effective cross-sectional area of nozzles or guide conduits by throttling the volute inlet of radial machines or engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】可変容量ターボチャージャにおける可変容量の
拡大を図る場合、車両への搭載性に影響を及ぼすことな
く、かつ、外周スクロール部を流動する排気の内周スク
ロール部への流入を円滑にしてターボチャージャの効率
低下を防止する。 【解決手段】外周スクロール部25Aのスクロール面積
を内周スクロール部24Aのスクロール面積に比較して
排気の流れ方向の全ての部位にて大きく形成し、外周ス
クロール部25Aのスクロール面積を軸方向に拡大する
とともに、外周スクロール部25A内に断面が軸方向に
長い主排気流路25a1と、主排気流路25a1とは段
差を有して区画壁23側に位置し断面が軸方向に短い凹
溝状の副排気流路25a2を形成して、副排気流路25
a2の整流助走作用にて外周スクロール部25A内の排
気を連通孔23a側に良好に指向させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変容量ターボチ
ャージャに関する。
【0002】
【従来の技術】ターボチャージャの一形式として、特開
平10−8977号公報にて提案されているような、可
変容量ターボチャージャがある。当該可変容量ターボチ
ャージャは、エンジンの低速域では、少ない排気でター
ビンロータを効率的に回転させて所望の過給圧を得ると
ともに、エンジンの中速域および高速域では、タービン
ロータの回転をエンジンの回転速度に応じて規制して過
給圧を設定された圧力に制御することにより、ターボチ
ャージャの機能を向上させるべく意図しているものであ
る。
【0003】当該可変容量ターボチャージャは、タービ
ンハウジングとコンプレッサハウジング間にて回転可能
に支持されて一端がタービンハウジングに臨みかつ他端
がコンプレッサハウジングに臨むシャフトと、同シャフ
トの一端側に一体回転可能に設けられて前記タービンハ
ウジングの排気通路に位置するタービンロータと、前記
シャフトの他端側に一体回転可能に設けられて前記コン
プレッサハウジングの吸気通路に位置するコンプレッサ
ロータを備えていることを基本構成とし、さらには下記
のごとく構成されている。
【0004】すなわち、当該可変容量ターボチャージャ
においては、前記タービンハウジングは、前記排気通路
における前記タービンロータの上流側を内周スクロール
部と外周スクロール部に区画するとともに同外周スクロ
ール部を流通する排気の一部を前記内周スクロール部へ
流入して同内周スクロールの排気の流速を規制する複数
の連通孔を有する区画壁と、前記外周スクロール部の流
入口側に配設されて同流入口に設けた弁開口部を開閉し
て前記両スクロール部への排気の流量を制御する制御弁
を備えた構成となっている。
【0005】かかる構成の可変容量ターボチャージャに
おいては、エンジンの回転速度に応じて内周スクロール
部と外周スクロール部への排気の流入量を制御すること
により、エンジンの回転速度に応じた適正速度の排気を
タービンロータに供給して、コンプレッサロータにおい
てエンジンの回転速度に応じて設定された適正な過給圧
を得るものである。
【0006】従って、当該可変容量ターボチャージャに
おいては、外周スクロール部を流れる排気の一部を区画
壁の各通気孔を通して内周スクロール部へ適正量だけ確
実に流入させて内周スクロール部の排気を設定された流
速に制御することが肝要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該形式の
可変容量ターボチャージャにおいては、可変容量(容量
レンジ)の拡大を図るには、外周スクロール部のスクロ
ール面積を拡大することが有効な手段である。しかしな
がら、外周スクロール部のスクロール面積を拡大した場
合には、外周スクロール部を流動する排気の区画壁の連
通孔への指向が阻害され、排気の同連通孔を通しての内
周スクロール部への流入を妨げることになって、可変容
量ターボチャージャの効率低下をまねく。また、外周ス
クロール部のスクロール面積を拡大すると、ターボチャ
ージャが径方向に大型化することになり、車両への搭載
性の影響を及ぼすことになる。
【0008】従って、本発明の目的は、可変容量ターボ
チャージャにおける可変容量の拡大を図る場合、車両へ
の搭載性に影響を及ぼすことなく、かつ、外周スクロー
ル部を流動する排気の内周スクロール部への流入を円滑
にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は可変容量ターボ
チャージャに関するもので、下記に示す形式のターボチ
ャージャを適用対象とするものである。すなわち、本発
明は、タービンハウジングとコンプレッサハウジング間
