JP2001248098A - 紙被覆用共重合体ラテックスおよびその用途 - Google Patents
紙被覆用共重合体ラテックスおよびその用途Info
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Abstract
少ない紙被覆用共重合体ラテックス、特にオフセット印
刷用、さらには食品用途に適した塗工白板紙用被覆用共
重合体ラテックスの提供。 【解決手段】 1、3−ブタジエン20〜60重量%、
スチレン20〜79重量%、エチレン系不飽和カルボン
酸単量体1〜10重量%、これらと共重合可能な他の単
量体0〜59重量%からなる単量体合計100重量部を
乳化重合して得られた共重合体ラテックスであって、該
共重合体ラテックス中に残留する4−フェニルシクロヘ
キセンが、該共重合体ラテックスの固形分に対して50
ppm以下であることを特徴とする紙被覆用共重合体ラ
テックス。
Description
いられる紙被覆用共重合体ラテックス、およびその用途
に関するものである。詳しくは、表面強度、インキ着肉
性に優れ、かつ臭気の少ない紙被覆用共重合体ラテック
ス、および該共重合体ラテックスをオフセット印刷用、
塗工白板紙用被覆用に使用してなる紙被覆用共重合体ラ
テックス、さらに食品用途に使用してなる塗工白板紙被
覆用共重合体ラテックスに関するものである。
の理由から、非常に数多くの印刷物に利用されている。
季刊、月間紙等の定期刊行物の中にも、全ての項に塗工
紙が使用される場合もかなり増えている。特に、メール
オーダービジネスにおけるダイレクトメールや商品カタ
ログ等においては、そのほとんどが全ての項に塗工紙を
使用している。また、塗工白板紙は、包装材料、特に内
装や個装に主として使用されているが、良好な印刷効果
が必要とされている。また、近年、塗工白板紙を食品用
途に用いられる場合が多いが、塗工白板紙から臭いが発
生した場合、著しく商品価値を低下させ、大きな問題と
なっている。
被覆組成物を塗工、乾燥して製造される。一般に紙被覆
組成物は、クレーや炭酸カルシウムなどの白色顔料を水
に分散した顔料分散液、顔料同士や顔料を原紙に接着固
定するためのバインダー、およびその他の添加剤によっ
て構成される水性塗料である。バインダーとしてはブタ
ジエン系共重合体ラテックスに代表されるような合成エ
マルジョンバインダー、デンプンやカゼインに代表され
るような天然バインダーが使用される。その中でもブタ
ジエン系共重合体ラテックスは、品質設計の自由度が大
きく、今日では紙被覆組成物に最も適したバインダーと
して広く使用されており、ブタジエン系共重合体ラテッ
クスの性能が紙被覆組成物の性能あるいは最終的な塗工
紙製品の表面強度、インキ着肉性、臭気などの品質に大
きく影響すると言われている。
る今日においては、塗工紙に対して従来より高いレベル
の表面強度が求められている。また、オフセット印刷で
は本来印刷インキが付着してはならない版の非画線部に
湿し水を供給して、非画線部のインキ付着を防止してお
り、この非画線部が印刷インキで汚れる現象を「地汚
れ」と呼んでいるが、印刷の高速化によって地汚れが発
生し易くなってきており、これを防止するために印刷の
際に非画線部へ供給する湿し水を従来より増やす傾向に
ある。しかしその結果、被印刷体である塗工紙の表面に
湿し水の一部が吸収され、インキの受理不良を発生させ
たり、また、印刷機のブランケットから塗工紙に湿し水
が不均一に与えられるとインキの受理ムラを発生させる
ため、印刷効果の著しい低下を招くケースが増えてきて
いる。特に近年では、この点の改良が強く求められてお
り、水に湿潤された後の塗工紙のインキ着肉性を向上さ
せることに技術的注目が集められている。これらの観点
から、紙被覆組成物用のバインダーとして使用されるブ
タジエン系共重合体ラテックスの品質設計や製造方法に
関して、従来から実に様々な改良技術が紹介されてお
り、それらのいくつかを次に例示する。環内に1個の不
飽和結合を持つ炭化水素の存在下で重合することによっ
て、重合中の微細凝固物を低減したり、共重合体ラテッ
クスの機械的安定性、接着性、塗工紙の臭気を改良する
技術が特開平5−279406号に紹介されている。ま
た、塗工白板紙については、オフセット・グラビア印刷
