JP2001211308A - 印刷物に埋め込まれた識別情報の抽出方法及び識別情報が埋め込まれた印刷物 - Google Patents

印刷物に埋め込まれた識別情報の抽出方法及び識別情報が埋め込まれた印刷物

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JP2001211308A
JP2001211308A JP2000016707A JP2000016707A JP2001211308A JP 2001211308 A JP2001211308 A JP 2001211308A JP 2000016707 A JP2000016707 A JP 2000016707A JP 2000016707 A JP2000016707 A JP 2000016707A JP 2001211308 A JP2001211308 A JP 2001211308A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷物に埋め込まれた識別情報の抽出方法と
識別情報が埋め込まれた印刷物を提供する。 【解決手段】 原画像の画像データを二値化した二値画
像を縦横にそれぞれ二倍に拡大して拡大画像を作成し、
前記拡大画像を2×2画素単位に分割した全ての配列を
所定の配列置換規則に従って変更して二種類の配列置換
画像を作成する。前記二種類の配列置換画像の間で1の
値の画素と0の値の画素の配置が異なる性質を利用して
各配列置換画像に1ビットの識別情報を埋め込み、識別
情報を埋め込んだ配列置換画像の画像データを出力して
印刷物を得る。識別情報を抽出する際は、印刷物から読
み取った配列置換画像の画像データからフーリエスペク
トルを抽出し、二種類の配列置換画像の各フーリエスペ
クトルの間でフーリエスペクトルの偏向が異なる性質を
利用して識別情報を抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷物に埋め込ま
れた識別情報の抽出方法及び識別情報が埋め込まれた印
刷物に関するものであり、印刷物の真偽判別などの分野
に利用できる技術である。
【0002】
【従来の技術】画像への識別情報埋め込み方法として、
振幅、周波数、位相の各変調方式が提案されているが、
識別情報の埋め込み及び識別情報の抽出の際、同じ方式
を採用するのが一般的である。このうち、振幅変調を用
いた識別情報の埋め込み例としては、モジュロ演算によ
り直接変調する方法(特願平08-213540号)などがある
が、これを印刷物に適用しようとすると、中間調表現が
可能な昇華型熱転写方式やグラビアなどの印刷方式に限
定される。また、インキの濃度ムラや時間経過による色
あせ、照明ムラなどの影響を受けやすいため、埋め込ん
だ識別情報を安定して抽出することが困難である。
【0003】周波数変調による識別情報の埋め込み例と
しては、直交変換を用いたもの(中村、松井:”離散的
直交変換を用いた濃淡画像とテキストデータの合成符号
化法”、信学論、Vol.J72-D-II、No.3、pp.363-36
8、1989)などが提案されている。この方式は、一般に
濃淡の繁雑な部分に識別情報を埋め込むため、絵柄によ
って埋め込み領域が限定される。印刷物に適用する際の
埋め込み領域が狭いと、その部分に汚れやかすれがある
時に識別情報の抽出が困難になることがある。
【0004】位相変調を用いた識別情報の埋め込み例に
は、濃度パターン法によるもの(特願平08-058617号)
やディザ法によるもの(特願昭62-047310号)などがあ
る。これらは、濃度を密度に変換した二値画像の画素の
位置を変調する方式であるため、幅広い印刷方式に適用
できる。また、濃度階調を適切に変換すると、画像の広
い範囲に識別情報を埋め込むことが可能なため、印刷物
の汚れやかすれにも強い。但し、識別情報を抽出する
際、高精度な位置合わせが必要である。また、識別情報
を抽出する際、イメージスキャナやビデオカメラなどか
ら入力した多値画像を二値化する必要があるが、多値画
像のシャープネスの低下や照明ムラなどがあると、画素
値を正しく復元できない場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、画像への識
別情報の埋め込みを印刷物の真偽判別などの分野に利用
するため、従来の技術がもつ上記の問題点に着目してな
されたものであって、識別情報を埋め込む際は、予め規
定された配列内の白画素の配置が二種類の配列置換画像
の間で異なる性質を利用した位相変調方式による識別情
報の埋め込みを行い、識別情報を抽出する際は、識別情
報が埋め込まれた配列置換画像のフーリエスペクトルの
