JP2001237715A - 復号装置 - Google Patents

復号装置

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JP2001237715A JP2000042867A JP2000042867A JP2001237715A JP 2001237715 A JP2001237715 A JP 2001237715A JP 2000042867 A JP2000042867 A JP 2000042867A JP 2000042867 A JP2000042867 A JP 2000042867A JP 2001237715 A JP2001237715 A JP 2001237715A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積符号の誤り訂正およびデスクランブル処理
を高速に実行することが可能な復号装置を提供する。 【解決手段】 バッファメモリ11からデータを読込
み、誤り訂正回路12により誤り訂正処理がされた後の
誤り訂正されたデータを直接用いて、デスクランブル回
路13が、再度バッファメモリ11にアクセスすること
なしに、デスクランブル処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送システ
ムにおけるデスクランブル処理および誤り訂正処理のた
めの復号装置および復号方法に関し、特に、積符号など
の多次元の誤り訂正符号を含むデータのデスクランブル
処理を処理するための復号装置および復号方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】大量の情報量を有する映像情報等の記録
再生や伝送がデジタル信号として行なわれるようになる
のに伴い、記録された情報あるいは伝送される情報に対
する信頼性を高めるために誤り訂正および誤り検査の重
要度が増大する。特に、リアルタイムでの記録や再生が
必要となる場合、このような大量の情報に対する誤り訂
正や検査を行なうためには、高速な処理が必要となる。
【0003】従来のデータ伝送システム、たとえば記録
再生可能な光磁気ディスク装置は、受信したデータに積
符号からなる誤り訂正符号を付加して、記録媒体にデー
タの格納を行なう。ここで、記録媒体に格納されるデー
タは、予めスクランブルされ、誤り訂正符号化されたも
のである。その後、格納されたデータは、必要に応じて
誤り訂正装置へ呼出され、誤りの訂正がなされた後、デ
スクランブル処理され、外部に出力される。
【0004】また、再生専用光ディスク装置においても
同様に、格納されたデータは必要に応じて誤り訂正装置
へ呼出され、誤り訂正がなされた後、デスクランブル処
理され、外部に出力される。
【0005】従来の誤り訂正システムにおいて、たとえ
ば、DVD(Digital Video Disc)においては、ディス
クから呼出されたデータは、一旦たとえば、SDRAM
(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の外部
半導体記憶素子のバッファに保存される。その後、誤り
訂正装置によりデータが読み出され、誤りが訂正され
る。ここで、たとえば、DVDでは、データを長方形に
並べ、縦方向(以下、PO方向とも呼ぶ)と横方向(以
下、PI方向とも呼ぶ)の2方向の誤り訂正符号を付加
した積符号が用いられる。
【0006】図12は、上述したような誤り訂正計算を
実現するための従来の誤り訂正装置2000の構成を示
す概略ブロック図である。
【0007】図12を参照して、誤り訂正装置2000
においては、外部メモリ21に読込まれたデータは、ま
ず誤り訂正回路22により、誤りの訂正が行なわれる。
【0008】誤りの訂正回路22は、外部メモリ21か
らデータを読込み、誤りを訂正した後、外部メモリ21
に再び誤り訂正後のデータを書込む。
【0009】続いて、すべての誤りが訂正された後、次
にデスクランブル回路23において、デスクランブル演
算がなされる。
【0010】デスクランブル回路23は、外部メモリ2
1からデータを読取り、デスクランブル変換をした後、
再びデスクランブル後のデータを外部メモリ21に書込
む。
【0011】すなわち、復号を行なう基本的な処理パタ
ーンは、以下のような手順によることになる。
【0012】1.外部メモリ(たとえば、SDRAM)
21からPI方向のデータを読込みシンドロームを計算
する。
【0013】2.シンドロームの値より誤り量および誤
り位置を算出し、外部メモリ21上で誤りを訂正する。
【0014】3.次に、外部メモリ21からPO方向の
データを読込みシンドロームを計算する。
【0015】4.シンドロームの値より誤り量および誤
り位置を算出し、外部メモリ21上に記憶されたデータ
について誤りを訂正する。
【0016】これらの処理を繰返すことにより、誤りを
訂正する。 5.これらの誤り訂正が終了後、再び、外部メモリ21
よりデータ(D′k:データDkがスクランブル処理され
たデータをD′kで表す)を読取り、デスクランブル処
理回路23で下記に示す式に基づきデスクランブル処理
を行なう。
【0017】 Dk=D′k Exor Sk(k=0〜2047) …(1) ここで、S0は予め用意されたテーブルにより初期値と
