JP2001216901A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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JP2001216901A JP2000022794A JP2000022794A JP2001216901A JP 2001216901 A JP2001216901 A JP 2001216901A JP 2000022794 A JP2000022794 A JP 2000022794A JP 2000022794 A JP2000022794 A JP 2000022794A JP 2001216901 A JP2001216901 A JP 2001216901A
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/10AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma
    • H01J11/12AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma with main electrodes provided on both sides of the discharge space
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J11/20Constructional details
    • H01J11/34Vessels, containers or parts thereof, e.g. substrates
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  • Plasma & Fusion (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する放電セル間における放電の干渉を有
効に防止して、安定した画像の表示を行うことが出来る
プラズマディスプレイパネルを提供する。 【課題手段】 プラズマディスプレイパネルにおいて、
誘電体層11の背面から放電空間S内に突出するととも
に放電セルCの行方向と平行な縁部に沿って延びるよう
に形成された第1嵩上げ誘電体層11Aと、誘電体層1
1の背面の隔壁15の縦壁15aに対向する部分から放
電空間S内に突出するとともに列方向に延びるように形
成されて、縦壁15aとともに行方向に隣接する放電セ
ルCの間を閉塞する第2嵩上げ誘電体層11Bとを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマディス
プレイパネルのパネル構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、大型で薄型のカ
ラー画面表示装置として面放電方式交流型プラズマディ
スプレイパネルが注目を集めており、その普及が図られ
ている。
【0003】図7は、従来の面放電方式交流型プラズマ
ディスプレイパネルを模式的に示す平面図であり、図8
は図7のV3−V3線における断面図、図9は図7のW
4−W4線における断面図,図10は図7のW5−W5
線における断面図である。
【0004】この図7ないし10において、プラズマデ
ィスプレイパネルの表示面となる前面ガラス基板1側に
は、その裏面に、複数の行電極対(X’,Y’)と、こ
の行電極対(X’,Y’)を被覆する誘電体層2と、こ
の誘電体層2の裏面を被覆するMgOからなる保護層3
が順に設けられている。
【0005】各行電極X’,Y’は、それぞれ、幅の広
いITO等の透明導電膜からなる透明電極Xa’,Y
a’と、その導電性を補う幅の狭い金属膜からなるバス
電極Xb’,Yb’とから構成されている。
【0006】そして、行電極X’とY’とが放電ギャッ
プg’を挟んで対向するように列方向に交互に配置され
ており、各行電極対(X’,Y’)によって、マトリク
ス表示の1表示ライン(行)Lが構成される。
【0007】一方、放電ガスが封入された放電空間S’
を介して前面ガラス基板1に対向する背面ガラス基板4
には、行電極対X’,Y’と直交する方向に延びるよう
に配列された複数の列電極D’と、この列電極D’間に
それぞれ平行に延びるように形成された帯状の隔壁5
と、この隔壁5の側面と列電極D’を被覆するそれぞれ
R,G,Bに色分けされた蛍光体層6とが設けられてい
る。
【0008】そして、各表示ラインLにおいて、列電極
D’と行電極対(X’,Y’)が交差し、隔壁5によっ
て放電空間S’が区画されることにより形成された単位
発光領域に、放電セルC’がそれぞれ画定されている。
【0009】このプラズマディスプレイパネルには、図