偏向が二種類の配列置換画像の間で異なる性質を利用し
て識別情報の抽出を行い、識別情報の埋め込み方式と識
別情報の抽出方式が異なることを特徴とした印刷物に埋
め込まれた識別情報の抽出方法及び識別情報が埋め込ま
れた印刷物を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷物に埋め込
まれた識別情報の抽出方法は、画像入力部、前処理部、
配列置換部及び画像出力部をそれぞれ備えた識別情報埋
め込み装置を用いて、前記画像入力部で原画像データを
ディジタル画像データに変換し、前記前処理部で前記デ
ィジタル画像データを二値化して二値画像を作成した
後、前記二値画像を拡大して拡大画像を作成し、前記配
列置換部で前記拡大画像から二種類の配列置換画像を作
成することによって、前記二種類の配列置換画像のそれ
ぞれの種類の配列置換画像に1ビットの識別情報を埋め
込み、前記画像出力部で前記二種類の配列置換画像の少
なくともいずれかの種類の配列置換画像の画像データを
出力して印刷物を得た上で、画像読み取り部、高速フー
リエ変換部、フーリエスペクトル抽出部及びフーリエス
ペクトル出力部をそれぞれ備えた識別情報抽出装置を用
いて、前記画像読み取り部で前記印刷物から読み取った
前記配列置換画像の画像データをディジタル画像データ
に変換し、前記高速フーリエ変換部、前記フーリエスペ
クトル抽出部及び前記フーリエスペクトル出力部で前記
画像読み取り部で得られたディジタル画像データを逐次
処理し、前記二種類の配列置換画像のそれぞれの種類の
配列置換画像のフーリエスペクトルの偏向が互いに異な
ることを利用して前記印刷物から前記識別情報を抽出す
ることを特徴としている。
【0007】また、本発明の印刷物に埋め込まれた識別
情報の抽出方法は、前記画像入力部が、イメージスキャ
ナ又はビデオカメラを含む画像入力機器を用いて原画像
データを取り込んで入力画像データを作成し、前記入力
画像データをディジタル画像データに変換することを特
徴としている。
【0008】また、本発明の印刷物に埋め込まれた識別
情報の抽出方法は、前記前処理部が、前記ディジタル画
像データを二値化して二値画像を作成し、前記二値画像
を縦横にそれぞれ二倍に拡大して拡大画像を作成するこ
とを特徴としている。
【0009】また、本発明の印刷物に埋め込まれた識別
情報の抽出方法は、前記配列置換部が、1の値の白画素
と0の値の黒画素から構成される白黒の二値画像である
前記拡大画像を2×2画素単位の配列に分割し、全ての
前記2×2画素単位の配列において前記白画素の個数及
び配置を所定の配列置換規則に従って変更することによ
って第一の配列置換画像及び第二の配列置換画像の二種
類の配列置換画像を作成し、前記第一の配列置換画像と
前記第二の配列置換画像の間で前記白画素の配置が異な
る性質を利用して前記第一の配列置換画像及び前記第二
の配列置換画像に1ビットの識別情報を埋め込むことを
特徴としている。
【0010】また、本発明の印刷物に埋め込まれた識別
情報の抽出方法は、前記画像出力部が、プリンタ又は印
刷機を含む出力機器を用いて、前記第一の配列置換画像
及び前記第二の配列置換画像の少なくともいずれかの配
列置換画像の画像データを所定の基材の表面に出力する
ことを特徴としている。
【0011】また、本発明の印刷物に埋め込まれた識別
情報の抽出方法は、前記画像読み取り部が、イメージス
キャナ又はビデオカメラを含む画像読み取り機器を用い
て、前記第一の配列置換画像及び前記第二の配列置換画
像の少なくともいずれかの配列置換画像の画像データで
あって、前記画像出力部によって前記基材の表面に出力
された画像データを読み取ってディジタル画像データに
変換することを特徴としている。
【0012】また、本発明の印刷物に埋め込まれた識別
情報の抽出方法は、前記高速フーリエ変換部が、前記画
像読み取り部によって得られたディジタル画像データを
高速フーリエ変換することを特徴としている。
【0013】また、本発明の印刷物に埋め込まれた識別
情報の抽出方法は、前記フーリエスペクトル抽出部が、
前記高速フーリエ変換部によって高速フーリエ変換して
得られた数値データからフーリエスペクトルを抽出する
ことを特徴としている。
【0014】また、本発明の印刷物に埋め込まれた識別
情報の抽出方法は、前記フーリエスペクトル出力部が、
前記フーリエスペクトル抽出部によって抽出された前記
フーリエスペクトルのデータをCRT又は液晶ディスプ
レイを含む表示装置に表示し、前記フーリエスペクトル
のデータをプリンタ又は印刷機を含む出力機器を用いて
出力することを特徴としている。
【0015】また、本発明の印刷物に埋め込まれた識別