にて回転可能に支持されて一端が前記タービンハウジン
グに臨みかつ他端が前記コンプレッサハウジングに臨む
シャフトと、同シャフトの一端側に一体回転可能に設け
られて前記タービンハウジングの排気通路に位置するタ
ービンロータと、前記シャフトの他端側に一体回転可能
に設けられて前記コンプレッサハウジングの吸気通路に
位置するコンプレッサロータを備え、かつ、前記タービ
ンハウジングは、前記排気通路における前記タービンロ
ータの上流側を内周スクロール部と外周スクロール部に
区画するとともに同外周スクロール部を流通する排気の
一部を前記内周スクロール部へ流入して同内周スクロー
ル部の排気の流速を規制する複数の連通孔を有する区画
壁と、前記外周スクロール部の流入口側に配設されて同
流入口に設けた弁開口部を開閉して前記両スクロール部
への排気の流量を制御する制御弁を備えている形式の可
変容量ターボチャージャを適用対象とする。
【0010】しかして、本発明に係る可変容量ターボチ
ャージャは、上記した形式の可変容量ターボチャージャ
において、前記外周スクロール部のスクロール面積を前
記内周スクロール部のスクロール面積に比較して大きく
形成するとともに、前記外周スクロール部のスクロール
面積を軸方向に拡大して、同外周スクロール部内に断面
が軸方向に長い主排気流路と、同主排気流路とは段差を
有して前記区画壁側に位置し断面が軸方向に短い凹溝状
の副排気流路を形成したことを特徴とするものである。
【0011】本発明に係る可変容量ターボチャージャに
おいては、前記各スクロール部を、スクロール面積が上
流側から下流側へ漸次縮小する先細り形状に形成するこ
とができる。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明に係る可変容量ターボチャ
ージャにおいては、外周スクロール部の排気流動方向の
全ての部位でのスクロール面積を内周スクロール部の同
様のスクロール面積より大きくして可変容量の拡大を図
っているが、特に、外周スクロール部のスクロール面積
を軸方向に拡大して、外周スクロール部内を断面が軸方
向に長い主排気流路と、同主排気流路とは段差を有して
前記区画壁側に位置し断面が軸方向に短い凹溝状の副排
気流路に形成していることから、下記のごとき作用効果
を奏するものである。
【0013】すなわち、当該可変容量ターボチャージャ
においては、外周スクロール部のスクロール面積を軸方
向に拡大しているため、装置の径方向の大型化が抑制さ
れて、車両への搭載性が大きく損なわれるようなことは
ない。また、外周スクロール部内を、断面が軸方向に長
い主排気流路と、同主排気流路とは段差を有して区画壁
側に位置し断面が軸方向に短い凹溝状の副排気流路に形
成しているため、凹溝状の副排気流路が主排気流路を流
れる排気の一部を整流して助走させて、区画壁の連通孔
に導入すべく機能する。これにより、外周スクロール部
を流動する排気の一部は各連通孔に容易に導入されて、
何等妨げられることなく内周スクロール部へ円滑に流入
し、ターボチャージャの効率低下を防止する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図面に基づいて
説明する。図1および図2は本発明に係る可変容量ター
ボチャージャの第1実施形態を示すもので、当該可変容
量ターボチャージャは、連結部10を介して互いに連結
されたタービン部20Aとコンプレッサ部30にて構成
されている。
【0015】連結部10は、ベアリングハウジング11
と、ベアリングハウジング11内にて軸受12を介して
回転可能に支持されたシャフト13を備えていて、シャ
フト13は左右の各端部をベアリングハウジング11か
ら突出させている。シャフト13の一端側はタービン部
20Aを構成するタービンハウジング21内に臨み、か
つ、シャフト13の他端側はコンプレッサ部30を構成
するコンプレッサハウジング31内に臨んでいる。シャ
フト13の一端側には、タービン部20Aを構成するタ
ービンロータ22が一体回転可能に固着され、かつ、シ
ャフト13の他端側には、コンプレッサ部30を構成す
るコンプレッサロータ32が一体回転可能に組付けられ
ている。
【0016】タービン部20Aは、タービンハウジング
21と、タービンハウジング21内に位置するタービン
ロータ22を備えているもので、タービンハウジング2
1は連結部10を構成するベアリングハウジング11の
一側に取付けられている。タービンロータ22は、ベア
リングハウジング11の一側を貫通してタービンハウジ
ング21内に臨むシャフト13の一端側に一体回転可能
に固着されていて、タービンハウジング21内に形成さ
れている排気通路に位置している。
【0017】タービンハウジング21は、排気導入口2
1aと排気排出口21bを備え、排気導入口21aと排
気排出口21b間が排気通路に形成されており、同排気
通路におけるタービンロータ22の配設位置より上流側
に、区画壁23が設けられている。タービンハウジング
