JP2005113066A - 耐候性に優れた硬化性組成物 - Google Patents

耐候性に優れた硬化性組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2005113066A
JP2005113066A JP2003351525A JP2003351525A JP2005113066A JP 2005113066 A JP2005113066 A JP 2005113066A JP 2003351525 A JP2003351525 A JP 2003351525A JP 2003351525 A JP2003351525 A JP 2003351525A JP 2005113066 A JP2005113066 A JP 2005113066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
triazine
group
bis
curable composition
crosslinkable silyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003351525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5288520B2 (ja
Inventor
Shingo Kano
伸悟 加納
Atsushi Saito
敦 齋藤
Naomi Okamura
直実 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cemedine Co Ltd
Original Assignee
Cemedine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cemedine Co Ltd filed Critical Cemedine Co Ltd
Priority to JP2003351525A priority Critical patent/JP5288520B2/ja
Publication of JP2005113066A publication Critical patent/JP2005113066A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5288520B2 publication Critical patent/JP5288520B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】 薄層部及び厚層部において耐候性の向上した硬化性組成物を提供する。
【解決手段】 (A)架橋性シリル基含有有機重合体、(B)トリアジン骨格を有する紫外線吸収剤、及び(C)ヒンダードアミン系光安定剤を含有するようにした。前記成分(A)が、架橋性シリル基含有ポリオキシアルキレン系重合体、架橋性シリル基含有(メタ)アクリル変性ポリオキシアルキレン系重合体、及び架橋性シリル基含有(メタ)アクリル系重合体からなる群から選択された1種以上の化合物であることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、硬化性組成物に関し、特に耐候性に優れた硬化性組成物に関する。
従来、シーリング材には耐候性を付与するために安定剤を配合している。しかしながら、それにもかかわらず、以下に述べるような白化問題が生じ、シーリング材施工分野では解決すべき大きな課題となっている。白化問題のひとつには、シーリング材打設時にマスキングテープを施工ミスで被着体の目地際から離して貼ると、目地部のシーリング材の表面を平坦化するヘラ直し後に、薄層部分が形成され、この薄層部分が目地部のシーリング材より早く劣化し白化して、見た目が悪くなり、建物の意匠性を非常に悪くすることである。
ところで、これらの薄層部分(以下、薄層部と総称する。)の白化現象を解決する技術が全くないのが現状である。すなわち、これまでにシーリング材の安定剤としては、特許文献1に示されるようにベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤とヒンダードフェノール系酸化防止剤の組み合わせや特許文献2に示されるようにベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤と特定のヒンダードアミン系光安定剤の組み合わせ、特許文献3に示されるようにベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤と特定のトリアジン骨格を含むヒンダードアミン系光安定剤の組み合わせ等が耐候性の良い安定剤配合として知られているが、これらは層の厚い(例えば、厚さ5mm以上)目地部のシーリング材等(以下、厚層部と総称する。)には有効であるが、薄層部には効果がなく、薄層部の耐候性をも同時に改善する安定剤配合は知られていない。
以上のことからシーリング材分野においては、薄層部が厚層部より早く劣化して白化することがなく、同時に厚層部も優れた耐候性を発揮するように設計されたシーリング材が待望されている。特許文献4においてはベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤と光安定剤として分子量200〜1000である分子内にトリアジン骨格を有しないヒンダードアミン系化合物と分子内にトリアジン骨格を有するヒンダードアミン化合物の組み合わせが薄層部及び厚層部の耐候性の良い安定剤配合としているが、未だ耐候性が十分であるとはいえなかった。
特開平5−287186号公報 特開昭61−233043号公報 特開平8−48888号公報 特開2001−271057号公報 特公平1−58219号公報 特許第3062625号公報 特開平8−337713号公報 特開2003−138151号公報 特開平11−12480号公報 特開昭52−73998号公報 特開昭55−9669号公報 特開昭59−122541号公報 特開昭60−6747号公報 特開昭61−233043号公報 特開昭63−112642号公報 特開平3−79627号公報 特開平4−283259号公報 特開平5−70531号公報 特開平5−287186号公報 特開平11−80571号公報 特開平11−116763号公報 特開平11−130931号公報 特開2001−40037号公報 特許第3313360号公報
本発明は、薄層部及び厚層部において耐候性の向上した硬化性組成物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の硬化性組成物は、(A)架橋性シリル基含有有機重合体、(B)トリアジン骨格を有する紫外線吸収剤、及び(C)ヒンダードアミン系光安定剤を含有することを特徴とする。
前記成分(A)架橋性シリル基含有有機重合体が、架橋性シリル基含有ポリオキシアルキレン系重合体、架橋性シリル基含有(メタ)アクリル変性ポリオキシアルキレン系重合体、及び架橋性シリル基含有(メタ)アクリル系重合体からなる群から選択された1種以上の化合物であることが好ましい。
本発明の硬化性組成物に、(D)水と反応してアミン化合物を生成する化合物をさらに添加することが好適である。
前記成分(C)ヒンダードアミン系光安定剤として、トリアジン骨格を有するヒンダードアミン系化合物又はトリアジン骨格を有さないヒンダードアミン系化合物を用いることができる。また、前記成分(C)ヒンダードアミン系光安定剤として、トリアジン骨格を有するヒンダードアミン系化合物とトリアジン骨格を有さないヒンダードアミン系化合物の混合物を用いることもできる。
本発明によれば、薄層部及び厚層部において耐候性の向上した硬化性組成物を得ることができる。さらに、本発明により、耐候性と共に非汚染性に優れた硬化性組成物を得ることも可能である。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、これらの実施の形態は例示的に示されるもので、本発明の技術思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことはいうまでもない。
本発明の硬化性組成物は、下記成分(A)、(B)及び(C)を含有することを特徴とする。
(A)架橋性シリル基含有有機重合体
(B)トリアジン骨格を有する紫外線吸収剤
(C)ヒンダードアミン系光安定剤
前記成分(A)としては、珪素原子に結合した水酸基又は加水分解性基を有し、シロキサン結合を形成することにより架橋しうる珪素含有基、すなわち架橋性シリル基を含有する有機重合体が使用される。このような架橋性シリル基含有有機重合体(A)としては、例えば、特許文献5〜24中に開示されているものを挙げることができる。前記架橋性シリル基含有有機重合体(A)としては具体的には、架橋性シリル基を含有する、主鎖がそれぞれオルガノシロキサンを含有していてもよい、ポリオキシアルキレン系重合体、ビニル変性ポリオキシアルキレン系重合体、ビニル系重合体、ポリエステル重合体、(メタ)アクリル酸エステル重合体、これらの共重合体や混合物等を挙げることができる。
