JP5406904B2 - 画像投影装置 - Google Patents

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本発明は、画像投影装置、特にそのキャリブレーション技術に関する。
従来より、透過型スクリーンを用い、観察者が観察する面側(前面側)とは反対の面側(背面側)からプロジェクタによってスクリーンに画像を投影する背面投射型のディスプレイ装置がある。さらに、このシステムを発展させたものとして、複数のプロジェクタからの画像をスクリーン上に投影して1枚の画像として表示する、高精細の背面投射型の大画面ディスプレイ装置もある。
この背面投射型の大画面ディスプレイ装置では、複数の投影画像を繋ぎ合わせて(貼り合わせて)1枚の画像を構成することから、以下のような対策を講じる必要がある。
第1に、各投影画像の歪みを補正するための対策が必要であり、投影画像に歪みが生じないようにプロジェクタの角度を調整する方法、投影画像に生じる歪みを打ち消すような歪みを予め原画に与えておく方法が提案されている。いずれの方法においても、投影された画像の歪みに関する情報を検出する手段が必要であり、デジタルカメラやスクリーン上に配置されたセンサを用いる方法が従来より提案されている。
第2に、各投影画像の繋ぎ合わせに関する補正を行うための対策が必要であり、隣接する画像どうしがオーバーラップする領域を設けて、各画像をスムーズに繋ぎ合わせる技術が提案されている。この技術では、オーバーラップする領域の情報を検出するための手段が必要であり、デジタルカメラによって撮影された画像から補正値を抽出する方法が従来より提案されている。
第3に、各投影画像の色補正を行うための対策が必要であり、プロジェクタから基準画像をスクリーン上に投影し、投影された基準画像全体をデジタルカメラで撮影し、撮影された画像から補正値を抽出し、この補正値を用いて色補正を行う方法が提案されている。
上述した一連の補正を行うための補正値取得作業(調整作業)をキャリブレーションと呼ぶが、このキャリブレーションは、画像投影システムの設置時に行われる他、経時変化による影響が生じたときにも行われる。
しかしながら、従来の画像投影システムは、デジタルカメラをスクリーンの外側(前面側)に設置してキャリブレーションを実行するものであり、キャリブレーションを実行する際に使用者がデジタルカメラの設置位置、角度、ピント等を調整しなければならず、調整に対する使用者の負担が過大なものであった。
そこで、デジタルカメラをスクリーンの内側(背面側)の筐体内部に予め固定しておき、キャリブレーションを実行する際の調整作業の負担を軽減するような構成も考えられる。しかしながら、この場合には、スクリーンに投影された画像を見る方向(前面側)とは異なった方向からスクリーン上の画像を撮影することになるため、適正な調整を行うことが困難になるという問題が生じる。
本発明は上記従来の課題に対してなされたものであり、キャリブレーションを実行する際に用いるデジタルカメラをスクリーンの背面側の筐体内に設置した場合でも、適正な調整を行うことが可能な背面投射型の画像投影システムを提供することを目的としている。
本発明は、透過型のスクリーンの背面側から該スクリーンに画像を投影する画像投影システムであって、上記スクリーンに背面側から画像を投影する投影手段と、基準画像の基準画像情報を発生する基準画像発生手段と、上記スクリーンを筐体内部から撮影可能であり、上記基準画像発生手段からの基準画像情報を受けて上記投影手段から上記スクリーンに投影された基準画像を撮影する撮影手段と、上記投影手段から上記スクリーンに投影された基準画像に対して外光の影響を取り除く除去手段と、上記除去手段によって外光の影響が除去された基準画像の画像情報に基づいて補正値を演算する補正値演算手段と、上記補正値演算手段によって得られた補正値情報を記憶する補正値記憶手段と、映像信号源からの画像情報を補正して上記投影手段に供給するために、該画像情報に対して上記補正値記憶手段に記憶された補正値情報を用いて補正を行う補正手段と、を有することを特徴とする。
上記除去手段としては、以下の態様があげられる。
(1)上記スクリーンを通して上記撮影手段へ到達する外光を遮蔽可能な手段。
(2)上記投影手段から上記スクリーンへ画像を投影しない状態で上記撮影手段によって上記スクリーンを撮影したときに得られる画像情報と、上記投影手段から上記スクリーンに基準画像を投影した状態で上記撮影手段によって上記スクリーンを撮影したときに得られる画像情報とに基づいて、外光の影響を除去するための演算を行う手段。
また、上記画像投影システムは、上記投影手段から上記スクリーンに基準画像を投影した状態で上記スクリーンの背面側及び前面側それぞれからスクリーンを撮影したときのそれぞれの画像情報に基づいて得られる情報を記憶する手段を、さらに有していてもよい。
