JP2001208261A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2001208261A
JP2001208261A JP2000017466A JP2000017466A JP2001208261A JP 2001208261 A JP2001208261 A JP 2001208261A JP 2000017466 A JP2000017466 A JP 2000017466A JP 2000017466 A JP2000017466 A JP 2000017466A JP 2001208261 A JP2001208261 A JP 2001208261A
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portions
sealing material
pipe
joint
flange
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JP2000017466A
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Shigeki Kanao
茂樹 金尾
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Kanaflex Corp Co Ltd
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Kanaflex Corp Co Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールを確実に行える管継手を提供する点に
ある。 【解決手段】 両端に合わせ部3をそれぞれ備えた単一
の部材からなる又は両端に合わせ部3をそれぞれ備えた
複数の部材を連結してなる継手本体2と、継手本体2の
内面に備えたシール材4と、継手本体2の合わせ部3,
3同士を引き寄せるための締付具5とを備え、締付具5
にて合わせ部3,3同士を引き寄せることにより圧縮力
を受けたシール材4が合わせ部3,3から食み出すこと
を阻止する阻止手段を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2本の管それぞれ
の端部同士を突き合わせた状態で該管同士を接続するた
めの管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】上記管継手の一例として、例えば図10
(a),(b)に示すものがある。これは、一枚の薄い
板状体を2本の管6,6の一端部同士の接続部外面を覆
うことができるように円弧状に湾曲することができるよ
うに構成された継手本体20と、この継手本体20の両
端に管径方向外方側に突出し、かつ、一体形成された平
板状のフランジ部20A,20Aとを備え、前記継手本
体20の内面に製造時等にパッキンシート21を貼り付
け、前記湾曲させた継手本体20の両端のフランジ部2
0A,20A同士を引き寄せて締め付けるための締付具
としてのボルト22及びナット23を備えている。従っ
て、円弧状に湾曲させて管6,6の一端部同士の接続部
外面を覆った継手本体20のフランジ部20A,20A
を、ボルト22とナット23により引き寄せて締め付け
ることによって、2本の管6,6(図では1本のみ図
示)をシール処理した状態で接続することができるよう
にしている(本願発明の図1参照)。
【0003】上記構成の管継手を締め付けていくと、フ
ランジ部同士間に位置するパッキンシート21が圧縮力
を受けて弾性変形し、図10(b)に示すように弾性変
形したパッキンシート21の一部分21Aがフランジ部
20A,20Aの間から外側に逃げてしまうため、フラ
ンジ部20A,20A間におけるシールを確実に行うこ
とができず、シール不良を招く不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、シールを確実に行え
る管継手を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の管継手は、前述
の課題解決のために、2本の管それぞれの端部同士を突
き合わせた状態で該両端部の外面を覆い被せるために、
両端に合わせ部をそれぞれ備えた単一の部材からなる又
は両端に合わせ部をそれぞれ備えた複数の部材を連結し