情報の抽出方法は、前記所定の配列置換規則が、2×2
画素の配列Ci(i=1、2、...、5)を画素値Pxy(x=1、
2;y=1、2)を用いてCi={P11、P21、P12、P22}で表
し、C1={0、0、0、0}、C2={1、1、1、1}、C3={1、
0、0、0}、C4={1、0、1、1}及びC5={1、1、0、1}と定
義し、前記第一の配列置換画像を作成する際は、前記C1
を前記C3に置き換えた後、前記C2を前記C4に置き換え、
前記第二の配列置換画像を作成する際は、前記C1を前記
C3に置き換えた後、前記C2を前記C5に置き換えることを
特徴としている。
【0016】また、本発明の識別情報が埋め込まれた印
刷物は、画像入力部、前処理部、配列置換部及び画像出
力部をそれぞれ備えた識別情報埋め込み装置を用いて、
前記画像入力部で原画像データをディジタル画像データ
に変換し、前記前処理部で前記ディジタル画像データを
二値化して二値画像を作成した後、前記二値画像を拡大
して拡大画像を作成し、前記配列置換部で前記拡大画像
から二種類の配列置換画像を作成することによって、前
記二種類の配列置換画像のそれぞれの種類の配列置換画
像に1ビットの識別情報を埋め込み、前記画像出力部で
前記二種類の配列置換画像の少なくともいずれかの種類
の配列置換画像の画像データを出力して形成された印刷
物であって、画像読み取り部、高速フーリエ変換部、フ
ーリエスペクトル抽出部及びフーリエスペクトル出力部
をそれぞれ備えた識別情報抽出装置を用いて、前記画像
読み取り部で前記印刷物から読み取った前記配列置換画
像の画像データをディジタル画像データに変換し、前記
高速フーリエ変換部、前記フーリエスペクトル抽出部及
び前記フーリエスペクトル出力部で前記画像読み取り部
で得られたディジタル画像データを逐次処理し、前記二
種類の配列置換画像のそれぞれの種類の配列置換画像の
フーリエスペクトルの偏向が互いに異なることを利用し
て前記印刷物から前記識別情報を抽出することを特徴と
している。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、識別情報の埋め込み方
式と識別情報の抽出方式が異なることを特徴とした印刷
物に埋め込まれた識別情報の抽出方法及び識別情報が埋
め込まれた印刷物である。本発明に係る印刷物に埋め込
まれた識別情報の抽出方法を以下に説明する。なお、本
発明に係る識別情報が埋め込まれた印刷物は、この方法
の説明の中で説明する。
【0018】最初に、原画像を入力してディジタル画像
データに変換した画像を二値化した後、縦横にそれぞれ
二倍に拡大して拡大画像を作成し、拡大画像を2×2画
素単位に分割した全ての配列において、1の値の白画素
の個数及び配置を配列置換規則に従って変更することに
よって二種類の配列置換画像を作成する。
【0019】図2は、本発明に係る配列置換規則によっ
て定義された2×2画素の配列を示す図である。拡大画
像をFgt(x、y)(t=1、2、...)、第一の配列置換画像
をFst(x、y)(t=1、2、...)、第二の配列置換画像を
F'st(x、y)(t=1、2、...)とする。Fgt(x、y)を2×
2画素単位に分割した各配列は必ずC1又はC2のいずれか
である。配列置換手段は、Fgt(x、y)を2×2画素単位
に分割した各配列においてC1をC3に置き換えた後、C2を
C4に置き換えてFst(x、y)を作成し、Fgt(x、y)を2×2
画素単位に分割した各配列においてC1をC3に置き換えた
後、C2をC5に置き換えてF'st(x、y)を作成する。Fst
(x、y)内のC4とF'st(x、y)内のC5とでは1の値の白画素
の配置が異なるため、Fst(x、y)及びF'st(x、y)に1ビ
ットの識別情報を埋め込むことが可能である。
【0020】次に、Fst(x、y)及びF'st(x、y)の少なく
ともいずれかを含む一つ以上の画像データを画像出力装
置を用いて出力することにより、識別情報が埋め込まれ
た印刷物を作成する。
【0021】図4は、本発明に係る識別情報が埋め込ま
れた印刷物の一例を示す図である。目視では、図4(a)
のFs1(x、y)と図4(b)のF's1(x、y)との違いを容易に
見分けることができない。
【0022】次に、イメージスキャナなどの画像読み取
り装置を用いて、印刷物に印刷された配列置換画像を読
み取ってディジタル画像データに変換し、ディジタル画
像データに変換された配列置換画像を高速フーリエ変換
して得られる数値データからフーリエスペクトルを抽出
し、抽出したフーリエスペクトルのデータをCRTなど
の表示装置に表示するとともに、抽出したフーリエスペ