本発明によれば、基準画像撮影用の撮影手段をスクリーンの背面側に設けて基準画像の撮影を行うようにしても、外光の影響を除去することによって適正な補正データを得ることができるため、適正な調整を行うことが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る画像投影システムの基本的な構成例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像投影システムの基本的な構成例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像投影システムの機能的構成を示した図である。 図3の構成による動作を示したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る画像投影システムの基本的な構成例を示した図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
[実施形態1]
(装置構成)
図1は、第1の実施形態に係る画像投影システムの基本的な構成例を示した図である。本画像投影システムは、複数のプロジェクタからの画像を透過型スクリーンの背面側からスクリーン上に投影して1枚の画像として表示する背面投射型の画像投影システムであり、特に断らない限り他の実施形態も同様の画像投影システムを想定する。
ディスプレイ部100の筐体101内部にはプロジェクタ102が設置されており(図では一つのプロジェクタのみ描かれているが、実際には複数のプロジェクタが配置されている)、このプロジェクタ102から出射された画像がミラー103及びミラー104を介して透過型のスクリーン105上に投影されるようになっている。また、筐体101内部からスクリーン105の背面側を撮影できるように、デジタルカメラ106が所定の位置(筐体101内部の所定位置)に固定されている。
また、ディスプレイ部100には、スクリーン105全面を覆うことが可能な遮蔽シート(遮光シート)107が取り付けられており、この遮蔽シート107によりスクリーン105の前面側から筐体内部へ侵入する外光を遮蔽できるようになっている。この遮蔽シート107は、巻き取りローラー108によって巻き取ることができるため、必要に応じてスクリーン105全面を覆うことが可能である。スクリーン105が配置されている部分以外は筐体101によって外光が遮蔽されているため、遮蔽シート107を全閉状態にした場合には、デジタルカメラ106に対する外光の影響が除去される。なお、遮蔽シートの他、開閉可能な遮蔽扉を用いて外光を遮蔽するようにしてもよい。また、遮蔽シートや遮蔽扉は、未使用時におけるスクリーンの保護や鑑賞用にも使用できるようにしてもよい。
デジタルカメラ106の出力は処理部120に接続されており、IEEE1394或いはRS232Cといった一般的なシリアル通信インターフェースによって、撮影された画像の画像データを処理部120に送信できるように構成されている。
処理部120の補正値演算回路121には、上述したシリアル通信インターフェースを介してデジタルカメラ106から出力される画像データが入力されるようになっている。この補正値演算回路121には、基準画像発生回路122が接続されており、デジタルカメラ106から送られてくる画像データと基準画像発生回路122からの基準画像データに基づいて、所定の補正値演算処理が行われるようになっている。すなわち、調整作業(キャリブレーション)を行う際には、遮蔽シート107を全閉状態にしてプロジェクタ102からスクリーン105に基準画像が投影されるため、デジタルカメラ106で撮影された外光の影響が除去された基準画像の画像データと、基準画像発生回路122からの基準画像データとの差異に対応した補正値が補正値演算処理によって求められる。
補正値演算回路121には補正値テーブル123が接続されており、補正値演算回路121で得られた補正値データが記憶されるようになっている。この補正値テーブル123は、EEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリを用いて構成することができる。
補正値テーブル123には補正回路124が接続されている。この補正回路124には映像信号(映像データ)が入力するようになっており、補正値テーブル123に記憶されている補正値データを用いて映像信号に対して補正が加えられる。
補正回路124から出力される映像信号は、スイッチ140を介してプロジェクタ102に入力するようになっている。また、スイッチ140が基準画像発生回路122側にある場合には、基準画像発生回路122からの基準画像データがプロジェクタ102に入力するようになっている。
(動作)
