JP2001262122A - 変成シリコーン系シーリング材組成物 - Google Patents
変成シリコーン系シーリング材組成物Info
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- JP2001262122A JP2001262122A JP2000082486A JP2000082486A JP2001262122A JP 2001262122 A JP2001262122 A JP 2001262122A JP 2000082486 A JP2000082486 A JP 2000082486A JP 2000082486 A JP2000082486 A JP 2000082486A JP 2001262122 A JP2001262122 A JP 2001262122A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 厳しい自然環境に長期間曝される環境に耐え
得る充分な耐候性を付与された変成シリコーン系シーリ
ング材組成物を提供する。 【解決手段】 変成シリコーンポリマーにベンゾトリア
ゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）及びトリアジン系紫外線吸
収剤（ＩＩ）が組み合わされて含有されてなることを特
徴とする変成シリコーン系シーリング材組成物。
得る充分な耐候性を付与された変成シリコーン系シーリ
ング材組成物を提供する。 【解決手段】 変成シリコーンポリマーにベンゾトリア
ゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）及びトリアジン系紫外線吸
収剤（ＩＩ）が組み合わされて含有されてなることを特
徴とする変成シリコーン系シーリング材組成物。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、変成シリコーン系
シーリング材組成物に関する。
シーリング材組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】変成シリコーン系シーリング材は、一般
建築物の内外装目地用途等に利用されているが、特に外
壁目地等の太陽光の直射に曝される使用環境において
は、劣化によるひび割れやこれに伴う反りによって所期
の防水機能を失うといった問題があり、長期間にわたる
安定した耐候性が求められている。
建築物の内外装目地用途等に利用されているが、特に外
壁目地等の太陽光の直射に曝される使用環境において
は、劣化によるひび割れやこれに伴う反りによって所期
の防水機能を失うといった問題があり、長期間にわたる
安定した耐候性が求められている。
【０００３】これらの変成シリコーン系シーリング材の
耐候性を向上させるため、例えば、特開平５−２８７１
８６号公報に、変成シリコーンポリマーにベンゾトリア
ゾール系紫外線吸収剤を含有させた硬化性組成物が開示
されている。しかしながら、上記公報に開示された硬化
性組成物では、外壁目地用途に供される変成シリコーン
系シーリング材としては、寒暖の繰り返しの中で直射日
光に曝される環境に対して未だ充分な耐候性が付与され
たものではなく、現状のレベルを超えた耐候性の更なる
改善が必要である。
耐候性を向上させるため、例えば、特開平５−２８７１
８６号公報に、変成シリコーンポリマーにベンゾトリア
ゾール系紫外線吸収剤を含有させた硬化性組成物が開示
されている。しかしながら、上記公報に開示された硬化
性組成物では、外壁目地用途に供される変成シリコーン
系シーリング材としては、寒暖の繰り返しの中で直射日
光に曝される環境に対して未だ充分な耐候性が付与され
たものではなく、現状のレベルを超えた耐候性の更なる
改善が必要である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の事実
に鑑みなされたものであって、その目的とするところ
は、厳しい自然環境に長期間曝される環境に耐え得る充
分な耐候性を付与された変成シリコーン系シーリング材
組成物を提供することにある。
に鑑みなされたものであって、その目的とするところ
は、厳しい自然環境に長期間曝される環境に耐え得る充
分な耐候性を付与された変成シリコーン系シーリング材
組成物を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明の変