共用白板紙に関し、オフセット・グラビア印刷適性に関
する記載が特開平6−65898号、食品用途に用いら
れる塗工白板紙として、被覆組成物中にスチレンアクリ
ルラテックスを使用する記載が特開平10−33109
6号にあるが、塗工紙の臭気に関する記載はない。さら
に、特開平11−60817号には板紙の塗工組成物用
共重合体ラテックスに関する記載があるが、該発明にお
いても塗工紙の臭気に関する記載はない。また、特に食
品用途に用いられる塗工白板紙においては、臭気が発生
すれば著しく商品価値が落ちるのみならず、安全衛生上
問題が生じる。
は、未だ要求される性能を十分に満足させるレベルには
至っておらず、更なる改良が求められていた。特に、表
面強度とインキ着肉性のバランス向上効果が十分でな
く、その改良が強く求められていた。また、塗工紙から
発生する臭気を低減する検討については、未だ抜本的な
解決案が提案されていない。
強度、インキ着肉性に優れ、かつ臭気の少ない紙被覆用
共重合体ラテックス、および該共重合体ラテックスをオ
フセット印刷用、塗工白板紙用被覆用に使用してなる紙
被覆用共重合体ラテックス、さらに食品用途に使用して
なる塗工白板紙被覆用共重合体ラテックスを提供するこ
とにある。
事情に鑑み現状の問題点を解決すべく鋭意検討した結
果、重合過程にて副生産される1,3ブタジエンとスチ
レンとの反応生成物である4−フェニルシクロヘキセン
を特定量以下に制限することにより、製品中、特に食品
用途に使用される塗工白板紙における臭気が少なく、か
つ各種用途における物性に優れた紙被覆用共重合体ラテ
ックスが得られることを見いだし本発明を完成するに至
った。
0〜60重量%、スチレン20〜79重量%、エチレン
系不飽和カルボン酸単量体1〜10重量%、これらと共
重合可能な他の単量体0〜59重量%からなる単量体合
計100重量部を乳化重合して得られた共重合体ラテッ
クスであって、該共重合体ラテックス中に残留する4−
フェニルシクロヘキセンが、該共重合体ラテックスの固
形分に対して50ppm以下であることを特徴とする紙
被覆用共重合体ラテックスを提供するものである。
る。
するエチレン系不飽和カルボン酸単量体としては、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマ
ール酸、イタコン酸などのモノまたはジカルボン酸(無
水物)等が挙げられ、これらを1種または2種以上使用
することができる。
レン系不飽和カルボン酸単量体と共重合可能な他の単量
体としては、アルケニル芳香族単量体(スチレンを除
く)、不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体、ヒド
ロキシアルキル基を含有する不飽和単量体、シアン化ビ
ニル単量体、不飽和カルボン酸アミド単量体等が挙げら
れる。
く)としては、α−メチルスチレン、メチルα−メチル
スチレン、ビニルトルエンおよびジビニルベンゼン等が
挙げられ、これらを1種または2種以上使用することが
できる。
としては、メチルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチ
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート、ジメチル
フマレート、ジエチルフマレート、ジメチルマレエー
ト、ジエチルマレエート、ジメチルイタコネート、モノ
メチルフマレート、モノエチルフマレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート等が挙げられ、これらを1種また
は2種以上使用することができる。特にメチルメタクリ
レートの使用が好ましい。
量体としては、β−ヒドロキシエチルアクリレート、β
−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、
ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタ
クリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタ
クリレート、ジ−(エチレングリコール)マレエート、