21におけるタービンロータ22の配設位置より上流側
の内周面は、区画壁面に形成されていて、区画壁23
は、排気通路におけるタービンロータ22の配設位置よ
り上流側の部位を、内周スクロール部24Aと外周スク
ロール部25Aに区画している。区画壁23には、連通
孔23aが下流側に沿って多数形成されている。連通孔
23aは、その上流側壁が緩やかな傾斜状に、かつ、そ
の下流側壁がきつい傾斜状に形成されていて、タービン
ロータ22の軸心に向かって所定の傾斜角度で指向して
いる。
【0018】当該タービン部20Aにおいては、タービ
ンハウジング21の排気導入口21a側に制御弁26A
が配設されている。制御弁26Aは、外周スクロール部
25Aへの流入開口を構成する弁開口部26aの開度を
制御する片開き式のもので、その基端部をタービンハウ
ジング21における弁開口部26aの上流側に傾動可能
に取付けられて傾動端部が下流側に延びていて、傾動端
部が弁開口部26aの弁座部に着座している。制御弁2
6Aは、この状態で外周スクロール部25Aの弁開口部
26aを閉鎖していて、図示しない操作手段にて、エン
ジンの回転速度に応じて弁開口部26aを開閉動作す
る。
【0019】コンプレッサ部30は、コンプレッサハウ
ジング31と、コンプレッサハウジング31内に位置す
るコンプレッサロータ32を備えているもので、コンプ
レッサハウジング31は連結部10を構成するベアリン
グハウジング11の他側に取付けられている。コンプレ
ッサロータ32は、ベアリングハウジング11の他側を
貫通してコンプレッサハウジング31内に臨むシャフト
13の他端側に一体回転可能に組付けられていて、コン
プレッサハウジング31内に形成されている吸気通路に
位置している。
【0020】コンプレッサハウジング31は、コンプレ
ッサ導入口31aとコンプレッサ排出口31bを備え、
コンプレッサ導入口31aとコンプレッサ排出口31b
間がコンプレッサ通路に形成されており、同コンプレッ
サ通路におけるコンプレッサロータ32の配設位置より
下流側がリング状のスクロール部33,34に形成され
ている。各スクロール部33,34は、コンプレッサ排
出口31bに隣接する位置からコンプレッサハウジング
31の外周に沿ってコンプレッサ排出口31bまで延び
ていて、コンプレッサ排出口31b側に向かって漸次先
太り形状になっている。
【0021】しかして、当該可変容量ターボチャージャ
においては、図1〜図3に示すように、内周スクロール
部24Aおよび外周スクロール部25Aは、上流側から
下流側に沿って漸次縮小する先細り形状に形成されてい
るとともに、外周スクロール部25Aは内周スクロール
部24Aに比較して、上流側から下流側の全ての部位に
おいてスクロール面積が大きく設定されている。また、
外周スクロール部25Aにおいては、そのスクロール面
積を軸方向に拡大して、外周スクロール部25A内を断
面が軸方向に長い主排気流路25a1、主排気流路25
a1とは段差を有して区画壁23側に位置し断面が軸方
向に短い凹溝状の副排気流路25a2に形成している。
なお、軸方向とは、タービンロータ22の軸線Lに平行
な方向をいい、図3の2点鎖線は主排気流路25a1と
副排気流路25a2の段差を表示する線である。また、
図4に示す可変容量ターボチャージャは、外周スクロー
ル部25A内に副排気流路が形成されていない例であっ
て、図2に示す本発明に係る可変容量ターボチャージャ
の第1実施形態と比較するために示している。
【0022】当該可変容量ターボチャージャにおいて、
排気量が少ないエンジンの低速域では、外周スクロール
部25Aへの流入開口部を構成する弁開口部26aが制
御弁26Aにより閉鎖されていて、タービンハウジング
21の排気導入口21aを通して導入された排気は内周
スクロール部24Aに流入して所定の流速にてタービン
ロータ22を回転させ、排気排出口21bを経て外部へ
排出される。この間、タービンロータ22の回転により
シャフト13が回転して、コンプレッサロータ32を回
転させる。この結果、大気がコンプレッサハウジング3
1のコンプレッサ導入口31aから吸気通路に導入さ
れ、コンプレッサロータ32により圧縮されて設定され
た過給圧となり、コンプレッサ排出口31bを経て高い
密度の吸気としてエンジンの吸気口へ導入される。
【0023】一方、当該可変容量ターボチャージャにお
いて、排気量が多いエンジンの中速域または高速域で
は、制御弁26Aの作動により弁開口部26aがエンジ
ンの回転速度に応じて開放されて、タービンハウジング
21の排気導入口21aを通して導入された排気は内周
スクロール部24Aと外周スクロール部25Aの両者に
流入し、内周スクロール部24Aに流入した排気は、上
記したと同様に、タービンロータ22を回転させて排気
排出口21bを経て外部へ排出される。
【0024】この間、外周スクロール部25Aに流入し
た排気の一部は、区画壁23の各連通孔23aを通して
内周スクロール部24Aに流入する。この場合、排気の