架橋性シリル基は、特に限定はないが、組成物の硬化性や硬化後の物性等の点から、分子内に1〜6個含まれるのが一般的である。更に、架橋性シリル基は、架橋しやすく製造しやすい下記一般式(1)で示されるものが好ましい。
Figure 2005113066
〔式(1)中、R1は炭素数1〜20の置換もしくは非置換の1価の有機基であり、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基又は炭素数7〜20のアラルキル基が好ましく、メチル基が最も好ましい。R1が複数存在する場合、それらは同じであっても異なっていてもよい。Xは水酸基又は加水分解性基であり、ハロゲン原子、水素原子、水酸基、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミド基、酸アミド基、メルカプト基、アルケニルオキシ基及びアミノオキシ基から選択される基が好ましく、アルコキシ基がより好ましく、メトキシ基が最も好ましい。Xが複数存在する場合、それらは同じであっても異なっていてもよい。aは1、2又は3であり、2が最も好ましい。〕
前記架橋性シリル基含有有機化合物(A)において、架橋性シリル基が複数存在する場合、これらは同じであっても異なっていても良く、さらに、前記式(1)中のaの数も同じであっても異なっていても良い。また、含有される架橋性シリル基の異なる有機重合体を2種以上用いても良い。
前記架橋性シリル基含有有機重合体(A)の主鎖は、硬化後の引張接着性、モジュラス等の物性の点から、オルガノシロキサンを含有していてもよい、ポリオキシアルキレン系重合体、(メタ)アクリル変性ポリオキシアルキレン重合体、(メタ)アクリル系重合体、これらの共重合体や混合物等が好ましい。
本発明において、前記架橋性シリル基含有有機重合体(A)の数平均分子量は1000以上100000以下、特に、3000〜50000で分子量分布の狭いものが、硬化前の粘度が低いので取り扱い易く、硬化後の強度、伸び、モジュラス等の物性が好適である。前記架橋性シリル基含有有機重合体(A)は1種のみで用いても良く、2種以上併用してもよい。
前記成分(B)としては、トリアジン骨格を有する紫外線吸収剤であれば特に限定されず、公知の化合物を広く使用できる。前記(B)としては、具体的には、下記式(2)で示されるようなトリアジン系化合物等が好適な例として挙げられる。
Figure 2005113066
〔式(2)中、R2〜R7はおのおの互いに独立して水素原子、水酸基、ハロゲン原子、又は置換もしくは非置換の1価の有機基であり、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数1〜18のアルコキシ基が好ましい。〕
特に、式(2)中のR2が水素原子である2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン系化合物や下記一般式(3)で示されるような重合性トリアジン化合物等が好ましい。
Figure 2005113066
〔式(3)中、R3、R5及びR7は上記と同様であり、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基が好ましい、R8は水素原子又はメチル基を示し、R9は置換もしくは非置換の2価の有機基であり、炭素数1〜6のアルキレン基、−(−CH2CH2−O−)m−基(mは1〜5の整数)又は−CH2CH(OH)−CH2O−基が好ましい。〕
上記2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン系化合物としては、例えば、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロピルオキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(4−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−トリデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ブチルオキシ−プロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−オクチルオキシ−プロピルオキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−(ドデシルオキシ/トリデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−2−ヒドロキシ−フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシ−プロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、下記式(4)で示される2−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ)フェニル−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[2−ヒドロキシ−4−(3−ブトキシ−2−ヒドロキシ−プロポキシ)フェニル]−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシフェニル)−4−(4−メトキシフェニル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジン、2−{2−ヒドロキシ−4−[3−(2−エチルヘキシル−1−オキシ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ]フェニル}−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、下記式(5)で示される2−(2−メトキシフェニル)−4−(2−ヒドロキシフェニル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジン、下記式(6)で示される2,4−ビス(2−メトキシフェニル)−6−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、下記一般式(7)及び(8)で示される化合物等が挙げられる。
Figure 2005113066
Figure 2005113066
Figure 2005113066
Figure 2005113066
〔式(7)において、R10及びR11はそれぞれメチル基又は炭素数1〜8のアルコキシ基であり、R12は水素原子、塩素原子、メチル基又はメトキシ基であり、R13は炭素数1〜8のアルコキシ基であり、R14は水素原子又はメトキシ基である。〕
Figure 2005113066
〔式(8)において、R14は上記と同様であり、R15は水素原子又はメチル基である。〕
上記重合性トリアジン化合物としては、例えば、2,4−ジフェニル−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ビス(2−メチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(3−アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピオキシ)]−s−トリアジン、2,4−ビス(2−メトキシフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ビス(2−エチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ビス(2−エトキシフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン2,4−ビス(2−メチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ビス(2−メトキシフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ビス(2−エチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ビス(2−エトキシフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメトキシフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジエトキシフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジエチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)]−s−トリアジン等を挙げることができる。