して与えられる。さらに、次式により与えられるデータ
Skを用いて、データD′kがデスクランブル処理され
ることになる。
【0018】 T0={7′d0,S0} … (2) Tn+1[14:0]={Tn[13:1],(Tn[14] Exor Tn[1 0])} … (3) (n=0〜8×2047) Sk=T8k[7:0] … (4) ここで、式(2)において、“7′d0”は、データ
“0”が7個並ぶことを意味し、式(2)は、この7個
の“0”と、初期値として与えられるS0とをつなげ
て、第14ビット〜第0ビットまでの、15ビットのデ
ータをT0とすることを意味する。
【0019】また、式(3)は、第nステップ目で生成
されるデータTn[14:0]のうちの第13ビット〜
第0ビットまでのデータTn[13:0]と、データTn
[14:0]のうちの第14ビットのデータTn[1
4]と第10ビットのデータTn[10]との排他的論
理和演算結果とを並べることで、第(n+1)ステップ
目において、第14ビット〜第0ビットまでの15ビッ
トからなるデータTn+1[14:0]を生成することを
意味する。
【0020】さらに式(4)は、このようにして生成さ
れるデータTn[14:0]のうち、8の倍数のステッ
プで形成されるデータT8k[14:0]の第7ビット〜
第0ビットまでのデータが、データSkに相当すること
を示す。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ただし、図12に示し
たような回路構成では、外部メモリへのアクセス量が膨
大となるため時間がかかり、誤り訂正およびデスクラン
ブル処理を高速化することが困難であった。
【0022】つぎに、このような問題点を解決するため
の従来技術についてさらに説明する。
【0023】図13は、このような従来技術として、特
開平10−126279号公報に開示された誤り訂正装
置3000の構成を示す概略ブロック図である。
【0024】図13を参照して、まず、外部メモリ31
に読込まれたデータは、まず誤り訂正計算の一部である
シンドローム演算回路32において、シンドローム計算
が行なわれる。
【0025】そのとき、読込まれたデータは、同時にデ
スクランブル回路33に送り込まれ、デスクランブル処
理が行なわれる。デスクランブル処理が終了したデータ
は、外部メモリ31に書込まれる。
【0026】その後、シンドローム計算によって得られ
たシンドロームは、誤り量計算部34に送込まれ、誤り
位置および誤り量が算出される。誤り量計算部34は、
この誤り位置に対応したデータを、外部メモリ31から
読込み、誤りを訂正した後、再び外部メモリ31に書込
む。
【0027】このような方法では、外部メモリへのアク
セス量は2/3程度の減少されることになるが、まだ十
分な減少量ではない。
【0028】また、積符号特有の繰返し処理への配慮は
なされておらず、実際のDVD等への誤り訂正/デスク
ランブル処理を効果的に行なうことは困難である。
【0029】すなわち、積符号では誤り訂正を、各方向
(PO方向およびPI方向)について、繰返して複数回
実行するのが一般的である。ここで、誤り訂正を行なう
ためのシンドローム計算は、デスクランブル前のデータ
を用いて計算するため、図13に示したようにデスクラ
ンブル処理を行なってしまうと、繰り返して次の誤り訂
正をするためには、外部メモリ31中に格納されている
データに対して再スクランブルを行なうことが必要とな
り、演算量、回路規模も結果として増大してしまうこと
になる。
【0030】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的は、積符号の誤
り訂正およびデスクランブルを高速に処理することが可
能な復号装置を提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の復号装置
は、誤り訂正用積符号を含むデータの復号装置であっ
て、復号装置の動作を制御するための制御手段と、伝送
されてきたデータを一時的に格納するための第1の記憶
素子と、第1の記憶素子に読込んだデータに対する誤り
訂正処理を行なう誤り訂正手段と、第1の記憶素子に格
納されたデータに対するデスクランブル処理を行なうた
めのデスクランブル手段とを備え、制御手段は、誤り訂
正手段に、第1の記憶素子に読込んだデータに対する誤
り訂正処理を行なわせ、誤り訂正処理後のデータをデス
クランブル手段に転送し、誤り訂正処理後のデータをデ
スクランブル処理をさせた後、第1の記憶素子にデータ
を書き戻させる。
【0032】請求項2記載の復号装置は、請求項1記載
の復号装置の構成に加えて、誤り訂正手段は、第1の記
憶素子から読み出された誤り訂正処理に対する単位デー
タを一時的に格納するための第2の記憶素子と、第2の
記憶素子中のデータに対する誤り訂正処理を行なうため
の誤り訂正演算部とを含む。
【0033】請求項3記載の復号装置は、誤り訂正用積
符号を含むデータの復号装置であって、復号装置の動作
を制御するための制御手段と、転送されてきたデータを
一時的に蓄えるための第1の記憶素子と、第1の記憶素
子から読込んだデータに対する第1の方向の誤り訂正処
理を行なう第1の誤り訂正手段と、データに対するデス
クランブル処理を行なうデスクランブル手段と、第1の
