JP2001239952A - 電動パワーステアリング制御装置及びその制御方法 - Google Patents

電動パワーステアリング制御装置及びその制御方法

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JP2001239952A JP2000055339A JP2000055339A JP2001239952A JP 2001239952 A JP2001239952 A JP 2001239952A JP 2000055339 A JP2000055339 A JP 2000055339A JP 2000055339 A JP2000055339 A JP 2000055339A JP 2001239952 A JP2001239952 A JP 2001239952A
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敏英 佐竹
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    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のパワーステアリング制御装置は、ハン
ドル操舵トルクとモータトルクとを加算した値からモー
タ慣性トルクを減算し、これを1次フィルタを通すこと
によって路面反力トルクを得ていた。この演算の場合、
ハンドル操作力の高い周波数の成分のものは、異常に大
きいハンドル戻し力となつて表れ、運転者に違和感を与
えるという問題があった。 【解決手段】 ハンドル操舵トルクとモータトルクとを
加算した値からモータ慣性トルクを減算し、これを2直
列した2段の1次フィルタ100、101を通すことに
よって路面反力トルクを得る路面反力トルク検出手段1
15Sを設ける。この演算の場合、ハンドル操作力の慣
性項は周波数依存性がなくなり、高い周波数の成分のも
のが異常に大きいハンドル戻し力となつて表れると言う
ことがなくなり、運転者に違和感を与えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者のハンドル
操作により発生した操舵トルクを補助するトルクを電動
モータにより発生させる電動パワーステアリング制御装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】運転者のハンドル操作を、他の動力源
(例えば油圧ポンプや電動モータ)の駆動力で補助する
ことにより、運転者の操作必要力を軽減し、ハンドル操
作を容易にする装置としてパワーステアリング制御装置
がある。以下の説明では、上記の他の駆動源として電動
モータを用いたものを、他と区別するため電動パワース
テアリング制御装置という。
【0003】従来の電動パワーステアリング制御装置の
構成例として、本願出願人による先の出願、特願平12
−016026号に記載しているものの構成を図10に
示す。同図において、10は図示しないステアリング装
置を駆動する電動モータ(以下単にモータという)であ
る。1は図示しない運転者のハンドル操作によって生じ
る操舵トルクを検出して操舵トルク信号を出力する操舵
トルク検出器(操舵トルク検出手段という)、2は操舵
トルク信号に基づいて操舵補助トルク信号を演算する操
舵トルク制御器(操舵アシスト制御手段という)、17
は路面反力トルク検出器15の出力である路面反力トル
ク信号に基づいてハンドルを原点に復帰させる方向にモ
ータ10のトルクを発生させるためのハンドル戻し補助
トルク信号を出力する戻しトルク補償器、5はモータ速
度検出器、3はモータ速度信号を受けてそのダンピング
を補償するダンピング補償器、4は慣性補償器、6はモ
ータ加速度検出器、7はモータ電流決定器、9はモータ
駆動器、11はモータ電流検出器、12は第1の加算
器、13は第2の加算器、14は車速検出器である。
【0004】また、15Sはローパスフィルタを備え、
操舵トルク検出器1の出力である操舵トルク信号とモー
タ加速度検出器6の出力であるモータ加速度信号と、モ
ータ電流検出器11の出力するモータ電流値とからマイ
コンのS/W上で路面反力トルク信号を演算して出力す
る路面反力トルク検出器である。なお、路面反力トルク
検出器15Sの演算処理説明図を図12に示し、その演
算の詳細については後述する。
【0005】従来の電動パワーステアリング制御装置の
動作について、図11のフローチャートに基づき説明す
る。まず、ステップS301で、操舵トルク検出器1で
検出された操舵トルク信号を読み込みメモリに記憶す
る。次に、ステップS302で、モータ速度検出器5に
て検出されたモータ速度信号を読み込みメモリに記憶す
る。ステップS303では、モータ加速度検出器6にお
いて、モータ速度信号を微分演算してモータ加速度信号