8および9に示されるように、誘電体層2の背面側のそ
れぞれ背中合わせに平行に延びるバス電極Xb’とY
b’に対向する部分に、バス電極Xb’,Yb’に沿っ
て平行に延びる嵩上げ誘電体層2Aが形成されている。
【0010】この嵩上げ誘電体層2Aは、誘電体層2の
背面から放電空間S’内に突出するように形成されてい
るものであり、この放電空間S’内において、互いに対
向する透明電極Xa’とYa’の間に発生する面放電d
がバス電極Xb’およびYb’の側に広がるのを抑制す
ることによって、列方向において互いに隣接する放電セ
ルC’間において誤放電が発生するのを防止するように
機能するものである。
【0011】上記の面放電方式交流型プラズマディスプ
レイパネルにおける画像の表示は、以下のようにして行
われる。すなわち、先ず、アドレス操作により、各放電
セルC’において行電極対(X’,Y’)と列電極D’
との間で選択的に放電(対向放電)が行われ、点灯セル
(誘電体層2に壁電荷が形成された放電セル)と消灯セ
ル(誘電体層2に壁電荷が形成されなかった放電セル)
とが、表示する画像に対応してパネル上に分布される。
【0012】そして、このアドレス操作の後、全表示ラ
インLにおいて一斉に、行電極対(X’,Y’)に対し
て交互に放電維持パルスが印加され、点灯セルにおい
て、この放電維持パルスが印加される毎に、この点灯セ
ルを挟むように位置する隣接する一対の嵩上げ誘電体層
2Aの間の空間内において面放電が発生されて、この面
放電により発生する紫外線により、放電空間S’内の
R,G,Bの蛍光体層6がそれぞれ励起されて発光する
ことによって、表示画像が形成される。
【0013】上記のように、従来のPDPは、バス電極
Xb’,Yb’と対向する部分において行方向に延びる
ように形成された嵩上げ誘電体層2Aにより、列方向へ
の放電の広がりを抑制して、列方向において互いに隣接
する放電セルC’間での放電の干渉を防止するようにな
っている。
【0014】しかしながら、この従来のPDPは、図1
0に示されるように、行方向において隣接する放電セル
C’間においては、放電セルC’内への放電ガスの封入
と放電セルC’からの排気のために隔壁5と誘電体層2
との間に隙間r’が形成されており、このために、図7
に示されるように、面放電dが隙間r’を介して行方向
において隣接する隣の放電セルC’に広がって放電の干
渉が生じる虞れがある。
【0015】また、列方向における放電の広がりも、前
述したように嵩上げ誘電体層2Aによって一応防止され
るが、面放電dが嵩上げ誘電体層2Aを越えて生じるよ
うな場合には、列方向において隣接する放電セルC’間
における放電の干渉を完全に防止することは出来ない。
【0016】そして、このような行方向および列方向に
おける放電の干渉は、画像の高精細化に伴って放電セル
のピッチが小さくなればなるほど発生の可能性が高くな
り、放電の干渉が生じると、点灯すべき放電セルが消灯
したり、消灯すべき放電セルが点灯したりして画像に乱
れが生じてしまう。
【0017】この発明は、上記のような従来のプラズマ
ディスプレイパネルにおける問題点を解決するために為
されたものである。すなわち、この発明は、隣接する放
電セル間における放電の干渉を有効に防止して、安定し
た画像の表示を行うことが出来るプラズマディスプレイ
パネルを提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるプラズ
マディスプレイパネルは、上記目的を達成するために、
前面基板の背面側に行方向に延び列方向に並設されてそ
れぞれ表示ラインを形成する複数の行電極対とこの行電
極対を被覆する誘電体層が形成され、前面基板と放電空
間を介して対向する背面基板に列方向に延び行方向に並
設された複数の列電極が設けられ、この列電極と行電極
対とが交差する位置の放電空間に、少なくとも列方向に
延びる縦壁を有する隔壁によって仕切られた単位発光領
域が形成されるプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記誘電体層の背面から放電空間内に突出するとともに
前記単位発光領域の行方向と平行な縁部に沿って延びる
ように形成された第1嵩上げ誘電体層と、前記誘電体層
の背面の前記隔壁の縦壁に対向する部分から放電空間内
に突出するとともに列方向に延びるように形成されて、
縦壁とともに行方向に隣接する単位発光領域の間を閉塞
する第2嵩上げ誘電体層とを備えていることを特徴とし
ている。
【0019】この第1の発明によるプラズマディスプレ
イパネルは、画像形成の際に各行電極対において発生さ
れる面放電が、第1嵩上げ誘電体層間に挟まれることに
よって、列方向において隣接する隣の単位発光領域まで
広がるのが抑制され、これによって、列方向において隣
接する単位発光領域間において放電の干渉が生じるのが
防止される。
