JP2001251651A - 映像調整システム装置 - Google Patents

映像調整システム装置

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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な構成で装置の周囲の外乱光を遮断して
正確な映像調整処理を行い、投影画像の高精細化を図る
とともに、各種のマルチディスプレイに対しても適応で
きる映像調整システム装置を提供する。 【解決手段】 各プロジェクタ3から調整パターンをス
クリーン4に投影させ、それをデジタルカメラ等の撮像
手段11で撮影して撮像画像データを得、調整手段10
aに供給する。調整手段10aは供給された画像データ
を用いて画像位置合わせ、色合わせ、明るさ合わせ等の
調整や補正を行うためのパラメータを算出し、算出結果
に基づき元画像データを変換して、投影条件を示す信号
を生成し且つ供給して、各プロジェクタ3による投影画
像の映像調整制御を行う。この場合、撮影時、撮像手段
11には四角錘状に形成された遮蔽手段12が取り付け
られることにより、該撮像手段11の受光部とスクリー
ンとを完全に周囲の外乱光から遮蔽する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のプロジェク
タの投影画像をスクリーン上で大画面表示するマルチデ
ィスプレイ装置に係り、特に該装置とシステムを構成し
て装置の投影映像の高精細化を図ることのできる映像調
整システム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、表示装置の大画面化に伴い、画像
をスクリーン等に拡大投射して表示するプロジェクタが
注目されている。
【0003】このようなプロジェクタとしては、例えば
液晶パネルに入力映像信号に基づく画像を表示し、これ
を拡大投射することによりスクリーンに表示する液晶プ
ロジェクタなどがあり、表示装置の薄型,軽量、低電圧
駆動、低消費電力の点でこの液晶プロジェクタは現在の
表示装置の主流の方式となっている。
【0004】また、最近では、大画面化の要望により、
上記プロジェクタを複数台組み合わせることにより大画
面映像の表示を可能にする、いわゆるマルチディスプレ
イ装置が、例えば企業の宣伝や各種イベントのディスプ
レイ用として実用化されている。
【0005】一般にマルチディスプレイ装置には、筐体
内部に搭載された複数のプロジェクタと1つのスクリー
ンから構成される装置や、プロジェクタとスクリーンを
セットで1つの装置として構成し、さらにそれを例えば
2×2の構成で4台を積み上げ1つのディスプレイ装置
として構成された、いわゆるCUBEタイプの装置があ
る。また、他の装置としては、複数のプロジェクタを併
設し、ひとつのスクリーンに拡大投影する前面投影方式
の装置がある。
【0006】ところで、上述したマルチディスプレイ装
置では、大画面表示ということで、投影映像の高精細化
を図ることが急務であり、従来より種々様々な提案がな
されている。中でも、特願平9−326981号公報に
記載の提案では、画像投影システムとして、高精細な投
影画像を得るための実現方法が提案されている。
【0007】具体的には、該画像投影システムは、高精
細画像データを生成する手段と、前記高精細画像データ
の少なくとも一部を投影するための複数のプロジェクタ
を有する画像投影手段と、前記高精細画像データの少な
くとも一部を選択・処理して前記複数のプロジェクタに
出力する画像処理手段とを具備して構成される。
【0008】このような画像投影システムでは、前記画
像投影手段によって各プロジェクタの画像を一部重ね合
わせて一つの大画像とする投影方法を実施するととも
に、また前記画像処理手段によって画像の重ね合わせ部
分がスムーズにつながるための画像処理を行っている。
実施にあたっては、各プロジェクタのスクリーンに投影
された画像をデジタルカメラ等の撮像手段で撮影し、各
画像の位置、色、明るさ等のパラメータを取得し、その
後、パーソナルコンピュータ内の画像処理手段によりそ
のパラメータを参照して元画像に処理を行い、各プロジ
ェクタに出力することで投影画像のスムーズなつなぎを
実現している。これにより、投影画像の高精細化を図る
ことが可能となる。
【0009】また上述したCUBEタイプの装置におい
ては、例えば設置時に4台の装置の明るさや色合いの違
いを調整することで一致させるようにして投影画像の高
精細化を図っている。また、前面投影方式の装置におい
ても、該CUBEタイプの装置と同様の調整方法を実施
することにより、対処している。
【0010】ところが、前述した従来の画像投影システ
ムによる処理方法やCUBEタイプの装置等における調
整方法では、例えば室内に設置されたマルチディスプレ
イ装置に対してこれらの処理を実施する場合に、より正
確な色や明るさを撮影し、あるいは調整を行うために
は、周囲の外乱光が処理性能に悪影響を及ぼすこともあ
ることから、この外乱光を遮断するように室内を暗くす
る必要があった。
【0011】しかしながら、太陽光を遮ることができな
い状況にあったり、あるいは同室の他の作業者が何らか
の作業をしていて室内灯を消せない状況の場合には、周
囲の外乱光によって処理性能に悪影響を及ぼしてしま
い、結果として満足する高精細化投影映像を得ることが
できないという不都合が発生してしまう。特に、マルチ
ディスプレイ装置が屋外に設置された場合は、その問題
は顕著であり、対処するには極めて困難である。
【0012】また、従来のマルチディスプレイ装置にお
いては、上述した映像調整処理を正確に実施するために
は、少なくとも綺麗なスクリーンで行うことが望まし
く、このためにもスクリーン上を掃除することが必要で
ある。しかし、従来では、掃除するにも煩雑な作業が余
儀なくされてしまい、面倒であるといった不都合もあっ
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の画
像投影システムやマルチディスプレイ装置では、処理性
能に悪影響を及ぼす外乱光を遮断することができないの
で、マルチディスプレイ装置の屋内の設置時において、
太陽光を遮ることができない状況にあったり、あるいは
同室の他の作業者が何らかの作業をしていて室内灯を消
せない状況の場合には、周囲の外乱光によって処理性能
に悪影響を及ぼしてしまい、結果として満足する高精細
化投影映像を得ることができない。特にマルチディスプ
レイ装置が屋外に設置された場合は、その問題は顕著で
あり、対処するには極めて困難であるという問題点があ
った。
【0014】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、簡単な構成で装置の周囲の外乱光を遮断し