を得るとともにメモリに記憶し、ステップS304で
は、モータ電流信号を読み込みメモリに記憶する。
【0006】次に、ステップS305〜S306では、
路面反力トルク検出器15Sにおいて下記の演算を行
い、路面反力トルク信号を求める。まず、ステップS3
05で、操舵トルク信号Tsensと、ステアリング軸回転
加速度に相当するモータ加速度信号dωと、モータ電流
信号Imtr とを用いて、下記の式(1)により、定常反
力信号T' rea-est を得る。 T' rea-est =Tsens+Kt ・Imtr −J・dω‥‥‥‥(1) ここで Kt :モータのトルク定数(ステアリング
軸換算) J :ステアリング機構の慣性モーメント
である。次に、ステップS306において、路面反力ト
ルク検出器15Sに設けられたローパスフィルタによ
り、下記の式(2)に示すような1次フィルタ演算を行
って路面反力トルク信号Trea-est を得るとともに、こ
の路面反力トルク信号Tre a-est をメモリに記憶する。 dTrea-est /dt=−Trea-est /T1 +T' rea-est /T1 ‥‥(2) ここで、T1 は(2)式の1次フィルタの時定数で、折
点周波数fc =1/(2π・T1 )が0.05〜1.0
Hzの間になるように定める。
【0007】次に、ステップS307〜S308では、
操舵トルク制御器2において、操舵トルク信号を位相補
償器に通して位相補償し、この位相補償された操舵トル
ク信号に対してマップ演算し、操舵補助トルク信号を求
めてメモリに記憶する。ステップS309では、戻しト
ルク補償器17にて上記路面反力トルク信号T rea-est
に対してマップ演算によりハンドル戻し補助トルク信号
を求め、これをメモリに記憶する。ステップS310で
は、ダンピング補償器3によりモータ速度信号に比例ゲ
インを乗じてダンピング補償信号を求めメモリに記憶す
る。ステップS311では、慣性補償器4によりモータ
加速度信号に比例ゲインを乗じて慣性補償信号を求めメ
モリに記憶する。
【0008】次に、ステップS312に進み、第1の加
算器12によりステップS308〜S311で求められ
た操舵補助トルク信号,ハンドル戻し補助トルク信号,
ダンピング補償信号及び慣性補償信号を加算して目標ト
ルクを求め、これをメモリに記憶する。ステップS31
3で、モータ電流決定器7によりステップS312で求
めた目標トルクにゲインを乗じて目標電流を求めてメモ
リに記憶する。なお、この時のゲインは、モータ10の
ステアリング軸換算でのトルク定数の逆数としておく。
以上に説明したステップS301〜S313を繰り返
す。
【0009】次に、上記式(1)及び式(2)により路
面反力トルクの検出が可能となる理由について説明す
る。ステアリング機構の運動方程式は、下記の式(3)
で表される。 J・dωs /dt=Thdl +Tmtr −Tfric−Treact …‥‥(3) ここで dωs /dt:ステアリング軸回転加速度 Thdl :操舵トルク Tmtr :モータ出力トルク(ステアリング軸換算) Tfric :ステアリング機構内の摩擦トルク Treact :路面反力トルク(ステアリング軸換算)
である。上記式(3)を路面反力トルクTreact につ
いて解くと、以下の式(4)のようになる。 Treact =Thdl +Tmtr −J・dωs /dt−Tfric…‥‥(4) したがって、操舵トルク,モータ出力トルク,ステアリ
ング軸回転加速度,ステアリング機構内の摩擦トルクの
各値を用いることにより、路面反力トルクTre act を求
めることができる。操舵トルクThdl としては操舵トル
ク信号Tsensを使用することができ、モータ出力トルク
mtr としてはモータ電流信号Imtr にトルク定数Kt
を乗じた値を使用することができる。また、ステアリン
グ軸回転加速度(dωs /dt)としてはモータ加速度
信号dωを使用することができる。したがって、ステア
リング機構内の摩擦トルクTfricの影響を除いた路面反
力トルクは、上記式(1)で検出可能である。
【0010】一方、摩擦トルクTfricは、ステアリング
機構の回転速度に対してリレーとして作用する。また、
リレーは制御工学上、等価線形化法により、等価的にゲ
インと位相で表すことができることは広く知られてい
る。したがって、上記式(1)で検出された定常反力信
号T' rea-est のゲインと位相とを、上記式(2)の1
次フィルタにより調整することにより、路面反力トルク
信号Trea-est を得ることができる。すなわち、ゲイン
と位相とを調整する最も一般的な方法として図12のよ
うに1次フィルタ(ローパスフィルタ)が用いられる。
1次フィルタでゲインと位相を調整可能なのは、折点周
波数以上の周波数領域であり、調整したい周波数の0.