てなる継手本体と、前記継手本体の内面に備えたシール
材と、前記継手本体の合わせ部同士を引き寄せるための
締付具とを備え、前記締付具にて合わせ部同士を引き寄
せることにより圧縮力を受けたシール材が該合わせ部か
ら食み出すことを阻止する阻止手段を設けている。上記
のように阻止手段を設けることによって、シール材を継
手本体の合わせ部間で的確にシール作用させることがで
き、シール不良となることを回避することができる。
【0006】前記合わせ部それぞれを、前記継手本体か
ら管径方向外方側に突出したフランジ部と、このフラン
ジ部の内面に備えるシール材の管軸芯方向両端を取り囲
む両側部と、これら両側部の管径方向外側端部同士を連
結する連結部の4つの部材から構成し、前記合わせ部に
それぞれ備えさせたシール材の間に該シール材の硬度よ
りも高硬度を有する補助シール材を配置している。上記
のようにシール材に比べて変形し難い補助シール材をシ
ール材間に配置することによって、締付具にて合わせ部
同士を引き寄せる際において、先に変形するシール材の
一部が閉じようとする合わせ部同士の隙間から食み出す
ことを補助シール材にて阻止することができる。
【0007】前記補助シール材を一方の前記シール材の
表面に一体化することによって、別体形成した補助シー
ル材を貼り付ける作業を不用にすることができるだけで
なく、貼り付け時の位置決め等も不用になる。
【0008】前記合わせ部のそれぞれを、前記継手本体
から管径方向外方側に突出したフランジ部から構成し、
前記2つのフランジ部を合わせた状態において一方のフ
ランジ部の外面に接当する接当部と、前記接当部の管軸
芯方向両端から延出され、かつ、フランジ部の内面側に
位置するシール材の管軸芯方向両端を取り囲む両側部
と、これら両側部の管径方向外側端部同士を連結する連
結部の4つの部材からなるカバー体を前記2つのフラン
ジ部に装着して前記阻止手段を構成することによって、
従来の継手を用いながらも、カバー体によるシール材の
食み出しを確実に阻止することができる。しかも、締め
付け前にカバー体にて両フランジ部の間の隙間を覆って
いるから、請求項2のように締め付け中において合わせ
部間の隙間が無くなる閉じ状態になる構成に比べて、シ
ール材の食み出しを確実に阻止することができると共
に、締め付け度合いを自由に変更することができる。
【0009】前記一方の合わせ部を、前記継手本体から
管径方向外方側に突出したフランジ部と、このフランジ
部の内面に備えるシール材の管軸芯方向両端を取り囲む
両側部と、これら両側部の管径方向外側端部同士を連結
する連結部の4つの部材から構成し、他方の合わせ部
を、前記継手本体から管径方向外方側に突出したフラン
ジ部から構成し、かつ、前記一方の合わせ部に入り込み
自在に構成することによって、請求項2のように締め付
け中において合わせ部間の隙間が無くなる閉じ状態にな
る構成に比べて、シール材の食み出しを確実に阻止する
ことができると共に、締め付け度合いを自由に変更する
ことができる。又、請求項4の場合に比べて、部材点数
の削減化を図ることができるだけでなく、カバー体を取
り付ける作業を不用にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、本発明の管継手
1を示している。この管継手1は、図2に2点鎖線(紙
面の広さの関係で右半分しか示していない)で示す一枚
の薄い平板状体を円弧状に湾曲させてなる継手本体2
と、この継手本体2の両端に備えた合わせ部3,3と、
前記継手本体2と合わせ部3,3の内面に貼着されたシ
ール材4(図に2点鎖線で示す平板状のものを円弧状に
湾曲させたもの)と、前記湾曲させることにより接近し
た合わせ部3,3を引き寄せるためのボルト8及びナッ
ト9(これらの構成以外でもよい)でなる締付具5とか
ら構成している。従って、シール材4を備えた継手本体
2をそれのほぼ中央部が一端部同士を管軸芯方向で突き
合わせた2本の管6,6の下面に位置する状態で敷いた
後、前記のように円弧状に湾曲させることにより、2本
の管6,6の一端部外面を覆い、次に、接近した合わせ
部3,3同士を締付具5により締め付けて、2本の管を
シール処理した状態で接続することができるようにして
いる。ここでは、継手本体2が単一の部材から構成した
ものを示しているが、図9(a)に示すように、両端に
合わせ部3,3をそれぞれ備えた半割状の2つの部材1