て正確な映像調整処理を行い、投影画像の高精細化を図
るこどができるとともに、各種のマルチディスプレイに
対しても適応できる映像調整システム装置の提供を目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
映像調整システム装置は、複数の映像を投影するスクリ
ーンと、前記スクリーン上のそれぞれ異なる位置に映像
を投影する複数の映像投影装置と、前記複数の映像投影
装置により投影された前記スクリーン上のマルチ映像を
撮影する撮像手段と、前記撮像手段により得られる画像
データに基づき、前記複数の映像投影装置の投影条件を
調整する調整手段と、前記スクリーンから前記撮像手段
に向けて、前記スクリーンと前記撮像手段を結ぶ領域外
に設けた外光を遮断すると遮光手段と、を具備したこと
を特徴とするものである。
【0016】請求項2に記載の発明の映像調整システム
装置は、請求項1に記載の映像調整システム装置におい
て、前記遮光手段を収納する遮光手段収納手段を前記ス
クリーン近傍に設けたことを特徴とするものである。
【0017】請求項3に記載の発明の映像調整システム
装置は、請求項1に記載の映像調整システム装置におい
て、前記遮光手段を係止する係止手段を、前記スクリー
ンの外周に設けたことを特徴とするものである。
【0018】請求項4に記載の発明の映像調整システム
装置は、請求項1に記載の映像調整システム装置におい
て、前記遮光手段を係止するとともに位置決め可能な係
止手段を、前記撮像装置に設けたことを特徴とするもの
である。
【0019】請求項5に記載の発明の映像調整システム
装置は、請求項1に記載の映像調整システム装置におい
て、前記遮光手段の内面は、光の反射が一定以下の材質
で構成されたことを特徴とするものである。
【0020】請求項6に記載の発明の映像調整システム
装置は、請求項3に記載の映像調整システム装置におい
て、前記遮光手段はシート状に形成されたもので、未使
用時には前記映像投影手段を収容するディスプレイ装置
内にロール状に収納され、使用時には引き出して使用す
ることを特徴とするものである。
【0021】請求項7に記載の発明の映像調整システム
装置は、請求項3に記載の映像調整システム装置におい
て、前記遮光手段は伸縮自在な板状に形成されたもの
で、未使用時には前記映像投影手段を収容するディスプ
レイ装置内に折り畳まれて収納され、使用時には拡げて
使用することを特徴とするものである。
【0022】請求項8に記載の発明の映像調整システム
装置は、請求項1に記載の映像調整システム装置におい
て、前記撮像手段と前記遮光手段が着脱自在に一体的に
取り付けられたことを特徴とするものである。
【0023】請求項9に記載の発明の映像調整システム
装置は、請求項8に記載の映像調整システム装置におい
て、前記撮像手段と前記遮光手段が前記スクリーン面に
対し略平行に移動可能とする移動手段を設けて構成した
ことを特徴とするものである。
【0024】請求項10に記載の発明の映像調整システ
ム装置は、請求項9に記載の映像調整システム装置にお
いて、前記移動手段と投影手段は、前記調整手段に含ま
れる制御装置により制御されることを特徴とするもので
ある。
【0025】請求項11に記載の発明の映像調整システ
ム装置は、請求項1に記載の映像調整システム装置にお
いて、前記遮光手段のスクリーン面側の形状は、スクリ
ーンの曲率に沿って形成されていること特徴とするもの
である。
【0026】請求項12に記載の発明の映像調整システ
ム装置は、請求項1に記載の映像調整システム装置にお
いて、前記遮光手段のスクリーン面側は、スクリーンの
形状に沿って変形可能な部材からなることを特徴とする
ものである。
【0027】請求項13に記載の発明の映像調整システ
ム装置は、請求項1に記載の映像調整システム装置にお
いて、前記撮像手段は複数の撮像部からなり、この複数
の撮像部を単一の遮光手段で遮光したことを特徴とする
ものである。
【0028】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1乃至図5は本発明に係る映像調
整システム装置の第1の実施の形態を示し、図1乃至図
3は本発明の装置に適応可能なマルチディスプレイ装置
の構成を示すもので図1は背面投射型マルチディスプレ
イ装置を示す斜視図、図2はCUBEタイプの背面投射
型マルチディスプレイ装置を示す斜視図、図3はフロン
ト投射型マルチディスプレイ装置を示す斜視図である。
また図4は本発明の映像調整システム装置の基本概念を
説明するための構成斜視図であり、図5は第1の実施の
形態における具体的な装置の構成を示す斜視図である。
【0029】まず、本発明の映像調整システム装置に対
応可能なマルチディスプレイ装置の概略構成について説
明する。本発明の映像調整システム装置は、従来技術と
して述べた特願平9−326981号公報に記載の画像
投影システムを改良したものであり、後述する少なくと
も3つのタイプのマルチディスプレイ装置に対して投影
画像の高精細化を図るのに有効である。
【0030】まず最初に、図1に示すマルチディスプレ
イ装置1では、映像投影機能を備える複数のプロジェク
タ3…を、筐体2内の背面側において水平及び垂直方向
に並設して構成されている。図では、水平方向に3台の
プロジェクタ3が、垂直方向に3台のプロジェクタ3が
それぞれ配設されてなる3×3の背面投影型マルチディ
スプレイ装置として構成した場合を示しているが、これ
に限らず垂直方向及び水平方向にn台のプロジェクタ3
を配置して構成される場合もある。
【0031】また、筐体2の前面側には、1枚のスクリ
ーン4が設けられており、このスクリーン4には、前記
9個のプロジェクタからの投影画像が投影されるように
なっている。
【0032】このような構成のマルチディスプレイ装置
においては、投影時、図1に示すように各プロジェクタ
3の投影画像がお互いにオーバーラップするように投影
されており、そのオーバーラップ部分については、例え
ば装置内に設けられている画像調整機能を用いて各プロ
ジェクタに供給する元画像に画像処理を施すことによ
り、つなぎ目を見えにくくしている。
【0033】また、2つ目のタイプのマルチディスプレ
イ装置としては、図2に示すものがある。
【0034】図2に示すように、この種のマルチディス
プレイ装置1Aは、CUBEタイプと呼ばれる箱形のデ
ィスプレイ装置5を、水平、及び垂直方向に複数積み上
げて大きなひとつのスクリーン画面4Aを構成した背面
投射型マルチディスプレイ装置である。
【0035】1つのディスプレイ装置(CUBEともい
う)5は、1台のプロジェクタ3aと1枚のスクリーン
4aを含んで構成されたもので、該プロジェクタ3aの
投影画像はスクリーン4aの画角一杯に映し出されるよ
うになっている。図では、水平方向に3台のディスプレ