5〜1倍の範囲に折点周波数を設定すれば、ゲインはお
よそ1〜0.5倍、位相はおよそ0〜−20degの範
囲で調整可能であり、摩擦トルクの影響は大抵の場合キ
ャンセルすることができる。自動車において一般的に行
われる操舵周波数は、0.1〜1Hz程度の範囲であ
り、折点周波数を上記操舵周波数の0.5〜1倍、すな
わち概ね0.05Hzから1Hzの範囲に設定しておけ
ば摩擦トルクの影響のキャンセルが可能となる。なお、
具体的な折点周波数は、検出された路面反力トルク信号
に基づく制御を最も効かせたい操舵周波数を狙って設定
される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のパワーステアリ
ング装置は、以上に説明したように、モータの慣性に相
当する項(J・dωs /dt)の影響は、周波数の2乗
に比例して影響が大きくなるのに対し、路面反力トルク
検出器のローパスフィルタは1次フィルタが使用されて
いるため、(式5)に示すように結果的にハンドルを操
作する操作力の周波数成分に比例してモータの慣性の影
響が大きくなる。 J・ f 2 /(T1 ・f+1)≒J・ f /T1 …(5) そのため、ステアリング軸回転加速度(dωs /dt)
の検出誤差や、ステアリング機構の慣性モーメント
(J)の見積り誤差にともなうモータの慣性に相当する
項の誤差は、結果的にハンドル操作周波数に比例して大
きくなる。その結果、高い周波数の成分を多く含むよう
な周期の早いハンドル操作(以下高周波操舵という)で
操舵した時に、モータが不自然なハンドル戻しトルクを
発生して、ハンドルが異常に重くなる等の問題があっ
た。
【0012】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであり、高い周波数の操作で操舵を行った際
にも不自然なハンドル戻しトルクが発生してハンドルが
重くなったりすることのないパワーステアリング装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明による電動パワ
ーステアリング制御装置は、運転者のハンドル操作によ
る操舵トルクを補助するトルクを発生させる電動モータ
と、操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、モー
タに流れる電流を検出するモータ電流検出手段と、操舵
トルクと、モータ電流から演算されるステアリング軸換
算のモータトルクとを加算した値を1次ローパスフィル
タを複数段直列接続したフィルタを通して路面反力トル
ク検出値を得る第1の路面反力トルク検出手段とを備え
たものである。
【0014】また、操舵トルクを補助するトルクを発生
させる電動モータと、操舵トルクを検出する操舵トルク
検出手段と、電動モータに流れる電流を検出するモータ
電流検出手段と、電動モータの回転角加速度を検出する
モータ回転角加速度検出手段と、操舵トルクと、モータ
電流から演算したステアリング軸換算のモータトルクと
を加算した値から、回転角加速度検出手段の出力から演
算されるステアリング軸換算のモータ慣性トルクを減算
して得た値を1次ローパスフィルタを複数段直列接続し
たフィルタを通して路面反力トルク検出値を得る第2の
路面反力トルク検出手段とを備えたものである。
【0015】また、操舵トルクと、モータ電流から演算
したステアリング軸換算のモータトルクとを加算した値
から、回転角加速度検出手段の出力から演算されるステ
アリング軸換算のモータ慣性トルクを減算して得た値が
あらかじめ定めた所定値を越えないように制限するリミ
ッタを備えたものである。
【0016】また、複数の1次ローパスフィルターの
内、少なくとも1つはその時定数が0.05Hz以上、
1Hz以下であり、他の少なくとも1つはその時定数が
1Hz以上、3Hz以下であるものである。
【0017】また、操舵トルクを補助するトルクを発生
させる電動モータと、操舵トルクを検出する操舵トルク
検出手段と、モータに流れる電流を検出するモータ電流
検出手段と、操舵トルクとモータ電流から演算されるス
テアリング軸換算のモータトルクとを加算した値があら
かじめ定めた所定値を越えないように制限するリミッタ
と、この値をローパスフィルタを通して路面反力トルク
検出値を得る第3の路面反力トルク検出手段とを備えた
ものである。
【0018】また、操舵トルクを補助するトルクを発生
させる電動モータと、操舵トルクを検出する操舵トルク
検出手段と、電動モータに流れる電流を検出するモータ
電流検出手段と、電動モータの回転角加速度を検出する
モータ回転角加速度検出手段と、操舵トルクと、モータ
電流から演算したステアリング軸換算の前記電動モータ
のモータトルクとを加算した値から、回転角加速度から
演算されるステアリング軸換算のモータ慣性トルクを減
算して得た値があらかじめ定めた所定値を越えないよう
に制限するリミッタと、この値をローパスフィルタを通