ジ−(エチレングリコール)イタコネート、2−ヒドロ
キシエチルマレエート、ビス(2−ヒドロキシエチル)
マレエート、2−ヒドロキシエチルメチルフマレートな
どが挙げられ、これらを1種または2種以上使用するこ
とができる。特にβ−ヒドロキシエチルアクリレートの
使用が好ましい。
ニトリル、メタクリロニトリル、α−クロルアクリロニ
トリル、α−エチルアクリロニトリルなどが挙げられ、
これらを1種または2種以上使用することができる。特
にアクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの使用が
好ましい。
アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールア
クリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N,
N−ジメチルアクリルアミドなどが挙げられ、これらを
1種または2種以上使用することができる。特にアクリ
ルアミドまたはメタクリルアミドの使用が好ましい。
20〜60重量%、スチレン20〜79重量%、エチレ
ン系不飽和カルボン酸単量体1〜10重量%、これらと
共重合可能な他の単量体0〜59重量%からなる。
印刷時に必要とされる表面強度のうちドライピック強度
が、また60重量%を超えると印刷時に必要とされる湿
潤時の表面強度、いわゆるウェットピック強度が劣り、
臭気が劣るので好ましくない。また、スチレンが20重
量%未満ではウェットピック強度が、また79重量%を
超えるとドライピック強度が劣り好ましくない
量%未満では共重合体ラテックス自身および紙被覆用組
成物とした際の機械的安定性が劣る可能性があり、また
10重量%を超えるとラテックスの粘度が高くなり、共
重合体ラテックス自身の取り扱い上の問題を生じる可能
性があるため好ましくない。
えるとドライピック強度が劣り好ましくない。
4−フェニルシクロヘキセンの量は、該ラテックスの固
形分に対して50ppm以下であることが必要である。
該4−フェニルシクロヘキセンの残留量が50ppmを
越えると、ウェットピック強度が劣り、また臭気が劣
る。好ましくは30ppm以下であり、さらに好ましく
は20ppm以下である。なお、残留4−フェニルシク
ロヘキセン量を低減する方法については、共重合体ラテ
ックスの単量体組成およびその添加方法、重合温度、さ
らには重合後の熟成温度および熟成時間等により適宜調
整することができる。さらには、重合後の水蒸気蒸留の
条件、加温化の減圧処理の条件により適宜調整すること
が可能である。
については特に制限はないが、特にオフセット印刷時に
必要とされる表面強度のうちドライピック強度といった
観点からみて、好ましいゲル含有量は40〜100重量
%である。
ても特に制限はないが、好ましい共重合体ラテックスの
粒子径は0.2μm以下である。さらに好ましくは、
0.18μm以下であり、最も好ましい共重合体ラテッ
クスの粒子径は、0.05〜0.15μmである。
移動剤としては、α−メチルスチレンダイマー、n−ヘ
キシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、t−
オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t
−ドデシルメルカプタン、n−ステアリルメルカプタン
等のアルキルメルカプタン、ジメチルキサントゲンジサ
ルファイド、ジイソプロピルキサントゲンジサルファイ
ド等のキサントゲン化合物、ターピノレン、テトラメチ
ルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスル
フィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド等のチウ
ラム系化合物、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
ェノール、スチレン化フェノール等のフェノール系化合
物、アリルアルコール等のアリル化合物、ジクロルメタ
ン、ジブロモメタン、四臭化炭素等のハロゲン化炭化水
素化合物、α−ベンジルオキシスチレン、α−ベンジル
オキシアクリロニトリル、α−ベンジルオキシアクリル