イ装置5が、垂直方向に3台のディスプレイ装置5がそ
れぞれ配設されてなる3×3のCUBEタイプの背面投
影型マルチディスプレイ装置として構成した場合を示し
ているが、これに限らず垂直方向及び水平方向にn台の
ディスプレイ装置5を配置して構成される場合もある。
【0036】例えば図2に示すようなディスプレイ装置
5が3×3のCUBEタイプの装置1Aである場合、入
力信号は図示しない画像分割手段によってCUBE5内
のプロジェクタ3aの解像度に合わせて適宜拡大・縮小
を行いながら3×3に分割され、分割された画像はそれ
ぞれ対応するCUBE5内のプロジェクタ3aに送られ
ることで大きな1つの画像が映し出されるようになって
いる。
【0037】この場合、例えば入力画像がSVGAサイ
ズ(水平800画素×垂直600画素),CUBE5内
のプロジェクタ3aがVGAサイズ(水平640画素×
垂直480画素)であるとすると、前記装置内の画像分
割手段(図示せず)では、まずその入力画像を取り込
み、その画像を以下の通りのサイズ変更する処理を行
う。
【0038】 水平方向: 640×3/800=2.4倍 垂直方向: 480×3/600=2.4倍 すなわち、画面分割手段は、取り込んだ画像に対し、
縦、横共に2.4倍に拡大処理を行い、その後、縦、横
共に3等分して9枚の画像を作成し、対応するプロジェ
クタ3aに各画像を送信する。これにより、1つのスク
リーン4Aには、この領域に応じた大画像を投影するこ
とが可能である。
【0039】また、他のマルチディスプレイ装置には、
図3に示すように複数のプロジェクタ3bを併設し、1
つのスクリーン4Bに拡大投影する前面投影方式の装置
1Bがある。図では、3台のプロジェクタを水平方向に
併設して構成した場合を示すものであるが、これに限ら
ず水平方向にn台のプロジェクタ3bを配置して構成さ
れる場合もある。
【0040】この種のマルチディスプレイ装置1Bで
は、各プロジェクタ3bからの投影画像が1つのスクリ
ーン4B上に並んで映し出されるようになっている。
【0041】以上のように、3つのタイプのマルチディ
スプレイ装置について説明したが、映像調整の点につい
て考慮すると、いずれのタイプの装置においても、下記
に示すことが問題となる。
【0042】1:「プロジェクタ毎に色合い、明るさ、
画像の歪み、コントラストが異なる」 2:「さらにそれらのパラメータのいくつかは時間と共
に変化する」 3:「プロジェクタではランプを交換すると、1の項目
が変化する」 ここで、上記問題解決の一手段としては、作業者が目視
で各プロジェクタの調整機能を利用して調整することが
考えられ、またこれが一般的に行われている。しかしな
がら、このような調整方法では、調整に時間がかかった
り、あるいは作業者の主観によるため、調整精度が安定
しない等の不都合が生じることもある。
【0043】これに対して、各プロジェクタから調整パ
ターンを投影し、それをデジタルカメラで撮影したり測
色計で測色して調整量をコンピュータで算出することで
調整が可能である。更には、プロジェクタの調整機能は
使用せず、前記測定された調整量に基づき元画像データ
を変換することで投影画像の差異をなくす方法が有効で
ある。例えば、同一画像データでありながら、プロジェ
クタによる投影画像が赤っぽい場合には、該プロジェク
タに送る画像データの赤成分を減らすことにより、スク
リーンに映し出される画像は結果として元画像の色にす
ることができる。
【0044】すなわち、このような映像調整処理が可能
な、特願平9−326981号公報に記載の画像投影シ
ステムを採用すれば良い。
【0045】しかし、前記画像投影システムを用いてカ
メラや測色計で調整パターンを撮影する際、外乱光があ
ると測定値が正しい値にならず調整が不正確となってし
まう。そのため、撮影時は室内を暗くすることができな
い状況であったり、あるいはマルチディスプレイ装置を
屋外で使用する場面では対応が困難である。
【0046】そこで、本発明では、外乱光を遮蔽する手
段を用いることで上記問題を解決出来る点に着目し、画
像投影システムにこのような遮光手段を加えて改良を施
した。このような本発明の映像調整システム装置の基本
概念を図4を参照しながら説明する。図4に示すよう
に、本発明の係る映像調整システム装置10の基本構成
は、特願平9−326981号公報に記載の画像投影シ
ステムと略同様に構成されたものであり、例えばマルチ
ディスプレイ装置1の前面に設置され、複数の映像を投
影する1つのスクリーン4と、スクリーン4のそれぞれ
異なる位置に映像を投影する映像投影手段としての複数
のプロジェクタ3…と、これら複数のプロジェクタ3…
により投影されたスクリーン4上のマルチ映像を撮影す
る撮像手段11と、撮像手段11により得られる画像デ
ータに基づき、前記複数のプロジェクタの投影条件を調
整する調整手段10aとを含んで構成される。
【0047】つまり、パーソナルコンピュータ等の調整
手段10aによる制御によって各プロジェクタ3から調
整パターンをスクリーン4に投影させ、それをデジタル
カメラや測色計等の撮像手段11で撮影したり、あるい
は測色したりして撮像画像データを得て、この撮像画像
データは再度調整手段10aに供給される。なお、撮像
手段11は、例えばユーザが視聴する代表位置としてマ
ルチディスプレイ装置1のスクリーン4に対向する正面
に位置決めされるとともに、スクリーン4全体を含む領
域(撮影範囲L)を撮影できるようにセットされる。
【0048】調整手段10aは、特願平9−32698
1号公報に記載の画像投影システムと略同様に、内部に
搭載された画像処理手段により供給された画像データを
用いて、画像位置合わせ、色合わせ、明るさ合わせ等の
調整や補正を行うためのバラメータを算出し、算出結果
に基づき元画像データを変換して、各プロジェクタ3に
対する投影条件を示す信号を生成し供給するようにし
て、各プロジェクタ3による投影画像の映像調整制御を
行う。これにより、入力画像の解像度を生かした高精細
度な投影画像を得ることが可能である。
【0049】上記構成の映像調整システム装置10にお
いて、周囲に外乱光があった場合でも前記撮像手段11
による測定値精度を向上させて、正しく且つ確実な映像
調整を行うためには、図5に示すように、撮影時にこの
外乱光を遮断できるように構成すれば良い。したがっ
て、該撮像手段11による撮影領域に影響せずしかも周
囲の外乱光を遮蔽する形状及び光学特性を有する遮光手
段12を、撮像手段11とマルチディスプレイ装置1の
スクリーン4との間に配置すれば、周囲の外乱光を遮断
することができ、測定値精度を向上させて正しく且つ確
実な映像調整を行うことが可能となる。このような遮光
手段12を実際に備えた本発明の映像調整システム装置
10の実施の形態を下記に説明する。第1の実施の形
態:本発明に係る第1の実施の形態の映像調整システム