して路面反力トルク検出値を得る第4の路面反力トルク
検出手段とを備えたものである。
【0019】この発明による電動パワーステアリング制
御装置の制御方法は、ハンドル操作により発生する操舵
トルクを検出する手順と、操舵トルクを補助するトルク
を発生させる電動モータの電流を検出する手順と、電動
モータの回転角加速度を検出する手順と、操舵トルク
と、モータ電流から演算したステアリング軸換算のモー
タトルクとを加算した値から、回転角加速度から演算さ
れるステアリング軸換算のモータ慣性トルクを減算して
得た値を1次ローパスフィルタを複数段直列接続した1
次ローパスフィルタを通して路面反力トルク検出値を得
る路面反力トルク検出手順とを含むものである。
【0020】また、ハンドル操作により発生する操舵ト
ルクを検出する手順と、操舵トルクを補助するトルクを
発生させる電動モータの電流を検出する手順と、電動モ
ータの回転角加速度を検出する手順と、操舵トルクと、
モータ電流から演算したステアリング軸換算のモータト
ルクとを加算した値から、回転角加速度から演算される
ステアリング軸換算のモータ慣性トルクを減算して得た
値があらかじめ定めた所定値を越えないように制限する
制限手順と、前記値をローパスフィルタを通して路面反
力トルク検出値を得る路面反力トルク検出手順とを含む
ものである。
【0021】また、操舵トルクと、モータ電流から演算
したステアリング軸換算のモータトルクとを加算した値
があらかじめ定めた所定値を越えないように制限するリ
ミッタを備えたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本実施の形態1の
電動パワーステアリング制御装置における構成を図1
に、その動作フローチャートを図2に示す。図1に於い
て10は図示しないステアリング装置を駆動する電動モ
ータ(以下単にモータという)である。1は図示しない
運転者のハンドル操作によって生じる操舵トルクを検出
して操舵トルク信号を出力する操舵トルク検出器(操舵
トルク検出手段という)、2は操舵トルク信号に基づい
て操舵補助トルク信号を演算する操舵トルク制御器、1
7は後述する路面反力トルク信号に基づいてハンドルを
原点に復帰させる方向にモータ10のトルクを発生させ
るための戻しトルク補償器、5はモータ速度検出器、3
はモータ速度信号を受けてそのダンピングを補償するダ
ンピング補償器、4は慣性補償器、6はモータ加速度検
出器(モータ加速度検出手段)、7はモータ電流決定
器、9はモータ駆動器、11はモータ電流検出器(モー
タ電流検出手段)、12は第1の加算器、13は第2の
加算器、14は車速検出器である。115Sは第2の路
面反力トルク検出器(第2の路面反力トルク検出手段)
であってその演算処理説明図を図3に示す。図2は従来
のフローチャート図11と比べて、ステップS1306
のみが異なっており、他は図11と同じである。S13
06でT' rea-est をローパスフィルタを通すことによ
って路面反力トルク信号Trea-est を演算する際のロー
パスフィルタが、図3に示すような第1の1次ローパス
フィルタ100と第2の1次ローパスフィルタ101を
直列接続したものとなっている。
【0023】第1の1次ローパスフィルタ100は式
(6)に示すものであり、従来の説明のものと同様に、
時定数T1 を、折点周波数fc =1/(2π・T1 )が
0.05〜1.0Hzの間になるように定めたものであ
る。 dT''rea-est /dt=−T''rea-est /T1 +T' rea-est /T1 ‥(6) ここで T''rea-est :中間状態量
である。一方、第2の1次ローパスフィルタ101
は、式(7)に示すものであり、時定数T2 を、折点周
波数fc =1/(2π・T2 )が1.0〜3.0Hzの
間になるように定めたものである。 dTrea-est /dt=−Trea-est /T2 +T''rea-est /T2 ‥‥(7) これ以外の動作は従来と同じである。
【0024】従来の技術で説明したように、慣性項(J
・ f 2 )は、周波数fの2乗に比例して影響が大きくな
るのに対し、図12で示した従来のローパスフィルタは
1次フィルタであるため、式(5)に示したように、結
果的に周波数に比例して慣性項の影響が大きくなってし
まっていたが、本実施の形態では、1次フィルタを2段
にすることにより、慣性項の影響は、式(8)のように
周波数依存性がなくなる。 J・ f 2 /(T1 ・f+1)/(T2 ・f+1)≒J/(T
1 ・T2 )…(8) このとき、従来の技術で導入され
てきた1 次のローパスフィルタは、摩擦項補償効果を狙
っており、2段化することにより摩擦項補償効果がなく
なってしまうことを避ける必要がある。
【0025】従って、1段目のフィルタ100の時定数
は従来通り0.05〜1Hzの間で定め、2 段目のフィ
ルタ101の時定数は、モータ慣性項の影響が大きくな