成シリコーン系シーリング材組成物は、変成シリコーン
ポリマーにベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）及
びトリアジン系紫外線吸収剤（ＩＩ）が組み合わされて
含有されてなるものである。
成シリコーン系シーリング材組成物は、変成シリコーン
ポリマーにベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）及
びトリアジン系紫外線吸収剤（ＩＩ）が組み合わされて
含有されてなるものである。
【０００６】請求項２記載の発明の変成シリコーン系シ
ーリング材組成物は、請求項１記載の変成シリコーン系
シーリング材組成物において、変成シリコーンポリマー
１００重量部に対して、ベンゾトリアゾール系紫外線吸
収剤（Ｉ）０．０５〜９．９５重量部、トリアジン系紫
外線吸収剤（ＩＩ）９．９５〜０．０５重量部の範囲に
おいて互いに組み合わされ、合計量が１〜１０重量部と
なるように含有されてなるものである。
ーリング材組成物は、請求項１記載の変成シリコーン系
シーリング材組成物において、変成シリコーンポリマー
１００重量部に対して、ベンゾトリアゾール系紫外線吸
収剤（Ｉ）０．０５〜９．９５重量部、トリアジン系紫
外線吸収剤（ＩＩ）９．９５〜０．０５重量部の範囲に
おいて互いに組み合わされ、合計量が１〜１０重量部と
なるように含有されてなるものである。
【０００７】本発明において用いられるベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤（Ｉ）は、主材の変成シリコーン成
分等との良好な相溶性を有し、自然環境に流出しても支
障のないものであれば特に限定されるものではないが、
例えば、２−（３−ｔ−ブチル−５−メチル−２−ヒド
ロキシフェニル）−５−クロロベンゾトリアゾール、２
−（３，５−ジ−ｔ−ブチル−２−ヒドロキシフェニ
ル）−５−クロロベンゾトリアゾール、２−（５−メチ
ル−２−ヒドロキシフェニル）−５−クロロベンゾトリ
アゾール、２−［２−ヒドロキシ−３，５−ビス（α，
α−ジ−メチルベンジル）フェニル］−２Ｈ−ベンゾト
リアゾール、２−（３，５−ジ−ｔ−ブチル−２−ヒド
ロキシフェニル）ベンゾトリアゾール、２−（３，５−
ジ−ｔ−アミル−２−ヒドロキシフェニル）ベンゾトリ
アゾール、２−（２’−ヒドロキシ−５−ｔ−オクチル
フェニル）ベンゾトリアゾール、メチル−３−［３−ｔ
−ブチル−５−（２Ｈ−ベンゾトリアゾール−２−イ
ル）−４−ヒドロキシフェニル］プロピオネート−ポリ
エチレングリコール縮合物等が挙げられる。
ール系紫外線吸収剤（Ｉ）は、主材の変成シリコーン成
分等との良好な相溶性を有し、自然環境に流出しても支
障のないものであれば特に限定されるものではないが、
例えば、２−（３−ｔ−ブチル−５−メチル−２−ヒド
ロキシフェニル）−５−クロロベンゾトリアゾール、２
−（３，５−ジ−ｔ−ブチル−２−ヒドロキシフェニ
ル）−５−クロロベンゾトリアゾール、２−（５−メチ
ル−２−ヒドロキシフェニル）−５−クロロベンゾトリ
アゾール、２−［２−ヒドロキシ−３，５−ビス（α，
α−ジ−メチルベンジル）フェニル］−２Ｈ−ベンゾト
リアゾール、２−（３，５−ジ−ｔ−ブチル−２−ヒド
ロキシフェニル）ベンゾトリアゾール、２−（３，５−
ジ−ｔ−アミル−２−ヒドロキシフェニル）ベンゾトリ
アゾール、２−（２’−ヒドロキシ−５−ｔ−オクチル
フェニル）ベンゾトリアゾール、メチル−３−［３−ｔ
−ブチル−５−（２Ｈ−ベンゾトリアゾール−２−イ
ル）−４−ヒドロキシフェニル］プロピオネート−ポリ
エチレングリコール縮合物等が挙げられる。
【０００８】又、トリアジン系紫外線吸収剤（ＩＩ）
は、主材の変成シリコーン成分等との良好な相溶性を有
し、自然環境に流出しても支障のないものであれば特に
限定されるものではないが、例えば、２−（４，６−ジ
フェニル−１，３，５−トリアジン−２−イル）−５−
ヒドロキシフェニル）−５−［（ヘキシル）オキシ］フ
ェノール等が挙げられる。
は、主材の変成シリコーン成分等との良好な相溶性を有
し、自然環境に流出しても支障のないものであれば特に
限定されるものではないが、例えば、２−（４，６−ジ
フェニル−１，３，５−トリアジン−２−イル）−５−
ヒドロキシフェニル）−５−［（ヘキシル）オキシ］フ
ェノール等が挙げられる。