装置10は、図5に示すように、図4にて説明した構成
要件に加えて、該撮像手段11による撮影領域に影響せ
ずしかも周囲の外乱光を遮蔽する形状及び光学特性を有
する遮光手段12を設けて構成したことが特徴である。
【0050】具体的には、遮光手段12は、撮像手段1
1の撮影領域を囲むような四角錘状に形成されたもの
で、四角錘の底がスクリーン4に取り付け可能で且つ四
角錘の上端が撮像手段11の受光部分に装着可能となる
ようにカットされて構成している。
【0051】マルチディスプレイ装置1への遮蔽遮断1
2の取付時には、四角錘上端を撮像手段11に取り付け
る同時に、底をスクリーン4と接触するようにして取り
付けられ、またその状態が保持されるようになってい
る。
【0052】これにより、スクリーン4と撮像手段11
の受光部とは遮光手段12により完全に周囲の外乱光を
遮蔽することができ、その結果、前記撮像手段11によ
る測定値精度を向上させて、正しく且つ確実な映像調整
を行うことが可能となり、投影画像の高精細化を可能に
する。
【0053】なお、前記遮光手段12の内面は、光の反
射がないことが重要であり、光の吸収率の高いものを選
ぶ必要がある。したがって、該遮光手段12全体あるい
は内面が、例えばつや消し等の光学特性を有する材質で
構成すれば良い。また、撮像手段11としてのデジタル
カメラの焦点は、スクリーン4の表面位置となるように
予め調整され、または設定されるようになっている。
【0054】したがって、本実施の形態によれば、簡単
な構成で周囲の外乱光を遮断して正確な映像調整処理を
行うことができ、よって投影画像の高精細化を図ること
が可能となる。
【0055】第2の実施の形態:図6は本発明に係る映
像調整システム装置の第2の実施の形態を示し、前記遮
光手段に改良を施した場合の装置の全体構成を示す斜視
図である。なお、図6は、図5に示す装置と同様な構成
要素については同一の符号を付して説明を省略し、異な
る部分のみを説明する。本実施の形態では、図5に示す
遮光手段12の取扱性や収納性をより向上させるため
に、前記遮光手段12に改良を施したことが特徴であ
り、その他の構成については、図5に示す装置の構成と
同様である。
【0056】具体的には、図6に示すように、本実施の
形態の映像調整システム装置10には、図5に示す遮光
手段12とは異なり、ロール状に布13a,14a,1
4aが巻回された3つの布収容部13,14,14を含
んで構成された遮光手段12Aが設けられている。布収
容部13は、マルチディスプレイ装置1のスクリーン側
上部に取り付けられている。測定を行う際には、例えば
巻回されている布13aの基端部に固定された支柱15
を水平方向に引き出すと同時に、撮像手段11の背面側
を垂直方向に引き出し、垂らすことにより、撮像手段1
1,スクリーン4の上部側及び背面側に対しその布13
aによって外乱光を遮蔽することが可能となる。
【0057】また、他の布収容部14,14は、前記布
収容部14と同様に構成されたもので、少なくともマル
チディスプレイ装置1のスクリーン側の両側面にそれぞ
れ取り付けられている。これらの布収容部14,14に
おいても、測定する際には、同様に巻回されている布1
4aの基端部にそれぞれ固定された支柱16を水平方向
に引き出し、撮像手段11の側面が隠れるように位置、
つまり、前記撮像手段11の背面側を遮蔽している布1
3aの位置までそれぞれ引き出すことにより、撮像手段
11,スクリーン4の両側面側に対しそれらの布14a
によって外乱光を遮蔽することが可能となる。
【0058】これにより、これら3つの布収容部で構成
された遮光手段12Aによって完全に周囲の外乱光を遮
蔽することができる。
【0059】したがって、本実施の形態によれば、前記
第1の実施の形態と同様の効果を得られる他に、上述し
たように3つの布収容部13,14,14で構成された
遮光手段12Aを用いることにより、前記第1の実施の
形態よりも、設定時における遮光手段12Aの取扱が容
易となり、作業効率を向上させることは勿論のこと、ま
た装置1内に収納する必要もないので遮光手段12Aの
収納性も向上させることができる。
【0060】なお、本実施の形態では、それぞれの布収
容部13,14,14において、巻回された布13a,
14a,14aの基端部に支柱15,16,16が固定
された場合を説明したが、固定されずに別体となる支柱
15,16,16を設けて構成しても良い。但し、この
場合は、遮光手段12Aをセットする際には、それぞれ
の布13a,14a,14aの基端部を保持するととも
に、組み立てる必要がある。
【0061】第3の実施の形態:図7は本発明に係る映
像調整システム装置の第3の実施の形態を示し、前記第
2の実施の形態の遮光手段をフロント投影型マルチディ
スプレイ装置に適応した場合の装置の全体構成を示す斜
視図である。なお、図7は、図6に示す装置と同様な構
成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異
なる部分のみを説明する。本実施の形態では、図7に示
す遮光手段12Aを、フロント投影型マルチディスプレ
イ装置1Bに適応可能に構成したことが特徴であり、そ
の他の構成については、前記第2の実施の形態の映像調
整システム装置10と同様である。
【0062】図7に示すように、遮光手段12Aは、図
6に示す遮光手段と略同様に構成されたものであるが、
布収容部13の幅形状については、複数のプロジェクタ
3bを全て覆うような幅で形成されるようになってい
る。また、各布収容部13,14,14,は、スクリー
ン4Bが取り付けられる壁面等に着脱自在となるように
構成されている。
【0063】上記構成によれば、前記第2の実施の形態
と同様に作用するとともに、フロント投影型マルチディ
スプレイ装置1Bを構成する複数のプロジェクタ3b,
スクリーン4B、撮像手段11を、各布収容部から引き
出された布13a,14a,14aによって1つの遮蔽
空間として覆うことができるので、確実に外乱光を遮蔽
することが可能となる。
【0064】したがって、本実施の形態によれば、遮光
手段12Aを、フロント投影型マルチディスプレイ装置
1Bに適応可能に構成したことにより、フロント投影型
マルチディスプレイ装置であっても、前記第2の実施の
形態と同様の効果を得ることが可能となる。
【0065】第4の実施の形態:図8及び図9は本発明
に係る映像調整システム装置の第4の実施の形態を示
し、前記第2の実施の形態の遮光手段を蛇腹構造にして
構成した場合の装置の全体構成を示す斜視図であり、図
8は遮光手段を広げる途中の状態、図9は遮光手段を完
全に広げ、さらに他の布で背面を覆った状態を示してい
る。なお、図8及び図9は、図6に示す装置と同様な構
成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異