上記成分(B)の配合割合は、特に限定されないが、成分(A)100重量部に対して0.1〜50重量部、特に1.0〜10重量部となるように配合するのが好ましい。上記トリアジン骨格を有する紫外線吸収剤は、単独で使用しても良く、2種以上併用しても良い。
前記成分(C)ヒンダードアミン系光安定剤としては、トリアジン骨格を有するヒンダードアミン系化合物(C1)を用いてもよく、トリアジン骨格を有さないヒンダードアミン系化合物(C2)を用いてもよく、特に限定されない。これらヒンダードアミン系光安定剤は1種のみで用いても、2種以上併用して用いてもよい。2種以上併用して用いる場合、その組み合わせも特に限定されず、トリアジン骨格を有するヒンダードアミン系化合物とトリアジン骨格を有さないヒンダードアミン系化合物の混合物を用いることもできる。
上記トリアジン骨格を有するヒンダードアミン系化合物(C1)としては、例えば、1,5,8,12−テトラキス[4,6−ビス{N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルアミノ}−1,3,5−トリアジン−2−イル]−1,5,8,12−テトラアザドデカン、N,N′,N″,N″′−テトラキス−(4,6−ビス(ブチル−(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アミノ)−トリアジン−2−イル)−4,7−ジアザデカン−1,10−ジアミン、ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン・2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ]−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物、N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−第三オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの線状もしくは環状縮合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの線状もしくは環状縮合物、2−クロロ−4,6−ジ(4−n−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンの縮合物、2−クロロ−4,6−ジ(4−n−ブチルアミノ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンとの縮合物、N,N’−ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−クロロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの縮合生成物、1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンならびに4−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(CAS登録No.[136504−96−6])の縮合生成物、ジブチルアミン・1,3,5−トリアジン・N,N′−ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサメチレンジアミン・N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブチルアミンの重縮合物;等の分子内にトリアジン骨格を含むヒンダードアミン化合物が挙げられる。これらの分子内にトリアジン骨格を含むヒンダードアミン系化合物は、単独で用いても良いし、2種類以上を併用しても良い。
上記トリアジン骨格を有しないヒンダードアミン系化合物(C2)としては、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルステアレート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルステアレート、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ドデシルコハク酸イミド、1−[(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル]−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、メチル1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルセバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)[[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル]ブチルマロネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート及びメチル1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルセバケートの混合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、テトラ(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレート、テトラ(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)ブタンテトラカルボキシレート、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルオキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ}エチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール/コハク酸ジメチル縮合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン/ジブロモエタン縮合物、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸との縮合物、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセテート、1,1′−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−第三ブチル−ベンジル)マロネート、3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)スクシネート、8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−ピロリジン−2,5−ジオン、4−ヘキサデシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンおよび4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシミド、2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ[4,5]デカン、7,7,9,9−テトラメチル−2−シクロウンデシル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ[4,5]デカンとエピクロロヒドリンとの反応生成物、1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エタン、N,N’−ビスホルミル−N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−ヘキサメチレンジアミン;4−メトキシメチレンマロン酸の1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル、ポリ[メチルプロピル−3−オキシ−4−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)]シロキサン;無水マレイン酸−α−オレフィンコポリマーおよび2,2,6,6−テトラメチル−4−アミノピペリジンもしくは1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−アミノピペリジンとの反応生成物、[デカン二酸ビス(2,2,6,6−テトラメチル−1(オクチルオキシ)−4−ピペリジル)エステル、1,1−ジメチルエチルヒドロペルオキシドとオクタンの反応生成物(70%)]−ポリプロピレン(30%)、1−[2−〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル]−4−〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、等のヒンダードアミン化合物が挙げられる。これらトリアジン骨格を有さないヒンダードアミン系化合物は、単独で用いても良いし、2種類以上を併用しても良い。