内周スクロール部24Aへの流入方向は、各連通孔23
aの指向方向に沿ってタービンロータ22の軸心へ向か
う方向となって、内周スクロール部24内を流れる排気
のタービンロータ22の接線方向の流れをタービンロー
タ22の回転中心側への流れに変えると共に、タービン
ロータ22に当たる排気の流速を下げる。これにより、
タービンロータ22は必要以上の回転を規制されて、コ
ンプレッサロータ32の必要以上の回転が防止され、過
給圧は排気量が多いエンジンの中速域または高速域にお
いても設定された圧力に制御される。
【0025】ところで、当該可変容量ターボチャージャ
においては、可変容量(容量レンジ)の拡大を図るため
には、外周スクロール部25Aのスクロール面積を拡大
しているが、この場合、外周スクロール部25Aのスク
ロール面積を軸方向に拡大しているため、径方向への大
型化が抑制され、車両への搭載性の影響を防止すること
ができる。
【0026】また、外周スクロール部25Aのスクロー
ル面積を軸方向に拡大する手段を採る場合、図4に示す
ように、スクロール面積を単に軸方向に拡大するのみで
は、外周スクロール部25Aを流れる排気が区画壁23
の連通孔23aに指向する際(矢印A方向)、連通孔2
3aの角部により阻害されて、排気の連通孔23aを通
しての内周スクロール部24への流入が円滑にはなされ
ない。
【0027】これに対して、当該可変容量ターボチャー
ジャにおいては、図3に示すように、外周スクロール部
25A内を主排気流路25a1と凹溝状の副排気流路2
5a2に形成している。このため、副排気流路25a2
は主排気流路25a1を流れる排気の一部を整流して助
走させて矢印Bに示す方向に指向させ、排気の連通孔2
3aを通しての内周スクロール部24Aへの流入を円滑
にする。すなわち、外周スクロール部25Aを流れる排
気の一部を、何等妨げられることなく、内周スクロール
部24Aへ円滑に流入することができて、ターボチャー
ジャの効率低下を防止することができる。
【0028】図5および図6は、本発明に係る可変容量
ターボチャージャの第2実施形態を示しており、当該可
変容量ターボチャージャにおいて、タービン部20Aと
は異なるタービン部20Bを採用している点、制御弁2
6Aとは異なる形式の制御弁26Bを採用している点を
除き、第1実施形態の可変容量ターボチャージャと実質
的に同一の構成となっている。制御弁26Bは、バタフ
ライ式のものであって、その中間基部が排気流入口側に
てその上流側と下流側間の中間部に取付けられて、排気
の上流側および下流側の両側が傾動端部となっている。
これにより、制御弁26Bは、作動時には、弁開口部2
6bの上流側および下流側を同時に開閉動作する。
【0029】しかして、当該可変容量ターボチャージャ
においても、内周スクロール部24Bおよび外周スクロ
ール部25Bは、上流側から下流側に沿って漸次縮小す
る先細り形状に形成されているとともに、外周スクロー
ル部25Bは内周スクロール部24Bに比較して、上流
側から下流側の全ての部位においてスクロール面積が大
きく設定されている。また、外周スクロール部25Bに
おいては、そのスクロール面積を軸方向に拡大して、外
周スクロール部25B内を断面が軸方向に長い主排気流
路25b1と、主排気流路25bとは段差を有して区画
壁23側に位置し断面が軸方向に短い凹溝状の副排気流
路25b2に形成している。
【0030】従って、当該可変容量ターボチャージャに
おいても、外周スクロール部25B内を主排気流路25
b1と凹溝状の副排気流路25b2に形成していること
から、副排気流路25b2は主排気流路25b1を流れ
る排気の一部を整流して助走させて連通孔23aの方向
に指向させ、排気の連通孔23aを通しての内周スクロ
ール部24Bへの流入を円滑にする。すなわち、外周ス
クロール部25Bを流れる排気の一部を、何等妨げられ
ることなく、内周スクロール部24Bへ円滑に流入させ
ることができて、ターボチャージャの効率低下を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可変容量ターボチャージャの第1
実施形態を示す断面図である。
【図2】同可変容量ターボチャージャの図1における2
−2線での断面図である。
【図3】同可変容量ターボチャージャの図1の一部を拡
大して示す拡大断面図である
【図4】同可変容量ターボチャージャと比較するための
可変容量ターボチャージャの図3に対応する拡大断面図
である。
【図5】本発明に係る可変容量ターボチャージャの第2
実施形態を示す図1に対応する断面図である。
【図6】同可変容量ターボチャージャの図2に対応する
断面図である。
【符号の説明】
10…連結部、11…ベアリングハウジング、12…軸
受、13…シャフト、20A,20B…タービン部、2
1…タービンハウジング、21a…排気導入口、21b
…排気排出口、22…タービンロータ、23…区画壁、
23a…連通孔、24A,24B…内周スクロール部、
25A,25B…外周スクロール部、25a1,25b