り始める1.0〜3.0Hzに設定することにより、摩
擦補償効果と高周波での路面反力トルク推定誤差が大き
くなることの防止を両立させることができる。なお、図
3では1次フィルタが2段として説明したが、複数段あ
っても良いことは言うまでもない。以上のように、複数
段の1次ローパスフィルタを直列接続したことによっ
て、常に精度の良い路面反力検出を行うことができ、そ
の結果、高周波操舵を行った際にも不自然にハンドル戻
しトルクが大きく作用して、ハンドルが重くなったりす
ることのないパワーステアリング装置を提供することが
可能となる。
【0026】実施の形態2.実施の形態2の電動パワー
ステアリング制御装置における構成図を図4に、フロー
チャートを図5に示す。図4に於いて215Sは実施の
形態2の第4の路面反力トルク検出器(第4の路面反力
トルク検出手段と言う)を示しており、図5のフローチ
ャートは、従来の図のフローステップS306をS23
06に変更したものである。第4の路面反力トルク検出
器215Sの演算処理説明図を図6に示す。実施の形態
2では、S2306において、T' rea-est を図6に示
すようにリミッタ104と1次ローパスフィルタ100
を通して、路面反力トルク信号Tre a-est を演算する。
【0027】この際のリミッタ104は、モータ慣性項
に伴う、路面反力トルク推定値(T rea-est )の推定誤
差が周波数に比例して異常に大きくなってしまうことを
防ぐために、ローパスフィルタ100に通す前の路面反
力トルクの推定誤差(T' re a-est )に、リミッタをか
け所定範囲内に制限するものである。また、ローパスフ
ィルタ100は、従来例の図12に示すものと同じ1次
フィルタである。これ以外の動作は従来と同じである。
【0028】リミッタ104を通してから、1次ローパ
スフィルタ100を通すようにしたことにより、路面反
力トルク推定値(Trea-est )が不用意に大きな値とな
ることがなくなるので、大きな誤差の出ない路面反力検
出を行うことができ、その結果、この路面反力推定値に
基づくハンドル戻し制御を行ったとき、高い周波数成分
を含む操舵を行った際にも、異常にハンドル戻しトルク
が作用してハンドルが重くなったりすることのない電動
パワーステアリング制御装置を提供することが可能とな
る。なお、本実施の形態2では、ローパスフィルタ10
0を従来と同じ1次フィルタとしたが、これに限るもの
ではなく、実施の形態1と同様に複数のローパスフィル
タを直列接続したものとし、さらに精度の良い路面反力
検出を行うようにしても良い。
【0029】実施の形態3.実施の形態3の電動パワー
ステアリング制御装置の構成を図7に、その動作フロー
チャートを図8に示す。図7に於いて、315Sは第1
の路面反力トルク検出器(第1の路面反力トルク検出手
段)である。また、図7には、図1のモータ加速度検出
器6の出力側から第2の路面反力トルク検出器115S
へ送られていた信号が記載されていない。また、図8に
於いて、図2のステップS302〜S303がなく、S
305がS1305に、S306がS1306に変わっ
ている。第1の路面反力トルク検出器315Sの演算処
理説明図を図9に示す。本実施の形態3では、S130
5で定常反力信号T' rea-est を演算する際に、図9に
示すように操舵トルク信号Tsensとモータ電流信号I
mtr のみを用いて、下記の式(5)により、定常反力信
号T' rea-est を得る。 T' rea-est =Tsens+Kt ・Imtr ‥‥‥‥(5) Kt :モータのトルク定数(ステアリング軸換算) 次ぎに、S1306では、実施の形態1のS1306と
同様に、第1のローパスフィルタ100と第2のローパ
スフィルタ101を直列接続したローパスフィルタに上
記T' rea-est を通し、路面反力トルクTrea-est を演
算する。これ以外の動作は従来と同じである。
【0030】本実施の形態3においては、路面反力トル
クの算出にモータの慣性項を考慮していないが、フィル
タを2段化したので、モータの慣性項を無視した影響が
大きく表れることはない。この場合、回路の構成が簡単
になるのでより安価な電動パワーステアリング制御装置
を提供することができるようになる。
【0031】なお、本実施の形態3では、実施の形態1
のS1306同様に、直列接続した2つのローパスフィ
ルタに上記T' rea-est を通し、路面反力トルクT
rea-estを演算したが、これに限るものでは無く、実施
の形態2のS2306と同様にT' rea-est をリミッタ
とローパスフィルタを通して、路面反力トルク信号T
rea- est を演算しても良い。このように構成した路面反
力トルク検出器を第3の路面反力トルク検出器(第3の
路面反力トルク検出手段)と呼ぶ。さらに、その際のロ
ーパスフィルタを複数のローパスフィルタを直列接続し
たものとし、さらに精度の良い路面反力検出を行うよう