上記成分(C)の配合割合は、特に限定されないが、成分(A)100重量部に対して0.1〜50重量部、特に1.0〜10重量部となるように配合するのが好ましい。
本発明の硬化性組成物に、(D)水と反応してアミン化合物を生成する化合物をさらに添加することが、非汚染性を著しく向上させることができる為好適である。上記成分(D)としては、具体的には、原料入手の容易性、貯蔵安定性、水との反応性などの点から、アミン化合物のケチミン化合物、エナミン化合物、及び/又はアルジミン化合物が好適例として挙げられる。
上記アミン化合物としては、特に限定されないが、例えば、第1級及び/又は第2級アミン、並びに一分子中に少なくとも一個のアルコキシシリル基を有するアミン化合物等が挙げられ、特に、一分子中に少なくとも一個のアルコキシシリル基を有するアミン化合物が、特に接着性に優れており好ましい。
第1級アミンとしては、例えば、モノアミンとして、ブチルアミン、ヘキシルアミン、へプチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、オクチルアミン、3−メトキシプロピルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミン、セチルアミン、ステアリルアミン、トリメチルシクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、アニリン等を挙げることができ、ジアミンとして、エチレンジアミン、1,3−ジアミノプロパン、1,2−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、ヘキサメチレンジアミン、1,7−ジアミノへプタン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノデカン、1,11−ジアミノウンデカン、1,12−ジアミノドデカン、1,13−ジアミノトリデカン、1,14−ジアミノテトラデカン、1,15−ジアミノペンタデカン、1,16−ジアミノヘキサデカン、1,17−ジアミノヘプタデカン、1,18−ジアミノオクタデカン、1,19−ジアミノノナデカン、1,20−ジアミノエイコサン、1,21−ジアミノヘンティコサン、1,22−ジアミノドコサン、1,23−ジアミノトリコサン、1,24−ジアミノテトラコサン、イソホロンジアミン、ジアミノジシクロへキシルメタン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカン、キシレンジアミン、フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジエチルフェニルメタン、ポリオキシエチレンジアミン、ポリオキシプロピレンジアミンなどを挙げることができ、ポリアミンとして、トリ(メチルアミノ)へキサンなどを挙げることができる。第2級アミンとしては、例えば、ジラウリルアミン、ジステアリルアミン、メチルラウリルアミンなどのモノアミン、N,N′−ジラウリルプロピルアミン、N,N′−ジステアリルブチルアミン、N−ブチル−N′−ラウリルエチルアミン、N−ブチル−N′−ラウリルプロピルアミン、N−ラウリル−N′−ステアリルブチルアミン等のジアミンを挙げることができる。第1級、第2級混合アミンとしては、N−ラウリルプロピレンジアミン、N−ステアリルプロピレンジアミンなどを挙げることができる。第1級、第2級混合ポリアミンとしては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、メチルアミノプロピルアミンなどを挙げることができる。
上記一分子中に少なくとも一個のアルコキシシリル基を有するアミン化合物としては、例えば、下記一般式(9)で示されるものを挙げることができる。
Figure 2005113066
〔式(9)中、n=0,1,2、R16及びR17は同一又は異なって、それぞれ炭素数1〜4個の炭化水素基、R18は炭素数1〜10個の炭化水素基、Yは水素原子又は炭素数1〜4個のアミノアルキル基を意味する。〕
ここで、R16及びR17としては、メチル、エチル、プルピル、ブチルといったアルキル基、ビニル、アリル、プロペニル、ブテニルといったアルケニル基などが挙げられ、特にアルキル基が好ましい。R18としてはメチレン、エチレン、プロピレン、ブチレンなどのアルキレン基、フェニレンなどのアリーレン基やアルキレンアリーレン基等が挙げられるが、特にアルキレン基が好ましい。nは好ましくは0又は1である。
具体例としては、下記式(10)〜(17)で示される化合物や、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等に代表されるアミノシラン類等を挙げることができる。これらの中では、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等が、接着性がより良好になり特に好ましい。
Figure 2005113066
上記カルボニル化合物としては公知のものが含まれ、例えば、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、n−アミルアルデヒド、イソヘキシルアルデヒド、ジエチルアセトアルデヒド、グリオキサール、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド等のアルデヒド類;シクロペンタノン、トリメチルシクロペンタノン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、トリメチルシクロヘキサノン等の環状ケトン類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−tert−ブチルケトン、ジエチルケトン、ジプロピルケトン、ジイソプロピルケトン、ジブチルケトン、ジイソブチルケトン等の脂肪族ケトン類;アセトフェノン、ベンゾフェノン、プロピオフェノン等の芳香族ケトン;及びアセチルアセトン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸メチルエチル、ジベンゾイルメタン等の下記一般式(11)で示されるβ−ジカルボニル化合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。このうち、メチルイソブチルケトン、ジプロピルケトン、フェニルアセトアルデヒド、及び活性メチレン基を有するβ−ジカルボニル化合物〔下記一般式(18)で示される化合物〕がより好ましい。
Figure 2005113066
〔式(18)中、R19及びR20は同一又は異なって、それぞれ炭素数1〜16個のアルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘプチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ヘキサデシル等)、炭素数6〜12個のアリール基(例えば、フェニル、トリル、ヘキシル、ナフチル等)、又は炭素数1〜4個のアルコキシル基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロオキシ、プトキシ等)を意味する。〕
本発明の成分(D)において、上記水と反応して一分子中に少なくとも一個のアルコキシシリル基を有するアミン化合物を生成する化合物としては、特に限定されず、公知の製造方法によって得られる化合物を使用することができるが、モノマー純度が50〜95%、好ましくは70〜95%、更に好ましくは80〜95%で、かつアミノ基封鎖率が90%以上、好ましくは95%以上のものが好適に用いられる。
上記成分(D)の配合割合は、特に限定されないが、成分(D)が、成分(A)100重量部に対して0.05〜50重量部、特に0.1〜20重量部となるように配合するのが好ましい。上記水と反応してアミン化合物を生成する化合物は、単独で使用しても良く、2種以上併用しても良い。
本発明の硬化性組成物は、上記した成分に加えて、必要に応じて、接着付与剤、物性調整剤、充填剤、可塑剤、揺変剤、脱水剤(保存安定性改良剤)、粘着付与剤、垂れ防止剤、酸化防止剤、難燃剤、着色剤、ラジカル重合開始剤などの物質やトルエンやアルコール等の各種溶剤を配合してもよく、また相溶する他の重合体をブレンドしてもよい。また、本発明の硬化性組成物に、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系、サリチル酸系等の成分(B)トリアジン系以外の紫外線吸収剤や成分(C)ヒンダードアミン系以外の光安定剤を更に添加してもよい。
上記の相溶する他の重合体としては各種ポリエーテルが特に好ましく、とりわけ、珪素官能基を有するポリエーテルなどが挙げられる。