1…主排気流路、25a2,25b2…副排気流路、2
6A,26B…制御弁、26a,26b…弁開口部、3
0…コンプレッサ部、31…コンプレッサハウジング、
31a…コンプレッサ導入口、31b…コンプレッサ排
出口、32…コンプレッサロータ、33,34…スクロ
ール部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービンハウジングとコンプレッサハウジ
    ング間にて回転可能に支持されて一端が前記タービンハ
    ウジングに臨みかつ他端が前記コンプレッサハウジング
    に臨むシャフトと、同シャフトの一端側に一体回転可能
    に設けられて前記タービンハウジングの排気通路に位置
    するタービンロータと、前記シャフトの他端側に一体回
    転可能に設けられて前記コンプレッサハウジングの吸気
    通路に位置するコンプレッサロータを備え、かつ、前記
    タービンハウジングは、前記排気通路における前記ター
    ビンロータの上流側を内周スクロール部と外周スクロー
    ル部に区画するとともに同外周スクロール部を流通する
    排気の一部を前記内周スクロール部へ流入して同内周ス
    クロール部の排気の流速を規制する複数の連通孔を有す
    る区画壁と、前記外周スクロール部の流入口側に配設さ
    れて同流入口に設けた弁開口部を開閉して前記両スクロ
    ール部への排気の流量を制御する制御弁を備えてなる可
    変容量ターボチャージャにおいて、前記外周スクロール
    部のスクロール面積を前記内周スクロール部のスクロー
    ル面積に比較して大きく形成するとともに、前記外周ス
    クロール部のスクロール面積を軸方向に拡大して、同外
    周スクロール部内に断面が軸方向に長い主排気流路と、
    同主排気流路とは段差を有して前記区画壁側に位置し断
    面が軸方向に短い凹溝状の副排気流路を形成したことを
    特徴とする可変容量ターボチャージャ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の可変容量ターボチャージ
    ャにおいて、前記各スクロール部はスクロール面積が上
    流側から下流側へ漸次縮小する先細り形状を呈している
    ことを特徴とする可変容量ターボチャージャ。
JP2000075336A 2000-03-17 2000-03-17 可変容量ターボチャージャ Expired - Lifetime JP4370662B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000075336A JP4370662B2 (ja) 2000-03-17 2000-03-17 可変容量ターボチャージャ
DE2001112552 DE10112552C2 (de) 2000-03-17 2001-03-15 Turbolader
FR0103705A FR2806447B1 (fr) 2000-03-17 2001-03-19 Turbocompresseur

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000075336A JP4370662B2 (ja) 2000-03-17 2000-03-17 可変容量ターボチャージャ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001263079A true JP2001263079A (ja) 2001-09-26
JP4370662B2 JP4370662B2 (ja) 2009-11-25

Family

ID=18593245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000075336A Expired - Lifetime JP4370662B2 (ja) 2000-03-17 2000-03-17 可変容量ターボチャージャ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4370662B2 (ja)
DE (1) DE10112552C2 (ja)
FR (1) FR2806447B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9581046B2 (en) 2010-12-27 2017-02-28 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Scroll structure of centrifugal compressor

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3956884B2 (ja) * 2003-03-28 2007-08-08 アイシン精機株式会社 可変容量ターボチャージャ