にしても良い。
【0032】また、本実施の形態においては、モータの
慣性項を考慮しなかったが、例えば、微小な電流しか流
れないような操舵条件で、路面反力トルク検出値を利用
したいような場合にはモータの慣性項と、電流項(Kt
・Imtr )を考慮しないようにしてもよい。また、操舵
トルクと電流が略比例するという条件が成立する電動機
と機械系を備えた装置においては、電流項のみ考慮する
ものでも成立し得ることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明による
電動パワーステアリング制御装置は、操舵トルク検出手
段の出力とモータ電流検出手段の出力から演算したステ
アリング軸換算のモータトルクとを加算した値を1次ロ
ーパスフィルタを複数段直列接続したフィルタを通すこ
とによって路面反力トルク検出値を得る第1の路面反力
トルク検出手段を備えているので、高い周波数成分を含
むハンドル操作を行ったときでも、異常に大きいハンド
ル戻しトルクが生じるということがなく、違和感のない
パワーステアリング制御装置とすることができる。
【0034】また、操舵トルク検出手段の出力とモータ
電流検出手段の出力から演算したステアリング軸換算の
モータトルクとを加算した値から、加速度検出手段の出
力から演算されるステアリング軸換算のモータ慣性トル
クを減算して得た値を1次ローパスフィルタを複数段直
列接続したフィルタを通すことによって路面反力トルク
検出値を得る第2の路面反力トルク検出手段を備えてい
るので、高い周波数成分を含むハンドル操作を行ったと
きでも、異常に大きいハンドル戻しトルクが生じるとい
うことがなく、違和感のないパワーステアリング制御装
置とすることができる。
【0035】また、操舵トルク検出手段の出力とモータ
電流検出手段の出力から演算したステアリング軸換算の
モータトルクとを加算した値があらかじめ定めた所定値
を越えないように制限するリミッタと、前記値を1次ロ
ーパスフィルタを通すことによって路面反力トルク検出
値を得る路面反力トルク検出手段とを備えているので、
高い周波数成分を含むハンドル操作を行ったときでも、
異常に大きいハンドル戻しトルクが生じるということが
なく、違和感のないパワーステアリング制御装置とする
ことができる。
【0036】また、複数の1次ローパスフィルターの
内、少なくとも1つはその時定数が0.05Hz以上、
1Hz以下であり、他の少なくとも1つはその時定数が
1Hz以上、3Hz以下であるようにしたので、違和感
の極めて少ないパワーステアリング装置とすることがで
きる。
【0037】また、操舵トルク検出手段の出力とモータ
電流検出手段の出力から演算したステアリング軸換算の
モータトルクとを加算した値を1次ローパスフィルタを
複数段直列接続したローパスフィルタを通すことによっ
て路面反力トルク検出値を得る第3の路面反力トルク検
出手段と、操舵トルク検出手段の出力とモータ電流検出
手段の出力から演算したステアリング軸換算のモータト
ルクとを加算した値があらかじめ定めた所定値を越えな
いように制限するリミッタとを備えているので、高い周
波数成分を含むハンドル操作を行ったときでも、異常に
大きいハンドル戻しトルクが生じるということがなく、
違和感のない電動パワーステアリング制御装置とするこ
とができる。
【0038】また、操舵トルク検出手段の出力と、モー
タ電流検出手段の出力から演算したステアリング軸換算
のモータトルクとを加算した値から、回転角加速度検出
手段の出力から演算されるステアリング軸換算のモータ
慣性トルクを減算して得た値があらかじめ定めた所定値
を越えないように制限するリミッタと、前記値を1次ロ
ーパスフィルタを通して路面反力トルク検出値を得る第
4の路面反力トルク検出手段とを備えているので、高い
周波数成分を含むハンドル操作を行ったときでも、異常
に大きいハンドル戻しトルクが生じるということがな
く、違和感のない電動パワーステアリング制御装置とす
ることができる。
【0039】この発明の電動パワーステアリング制御装
置の制御方法は、操舵トルクと、モータ電流から演算し
たステアリング軸換算のモータトルクとを加算した値か
ら、回転加速度から演算されるステアリング軸換算のモ
ータ慣性トルクを減算して得た値を1次ローパスフィル
タを複数段直列接続したフィルタを通して路面反力トル
ク検出値を得ているので、高い周波数成分を含むハンド
ル操作を行ったときでも、異常に大きいハンドル戻しト
ルクが生じるということがなく、違和感のない電動パワ
ーステアリング制御を行うことができる。
【0040】また、操舵トルクと、モータ電流から演算
したステアリング軸換算のモータトルクとを加算した値
から、回転角加速度から演算されるステアリング軸換算
のモータ慣性トルクを減算して得た値があらかじめ定め
た所定値を越えないように制限する制限手順と、前記値
をローパスフィルタを通して路面反力トルク検出値を得
