JP2001244669A - 電子部品の放熱構造 - Google Patents

電子部品の放熱構造

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JP2001244669A
JP2001244669A JP2000050427A JP2000050427A JP2001244669A JP 2001244669 A JP2001244669 A JP 2001244669A JP 2000050427 A JP2000050427 A JP 2000050427A JP 2000050427 A JP2000050427 A JP 2000050427A JP 2001244669 A JP2001244669 A JP 2001244669A
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Tadashi Shoda
正 正田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱板に取り付けられた複数の電子部品の温
度上昇差を少なくすると共に、放熱板の共用化、放熱構
造及び組み立て作業の簡略化を図る。 【解決手段】 プリント基板1に実装された発熱量の異
なる電子部品3,4と、この電子部品3,4に沿わせて
プリント基板1に取り付けられた主放熱板2と、主放熱
板2を挟んで電子部品3,4と対向させて主放熱板2に
取り付けられた、電子部品3,4それぞれの発熱量に基
づいた大きさの放熱面積を有する補助放熱板5,6とか
らなり、電子部品3,4と補助放熱板5,6とのそれぞ
れを1つの取り付けビス7,8で主放熱板2に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に実
装する電子部品の放熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来例の電子部品の放熱構造の放
熱板と電子部品とをプリント基板に取り付けた様子を説
明する斜視図である。以下、図5を用いて従来の技術を
説明する。
【0003】プリント基板51には、回路パターン(図
示しない)が形成されており、動作時に発熱する電子部
品53,54が、前記プリント基板51に実装され、前
記回路パターンと接続(半田付け)されている。また、
プリント基板51には、前記電子部品53,54の近傍
に、放熱板52を取り付けるための複数の取り付け孔
(図示しない)が設けられている。
【0004】放熱板52は、熱伝導性に優れた例えばア
ルミニウムなどによって形成され、略長方形状の放熱板
本体52aと、この放熱板本体52aの一辺の両端近傍
に前記放熱板本体52aに対して略垂直に設けられた一
対の取り付け脚部52bとで構成されている。また、こ
の取り付け脚部52bには、放熱板52をプリント基板
51に取り付けるための取り付け孔52cが設けられて
いる。
【0005】放熱板52は、前記プリント基板51に設
けられた複数の取り付け孔(図示しない)と前記取り付
け孔52cの位置を合わせた状態で、プリント基板51
に対して例えば取り付けビス(図示しない)で略垂直に
取り付けられている。そして、放熱板本体52aには、
動作時に発熱する電子部品53,54が固定されてい
る。
【0006】このようにして、電子部品53,54を放
熱板52に直接固定することにより、動作時に電子部品
53,54から発する熱は、放熱板52に伝わり、放熱
板52より外部に放熱させることにより、電子部品5
3,54の温度上昇を抑えることができる。
【0007】図6は他の従来例の電子部品の放熱構造の
放熱板と電子部品とをプリント基板に取り付けた様子を
説明する斜視図である。以下、図6を用いて他の従来の
技術を説明する。
【0008】図6の他の従来例の電子部品の放熱構造
は、前述の図5と比較して、放熱板本体52aの一対の
取り付け脚部52bと反対側の端部に、プリント基板5
1と対向して平板部52dが一体で設けられている点が
異なり、それを除いた電子部品の放熱構造は図5と同じ
であり、図5と同じ番号を付記して説明を省略する。
【0009】即ち、放熱板52は、放熱板本体52aと
平板部52dとが一体で設けられ、その断面が略L字状
をなすように形成されたものであって、プリント基板5
1上の実装部品の高さが低く制限された場合であって
も、放熱面積を確保し易い放熱構造とされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図5の従来例の電子部