なる部分のみを説明する。本実施の形態では、前記第2
の実施の形態よりもさらに遮光手段の収納性や取扱性を
向上させるために、図6に示す遮光手段12Aに替え
て、蛇腹構造の遮光手段12Bを設けて構成したことが
特徴であり、その他の構成については、前記第2の実施
の形態の映像調整システム装置10と同様である。
【0066】図8に示すように、本実施の形態の映像調
整システム装置10に使用される遮光手段12Bは、遮
蔽用で且つコの字状の布が蛇腹形状に構成されており、
スクリーン4と撮像手段11との長さ分、自在に伸縮可
能に構成されたものである。勿論、伸ばした場合には、
そのコの字形状を保持することが可能である。
【0067】このような遮光手段12Bは、使用しない
場合には、図示はしないがマルチディスプレイ装置1の
筐体前面部内に折り畳まれて収容される。
【0068】撮像手段11による測定時、上記遮光手段
12Bを使用する場合には、マルチディスプレイ装置1
の前面部内から遮光手段12Bの布を引き出し、さらに
図8に示すように水平方向へと伸ばすように引き出し
て、撮像手段11の背面側に位置するまで移動させる。
この場合、遮光手段12Bの布は、蛇腹構造になってい
るので、簡単に移動させることが可能である。
【0069】そして、撮像手段11の背面側に蛇腹構造
の布が到達すると、次に、撮像手段11の背面側を覆う
必要がある。つまり、本例では、図9に示すように、こ
の手段として、別途遮蔽用の板部材17、あるいは垂ら
した布を設けることによって、蛇腹構造の遮光手段12
Bで足りない撮像手段11の背面側の外乱光の遮蔽を満
足している。なお、この場合、遮光手段12Bの布の基
端部に複数の支柱16を設け、これらの支柱16に前記
板部材17又は布を固定するように構成すれば良い。
【0070】これにより、蛇腹構造の布で構成された遮
光手段12B及び板部材あるいは布17によって、完全
に撮像手段11,スクリーン4を遮蔽することができ
る。
【0071】したがって、本実施の形態によれば、遮蔽
用の布が蛇腹形状に構成された遮光手段12Bを用いる
ことによって、前記第2の実施の形態と同様の効果が得
られる他に、前記第2の実施の形態よりも、設定時にお
ける遮光手段12Bの取扱が容易となり、作業効率を向
上させることは勿論のこと、また装置1の前面側に収納
することができるので、収納性も向上させることがで
き、外観的にも満足できる。
【0072】ところで、本発明に係る映像調整システム
装置では、遮光手段の小型化も可能である、このような
実施の形態を図10に示す。
【0073】第5の実施の形態:図10は本発明に係る
映像調整システム装置の第5の実施の形態を示し、遮光
手段の小型化を可能にした装置全体の構成を示す斜視図
である。なお、図10は、図5に示す装置と同様な構成
要素については同一の符号を付して説明を省略し、異な
る部分のみを説明する。映像調整システム装置を用いて
映像調整を行う場合、例えばスクリーン4の表示領域が
大きい場合や撮影領域が狭い特性をもった撮像手段11
で有る場合には、一度にそのスクリーン全域を撮影する
ことができない場合がある。そこで、本発明の映像調整
システム装置では、これに対処し、図5に示す前記遮光
手段12をスクリーン4の一部分を遮蔽するように構成
した。
【0074】つまり、これには以下の理由が挙げられ
る。
【0075】1:隣接するプロジェクタ3の差異を無く
す作業を繰り返し行うことで、全体として差異が無くな
るはずである。例えば図10に示す一例では、右上、右
下、左上、左下の4回の測定を行う。このように分割す
ることで遮光手段12を小型化できるメリットがある。
【0076】2:スクリーン4が大きく、撮像手段11
としてのデジタルカメラがスクリーン全体を一度に撮影
できない場合にも分割することで実現できる。
【0077】3:スクリーン上の総画素数が多く、撮像
手段11としてのデジタルカメラの解像度が適正な調整
を行うには不充分な場合。
【0078】このように理由から、本実施の形態の映像
調整システム装置では、図10に示すように、前記第1
の実施の形態の四角錘形状の遮光手段12を、分割され
たいくつかのマルチスクリーンの大きさに対応させて小
型化し、撮像手段11を取り付けた状態でこの遮光手段
12cをスクリーン4に対しXY方向にずらすことで、
スクリーン全体の表示画像の撮影を網羅できる。
【0079】また、遮光手段12Cの四角錘の底部に
は、それぞれ延設された延設部18が形成され、これら
の延設部18は、遮光手段12Cがマルチディスプレイ
装置1の前面に取り付ける際に、該装置1の前面に密着
されるようになっている。また遮光手段12Cの各延設
部18の所定位置には、取り付ける際に必要な取付穴1
8aが複数設けられている。一方、マルチディスプレイ
装置1の前面側のスクリーン4の周りには、前記遮光手
段12を取付、位置決めするための複数のピン19が設
けられている。
【0080】したがって、このような構成によれば、図
中に示す例では、該映像調整システム装置10を用いて
映像調整する場合、前述したように撮像手段11を取り
付けた遮光手段12Cをスクリーン4に対してXY方向
にずらすことにより、右上、右下、左上、左下の4回の
測定を行えば良い。
【0081】この場合、該遮光手段12Cのマルチディ
スプレイ装置1への取付は、遮光手段12Cにおける各
延設部18の取付穴18aに、マルチディスプレイ装置
1の前面に設けられた所定のピン19を嵌装するだけ
で、正確な位置決めと固定状態の保持が成されるように
なっている。勿論、前記遮光手段12Cによって、確実
に外乱光を遮蔽することができるので、正しい測定を繰
り替えして実施することができる。
【0082】したがって、本実施の形態によれば、一度
にそのスクリーン全域を撮影することができない場合で
も、撮像手段11により分割して撮影し調整することも
有効であるので、これに応じて遮光手段についてもスク
リーンの一部分を遮蔽するように構成したことにより、
遮光手段12Cの小型化が可能であり、前記第1の実施
の形態と同様に投影画像の高精細化を図ることができ
る。また、遮光手段12Cの小型化ということで、製造
コスト低減、あるいは収納性向上にも大きく寄与する。
【0083】第6の実施の形態:図11は本発明に係る
映像調整システム装置の第6の実施の形態を示し、図1
1(a)は前記第5の遮光手段を電動的に移動制御可能
にした装置全体の構成を示す斜視図、図11(b)は該
遮光手段の移動制御可能なシステム構成を示すブロック
図、図11(c)は移動制御を行う制御装置の制御動作
例を示すフローチャートである。なお、図11は、図1
0に示す装置と同様な構成要素については同一の符号を
付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。本実