【０００９】上記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
（Ｉ）及びトリアジン系紫外線吸収剤（ＩＩ）は、変成
シリコーンポリマー１００重量部に対して、ベンゾトリ
アゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）０．０５〜９．９５重量
部、トリアジン系紫外線吸収剤（ＩＩ）９．９５〜０．
０５重量部の範囲において互いに組み合わされ、合計量
が１〜１０重量部となるように含有されてなることが好
ましい。
（Ｉ）及びトリアジン系紫外線吸収剤（ＩＩ）は、変成
シリコーンポリマー１００重量部に対して、ベンゾトリ
アゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）０．０５〜９．９５重量
部、トリアジン系紫外線吸収剤（ＩＩ）９．９５〜０．
０５重量部の範囲において互いに組み合わされ、合計量
が１〜１０重量部となるように含有されてなることが好
ましい。
【００１０】上記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
（Ｉ）の含有量は、トリアジン系紫外線吸収剤（ＩＩ）
との合計量が変成シリコーンポリマー１００重量部に対
して、１〜１０重量部の範囲にあっても、０．０５重量
部未満であると、所期の耐候性を付与することができ
ず、９．９５重量部を超え、トリアジン系紫外線吸収剤
（ＩＩ）との合計量が１０重量部を超えると、シーリン
グ強度等の他の物性に悪影響を及ぼすことがあるので、
上記範囲で含有させることが好ましい。
（Ｉ）の含有量は、トリアジン系紫外線吸収剤（ＩＩ）
との合計量が変成シリコーンポリマー１００重量部に対
して、１〜１０重量部の範囲にあっても、０．０５重量
部未満であると、所期の耐候性を付与することができ
ず、９．９５重量部を超え、トリアジン系紫外線吸収剤
（ＩＩ）との合計量が１０重量部を超えると、シーリン
グ強度等の他の物性に悪影響を及ぼすことがあるので、
上記範囲で含有させることが好ましい。
【００１１】上記トリアジン系紫外線吸収剤（ＩＩ）の
含有量は、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）と
の合計量が変成シリコーンポリマー１００重量部に対し
て、１〜１０重量部の範囲にあっても、０．０５重量部
未満であると、所期の耐候性を付与することができず、
９．９５重量部を超え、ベンゾトリアゾール系紫外線吸
収剤（Ｉ）との合計量が１０重量部を超えると、シーリ
ング強度等の他の物性に悪影響を及ぼすことがあるの
で、上記範囲で含有させることが好ましい。
含有量は、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）と
の合計量が変成シリコーンポリマー１００重量部に対し
て、１〜１０重量部の範囲にあっても、０．０５重量部
未満であると、所期の耐候性を付与することができず、
９．９５重量部を超え、ベンゾトリアゾール系紫外線吸
収剤（Ｉ）との合計量が１０重量部を超えると、シーリ
ング強度等の他の物性に悪影響を及ぼすことがあるの
で、上記範囲で含有させることが好ましい。
【００１２】本発明の変成シリコーン系シーリング材組
成物は、必要に応じて、硬化触媒、充填剤、酸化防止
剤、チクソ性付与剤、脱水剤、接着性付与剤、溶剤、香
料、防錆剤、着色剤等が含有されてもよい。
成物は、必要に応じて、硬化触媒、充填剤、酸化防止
剤、チクソ性付与剤、脱水剤、接着性付与剤、溶剤、香
料、防錆剤、着色剤等が含有されてもよい。
【００１３】本発明の変成シリコーン系シーリング材組
成物は、上述のように、変成シリコーンポリマーにベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）及びトリアジン系
紫外線吸収剤（ＩＩ）が組み合わされて含有されてなる
ものであるので、厳しい自然環境に長期間曝される環境
に耐え得る充分な耐候性を付与され得るものである。
成物は、上述のように、変成シリコーンポリマーにベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）及びトリアジン系
紫外線吸収剤（ＩＩ）が組み合わされて含有されてなる
ものであるので、厳しい自然環境に長期間曝される環境
に耐え得る充分な耐候性を付与され得るものである。