品の放熱構造においては、プリント基板51に実装され
た電子部品53,54が、動作時に発熱量が多い場合
に、放熱板52の放熱面積を増やして放熱板52から外
部に放熱し易くすることが必要となる。ところが、プリ
ント基板51上への実装高さが制限された場合に、放熱
板本体52aの必要とする高さを確保できないことから
放熱面積が不足し、動作時に電子部品53,54から発
する熱が、放熱板52より十分に外部に放熱できないた
めに、前記電子部品53,54の温度が上がり、電子部
品53,54の劣化及び低寿命化をまねくおそれがある
という問題があった。
【0011】また、図6の他の従来例の電子部品の放熱
構造においては、放熱板52は、放熱板本体52aと平
板部52dとが一体で設けられており、プリント基板5
1上への実装高さが制限された場合においても、図5の
従来例の電子部品の放熱構造に比べて、平板部52dを
有する分だけ放熱面積を広くできる。しかし、放熱板5
2は、放熱板本体52aの一辺の両端に前記放熱板本体
52aに対して略垂直に設けられた一対の取り付け脚部
52bにおいてのみ、プリント基板51に取り付けられ
ているため、平板部52dの放熱板本体52aと離れた
側に外力が加わると、取り付け脚部52bや、放熱板本
体52aに固定された電子部品53,54とプリント基
板51の回路パターン接続(半田付け)部に応力がかか
り、プリント基板51に割れを生じたり、電子部品5
3,54とプリント基板51の回路パターン接続(半田
付け)部にクラックを発生するおそれがあるという問題
があった。
【0012】また、図5の従来例の電子部品の放熱構造
及び図6の他の従来例の電子部品の放熱構造において、
電子部品53と比較して電子部品54の発熱量が多い場
合、電子部品53,54が固定された放熱板52の放熱
面積がほぼ同じであるために、電子部品54の温度が上
がり、電子部品54の劣化及び低寿命化をまねくおそれ
がある。これを改善するために、電子部品54が固定さ
れた部分のみ放熱板52の放熱面積を増やす(図示しな
い)ことで、電子部品54の温度を下げることができる
が、そうした放熱板52は、電子部品53と比較して電
子部品54の放熱量が多い場合にしか用いることができ
ない。逆に、電子部品54と比較して電子部品53の発
熱量が多い場合、電子部品53が固定された部分のみ放
熱面積を増やした(図示しない)放熱板52が必要とな
る。また、前述の2種類の放熱板を1つの放熱板52で
共用化を図るためには、放熱板52の放熱面積を電子部
品53,54の両方で増やせば良いが、放熱板52全体
の形状が大きくなり、放熱板52の材料コストが高くな
るという問題があった。
【0013】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、放熱
板に取り付けられた発熱量の異なる複数の電子部品のそ
れぞれの温度上昇差を少なくし、さらに放熱板の共用化
を図った電子部品の放熱構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品の放熱
構造は、プリント基板に実装された電子部品と、この電
子部品に沿わせて前記プリント基板に取り付けられた主
放熱板と、前記主放熱板を挟んで前記電子部品と対向さ
せて前記主放熱板に取り付けられた補助放熱板とからな
り、前記電子部品と前記補助放熱板とを1つの共通固定
手段にて前記主放熱板に固定したことを特徴とするもの
である。
【0015】また、本発明の電子部品の放熱構造は、プ
リント基板に実装された発熱量の異なる複数の電子部品
と、この複数の電子部品に沿わせて前記プリント基板に
取り付けられた主放熱板と、前記主放熱板を挟んで前記
複数の電子部品と対向させて前記主放熱板に取り付けら
れた異なる放熱面積を有する複数の補助放熱板とからな
り、前記補助放熱板は、前記電子部品それぞれの発熱量
に基づいた大きさの放熱面積を有するものであることを
特徴とするものである。
【0016】また、本発明の電子部品の放熱構造の前記
補助放熱板は、この補助放熱板を前記プリント基板に固
定するための取り付け脚部を備え、前記共通固定手段に
て前記主放熱板に固定されると共に前記取り付け脚部に
て前記プリント基板に固定されることにより、前記主放
熱板を前記プリント基板に対して略垂直に支持するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0017】また、本発明の電子部品の放熱構造の前記