クトルのデータをプリンタなどの出力装置を用いて出力
する。
【0023】図5は、本発明に係る図4の各印刷物の画
像データに関するフーリエスペクトルをプリンタを用い
て出力した一例を示す図である。図5(a)の|fs1(u、v)
|は、図4(a)のFs1(x、y)のフーリエスペクトルで、円
形状又は半円形状のパターンが縦に並んでいる。一方、
図5(b)の|f's1(u、v)|は、図4(b)のF's1(x、y)のフ
ーリエスペクトルであるが、円形状又は半円形状のパタ
ーンが横に並んでいる。このように、|fs1(u、v)|と|f'
s1(u、v)|とでは、フーリエスペクトルの偏向(方向の
偏り)が異なるため、|fs1(u、v)|と|f's1(u、v)|との
違いを目視で容易に見分けることができる。したがっ
て、Fs1(x、y)及びF's1(x、y)に埋め込まれた1ビット
の識別情報を抽出することが可能である。
【0024】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、図
面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る印
刷物に埋め込まれた識別情報の抽出方法に関する識別情
報埋め込み装置及び識別情報抽出装置の一例を示すブロ
ック図である。図1に示す識別情報埋め込み装置1は、
画像入力部3と前処理部4と配列置換部5と画像出力部
6とを具備し、識別情報抽出装置2は、画像読み取り部
7と高速フーリエ変換部8とフーリエスペクトル抽出部
9とフーリエスペクトル出力部10とを具備している。
【0025】画像入力部3は、イメージスキャナやビデ
オカメラなどを備えており、原画像11を入力してディジ
タル画像データに変換する。前処理部4は、原画像11の
ディジタル画像データを二値化して二値画像を作成し、
その後二値画像を縦横にそれぞれ二倍に拡大して拡大画
像を作成する。配列置換部5は、拡大画像を2×2画素
単位に分割した全ての配列において、1の値の白画素の
個数及び配置を配列置換規則に従って変更することによ
って二種類の配列置換画像を作成する。この詳細につい
ては、後述する。画像出力部6は、プリンタや印刷機な
どを備えており、二種類の配列置換画像の少なくともい
ずれかの種類の配列置換画像を含む一つ以上の画像デー
タを紙、プラスチック、金属、布などの基材の表面に出
力して印刷物を作成する。
【0026】画像読み取り部7は、イメージスキャナや
ビデオカメラなどを備えており、識別情報が埋め込まれ
た印刷物12から配列置換画像を読み取ってディジタル画
像データに変換する。高速フーリエ変換部8は、ディジ
タル画像データに変換された配列置換画像を高速フーリ
エ変換する。フーリエスペクトル抽出部9は、配列置換
画像を高速フーリエ変換することにより得られる数値デ
ータ(実数部、虚数部、位相、フーリエスペクトル)か
らフーリエスペクトルを抽出する。フーリエスペクトル
出力部10は、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置
に抽出したフーリエスペクトルのデータを表示するとと
もに、プリンタや印刷機などの出力装置を用いて抽出し
たフーリエスペクトルのデータを出力する。
【0027】図2は、本発明に係る配列置換規則によっ
て定義された2×2画素の配列を示す図である。拡大画
像Fgt(x、y)を2×2画素単位の配列に分割した場合、
各配列は必ずC1又はC2のいずれかである。図1の配列置
換部5は、配列置換規則に従って、Fgt(x、y)を2×2
画素単位に分割した各配列においてC1をC3に置き換えた
後、C2をC4に置き換えて第一の配列置換画像Fst(x、y)
を作成し、Fgt(x、y)を2×2画素単位に分割した各配
列においてC1をC3に置き換えた後、C2をC5に置き換えて
第二の配列置換画像F'st(x、y)を作成する。
【0028】図3は、本発明に係る識別情報の埋め込み
及び抽出方法を説明するフローチャートであり、図3
(a)は、図1の識別情報埋め込み装置1における処理の
フローチャートであり、図3(b)は、図1の識別情報抽
出装置2における処理のフローチャートである。
【0029】まず、図3(a)を用いて、識別情報埋め込
みルーチンを説明する。ステップ100では、原画像を読
み取ってディジタル画像データに変換する。ステップ10
1では、取り込んだ原画像のディジタル画像データを二
値化し、二値画像を作成する。ステップ102では、二値
画像を縦横にそれぞれ二倍に拡大し、拡大画像Fgt(x、
y)を作成する。ステップ103では、Fgt(x、y)を2×2画
素単位に分割した各配列においてC1をC3に置き換えた