【００１４】上記する優れた耐候性発現のメカニズムに
ついては、変成シリコーンポリマーにベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤（Ｉ）及びトリアジン系紫外線吸収剤
（ＩＩ）の相乗作用という他ないが、本発明者らの知見
によれば、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）の
最大吸収波長が３４０〜３５３ｎｍにあり、トリアジン
系紫外線吸収剤（ＩＩ）の最大吸収波長が２７４ｎｍ付
近にあって、これら両者が組み合わされた系では、各々
の紫外線吸収剤が有する吸収能の弱い波長部分が互いに
補われ、それにより合成された紫外線吸収能力は、各々
が単独で示す吸収能に比して著しく増大していることが
認められる。その結果、上述のように、厳しい自然環境
に長期間曝される環境に耐え得る充分な耐候性を示すも
のと考えられる。
ついては、変成シリコーンポリマーにベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤（Ｉ）及びトリアジン系紫外線吸収剤
（ＩＩ）の相乗作用という他ないが、本発明者らの知見
によれば、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）の
最大吸収波長が３４０〜３５３ｎｍにあり、トリアジン
系紫外線吸収剤（ＩＩ）の最大吸収波長が２７４ｎｍ付
近にあって、これら両者が組み合わされた系では、各々
の紫外線吸収剤が有する吸収能の弱い波長部分が互いに
補われ、それにより合成された紫外線吸収能力は、各々
が単独で示す吸収能に比して著しく増大していることが
認められる。その結果、上述のように、厳しい自然環境
に長期間曝される環境に耐え得る充分な耐候性を示すも
のと考えられる。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明を更に詳しく説明するため
以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみに
限定されるものではない。 （実施例１）変成シリコーンポリマー（鐘淵化学社製、
商品名「ＭＳポリマーＳ２０３」）１００重量部に対
し、紫外線吸収剤（Ｉ）（チハ゛スヘ゜シャリティケミカルス゛社製、商
品名「チヌビン３２７」）１重量部及び紫外線吸収剤
（ＩＩ）（チハ゛スヘ゜シャリティケミカルス゛社製、商品名「チヌビン
１５７７」）１重量部を配合し、充填剤、チクソ性付与
剤、脱水剤、接着性付与剤及び硬化触媒の所定量を配合
して変成シリコーン系シーリング材組成物を作製した。
以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみに
限定されるものではない。 （実施例１）変成シリコーンポリマー（鐘淵化学社製、
商品名「ＭＳポリマーＳ２０３」）１００重量部に対
し、紫外線吸収剤（Ｉ）（チハ゛スヘ゜シャリティケミカルス゛社製、商
品名「チヌビン３２７」）１重量部及び紫外線吸収剤
（ＩＩ）（チハ゛スヘ゜シャリティケミカルス゛社製、商品名「チヌビン
１５７７」）１重量部を配合し、充填剤、チクソ性付与
剤、脱水剤、接着性付与剤及び硬化触媒の所定量を配合
して変成シリコーン系シーリング材組成物を作製した。
【００１６】（実施例２）実施例１の紫外線吸収剤
（Ｉ）に替えて、紫外線吸収剤（Ｉ）（チハ゛スヘ゜シャリティケミカ
ルス゛社製、商品名「チヌビン３２４」）１重量部を用い
たこと以外は、実施例１と同様にして変成シリコーン系
シーリング材組成物を作製した。
（Ｉ）に替えて、紫外線吸収剤（Ｉ）（チハ゛スヘ゜シャリティケミカ
ルス゛社製、商品名「チヌビン３２４」）１重量部を用い
たこと以外は、実施例１と同様にして変成シリコーン系
シーリング材組成物を作製した。
【００１７】（比較例１）実施例１の紫外線吸収剤（Ｉ
Ｉ）に替えて、紫外線吸収剤（Ｉ）を同量だけ増加させ
て用い、紫外線吸収剤（Ｉ）単独で２重量部としたこと
以外は、実施例１と同様にして変成シリコーン系シーリ
ング材組成物を作製した。
Ｉ）に替えて、紫外線吸収剤（Ｉ）を同量だけ増加させ
て用い、紫外線吸収剤（Ｉ）単独で２重量部としたこと
以外は、実施例１と同様にして変成シリコーン系シーリ
ング材組成物を作製した。
【００１８】（比較例２）実施例１の紫外線吸収剤
（Ｉ）に替えて、紫外線吸収剤（ＩＩ）を同量だけ増加