補助放熱板において、前記プリント基板と接する縁端部
に、他の電子部品を前記プリント基板上に配設するため
の切り欠き部を設けたことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の電子部品の放熱構造の前記
補助放熱板は、前記主放熱板と接触する補助放熱板本体
と、この補助放熱板本体と一体で形成された複数の平板
部からなり、この平板部に複数の通風孔を設けたことを
特徴とするものである。
【0019】また、本発明の電子部品の放熱構造の前記
共通固定手段は取り付けビスであって、前記電子部品と
前記主放熱板とには前記取り付けビス用の貫通孔が設け
られ、前記補助放熱板には前記取り付けビス用の取り付
け孔が設けられ、前記取り付けビスは、前記電子部品側
より前記貫通孔を挿通して前記取り付け孔に挿入された
状態で、前記電子部品と前記補助放熱板とが前記主放熱
板に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は、本
発明の第1の実施の形態に係わる電子部品の放熱構造を
説明する斜視図である。また、図2は、本発明の第1の
実施の形態に係わる電子部品の放熱構造の主放熱板と補
助放熱板と電子部品とをプリント基板に取り付ける様子
を説明する斜視図である。図1を用いて、本発明の電子
部品の放熱構造について以下に説明する。
【0021】プリント基板1には、回路パターン(図示
しない)が形成されており、動作時に発熱する電子部品
3,4が、前記プリント基板1に実装され、前記回路パ
ターンと接続(半田付け)されている。また、プリント
基板1には、前記電子部品3,4の近傍に、主放熱板2
を取り付けるための複数の取り付け孔(図示しない)が
設けられている。
【0022】主放熱板2は、熱伝導性に優れた例えばア
ルミニウムなどによって形成され、略長方形状の主放熱
板本体2aと、この主放熱板本体2aの一辺の両端近傍
に前記主放熱板本体2aに対して略垂直に設けられた一
対の取り付け脚部2bとで構成されている。また、この
取り付け脚部2bには、主放熱板2をプリント基板1に
取り付けるための取り付け孔2cが設けられている。ま
た、主放熱板2は、前記プリント基板1に設けられた複
数の取り付け孔(図示しない)と前記取り付け孔2cの
位置を合わせた状態で、プリント基板1に対して例えば
取り付けビス(図示しない)で略垂直に取り付けられて
いる。そして、主放熱板本体2aには、動作時に発熱す
る電子部品3,4が固定されている。
【0023】そして、補助放熱板5が、主放熱板本体2
aを挟んで電子部品3と対向させて前記主放熱板本体2
aに取り付けられ、前記電子部品3と前記補助放熱板5
とは、1つの取り付けビス7(共通固定手段)にて前記
主放熱板本体2aに固定されている。また、同様にし
て、補助放熱板6が、主放熱板本体2aを挟んで電子部
品4と対向させて前記主放熱板本体2aに取り付けら
れ、前記電子部品4と前記補助放熱板6とは、1つの取
り付けビス8(共通固定手段)にて前記主放熱板本体2
aに固定されている。
【0024】そして、電子部品3と電子部品4とは発熱
量が異なり、補助放熱板5と補助放熱板6とは、前記電
子部品3と電子部品4のそれぞれの発熱量に基づいた大
きさの放熱面積を有している。即ち、電子部品4の方が
電子部品3よりも発熱量が大きいので、補助放熱板6の
放熱面積は、補助放熱板5の放熱面積よりも広くなって
いる。
【0025】また、補助放熱板5,6は、プリント基板
1と接する縁端部にこの補助放熱板5,6を前記プリン
ト基板1に固定するための取り付け脚部(後述する)を
備え、前記取り付けビス7,8(共通固定手段)にて前
記主放熱板2に固定されると共に前記取り付け脚部(後
述する)にて前記プリント基板1に固定されることによ
り、前記主放熱板2を前記プリント基板1に対して略垂
直に支持している。
【0026】次に、図2を用いて、本発明の第1の実施
の形態に係わる電子部品の放熱構造の主放熱板と補助放
熱板と電子部品とをプリント基板に取り付ける様子につ
いて以下に説明する。主放熱板2は、熱伝導性に優れた
例えばアルミニウムなどによって形成され、略長方形状
の主放熱板本体2aと、この主放熱板本体2aの一辺の
両端近傍に前記主放熱板本体2aに対して略垂直に設け
られた一対の取り付け脚部2bとで構成されている。ま
た、この取り付け脚部2bには、主放熱板2をプリント
基板1に取り付けるための取り付け孔2cが設けられて