1,12(これら2つを同一のものから構成してもよい
し、異なるもので構成してもよい)から構成してもよい
し、又、図9(b)に示すように、両端に合わせ部3,
3をそれぞれ備えた4つの部材13,14,15,16
(これら4つを同一のものから構成してもよいし、異な
るもので構成してもよい)から構成してもよく、継手本
体2の構成部材は、管の太さや使用する場所等に応じて
変更することができる。図9(a),(b)で示してい
る他の構成は、図2のものと同一であるため、同一符号
を付すと共に、説明を省略する。又、図9(a),
(b)では、シール材4を省略している。
【0011】前記管6は、図1に示すように、外面に凹
部6Aと凸部6B(図では矩形状になっているが、半円
形や円形あるいは三角形等でもよい)とを交互に備え、
かつ、それらが螺旋状に形成されている。前記管6とし
ては、前記のように螺旋状に構成したものの他、凹部6
Aと凸部6Bとを環状に構成したものでもよい。又、前
記凸部6Bの無いストレートな管で構成してもよい。
【0012】前記シール材4は、ゴム又はゴムの発泡体
あるいは発泡ポリエチレン等のプラスチック発泡体等か
らなると共に、フラットなシート状(図2の2点鎖線参
照)に形成されている。このシール材4は、管の接続作
業前、例えば管継手1を製造する過程で継手本体2に備
えさせておけば、その分、管の接続作業を迅速に行うこ
とができる利点があるが、管の接続時に継手本体2に備
えさせるようにしてもよい。前記シール材4と継手本体
2との接合を、接着剤により行う他、熱融着等により行
うようにしてもよい。又、前記シール材4は、管6の凸
部6B表面に圧接されて凸部間の止水を行うことができ
るものであるが、管の凹部6Aの特定2箇所に凸部6B
よりも少し盛り上がるようにコーキング材K(図1参
照)を充填し、それらの上面にシール材4を圧接するこ
とによって、凹部間の止水を行うようにする他、シール
材4に管5の凹部5Aと凸部5Bとにそれぞれ入り込む
凸部と凹部とを備えさせておけば、前記コーキング材を
不用にすることができる利点がある。
【0013】前記継手本体2は、一枚の平坦でかつ薄い
合成樹脂板(図2の2点鎖線参照)でなり、前記合わせ
部3,3を前記合成樹脂板の両端に一体形成することに
よって、製造面において有利になるが、金属等の他の材
料を用いて形成することもできる。前記継手本体2は、
薄く構成することによって、接続時に円弧状に湾曲させ
て使用し、非使用時に平板状のするタイプを構成するこ
とができるから、軽量化を図りながらも、平板状のまま
運搬したり保管することができ、取扱面において有利に
なるが、最初から湾曲した円弧状の継手本体2に構成し
てもよい。この場合、保形性を確保するために少し厚み
を厚くして実施することになる。図2に示す2Aは、前
記継手本体2の内面に管軸芯方向に突出形成した複数の
突起であり、これら突起2Aが管6の凹部6Bに入り込
むことによって、管継手1が管軸芯方向に不測に移動さ
れることがないようにストッパーとして作用するように
構成しているが、必ずしも必要ではない。
【0014】前記合わせ部3,3は、同一構成であるた
め、一方の合わせ部3についてのみ説明する。つまり、
図2及び図3(a),(b),(c)に示すように、前
記継手本体2の端部に管径方向外方側に突出する平板状
のフランジ部3Aと、このフランジ部3Aの内面に備え
る前記シール材4の管軸芯方向両端を囲む平板状の両側
部3B,3Cと、これら両側部3B,3Cの管径方向外
側端部同士を連結する平板状の連結部3Dの4つの部材
からシール材4の外周縁を取り囲むように構成して、前
記締付具5により合わせ部3,3を引き寄せたときに、
シール材4の一部が合わせ部3,3から外部に食み出す
ことを両側部3B,3C及び連結部3Dの内面にて接当
阻止することができる阻止手段を構成している。図に示
す3a,3aは、前記フランジ部3Aの2箇所に形成さ
れた前記ボルト8,8の貫通孔である。
【0015】図2及び図3(a),(b),(c)に示
すように、前記シール材4として、例えば15°〜40
°の硬度を有したものを用い、合わせ部3,3に備えさ
せた2つのシール材4,4の間に例えば50°〜80°
の硬度を有する平板矩形状の補助シール材7を配置する
ことによって、合わせ部3,3を引き寄せている最中に
弾性変形しているシール材4,4の一部が合わせ部3,
3の間から外部に食み出すことがないようにしている。