施の形態では、前記第5の実施の形態における遮光手段
12Cを電動的にスクリーンに対してXY方向に移動制
御可能に構成したことが特徴である。
【0084】具体的には、図11(a)に示すように、
遮光手段12Dは、前記第5の実施の形態の遮光手段1
2Cと略同様の大きさ形状で構成され、取り付けられた
撮像手段11によってスクリーン4の一部分を撮影が行
えるようになっている。勿論、撮影毎での外乱光の遮蔽
が可能である。
【0085】また遮光手段12Dの四角錘の底部には、
移動部材21a,21bに取り付けられたスライド支柱
23bを挿通するスライド穴23aがそれそれ両側に形
成されており、また、内部に設けられた駆動手段23に
よって、それぞれスライド支柱23bと係合して自在に
垂直方向の移動ができるようになっている。
【0086】一方、マルチディスプレイ装置の前面側の
スクリーン4の上下には、対向配置された各移動部材2
1a,21bのスライドをガイドするためのガイドレー
ル20がそれぞれ取り付けられている。これらガイドレ
ール20にガイドされた移動部材21a,21bは、前
記遮光手段12Dと同様に内部に設けられた駆動手段2
3によって、前記ガイドレール20と係合して自在に水
平方向への移動ができるようになっている。これら移動
部材21a,21bには、遮光手段12Dが装着された
一対の前記スライド支柱23bが固定されている。
【0087】なお、撮影装置駆動手段23としては、モ
ータ等の駆動力発生部と、各係合部分がギアやカム等で
構成された駆動伝達部とを含んで構成されたものが考え
られが、これ以外の駆動手段を用いて構成しても良い。
【0088】また、前記遮光手段12Dの四角錘の底
部、又は前記移動部材21a,21bには、そのスライ
ド位置を検出するための位置検出器22が内蔵されてい
る。
【0089】一方、前記遮光手段12Dの移動制御可能
とする電気的回路システムとしては、図11(b)に示
すように、上述したように前記遮光手段12D(撮像手
段11)の位置を検出する複数の位置検出器22と、前
述した遮光手段12Dの移動駆動を行う撮影装置駆動手
段23と、マルチディスプレイ装置1内に設けられたテ
ストパターン表示手段24と、前記遮光手段12Dに取
り付けられた撮像手段11と、パーソナルコンピュータ
等の調整手段10a内に設けられ、前記位置検出結果に
基づき前記撮影装置駆動手段を制御するとともに、テス
トパターン表示手段による各プロジェクタ3へのテスト
パターン画像の投影を制御する制御装置25とを含んで
構成される。
【0090】次に、前記制御装置25による移動制御動
作について図11(c)を参照しながら詳細に説明す
る。
【0091】いま、図11(a)に示す映像調整システ
ム装置10を用いて映像調整を行うものとする。する
と、制御装置25は、図11(c)に示すフロチャート
を開始して、まずステップS1による処理で、位置検出
器22によってスクリーン4に対する遮光手段12Dの
位置検出を行う。
【0092】その後、制御装置25は、ステップS2に
よる処理で、供給された位置検出結果から撮影位置であ
るか否かの判断を行い、撮影位置でない場合には、ステ
ップS3による処理で撮影装置駆動手段23を制御して
撮影位置に遮光手段12Dを移動させ、再びステップS
2に処理を戻す。逆に、撮影位置である場合には、処理
をステップS4に移行する。
【0093】ステップS4による処理では、前記遮光手
段12Dが正しい撮影位置に配置された場合であるの
で、制御装置25は、テストパターン表示手段24を制
御して、対応するプロジェクタ3に対してテストパター
ンに基づく画像を投影させる。
【0094】その後、制御装置25は、続くステップS
5による処理で、そのテストパターンに基づく画像が表
示されたスクリーンを撮影するように撮像手段11を制
御し、処理をステップS6に移行する。
【0095】このステップS6による判断処理では、全
てのスクリーンの領域のテストパターンに基づく画像の
撮影が完了したか否かを判断し、完了してない場合に
は、ステップS7による処理で次の位置を設定し、処理
をステップS1に戻し、逆に、完了した場合には、続く
ステップS8による処理で、図4にて説明したような映
像調整処理を行う。
【0096】このように、制御装置25による移動制御
によって、全てのスクリーン4の領域を撮影することが
できることによって、正しい映像調整が行うことができ
る。
【0097】したがって、本実施の形態によれば、前記
遮光手段12Dをスクリーン4に対しXY方向に電気的
に移動制御可能に構成したことにより、撮像手段11及
び遮光手段12Dの移動、テストパターン画像の投影、
撮像手段11による撮影という一連の工程を自動化する
ことが可能となり、調整作業者の労力を極端に軽減でき
るといい効果が得られる。その他の効果は、前記第5の
実施の形態と同様である。
【0098】第7の実施の形態:図12は本発明に係る
映像調整システム装置の第7の実施の形態を示し、図1
2(a)は撮像手段11及び遮光手段に替えて検出手段
を設けて構成した場合の装置全体の構成を示す斜視図、
図12(b)は前記検出手段の断面図である。なお、図
12は、図11に示す装置と同様な構成要素については
同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説
明する。本実施の形態では、上述した各実施の形態にお
ける撮像手段11及び遮光手段12に替えて、該撮像手
段11と同様の表示画像データ取り込み機能と、遮光手
段12と同様の遮蔽機能を備えた検出手段11Aを設け
て構成したことが特徴である。
【0099】具体的には、図12(a)に示すように、
マルチディスプレイ装置1の前面側のスクリーン4の上
下には、前記検出手段11Aのスライドをガイドするた
めのガイドレール20がそれぞれ取り付けられている。
これらガイドレール20にガイドされた検出手段11A
は、内部の対応する位置に設けられた駆動手段(図示せ
ず)によって、前記ガイドレール20と係合して自在に
水平方向への移動ができるようになっている。
【0100】一方、検出手段11Aは、図11(b)に
示すように、例えばU字形状に形成された遮光板26
と、該遮光板26の内部に取り付けられ、スクリーン4
上の表示画像をスキャンするCCDラインセンサ28及
びレンズ27と、スクリーン4と遮光板26との隙間を
封止して遮蔽する2つのスペーサ29とで構成される。
【0101】なお、図示はしないが前記検出手段11A
の移動制御及び読取制御については、前記第6の実施の
形態と同様に、図示しない制御装置によって制御される
ようになっている。
【0102】このような構成によれば、前記検出手段1
1Aの画像データ読取機能によってスクリーン4上のを
移動しながら表示画像データを読み込み、同時に一対の