【0020】さらに、このプラズマディスプレイパネル
は、誘電体層に形成された第2嵩上げ誘電体層が、隔壁
の縦壁とともに、行方向において隣接する単位発光領域
間を閉塞していることにより、面放電が行方向において
隣接する隣の単位発光領域まで広がるのが阻止され、こ
れによって、行方向において隣接する単位発光領域間に
おいて放電の干渉が生じるのが防止される。
【0021】以上のように、上記第1の発明によれば、
第1嵩上げ誘電体層と第2嵩上げ誘電体層によって、行
方向と列方向において隣接する何れの単位発光領域間に
おいても放電の干渉が生じるのが有効に防止されるの
で、安定した画像の表示を行うことが出来るようにな
る。
【0022】第2の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記第2嵩上げ誘電体層または隔壁の縦壁
に、行方向に隣接する単位発光領域間を連通する隙間が
形成されていることを特徴としている。
【0023】この第2の発明によるプラズマディスプレ
イパネルによれば、第2嵩上げ誘電体層と隔壁の縦壁に
よって面放電が行方向において隣接する隣の単位発光領
域に広がるのが阻止され、これによって放電の干渉が生
じるのが防止されるとともに、第2嵩上げ誘電体層また
は隔壁の縦壁に形成された隙間を介して行方向において
隣接する単位発光領域の間が連通されることにより、放
電の干渉を防止しながら各単位発光領域の放電空間への
放電ガスの封入や放電空間からの放電ガスの排気を行う
ことができ、さらに、行方向において隣接する単位発光
領域間において連鎖的に放電を生じさせるプライミング
効果も確保することが出来る。
【0024】第3の発明によるプラズマディスプレイパ
ネルは、前記目的を達成するために、第1の発明の構成
に加えて、前記隔壁が行方向に延びる横壁を有していて
前記縦壁とともに放電空間を升目状に区画することによ
り単位発光領域を形成し、前記第1嵩上げ誘電体層が隔
壁の横壁とともに列方向に隣接する単位発光領域の間を
閉塞していることを特徴としている。
【0025】この第3の発明によるプラズマディスプレ
イパネルによれば、列方向に隣接する単位発光領域の間
が第1嵩上げ誘電体層と隔壁の横壁とによって閉塞され
ていることによって、第1嵩上げ誘電体層のみの場合と
比較して、列方向に隣接する単位発光領域への面放電の
広がりを完全に阻止することが出来、これによって放電
の干渉がさらに有効に防止されて、安定した画像の表示
が可能になるとともに、画面の高精細化を図ることが可
能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。
【0027】図1ないし6は、この発明によるプラズマ
ディスプレイパネル(以下、PDPという)の実施形態
の一例を示すものであって、図1はPDPの行電極対と
隔壁との関係を模式的に表す平面図であり、図2は図1
のV1−V1線における断面図、図3は図1のV2−V
2線における断面図、図4は図1のW1−W1線におけ
る断面図、図5は図1のW2−W2線における断面図、
図6は図1のW3−W3線における断面図である。
【0028】この図1ないし6において、表示面である
前面ガラス基板10の背面に、複数の行電極対(X,
Y)が、前面ガラス基板10の行方向(図1の左右方
向)に延びるように平行に配列されている。
【0029】行電極Xは、T字形状に形成されたITO
等の透明導電膜からなる透明電極Xaと、前面ガラス基
板10の行方向に延びて透明電極Xaの狭小の基端部に
接続された金属膜からなるバス電極Xbによって構成さ
れている。
【0030】行電極Yも同様に、T字形状に形成された
ITO等の透明導電膜からなる透明電極Yaと、前面ガ
ラス基板10の行方向に延びて透明電極Yaの狭小の基
端部に接続された金属膜からなるバス電極Ybによって
構成されている。
【0031】この行電極XとYは、前面ガラス基板10
の列方向(図1の上下方向)に交互に配列されており、
バス電極XbとYbに沿って並列されたそれぞれの透明
電極XaとYaが、互いに対となる相手の行電極側に延
びて、透明電極XaとYaの幅広部の頂辺が、それぞれ
所要の幅の放電ギャップgを介して互いに対向されてい
る。
【0032】バス電極Xb,Ybは、それぞれ表示面側
の黒色導電層Xb’,Yb’と背面側の主導電層X
b”,Yb”の二層構造に形成されている。前面ガラス
基板10の背面には、さらに、行電極対(X,Y)を被
覆するように誘電体層11が形成されており、この誘電
体層11の背面には、互いに隣接する行電極対(X,
Y)の隣り合うバス電極XbおよびYbと対向する位置
及び隣り合うバス電極Xbとバス電極Ybの間の領域と
対向する位置に、誘電体層11の背面側に突出する第1
嵩上げ誘電体層11Aが、バス電極Xb,Ybと平行に
延びるように形成されている。