次に、本実施形態の動作を説明する。
調整作業(キャリブレーション)時には、スイッチ140を基準画像発生回路122側にするとともに、巻き取りローラー108から遮蔽シート107を引き出してスクリーン105の全面を覆い、筐体101の内部に外光が入らないようにする。
続いて、プロジェクタ102から基準画像をスクリーン105上に投影して、デジタルカメラ106でスクリーン105に投影されている基準画像を撮影し、撮影された基準画像の画像データを補正値演算回路121に送信する。補正値演算回路121では、デジタルカメラ106から送られてきた外光の影響が除去された基準画像の画像データと、基準画像発生回路122からの基準画像データとから補正値を算出し、得られた補正値データを補正値テーブル123に格納する。さらに、スイッチ140を補正回路124側に切り替えて、調整作業が終了する。
実際に映像をスクリーンに投影する時には、巻き取りローラー108によって遮蔽シート107を巻き取り、スクリーン105の前面側から映像を見ることができるようにする。このような状態で補正回路124に映像信号を入力することにより、補正値テーブル123に記憶されている補正値データを用いて映像信号に補正が加えられ、補正された映像信号に基づく画像がプロジェクタ102からスクリーン105に投影される。
このように本実施形態では、遮蔽シート等の遮蔽部材によって外光の影響を除去するようにしたので、基準画像撮影用のデジタルカメラをスクリーンの背面側に設けて基準画像の撮影を行うようにしても、適正な補正データを取得することができ、適正な調整を行うことが可能となる。
[実施形態2]
(装置構成)
図2は、第2の実施形態に係る画像投影システムの基本的な構成例を示した図である。なお、図1に示した第1の実施形態の構成要素と対応する構成要素については同一の参照番号を付している。
ディスプレイ部100の基本的な構成は、図1に示した第1の実施形態と同様である。ただし、第1の実施形態では遮蔽シートによって機械的に外光の影響を除去するようにしたが、本実施形態では処理部120内での処理によって外光の影響を除去するようにしている。そのため、電源スイッチ109によってプロジェクタ102をオン・オフさせて調整作業を行うようになっている。
具体的には、電源スイッチ109をオフにしてプロジェクタ102からスクリーン105に画像を投影しない状態(プロジェクタ102の光量をゼロにした状態)でデジタルカメラ106によってスクリーン105を撮影する処理と、電源スイッチ109をオンにしてプロジェクタ102からスクリーン105に基準画像を投影した状態でデジタルカメラ106によってスクリーン105を撮影する処理とを行うようになっている。なお、電源109スイッチにはリレー等を用いることができ、電気的にコントロールすることが可能である。
処理部120及びスイッチ140についても、補正値演算回路121、基準画像発生回路122、補正値テーブル123及び補正回路124の基本的な構成は、図1に示した第1の実施形態と同様である。ただし、本実施形態では処理部120内の処理によって外光の影響を除去するようにしていることから、バンク切替回路125、フレームメモリ126及び外光除去回路127を備えている。
すなわち、デジタルカメラ106から出力される画像データは、バンク切替回路125に入力するようになっており、バンク切替回路125では、電源スイッチ109のオン・オフ状態に対応してそれぞれデジタルカメラ106から出力される両画像データに対し、フレームメモリ126への格納先を切り替えるようになっている。フレームメモリ126は外光除去回路127に接続されており、外光除去回路127ではフレームメモリ126に格納された両画像データを用いて、外光の影響を除去する演算が行われるようになっている。
(動作)
次に、本実施形態の動作を説明する。
調整作業(キャリブレーション)時には、まず、電源スイッチ109をオフ状態にしてプロジェクタ102の光量をゼロにし、プロジェクタ102からスクリーン105に画像を投影しないようにする。このような状態下において、デジタルカメラ106によってスクリーン105を背面側から撮影し、撮影された画像の画像データをバンク切替回路125を介してフレームメモリ126の一方のバンクに格納する。このようにして、外光成分のみが反映された画像データが得られる。
続いて、電源スイッチ109をオン状態にし、基準画像発生回路122からスイッチ140を介してプロジェクタ102に基準画像データを供給し、プロジェクタ102からスクリーン105に基準画像を投影する。このような状態下において、デジタルカメラ106によってスクリーン105を背面側から撮影し、撮影された基準画像の画像データをバンク切替回路125を介してフレームメモリ126の他方のバンクに格納する。このようにして、外光成分が反映された基準画像の画像データが得られる。