させて用い、紫外線吸収剤（ＩＩ）単独で２重量部とし
たこと以外は、実施例１と同様にして変成シリコーン系
シーリング材組成物を作製した。
（Ｉ）に替えて、紫外線吸収剤（ＩＩ）を同量だけ増加
させて用い、紫外線吸収剤（ＩＩ）単独で２重量部とし
たこと以外は、実施例１と同様にして変成シリコーン系
シーリング材組成物を作製した。
【００１９】（比較例３）実施例１の紫外線吸収剤（Ｉ
Ｉ）に替えて、紫外線吸収剤（Ｉ）（チハ゛スヘ゜シャリティケミカルス
゛社製、商品名「チヌビン３２６」）１重量部を用いた
こと以外は、実施例１と同様にして変成シリコーン系シ
ーリング材組成物を作製した。
Ｉ）に替えて、紫外線吸収剤（Ｉ）（チハ゛スヘ゜シャリティケミカルス
゛社製、商品名「チヌビン３２６」）１重量部を用いた
こと以外は、実施例１と同様にして変成シリコーン系シ
ーリング材組成物を作製した。
【００２０】実施例１、２及び比較例１〜３で得られた
変成シリコーン系シーリング材組成物の性能を評価する
ため、各々３ｍｍ厚みのシートを塗工法で作製し、硬化
させて試料を作成した。作成された試料について、ＪＩ
Ｓ Ｂ ７７５３に準拠して耐候性試験を行った。耐候
性試験は、サンシャインウエザーメーターを用いて照射
時間１０００時間、１５００時間、２０００時間及び３
０００時間における性能を評価した。評価基準は、○：
異常なし、×クラックの発生が認められるもの、で評価
した。評価結果は表１に示した。
変成シリコーン系シーリング材組成物の性能を評価する
ため、各々３ｍｍ厚みのシートを塗工法で作製し、硬化
させて試料を作成した。作成された試料について、ＪＩ
Ｓ Ｂ ７７５３に準拠して耐候性試験を行った。耐候
性試験は、サンシャインウエザーメーターを用いて照射
時間１０００時間、１５００時間、２０００時間及び３
０００時間における性能を評価した。評価基準は、○：
異常なし、×クラックの発生が認められるもの、で評価
した。評価結果は表１に示した。
【００２１】
【表１】
【００２２】実施例の各例で得られた変成シリコーン系
シーリング材組成物は、サンシャインウエザーメーター
による３０００時間照射後も照射前と全く変化なく、更
に、長時間の照射に耐え得るものであったのに対し、比
較例２の変成シリコーン系シーリング材組成物は、２０
００時間の照射で既にクラックの発生が認められ、その
他の比較例の変成シリコーン系シーリング材組成物も３
０００時間の照射に耐え得ないものであって、実施例の
変成シリコーン系シーリング材組成物と著しい性能差を
示した。
シーリング材組成物は、サンシャインウエザーメーター
による３０００時間照射後も照射前と全く変化なく、更
に、長時間の照射に耐え得るものであったのに対し、比
較例２の変成シリコーン系シーリング材組成物は、２０
００時間の照射で既にクラックの発生が認められ、その
他の比較例の変成シリコーン系シーリング材組成物も３
０００時間の照射に耐え得ないものであって、実施例の
変成シリコーン系シーリング材組成物と著しい性能差を
示した。
【００２３】
【発明の効果】本発明の変成シリコーン系シーリング材
組成物は、上述のように構成されているので、単純に紫
外線吸収剤を含有させただけの変成シリコーン系シーリ
ング材では到底実現することが難しい厳しい自然環境に
長期間曝される環境に耐え得る充分な耐候性を付与され
得るものである。
組成物は、上述のように構成されているので、単純に紫
外線吸収剤を含有させただけの変成シリコーン系シーリ
ング材では到底実現することが難しい厳しい自然環境に
長期間曝される環境に耐え得る充分な耐候性を付与され
得るものである。
Claims (2)
- 【請求項１】 変成シリコーンポリマーにベンゾトリア
ゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）及びトリアジン系紫外線吸
収剤（ＩＩ）が組み合わされて含有されてなることを特
徴とする変成シリコーン系シーリング材組成物。 - 【請求項２】変成シリコーンポリマー１００重量部に対
して、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤（Ｉ）０．０
５〜９．９５重量部、トリアジン系紫外線吸収剤（Ｉ
Ｉ）９．９５〜０．０５重量部の範囲において互いに組
み合わされ、合計量が１〜１０重量部となるように含有
されてなることを特徴とする請求項１記載の変成シリコ