【0033】誘電体層11の背面には、さらに、図3か
ら分かるように、行方向に並んでいる透明電極XaとY
aの各対の間の中間位置に対向する部分に、列方向に延
びる所定長さの第2嵩上げ誘電体層11Bが、第1嵩上
げ誘電体層11Aと同じ高さで突出するように形成され
ている。
【0034】そして、この第2嵩上げ誘電体層11Bの
長さは、隣接する第1嵩上げ誘電体層11A間の間隔よ
りも短くなるように設定されていて、第2嵩上げ誘電体
層11Bの両端部と第1嵩上げ誘電体層11Aの壁面と
の間に、それぞれ、隙間rが形成されている。
【0035】この誘電体層11および第1嵩上げ誘電体
層11A,第2嵩上げ誘電体層11Bの背面側には、こ
れらを被覆するMgOからなる保護層12が形成されて
いる。
【0036】一方、前面ガラス基板10と平行に配置さ
れた背面ガラス基板13の表示側の面上には、列電極D
が、各行電極対(X,Y)の互いに対となった透明電極
XaおよびYaに対向する位置において行電極対(X,
Y)と直交する方向(列方向)に延びるように、互いに
所定の間隔を開けて平行に配列されている。
【0037】背面ガラス基板13の表示側の面上には、
さらに、列電極Dを被覆する白色の誘電体層14が形成
され、この誘電体層14上に、隔壁15が形成されてい
る。隔壁15は、互いに平行に配列された各列電極Dの
間の位置において列方向に延びる縦壁15aと、嵩上げ
誘電体層11Aに対向する位置において行方向に延びる
横壁15bとによって井桁状に形成されている。
【0038】そして、この隔壁15によって、前面ガラ
ス基板10と背面ガラス基板13の間の放電空間Sが、
各行電極対(X,Y)において対となった透明電極Xa
とYaに対向する部分毎に升目状に区画されて、それぞ
れ方形の放電セルCが形成されている。
【0039】この隔壁15は、その表示面側に形成され
たが黒色層(光吸収層)15’と背面側の白色層(光反
射層)15”の二層構造に形成されており、放電セルC
に面する側壁面がほぼ白色(すなわち、光反射層)にな
るように構成されている。
【0040】この隔壁15の縦壁15aの表示側の面に
は、第2嵩上げ誘電体層11Bが保護層12を介して当
接され、横壁15bの表示側の面には、第1嵩上げ誘電
体層11Aが保護層12を介して当接されており、列方
向に並んでいる各放電セルC間が横壁15bと第1嵩上
げ誘電体層11Aによって閉塞され、行方向に並んでい
る各放電セルC間が縦壁15aと第2嵩上げ誘電体層1
1Bにより隙間rの部分を除いて閉塞されている。
【0041】放電セルCに面する隔壁15の縦壁15a
および横壁15bの側面と誘電体層14の表面には、こ
れらの五つの面を全て覆うように蛍光体層16がそれぞ
れ形成されている。
【0042】この蛍光体層16の色は、各放電セルC毎
にR,G,Bの色が行方向に順に並ぶように設定され
る。そして、各放電セルCの放電空間内には、放電ガス
が封入されている。
【0043】上記のPDPは、行電極対(X,Y)がそ
れぞれマトリクス表示画面の1表示ライン(行)Lを構
成し、また、井桁状の隔壁15によって放電空間Sが升
目状に区画されることにより、それぞれ方形の放電セル
Cが形成されている。
【0044】このPDPにおける画像表示は、従来のP
DPと同様に行われる。
【0045】すなわち、先ず、アドレス操作により、各
放電セルCにおいて行電極対(X,Y)と列電極Dとの
間で選択的に放電が行われ、全表示ラインLに点灯セル
(誘電体層11に壁電荷が形成された放電セル)と消灯
セル(誘電体層11に壁電荷が形成されなかった放電セ
ル)とが、表示する画像に対応して、パネル上に分布さ
れる。
【0046】このアドレス操作の後、全表示ラインLに
おいて一斉に、行電極対(X,Y)に対して交互に放電
維持パルスが印加され、この放電維持パルスが印加され
る毎に、各点灯セルにおいて面放電が発生される。
【0047】以上のようにして、点灯セルにおける面放
電により紫外線が発生され、放電空間S内のR,G,B
の各蛍光体層16がそれぞれ励起されて発光することに
より、表示画面が形成される。
【0048】そして、上記PDPは、誘電体層11に形
成された第1嵩上げ誘電体層11Aと隔壁15の横壁1
5bの表示側の面とが、第1嵩上げ誘電体層11Aを被
覆する保護層12を介して当接されて、列方向において
隣接する放電セルC間を閉塞していることにより、この
列方向において隣接する放電セルC間において放電の干
渉が生じるのが防止される。
【0049】さらに、このPDPは、誘電体層11に形
成された第2嵩上げ誘電体層11Bと隔壁15の縦壁1
5aの表示側の面とが、第2嵩上げ誘電体層11Bを被
覆する保護層12を介して当接されて、行方向において
隣接する放電セルC間を閉塞していることにより、この
行方向において隣接する放電セルC間において放電の干