この場合、合わせ部3,3を引き寄せている最中は、補
助シール材7が変形しないような硬度にすることが好ま
しいが、シール材4,4の一部が合わせ部3,3の間か
ら外部に食み出さない程度に少し変形する硬度であって
もよい。前記シール材4の内面4Aと合わせ部3の合わ
せ面3Eとを面一に設定したが、シール材4の内面4A
を合わせ部3の合わせ面3Eよりもフランジ部3A側に
寄った位置に設定してもよい。前記補助シール材7を一
方のシール材4の内面に接着剤又は熱融着等により予め
備えさせておくと、管の接続作業を迅速に行うことがで
きる利点がある。尚、前記シール材4,4及び補助シー
ル材7にボルト8貫通孔4a,7aを形成しておくと、
接続時に貫通孔を形成するものに比べて作業の迅速化を
図ることができる。
【0016】前記管継手1にて、2本の管6,6を接続
する場合には、前述のようにコーキング材Kを一端部同
士を突き合わせた状態の2本の管6,6(図示せず)の
端部外面の所定2箇所に充填した後、継手本体2を接続
したい管6,6の一端部同士の下面に位置させてから、
継手本体2を円弧状に湾曲させることにより、2本の管
6,6(図示せず)の端部外面に管継手1を覆い被せる
(図3(a)参照)。この後、図3(b)に示すよう
に、補助シール材7を合わせ部3,3間に配置し、ボル
ト8を補助シール材7を挟んだ合わせ部3,3間に貫通
させてからナット9に螺合させ、締め付け操作すること
により、2本の管6,6(図示せず)の接続を完了する
のである(図3(c)参照)。尚、図3(a),
(b),(c)では管6を省略している。又、前記合わ
せ部3,3を管6の直上方に位置させた場合を示してい
るが、管6に対する合わせ部3,3の位置は自由に変更
できる。
【0017】前記補助シール材7をどの部位においても
同一厚みのものに構成したが、図4(a)に示すよう
に、管側ほど厚くなる断面形状台形状に構成してもよい
し、図4(b)に示すように、管径方向ほぼ中間部から
管側にかけて管側ほど厚くなる断面形状ほぼフラスコ状
に構成してもよい。図4(a),(b)に示すように構
成することによって、管側ほどシール材4の変形量を大
きくして、シール処理を確実にしながらも、シール材
4,4の一部が合わせ部3,3の間から外部に食み出す
ことを確実に阻止することができる利点がある。
【0018】前記合わせ部3,3のそれぞれを、図5及
び図6に示すように構成してもよい。つまり継手本体2
から管径方向外方側に突出したフランジ部3Aから構成
し、前記2つのフランジ部3A,3Aを合わせた状態に
おいて一方のフランジ部3Aの外面に接当し、かつ、前
記ボルト8,8の貫通孔10a,10aが形成された接
当部10Aと、前記接当部10Aの管軸芯方向両端から
延出され、かつ、フランジ部10Aの内面側に位置する
シール材4の管軸芯方向両端を取り囲む両側部10B,
10Cと、これら両側部10B,10Cの管径方向外側
端部同士を連結する連結部10Dの4つの部材からなる
カバー体10を前記2つのフランジ部3A,3Aに装着
して前記阻止手段を構成している。この場合には、ボル
ト8を締め付ける前にカバー体10にて両フランジ部3
A,3Aの間の隙間を覆っているから、図3(a),
(b),(c)で示したように締め付け中において合わ
せ部3,3の合わせ面3E,3E間の隙間が無くなるよ
うに接近移動させる構成の場合に必要であった補助シー
ル材7を不用にすることができながらも、合わせ部3,
3からのシール材4の食み出しを確実に阻止することが
できると共に、締め付け度合いを自由に変更することが
できる利点がある。図5及び図6において説明しなかっ
た他の構成は、図2のものと同一であるため、同一符号
を付すと共に、説明を省略している。
【0019】又、前記合わせ部3,3を、図7及び図8
に示すように構成してもよい。つまり、一方の合わせ部
3を、前記継手本体2から管径方向外方側に突出したフ
ランジ部3Aと、このフランジ部3Aの内面に備えるシ
ール材4の管軸芯方向両端を取り囲む両側部3B,3C
と、これら両側部3B,3Cの管径方向外側端部同士を
連結する連結部3Dの4つの部材から構成し、他方の合
わせ部3を、前記継手本体2から管径方向外方側に突出
したフランジ部3Aから構成し、かつ、前記一方の合わ
せ部3Aに入り込み自在な寸法に構成することによっ
て、図3(a),(b),(c)で示したように締め付
け中において合わせ部3,3の合わせ面3E,3E間の