上記接着付与剤としては、各種シランカップリング剤、例えば、アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン、アミノエチルアミノプロピルメチルジメトキシシラン、アミノエチルアミノプロピルメチルメトキシシランなどのアミノシラン類、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランなどのエポキシシラン類、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランなどのアクリルシラン類、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどのメルカプトシラン類、γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシランなどのイソシアネートシラン類などが挙げられる。上記接着付与剤は単独で用いても良く、2種以上併用しても良い。
上記物性調整剤は引っ張り物性を改善する目的で添加される。上記物性調整剤の例としては、1分子中にシラノール基を1個有するシリコン化合物があり、例えば、トリフェニルシラノール、トリアルキルシラノール、ジアルキルフェニルシラノール、ジフェニルアルキルシラノール等が挙げられ、その他にも加水分解して1分子中にシラノール基を1個有する化合物を生成するシリコン化合物等の各種シランカップリング剤が挙げられ、例えば、トリフェニルメトキシシラン、トリアルキルメトキシシラン、ジアルキルフェニルメトキシシラン、ジフェニルアルキルメトキシシラン、トリフェニルエトキシシラン、トリアルキルエトキシシラン等が挙げられる。上記物性調整剤は単独または、2種以上併用しても良い。
上記充填剤は硬化物の補強の目的で添加される。上記充填剤として、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪藻土含水ケイ酸、含水けい酸、無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、シリカ、二酸化チタン、クレー、タルク、カーボンブラック、スレート粉、マイカ、カオリン、ゼオライト等が挙げられ、このうち炭酸カルシウムが好ましく、脂肪酸処理炭酸カルシウムがより好ましい。また、ガラスビーズ、シリカビーズ、アルミナビーズ、カーボンビーズ、スチレンビーズ、フェノールビーズ、アクリルビーズ、多孔質シリカ、シラスバルーン、ガラスバルーン、シリカバルーン、サランバルーン、アクリルバルーン等を用いることもでき、これらの中で、組成物の硬化後の伸びの低下が少ない点からアクリルバルーンがより好ましい。上記充填剤は単独または、2種以上併用しても良い。
上記可塑剤は硬化後の伸び物性を高めたり、低モジュラス化を可能とする目的で添加される。前記可塑剤として、例えば、リン酸トリブチル、リン酸トリクレジル等のリン酸エステル類;ジオクチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート、ブチルベンジルフタレートなどのフタル酸エステル類;グリセリンモノオレイン酸エステル等の脂肪酸一塩基酸エステル類;アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジオクチル等の脂肪酸二塩基酸エステル類;ポリプロピレングリコール等のグリコールエステル類;脂肪族エステル類;エポキシ可塑剤類;ポリエステル系可塑剤;ポリエーテル類;ポリスチレン類などが挙げられる。上記可塑剤は単独で用いても良く、または、2種類以上を併用しても良い。
上記揺変剤としては、例えば、コロイダルシリカ、石綿粉等の無機揺変剤、有機ベントナイト、変性ポリエステルポリオール、脂肪酸アマイド等の有機揺変剤、水添ヒマシ油誘導体、脂肪酸アマイドワックス、ステアリル酸アルミニウム、ステアリル酸バリウム等が挙げられる。上記揺変剤は単独で使用しても良く、または、2種類以上を併用しても良い。
上記脱水剤は保存中における水分を除去する目的で添加される。上記脱水剤として、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ジメトルジメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン等のシラン化合物が挙げられる。
上記酸化防止剤は、硬化シーリング材の酸化を防止して、耐候性を改善するために使用されるものであり、例えば、ヒンダードフェノール系の酸化防止剤等が挙げられる。ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、例えば、ペンタエリストール−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、チオジエチレン−ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N′−ヘキサン−1,6−ジイルビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオアミド]、ベンゼンプロパン酸3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシC7−C9側鎖アルキルエステル、2,4−ジメチル−6−(1−メチルペンタデシル)フェノール、ジエチル[[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル]ホスホネート、3,3′,3″,5,5′,5″−ヘキサン−tert−ブチル−4−a,a′,a″−(メシチレン−2,4,6−トリル)トリ−p−クレゾール、カルシウムジエチルビス[[[3,5−ビス−(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル]ホスホネート]、4,6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール、エチレンビス(オキシエチレン)ビス[3−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−m−トリル)プロピオネート]、ヘキサメチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6−(1H,3H,5H)−トリオン、N−フェニルベンゼンアミンと2,4,4−トリメチルペンテンとの反応生成物、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(4,6−ビス(オクチルチオ)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェノールなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。上記酸化防止剤は単独で使用しても良く、または、2種類以上を併用しても良い。
以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、これらの実施例は例示的に示されるもので限定的に解釈されるべきでないことはいうまでもない。
(合成例1)重合体1の合成
電熱式ヒーターを備えた容量1000mlの加圧式撹拌槽型反応器を、温度を200℃に保った。次いで、反応器の圧力を一定に保ちながら、アクリル酸エステル単量体としてアクリル酸ブチルを84部、加水分解性シリル基含有単量体としてγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン16部、重合開始剤としてジターシャリーブチルパーオキサイドを1部からなる単量体混合物を、一定の供給速度(80g/分、滞留時間:12分)で原料タンクから反応器に連続供給を開始し、単量体混合物の供給量に相当する反応液を出口から連続的に抜き出した。
反応開始直後に、一旦反応温度が低下した後、重合熱による温度上昇が認められたが、ヒーターを制御することにより、反応温度250〜251℃を保持した。単量体混合物の供給開始から温度が安定した時点を、反応液の採取開始点とし、これから25分反応を継続した結果、2kgの単量体混合液を供給し、1.9kgの反応液を回収した。その後反応液を薄膜蒸発器に導入して、未反応モノマー等の揮発成分を分離して濃縮液を得た。ガスクロマトグラフ分析より、濃縮液中には未反応モノマーは存在していなかった。溶媒としてテトラヒドロフランを使用し、ゲルパーミエーションクロマトグラフで測定したポリスチレン換算の数平均分子量は2000、重量平均分子量は4800であった。また、重合体1分子あたりの架橋性シリル基の数は1.29であった。平均して1分子中に1.29個の架橋性シリル基を有する重合体1を得た。
(合成例2)
表1に示した配合物質及び配合量(g)にて合成を行った。加熱装置及びエステル管付き攪拌容器に、加熱溶解した第1級アミンを入れた後、攪拌しながらカルボニル化合物を加えた。この中に更にトルエンを加えたのち加温して110〜150℃で3時間攪拌を続けて、エステル管により水を脱水した。次いで減圧して、過剰のカルボニル化合物及びトルエンを除去して、ケチミン化合物を得た。