方向の誤り訂正処理結果を受けて、第2の方向に誤り訂
正処理を行なうための第2の誤り訂正手段とを備え、制
御手段は、i)第1の記憶素子から読込んだデータに対
する第1の方向の誤り訂正処理を行なった後、デスクラ
ンブル手段に、第1の方向の誤り訂正後のデータに対す
るデスクランブル処理を行わせ、ii)デスクランブル
処理後のデータを第1の記憶素子に書き戻し、iii)
デスクランブル処理と並行して、第2の誤り訂正手段
に、第1の記憶素子に格納されるデータに対する誤り訂
正を行なわせて、第1の記憶素子に書き戻す。
【0034】請求項4記載の復号装置は、誤り訂正用積
符号を含むデータに対して第1の方向の誤り訂正と第2
の方向の誤り訂正を繰返し行なう復号装置であって、復
号装置の動作を制御するための制御手段と、転送されて
きたデータを一時的に蓄えるための第1の記憶素子と、
第1の記憶素子から読込んだデータに対する第1の方向
の誤り訂正処理を行なう第1の誤り訂正手段と、データ
に対するデスクランブル処理を行なった結果を第1の記
憶素子に書き戻すデスクランブル手段と、第1の方向の
誤り訂正処理結果を受けて、第2の方向に誤り訂正処理
を行なうための第2の誤り訂正手段と、第1の誤り訂正
手段からのデータを受けて、最後に行なう第1の方向の
誤り訂正が行なわれた場合、デスクランブル手段にデー
タを与え、最後に行なう第1の方向の誤り訂正が行なわ
れていない場合、第1の記憶素子にデータを書き戻すた
めの分岐手段とを備え、制御手段は、i)第1の記憶素
子から読込んだデータに対する第1の方向の誤り訂正処
理を行なった後、分岐手段に第1の誤り訂正処理データ
を与え、ii)最後に行なう第1の方向の誤り訂正が行
なわれた場合、デスクランブル手段に、第1の方向の誤
り訂正後のデータに対するデスクランブル処理を行わ
せ、デスクランブル処理後のデータを第1の記憶素子に
書き戻し、デスクランブル処理と並行して、第2の誤り
訂正手段に、第1の記憶素子に格納されるデータに対す
る誤り訂正を行なわせて、第1の記憶素子に書き戻し、
iii)最後に行なう第1の方向の誤り訂正が行なわれ
ていない場合、第1の方向の誤り訂正後のデータを第1
の記憶素子に書き戻すとともに、第2の誤り訂正手段
に、第1の記憶素子に格納されるデータに対する誤り訂
正を行なわせて、第1の記憶素子に書き戻す。
【0035】請求項5記載の復号装置は、請求項3また
は4記載の復号装置の構成に加えて、制御手段は、デス
クランブル処理と並行して、第2の誤り訂正手段に、第
1の記憶素子に格納されるデータに対する誤り訂正を行
なわせる際に、第1の記憶素子に格納されるデータのう
ち、第2の誤り訂正処理において得られた誤り位置に相
当するデータに対する誤り訂正を行なわせる。
【0036】請求項6記載の復号装置は、請求項3また
は4記載の復号装置の構成に加えて、第2の誤り訂正手
段は、第1の方向の誤り訂正処理結果を受けて、一時的
に格納するための第2の記憶素子と、第1の誤り訂正手
段から順次転送される第1の方向の誤り訂正後のデータ
と第2の記憶素子に格納されたデータとに基づいて、第
2の方向に対する誤り訂正のためのシンドロームを計算
し、第2の記憶素子に計算結果を上書きするシンドロー
ム計算手段とを含む。
【0037】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]以下、この発明
の実施の形態1の誤り訂正およびデスクランブル回路に
ついて、図面を参照して説明する。
【0038】図1は、この発明に係る誤り訂正およびデ
スクランブル回路を備えたディスク再生装置1000の
構成を示す概略ブロック図である。
【0039】図1を参照して、ドライブ駆動回路149
により駆動されるドライブ141でディスクから読取ら
れたデータは、制御回路144中の信号読取回路142
で復調される。サーボ回路143は、信号読取回路14
2に読み取られる信号に基づいて、ドライブ駆動回路1
49を制御する。
【0040】ディスクからのデータは、信号読取回路1
42で復調された後、復号回路1100中のデータバッ
ファ11に転送される。転送されたデータは、誤り訂正
回路12で誤りが訂正され、デスクランブル回路13で
デスクランブル処理が施され、インターフェース148
を介して情報データがホストPCへ転送される。
【0041】なお、以下の説明では、DVDを例にとっ
て、これに記録されたデータに対応する積符号の誤り訂
正および並行検査装置ならびに方法について説明する
が、本発明はこのような場合に限定されることなく、1
ブロックのデータに対して誤り訂正積符号が配置される
積符号の誤り訂正装置ならびに誤り訂正方法に適用可能
なものである。
【0042】図2は、図1に示したDVDにおける誤り
訂正積符号のフォーマットを示す概念図である。二次元
に配列された172×192バイトの情報データに横方
向の10バイトのパリティPIと、縦方向の16バイト
のパリティPOが付加したデータを1ブロックとしてい
る。
【0043】図3は、図1に示した復号回路1100の
構成を説明するためのブロック図である。復号回路11
00の動作は、復号処理コントローラ10により制御さ
れる。
【0044】以下、この図3を用いて復号回路1100
の構成および動作について説明を行なう。
【0045】第1のステップでは、入力データがバッフ
