JP2001216950A - チップ型電池及び組電池装置 - Google Patents

チップ型電池及び組電池装置

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JP2001216950A
JP2001216950A JP2000030274A JP2000030274A JP2001216950A JP 2001216950 A JP2001216950 A JP 2001216950A JP 2000030274 A JP2000030274 A JP 2000030274A JP 2000030274 A JP2000030274 A JP 2000030274A JP 2001216950 A JP2001216950 A JP 2001216950A
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Japan
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terminal
chip
battery
type battery
terminal coupling
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JP2000030274A
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English (en)
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Kirio Masui
桐郎 増井
Satoshi Masamitsu
聡 政光
Yasuhito Eguchi
安仁 江口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続個数や形態が自由に設定可能であり、電
圧仕様や容量仕様等が自由に設定される。 【解決手段】 全体薄型に形成された電池本体2の外周
部にそれぞれ正極端子或いは負極端子が設けられた複数
個の端子結合部3を有し、正極端子と負極端子とを同極
間又は異極間で適宜に接続するようにして端子結合部3
を組み合わされる相手方の端子結合部3と結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ型電池及び
このチップ型電池を単位電池として多数個を組み合わせ
ることによって所定の電圧、容量仕様とされてなる組電
池装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電池は、一般に、電池要素を電池缶と電
池蓋とによって封装するとともに、電池缶を負極端子と
しかつ電池蓋を正極端子として構成してなる。電池は、
電圧仕様或いは容量仕様等に応じて、電子機器等の電池
収納部内に適宜の個数が直列或いは並列に接続されて収
納される。換言すれば、電子機器等においては、電圧仕
様或いは容量仕様等に基づいて、使用する電池のサイ
ズ、接続形態或いは個数に応じた電池収納部が構成され
ていた。
【0003】また、電池は、多数個が配線材を介して直
列又は並列に接続された状態で全体をパッキングされる
ことによって組電池を構成して提供されている。組電池
は、予め多数個の電池が電圧仕様或いは容量仕様等に応
じて組み合わされてパッキングが施されることから、所
定の大きさ、形状を呈している。したがって、電子機器
等には、組電池の外形仕様に適合した仕様の電池収納部
が構成されていた。
【0004】ところで、携帯型電子機器等には、充電を
行うことによって繰り返し使用が可能な二次電池が用い
られている。二次電池には、電子機器等の多機能化或い
は長時間の使用にも対応し得る電源容量が要求されると
ともに、小型かつ軽量で高安全性が要求されている。二
次電池としては、一般にリチウムイオン二次電池が用い
られているが、正極材と負極材とポリマー電解質とをラ
ミネートフィルム材を外装材として封装してなる全固体
ポリマー二次電池が注目されている。
【0005】ポリマー二次電池は、従来の電解液に代え
て固体化電解質が用いられるために電池缶を不要とす
る。したがって、ポリマー二次電池は、電池缶を有する
ことでその厚さが4mm程度までを限界としかつ自由な
形状の製作が困難であったリチウムイオン二次電池に対
して、その厚みも1mm以下のシート状でありかつ自由
な形状に形成することが可能であるといった特徴を有し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の電池は、電子機
器等の電池収納部に対して個別に収納される場合には、
挿脱操作を面倒とさせるとともに比較的大きな収納スペ
ースを必要とさせることで、電子機器等の小型化、軽量
化に制限を与えるといった問題があった。また、従来の
電池においては、上述したようにそのサイズや接続形態
或いは使用個数にほとんど自由度が無い組電池を構成す
る。すなわち、従来の組電池は、入手が容易であるが、
電圧仕様や容量仕様或いは外形仕様等が規定されている
ことから、これを使用する電子機器等に対してその設計
上大きな制約を与えるといった問題があった。
【0007】携帯型電子機器等においては、多機能化或
いは高機能化が図られるとともに、長時間に亘って使用
されるようになっている。携帯型電子機器等において
は、かかる仕様に対応するために、最大使用条件に対応
し得るに足る大形の組電池を搭載するようにするために
小型化、軽量化が図り難いといった問題がある。
【0008】電池或いは組電池においては、直列数や並
列数を適宜設定することが可能であって、使用機器の仕
様に応じた必要電力が得られるものの要求が極めて大き
い。また、電池或いは組電池においては、大きなスペー
スを占有すること無く、例えばデッドスペースのような
形状が不確定の場所にも収納可能であるものの要求も大
きい。
【0009】したがって、本発明は、接続個数や接続形
態が自由に設定可能であるチップ型電池を提供すること
を目的に提案されたものである。また、本発明は、多数
個のチップ型電池が適宜組み合わされることによって電
圧仕様や容量仕様等が自由に設定される組電池装置を提
供することを目的に提案されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかるチップ型電池は、全体薄型に形成された
電池本体の外周部に、それぞれ正極端子或いは負極端子
が設けられた複数個の端子結合部を設けてなる。
【0011】以上のように構成された本発明にかかるチ
ップ型電池によれば、それぞれ端子結合部を組み合わさ
れる相手方の端子結合部と結合することによって各端子
が接続状態となって多数個が互いに組み合わされて、電
圧仕様や容量仕様等を任意に設定可能な組電池装置を構
成する。
【0012】また、上述した目的を達成する本発明にか
かる組電池装置は、全体薄型に形成されるとともにそれ
ぞれ正極端子或いは負極端子が設けられた複数個の端子
結合部が電池本体の外周部に設けられてなるチップ型電
池を単位電池として、端子結合部を介して多数個を組み
合わせて構成される。
【0013】以上のように構成された本発明にかかる組
電池装置によれば、各チップ型電池が、それぞれの端子
結合部を組み合わされる相手方の端子結合部と互いに結
合されることにより各端子間の接続が行われて連続して
組み合わされ、電圧仕様や容量仕様等が任意に設定され
て構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。第1の実施の形態
として図1及び図2に示したチップ型電池1は、全固体
ポリマー二次電池であり、全体薄型で矩形の外形を呈し
ている。なお、以下のチップ型電池1の説明において、
「上下」、「左右」及び「表裏」の用語については、図
1を基準とするものとする。チップ型電池1には、電池
本体2の長手方向の相対向する上側外周部2aと下側外
周部2bとに、詳細を後述する第1の端子結合部3aと
第2の端子結合部3bとがそれぞれ突出形成されてい
る。また、チップ型電池1には、電池本体2の幅方向の
相対向する左側外周部2cに、詳細を後述する一対の第
3の端子結合部3cと第4の端子結合部3dとがそれぞ
れ突出形成されている。チップ型電池1には、電池本体
2の幅方向の相対向する右側外周部2dに、詳細を後述
する一対の第5の端子結合部3eと第6の端子結合部3
fとがそれぞれ突出形成されている。なお、第1の端子
結合部3a乃至第6の端子結合部3fについては、以下
の説明において全体を表現する場合には単に端子結合部
3と総称する。
【0015】チップ型電池1は、正極材と負極材とポリ
マー電解質とからなる電池要素をラミネートフィルム材
からなる外装材によって封装することによって電池本体
2を構成してなる。正極材は、例えばアルミニウム箔か
らなる正極集電体の一方主面に、正極活物質を塗布して
形成される。負極材は、例えば銅箔からなる負極集電体
の一方主面に、負極活物質を塗布して形成される。電池
要素は、正極材と負極材とをポリマー電解質を挟んで適
宜の層数に積層してなる。
【0016】なお、チップ型電池1については、電池要
素をラミネートフィルム材によって封装した全固体ポリ
マー二次電池に限定されるものではなく、他の種々の薄
型電池にも適用されることは勿論である。チップ型電池
1は、柔軟特性がさほど要求されない使用条件、例えば
機械的剛性が充分に保持される条件で使用される場合や
外装材として金属缶や剛性の大きい樹脂缶等が用いられ