スペーサ29によってその画像データ読取時における外
乱光を遮蔽することができ、正しく表示画像データを取
り込むことが可能となる。ただし、上述した各実施の形
態の撮像手段11に比べ、画像データ取り込み時間が長
くなってしまうが、スクリーン4の前部のわずかな空間
だけを必要とするだけなので、コンパクト化に大きく寄
与する。
【0103】なお、本実施の形態においては、検出手段
11Aの2つのスペーサ29を遮蔽作用も得られ且つス
クリーン面を傷つけない柔軟な材質、例えばゴム、布、
あるいは刷毛のような植毛部材等の弾性がある材質で構
成すれば、検出手段11Aの移動に伴いこのスペーサ2
9によってスクリーン上のほこり等を取り除く清掃作用
も得ることが可能である。
【0104】第8の実施の形態:図13は本発明に係る
映像調整システム装置の第8の実施の形態を示し、図1
3(a)は図10に示す前記第5の実施の形態の遮光手
段を改良してリア投影型マルチディスプレイ装置に適応
した場合の装置の全体構成を示す斜視図であり、図13
(b)はさらに遮光手段を複雑なスクリーン曲面に応じ
て改良を施した場合の装置の全体構成を示す構成図であ
る。なお、図13は、図示はしないが図10に示す装置
と同様に遮光手段12Eを位置決め、固定するための手
段が設けられているが、説明簡略化のため説明を省略
し、異なる部分のみを説明する。本実施の形態では、図
10に示す遮光手段12Cを、リア投影型マルチディス
プレイ装置1に適応可能に構成したものではあるが、ス
クリーン4が透過型のアーチスクリーンで有る場合も、
これに応じて完全に遮蔽できるように遮光手段12Eの
四角錘の底面30がアーチ曲面の曲率に合わせた形状に
構成したことが特徴である。その他の構成については、
前記第5の実施の形態の映像調整システム装置10と同
様である。
【0105】これにより、今後普及が予想される透過型
アーチ曲面のスクリーンを有するリア投影型マルチディ
スプレイ装置にも、前記遮光手段12によって完全に外
乱光を遮蔽することができるので、前記第5実施の形態
と同様の効果を得ることが可能である。
【0106】また、リア投影型マルチディスプレイ装置
では、図13(b)に示すようにスクリーン4の中央部
が凸部となり、上下部が凹部となるような複雑なアーチ
曲面である場合も考えられる。このような場合には、前
記遮光手段12Eの四角錘の底面30に、スクリーン4
上に密接し且つスクリーン面を傷つけない柔軟な材質、
例えばゴム、布、あるいは刷毛のような植毛部材等の弾
性がある材質で構成されたスペーサ31を取り付けて構
成すれば、完全にスクリーン4との隙間を遮蔽すること
が可能となる。
【0107】したがって、本実施の形態によれば、底面
に改良を施した遮光手段12Eを用いることにより、い
かなる曲面のスクリーンを有するリア投影型マルチディ
スプレイ装置1であっても、前記第5の実施の形態と同
様の効果を得ることが可能となる。
【0108】第9の実施の形態:図14は本発明に係る
映像調整システム装置の第9の実施の形態を示し、複数
の撮像手段及び遮光手段を設けてリア投影型マルチディ
スプレイ装置に適応した場合の装置の全体構成を示す斜
視図である。なお、図14は、図示はしないが図10に
示す装置と同様に遮光手段12Eを位置決め、固定する
ための手段が設けられているが、説明簡略化のため説明
を省略し、異なる部分のみを説明する。本実施の形態で
は、図10又は図13に示す遮光手段12C,12Eを
一体化して構成された遮光手段12Fを設け、透過型ス
クリーン4を有するリア投影型マルチディスプレイ装置
1の広範囲な表示画像を一度に撮影し映像調整を行うよ
うに構成したことが特徴である。
【0109】つまり、例えば2つの撮像手段11及び遮
光手段12Fを、図14に示すように配置して、広範囲
なスクリーン4B上の表示画像を一度に撮影し映像調整
を行う。この場合、遮光手段12F(遮光手段12C又
は遮光手段12Eに示すもの)によって、確実に外乱光
を遮蔽することができる。その他の構成、作用について
は、図10に示す前記第5の実施の形態の映像調整シス
テム装置10と同様である。
【0110】これにより、表示領域が広範囲なスクリー
ン4を有するリア投影型マルチディスプレイ装置であっ
ても、複数の撮像手段及び遮光手段によって一度に撮影
することができるので、撮影及び調整時間を大幅に短縮
することができる。更には、複数の撮像手段の取り付け
を高精度で行っておけば、撮影された複数の画像のつな
ぎ合わせを複雑な演算無しに、単純に加算してつなぐこ
とにより実現可能とであり、処理の簡素化に大きく寄与
する。
【0111】ところで、本発明の映像調整システム装置
10を用いて映像調整を行う場合には、少なくともスク
リーン4の表面、及び裏面が汚れ等のないきれいに状態
で実施することが望ましい。そこで、前記第7の実施の
形態にて取り付けられたガイドレール等を利用してスク
リーン4の表面、及び裏面の清掃を可能にしたクリーニ
ング装置を設けた。このような実施の形態を開示する。
【0112】図15は本発明に係る映像調整システム装
置とともにシステムとして設けられたクリーニング装置
をマルチディスプレイ装置に取り付けた場合の全体構成
を示す斜視図、図15(b)は表面側のクリーニング装
置の断面図、図15(c)はスクリーンの表裏に配置さ
れた一対のクリーニング装置の断面図である。
【0113】本例では、図12に示すマルチディスプレ
イ装置1のように前面側のスクリーン4の上下には、ク
リーニング装置11Bのスライドをガイドするためのガ
イドレール20がそれぞれ取り付けられている。また、
スクリーン4の裏側においても同様な位置に、クリーニ
ング装置11Cのスライドをガイドするためのガイドレ
ール20がそれぞれ取り付けられている。
【0114】一方、クリーニング装置11B,11C
は、図15(b,c)に示すように、例えばU字形状の
遮光板と、該遮光板の先端に取り付けられ、スクリーン
を清掃する清掃部材で構成されたスペーサ29で構成さ
れている。これらのクリーニング装置11B,11C
は、スクリーン4を境に対向配置された状態で表裏のガ
イドレールに取り付けられるとともに、例えばそれぞれ
内部の対応する位置に設けられた駆動手段(図示せず)
によって、前記ガイドレール20と係合して自在に水平
方向への移動ができるようになっている。
【0115】なお、図示はしないがクリーニング装置1
1B,11Aの移動制御については、前記第6の実施の
形態と同様に、図示しない制御装置によって制御される
ようになっている。
【0116】また、本例では、2つのクリーニング装置
11B,11Cを設けたことについて説明したが、勿
論、図15(b)に示すようにクリーニング装置11B
のみを設けても良い。
【0117】このような構成によれば、本発明の映像調
整システム装置による撮影,映像調整を実施する前に、