ァメモリ11に転送される。ここでは、たとえば、SD
RAMをデータバッファメモリ11として使用する。
【0046】第2ステップでは、誤り訂正回路12が、
誤り訂正のための単位となるデータ、たとえば1符号語
分のデータをバッファメモリ11から読込み、誤り訂正
処理を行なう。ここで、誤り訂正回路12は、訂正前の
1符号語分のデータを一時保存するための記憶素子12
1と誤り訂正演算部122とを備えており、誤り訂正演
算部122で得られた訂正量で、この記憶素子121に
一時保存されたデータを訂正する。
【0047】第3ステップでは、このようにして得ら
れ、かつ一時保存されていた訂正後のデータをデスクラ
ンブル回路13に送り、デスクランブル処理を行なう。
【0048】図4は、デスクランブル回路13の構成を
説明するための概略ブロック図である。デスクランブル
回路13に入力されたデータは、デスクランブルパター
ン発生器51より得られる値と排他的論理和演算回路5
2で排他的論理和が演算され、出力されることになる。
ここで、デスクランブルパターン発生器51には、DV
D上に予め格納されていたデータに基づいて、初期値S
0が与えられる。
【0049】再び、図3の復号回路1100の動作につ
いての説明にもどって、第4ステップでは、デスクラン
ブル処理後のデータをバッファメモリ11に書込む。
【0050】このような回路構成を取ることにより、デ
ータバッファメモリ11へのアクセスを1/2程度まで
減少させることが可能となる。したがって、積符号の誤
り訂正およびデスクランブルを高速に処理することが可
能である。
【0051】[実施の形態2]図5は、本発明の実施の
形態2の積符号の誤り訂正およびデスクランブル回路を
備える復号回路1200の構成を説明するための概略ブ
ロック図である。
【0052】復号回路1200の動作は、復号処理コン
トローラ10により制御されている。
【0053】実施の形態2においては、積符号の処理に
おける誤り訂正の特徴を考慮したものであり、以下に説
明するように、図2に示したようなDVDの積符号を用
いた誤り訂正およびデスクランブル処理等において、よ
り高速な処理を可能とする。
【0054】実施の形態2の復号回路1200における
積符号の誤り訂正処理は、たとえば積符号の内符号(P
I)を実行した後、外符号(PO)を実行する場合に適
用される。
【0055】図6は、図5に示した実施の形態2の復号
回路1200の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【0056】以下、図5および図6を参照して、実施の
形態2の復号回路1200の構成および動作を説明す
る。
【0057】処理が開始されると、まず、第1ステップ
では、入力データがバッファメモリ11に転送される
(ステップS102)。ここでは、たとえばデータバッ
ファメモリ11としてSDRAMが使用されている。
【0058】第2のステップでは、バッファメモリ11
より誤り訂正を行なうのに必要な、たとえば1符号語分
のデータを読取り、データ用記憶素子41に一時保存す
る(ステップS104)。
【0059】つづいて、第3ステップでは、一時保存さ
れているデータをデータ用記憶素子41から読取り、第
1のシンドローム計算回路42においてシンドロームの
計算がなされる(ステップS106)。
【0060】第4ステップでは、計算されたシンドロー
ムの値は、第1の誤り量計算回路に送られ、誤り量が計
算される(ステップS108)。
【0061】ここで誤りが存在しない場合は、演算上は
誤り量が“0”として取扱うものとする。
【0062】第5ステップでは、こうして計算された誤
り量とデータ用記憶素子41に一時保管されていたデー
タを排他的論理和演算回路47において排他的論理和演
算を行なうことにより、誤り訂正がなされた全てのデー
タが得られる(ステップS110)。
【0063】第6ステップでは、このようにして得られ
た訂正済みデータはデスクランブル回路13に送られる
(ステップS112)。
【0064】ここで、デスクランブル回路13の構成
は、実施の形態1と同様である。第7ステップでは、デ
スクランブル回路13において、デスクランブル処理が
なされたデータが、バッファメモリ11に書き戻される
(ステップS114)。
【0065】一方、第8ステップでは、第6ステップに
おいてデスクランブル回路13に送られるデータは、並
行して第2のシンドローム計算回路45に送られる。さ
らに、シンドローム用記憶素子44でシンドロームの計
算途中の値を保存することにより、シンドローム計算が
第2のシンドローム計算回路45にて行なわれる(ステ
ップS116)。
【0066】第9ステップでは、このようにして計算さ
れたシンドロームの値は、第2の誤り量計算回路46に
送込まれ、誤り量の計算が行なわれる(ステップS11
8)。
【0067】第10のステップでは、第7ステップでデ
スクランブル処理が行なわれたバッファメモリ内のデー
タを、第2の誤り検出された位置においてのみ読込み、
排他的論理和演算回路48において排他的論理和が取ら
れ、バッファメモリ11に書き戻される(ステップS1
20)。
【0068】なお、以上の処理のうち、第3ステップ
(ステップS106)において、第1のシンドローム計
算回路42においてシンドロームの計算がなされる処理