る場合には、ポリマー電解質をゲル状電解質に代えて構
成してもよい。
【0017】正極活物質は、例えばTiS2、MoS2
NbSe2、V25等のリチウムを含有しない金属硫化
物或いは酸化物や、LixMO2(式中、Mは一種以上の
遷移金属を表し、xは電池の充放電状態によって異な
り、通常0.05以上1.10以下である。)を主体と
するリチウム複合酸化物等が用いられる。遷移金属M
は、例えばCo(コバルト)、Ni(ニッケル)、Mn
(マンガン)が用いられ、具体的にはLiCoO2、L
iNiO2、LiNiyCo1-y2(0<y<1)、Li
Mn24が用いられる。これらリチウム複合酸化物は、
高電圧を発生することができるとともにエネルギー密度
的に優れた物質である。正極活物質は、これらの物質を
複数種混合してもちいてもよい。
【0018】正極活物質は、上述した材料に対して、例
えばバインダとしてPVdF(ポリフッ化ビニリデ
ン)、溶剤としてNMP(n−メチルピロリドン)を加
えてスラリー状とし、ドクターブレード法等によって正
極集電体の主面上に均一に塗布される。正極活物質は、
高温乾燥処理によってNMPが飛ばされ、さらにロール
プレスによる加圧処理が施されて高密度化が図られて正
極集電体の主面上に成膜形成される。
【0019】負極活物質は、リチウムイオンをドープ・
脱ドープ可能な材料、例えばグラファイトや難黒鉛化炭
素或いは易黒鉛化炭素等の炭素材料が用いられる。負極
活物質は、これら炭素材料に対して、バインダとしてP
VdF、溶剤としてNMPを加えてスラリー状とし、ド
クターブレード法等によって負極集電体の主面上に均一
に塗布される。負極活物質は、高温乾燥処理によってN
MPが飛ばされ、さらにロールプレスによる加圧処理が
施されて高密度化が図られて負極集電体の主面上に成膜
形成される。なお、負極活物質には、炭素材料の他に
も、ポリアセチレン、ポリピロール等の高分子材料やS
nO2等の酸化物も使用される。
【0020】ポリマー電解質は、高分子材料と電解液と
電解質塩とを混合してゲル状化した電解質をポリマー中
に取り込んでなる。高分子材料は、電解液に相溶する性
質を有し、シリコンゲル、アクリルゲル、アクリロニト
リルゲル、ポリフォスファゼン変性ポリマー、ポリエチ
レンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、及びこれ
らの複合ポリマーや架橋ポリマー、変性ポリマー等、若
しくはフッ素系ポリマーとして、例えばポリ(ビニリデ
ンフルオロライド)、ポリ(ビニリデンフルオロライド
−co−テトラフルオロサフルオロプロピレン)、ポリ
(ビニリデンフルオロライド−co−トリフルオロエチ
レン)等の高分子材料、及びこれらの混合物が各種使用
される。
【0021】電解液成分は、上述した高分子材料を分散
可能とし、非プロトン性溶媒として例えばエチレンカー
ボネート(EC)やプロピレンカーボネート(PC)或
いはブチレンカーボネート(BC)等が用いられる。電
解質塩には、溶剤に相溶するものが用いられ、カチオン
とアニオンとが組み合わされてなる。カチオンには、ア
ルカリ金属やアルカリ土類金属が用いられる。アニオン
には、Cl-、Br-、I-、SCN-、ClO4 -、B
4 -、PF6 -、CF3SO3 -等が用いられる。電解質塩
には、具体的には六フッ化リン酸リチウムや四フッ化ホ
ウ酸リチウムが、電解液に対して溶解可能な濃度で用い
られる。
【0022】各端子結合部3は、一端部がそれぞれ電池
要素の正極材或いは負極材に接続されるとともに他端部
を電池本体2の各外周部2a乃至2dから突出された舌
片状の金属板からなる。各端子結合部3は、それぞれの
厚みが、電池本体2の厚みの約1/2とされている。第
1の端子結合部3aと第3の端子結合部3c及び第5の
端子結合部3eは、それぞれ正極材と接続されて正極端
子を構成する。また、第2の端子結合部3bと第4の端
子結合部3d及び第6の端子結合部3fは、それぞれ負
極材と接続されて負極端子を構成する。
【0023】第1の端子結合部3a乃至第6の端子結合
部3fには、図1に示すようにそれぞれ第1の結合部4
a乃至第6の結合部4fが形成されている。なお、第1
の結合部4a乃至第6の結合部4fについては、以下の
説明において全体を表現する場合には単に結合部4と総
称する。各結合部4は、後述するように多数個のチップ
型電池1を連続して結合することによって組電池装置1
0を組み合わせる際の結合部を構成する。
【0024】上側の第1の端子結合部3aと左側の第3
の端子結合部3c及び第4の端子結合部3dには、円形
の嵌合孔が形成されることによって、第1の結合部4a
と第3の結合部4c及び第4の結合部4dが構成されて
いる。これら第1の結合部3aと第3の端子結合部3c
及び第4の端子結合部3dは、図1及び図2に示すよう
に裏面2fと略同一面を構成するように、表面2eに対
して段落ちされて構成されている。下側の第2の端子結
合部3bと右側の第5の端子結合部3e及び第6の端子
結合部3fには、組電池装置10を構成する際に相手方
の嵌合孔とそれぞれ相対嵌合される裏面2f側に突出す
るスナップ状凸部がそれぞれ一体形成されることによっ
て、第2の結合部4bと第5の結合部4e及び第6の結
合部4fとが構成されている。これら第2の端子結合部
3bと第5の端子結合部3e及び第6の端子結合部3f
は、表面2eと略同一面を構成するように、裏面2fに
対して段落ちされている。
【0025】第1の端子結合部3aと第3の端子結合部
3c及び第5の端子結合部3eには、図1及び図2に示
すようにそれぞれ「+」の第1の正極指標5aと第3の
正極指標5c及び第5の正極指標5eとが設けられてい
る。また、第2の端子結合部3bと第4の端子結合部3
d及び第6の端子結合部3fには、それぞれ「−」の第
2の負極指標5bと第4の負極指標5d及び第6の負極
指標5fとが設けられている。なお、上述した正極指標
及び負極指標については、以下の説明において全体を表
現する場合には単に極指標5と総称する。
【0026】チップ型電池1には、図1に示すように第
1の端子結合部3aが設けられた上側領域に「上」の位
置識別指標6aが設けられるとともに、第2の端子結合
部3bが設けられた下側領域に「下」の位置識別指標6
bが設けられている。また、チップ型電池1には、第3
の端子結合部3c及び第4の端子結合部3dが設けられ
た左側領域に「左」の位置識別指標6cが設けられると
ともに、第5の端子結合部3e及び第6の端子結合部3
fが設けられた右側領域に「右」の位置識別指標6dが
設けられている。さらに、チップ型電池1には、図1に
示される主面2eに「表」の位置識別指標6eが設けら
れるとともに、対向主面2fに「裏」の位置識別指標6
fが設けられている。なお、上述した各位置識別指標6
a乃至6fについては、以下の説明において全体を表現
する場合には単に位置識別指標6と総称する。
【0027】以上のように構成された多数個のチップ型
電池1は、図2に示すようにその各外周部2a乃至2d
に順次他のチップ型電池1が結合されることによって、
全体シート状の組電池装置10を構成する。以下、各チ
ップ型電池1の相互の結合形態について図2を参照して
詳細に説明する。すなわち、中央部に配置された第1の
チップ型電池1Aには、同図に示すようにその上側外周
部2aに第2のチップ型電池1Bがその下側外周部2b
を突き合わされ結合されるとともに、下側外周部2bに
第3のチップ型電池1Cがその上側外周部2aを突き合
わされて結合されることにより直列体を構成する。ま
た、第1のチップ型電池1Aには、その左側外周部2c
に第4のチップ型電池1Dがその右側外周部2dを突き
合わされて結合されるとともに、右側外周部2dに第5
のチップ型電池1Eがその左側外周部2cを突き合わさ
れて結合されることにより並列体を構成する。
【0028】第1のチップ型電池1Aには、第1の端子
結合部3aの結合部4aに対して、第2のチップ型電池
1Bの第2の端子結合部3bの結合部4bが嵌合され
る。第1のチップ型電池1Aの第1の端子結合部3a
は、上述したように正極端子であり、その円孔の結合部
4aに対して負極端子のスナップ状凸部に形成された結
合部4bが嵌合されることによって、第2のチップ型電
池1Bの第2の端子結合部3bが表側から重なり合った
状態で結合される。したがって、第1のチップ型電池1
Aと第2のチップ型電池1Bとは、互いに略同一面を構
成して直列に接続される。なお、第2のチップ型電池1
Bには、その上側外周部2a側に他のチップ型電池1が
接続され、以下順次他のチップ型電池1の接続が連続し
て行われる。
【0029】第1のチップ型電池1Aには、第2の端子
結合部3bの結合部4bに対して、第3のチップ型電池
1Cの第1の端子結合部3aの結合部4aが嵌合され
る。第1のチップ型電池1Aの第2の端子結合部3b
は、上述したように負極端子であり、スナップ状凸部に
形成された結合部4bが、表側から第3のチップ型電池
1Cの円孔とされた正極端子の第1の結合部4aと嵌合
される。したがって、第1のチップ型電池1Aと第3の
チップ型電池1Cとは、互いに略同一面を構成して直列
に接続される。なお、第3のチップ型電池1Cには、上
側外周部2b側に他のチップ型電池1が接続され、以下
順次他のチップ型電池1の接続が連続して行われる。
【0030】第1のチップ型電池1Aには、第3の端子
結合部3cの結合部4cと第4の端子結合部3dの結合
部4dに対して、それぞれ第4のチップ型電池1Dの第