アミド等のビニルエーテル、トリフェニルエタン、ペン
タフェニルエタン、アクロレイン、メタアクロレイン、
チオグリコール酸、チオリンゴ酸、2−エチルヘキシル
チオグリコレート等が挙げられ、これらを1種または2
種以上使用することができる。これらの連鎖移動剤の量
は特に限定されないが、通常、単量体100重量部に対
して0〜5重量部にて使用される。
段重合、多段階重合、シード重合、パワーフィード重合
法等何れを採用してもよい。また、本発明の重合方法に
おける各種成分の添加方法についても特に制限されるも
のではなく、一括添加方法、分割添加方法、連続添加方
法の何れも採用することができる。更に、乳化重合にお
いて、常用の乳化剤、重合開始剤、炭化水素系化合物、
電解質、重合促進剤、キレート剤等を使用することがで
きる。
化剤の存在下にて行われる。本発明の乳化重合時に使用
される乳化剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオ
ン性界面活性剤、両性界面活性剤、さらにはカチオン性
界面活性剤の内の1種類以上をそれぞれ単独または組み
合わせて使用することができる。アニオン性界面活性剤
としては、高級アルコールの硫酸エステル塩(ラウリル
硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム)、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩(ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カリウム、ドデ
シルベンゼンスルホン酸アンモニウム塩)、アルキルジ
フェニルエーテルスルホン酸塩(ドデシルジフェニルエ
ーテルスルホン酸ナトリウム、ドデシルジフェニルエー
テルジスルホン酸ナトリウム、パルミチルジフェニルオ
キシドジスルホン酸ジナトリウム)、脂肪族スルホン酸
塩(α−オレフィン(C11〜C15)スルホン酸ナトリウ
ム、ラウリルスルホン酸ナトリウム)、エトシキ化硫酸
塩(アルキルフェノールエトキシレート硫酸ナトリウ
ム)、スルホコハク酸のエステル(ジヘキシルスルホコ
ハク酸ナトリウム、ジシクロへキシルスルホコハク酸ナ
トリウム、ジアミルスルホコハク酸ナトリウム、ジイソ
ブチルスルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸ジナ
トリウムエトキシ化ノニルフェノール1/2エステルテ
トラナトリウムN,(1,2−ジカルボキシエチル)−
N−オクタデシルスルホスクシナネート、イソデシルス
ルホコハク酸ジナトリウム、ビストリデシルスルホコハ
ク酸ナトリウム)、縮合ナフタレンスルホン酸塩のナト
リウム塩、アルキルアリルスルホン酸塩(硫酸アルキル
アリルポリエーテルのナトリウム塩)、脂肪族カルボン
酸塩(ラウリン酸、ステアリン酸、モンタン酸、ベヘン
酸、パルミチン酸のナトリウム塩又はカリウム塩)、ノ
ニオン性界面活性剤の硫酸エステル塩(ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル硫酸ナトリルム、ポリオキシエチ
レンセチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレ
ンステアリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチ
レンオレイルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシア
ルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩;ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレンオクチルフェニルエーテル硫酸ナトリウ
ム等のポリオキシアルキレンアリールエーテル硫酸エス
テル塩、ポリオキシエチレン(7)[ジスチレン化(メ
チルフェニルエーテル)]硫酸エステルアンモニウム
塩、ポリオキシプロピレン(8)[ジスチレン化(メチ
ルフェニルエーテル)]硫酸エステルアンモニウム塩、
ポリオキシエチレン(30)[ジスチレン化(メチルフ
ェニルエーテル)]硫酸エステルアンモニウム塩、ポリ