続いて、フレームメモリ126の両バンクに格納された両画像データを用いて外光除去回路127で演算処理を行い、外光成分の影響が除去された基準画像の画像データを得る。すなわち、フレームメモリ126の両バンクに格納された両画像データには、いずれも外光成分が含まれているため、両画像データを用いて演算処理を行うことにより、外光成分の影響が除去された基準画像の画像データを得ることができる。
外光除去回路127で得られた外光の影響が除去された基準画像の画像データは補正値演算回路121に送られる。補正値演算回路121では、外光除去回路127からの外光の影響が除去された基準画像の画像データと、基準画像発生回路122からの基準画像データとから補正値を算出し、得られた補正値データを補正値テーブル123に格納する。さらに、スイッチ140を補正回路124側に切り替えて、調整作業が終了する。
実際に映像をスクリーンに投影する時には、補正回路124に映像信号を入力することにより、補正値テーブル123に記憶されている補正値データを用いて映像信号に補正が加えられ、補正された映像信号に基づく画像がプロジェクタ102からスクリーン105に投影される。
なお、上述した例では、調整作業時において電源スイッチ109のオフ状態とオン状態に対応してそれぞれ1回ずつスクリーン105を撮影するようにしたが、それぞれ複数回ずつ撮影を行い、加重平均処理等によって精度を向上させることも可能である。
このように本実施形態では、外光除去回路によって外光の影響を除去するようにしたので、基準画像撮影用のデジタルカメラをスクリーンの背面側に設けて基準画像の撮影を行うようにしても、適正な補正データを取得することができ、適正な調整を行うことが可能となる。
(機能的構成及びフローチャート)
図3は第2の実施形態に係る画像投影システムの機能的構成を示した図であり、図4は図3の構成による動作を示したフローチャートである。以下、これらの図を用いて説明を行う。
調整作業時には、光源スイッチ部201をオフ状態にして画像投影部202の光量をゼロにし、画像投影部202から透過型表示部203に画像を投影しないようにする(S11)。続いて、撮像部204によって透過型表示部203を背面側から撮影し(S12)、撮影された画像の画像データを記憶領域切替部205を介して第1記憶部206に格納する(S13)。
次に、信号切替部207を基準画像発生部208側に切り替え(S14)、光源スイッチ部201をオン状態にして画像投影部202の光源を発光させ、透過型表示部203に基準画像を投影する(S15)。続いて、撮像部204によって透過型表示部203を背面側から撮影し(S16)、撮影された画像の画像データを第2記憶部209に格納する(S17)。
次に、第1記憶部206及び第2記憶部209に格納された画像データを用いて外光除去演算部210で外光の影響を除去する演算を行い、演算結果を補正値演算部211に転送する(S18)。
続いて、補正値演算部211により、外光除去演算部210からの外光の影響が除去された基準画像の画像データと、基準画像発生部208からの基準画像データとから補正値を算出し、得られた補正値を補正値記憶部212に格納する(S19)。
最後に、信号切替部207を補正部213側に切り替えることにより(S20)、実際に映像を透過型表示部203に投影する際には、映像信号源214からの信号が補正部213で補正され、補正された映像信号に基づく画像が画像投影部202から透過型表示部203に投影されることになる。
[実施形態3]
(装置構成)
図5は、第3の実施形態に係る画像投影システムの基本的な構成例を示した図である。本実施形態は、図2に示した第2の実施形態に対し、さらに新たな構成要素を付加したものである。したがって、図2に示した第2の実施形態の構成要素と対応する構成要素については同一の参照番号を付している。
ディスプレイ部100、処理部120及びスイッチ140の基本的な構成は、図2に示した第2の実施形態と同様である。ただし、本実施形態では、処理部120内に不揮発性メモリとしてフラッシュメモリ128をさらに設けた構成となっている。
このフラッシュメモリ128は、スクリーン105の背面側から見た画像と前面側(観察面側)から見た画像との差異を補正するために設けられたものである。すなわち、プロジェクタ102からスクリーン105に画像を投影した場合、スクリーン105の特性等により、スクリーン105の背面側と前面側とでは画像特性に差異が生じるため、工場出荷時に予め補正データを作成しておき、これをフラッシュメモリ128に格納しておくようにしている。
補正データの作成及び作成された補正データのフラッシュメモリ128への書きみは、検査装置160によって行われる。この検査装置160は、フレームメモリ161、162、差分回路163及びフラッシュメモリライタ164からなる。