5の端子結合部3eの結合部4eと第6の端子結合部3
fの結合部4fとがそれぞれ嵌合される。第1のチップ
型電池1A側の第3の端子結合部3cは、上述したよう
に円孔からなる結合部4cが設けられた正極端子であ
り、表側から第4のチップ型電池1D側の正極端子から
なる第5の端子結合部3eの上述したスナップ状凸部か
らなる結合部4eが嵌合される。また、第1のチップ型
電池1Aの第4の端子結合部3dは、上述したように円
孔からなる結合部4dが設けられた負極端子であり、表
側から第4のチップ型電池1D側の負極端子からなる第
6の端子結合部3fの上述したスナップ状凸部からなる
結合部4fが嵌合される。したがって、第1のチップ型
電池1Aと第4のチップ型電池1Dとは、互いに略同一
面を構成して並列に接続される。なお、第4のチップ型
電池1Dには、左側外周部2c側に他のチップ型電池1
が接続され、以下順次他のチップ型電池1の接続が連続
して行われる。
【0031】第1のチップ型電池1Aには、第5の端子
結合部3eの結合部4eと第6の端子結合部3fの結合
部4fに対して、それぞれ第5のチップ型電池1Eの第
3の端子結合部3cの結合部4cと第4の端子結合部3
dの結合部4dとがそれぞれ嵌合される。第1のチップ
型電池1Aの第5の端子結合部3eは、上述したように
スナップ状凸部からなる結合部4eが設けられた正極端
子であり、表側から第5のチップ型電池1Eの正極端子
からなる第3の端子結合部3cの円孔とされた結合部4
cに嵌合される。また、第1のチップ型電池1Aの第6
の端子結合部3fは、上述したようにスナップ状凸部か
らなる結合部4fが設けられた負極端子であり、表側か
ら第5のチップ型電池1Eの正極端子からなる第4の端
子結合部3dの円孔とされた結合部4dに嵌合される。
したがって、第1のチップ型電池1Aと第5のチップ型
電池1Eとは、互いに略同一面を構成して並列に接続さ
れる。なお、第5のチップ型電池1Eには、右側外周部
2d側に他のチップ型電池1が接続され、以下順次他の
チップ型電池1の接続が連続して行われる。
【0032】多数個のチップ型電池1は、図3に示すよ
うに上下方向に対してそれぞれn個が直列に接続されて
組み合わされるとともに、左右方向に対してそれぞれm
個が並列に接続されて組み合わされることによりn×m
個からなる全体シート状の組電池装置10を構成する。
電池装置10は、図3において左側最上段に位置するチ
ップ型電池(1・1)の第3の端子結合部3c(1・
1)と、左側最下段に位置するチップ型電池(n・1)
の第4の端子結合部3d(1・n)とが外部出力の正極
端子と負極端子として構成される。組電池装置10は、
各チップ型電池1の電圧がE(v)、容量がC(A
h)、電力量がP(Wh)とすると、全体の電圧Etが
n×E(v)、全体の容量Ctがm×C(Ah)であ
り、全体の電力量PtがP×n×m(Wh)となる。勿
論、組電池装置10は、外部出力が上述した位置のチッ
プ型電池1の端子結合部3c(1・1)、3d(1・
n)に限定されるものでは無く、任意の位置から出力可
能である。
【0033】したがって、組電池装置10は、多数個の
チップ型電池1について、n個からなる直列体の接続個
数や、m列の直列体の接続数を適宜設定することによっ
て電圧仕様や容量仕様が適宜変更される。組電池装置1
0は、多数個のチップ型電池1を使用機器の電圧仕様や
電流仕様或いは使用時間使用等に応じて適宜に組み合わ
せることによって、最適仕様のものが個別に極めて容易
に構成することが可能である。なお、組電池装置10に
ついては、一般にチップ型電池1の接続個数がそれぞれ
同数とした各直列体が並列に接続して構成される。
【0034】組電池装置10は、上述したように各チッ
プ型電池1が、スナップ状凸部と円孔とを嵌合して相対
する結合部4を結合して端子結合部間を結合することか
ら着脱自在とされる。したがって、組電池装置10は、
適宜の個数のチップ型電池1が接続されてなる直列体や
並列体を極めて簡易に構成するとともに、これら直列体
や並列体の構成チップ型電池1の増減も任意に行うこと
が可能であるために様々な電圧仕様や電流仕様或いは使
用時間仕様等のものが得られるようになる。また、組電
池装置10は、構成するチップ型電池1の一部に不良が
生じたりした場合にもその交換が容易に行われる。
【0035】組電池装置10においては、並列に接続さ
れるチップ型電池1が各端子結合部3間において低抵抗
で接続されることが好ましい。組電池装置10において
は、各チップ型電池1の端子結合部3間の各結合部3の
接続が上述したスナップ状凸部と円孔との嵌合構造に限
定されることは無く、電気的かつ機械的な接続構造とし
て一般に採用されている半田付け、溶接付け、鳩目結合
構造、ねじ止め構造或いは超音波溶着等によって結合す
るようにしてもよい。
【0036】ところで、チップ型電池1は、上述した操
作によって多数個が組み合わされて組電池装置10を構
成するが、その際に極指標5や位置指標6を確認しなが
ら互いに組み合わされる。チップ型電池1は、それぞれ
の上下位置、左右位置或いは表裏位置を間違えた場合に
は、相対するスナップ状凸部と円孔との嵌合が行い得な
かったり内部ショートを生じさせることがある。したが
って、チップ型電池1においては、例えば各端子結合部
3を上下、左右で変えた形状としたり、表裏主面を異な
る色調に着色するようにしてもよい。チップ型電池1
は、これによって上下、左右或いは表裏の判別或いは各
端子結合部3の極性判別がより確実となるように構成さ
れる。
【0037】チップ型電池1においては、上述したよう
に互いに上下、左右或いは表裏を合わせた状態で多数個
の組み合わせが行われる。第2の実施の形態として図4
に示したチップ型電池20は、表裏の位置合わせを行う
こと無く互いに組み合わせを可能とした構成に特徴を有
している。また、チップ型電池20は、上下、左右或い
は表裏の形状が異にされることによって誤結合が抑制さ
れるようにした構成に特徴を有している。
【0038】チップ型電池20は、電池本体21が例え
ば1mm以上と比較的厚く、全体的に上述したチップ型
電池1と比較して機械的剛性を有して構成されている。
チップ型電池20には、図4に示すように電池本体21
の長手方向の相対向する上側外周部21aと下側外周部
21bとに、詳細を後述する第1の端子結合部22aと
第2の端子結合部22bとがそれぞれ形成されている。
また、チップ型電池20には、電池本体21の幅方向の
相対向する左側外周部21cと右側外周部21dとに、
詳細を後述する第3の端子結合部22cと第4の端子結
合部22dとがそれぞれ形成されている。
【0039】第1の端子結合部22aは、同図に示すよ
うに電池本体21の上側外周部21aの略中央部に位置
して一体に突出形成された矩形凸部からなり、その両側
面にそれぞれ第1の正極端子23aが露呈された状態で
形成されている。第2の端子結合部22bは、同図に示
すように電池本体21の下側外周部21bの略中央部に
位置して切込み形成された矩形凹部からなり、その両側
面にそれぞれ第1の負極端子23bが露呈された状態で
形成されている。第1の端子結合部22aは、その外形
が第2の端子結合部22bの内形とほぼ等しく、後述す
るように相手側のチップ型電池20の第2の端子結合部
22bに嵌合された状態において第1の正極端子23a
が第1の負極端子23bとそれぞれ接続される。
【0040】第3の端子結合部22cは、電池本体21
の左側外周部21cから幅方向の全域に亘って突出形成
されてなり、上側に位置して第2の正極端子23cが露
呈された状態で形成されるとともに下側に位置して第2
の負極端子23dが露呈された状態で形成されている。
第3の端子結合部22cは、その厚みが電池本体21の
厚みの約1/2とされて、電池本体21の表面21eか
ら段落ちされるようにして形成されている。第4の端子
結合部22dは、第3の端子結合部22cとほぼ等しい
幅を以って電池本体21の右側外周部21dから幅方向
の全域に亘って突出形成されてなる。第4の端子結合部
22dには、上側に位置して第3の正極端子23eが露
呈された状態で形成されるとともに下側に位置して第3
の負極端子23fが露呈された状態で形成されている。
第4の端子結合部22dも、その厚みが電池本体21の
厚みの約1/2とされて、電池本体21の裏面21fか
ら段落ちされるようにして形成されている。
【0041】第3の端子結合部22cと第4の端子結合
部22dとは、後述するように相手側のチップ型電池2
0の第4の端子結合部22d或いは第3の端子結合部2
2cと重ね合わせるようにして組み合わされることによ
って、電池本体21の表裏面21e、21fと略同一面
を構成する。第3の端子結合部22cと第4の端子結合
部22dとは、この状態において第2の正極端子23c
と第2の負極端子23dとが、相手側の第3の正極端子
23eと第3の負極端子23fとにそれぞれ接続され
る。
【0042】なお、チップ型電池20は、上下外周部2
1a、21bに凸凹形状からなる第1の端子結合部22
aと第2の接合端子部22bとを形成するとともに、左
右外周部21c、21dに段落ち凸部からなる第3の端
子結合部22cと第4の接合端子部22dとを形成した
が、かかる構成に限定されるものでは無い。チップ型電
池20は、例えば上側外周部21aと下側外周部21b
側とに段落ち凸部からなる端子結合部を形成するととも
に、左側外周部21cと右側外周部21d側とに凸凹形
状からなる端子結合部を形成するようにしてもよい。ま