と、第8のステップ(ステップS116)において、シ
ンドローム用記憶素子44を用いて第2のシンドローム
計算回路45により行なわれる処理をさらに詳しく説明
すると以下のようである。
【0069】すなわち、まず、図7は、図2に示した1
ブロック分のデータ中のデータ配列を示す概念図であ
る。すなわち、列方向にはROW0〜ROW207まで
の208バイトのデータが配列されており、行方向には
COL0〜COL181までの182バイトのデータが
配列されている。
【0070】つぎに、図8は、第1のシンドローム計算
回路42の構成を示すブロック図を示している。
【0071】周知のように、誤りを含んでいる符号列の
受信多項式y(x)を、以下の式(5)のように表わし
た場合、シンドロームは式(6)で与えられる。
【0072】 y(x)=ym-1m-1+ym-2m-2+…+y1x+y0 … (5)
【0073】
【数1】
【0074】但し、mは原始多項式の項数であり、図7
に示す積符号ブロックでは、PI系列のライン符号に対
して誤り訂正を行なう場合、m=182となり、PO系
列のライン符号に対して誤り訂正を行なう場合、m=2
08となる。
【0075】さらに、tは訂正可能な誤り数であり、α
は原始多項式の根である。このシンドロームの計算式を
回路で実現したのが第1のシンドローム計算回路42で
ある。但し、この場合単純な和演算ではなく排他的論理
和演算を行なう。
【0076】第1のシンドローム計算回路42は、排他
的論理和回路412anとレジスタ412bnと乗算器
412cnとからなる回路をn個備えている。
【0077】たとえば、図2のようなDVDのフォーマ
ットでは、10バイトのパリティPIを付加することが
取り決められているため、n=10(0〜9)であり、
式(6)におけるjに相当する。
【0078】図9は、シンドローム用記憶素子44と第
2のシンドローム計算回路45の構成を示すブロック図
を示している。シンドローム用記憶素子44は、記憶素
子413bm(m=0〜15)を備え、第2のシンドロ
ーム計算回路45は、排他的論理和演算回路413am
(m=0〜15)と、乗算器413cm(m=0〜1
5)とを備える。
【0079】第2のシンドローム計算回路45は、数式
(6)のシンドローム計算を実現する上では、第1のシ
ンドローム計算回路42と同じであるが、排他的論理和
回路413amと記憶素子413bmと乗算器413c
mとからなる回路をm個備えている。たとえば、図2の
ようなDVDフォーマットでは、16バイトのパリティ
POを付加することが取り決められているため、m=1
6(0〜15)である。記憶素子13bmは、シンドロ
ームの計算途中経過の値を逐次記憶するためのもので、
特に限定されないが、たとえばSRAM(Static Rando
m Access Memory)からなる。
【0080】以上のような構成に基づき、シンドローム
演算動作を、図5の矢印に示すステップに従って説明す
る。
【0081】コントローラ10からデコード命令が復号
回路1200に与えられると、復号回路1200が、積
符号ブロック化された1ブロック分のデータに対して誤
り訂正処理およびデスクランブル処理を開始する。
【0082】まず、バッファメモリ11からデータ用記
憶素子41に、図7におけるROW0のPI系列ライン
データが転送され、さらに第1のシンドローム計算回路
42により、PI系列のラインの符号に対するシンドロ
ーム計算が行なわれ、第1の誤り量計算回路43および
排他的論理和演算回路47により誤り訂正演算が実行さ
れる。
【0083】すなわち、バッファメモリ11から、図7
に示す積符号ブロックPI系列のライン毎にデータyi
(i=181〜0)が順次排他的論理和回路412an
(n=0〜9)に入力され、その演算結果が一旦レジス
タ412bn(n=0〜9)に蓄積される。そして、レ
ジスタ412bnで蓄積されたデータに対し、乗算器4
12cn(n=0〜9)によりαn(n=0〜9)が乗
算され、その結果と次のデータy(i−1)とが排他的
論理和回路412anで演算される。これを繰返すこと
によりシンドロームが計算される。
【0084】シンドロームを計算した後は、第1の誤り
量計算回路43および排他的論理和演算回路47により
誤り訂正演算が行なわれ、これらPI系列のラインに対
する誤り訂正演算が終了する。
【0085】次に、排他的論理和演算回路47から、ラ
イン毎に訂正されたデータは、デスクランブル回路13
に転送されるともに、第2のシンドローム計算回路45
に転送されて、PO方向についての誤り訂正が実行され
る。
【0086】排他的論理和演算回路47からの訂正済み
データは、デスクランブル回路13においてデスクラン
ブル処理を施された後、バッファメモリ11に転送され
るとともに、第2のシンドローム計算回路13に転送さ
れる。
【0087】ここでは、排他的論理和演算回路47か
ら、訂正後のPI系列のラインデータyi(i=181
〜10)が順次排他的論理和回路413an(n=0〜
15)に入力され、その演算結果が記憶素子413bn
(n=0〜15)に蓄積される。
【0088】ただし、ROW0のPI系列ラインデータ
については、それ以前に記憶素子413bn(n=0〜
15)に蓄積されたデータが存在しないので、そのまま