いる。また、主放熱板2は、前記プリント基板1に設け
られた複数の取り付け孔(図示しない)と前記取り付け
孔2cの位置を合わせた状態で、プリント基板1に対し
て例えば取り付けビス(図示しない)で略垂直に取り付
けられている。そして、前記主放熱板本体2aには、取
り付けビス7,8(共通固定手段)用の貫通孔2d,2
eが設けられている。
【0027】また、プリント基板1には、電子部品3,
4をプリント基板1に実装し、プリント基板1に形成さ
れた回路パターン(図示しない)と接続(半田付け)す
るための取り付け孔1b,1cが設けられている。そし
て、電子部品3,4のリード部3b,4bが前記取り付
け孔1b,1cに挿入され、電子部品3,4に設けられ
た取り付けビス7,8用の貫通孔3a,4aと前記主放
熱板本体2aに設けられた取り付けビス7,8用の貫通
孔2d,2eの位置を合わせた状態で、プリント基板1
に形成された回路パターン(図示しない)と接続(半田
付け)される。
【0028】また、補助放熱板5をさらに詳しく説明す
ると、前記補助放熱板5は、前記主放熱板本体2aと接
触する補助放熱板本体5aと、この補助放熱板本体5a
と一体で形成された複数の平板部5bとからなり、前記
補助放熱板本体5aには前記取り付けビス7用の取り付
け孔5cが設けられ、前記複数の平板部5bのそれぞれ
にはプリント基板1と接する縁端部にこの補助放熱板5
を前記プリント基板1に固定するための取り付け脚部5
dを備えている。
【0029】同様に、補助放熱板6をさらに詳しく説明
すると、前記補助放熱板6は、前記主放熱板本体2aと
接触する補助放熱板本体6aと、この補助放熱板本体6
aと一体で形成された複数の平板部6bとからなり、前
記補助放熱板本体6aには前記取り付けビス8用の取り
付け孔6cが設けられ、前記複数の平板部6bのそれぞ
れにはプリント基板1と接する縁端部にこの補助放熱板
6を前記プリント基板1に固定するための取り付け脚部
6dを備えている。そして、前記平板部6bの面積を前
記平板部5bの面積よりも広くすることで、前記補助放
熱板6の放熱面積を前記補助放熱板5の放熱面積よりも
広くしている。
【0030】また、プリント基板1には、補助放熱板
5,6をプリント基板1に固定するための取り付け孔1
d,1eが設けられている。そして、補助放熱板5,6
は、補助放熱板5,6の取り付け脚部5d,6dが前記
取り付け孔1d,1eに挿入され、補助放熱板本体5
a,6aに設けられた取り付けビス7,8用の取り付け
孔5c,6cと前記主放熱板本体2aに設けられた取り
付けビス7,8用の貫通孔2d,2eの位置を合わせた
状態で、プリント基板1に固定される。
【0031】前述のようにプリント基板1に主放熱板2
と電子部品3,4と補助放熱板5,6が取り付けられ、
取り付けビス7,8が電子部品3,4側より電子部品
3,4の貫通孔3a,4aと主放熱板2の貫通孔2d,
2eを挿通して補助放熱板5,6の取り付け孔5c,6
cに挿入された状態で、前記電子部品3,4と前記補助
放熱板5,6とが前記主放熱板2に固定される。
【0032】図1と図2に記載の本発明の第1の実施の
形態に係わる電子部品の放熱構造において、主放熱板2
及び補助放熱板5,6の形状は、あくまで一実施例であ
って、これに限定するものではない。例えば、補助放熱
板5,6はその断面形状がが略コの字型の場合を記載し
たが、略L字型であっても良い。
【0033】また、電子部品3,4の2つの場合につい
て記載したが、数量はこれに限定するものではなく、1
つであっても3つ以上であっても良い。また、電子部品
4の発熱量が電子部品3の発熱量よりも多く、補助放熱
板6の放熱面積が補助放熱板5の放熱面積よりも広い場
合について記載したが、これに限定するものではなく、
逆に電子部品3の発熱量が電子部品4の発熱量よりも多
く、補助放熱板5の放熱面積が補助放熱板6の放熱面積
よりも広くても良い。また、補助放熱板5,6の取り付
け脚部5d,6dの位置、形状についても、これに限定
するものではない。
【0034】[第2の実施の形態]図3は、本発明の第
2の実施の形態に係わる電子部品の放熱構造を説明する
斜視図である。図1の第1の実施の形態に係わる電子部
品の放熱構造と比較して、同じ部分には同じ符号を付し
てその説明を省略し、図1と異なる点についてのみ以下
に説明する。
【0035】図1において、プリント基板1は、図示し
ない機器に略水平に配設されているが、図3において、
プリント基板1は、図示しない機器に略垂直に配設さ
れ、補助放熱板5,6の複数の平板部5b,6bは、図