た、チップ型電池20は、第3の端子結合部22cと第
4の接合端子部22dとを左右外周部21c、21dの
全域に亘る段落ち凸部によって構成したが、対応する箇
所の一部に突出された段落ち凸部によって構成するよう
にしてもよい。
【0043】以上のように構成されたチップ型電池20
は、上述したチップ型電池1と同様に上下方向に対して
それぞれn個が直列に接続されて組み合わされるととも
に、左右方向に対してそれぞれm個が並列に接続されて
組み合わされることによってn×m個からなる全体シー
ト状の組電池装置10を構成する。チップ型電池20
は、凸形状の第1の端子結合部22aを上側として順次
組み合わせを行うことにより、表裏の確認を不要とした
組み合わせが可能となる。
【0044】チップ型電池20は、図5に示した方法に
よって上下方向の組み合わせが行われる。すなわち、チ
ップ型電池20は、同図(a)に示すように第1のチッ
プ型電池20Aがその第1の端子結合部22aを第2の
チップ型電池20Bの第2の接合端子部22bに対し
て、上側から嵌合することによって組み合わせが行われ
る。第1のチップ型電池20Aと第2のチップ型電池2
0Bは、この状態で第1の正極端子23aが第1の負極
端子23bとが接触することによって、互いに直列に接
続されて組み合わされる。
【0045】チップ型電池20は、同図(b)に示すよ
うに第1のチップ型電池20Aがその第1の端子結合部
22aを第2のチップ型電池20Bの第2の接合端子部
22bに対して、表裏方向から嵌合することによって組
み合わせが行われる。第1のチップ型電池20Aと第2
のチップ型電池20Bとは、この状態で第1の正極端子
23aが第1の負極端子23bとが接触することによっ
て、互いに直列に接続されて組み合わされる。
【0046】また、チップ型電池20は、第1の端子結
合部22aと第2の接合端子部22bとがきつい嵌合寸
法に設定された場合には、同図(c)に示すようにひね
り合わすようにして組み合わせが行われる。すなわち、
チップ型電池20は、第1のチップ型電池20Aがその
第1の端子結合部22aを第2のチップ型電池20Bの
第2の接合端子部22bに対して斜めに差し込んだ状態
で、同図矢印で示すようにひねることによって組み合わ
せが行われる。第1のチップ型電池20Aと第2のチッ
プ型電池20Bとは、この状態で第1の正極端子23a
が第1の負極端子23bとが接触することによって、互
いに直列に接続されて組み合わされる。なお、第1のチ
ップ型電池20Aと第2のチップ型電池20Bとは、上
述した組合せ操作とは逆にひねるようにして引張り操作
することによって取り外しが行われる。
【0047】チップ型電池20は、上述したように各端
子結合部22が凹凸構造を以って構成されることから比
較的容易に組み合わせが行われるが、そのままの状態で
は外れ易いといった問題もある。したがって、チップ型
電池20には、各端子結合部22にそれぞれロック機構
が付設される。すなわち、チップ型電池20には、第1
の端子結合部22aと第2の接合端子部22bとの間に
例えば図6に示す第1のロック機構25が付設される。
第1のロック機構25は、同図(a)に示すように第1
の端子結合部22aの両側面にそれぞれ形成された半球
状のクリック凹部26a、26bと、第2の接合端子部
22bの相対する内壁にそれぞれ組み付けられたクリッ
クボール27a、27bと、コイルスプリング28a、
28bとから構成される。
【0048】クリックボール27は、第2の接合端子部
22bの内壁内に、その外周面の一部を露呈させるとと
もに抜け止めされた状態で組み付けられる。クリックボ
ール27は、その内方に圧縮状態で組み込まれたコイル
スプリング28の弾性力によって第2の接合端子部22
bの内壁からの突出習性が付与されている。
【0049】以上のように構成された第1のロック機構
25は、同図(b)に示すように第1の端子結合部22
aを第2の接合端子部22bに嵌合することによって組
み合わされた第1のチップ型電池20Aと第2のチップ
型電池20Bとの組合せ状態をロックする。第1のロッ
ク機構25においては、第1のチップ型電池20Aの第
1の端子結合部22a側に設けたクリック凹部26に第
2のチップ型電池20Bの第2の接合端子部22b側に
設けられたクリックボール27が相対嵌合するととも
に、この嵌合状態がコイルスプリング28の弾性力によ
って保持されることで、第1のチップ型電池20Aと第
2のチップ型電池20Bとをしっかりと組み合わせて直
列に接続する。
【0050】なお、第1のロック機構25は、この状態
から第1のチップ型電池20Aを第2のチップ型電池2
0Bに対して強く引っ張ることにより、クリック凹部2
6とクリックボール27との嵌合状態が解除されてこれ
らの取り外しを可能とする。したがって、第1のロック
機構25は、多数個のチップ型電池20を簡易な操作に
よって組合せ可能とするとともに、交換或いは組合せ個
数の変更等の操作も簡易に行うことを可能とする。
【0051】また、第1のロック機構25は、第1の端
子結合部22a側にクリックボール27とコイルスプリ
ング28とを組み付けるとともに、第2の接合端子部2
2b側にクリック凹部26を形成して構成してもよいこ
とは勿論である。さらに、第1のロック機構25は、ク
リック凹部26の内周面が金属導体によって形成されて
正極端子を構成し、クリックボール27とコイルスプリ
ング28とを負極端子として構成してもよい。第1のロ
ック機構25は、クリック機構として一般に採用されて
いるその他の構造、例えばクリック凹部とクリック凸部
を有する板ばねとの組み合わせ構造等も採用される。
【0052】第1のロック機構25は、上述したように
クリックボール27がクリック凹部26に嵌合すること
によって第1のチップ型電池20Aと第2のチップ型電
池20Bとを第1の端子結合部22aと第2の接合端子
部22bとの間においてロック状態で組み合わせる。第
1のロック機構25においては、クリックボール27が
クリック凹部26内において回転自在に嵌合している。
第1のロック機構25は、この状態で上側外周部21a
と下側外周部21bとの間に間隙が構成されるようにす
れば、第1のチップ型電池20Aと第2のチップ型電池
20Bとを第1の端子結合部22aと第2の接合端子部
22bとの間において回動自在に組み合わせるヒンジ機
構として作用する。
【0053】したがって、第1のロック機構25は、第
1のチップ型電池20Aと第2のチップ型電池20Bと
を図6(c)に示すように直列に接続するとともに互い
に回動自在に組み合わせる。組電池装置10は、第1の
ロック機構25を介して各チップ型電池20が組み合わ
されることにより、使用機器の仕様に応じて例えば折り
畳んだ状態で用いられたり適宜に変形して用いることが
可能となる。なお、第1のロック機構25は、第1のチ
ップ型電池20Aと第2のチップ型電池20Bとを、上
側外周部21aと下側外周部21b間の間隙の広さや電
池本体21の厚み或いは結合各部位の角度等の条件によ
って、組合せ状態において相互の回動角度を任意に設定
可能とする。
【0054】なお、第1のロック機構25は、多数個の
チップ型電池20を相互に回動自在に組み合わせて組電
池装置10を構成することから、外側に組み合わされた
チップ型電池20の交換ばかりでなく内部に組み合わさ
れたチップ型電池20の交換も比較的容易に行うことを
可能とする。すなわち、図5を参照して説明した上述し
たチップ型電池20の交換方法においては、端子結合部
位の回動動作等の自由度が少ないために、隣り合って結
合された上下左右の端子結合部22が干渉することで特
定のチップ型電池20の取り外しが困難となる。これに
対して、第1のロック機構25は、交換するチップ型電
池20を折り曲げる等した状態で取外し操作を行うこと
が可能であり、隣り合う上下左右の端子結合部22の干
渉を低減して簡易な操作で交換が可能とされる。
【0055】チップ型電池20においては、上述したよ
うに表裏面21e、21fが互換性を有して組み合わさ
れるようにすることから、左右の第3の接合端子部22
cと第4の接合端子部22dとが上下対称の同一形状を
以って形成される。したがって、チップ型電池20に
は、図7に示すように第3の接合端子部22cと第4の
接合端子部22dとに少なくとも一対の結合構造を有す
る第2のロック機構29が形成される。すなわち、第2
のロック機構29は、同図(a)に示すように第3の接
合端子部22c側に係合凸部30と係合凹部31とが外
側からこの順で幅方向に配置されて形成されるととも
に、第4の接合端子部22d側に係合凹部32と係合凸
部33とが外側からこの順で幅方向に配置されて形成さ
れてなる。第2のロック機構29は、係合凹部31、3
2にそれぞれロックばね34、35が組み付けられてい
る。
【0056】第2のロック機構29は、第1のチップ型
電池20Aと第2のチップ型電池20Bとが第3の接合
端子部22cと第4の接合端子部22dとを重ね合わせ
た状態において、係合凸部30と係合凹部31とが相手
側の係合凹部32と係合凸部33とにそれぞれ相対係合
するように、位置決めされて形成されている。各係合凸
部30、33は、図7(a)に示すように棒状基部の先
端部に球形の係合部30a、33aが一体に形成されて
なる。ロックばね34、35は、係合凹部31、32の
開口部に開放されたコ字状或いは筒状に形成されてな
り、対向間隔が各係合凸部30、33の係合部30a、
33aの外径よりも幅狭とされたクリック凸部34a、
35aが折曲形成されている。