る路面反力トルク検出手順とを含むので、高い周波数成
分を含むハンドル操作を行ったときでも、異常に大きい
ハンドル戻しトルクが生じるということがなく、違和感
のない電動パワーステアリング制御を行うことができ
る。
【0041】また、操舵トルクと、モータ電流から演算
したステアリング軸換算のモータトルクとを加算した値
があらかじめ定めた所定値を越えないように制限するリ
ミッタを備えているので、高い周波数成分を含むハンド
ル操作を行ったときでも、異常に大きいハンドル戻しト
ルクが生じるということがなく、違和感のない電動パワ
ーステアリング制御装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の電動パワーステア
リング制御装置の構成図である。
【図2】 図1の構成図中の路面反力トルク検出器の動
作フローチャートである。
【図3】 図1の構成図中の路面反力トルク検出器の演
算機能を示す説明図である。
【図4】 実施の形態2の電動パワーステアリング制御
装置の構成図である。
【図5】 図4の路面反力トルク検出器の部分の動作フ
ローチャートである。
【図6】 図4の路面反力トルク検出器の演算機能を示
す説明図である。
【図7】 実施の形態3の電動パワーステアリング制御
装置の構成図である。
【図8】 図7の路面反力トルク検出器の部分の動作フ
ローチャートである。
【図9】 図7の路面反力トルク検出器の演算機能を示
す説明図である。
【図10】 従来の電動パワーステアリング制御装置の
構成図である。
【図11】 図10の路面反力トルク検出器の部分の動
作フローチャートである。
【図12】 図10の路面反力トルク検出器の演算機能
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 操舵トルク検出器(操舵トルク検出手段)、6 モ
ータ加速度検出器(モータ加速度検出手段)、11 モ
ータ電流検出器(モータ電流検出手段)、115S 第
2の路面反力トルク検出器(第2の路面反力トルク検出
手段)、315S 第1の路面反力トルク検出器(第1
の路面反力トルク検出手段)、100 第1の1次ロー
パスフィルタ、 101 第2の1次ローパスフィル
タ、 104 リミッタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 119:00 B62D 119:00 (72)発明者 佐竹 敏英 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 喜福 隆之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 和田 俊一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC08 DA15 DA23 DA63 DA64 DA82 DD05 DD17 EA01 EB12 EC23 EC29 3D033 CA03 CA13 CA16 CA20 CA28 5H550 AA16 BB10 DD01 EE03 GG03 GG05 GG07 JJ26 LL22 LL32 5H570 AA21 BB09 CC01 DD01 EE01 GG01 JJ03 KK05 LL02 LL12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者のハンドル操作により生ずる操舵
    トルクを補助するトルクを発生する電動モータと、前記
    操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、前記電動
    モータに流れる電流を検出するモータ電流検出手段と、
    前記操舵トルクと前記モータ電流から演算されるステア
    リング軸換算のモータトルクとを加算した値を1次ロー
    パスフィルタを複数段直列接続したフィルタを通すこと
    によって路面反力トルク検出値を得る第1の路面反力ト
    ルク検出手段とを備えたことを特徴とする電動パワース
    テアリング制御装置。
  2. 【請求項2】 運転者のハンドル操作により生ずる操舵
    トルクを補助するトルクを発生する電動モータと、 前記操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、 前記電動モータに流れる電流を検出するモータ電流検出
    手段と、 前記電動モータの回転加速度を検出するモータ加速度検
    出手段と、 前記操舵トルクと、前記モータ電流から演算したステア
    リング軸換算のモータトルクとを加算した値から、前記
    回転加速度から演算されるステアリング軸換算のモータ
    慣性トルクを減算して得た値を1次ローパスフィルタを
    複数段直列接続したフィルタを通して路面反力トルク検
    出値を得る第2の路面反力トルク検出手段とを備えたこ