Figure 2005113066
表1における各配合物質の配合量は(g)で示され、*1及び*2は次の通りである。
*1:ステアリルアミン(花王(株)製、ファーミン80、アミン価207)
*2:メチルイソブチルケトン(4−メチル−2−ペンタノン、分子量:100.2)
(実施例1)
表2に示すように、成分(A)架橋性シリル基含有有機重合体として、合成例1で得られた架橋性シリル基含有アクリル重合体1、成分(B)トリアジン系紫外線吸収剤として1577FF(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)、成分(C)光安定剤としてCHIMASSORB119FL(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)、可塑剤、充填材及び脱水処理剤をそれぞれ所定量ずつ仕込み、加熱減圧混合撹拌を110℃にて2時間行い、配合物質の脱水を行った。さらに、硬化触媒としてジブチル錫ジアセチルアセトナート、及びシランカップリング剤としてアミノシラン化合物を所定量ずつ添加し、撹拌配合して硬化性組成物を調整した。
Figure 2005113066
表2における配合物質の配合量は重量部で示され、*3〜*19は次の通りである。
*3:合成例1で得られた架橋性シリル基含有アクリル系重合体1
*4:架橋性シリル基含有アクリル変性ポリオキシアルキレン重合体(商品名;S911、鐘淵化学工業(株)製)
*5:架橋性シリル基含有ポリオキシアルキレン重合体(商品名;S203、鐘淵化学工業(株)製)
*6:トリアジン系紫外線吸収剤(商品名;1577FF、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)
*7:ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(商品名;LA36、旭電化(株)製)
*8:トリアジン骨格を有するヒンダードアミン系化合物(商品名;CHIMASSORB119FL、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)
*9:トリアジン骨格を有するヒンダードアミン系化合物(商品名;CHIMASSORB2020FDL、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)
*10:トリアジン骨格を有するヒンダードアミン系化合物(商品名;CHIMASSORB944FD、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)
*11:トリアジン骨格を有さないヒンダードアミン系化合物(−NCH3基含有、商品名;LA62、旭電化(株)製)
*12:トリアジン骨格を有さないヒンダードアミン系化合物(−NOR基含有、商品名;チヌビン123、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)
*13:合成例2で得られたケチミン化合物
*14:酸化防止剤(商品名;AO−20、旭電化(株)製)
*15:アクリル系重合体(商品名;UP1000、東亞合成(株)製)
*16:炭酸カルシウム(商品名;CCR、白石工業(株)製)
*17:水分吸収剤(商品名;KBM1003、信越化学工業(株)製)
*18:アミノシラン化合物(商品名;KBM603、信越化学工業(株)製)
*19:ジブチル錫ジアセチルアセトナート(商品名;ネオスタンU220、日東化成(株)製)
(実施例2)
表2に示すように、成分(C)光安定剤としてCHIMASSORB119FLの代わりにLA62(旭電化(株)製)を配合した以外は実施例1と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
(実施例3)
表2に示すように、成分(C)光安定剤としてCHIMASSORB119FLの代わりにCHIMASSORB2020FDL(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)を配合した以外は実施例1と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
(実施例4)
表2に示すように、成分(C)光安定剤としてCHIMASSORB119FLの代わりにCHIMASSORB944FD(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)を配合した以外は実施例1と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
(実施例5)
表2に示すように、成分(C)光安定剤としてCHIMASSORB119FL及びLA62を配合した以外は実施例1と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
(実施例6)
表2に示すように、成分(C)光安定剤としてCHIMASSORB119FLの代わりにチヌビン123(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)を配合した以外は実施例1と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
(実施例7)
表2に示すように、酸化防止剤としてAO−20(旭電化(株)製)を配合した以外は実施例6と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
(実施例8)
表2に示すように、成分(A)架橋性シリル基含有有機重合体として、合成例1で得られた架橋性シリル基含有アクリル重合体1の代わりに変性シリコーンポリマーS911(鐘淵化学工業(株)製)を配合した以外は実施例1と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
(実施例9)
表2に示すように、成分(A)架橋性シリル基含有有機重合体として、合成例1で得られた架橋性シリル基含有アクリル重合体1の代わりに変性シリコーンポリマーS203(鐘淵化学工業(株)製)を配合した以外は実施例1と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
(実施例10)
表2に示すように、成分(D)として合成例2で得られたケチミン化合物をさらに配合した以外は実施例1と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
(比較例1)
表2に示すように、成分(B)紫外線吸収剤としてチヌビン1577FFの代わりにLA36(旭電化(株)製)を配合した以外は実施例2と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
(比較例2)
表2に示すように、成分(A)架橋性シリル基含有有機重合体として、合成例1で得られた架橋性シリル基含有アクリル重合体1の代わりに変性シリコーンポリマーS911(鐘淵化学工業(株)製)を配合した以外は比較例1と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
(比較例3)
表2に示すように、成分(A)架橋性シリル基含有有機重合体として、合成例1で得られた架橋性シリル基含有アクリル重合体1の代わりに変性シリコーンポリマーS203(鐘淵化学工業(株)製)を配合した以外は比較例1と同様の方法により硬化性組成物を調整した。
上記得られた硬化性組成物について、下記の性能試験を行った。結果を表3に示す。
1)耐候性試験
上記硬化性組成物を厚さ5mmのシートに成形し、23℃7日間、引き続き30℃7日間の養生を行い硬化物シートの厚層部を得た。また、厚さ0.2mmのシートの金属スペーサーを用いて蒸気硬化性組成物を厚さ0.2mmのシートに形成し、23℃7日間、引き続き30℃7日間の養生を行い硬化物シートの薄層部を得た。得られたこの厚層部と薄層部をダイプラ・メタルウェザー(ダイプラ・ウィンテス(株)製、型式KU−R4−A)に照射し経時で表面劣化を目視にて観察した。
耐候性試験の評価基準
薄層部は完全白化までの時間について評価した。
×:200時間未満、△:200時間以上500時間未満、○:500時間以上1000時間未満、◎:1000時間以上。
厚層部はクラック発生までの時間について評価した。
×:500時間未満、△:500時間以上800時間未満、○:800時間以上1200時間未満、◎:1200時間以上。
2)非汚染性試験
上記硬化性組成物を厚さ10mmのシートに成形し、南面45度で屋外暴露を6ヶ月行い、表面汚染の有無を目視にて調べた。汚染がひどい場合を×、汚染のほとんどない場合を○、汚染の全くない場合を◎として評価した。
Figure 2005113066
表3に示した如く、実施例1〜10の硬化性組成物は、層厚部のみならず薄層部においても優れた耐候性を示した。また、ケチミン化合物を添加した実施例10では、非汚染性も著しく向上していた。