オキシエチレン(12)[ジスチレン化(ブチルフェニ
ルエーテル)]硫酸エステルナトリウム塩、ポリオキシ
エチレン(10)[メチルジスチレン化(メチルフェニ
ルエーテル)]硫酸エステルナトリウム塩、ポリオキシ
プロピレン(20)[メチルジスチレン化(メチルフェ
ニルエーテル)]硫酸エステルナトリウム塩、[ポリオ
キシプロピレン(5)ポリオキシエチレン(6)]ラン
ダム[ジスチレン化(メチルフェニルエーテル)]硫酸
エステルアンモニウム塩、[ポリオキシプロピレン(1
0)ポリオキシエチレン(20)]ブロック[ジスチレ
ン化メチルフェニルエーテル)]硫酸エステルナトリウ
ム塩)等が挙げられる。また、ノニオン性界面活性剤と
しては、ポリエチレングリコールのアルキルエステル
型、アルキルフェニルエーテル型、アルキルエーテル型
(ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリオキ
シエチレンソルビタンラウリルエステル、ポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオ
クチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル)等
が挙げられる。さらに、両性界面活性剤としては、ラウ
リルベタイン、ステアリルベタインの塩などのアルキル
ベタインの塩、ラウリル−β−アラニン、ラウリルジ
(アミノエチル)グリシン、オクチルジ(アミノエチ
ル)グリシンの塩等のアミノ酸型のもの等が挙げられ
る。
硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の水溶性重合開
始剤、レドックス系重合開始剤、過酸化ベンゾイル等の
油溶性重合開始剤を適宜用いることができる。特に過硫
酸カリウムや過硫酸ナトリウムの水溶性重合開始剤の使
用が好ましい。
ン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、シクロヘプ
タン等の飽和炭化水素、ペンテン、ヘキセン、ヘプテ
ン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテ
ン、4−メチルシクロヘキセン、1−メチルシクロヘキ
セン等の不飽和炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素などの炭化水素化合物を使用して
も良い。特に、沸点が適度に低く、重合終了後に未反応
物として残留した成分を水蒸気蒸留などによって回収、
再利用しやすいシクロヘキセンが好適である。
ックスは、顔料と共に紙被覆用組成物を構成するバイン
ダーとして使用される。このような顔料としては、例え
ば、カオリンクレー、タルク、硫酸バリウム、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、
サチンホワイトなどの無機顔料、あるいはポリスチレン
ラテックスのような有機顔料が挙げられ、これらは単独
または混合して使用される。
テル化澱粉等の変性澱粉、大豆蛋白、カゼインなどの天
然バインダー、あるいはポリビニルアルコールなどの水
溶性合成バインダーなどを使用しても差し支えない。さ
らに、ポリ酢酸ビニルラテックス、アクリル系ラテック
スなどの合成ラテックス等を本発明の共重合体ラテック
スと併用してもよいが、本発明の効果を高く発揮させる
ためには、これらの使用割合は全共重合体ラテックスの
うち固形分で50重量%未満に抑えることが望ましい。
更には20重量%未満に抑えることが望ましく、本発明
の共重合体ラテックスの単独使用が最も望ましい。
覆用組成物を調整する際に、さらにその他の助剤、例え
ば分散剤(ピロリン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナト
リウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムなど)、消泡剤
(ポリグリコール、脂肪酸エステル、リン酸エステル、
シリコーンオイルなど)、レベリング剤(ロート油、ジ
シアンジアミド、尿素など)、防腐剤、離型剤(ステア
リン酸カルシウム、パラフィンエマルジョンなど)、蛍