の値が記憶素子413bnに蓄積されることになる。す
なわち、この時点では、図7におけるROW0のPI系
列ラインデータが第2のシンドローム計算回路45に入
力され、172バイトのデータが記憶素子413bnに
記憶される。
【0089】次に、バッファメモリ11からROW1の
PI系列ラインデータが転送され、第1のシンドローム
計算回路42、第1の誤り量計算回路43および排他的
論理和演算回路47により、PI系列のラインの符号に
対する誤り訂正演算が実行され、訂正済みのROW1の
データが、デスクランブル回路13によりデスクランブ
ルされ、バッファメモリ11に転送されて、バッファメ
モリ11上で誤りが訂正される。
【0090】一方、排他的論理和演算回路47からの訂
正済みデータが、デスクランブル回路13に転送される
のと同時に、第2のシンドローム計算回路45に転送さ
れる。ここで、図9に示す第2のシンドローム計算回路
45は、まず、ROW1のPI系列ラインデータにおけ
るy(181)が入力されると、記憶素子413bnに
記憶されているy(181)(ROW0のPI系列デー
タ)を生み出して乗算器413cn(n=0〜15)に
転送し、乗算器413bnにより、αn(n=0〜1
5)を乗算して、その結果と上記ROW1のPI系列ラ
インデータにおけるy(181)とを排他的論理和回路
413anで演算し、その値を記憶素子413bnに記
憶されているy(181)に上書きする。
【0091】以下は、同様に、ROW1のPI系列ライ
ンデータy(i)が入力される毎に、記憶素子413b
nから対応するデータを読出して排他的論理和回路41
3anで演算し、その値を記憶素子413bnに記憶さ
れているy(i)に上書きする。
【0092】このように、記憶素子413bnにおいて
は、新しいデータを順次上書きするだけなので、172
バイト(=182バイト−10バイト)×m(=16)
のデータを記憶するだけの極めて少ない記憶容量を備え
るだけでよい。
【0093】以上の動作を図7におけるROW207ま
で繰返し行なうことにより、積符号ブロックにおけるP
I系列の全ラインの符号に対する誤り訂正演算が終了す
るとともに、PO系列の全ラインの符号に対するシンド
ローム計算が終了することになる。
【0094】その後は、第2の誤り量計算回路10にお
いて、誤り量の計算がなされ、排他的論理和演算回路4
8においてバッファメモリ11中のデータとの排他的論
理和演算が行なわれることによりPO方向の誤り訂正が
なされる。
【0095】以上説明したような復号回路1200の構
成にあっては、したがって、以下のとおりの作用効果を
奏することができる。
【0096】(1) 記憶素子413bnは、シンドロ
ームの計算途中経過を記憶するものであり、新たなデー
タが入力される毎に順次上書きするように構成している
ので、極めて少ない記憶容量を備えるだけでよく、回路
面積および消費電力の増加を抑制することができる。
【0097】(2) 排他的論理和演算回路47からの
訂正済みデータを、デスクランブル回路13に転送する
のと同時に、第2のシンドローム計算回路45に転送す
るよう構成したので、バッファメモリ11へのアクセス
回数が減少しその分誤り訂正処理の高速化を実現するこ
とができる。
【0098】[実施の形態3]図10は、本発明の実施
の形態3の復号回路1300の構成を説明するための概
略ブロック図である。
【0099】実施の形態3の復号回路1300の構成
は、基本的に実施の形態2の復号回路1200の構成と
同様であるが、図8に示すように、排他的論理和演算回
路47の出力を受けてデスクランブル処理を行なうかど
うかと、第2のシンドローム計算を行なうかどうかの2
つの分岐処理を行なうための分岐回路50が設けられる
構成となっている点で異なる。その他の点は、実施の形
態2の復号回路1200の構成と同様であるので、同一
部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0100】図11は、本発明の実施の形態3の復号回
路1300の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0101】実施の形態3の説明においては、積符号の
内符号(PI)、外符号(PO)、内符号(PI)の順
に誤り訂正が行なわれるものとする。
【0102】この場合、上記実施の形態2において1回
目の内符号の処理を行なう場合、デスクランブル処理を
行なわずにデータをバッファメモリ11に書き戻し、2
回目の内符号の処理のときにデスクランブル処理を行な
うことにより、回路規模を増大させることなく高速な処
理が実現できることになる。
【0103】図10を参照して、まず処理が開始される
と(ステップS400)、入力データをバッファメモリ
11に転送する(ステップS402)。
【0104】続いて、第1の方向の誤り訂正処理が行な
われ(ステップS404)、次に、分岐回路50におい
て、第2の方向の誤り訂正を行なうかと最後の第1の方
向の誤り訂正であるかの判断が行なわれる(ステップS
406、ステップS408)。
【0105】第2の方向の誤り訂正を行うと判断した場
合は、第2の方向の誤り訂正処理が行なわれ(ステップ
S410)、続いて、第1の訂正処理後のバッファメモ
リのデータと誤り量を用いて誤り訂正が実行される(ス