【0057】第2のロック機構29は、同図(b)に第
3の接合端子部22c側のみを図示するが、係合凸部3
0と係合凹部31とを複数組形成することによって複数
29a乃至29kで構成してもよい。また、第2のロッ
ク機構29は、同図29kで示すように係合凸部30と
係合凹部31との位置を逆にしたものであってもよい
が、この場合対応する第4の接合端子部22d側の係合
凹部32と係合凸部33も逆の配置となる。
【0058】以上のように構成された第2のロック機構
29においては、第1のチップ型電池20Aの第3の接
合端子部22cに対して第2のチップ型電池20Bの第
4の接合端子部22dが重ね合わされることによって、
相対する係合凸部30と係合凹部31とに対して係合凹
部32と係合凸部33とがそれぞれ係合する。第2のロ
ック機構29は、各係合凸部30、33の球状係合部3
0a、33aがクリック凸部34a、35aを押し広げ
て係合凹部31、32の内部へと進入し、この状態でロ
ックばね34、35が初期状態に復帰することで第3の
接合端子部22cと第4の接合端子部22dとの重合せ
状態をロックする。第2のロック機構29は、このよう
にして第1のチップ型電池20Aと第2のチップ型電池
20Bとを並列に接続して組み合わせる。
【0059】第2のロック機構29は、この状態から第
1のチップ型電池20Aを第2のチップ型電池20Bに
対して強く引っ張ることにより、係合凸部30と係合凹
部31或いは係合凹部32と係合凸部33との係合状態
が解除されてこれらの取り外しを可能とする。
【0060】チップ型電池20は、上述したように各接
合端子部22に第1のロック機構25や第2のロック機
構29を付設したが、相対する接合端子部22を例えば
図8に示すようないわゆる楔形の凹凸形状によって構成
するようにしてもよい。すなわち、同図(a)に示した
チップ型電池20は、第1の接合端子部22aが逆台形
を呈する凸部として形成されるとともに、第2の接合端
子部22bが逆台形を呈する凹部として形成されてな
る。チップ型電池20においては、第1の接合端子部2
2aが相手側の第2の接合端子部22bに対して、上述
した図5(b)に示した表裏方向からの嵌合方法や同図
(c)に示したひねり合わせ嵌合方法によって組み合わ
せが行われる。
【0061】チップ型電池20は、第1の接合端子部2
2aが相手側の第2の接合端子部22b内で係止される
ことで、上下方向に対して充分な強度を保持して組み合
わせが行われる。チップ型電池20は、例えば第1の接
合端子部22aと第2の接合端子部22bとで凹凸を逆
にするように構成してもよい。また、チップ型電池20
には、図示を省略するが左右の外周部21c、21dの
第3の接合端子部22cと第4の接合端子部22dとに
図7を参照して説明したロック機構29が付設される。
なお、チップ型電池20は、用途によってはこれら第3
の接合端子部22cと第4の接合端子部22dを上述し
た形状とすることによって、左右方向に対して充分な強
度を保持して組み合わせが行われるようにもなる。
【0062】チップ型電池20は、第1の接合端子部2
2aを構成する凸部と第2の接合端子部22bを構成す
る凹部とが、例えば図8(b)に示すように略T字状に
形成するようにしてもよい。チップ型電池20は、両側
に張り出した部位がストッパ作用を奏することで、上下
方向に対してより強固に組み合わされる。
【0063】チップ型電池20においては、図4を参照
して説明したように、左右外周部21c、21dに幅方
向の全域に亘る段落ち凸部からなる第3の接合端子部2
2cと第4の接合端子部22dとを形成したが、かかる
構成に限定されるものでは無い。チップ型電池20は、
例えば図9に示した接合端子部36a、36bのように
構成してもよい。すなわち、各接合端子部36は、電池
本体20の表裏主面20e、20fに対して段落ちされ
るとともに左右外周部20c、20dから突出する凸部
からなる基本形態について接合端子部22と同様とする
が、外周部20c、20dの略中央部に位置してその一
部に形成されてなる。
【0064】左側接合端子部36aは、図9(a)及び
同図(c)に詳細を示すように表面20eから電池本体
20の厚みの約1/2の深さを以って段落ちされた矩形
の嵌合凹部37aと、この嵌合凹部37aに対応して左
側外周部21cに突出された矩形の嵌合凸部38aとか
らなる。右側接合端子部36bも、同図に詳細を示すよ
うに裏面20fから電池本体20の厚みの約1/2の深
さを以って段落ちされた矩形の嵌合凹部37bと、この
嵌合凹部37bに対応して右側外周部21dに突出され
た矩形の嵌合凸部38bとからなる。接合端子部36
は、嵌合凸部38が、その表面を嵌合凹部37の底面と
略同一面を構成するとともに嵌合凹部37の開口形状と
ほぼ等しい外形に形成されている。接合端子部36に
は、嵌合凹部37の底面と嵌合凸部38の表面とに跨っ
て接続端子39a、39bがそれぞれ形成されている。
【0065】以上のように構成された接合端子部36
は、図9(a)に示すように第1のチップ型電池20A
の左側外周部21dに対して、第2のチップ型電池20
Bの右側外周部21dを突き合わせて組み合わせる。す
なわち、第1のチップ型電池20Aは、その右側接合端
子部36bが、第2のチップ型電池20Bの右側接合端
子部36aに相対嵌合される。第1のチップ型電池20
Aと第2のチップ型電池20Bとは、嵌合凹部37内に
相手側の嵌合凸部38が嵌合することによって、表裏方
向ばかりでなく上下方向に対しても凹凸構造による組み
合わせが行われることから、より確実に組み合わされ
る。第1のチップ型電池20Aと第2のチップ型電池2
0Bとは、この状態で接合端子部36に形成した接続端
子39a、39bが接触して並列に接続される。
【0066】チップ型電池20は、図9(b)に示すよ
うに各接合端子部36が、嵌合凹部37と嵌合凸部38
とをそれぞれ略台形に形成してなる。各接合端子部36
は、これら嵌合凹部37と嵌合凸部38とをそれぞれの
底辺を突き合わせて連設してなる。したがって、接合端
子部36は、第1のチップ型電池20Aと第2のチップ
型電池20Bとを、左右方向にロックされた状態で組み
合わせる。
【0067】チップ型電池20においては、上述したよ
うに第1の接合端子部22aと第2の接合端子部22b
とに図6に示した第1のロック機構25を付設すること
により、上下方向に対して回動自在な組み合わせが行わ
れるようになる。組電池装置10においては、組み合わ
される多数個のチップ型電池20が端子結合部位におい
て可撓性を有することによって、自由な形状に変換が可
能となる。組電池装置10は、これによって例えば折り
畳まれたり、使用機器の電池収納部を比較的自由に構成
することが可能となる。
【0068】したがって、第3の実施の形態として図1
0に示したチップ型電池40は、電池本体41の各外周
部に端子結合部42が設けられるが、この端子結合部4
2を可撓性を有するフィルム状タブ43を介して連設し
た構成に特徴を有している。同図(a)に示した端子結
合部42は、電池本体41の左側外周部41cに設けら
れた端子結合部42cであり、図8を参照して説明した
楔状の嵌合凹部44が形成されている。端子結合部42
は、この嵌合凹部44に、相手側の右側外周部41dに
設けられた楔状の嵌合凸部が相対嵌合されることによっ
て抜止めされた状態での組み合わせが行われる。なお、
端子結合部42については、かかる形状に限定されるも
のではなく、用途に応じて上述した種々の形状やロック
機構が付設されたものであってもよい。
【0069】タブ43には、一端が正極集電体或いは負
極集電体に接続されるとともに他端が端子結合部43の
端子結合部44に露呈された接続端子45に接続された
リード46が封装されている。リード46は、タブ43
に正極リードと負極リードとの一対が封装されている
が、上下の外周部に設けられる端子結合部42の場合に
は正極リード又は負極リードのいずれか一本でよいこと
は勿論である。
【0070】以上のように構成されたチップ型電池40
は、端子結合部42を介して上下或いは左右に多数個が
結合されて組み合わされることによって、組電池装置1
0を構成する。組電池装置10は、上述したように各チ
ップ型電池40が可撓性を有するタブ43を介して端子
結合部42が設けられることにより、それぞれの端子結
合部位において曲げ、ねじりに対して変形自在となる。
したがって、組電池装置10は、シート状の基本形態か
ら適宜の形態に変形自在とされることで、例えば使用機
器の曲面部や直角部への収納が可能とされるとともに折
畳み収納も可能とされる。
【0071】なお、タブ43を介して連設される端子結
合部42については、組電池装置10を所定の形態に変
形して用いる場合には、上下或いは左右の外周部に設け
られる端子結合部のいずれか一つであってもよい。ま
た、端子結合部42は、相対結合される上下或いは左右
の端子結合部のいずれか一方側に設けらてもよい。端子
結合部42は、端子結合部位においてさらに大きな曲率
を得る場合や伸縮特性を得る場合には、図10(b)に
示すように蛇腹状に折曲したタブ47を介して電池本体
41に連設されるようにしてもよい。また、タブ47に
ついては、例えばカール状とされたものであってもよ
い。
【0072】チップ型電池20は、上述したように左右
の外周部21c、21dに設けられる第3の端子結合部
22cと第4の端子結合部22dとが、表裏の確認を不
要として組み合わせを可能とするために表裏面21e、