示しない機器に略水平に配設されている。
【0036】また、図3の前記補助放熱板5,6の複数
の平板部5b,6bには、前記プリント基板1と接する
縁端部に、電子部品11,12を前記プリント基板1上
に配設するための切り欠き部5e,6eがそれぞれ設け
られている。その結果、前記プリント基板1において、
前記補助放熱板5,6が配設される領域にも電子部品1
1,12を実装することが可能となり、前記プリント基
板1の電子部品実装密度が向上し、前記プリント基板1
の小型化を図ることができる。
【0037】また、図3の前記補助放熱板5,6の複数
の平板部5b,6bには、図示しない機器に略水平に配
設された前記補助放熱板5,6の複数の平板部5b,6
b周辺の上下方向の通気性を良くするために、複数の通
風孔5f,6fががそれぞれ設けられている。その結
果、前記補助放熱板5,6の複数の平板部5b,6b周
辺の通気性が悪くなって、プリント基板1上に実装され
た電子部品11,12の放熱が損なわれるおそれがある
という問題を改善することができる。
【0038】図3の本発明の第2の実施の形態に係わる
電子部品の放熱構造において、プリント基板1は、図示
しない機器に略垂直に配設されているが、これに限定す
るものではない。また、主放熱板2及び補助放熱板5,
6の形状は、あくまで一実施例であって、これに限定す
るものではない。例えば、補助放熱板5,6はその断面
形状がが略コの字型の場合を記載したが、略L字型であ
っても良い。
【0039】また、電子部品3,4の2つの場合につい
て記載したが、数量はこれに限定するものではなく、1
つであっても3つ以上であっても良い。また、電子部品
4の発熱量が電子部品3の発熱量よりも多く、補助放熱
板6の放熱面積が補助放熱板5の放熱面積よりも広い場
合について記載したが、これに限定するものではなく、
逆に電子部品3の発熱量が電子部品4の発熱量よりも多
く、補助放熱板5の放熱面積が補助放熱板6の放熱面積
よりも広くても良い。また、前記補助放熱板5,6の複
数の平板部5b,6bに設けられた切り欠き部5e,6
eの位置、形状はあくまでも一実施例であり、これに限
定するものではない。また、前記補助放熱板5,6の複
数の平板部5b,6bに設けられた複数の通風孔5f,
6fは丸孔を2つ設けた場合について記載したが、孔の
形状、数量はこれに限定するものではなく、1つであっ
ても3つ以上であっても良い。
【0040】[第3の実施の形態]図4は、本発明の第
3の実施の形態に係わる電子部品の放熱構造を説明する
斜視図である。図1の第1の実施の形態に係わる電子部
品の放熱構造と比較して、図1と異なる点についてのみ
以下に説明する。
【0041】図1において、プリント基板1に主放熱板
2と電子部品3,4と補助放熱板5,6が取り付けら
れ、取り付けビス7,8(共通固定手段)が電子部品
3,4側より電子部品3,4の貫通孔3a,4aと主放
熱板2の貫通孔2d,2eを挿通して補助放熱板5,6
の取り付け孔5c,6cに挿入された状態で、前記電子
部品3,4と前記補助放熱板5,6とが前記主放熱板2
に固定されている。
【0042】図4において、図1と異なるところは、取
り付けビス7,8(共通固定手段)の代わりの固定方法
の一例として、固定クリップ9,10(共通固定手段)
を用いて、前記電子部品3,4と前記補助放熱板5,6
とが前記主放熱板2に固定されている点である。その他
は、図1と同じであり、同じ部分には同じ符号を付して
その説明を省略する。
【0043】図4の本発明の第3の実施の形態に係わる
電子部品の放熱構造において、主放熱板2及び補助放熱
板5,6の形状は、あくまで一実施例であって、これに
限定するものではない。例えば、補助放熱板5,6はそ
の断面形状がが略コの字型の場合を記載したが、略L字
型であっても良い。
【0044】また、電子部品3,4の2つの場合につい
て記載したが、数量はこれに限定するものではなく、1
つであっても3つ以上であっても良い。また、電子部品
4の発熱量が電子部品3の発熱量よりも多く、補助放熱
板6の放熱面積が補助放熱板5の放熱面積よりも広い場
合について記載したが、これに限定するものではなく、
逆に電子部品3の発熱量が電子部品4の発熱量よりも多
く、補助放熱板5の放熱面積が補助放熱板6の放熱面積
よりも広くても良い。また、固定方法の一例として、固
定クリップ9,10を用いた場合について示したが、こ
れに限定するものではない。
【0045】
【発明の効果】本発明の電子部品の放熱構造によれば、