Claims (5)

  1. (A)架橋性シリル基含有有機重合体、
    (B)トリアジン骨格を有する紫外線吸収剤、及び
    (C)ヒンダードアミン系光安定剤を含有することを特徴とする耐候性に優れた硬化性組成物。
  2. 前記成分(A)架橋性シリル基含有有機重合体が、架橋性シリル基含有ポリオキシアルキレン系重合体、架橋性シリル基含有(メタ)アクリル変性ポリオキシアルキレン系重合体、及び架橋性シリル基含有アクリル系重合体からなる群から選択された1種以上の化合物であることを特徴とする請求項1記載の硬化性組成物。
  3. (D)水と反応してアミン化合物を生成する化合物をさらに添加することを特徴とする請求項1又は2記載の硬化性組成物。
  4. 前記成分(C)ヒンダードアミン系光安定剤がトリアジン骨格を有するヒンダードアミン系化合物又はトリアジン骨格を有さないヒンダードアミン系化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の硬化性組成物。
  5. 前記成分(C)ヒンダードアミン系光安定剤がトリアジン骨格を有するヒンダードアミン系化合物とトリアジン骨格を有さないヒンダードアミン系化合物の混合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の硬化性組成物。
JP2003351525A 2003-10-10 2003-10-10 耐候性に優れた硬化性組成物 Expired - Lifetime JP5288520B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003351525A JP5288520B2 (ja) 2003-10-10 2003-10-10 耐候性に優れた硬化性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003351525A JP5288520B2 (ja) 2003-10-10 2003-10-10 耐候性に優れた硬化性組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005113066A true JP2005113066A (ja) 2005-04-28
JP5288520B2 JP5288520B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=34542742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003351525A Expired - Lifetime JP5288520B2 (ja) 2003-10-10 2003-10-10 耐候性に優れた硬化性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5288520B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007036981A1 (ja) * 2005-09-27 2007-04-05 Cemedine Co., Ltd. 硬化性組成物
JP2008303374A (ja) * 2007-05-07 2008-12-18 Momentive Performance Materials Japan Kk 硬化性組成物
WO2009102000A1 (ja) * 2008-02-15 2009-08-20 Nitto Denko Corporation フラットパネルディスプレイ用透明粘着シート
JP2009197177A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Sunstar Engineering Inc シーリング材組成物
US20150044439A1 (en) * 2012-03-22 2015-02-12 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Acrylic Resin Composition for Film
JP2015089911A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 積水フーラー株式会社 硬化性組成物及びこれを用いてなる目地構造
JP2018076513A (ja) * 2017-11-30 2018-05-17 積水フーラー株式会社 硬化性組成物及びこれを用いてなる目地構造
WO2022152668A1 (en) * 2021-01-12 2022-07-21 Clariant International Ltd Stabilizer composition for silyl-modified polymer sealants