光染料、カラー保水性向上剤(カルボキシメチルセルロ
ース、アルギン酸ナトリウムなど)を必要に応じて添加
しても良い。
布する方法には、公知の技術、例えばエアナイフコータ
ー、ブレードコーター、ロールコーター、バーコーター
などのいずれの塗工機を使用しても差し支えない。ま
た、塗工後、表面を乾燥し、カレンダーリングなどによ
り仕上げる。
スは、特にオフセット印刷用にて使用することにより、
表面強度、インキ着肉性および臭気の少ないオフセット
印刷用塗工紙が得られるものであるが、さらに該共重合
体ラテックスを塗工白板紙用、特に食品用途に使用する
ことにより、さらに本発明の効果を発揮することができ
るものである。
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これら
の実施例に限定されるものではない。なお実施例中、割
合を示す部および%は特に断りのない限り重量基準によ
るものである。また実施例における共重合ラテックス作
製方法、諸物性の評価は次の方法に拠った。
ックスを40kg、ならびに適量の消泡剤を仕込み、苛性
ソーダにてラテックスのPHを7に調整し、表1,2に
示す温度まで加温した。その後、該耐圧容器の底部から
水蒸気を一定の速度で供給し、耐圧容器上部から留出液
を回収することにより、所定の温度での水蒸気蒸留を行
った。供給水蒸気量と留出量とは、いずれの実験におい
てもほぼ同等であった。
が18のインキで各塗工紙試料を同時に印刷し、その際
のピッキングの程度を肉眼で判定し、5級(最も良い)
から1級(最も悪い)まで相対的に評価した。6回の印
刷試験を行い、平均値を求めた。
に対して同時に湿し水を付与し、その直後に、***抵抗
が中程度のタック値が12のインキで各塗工紙試料を同
時に印刷し、その際のピッキングの程度を肉眼で判定
し、5級(最も良い)から1級(最も悪い)まで相対的
に評価した。6回の印刷試験を行い、平均値を求めた。
を付与し、その直後に、墨色のオフセット印刷用プロセ
スインキを各塗工紙試料に対して同時に印刷した際の印
刷濃度を肉眼で判定し、5級(最も濃い)から1級(最
も薄い)まで相対的に評価した。6回の印刷試験を行
い、平均値を求めた。
シクロヘキセンの測定 共重合体ラテックス中の4−フェニルシクロヘキセン
は、島津製作所社製ガスクロマトグラフGC−14Aを
用いて以下の方法で行った。 (1)サンプルの作成 共重合体ラテックス1g(固形分 45〜50重量%)
を精秤し、アセトン25mlに溶解し、密閉容器内で2
4時間放置後、これを測定試料とした。 (2)ガスクロマトグラフ測定条件 サンプル量 :5μl 検出器 :FID Inj/Det温度 :200℃ カラム温度 :80℃×40min後、180℃×20min カラム :ガラスカラム20m×1.2mmφ 固定相 :メチルシリコン 液膜厚 :3μm キャリアーガス :He、20ml/min. 水素 :0.7kg/cm2 エアー :0.9kg/cm2 定量方法 既知濃度のフェニルシクロヘキサンを用いて作成した検
量線を用いて、得られたガスクロマトグラフより共重合
体ラテックス固形分に対するのフェニルシクロヘキサン
の定量値を残留4−フェニルシクロヘキセンとして求め
た。同一試料について3回測定し、平均値をppmの単位
で示した。
しては、大塚電子製LPA−3000/3100を使用
した。
ラテックスフィルムを約1g秤量し、これを400cc
のトルエンに入れ48時間膨潤・溶解させる。その後、
これを300メッシュの金網で濾過し、金網に捕捉され
たトルエン不溶部を乾燥後秤量し、はじめのラテックス
フィルムの重量に占めるその重量の割合をゲル含有量と
して重量%で算出した。
気瓶に入れ、20℃×24時間放置した後、70℃×3
0分加熱後、冷却した後、試料の臭気を嗅ぎ、臭気の程
度によって5級(臭気が少なく良い)から1級(臭気が
多く悪い)まで相対的に評価した。各塗工紙試料につい
て10人の試験者の判定結果を平均し、テスト結果とし
た。
製 耐圧性の重合反応機に、重合水120部、乳化剤として
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5部、重炭
酸ナトリウム0.2部、過硫酸カリウム1部、シクロヘ