後、C2をC4に置き換えて第一の配列置換画像Fst(x、y)
を作成し、Fgt(x、y)を2×2画素単位に分割した各配
列においてC1をC3に置き換えた後、C2をC5に置き換えて
第二の配列置換画像F'st(x、y)を作成する。ステップ10
4では、Fst(x、y)及びF'st(x、y)の少なくともいずれか
を含む一つ以上の画像データをプリンタや印刷機などの
装置を用いて出力し、識別情報埋め込みルーチンを終了
する。
【0030】次に、図3(b)を用いて、識別情報抽出ル
ーチンを説明する。ステップ200では、識別情報が埋め
込まれた印刷物から配列置換画像を読み取ってディジタ
ル画像データに変換する。ステップ201では、ディジタ
ル画像データに変換された配列置換画像を高速フーリエ
変換する。ステップ202では、配列置換画像を高速フー
リエ変換することにより得られる数値データからフーリ
エスペクトルを抽出する。ステップ203では、フーリエ
スペクトルのデータをCRTや液晶ディスプレイなどの
表示装置に表示するとともに、フーリエスペクトルのデ
ータをプリンタや印刷機などの出力装置を用いて出力
し、識別情報抽出ルーチンを終了する。
【0031】図4は、本発明に係る識別情報が埋め込ま
れた印刷物の一例を示す図である。目視では、図4(a)
のFs1(x、y)と図4(b)のF's1(x、y)との違いを容易に
見分けることができない。
【0032】図5は、本発明に係る図4の各印刷物の画
像データに関するフーリエスペクトルをプリンタを用い
て出力した一例を示す図である。図5(a)の|fs1(u、v)
|は、図4(a)のFs1(x、y)のフーリエスペクトルで、円
形状又は半円形状のパターンが縦に並んでいる。一方、
図5(b)の|f's1(u、v)|は、図4(b)のF's1(x、y)のフ
ーリエスペクトルであるが、円形状又は半円形状のパタ
ーンが横に並んでいる。このように、|fs1(u、v)|と|f'
s1(u、v)|とでは、フーリエスペクトルの偏向(方向の
偏り)が異なるため、|fs1(u、v)|と|f's1(u、v)|との
違いを目視で容易に見分けることができる。したがっ
て、Fs1(x、y)及びF's1(x、y)に埋め込まれた1ビット
の識別情報を抽出することが可能である。
【0033】図6は、円形パターンを有する拡大画像Fg
2(x、y)と、その第一の配列置換画像Fs2(x、y)と、第二
の配列置換画像F's2(x、y)とを示した図である。目視で
は、Fs2(x、y)とF's2(x、y)との違いを見分けることが
できない。
【0034】図7は、図6(b)のFs2(x、y)のフーリエ
スペクトル|fs2(u、v)|及び図6(c)のF's2(x、y)のフ
ーリエスペクトル|f's2(u、v)|を示した図である。|fs2
(u、v)|と|f's2(u、v)|に関しては、フーリエスペクト
ルの偏向が異なるため、その違いを目視によって容易に
見分けることができる。これは、識別情報が埋め込まれ
た配列置換画像Fs2(x、y)及びF's2(x、y)から識別情報
を抽出することが可能であることを示している。
【0035】図8は、図6(b)のFs2(x、y)とそれを構成
する二つの画像Fa2(x、y)及びFb2(x、y)を示した図であ
る。Fa2(x、y)は、C3をしきつめた画像で、Fs2(x、y)と
同サイズの画像である。Fb2(x、y)は、Fs2(x、y)からFa
2(x、y)を差し引いた差画像で、各画像間の関係は数1
で与えられる。
【0036】
【数1】Fs2(x,y)=Fa2(x,y)+Fb2(x,y)
【0037】図9は、図6(c)のF's2(x、y)とそれを構
成する二つの画像F'a2(x、y)及びF'b2(x、y)を示した図
である。各画像間の関係は数2で与えられる。
【0038】
【数2】F's2(x,y)=F'a2(x,y)+F'b2(x,y)
【0039】但し、F'a2(x、y)とFa2(x、y)との間には
数3が成り立つ。
【0040】
【数3】F'a2(x,y)=Fa2(x,y)
【0041】図10は、図8の各画像のフーリエスペクト
ルを示した図である。光学表示のため、各フーリエスペ
クトルの中央が直流成分である。各フーリエスペクトル
の定義域をDR1とする。DR1は、-1/2≦u<1/2、且つ、-1/
2≦v<1/2を満たす領域である。v=1/2の行及びu=1/2の
列はDR1に含まれないので、|fa2(u、v)|は座標(u、v)が
(-1/2、-1/2)、(0、-1/2)、(-1/2、0)、(0、0)の4点に
フーリエスペクトルが現れる。この4点を定義域DR2と
する。DR1からDR2を除く定義域をDR3とする。DR3では|f