テップS412)。
【0106】一方、最後の第1の方向の誤り訂正である
かいなかの判断において(ステップS408)、最後の
第1の方向の誤り訂正でない場合は、バッファメモリ1
1にメモリデータが書込まれ(ステップS414)、処
理はステップS402に復帰する。
【0107】一方、最後の第1の方向の誤り訂正である
場合(ステップS408)、デスクランブル処理が実行
され(ステップS416)、バッファメモリ11にデー
タの書込が行なわれ(ステップS418)、処理が終了
する(ステップS420)。
【0108】なお、積符号の処理順序として、内符号
(PI)、外符号(PO)、内符号(PI)、外符号
(PO)というように4回の訂正処理が行なわれる場合
にも、同様に適用することが可能である。この場合は、
上述したのと同様に、1回目の内符号の処理をする場合
は、デスクランブル処理を行なわずにデータをバッファ
メモリに書き戻し、2回目の内符号の処理のときにデス
クランブル処理を行なうことにより、回路規模を増大さ
せることなく、高速な処理を実現することが可能とな
る。
【0109】さらに、内符号または外符号についての訂
正処理回数が増加しても、同様に処理することが可能で
ある。
【0110】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、データバ
ッファから読込まれた誤り訂正後のデータを用い、デス
クランブル処理を行なうため、バッファメモリに対する
アクセスを1/2程度の減少させることができ、データ
の高速処理に対応することができる。
【0112】また、さらに、積符号処理時には、デスク
ランブル処理前のデータで外符号のシンドロームを計算
し、デスクランブル後のデータで誤り訂正を実行するこ
とにより、バッファメモリへのアクセスを最小限に抑え
て処理を行なう構成となっているため、効果的に高速処
理を行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 誤り訂正およびデスクランブル回路を備えた
ディスク再生装置1000の構成を示す概略ブロック図
である。
【図2】 DVDにおける誤り訂正積符号のフォーマッ
トを示す概念図である。
【図3】 復号回路1100の構成を説明するためのブ
ロック図である。
【図4】 デスクランブル回路13の構成を説明するた
めの概略ブロック図である。
【図5】 実施の形態2の積符号の誤り訂正およびデス
クランブル回路を備える復号回路1200の構成を説明
するための概略ブロック図である。
【図6】 実施の形態2の復号回路1200の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図7】 図2に示した1ブロック分のデータ中のデー
タ配列を示す概念図である。
【図8】 第1のシンドローム計算回路42の構成を示
すブロック図を示している。
【図9】 シンドローム用記憶素子44と第2のシンド
ローム計算回路45の構成を示すブロック図を示してい
る。
【図10】 本発明の実施の形態3の復号回路1300
の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図11】 本発明の実施の形態3の復号回路1300
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】 従来の誤り訂正装置2000の構成を示す
概略ブロック図である。
【図13】 従来の誤り訂正装置3000の構成を示す
概略ブロック図である。
【符号の説明】
11 バッファメモリ、12 誤り訂正回路、13 デ
スクランブル回路、41 データ用記憶素子、42 第
1のシンドローム計算回路、43 第1の誤り量計算回
路、44 シンドローム用記憶素子、45 第2のシン
ドローム計算回路、46 第2の誤り量計算回路、47
第1の誤り訂正用演算回路、48 第2の誤り訂正用
演算回路、1000 ディスク再生装置、1100,1
200,1300 復号回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有坂 通 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山内 英樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5J065 AB02 AC03 AD02 AF01 AG02 AH02 AH04 AH16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤り訂正用積符号を含むデータの復号装
    置であって、 前記復号装置の動作を制御するための制御手段と、 伝送されてきたデータを一時的に格納するための第1の
    記憶素子と、 前記第1の記憶素子に読込んだデータに対する誤り訂正
    処理を行なう誤り訂正手段と、 前記第1の記憶素子に格納されたデータに対するデスク
    ランブル処理を行なうためのデスクランブル手段とを備
    え、 前記制御手段は、前記誤り訂正手段に、前記第1の記憶
    素子に読込んだデータに対する誤り訂正処理を行なわ
    せ、前記誤り訂正処理後のデータを前記デスクランブル
    手段に転送し、前記誤り訂正処理後のデータをデスクラ