    とを特徴とする電動パワーステアリング制御装置。
  3. 【請求項3】 操舵トルクと、モータ電流から演算した
    ステアリング軸換算のモータトルクとを加算した値か
    ら、モータの回転加速度から演算されるステアリング軸
    換算のモータ慣性トルクを減算して得た値があらかじめ
    定めた所定値を越えないように制限するリミッタを備え
    たことを特徴とする請求項2に記載の電動パワーステア
    リング制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の1次ローパスフィルターの内、少
    なくとも1つはその時定数が0.05Hz以上、1Hz
    以下であり、他の少なくとも1つはその時定数が1Hz
    以上、3Hz以下であることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング制御
    装置。
  5. 【請求項5】 運転者のハンドル操作により生ずる操舵
    トルクを補助するトルクを発生する電動モータと、 前記操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、 前記電動モータに流れる電流を検出するモータ電流検出
    手段と、 前記操舵トルクに前記モータ電流から演算されるステア
    リング軸換算のモータトルクを加算し、この加算値があ
    らかじめ定めた所定値を越えないように制限するリミッ
    タを有するとともに、前記加算値を1次ローパスフィル
    タを通すことによって路面反力トルク検出値を得る第3
    の路面反力トルク検出手段とを備えたことを特徴とする
    電動パワーステアリング制御装置。
  6. 【請求項6】 運転者のハンドル操作により生ずる操舵
    トルクを補助するトルクを発生する電動モータと、 前記操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、 前記電動モータに流れる電流を検出するモータ電流検出
    手段と、 前記電動モータの回転加速度を検出するモータ加速度検
    出手段と、 前記操舵トルクと、前記モータ電流から演算したステア
    リング軸換算の前記モータトルクとを加算したものか
    ら、前記回転加速度から演算されるステアリング軸換算
    のモータ慣性トルクを減算して得た値があらかじめ定め
    た所定値を越えないように制限するリミッタを有すると
    ともに、この値を1次ローパスフィルタを通して路面反
    力トルク検出値を得る第4の路面反力トルク検出手段と
    を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング制御
    装置。
  7. 【請求項7】 ハンドル操作により発生する操舵トルク
    を検出する手順と、 前記操舵トルクを補助するトルクを発生させる電動モー
    タの電流を検出する手順と、 前記電動モータの回転加速度を検出する手順と、 前記操舵トルクと、前記モータ電流から演算したステア
    リング軸換算のモータトルクとを加算したものから、前
    記回転加速度から演算されるステアリング軸換算のモー
    タ慣性トルクを減算して得た値を1次ローパスフィルタ
    を複数段直列接続したフィルタを通して路面反力トルク
    検出値を得る路面反力トルク検出手順とを含むことを特
    徴とする電動パワーステアリング制御装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 ハンドル操作により発生する操舵トルク
    を検出する手順と、 前記操舵トルクを補助するトルクを発生させる電動モー
    タの電流を検出する手順と、 前記電動モータの回転加速度を検出する手順と、 前記操舵トルクと、前記モータ電流から演算したステア
    リング軸換算のモータトルクとを加算したものから、前
    記回転加速度から演算されるステアリング軸換算のモー
    タ慣性トルクを減算して得た値があらかじめ定めた所定
    値を越えないように制限する制限手順と、この値をロー
    パスフィルタを通して路面反力トルク検出値を得る路面
    反力トルク検出手順とを含むことを特徴とする電動パワ
    ーステアリング制御装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 操舵トルクと、モータ電流から演算した
    ステアリング軸換算のモータトルクとを加算した値があ
    らかじめ定めた所定値を越えないように制限するリミッ
    タを備えたことを特徴とする請求項1に記載の電動パワ
    ーステアリング制御装置。
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