フレームメモリ161はデジタルカメラ106でスクリーン105の裏面側から基準画像を撮影して得られた画像データを記憶するものであり、フレームメモリ162はデジタルカメラ170でスクリーン105の前面側から基準画像を撮影して得られた画像データを記憶するものである。フレームメモリ161及び162には差分回路163が接続されており、この差分回路163では、フレームメモリ161及び162に記憶されたそれぞれの画像データどうしの差分演算が行われる。差分回路163にはフラッシュメモリライタ164が接続されており、差分回路163で得られた差分データをフラッシュメモリ128に書き込むようになっている。
(動作)
次に、本実施形態の動作を説明する。
工場出荷段階においては、以下のようにしてフラッシュメモリ128に補正データ(差分データ)が書き込まれる。まず、暗室等の外光の影響を受けない場所でプロジェクタ102からスクリーン105に基準画像を投影し、スクリーン105の裏面側及前面側からそれぞれデジタルカメラ106及び170によって基準画像を撮影し、得られた基準画像データをそれぞれフレームメモリ161及び162に格納する。続いて、差分回路163によりこれらの基準画像データから差分データを作成し、フラッシュメモリライタ164によって差分データをフラッシュメモリ128に書き込む。差分データが書き込まれたフラッシュメモリ128は、処理部120内に実装される。
このようにして工場出荷された画像投影システムを使用する場合の基本的な動作については、第2の実施形態で説明した動作と同様である。ただし、フラッシュメモリ128に差分データが記憶されていることから、調整作業時に外光除去回路127で演算を行う際に、フラッシュメモリ128に記憶された差分データも参照した演算が行われることになる。
なお、上述した例では、検査装置160内のフラッシュメモリライタ164によってフラッシュメモリ128に差分データを書き込むようにしたが、処理部120内にフラッシュメモリ128への書き込み機能を設けるようにしてもよい。この場合には、検査装置160で得られた差分データを処理部120に伝送し、処理部120内に実装されたフラッシュメモリ128に対して差分データが書き込まれる。
このように本実施形態では、スクリーンの背面側及び前面側から基準画像を撮影し、それぞれの基準画像データの差分データをフラッシュメモリに予め記憶しておくようにしたので、背面側と前面側との画像特性の差異を補正することができ、より適正な調整を行うことが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。
100 ディスプレイ部
101 筐体
102 プロジェクタ
103、104 ミラー
105 スクリーン
106 デジタルカメラ
107 遮蔽シート
108 巻き取りローラー
109 電源スイッチ
120 処理部
121 補正値演算回路
122 基準画像発生回路
123 補正値テーブル
124 補正回路
125 バンク切替回路
126 フレームメモリ
127 外光除去回路
128 フラッシュメモリ
140 スイッチ
160 検査装置
161、162 フレームメモリ
163 差分回路
164 フラッシュメモリライタ
170 デジタルカメラ

Claims (1)

  1. スクリーンの背面に光を投影するように構成した、画像投影装置の筺体内のプロジェクタと、
    該プロジェクタをオフにする間に、前記スクリーンの前記背面の第1の画像を撮影するように構成し、且つ、更に、前記プロジェクタが第3の画像を前記スクリーンの前記背面に投影する間に、前記スクリーンの前記背面の第2の画像を撮影するように構成した、第1のカメラと、
    前記プロジェクタが前記第3の画像を前記スクリーンの前記背面に投影する間に、外光成分が反映されていない前記スクリーンの前面の第5の画像を撮影するように構成した、第2のカメラと、
    前記第1の画像の画像データと前記第2の画像の画像データと、前記第2の画像の画像データと前記第5の画像の画像データとの間の差分データと、に基づいて、前記スクリーンの前記背面に投影された画像に対する外光による影響を除去した第4の画像の画像データを得るように演算するように構成した、外光による影響を除去する外光影響除去手段と
    前記第3の画像の画像データ及び前記第4の画像の画像データに基づいて補正値を演算するように構成した、演算手段と、
    演算した前記補正値に基づいて入力した映像信号を補正するように構成した、補正手段と、を有し、
    前記プロジェクタを、前記スクリーンの前記背面に補正した前記映像信号に基づく画像を投影するように構成した、画像投影装置。
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