21fに対して段落ちされた互いに表裏対称の同一形状
を以って構成される。したがって、チップ型電池20に
おいては、これら第3の端子結合部22cと第4の端子
結合部22dとを結合した状態において、この端子結合
部位に曲げ特性や回動特性を付与することが困難とな
る。
【0073】したがって、第4の実施の形態として図1
1及び図12に示したチップ型電池50は、電池本体5
1の左右外周部51c、51dに形成される第3の端子
結合部52cと第4の端子結合部52dとが電池本体5
1に対して回動自在に取り付けられて構成されてなる。
なお、チップ型電池50は、例えば上下外周部51a、
51bに形成される第1の端子結合部52aと第2の端
子結合部52bとが表裏面51e、51fに対して段落
ちされた構成である場合には、これら第1の端子結合部
52aと第2の端子結合部52bとに後述する構成が採
用される。
【0074】第3の端子結合部52cと第4の端子結合
部52dとは、左右対称であるから図12を参照して第
3の端子結合部52cの構成について代表して説明する
こととし、端子結合部52と略称する。端子結合部52
は、同図に示すように電池本体51の外周部51cに切
り欠いた矩形凹部53と、接続プレート部材54と、端
子プレート部材55と、一対の回転支軸56a、56b
と、一対の正極摺動端子57a、57b及び負極摺動端
子58a、58b等の部材からなる。
【0075】接続プレート部材54は、その外形が矩形
凹部53の開口形状よりもやや小さく、またその厚みが
電池本体51の厚みの約1/2とされる。接続プレート
部材54は、第3の端子結合部52c側にあってはその
底面が電池本体51の裏面51fと略同一面を構成して
矩形凹部53内に組み込まれ、第4の端子結合部52d
側にあってはその表面が電池本体51の表面51eと略
同一面を構成して矩形凹部53内に組み込まれる。
【0076】接続プレート部材54には、その上下側面
に互いに軸線を一致されて回転支軸56a、56bが突
出して設けられており、これら回転支軸56の突出部位
が矩形凹部53の相対する内壁に形成された軸孔53
a、53bに軸装されることによって矩形凹部53内に
回動自在に組み付けられる。軸孔53a、53bは、詳
細を省略するが回転支軸56の突出部とほぼ等しい長さ
を有するとともに矩形凹部53の外周部51cに開放さ
れた長溝からなる。
【0077】回転支軸56は、その突出部を外周部51
c側から軸孔53a、53b内に所定位置まで押し込ま
れると、図示しないクリック機構等によって抜止めされ
て軸装される。なお、回転支軸56は、後述するように
端子プレート部材55に対する給電ルートの中継部材を
構成することから、銅等の金属材料によって形成されて
いる。
【0078】接続プレート部材54には、端子プレート
部材55が略同一面を構成するようにしてその一端部を
固定されて取り付けられている。端子プレート部材55
は、全体矩形を呈しており、接続プレート部材54が矩
形凹部53内に組み付けられた状態において他端部が外
周部51cから突出される。なお、端子プレート部材5
5は、この突出部位が矩形凹部53の奥行きよりも小さ
く設定される。
【0079】端子プレート部材55には、その表面に長
手方向に対して互いに平行な状態で正極端子板59aと
負極端子板59bとが設けられている。端子プレート部
材55には、正極端子板59aの両端側に位置して係合
凸部60aと係合凹部61aとが設けられている。同様
に、端子プレート部材55には、負極端子板59bの両
端側に位置して係合凸部60bと係合凹部61bとが設
けられている。これら係合凸部60及び係合凹部61
は、図7を参照して詳細に説明した係合凸部30と係合
凹部32と同様に構成されている。すなわち、各係合凸
部60は、棒状基部の先端部にそれぞれ球形の係合部が
一体に形成されてなる。また、係合凹部61には、開口
部に開放されたコ字状或いは筒状に形成されたロックば
ねが収納されている。
【0080】正極端子板59aは、リード62a−第1
の正極摺動端子57a−第1の回転支軸56a−第2の
正極摺動端子57b−接続リード63aの給電ルートを
介して正極集電体に接続される。また、負極端子板59
bは、リード62b−第1の負極摺動端子58a−第2
の回転支軸56b−第2の負極摺動端子58b−接続リ
ード63bの給電ルートを介して負極集電体に接続され
る。第1の正極摺動端子57a及び第1の負極摺動端子
58aは、銅等の弾性を有する金属板によって形成さ
れ、一端部を固定されるとともに他端部が回転する回転
支軸56の周面に当接されている。なお、第2の正極摺
動端子57b及び第2の負極摺動端子58bは、回転支
軸56の固定側に接続されるため、特に弾性を有する必
要は無い。
【0081】以上のように構成されたチップ型電池50
においては、図11に示すように第1のチップ型電池5
0Aの第4の接合端子部52dに対して第2のチップ型
電池50Bの第3の接合端子部22cが重ね合わされる
ことによって、組み合わせが行われて組電池装置10を
構成する。第1のチップ型電池50Aと第2のチップ型
電池50Bとは、相対する外周部51d、51cが突き
合わされ、第3の接合端子部22cと第4の接合端子部
52dのそれぞれの係合凸部60と係合凹部61とがそ
れぞれ対応位置して相対係合することによってロック状
態で組み合わされる。
【0082】なお、第1のチップ型電池50Aと第2の
チップ型電池50Bとは、組み合わせ状態において相対
する正極端子板59a同士或いは負極端子板59b同士
がそれぞれ接触することによって並列に接続される。第
1のチップ型電池50Aと第2のチップ型電池50Bと
は、この状態からいずれか一方を相手側から強く引っ張
ることにより、各係合凸部60と係合凹部61との係合
状態が解除されてこれらの取り外しを可能とする。第1
のチップ型電池50Aと第2のチップ型電池50Bと
は、上述した第3の接合端子部22cと第4の接合端子
部52dの構成から、それぞれに相手側との回転軸を有
することでより大きな回転量を得ることが可能である。
【0083】上述した各実施の形態においては、多数個
のチップ型電池が各端子結合部を介して互いに直接組み
合わされて組電池装置10を構成するようにしたが、図
13乃至図15に示すように各チップ型電池70が接続
部材80を介して組み合わされて組電池装置10を構成
するようにしてもよい。すなわち、チップ型電池70に
は、電池本体71の各外周部71a乃至71dの略中央
部に位置して、それぞれ矩形に切り欠かれてなる第1の
接続端子凹部72a乃至第4の接続端子凹部72dが設
けられている。なお、チップ型電池70は、上下の外周
部71a、71b或いは左右の71c、71dのいずれ
か一方に接続端子凹部72を形成し、他方が上述した各
直接組合せ構造を採用してもよい。
【0084】接続端子凹部72には、図14に示すよう
に相対する内壁に、互いに軸線を一致させて第1の軸孔
73と第2の軸孔74とが形成されている。第1の軸孔
73は、電池本体71の表面71eに凹設された断面が
半円形の凹溝からなる。第2の軸孔74も、電池本体7
1の裏面71fに凹設された断面が半円形の凹溝からな
る。チップ型電池70には、上側外周部71aの第1の
接続端子凹部72aと左側外周部71cの第3の接続端
子凹部72cとに、表面71e側に開口された第1の軸
孔73からなる軸孔73a、74a及び軸孔73c、7
4cが形成されている。また、チップ型電池70には、
下側外周部71bの第2の接続端子凹部72bと右側外
周部71dの第4の接続端子凹部72dとに、裏面71
f側に開口された第2の軸孔74からなる軸孔73b、
74b及び軸孔73d、74dが形成されている。
【0085】チップ型電池70は、例えば図13に示す
ように第1のチップ型電池70Aの右外周部71dに対
して第2のチップ型電池70Bの左外周部71cを突き
合わせて組み合わせた状態において、裏面側に開口する
軸孔73dと表面側に開口する軸孔73dとが対向する
とともに裏面側に開口する軸孔74dと表面側に開口す
る軸孔74dとが対向する。なお、チップ型電池70
は、例えば図14に示すように第1のチップ型電池70
Aの上外周部71aに対して第2のチップ型電池70B
の下外周部71bを突き合わせて組み合わせた状態にお
いて、表面側に開口する軸孔73aと裏面側に開口する
軸孔73bとが対向するとともに表面側に開口する軸孔
74aと裏面側に開口する軸孔74bとが対向する。
【0086】第1の軸孔73と第2の軸孔74には、そ
の内部にそれぞれ正極端子75又は負極端子76とが配
設されている。チップ型電池70は、第1の接続端子凹
部72aの軸孔73a、74aにそれぞれ正極端子75
を配置し、第2の接続端子凹部72bの軸孔73b、7
4bにそれぞれ負極端子74を配置する。チップ型電池
70は、第3の接続端子凹部72cの軸孔73cに正極
端子75を配置するとともに軸孔74cに負極端子74
を配置する。チップ型電池70は、第4の接続端子凹部
72dの軸孔73dに正極端子75を配置するとともに
軸孔74dに負極端子74を配置する。
【0087】正極端子75と負極端子76とは、それぞ
れリード77、78を介して図示しない正極集電体と負
極集電体とに接続されている。正極端子75及び負極端
子76は、図15に示すようにそれぞれ軸孔73、74
の内壁内に互いに対向して臨ませる略へ字状の凸部を有
する一対の金属ばねからなる。正極端子75及び負極端
子76は、通常それぞれの相対する折曲凸部の間隔が後