キセン6部 t−ドデシルメルカプタン0.5部を仕込
み、十分攪拌した後、表1、2に示す各単量体および他
の化合物を加えて70℃にて重合を開始し、重合転化率
が95%を越えた時点で重合を終了した。次いで、これ
ら共重合体ラテックスを、水蒸気蒸留(共重合体ラテッ
クス1〜3および5は温度90℃、共重合体ラテックス
4および8〜10は温度80℃、共重合体ラテックス1
1〜12は温度70℃)を行い、未反応単量体および他
の低沸点化合物を除去し、表1、2に示す粒子径、ゲル
含有量、残留4−フェニルシクロヘキセン量を示す共重
合体ラテックス1〜5および8〜12を得た。
ラウリル硫酸ソーダ3部、過硫酸カリウム1部、t−ド
デシルメルカプタン0.5部、α−メチルスチレンダイ
マー2部を加えて仕込み、十分攪拌した後、表1、2に
示す各単量体および他の化合物を加えて70℃にて重合
を開始し、重合転化率が95%を越えた時点で重合を終
了した。次いで、これら共重合体ラテックスを、80℃
にて水蒸気蒸留を行い、未反応単量体および他の低沸点
化合物を除去し、表1に示す粒子径、ゲル含有量、残留
4−フェニルシクロヘキセン量を示す共重合体ラテック
ス6を得た。
ドデシルジフェニルオキサイドジスルフォン酸ナトリウ
ム1部、過硫酸カリウム1部、t−ドデシルメルカプタ
ン0.5部、α−メチルスチレンダイマー2部を加えて
仕込み、十分攪拌した後、表1に示す各単量体および他
の化合物を加えて70℃にて重合を開始し、重合転化率
が95%を越えた時点で重合を終了した。次いで、これ
ら共重合体ラテックスを、80℃にて水蒸気蒸留を行
い、未反応単量体および他の低沸点化合物を除去し、表
1に示す粒子径、ゲル含有量、残留4−フェニルシクロ
ヘキセン量を示す共重合体ラテックス7を得た。
〜12を各々用いて、共重合体ラテックスの種類が異な
る12種類の紙被覆用組成物を作製した。
量が82g/m2の塗工原紙に、得られた各々の紙被覆
用組成物を塗工して12種類の塗工紙を作製した。な
お、各塗工紙は、全て次に示す同一条件下で作製した。 塗工条件:前記の熱風塗工乾燥機にて、上記組成物の絶
乾の塗工量が片面15g/m2となるようにワイヤーバ
ーを用いて塗工した。塗工速度は46m/min.に設
定した。 乾燥条件:塗工から約0.5秒後に、150℃の乾燥炉
内で、温度210℃、風速33m/秒の熱風により5秒
間乾燥した。得られた各塗工紙を、相対湿度65%、温
度20℃の条件下で一昼夜調湿した後、線圧80kg/
cm、温度60℃、通紙速度7m/分、表裏2回ずつ合
計4回の通紙条件でスーパーカレンダー処理し、共重合
体ラテックスの異なる12種類の塗工紙を得た。得られ
た塗工紙を各試験に供して評価し、その結果を共重合体
ラテックスの粒子径、ゲル含有量、残留4−フェニルシ
クロヘキセン量とともに表1および表2に示した。
は、表面強度、インキ着肉性、臭気のバランスに極めて
優れた共重合体ラテックスであり、オフセット印刷用、
塗工白板紙用、さらには特に食品用途に用いられる塗工
白板紙被覆用のバインダーとして使用される共重合体ラ
テックスとして極めて有用である。
Claims (5)
- 【請求項1】1、3−ブタジエン20〜60重量%、ス
チレン20〜79重量%、エチレン系不飽和カルボン酸
単量体1〜10重量%、これらと共重合可能な他の単量
体0〜59重量%からなる単量体合計100重量部を乳
化重合して得られた共重合体ラテックスであって、該共
重合体ラテックス中に残留する4−フェニルシクロヘキ
センが、該共重合体ラテックスの固形分に対して50p
pm以下であることを特徴とする紙被覆用共重合体ラテ
ックス。 - 【請求項2】共重合体ラテックス中に残留する4−フェ
ニルシクロヘキセンが、該共重合体ラテックスの固形分
に対して30ppm以下であることを特徴とする請求項
1記載の紙被覆用共重合体ラテックス。 - 【請求項3】オフセット印刷用に使用される請求項1又
は2記載の紙被覆用共重合体ラテックス。 - 【請求項4】塗工白板紙用に使用される請求項1又は2
記載の紙被覆用共重合体ラテックス。 - 【請求項5】食品用途に使用される請求項4記載の塗工
白板紙被覆用共重合体ラテックス。
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