a2(u、v)|=0であるため、DR3においてfa2(u、v)=0が
成り立つ。フーリエ変換の加法則より、DR3において数
4が成り立つ。
【0042】
【数4】fs2(u,v)=fb2(u,v)
【0043】この結果、DR3では数5が成り立つ。
【0044】
【数5】|fs2(u,v)|=|fb2(u,v)|
【0045】図11は、図9の各画像のフーリエスペクト
ルを示した図である。ここで、|f'a2(u、v)|と|fa2(u、
v)|との関係は数6で与えられる。
【0046】
【数6】|f'a2(u,v)|=|fa2(u,v)|
【0047】DR3においては数7が成り立つ。
【0048】
【数7】|f's2(u,v)|=|f'b2(u,v)|
【0049】|fa2(u、v)|の影響は、|fs2(u、v)|のDR2
に現れ、|f'a2(u、v)|の影響は、|f's2(u、v)|のDR2に
現れるが、DR1に占めるDR2の割合は極めて小さい。した
がって、DR1の大半を占めるDR3において、式(5)及び式
(7)が成り立つことから、|fs2(u、v)|のフーリエスペ
クトル分布に偏向を生じさせる主要素は|fb2(u、v)|で
あり、|f's2(u、v)|のフーリエスペクトル分布に偏向を
生じさせる主要素は|f'b2(u、v)|であることがわかる。
Fs2(x、y)がC3とC4で構成されるため、|fb2(u、v)|の空
間画像Fb2(x、y)で、全画素値が0でない行の1の値の
白画素は2画素以上(2の倍数)連続して現れる。一
方、Fb2(x、y)の各列については、全画素値が0でない
列において、1の値の白画素の両隣は必ず0の値の黒画
素になる。このため、|fb2(u、v)|は、u軸方向の高周波
領域(1/4≦u<1/2)に存在するフーリエスペクトルの
割合が小さく、v軸方向の高周波領域(1/4≦v<1/2)に
存在するフーリエスペクトルの割合が大きいという偏向
を示す。また、F's2(x、y)はC3とC5で構成されるため、
|f'b2(u、v)|の空間画像F'b2(x、y)では、全画素値が0
でない列の1の値の白画素は2画素以上(2の倍数)連
続して現れる。一方、F'b2(x、y)の各行については、全
画素値が0でない行において、1の値の白画素の両隣は
必ず0の値の黒画素になる。このため、|f'b2(u、v)|
は、v軸方向の高周波領域(1/4≦v<1/2)に存在するフ
ーリエスペクトルの割合が小さく、u軸方向の高周波領
域(1/4≦u<1/2)に存在するフーリエスペクトルの割
合が大きいという偏向を示す。|fb2(u、v)|と|f'b2(u、
v)|とでは、フーリエスペクトルの偏向が異なるため、
識別情報が埋め込まれた配列置換画像から識別情報を抽
出することが可能となる。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る印刷物に埋め込まれた識別
情報の抽出方法では、二値画像への識別情報の埋め込み
を前提としているため、濃淡画像に比べ、インキの濃度
ムラや時間経過による色あせ、照明ムラなどの影響を受
けにくいこと、位相変調を利用して二値画像全体に識別
情報を埋め込むため、周波数変調のように絵柄によって
識別情報の埋め込み領域が制限されることがないなどの
特徴を有している。このため、印刷物の真偽判別などの
分野に利用することができる。また、識別情報が埋め込
まれた印刷物から読み取った配列置換画像の画像データ
のフーリエスペクトルに現れる偏向を利用して識別情報
を抽出するため、イメージスキャナやビデオカメラなど
から読み取った画像データを必ずしも二値化する必要が
なく、読み取った画像データのシャープネスの低下や照
明ムラの影響を受けにくいなどの特徴を有している。こ
のため、従来法と比較して、印刷物の真偽判別を安定し
て行う方法を提供することができる。また、本発明に係
る識別情報が埋め込まれた印刷物は、二値画像を出力し
た印刷物であるため、プリンタ、印刷機などの様々な出
力装置を用いて紙、プラスチック、金属、布など様々な
媒体に識別情報が埋め込まれた画像を簡便に印刷するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】識別情報埋め込み装置及び識別情報抽出装置の
一例を示すブロック図。
【図2】配列置換規則によって定義された2×2画素の
配列を示す図。
【図3】識別情報の埋め込み及び抽出方法を説明するフ
ローチャート。
【図4】識別情報が埋め込まれた印刷物の一例を示す
図。
【図5】図4の各印刷物の画像データに関するフーリエ
スペクトルをプリンタを用いて出力した一例を示す図。
【図6】円形パターンを有する拡大画像Fg2(x、y)と、
その第一の配列置換画像Fs2(x、y)と、第二の配列置換