DE102007017826B4 (de) * 2007-04-16 2010-11-04 Continental Automotive Gmbh Abgasturbolader
CN101865032B (zh) * 2009-04-20 2014-06-18 博格华纳公司 具有滑动闸门以及多个蜗壳的简化的可变几何形状涡轮增压器
US20110014039A1 (en) * 2009-07-20 2011-01-20 Olivier Espasa Turbine with axial discontinuity
WO2012170754A1 (en) 2011-06-10 2012-12-13 Borgwarner Inc. Double flow turbine housing turbocharger

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3302186A1 (de) * 1983-01-24 1984-07-26 Klöckner-Humboldt-Deutz AG, 5000 Köln Abgasturbolader fuer brennkraftmaschinen
DE4331606C1 (de) * 1993-09-17 1994-10-06 Gutehoffnungshuette Man Spiralgehäuse für Turbomaschinen
JP3725287B2 (ja) * 1996-04-25 2005-12-07 アイシン精機株式会社 可変容量ターボチャージャ
DE19703033A1 (de) * 1997-01-29 1998-07-30 Asea Brown Boveri Abgasturbine eines Turboladers

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9581046B2 (en) 2010-12-27 2017-02-28 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Scroll structure of centrifugal compressor

Also Published As

Publication number Publication date
JP4370662B2 (ja) 2009-11-25
FR2806447A1 (fr) 2001-09-21
FR2806447B1 (fr) 2006-02-03
DE10112552A1 (de) 2001-09-27
DE10112552C2 (de) 2003-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01227803A (ja) 可変容量タービン
JP4797788B2 (ja) ターボチャージャ
JPS59138727A (ja) 内燃機関用排気ガスタ−ビン過給機
JP4100030B2 (ja) 遠心圧縮機
JP2005023792A (ja) 可変ベーン付遠心圧縮機
JPH01227823A (ja) タービンの可変ノズル構造
JP4370661B2 (ja) 可変容量ターボチャージャ
JP2007192129A (ja) ターボチャージャおよびタービンホイール
JP4415447B2 (ja) 可変容量ターボチャージャ
JP2001263079A (ja) 可変容量ターボチャージャ
JP2003074360A (ja) 排気タービン過給機
JP2007192130A (ja) ターボチャージャ
JP3956884B2 (ja) 可変容量ターボチャージャ
JPS63302134A (ja) 排気タ−ビン過給機
JP2000045784A (ja) 可変容量ターボ過給機
JP2003184563A (ja) 可変容量ターボチャージャ
JP4708300B2 (ja) ターボチャージャ
JP2001263080A (ja) 可変容量ターボチャージャ
JP3956507B2 (ja) 可変容量ターボチャージャ
JP4556369B2 (ja) 可変容量ターボチャージャ
JPS6229723A (ja) タ−ボ過給機
JPH0758041B2 (ja) 可変容量形ノズルレスラジアルタ−ビン
JP4407262B2 (ja) サージ抑制手段を備えた過給用コンプレッサ
JP4374711B2 (ja) 可変容量ターボチャージャ
JPH01247715A (ja) 排気タービン過給機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090824

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4370662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130911

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term