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0693217A (ja) * 1990-03-30 1994-04-05 Ciba Geigy Ag コーティング組成物
JPH09227794A (ja) * 1996-02-21 1997-09-02 Kansai Paint Co Ltd クリヤー塗料およびその塗装法
JPH1121442A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Toshiba Silicone Co Ltd 室温硬化性組成物
JP2001164236A (ja) * 1999-12-03 2001-06-19 Sekisui Chem Co Ltd 変成シリコーン系シーリング材
JP2001262122A (ja) * 2000-03-23 2001-09-26 Sekisui Chem Co Ltd 変成シリコーン系シーリング材組成物
JP2001262125A (ja) * 2000-01-13 2001-09-26 Auto Kagaku Kogyo Kk シーリング材組成物
JP2001354846A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Sunstar Eng Inc 湿気硬化性組成物
JP2002155145A (ja) * 2000-11-21 2002-05-28 Auto Kagaku Kogyo Kk 硬化性組成物
JP2003055429A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Auto Kagaku Kogyo Kk 硬化性組成物及びシーリング材組成物
WO2005023938A1 (ja) * 2003-09-02 2005-03-17 Kaneka Corporation 硬化性組成物

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0693217A (ja) * 1990-03-30 1994-04-05 Ciba Geigy Ag コーティング組成物
JPH09227794A (ja) * 1996-02-21 1997-09-02 Kansai Paint Co Ltd クリヤー塗料およびその塗装法
JPH1121442A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Toshiba Silicone Co Ltd 室温硬化性組成物
JP2001164236A (ja) * 1999-12-03 2001-06-19 Sekisui Chem Co Ltd 変成シリコーン系シーリング材
JP2001262125A (ja) * 2000-01-13 2001-09-26 Auto Kagaku Kogyo Kk シーリング材組成物
JP2001262122A (ja) * 2000-03-23 2001-09-26 Sekisui Chem Co Ltd 変成シリコーン系シーリング材組成物
JP2001354846A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Sunstar Eng Inc 湿気硬化性組成物
JP2002155145A (ja) * 2000-11-21 2002-05-28 Auto Kagaku Kogyo Kk 硬化性組成物
JP2003055429A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Auto Kagaku Kogyo Kk 硬化性組成物及びシーリング材組成物
WO2005023938A1 (ja) * 2003-09-02 2005-03-17 Kaneka Corporation 硬化性組成物

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8519049B2 (en) 2005-09-27 2013-08-27 Cemedine Co., Ltd. Curable composition
WO2007036981A1 (ja) * 2005-09-27 2007-04-05 Cemedine Co., Ltd. 硬化性組成物
JP2008303374A (ja) * 2007-05-07 2008-12-18 Momentive Performance Materials Japan Kk 硬化性組成物
JP2008303375A (ja) * 2007-05-07 2008-12-18 Momentive Performance Materials Japan Kk 硬化性組成物
JP2008303373A (ja) * 2007-05-07 2008-12-18 Momentive Performance Materials Japan Kk 硬化性組成物
WO2009102000A1 (ja) * 2008-02-15 2009-08-20 Nitto Denko Corporation フラットパネルディスプレイ用透明粘着シート
JP2009191202A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Nitto Denko Corp フラットパネルディスプレイ用透明粘着シート
JP2009197177A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Sunstar Engineering Inc シーリング材組成物
US20150044439A1 (en) * 2012-03-22 2015-02-12 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Acrylic Resin Composition for Film
US10640620B2 (en) * 2012-03-22 2020-05-05 Mitsubishi Chemical Corporation Acrylic resin composition for film
JP2015089911A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 積水フーラー株式会社 硬化性組成物及びこれを用いてなる目地構造
JP2018076513A (ja) * 2017-11-30 2018-05-17 積水フーラー株式会社 硬化性組成物及びこれを用いてなる目地構造
WO2022152668A1 (en) * 2021-01-12 2022-07-21 Clariant International Ltd Stabilizer composition for silyl-modified polymer sealants

Also Published As

Publication number Publication date
JP5288520B2 (ja) 2013-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8519049B2 (en) Curable composition
WO2007123167A1 (ja) 硬化性組成物
JP6962290B2 (ja) 光造形用紫外線硬化型シリコーン組成物およびその硬化物
JP5288520B2 (ja) 耐候性に優れた硬化性組成物
JP4754455B2 (ja) 硬化性組成物
WO2019027897A1 (en) MOISTURE CURING COMPOSITIONS
KR20170129725A (ko) 경화성 조성물
JP4504068B2 (ja) 耐候性に優れた硬化性組成物
JP3953995B2 (ja) 1液型硬化性組成物
JP4429666B2 (ja) シーリング材組成物
JP6818540B2 (ja) 硬化性組成物
JP6425187B2 (ja) 湿気硬化型硬化性組成物
EP3775047B1 (en) Condensation curable compositions
US11655404B2 (en) Sealant composition
JP5138186B2 (ja) 被塗装性に優れた硬化性シーリング材又は硬化性パテ組成物
JP7392907B2 (ja) 硬化性樹脂組成物及び接着剤組成物
WO2006006620A1 (ja) 硬化性樹脂組成物の製造方法
KR20210060505A (ko) 실리콘 수지와 폴리올레핀계 수지의 접착용 프라이머 조성물, 및 실리콘 수지와 폴리올레핀계 수지의 접착 방법
CN111886315B (zh) 显示元件用密封材及其固化物、有机el元件用框密封材以及有机el元件用面密封材
JP6791709B2 (ja) 紫外線硬化型シリコーン樹脂組成物、及びそれを用いた物品
JP5203284B2 (ja) 硬化性組成物
EP4286432A1 (en) Photocurable resin composition and three-dimensional stereolithography product
JP2720084B2 (ja) エポキシ樹脂組成物およびその製造方法
JP4473645B2 (ja) サイディングボード用硬化性シーリング材組成物及びその使用方法
JP2003055547A (ja) 硬化性組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100315

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110414

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110609

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110711

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120608

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120712

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5288520

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term