プリント基板に実装された電子部品と、この電子部品に
沿わせて前記プリント基板に取り付けられた主放熱板
と、前記主放熱板を挟んで前記電子部品と対向させて前
記主放熱板に取り付けられた補助放熱板とからなり、前
記電子部品と前記補助放熱板とを1つの共通固定手段に
て前記主放熱板に固定したことを特徴とするものであ
る。
【0046】従って、前記電子部品と前記補助放熱板と
を1つの共通固定手段にて前記主放熱板に固定すること
ができるため、放熱構造の簡略化、前記電子部品と前記
補助放熱板とを前記主放熱板に固定する組み立て作業の
簡略化を図ることができる。
【0047】また、本発明の電子部品の放熱構造によれ
ば、プリント基板に実装された発熱量の異なる複数の電
子部品と、この複数の電子部品に沿わせて前記プリント
基板に取り付けられた主放熱板と、前記主放熱板を挟ん
で前記複数の電子部品と対向させて前記主放熱板に取り
付けられた異なる放熱面積を有する複数の補助放熱板と
からなり、前記補助放熱板は、前記電子部品それぞれの
発熱量に基づいた大きさの放熱面積を有するものである
ことを特徴とするものである。
【0048】従って、前記主放熱板に取り付けられた発
熱量の異なる複数の電子部品個々の発熱量に基づき、異
なる放熱面積を有する複数の補助放熱板より選択して取
り付けることにより、前記発熱量の異なる複数の電子部
品のそれぞれの温度上昇差を少なくすることで、発熱量
の多い電子部品の温度が上がり、その電子部品の劣化及
び低寿命化をまねくおそれがあることを改善することが
できる。そして、前記主放熱板と異なる放熱面積を有す
る複数の補助放熱板とを組み合わせることにより、補助
放熱板を電子部品個々の放熱量に基づいて選択できるこ
とから、主放熱板と補助放熱板の共用化を図ることがで
きる。
【0049】また、本発明の電子部品の放熱構造によれ
ば、前記補助放熱板は、この補助放熱板を前記プリント
基板に固定するための取り付け脚部を備え、前記共通固
定手段にて前記主放熱板に固定されると共に前記取り付
け脚部にて前記プリント基板に固定されることにより、
前記主放熱板を前記プリント基板に対して略垂直に支持
するようにしたことを特徴とするものである。
【0050】従って、補助放熱板により前記主放熱板を
前記プリント基板に対して略垂直に支持するようにした
ことにより、前記主放熱板の前記プリント基板への取り
付け部や、主放熱板に固定された電子部品と前記プリン
ト基板の回路パターン接続(半田付け)部に応力がかか
り、プリント基板に割れを生じたり電子部品とプリント
基板の回路パターン接続(半田付け)部にクラックが発
生するおそれがあることを改善することができる。
【0051】また、本発明の電子部品の放熱構造によれ
ば、前記補助放熱板において、前記プリント基板と接す
る縁端部に、他の電子部品を前記プリント基板上に配設
するための切り欠き部を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0052】従って、前記プリント基板において、前記
補助放熱板が配設される領域にも電子部品を実装するこ
とが可能となり、前記プリント基板の電子部品実装密度
が向上し、前記プリント基板の小型化を図ることができ
る。
【0053】また、本発明の電子部品の放熱構造によれ
ば、前記補助放熱板は、前記主放熱板と接触する補助放
熱板本体と、この補助放熱板本体と一体で形成された複
数の平板部からなり、この平板部に複数の通風孔を設け
たことを特徴とするものである。
【0054】従って、前記補助放熱板の複数の平板部周
辺の通気性が悪くなって、プリント基板上に実装された
電子部品の放熱が損なわれるおそれがあるという問題を
改善することができる。
【0055】また、本発明の電子部品の放熱構造によれ
ば、前記共通固定手段は取り付けビスであって、前記電
子部品と前記主放熱板とには前記取り付けビス用の貫通
孔が設けられ、前記補助放熱板には前記取り付けビス用
の取り付け孔が設けられ、前記取り付けビスは、前記電
子部品側より前記貫通孔を挿通して前記取り付け孔に挿
入された状態で、前記電子部品と前記補助放熱板とが前
記主放熱板に取り付けられていることを特徴とするもの
である。
【0056】従って、前記電子部品と前記補助放熱板と
を1つの前記取り付けビスにて前記主放熱板に固定する
ことができるため、放熱構造の簡略化、前記電子部品と
前記補助放熱板とを前記主放熱板に固定する組み立て作
業の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる電子部品の