    ンブル処理をさせた後、前記第1の記憶素子にデータを
    書き戻させる、復号装置。
  2. 【請求項2】 前記誤り訂正手段は、 前記第1の記憶素子から読み出された誤り訂正処理に対
    する単位データを一時的に格納するための第2の記憶素
    子と、 前記第2の記憶素子中のデータに対する誤り訂正処理を
    行なうための誤り訂正演算部とを含む、請求項1記載の
    復号装置。
  3. 【請求項3】 誤り訂正用積符号を含むデータの復号装
    置であって、 前記復号装置の動作を制御するための制御手段と、 転送されてきたデータを一時的に蓄えるための第1の記
    憶素子と、前記第1の記憶素子から読込んだデータに対
    する第1の方向の誤り訂正処理を 行なう第1の誤り訂正手段と、 前記データに対するデスクランブル処理を行なうデスク
    ランブル手段と、 前記第1の方向の誤り訂正処理結果を受けて、前記第2
    の方向に誤り訂正処理を行なうための第2の誤り訂正手
    段とを備え、 前記制御手段は、 i)前記第1の記憶素子から読込んだデータに対する第
    1の方向の誤り訂正処理を行なった後、前記デスクラン
    ブル手段に、第1の方向の誤り訂正後のデータに対する
    デスクランブル処理を行わせ、 ii)前記デスクランブル処理後のデータを前記第1の
    記憶素子に書き戻し、 iii)前記デスクランブル処理と並行して、前記第2
    の誤り訂正手段に、前記第1の記憶素子に格納されるデ
    ータに対する誤り訂正を行なわせて、前記第1の記憶素
    子に書き戻す、復号装置。
  4. 【請求項4】 誤り訂正用積符号を含むデータに対して
    第1の方向の誤り訂正と第2の方向の誤り訂正を繰返し
    行なう復号装置であって、 前記復号装置の動作を制御するための制御手段と、 転送されてきたデータを一時的に蓄えるための第1の記
    憶素子と、 前記第1の記憶素子から読込んだデータに対する前記第
    1の方向の誤り訂正処理を行なう第1の誤り訂正手段
    と、 前記データに対するデスクランブル処理を行なった結果
    を前記第1の記憶素子に書き戻すデスクランブル手段
    と、 前記第1の方向の誤り訂正処理結果を受けて、前記第2
    の方向に誤り訂正処理を行なうための第2の誤り訂正手
    段と、 前記第1の誤り訂正手段からのデータを受けて、最後に
    行なう第1の方向の誤り訂正が行なわれた場合、前記デ
    スクランブル手段に前記データを与え、最後に行なう第
    1の方向の誤り訂正が行なわれていない場合、前記第1
    の記憶素子に前記データを書き戻すための分岐手段とを
    備え、 前記制御手段は、 i)前記第1の記憶素子から読込んだデータに対する第
    1の方向の誤り訂正処理を行なった後、前記分岐手段に
    前記第1の誤り訂正処理データを与え、 ii)最後に行なう第1の方向の誤り訂正が行なわれた
    場合、前記デスクランブル手段に、第1の方向の誤り訂
    正後のデータに対するデスクランブル処理を行わせ、前
    記デスクランブル処理後のデータを前記第1の記憶素子
    に書き戻し、前記デスクランブル処理と並行して、前記
    第2の誤り訂正手段に、前記第1の記憶素子に格納され
    るデータに対する誤り訂正を行なわせて、前記第1の記
    憶素子に書き戻し、 iii)最後に行なう第1の方向の誤り訂正が行なわれ
    ていない場合、第1の方向の誤り訂正後のデータを前記
    第1の記憶素子に書き戻すとともに、前記第2の誤り訂
    正手段に、前記第1の記憶素子に格納されるデータに対
    する誤り訂正を行なわせて、前記第1の記憶素子に書き
    戻す、復号装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、 前記デスクランブル処理と並行して、前記第2の誤り訂
    正手段に、前記第1の記憶素子に格納されるデータに対
    する誤り訂正を行なわせる際に、前記第1の記憶素子に
    格納されるデータのうち、前記第2の誤り訂正処理にお
    いて得られた誤り位置に相当するデータに対する誤り訂
    正を行なわせる、請求項3または4記載の復号装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の誤り訂正手段は、 前記第1の方向の誤り訂正処理結果を受けて、一時的に
    格納するための第2の記憶素子と、 前記第1の誤り訂正手段から順次転送される前記第1の
    方向の誤り訂正後のデータと前記第2の記憶素子に格納
    されたデータとに基づいて、前記第2の方向に対する誤
    り訂正のためのシンドロームを計算し、前記第2の記憶
    素子に計算結果を上書きするシンドローム計算手段とを
    含む、請求項3または4記載の復号装置。
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KR100580988B1 (ko) * 2002-05-17 2006-05-17 산요덴키가부시키가이샤 데이터 재생 제어 장치

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