ーン系シーリング材組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000082486A JP2001262122A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 変成シリコーン系シーリング材組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000082486A JP2001262122A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 変成シリコーン系シーリング材組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001262122A true JP2001262122A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18599283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000082486A Withdrawn JP2001262122A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 変成シリコーン系シーリング材組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001262122A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005113066A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Cemedine Co Ltd | 耐候性に優れた硬化性組成物 |
| JP2006501339A (ja) * | 2002-10-02 | 2006-01-12 | チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド | Ｕｖ吸収剤の相乗的組合せ |
| US8519049B2 (en) | 2005-09-27 | 2013-08-27 | Cemedine Co., Ltd. | Curable composition |
| CN110337465A (zh) * | 2017-02-27 | 2019-10-15 | 东曹株式会社 | 热塑性聚氨酯树脂组合物、和使用该树脂组合物的成型体 |
-
2000
- 2000-03-23 JP JP2000082486A patent/JP2001262122A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006501339A (ja) * | 2002-10-02 | 2006-01-12 | チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド | Ｕｖ吸収剤の相乗的組合せ |
| JP2010270336A (ja) * | 2002-10-02 | 2010-12-02 | Ciba Holding Inc | Ｕｖ吸収剤の相乗的組合せ |
| JP2005113066A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Cemedine Co Ltd | 耐候性に優れた硬化性組成物 |
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| CN110337465A (zh) * | 2017-02-27 | 2019-10-15 | 东曹株式会社 | 热塑性聚氨酯树脂组合物、和使用该树脂组合物的成型体 |
| US11053343B2 (en) | 2017-02-27 | 2021-07-06 | Tosoh Corporation | Thermoplastic polyurethane resin composition and molded body using said resin composition |
| CN110337465B (zh) * | 2017-02-27 | 2021-07-30 | 东曹株式会社 | 热塑性聚氨酯树脂组合物、和使用该树脂组合物的成型体 |
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