述する接続部材80の回転支軸82、83の軸径よりも
狭く設定されている。正極端子75及び負極端子76
は、同図矢印で示すように表裏面71e、71f側から
軸孔73、74にそれぞれ押し込まれる回転支軸82、
83によって相対する折曲凸部を押し広げられこれらを
通過させる。正極端子75及び負極端子76は、回転支
軸82、83が通過すると初期状態に復帰することで、
回転支軸82、83を軸孔73、74内に回転自在に支
持する。
【0088】接続部材80は、図13に示すように、互
いに突き合わされる第1のチップ型電池70Aと第のチ
ップ型電池70Bとの相対する接続端子凹部72d、7
2cによって構成される空間部とほぼ同形の略正方形を
呈するとともに電池本体71の厚みとほぼ等しい厚みを
有している。接続部材80には、図14に示すように本
体部81の相対する2側面81a、81bにそれぞれ上
述した回転支軸82、83が突設されている。回転支軸
82は、第1の側面81aに、相対する第1の軸孔73
a、73bの対向間隔とほぼ等しい間隔を以って突設さ
れた一対の回転支軸82a、82bとからなる。同様
に、回転支軸83は、第2の側面81bに、相対する第
2の軸孔74a、74bの対向間隔とほぼ等しい間隔を
以って突設された一対の回転支軸83a、83bとから
なる。
【0089】接続部材80には、第1の側面81a側に
設けられた回転支軸82a、82bとを接続するリード
84が設けられている。接続部材80には、第2の側面
81b側に設けられた回転支軸83a、83bとを接続
するリード85が設けられている。
【0090】以上のように構成された接続部材80は、
上述したように互いに突き合わされる第1のチップ型電
池70Aと第2のチップ型電池70Bとの相対する接続
端子凹部72d、72cによって構成される空間部内に
組み合わされる。接続部材80は、例えば第1の側面8
1a側の第1の回転支軸82aが第2のチップ型電池7
0Bの表側から第1の軸孔73に嵌合されるとともに、
第2の回転支軸82bが第1のチップ型電池70Aの裏
側から第1の軸孔73に嵌合される。接続部材80は、
第2の側面81b側の第2の回転支軸83aも第2のチ
ップ型電池70Bの表側から第1の軸孔74に嵌合され
るとともに、第2の回転支軸83bも第1のチップ型電
池70Aの裏側から第2の軸孔74に嵌合される。
【0091】接続部材80は、この状態において第1の
チップ型電池70Aと第2のチップ型電池70Bの相対
する軸孔73に設けられた正極端子75、75間を、回
転支軸82とリード84を介して接続する。また、接続
部材80は、第1のチップ型電池70Aと第2のチップ
型電池70Bの相対する軸孔74、75間に設けられた
負極端子76間を、回転支軸83とリード85を介して
接続する。
【0092】接続部材80は、マトリックス状に配置さ
れる多数個のチップ型電池70の隣り合うチップ型電池
70を並列又は直列に接続して組み合わせることによっ
て、全体シート状の組電池装置10を構成する。組電池
装置10は、接続部材80を介して各チップ型電池20
が組み合わされることによって、使用機器の仕様に応じ
て適宜の形状に折り曲げたりして用いることが可能とな
る。
【0093】組電池装置10は、接続部材80を介して
チップ型電池70を組み合わせることによって上述した
チップ型電池50の組み合わせ構造と同様に、隣り合う
2個のチップ型電池70がそれぞれに相手側との2軸の
回転支軸を有することでより大きな回転量を得ることが
可能である。したがって、組電池装置10は、使用機器
に対して、局面部や直角部に沿った設置や折畳んだ状態
での使用を可能としてスペース効率を大幅に向上させ
る。また、組電池装置10は、接続部材80を介するこ
とで、内部に組み合わされたチップ型電池70もこれを
折り曲げる等した状態で取外し操作を行うことで隣り合
う上下左右の結合部位の干渉を低減して簡易な操作で交
換が可能とされるようになる。
【0094】なお、チップ型電池70と接続部材80と
は、上述した軸孔74、75と回転支軸82、83の構
成に限定されるものではない。軸孔74、75は、例え
ば上述したチップ型電池50の軸孔53のように構成し
てもよい。また、接続部材80についても、全体を可撓
性を有する薄形に形成するようにしてもよく、また回転
支軸82、83との間の部位を蛇腹やカール形状として
伸縮性を付与して構成するようにしてもよい。さらに、
チップ型電池70と接続部材80には、軸孔74、75
と回転支軸82、83との間に上述した各ロック機構を
付設するようにしてもよい。
【0095】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるチップ型電池によれば、全体薄型に形成された電池
本体の外周部にそれぞれ正極端子或いは負極端子が設け
られた複数個の端子結合部を有し、正極端子と負極端子
とを同極間又は異極間で適宜に接続するようにして端子
結合部を組み合わされる相手方の端子結合部と結合する
ことから、電圧仕様や容量仕様等を任意に設定可能であ
る組電池装置を極めて簡易に構成する。チップ型電池
は、組電池装置を構成した状態において、相互に着脱自
在であるとともに全体的に適宜に変形自在でもあって使
用機器の収納部等の制限を少なくしてスペース効率の向
上等を図るようにする。
【0096】また、本発明にかかるる組電池装置は、全
体薄型に形成された電池本体の外周部にそれぞれ正極端
子或いは負極端子が設けられた複数個の端子結合部を有
する多数個のチップ型電池を、正極端子と負極端子とを
同極間又は異極間で適宜に接続自在にして端子結合部を
組み合わされる相手方の端子結合部と結合することによ
って全体シート状に構成される。したがって、組電池装
置は、適宜の個数のチップ型電池が接続されてなる直列
体や並列体を極めて簡易に構成するとともに、これら直
列体や並列体の構成チップ型電池の増減も任意に行うこ
とが可能であるために様々な電圧仕様や電流仕様或いは
使用時間仕様等のものが極めて簡易に構成される。ま
た、組電池装置は、構成するチップ型電池の一部に不良
が生じたりした場合にもその交換が容易に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態として示すチップ型
電池の平面図である。
【図2】同チップ型電池を組み合わせてなる組電池装置
の要部分解斜視図である。
【図3】同組電池装置における構成チップ型電池の接続
状態を説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態として示すチップ型
電池の斜視図である。
【図5】同チップ型電池の着脱操作の説明図である。
【図6】同端子結合部に回転自在なロック機構が付設さ
れるチップ型電池を示し、同図(a)はロック機構を説
明する一部切欠き要部分解平面図、同図(b)はチップ
型電池の組み合わせ状態の平面図、同図(c)は回転操
作の説明図である。
【図7】同端子結合部に他のロック機構が付設されたチ
ップ型電池を示し、同図(a)は一部切欠き要部側面
図、同図(b)は端子結合部の構成を説明する要部平面
図である。
【図8】同他の形状の端子結合部を有するチップ型電池
の説明図である。
【図9】同他の形状の端子結合部を介してチップ型電池
を組み合わせた組電池装置を示し、同図(a)は平面
図、同図(b)は他の組電池装置の平面図、同図(c)
はチップ型電池の要部縦断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態として示すチップ
型電池であり、同図(a)は要部斜視図、同図(b)は
要部側面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態として示すチップ
型電池を組み合わせた組電池装置の平面図である。
【図12】同チップ型電池の端子結合部の構成を説明す
る一部切欠き要部平面図である。
【図13】同接続部材を介してチップ型電池を組み合わ
せた組電池装置の平面図である。
【図14】同接続部材とチップ型電池の端子結合部との
構成を説明する要部分解斜視図である。
【図15】同チップ型電池の接続端子部に設けられる軸
孔と接続部材に設けられる回転支軸の構成を説明する図
である。
【符号の説明】
1 チップ型電池、2 電池本体、3 接続端子部、4
結合部、5 極指標、6 位置指標、10 組電池装
置、20 チップ型電池、21 電池本体、22 端子
結合部、23 接続端子、25 ロック機構、26 ク
リック凹部、27 クリックボール、28 コイルスプ
リング、29 ロック機構、30,33係合凸部、3
1,32 係合凹部、34,35 ロックばね、40
チップ型電池、41 電池本体、42 端子結合部、4
3 タブ、44 嵌合凹部、45接続端子、46 リー
ド、47 タブ、50 チップ型電池、51 電池本
体、52 端子結合部、54 接続プレート部材、55
端子プレート部材、57,58 摺動端子、60 係
合凸部、61 係合凹部、70 チップ型電池、71
電池本体、72 端子結合部、73,74 軸孔、7
5,76 接続端子、80 接続部材、82,83 回
転支軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 安仁 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5H022 AA09 BB03 CC02 CC09 CC12 5H029 AK02 AK03 AK04 AL02 AL07 AL16 AM03 AM06 BJ04 DJ05