放熱構造を説明する斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係わる電子部品の
放熱構造の主放熱板と補助放熱板と電子部品とをプリン
ト基板に取り付ける様子を説明する斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係わる電子部品の
放熱構造を説明する斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係わる電子部品の
放熱構造を説明する斜視図である。
【図5】従来例の電子部品の放熱構造の放熱板と電子部
品とをプリント基板に取り付けた様子を説明する斜視図
である。
【図6】他の従来例の電子部品の放熱構造の放熱板と電
子部品とをプリント基板に取り付けた様子を説明する斜
視図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 主放熱板 3、4 電子部品 5、6 補助放熱板 5a、6a 補助放熱板本体 5b、6b 平板部 5c、6c 取り付け孔 5d、6d 取り付け脚部 5e、6e 切り欠き部 5f、6f 通風孔 7、8 取り付けビス(共通固定手段) 9、10 固定クリップ(共通固定手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板に実装された電子部品と、
    この電子部品に沿わせて前記プリント基板に取り付けら
    れた主放熱板と、前記主放熱板を挟んで前記電子部品と
    対向させて前記主放熱板に取り付けられた補助放熱板と
    からなり、前記電子部品と前記補助放熱板とを1つの共
    通固定手段にて前記主放熱板に固定したことを特徴とす
    る電子部品の放熱構造。
  2. 【請求項2】 プリント基板に実装された発熱量の異な
    る複数の電子部品と、この複数の電子部品に沿わせて前
    記プリント基板に取り付けられた主放熱板と、前記主放
    熱板を挟んで前記複数の電子部品と対向させて前記主放
    熱板に取り付けられた異なる放熱面積を有する複数の補
    助放熱板とからなり、前記補助放熱板は、前記電子部品
    それぞれの発熱量に基づいた大きさの放熱面積を有する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の電子部品の
    放熱構造。
  3. 【請求項3】 前記補助放熱板は、この補助放熱板を前
    記プリント基板に固定するための取り付け脚部を備え、
    前記共通固定手段にて前記主放熱板に固定されると共に
    前記取り付け脚部にて前記プリント基板に固定されるこ
    とにより、前記主放熱板を前記プリント基板に対して略
    垂直に支持するようにしたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の電子部品の放熱構造。
  4. 【請求項4】 前記補助放熱板において、前記プリント
    基板と接する縁端部に、他の電子部品を前記プリント基
    板上に配設するための切り欠き部を設けたことを特徴と
    する請求項1から請求項3までのいずれかに記載の電子
    部品の放熱構造。
  5. 【請求項5】 前記補助放熱板は、前記主放熱板と接触
    する補助放熱板本体と、この補助放熱板本体と一体で形
    成された複数の平板部からなり、この平板部に複数の通
    風孔を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4ま
    でのいずれかに記載の電子部品の放熱構造。
  6. 【請求項6】 前記共通固定手段は取り付けビスであっ
    て、前記電子部品と前記主放熱板とには前記取り付けビ
    ス用の貫通孔が設けられ、前記補助放熱板には前記取り
    付けビス用の取り付け孔が設けられ、前記取り付けビス
    は、前記電子部品側より前記貫通孔を挿通して前記取り
    付け孔に挿入された状態で、前記電子部品と前記補助放
    熱板とが前記主放熱板に取り付けられていることを特徴
    とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の電
    子部品の放熱構造。
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