前記クリーニング装置11B,11Cをスライドさせる
ことにより、スクリーン4の表裏面がそれぞれ清掃され
て綺麗になり、その後、図12に示す映像調整システム
装置の検出手段11Aを用いて撮影,映像調整処理すれ
ば、さらに調整精度を向上させることが可能である。
【0118】なお、本発明に係る各実施の形態において
は、投影手段はプロジェクタに限らず、スクリーンはC
RT画面であっても良く、また各実施の形態の組み合わ
せ及び応用についても本発明に含まれるものである。
【0119】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
簡単な構成で装置の周囲の外乱光を遮断して正確な映像
調整処理を行い、投影画像の高精細化を図るこどができ
るとともに、各種のマルチディスプレイに対しても適応
できる映像調整システム装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】背面投射型マルチディスプレイ装置を示す斜視
図。
【図2】CUBEタイプの背面投射型マルチディスプレ
イ装置を示す斜視図。
【図3】フロント投射型マルチディスプレイ装置を示す
斜視図。
【図4】本発明の映像調整システム装置の基本概念を説
明するための構成斜視図。
【図5】本発明の映像調整システム装置の具体的な装置
の構成を示す斜視図。
【図6】本発明の映像調整システム装置の第2の実施の
形態を示す斜視図。
【図7】本発明の映像調整システム装置の第3の実施の
形態を示す斜視図
【図8】本発明の映像調整システム装置の第4の実施の
形態を示し、遮光手段を広げた途中の状態の構成を示す
斜視図。
【図9】遮光手段を完全に広げ、さらに他の布で背面を
覆った状態を示す斜視図。
【図10】本発明の映像調整システム装置の第5の実施
の形態を示す斜視図。
【図11】本発明の映像調整システム装置の第6の実施
の形態を説明するための説明図。
【図12】本発明の映像調整システム装置の第7の実施
の形態を説明するための説明図。
【図13】本発明の映像調整システム装置の第8の実施
の形態を説明するための説明図。
【図14】本発明の映像調整システム装置の第9の実施
の形態を示す斜視図。
【図15】本発明の映像調整システム装置と併用される
クリーニング装置の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1,1A,1B…マルチディスプレイ装置、 3,3a,3b…プロジェクタ、 4,4A,4B…スクリーン、 10…映像調整システム装置、 11…撮像手段、 10a…調整手段、 12,12A〜12E…遮光手段。
フロントページの続き (72)発明者 窪田 明広 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 日暮 正樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H059 BA12 5C058 AA06 BA05 BA23 BA24 EA01 EA02 EA03 EA11 EA31 5C061 BB03 BB15 CC05 5C082 AA34 BD07 CA81 CB08 EA20

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の映像を投影するスクリーンと、 前記スクリーン上のそれぞれ異なる位置に映像を投影す
    る複数の映像投影装置と、 前記複数の映像投影装置により投影された前記スクリー
    ン上のマルチ映像を撮影する撮像手段と、 前記撮像手段により得られる画像データに基づき、前記
    複数の映像投影装置の投影条件を調整する調整手段と、 前記スクリーンから前記撮像手段に向けて、前記スクリ
    ーンと前記撮像手段を結ぶ領域外に設けた外光を遮断す
    る遮光手段と、 を具備したことを特徴とする映像調整システム装置。
  2. 【請求項2】 前記遮光手段を収納する遮光手段収納手
    段を前記スクリーン近傍に設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の映像調整システム装置。
  3. 【請求項3】 前記遮光手段を係止する係止手段を、前
    記スクリーンの外周に設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の映像調整システム装置。
  4. 【請求項4】 前記遮光手段を係止するとともに位置決
    め可能な係止手段を、前記撮像装置に設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の映像調整システム装置。
  5. 【請求項5】 前記遮光手段の内面は、光の反射が一定
    以下の材質で構成されたことを特徴とする請求項1に記
    載の映像調整システム装置。
  6. 【請求項6】 前記遮光手段はシート状に形成されたも
    ので、未使用時には前記映像投影手段を収容するディス
    プレイ装置内にロール状に収納され、使用時には引き出
    して使用することを特徴とする請求項3に記載の映像調
    整システム装置。
  7. 【請求項7】 前記遮光手段は伸縮自在な板状に形成さ
    れたもので、未使用時には前記映像投影手段を収容する
    ディスプレイ装置内に折り畳まれて収納され、使用時に
    は拡げて使用することを特徴とする請求項3に記載の映
    像調整システム装置。
  8. 【請求項8】 前記撮像手段と前記遮光手段が着脱自在
    に一体的に取り付けられたことを特徴とする請求項1に
    記載の映像調整システム装置。
  9. 【請求項9】 前記撮像手段と前記遮光手段が前記スク
    リーン面に対し略平行に移動可能とする移動手段を設け
    て構成したことを特徴とする請求項8に記載の映像調整
    システム装置。
  10. 【請求項10】 前記移動手段と投影手段は、前記調整
    手段に含まれる制御装置により制御されることを特徴と
    する請求項9に記載の映像調整システム装置。
  11. 【請求項11】 前記遮光手段のスクリーン面側の形状
    は、スクリーンの曲率に沿って形成されていること特徴
    とする請求項1に記載の映像調整システム装置。
  12. 【請求項12】 前記遮光手段のスクリーン面側は、ス
    クリーンの形状に沿って変形可能な部材からなることを
    特徴とする請求項1に記載の映像調整システム装置。
  13. 【請求項13】 前記撮像手段は複数の撮像部からな
    り、この複数の撮像部を単一の遮光手段で遮光したこと
    を特徴とする請求項1に記載の映像調整システム装置。
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