画像F's2(x、y)とを示す図。
【図7】図6(b)のFs2(x、y)のフーリエスペクトル|fs
2(u、v)|と、図6(c)のF's2(x、y)のフーリエスペクト
ル|f's2(u、v)|とを示す図。
【図8】図6(b)のFs2(x、y)と、それを構成する二つ
の画像Fa2(x、y)及びFb2(x、y)とを示す図。
【図9】図6(c)のF's2(x、y)と、それを構成する二つ
の画像F'a2(x、y)及びF'b2(x、y)とを示す図。
【図10】図8の各画像のフーリエスペクトルを示す図。
【図11】図9の各画像のフーリエスペクトルを示す図。
【符号の説明】
1… 識別情報埋め込み装置 2… 識別情報抽出装置 3… 画像入力部 4… 前処理部 5… 配列置換部 6… 画像出力部 7… 画像読み取り部 8… 高速フーリエ変換部 9… フーリエスペクトル抽出部 10… フーリエスペクトル出力部 11… 原画像 12… 識別情報が埋め込まれた印刷物
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Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力部、前処理部、配列置換部及び
    画像出力部をそれぞれ備えた識別情報埋め込み装置を用
    いて、 前記画像入力部で原画像データをディジタル画像データ
    に変換し、 前記前処理部で前記ディジタル画像データを二値化して
    二値画像を作成した後、前記二値画像を拡大して拡大画
    像を作成し、 前記配列置換部で前記拡大画像から二種類の配列置換画
    像を作成することによって、前記二種類の配列置換画像
    のそれぞれの種類の配列置換画像に1ビットの識別情報
    を埋め込み、 前記画像出力部で前記二種類の配列置換画像の少なくと
    もいずれかの種類の配列置換画像の画像データを出力し
    て印刷物を得た上で、 画像読み取り部、高速フーリエ変換部、フーリエスペク
    トル抽出部及びフーリエスペクトル出力部をそれぞれ備
    えた識別情報抽出装置を用いて、 前記画像読み取り部で前記印刷物から読み取った前記配
    列置換画像の画像データをディジタル画像データに変換
    し、 前記高速フーリエ変換部、前記フーリエスペクトル抽出
    部及び前記フーリエスペクトル出力部で前記画像読み取
    り部で得られたディジタル画像データを逐次処理し、前
    記二種類の配列置換画像のそれぞれの種類の配列置換画
    像のフーリエスペクトルの偏向が互いに異なることを利
    用して前記印刷物から前記識別情報を抽出することを特
    徴とする印刷物に埋め込まれた識別情報の抽出方法。
  2. 【請求項2】 前記画像入力部は、 イメージスキャナ又はビデオカメラを含む画像入力機器
    を用いて原画像データを取り込んで入力画像データを作
    成し、 前記入力画像データをディジタル画像データに変換する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷物に埋め込まれた
    識別情報の抽出方法。
  3. 【請求項3】 前記前処理部は、 前記ディジタル画像データを二値化して二値画像を作成
    し、 前記二値画像を縦横にそれぞれ二倍に拡大して拡大画像
    を作成することを特徴とする請求項1又は2記載の印刷
    物に埋め込まれた識別情報の抽出方法。
  4. 【請求項4】 前記配列置換部は、 1の値の白画素と0の値の黒画素から構成される白黒の
    二値画像である前記拡大画像を2×2画素単位の配列に
    分割し、 全ての前記2×2画素単位の配列において前記白画素の
    個数及び配置を所定の配列置換規則に従って変更するこ
    とによって第一の配列置換画像及び第二の配列置換画像
    の二種類の配列置換画像を作成し、 前記第一の配列置換画像と前記第二の配列置換画像の間
    で前記白画素の配置が異なる性質を利用して前記第一の
    配列置換画像及び前記第二の配列置換画像に1ビットの
    識別情報を埋め込むことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の印刷物に埋め込まれた識別情報の抽出
    方法。
  5. 【請求項5】 前記画像出力部は、 プリンタ又は印刷機を含む出力機器を用いて、 前記第一の配列置換画像及び前記第二の配列置換画像の
    少なくともいずれかの配列置換画像の画像データを所定