渉が生じるのが防止される。
【0050】そして、各放電セルCへの放電ガスの封入
や放電セルCからの放電ガスの排気は、第2嵩上げ誘電
体層11Bの両端部において縦壁15aと保護層12と
の間に形成された隙間rを通して行われ、さらに、行方
向において隣接する放電セルC間において連鎖的に放電
を生じさせるプライミング効果も、この隙間rを介して
確保される。
【0051】なお、上記PDPは、行電極X,Yの透明
電極Xa,Yaが、バス電極Xb,Ybから互いに対と
なる相手の行電極側に延びて、それぞれ放電セルC毎に
島状に独立するように構成されているために、画像の精
細度を上げるために各放電セルCのサイズを小さくして
も、行方向において隣接する放電セルC間における放電
の干渉の発生がさらに防止される。
【0052】なお、上記の例においては、放電セルを区
画する隔壁が縦壁と横壁を備えていて放電空間が升目状
に区画されているPDPについて説明を行ったが、図7
に示されるように隔壁が列方向に延びる帯状に形成され
ているPDPについても同様に、誘電体層の背面側に行
方向に延びる第1嵩上げ誘電体層と列方向に延びる第2
嵩上げ誘電体層を形成することによって、列方向と行方
向に隣接する何れの放電セル間においても、画像形成の
際の面放電が干渉を生じるのを防止することができる。
【0053】また、上記の例においては、行方向におい
て隣接する放電セル間を連通する隙間を第2嵩上げ誘電
体層側に形成したが、縦壁側に形成するようにしても良
い。
【0054】さらにまた、上記の例では、隔壁の表示面
の側に黒色層を形成してブラックマトリクスとしたが、
これに代えて、第1および第2嵩上げ誘電体層を黒色層
にしてブラックマトリクスを構成するようにしても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態における一例を模式的に表
す平面図である。
【図2】図1のV1−V1線における断面図である。
【図3】図1のV2−V2線における断面図である。
【図4】図1のW1−W1線における断面図である。
【図5】図1のW2−W2線における断面図である。
【図6】図1のW3−W3線における断面図である。
【図7】従来のプラズマディスプレイパネルを模式的に
示す平面図である。
【図8】図7のV3−V3線における断面図である。
【図9】図7のW4−W4線における断面図である。
【図10】図7のW5−W5線における断面図である。
【符号の説明】
10 …前面ガラス基板(前面基板) 11 …誘電体層 11A …第1嵩上げ誘電体層 11B …第2嵩上げ誘電体層 12 …保護層 13 …背面ガラス基板(背面基板) 14 …誘電体層 15 …隔壁 15a …縦壁 15b …横壁 X …行電極 Y …行電極 Xa …透明電極 Ya …透明電極 Xb …バス電極 Yb …バス電極 D …列電極 S …放電空間 C …放電セル(単位発光領域) g …ギャップ r …隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面基板の背面側に行方向に延び列方向
    に並設されてそれぞれ表示ラインを形成する複数の行電
    極対とこの行電極対を被覆する誘電体層が形成され、前
    面基板と放電空間を介して対向する背面基板に列方向に
    延び行方向に並設された複数の列電極が設けられ、この
    列電極と行電極対とが交差する位置の放電空間に、少な
    くとも列方向に延びる縦壁を有する隔壁によって仕切ら
    れた単位発光領域が形成されるプラズマディスプレイパ
    ネルにおいて、 前記誘電体層の背面から放電空間内に突出するとともに
    前記単位発光領域の行方向と平行な縁部に沿って延びる
    ように形成された第1嵩上げ誘電体層と、 前記誘電体層の背面の前記隔壁の縦壁に対向する部分か
    ら放電空間内に突出するとともに列方向に延びるように
    形成されて、縦壁とともに行方向に隣接する単位発光領
    域の間を閉塞する第2嵩上げ誘電体層と、 を備えていることを特徴とするプラズマディスプレイパ
    ネル。
  2. 【請求項2】 前記第2嵩上げ誘電体層または隔壁の縦
    壁に、行方向に隣接する単位発光領域間を連通する隙間
    が形成されている請求項1に記載のプラズマディスプレ
    イパネル。
  3. 【請求項3】 前記隔壁が行方向に延びる横壁を有して
    いて前記縦壁とともに放電空間を升目状に区画すること
    により単位発光領域を形成し、前記第1嵩上げ誘電体層
    が隔壁の横壁とともに列方向に隣接する単位発光領域の
    間を閉塞している請求項1に記載のプラズマディスプレ
    イパネル。
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