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体薄型に形成され、それぞれ正極端子
    或いは負極端子が設けられた複数個の結合端子部が電池
    本体の外周部に設けられてなり、 多数個が、それぞれ上記端子結合部を相手方の端子結合
    部と結合することによって上記正極端子及び負極端子が
    同極又は異極間で接続されて組み合わされることによっ
    て組電池装置を構成することを特徴とするチップ型電
    池。
  2. 【請求項2】 正極材と負極材とポリマー電解質とをラ
    ミネートフィルム材を外装材として封装してなる全固体
    ポリマー電池であることを特徴とする請求項1に記載の
    チップ型電池。
  3. 【請求項3】 上記電池本体には、第1の主面を基準面
    として表面の位置識別指標が設けられるとともに、この
    第1の主面に上下及び左右の位置識別指標が設けられ、
    かつ対向主面に裏面の位置識別指標が設けられることを
    特徴とする請求項1に記載のチップ型電池。
  4. 【請求項4】 上下、左右或いは表裏がそれぞれ異なる
    形状を以って形成されることによってその識別が行われ
    るように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の
    チップ型電池。
  5. 【請求項5】 上記端子結合部を介して、n個をそれぞ
    れ直列に接続して組み合わせてなる直列体を、互いにm
    列並列に接続して組み合わせることによりn×m個の組
    電池装置を構成することを特徴とする請求項1に記載の
    チップ型電池。
  6. 【請求項6】 上記電池本体が全体略矩形を呈して形成
    され、互いに相対する両側面部に正極端子或いは負極端
    子が設けられた少なくとも一対の端子結合部が設けられ
    るとともに、これら側面部と直交する互いに相対する両
    側面部に正極端子又は負極端子が設けられた少なくとも
    1つの端子結合部が設けられたことを特徴とする請求項
    1に記載のチップ型電池。
  7. 【請求項7】 上記端子結合部は、正極端子が設けられ
    た正極端子結合部と、負極端子が設けられた負極端子結
    合部とからなり、 上記正極端子結合部と負極端子結合部とが互いに形状を
    異にして形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のチップ型電池。
  8. 【請求項8】 上記端子結合部は、組み合わされる相手
    方の端子結合部に対して互いに着脱自在に結合される端
    子結合部であることを特徴とする請求項1に記載のチッ
    プ型電池。
  9. 【請求項9】 上記端子結合部は、組み合わされる相手
    方の端子結合部と重ね合わせて結合されることにより、
    隣り合う電池本体が略同一面を構成する凹凸形状に形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のチップ型
    電池。
  10. 【請求項10】 上記端子結合部は、組み合わされる相
    手方の端子結合部と結合された状態において、隣り合う
    電池本体の相対する外周部が互いに突き合わされるよう
    にする凹凸形状に形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のチップ型電池。
  11. 【請求項11】 上記端子結合部は、相対する外周部に
    形成され組み合わされる相手方の端子結合部と重ね合わ
    されて結合されることによって隣り合う電池本体が略同
    一面を構成するようにする凹凸形状の第1の端子結合部
    と、上記外周部と直交する外周部に形成され組み合わさ
    れる相手方の端子結合部と結合された状態において隣り
    合う電池本体の相対する外周部が互いに突き合わされる
    ようにする凹凸形状に形成された第2の端子結合部とか
    らなることを特徴とする請求項1に記載のチップ型電
    池。
  12. 【請求項12】 上記端子結合部には、相手方の端子結
    合部と結合されて組み合わされた状態において、結合状
    態を保持するロック機構が付設されることを特徴とする
    請求項1に記載のチップ型電池。
  13. 【請求項13】 上記ロック機構は、上記端子結合部を
    互いに回転自在に結合することを特徴とする請求項12
    に記載のチップ型電池。
  14. 【請求項14】 上記端子結合部は、電池本体に対して
    弾性連結部を介して連設されることを特徴とする請求項
    1に記載のチップ型電池。
  15. 【請求項15】 上記端子結合部は、電池本体に対して
    伸縮自在な弾性連結部を介して連設されることを特徴と
    する請求項1に記載のチップ型電池。
  16. 【請求項16】 上記端子結合部は、電池本体に対して
    回転支持機構を介して連設されることを特徴とする請求
    項1に記載のチップ型電池。
  17. 【請求項17】 上記端子結合部は、電池本体の外周部
    から内方へと切り込まれた凹部と、この凹部の内壁に配
    置された端子とからなり、 前記凹部に装着されるとともに上記端子と接続される中
    継端子を有する中継接続部材を介して相手方の端子結合
    部と結合されることを特徴とする請求項1に記載のチッ
    プ型電池。
  18. 【請求項18】 上記端子結合部には、上記接続部材を
    回転自在に支持する回転支持機構が付設されることを特
    徴とする請求項17に記載のチップ型電池。
  19. 【請求項19】 全体薄型に形成されるとともにそれぞ
    れ正極端子或いは負極端子が設けられた複数個の端子結
    合部が電池本体の外周部に設けられてなるチップ型電池
    を単位電池として、多数個を組み合わされてなり、 上記各チップ型電池が、それぞれの上記端子結合部を相
    手方の端子結合部と互いに結合されることにより上記各
    端子間の接続が行われた状態で連続して組み合わされ
    て、所定の電圧仕様或いは容量仕様に設定されて構成さ
    れることを特徴とする組電池装置。
  20. 【請求項20】 上記チップ型電池が、正極材と負極材
    とポリマー電解質とをラミネートフィルム材を外装材と
    して封装してなる全固体ポリマー電池であることを特徴
    とする請求項19に記載の組電池装置。
  21. 【請求項21】 上記端子結合部を介してn個の上記チ
    ップ型電池をそれぞれ直列に接続して組み合わせてなる
    m列の直列体が、上記端子結合部を介して並列に接続さ
    れて組み合わせることにより全体シート状に構成され、 第1列目又は第m列目の直列体の第1番目の正極端子或
    いは負極端子と、第1列目又は第m列目の直列体の第n
    番目の負極端子或いは正極端子とをそれぞれ外部接続正
    極端子及び外部接続負極端子としたことを特徴とする請
    求項19に記載の組電池装置。
  22. 【請求項22】 上記各チップ型電池の端子結合部が、
    相手方のチップ型電池の端子結合部に対して互いに着脱
    自在に結合される端子結合部であり、 上記直列体の組合せ個数或いはこの直列体の並列組合せ
    数が選択自在であることを特徴とする請求項21に記載
    の組電池装置。
  23. 【請求項23】 多数個の上記チップ型電池が、上記端
    子結合部を介してそれぞれ組み合わされることによって
    全体略同一面のシート状に構成されることを特徴とする
    請求項19に記載の組電池装置。
  24. 【請求項24】 上記各チップ型電池の端子結合部が、
    上記電池本体に対して弾性連結部を介して連設された連
    結部であり、 上記連結部を介して多数個の上記チップ型電池を組み合
    わせた状態において、各連結部位において可撓性が付与
    されて構成されることを特徴とする請求項19に記載の
    組電池装置。
  25. 【請求項25】 上記各チップ型電池の端子結合部が、
    上記電池本体に対して回転支持機構を介して連設された
    連結部であり、 上記連結部を介して多数個の上記チップ型電池を組み合
    わせた状態において、各連結部位において可撓性が付与
    されて構成されることを特徴とする請求項19に記載の
    組電池装置。
  26. 【請求項26】 上記各チップ型電池の端子結合部が、
    電池本体の外周部から内方へと切り込まれた凹部からな
    る連結部であり、 上記凹部内に装着されるとともに上記端子と接続される
    中継端子を有する中継接続部材を介して多数個の上記チ
    ップ型電池を組み合わせて構成することを特徴とする請
    求項19に記載の組電池装置。
  27. 【請求項27】 上記中継接続部材が、上記各チップ型
    電池の端子結合部に対して回転自在に装着されることに
    よって、 上記連結部を介して多数個の上記チップ型電池を組み合
    わせた状態において、各連結部位において可撓性が付与
    されて構成されることを特徴とする請求項26に記載の
    組電池装置。
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