    の基材の表面に出力することを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の印刷物に埋め込まれた識別情報の
    抽出方法。
  6. 【請求項6】 前記画像読み取り部は、 イメージスキャナ又はビデオカメラを含む画像読み取り
    機器を用いて、 前記第一の配列置換画像及び前記第二の配列置換画像の
    少なくともいずれかの配列置換画像の画像データであっ
    て、 前記画像出力部によって前記基材の表面に出力された画
    像データを読み取ってディジタル画像データに変換する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の印
    刷物に埋め込まれた識別情報の抽出方法。
  7. 【請求項7】 前記高速フーリエ変換部は、 前記画像読み取り部によって得られたディジタル画像デ
    ータを高速フーリエ変換することを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれかに記載の印刷物に埋め込まれた識別情
    報の抽出方法。
  8. 【請求項8】 前記フーリエスペクトル抽出部は、 前記高速フーリエ変換部によって高速フーリエ変換して
    得られた数値データからフーリエスペクトルを抽出する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の印
    刷物に埋め込まれた識別情報の抽出方法。
  9. 【請求項9】 前記フーリエスペクトル出力部は、 前記フーリエスペクトル抽出部によって抽出された前記
    フーリエスペクトルのデータをCRT又は液晶ディスプ
    レイを含む表示装置に表示し、 前記フーリエスペクトルのデータをプリンタ又は印刷機
    を含む出力機器を用いて出力することを特徴とする請求
    項1乃至8のいずれかに記載の印刷物に埋め込まれた識
    別情報の抽出方法。
  10. 【請求項10】 前記所定の配列置換規則は、 2×2画素の配列Ci(i=1、2、...、5)を画素値Pxy
    (x=1、2;y=1、2)を用いてCi={P11、P21、P12、P22}
    で表し、 C1={0、0、0、0}、C2={1、1、1、1}、C3={1、0、0、
    0}、C4={1、0、1、1}及びC5={1、1、0、1}と定義し、 前記第一の配列置換画像を作成する際は、前記C1を前記
    C3に置き換えた後、前記C2を前記C4に置き換え、 前記第二の配列置換画像を作成する際は、前記C1を前記
    C3に置き換えた後、前記C2を前記C5に置き換えることを
    特徴とする請求項4乃至9のいずれかに記載の印刷物に
    埋め込まれた識別情報の抽出方法。
  11. 【請求項11】 画像入力部、前処理部、配列置換部及
    び画像出力部をそれぞれ備えた識別情報埋め込み装置を
    用いて、 前記画像入力部で原画像データをディジタル画像データ
    に変換し、 前記前処理部で前記ディジタル画像データを二値化して
    二値画像を作成した後、前記二値画像を拡大して拡大画
    像を作成し、 前記配列置換部で前記拡大画像から二種類の配列置換画
    像を作成することによって、前記二種類の配列置換画像
    のそれぞれの種類の配列置換画像に1ビットの識別情報
    を埋め込み、 前記画像出力部で前記二種類の配列置換画像の少なくと
    もいずれかの種類の配列置換画像の画像データを出力し
    て形成された印刷物であって、 画像読み取り部、高速フーリエ変換部、フーリエスペク
    トル抽出部及びフーリエスペクトル出力部をそれぞれ備
    えた識別情報抽出装置を用いて、 前記画像読み取り部で前記印刷物から読み取った前記配
    列置換画像の画像データをディジタル画像データに変換
    し、 前記高速フーリエ変換部、前記フーリエスペクトル抽出
    部及び前記フーリエスペクトル出力部で前記画像読み取
    り部で得られたディジタル画像データを逐次処理し、前
    記二種類の配列置換画像のそれぞれの種類の配列置換画
    像のフーリエスペクトルの偏向が互いに異なることを利
    用して前記印刷物から前記識別情報を抽出することを特
    徴とする識別情報が埋め込まれた印刷物。
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JP2009505133A (ja) * 2005-08-17 2009-02-05 ヤン ペク,ジ ピクセルを用いたデータの暗号化及び解読方法

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