隙間が無くなるように接近移動させる構成の場合に必要
であった補助シール材7を不用にすることができながら
も、合わせ部3,3からのシール材4の食み出しを確実
に阻止することができると共に、締め付け度合いを自由
に変更することができる利点がある。又、図5及び図6
で示したカバー体10を設ける場合に比べて、部材点数
の削減化を図ることができるだけでなく、カバー体10
を取り付ける作業を不用にすることができる利点があ
る。図5及び図6において説明しなかった他の構成は、
図2のものと同一であるため、同一符号を付すと共に、
説明を省略している。尚、図6及び図8に、フランジ部
3A,3Aの内面のそれぞれにシール材4を備えさせた
場合を示しているが、一方のフランジ部3Aの内面のシ
ール材4を省略して実施することもできる。
【0020】
【発明の効果】請求項1によれば、締付具にて合わせ部
同士を引き寄せることにより圧縮力を受けたシール材が
合わせ部から食み出すことを阻止する阻止手段を設ける
ことによって、シール材を継手本体の合わせ部間で的確
にシール作用させることができ、シール不良となること
を回避することができる管継手を提供することができ
る。
【0021】請求項2によれば、合わせ部それぞれを、
シール材の外周縁を覆うための4つの部材から構成し、
合わせ部にそれぞれ備えさせたシール材の間にシール材
の硬度よりも変形し難い高硬度を有する補助シール材を
配置することによって、締付具にて合わせ部同士を引き
寄せる際において、先に変形するシール材の一部が閉じ
ようとする合わせ部同士の隙間から食み出すことを補助
シール材にて確実に阻止することができる。
【0022】請求項3によれば、補助シール材を一方の
シール材の表面に一体化することによって、別体形成し
た補助シール材を貼り付ける作業を不用にすることがで
きるだけでなく、貼り付け時の位置決め等も不用にな
り、接続作業の迅速化を図ることができる。
【0023】請求項4によれば、合わせ部のそれぞれ
を、シール材の外周縁を覆うための4つの部材からなる
カバー体とし、このカバー体を2つのフランジ部に装着
して阻止手段を構成することによって、従来の継手を用
いながらも、カバー体によるシール材の食み出しを確実
に阻止することができる。しかも、締め付け前にカバー
体にて両フランジ部の間の隙間を覆っているから、請求
項2のように締め付け中において合わせ部間の隙間が無
くなる閉じ状態になる構成に比べて、シール材の食み出
しを確実に阻止することができると共に、締め付け度合
いを自由に変更することができ、シール面及び使用面の
両方において有利になる。
【0024】請求項5によれば、一方の合わせ部を、シ
ール材の外周縁を覆うための4つの部材から構成し、他
方の合わせ部を、継手本体から管径方向外方側に突出し
たフランジ部から構成し、かつ、一方の合わせ部に入り
込み自在に構成することによって、請求項2のように締
め付け中において合わせ部間の隙間が無くなる閉じ状態
になる構成に比べて、シール材の食み出しを確実に阻止
することができると共に、締め付け度合いを自由に変更
することができ、請求項4と同様にシール面及び使用面
の両方において有利になる。又、請求項4の場合に比べ
て、部材点数の削減化を図ることができるだけでなく、
カバー体を取り付ける作業を不用にすることができ、コ
スト面及び接続作業面において有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】管継手により2本の管を接続した状態を示す断
面図である。
【図2】管継手の分解斜視図である。
【図3】管継手の合わせ部の断面図を示しており、
(a)は、合わせ部を接近させた状態を示し、(b)
は、合わせ部にボルトとナットを装着する直前の状態を
示し、(c)は、合わせ部をボルトとナットにより締め
付けた状態を示している。
【図4】(a),(b)は、補助シール材の他の形状を
示す断面図である。
【図5】管継手の別の構成の合わせ部を示す分解斜視図
である。
【図6】図5の管継手の合わせ部を締め付けた状態を示
す断面図である。
【図7】管継手の別の構成の合わせ部を示す分解斜視図
である。
【図8】図7の管継手の合わせ部を締め付けた状態を示
す断面図である。
【図9】別の管継手の構成を示す正面図であり、(a)
は、2つの部材からなるものを示し、(b)は、4つの
部材からなるものを示している。
【図10】管継手の従来例を示す正面図であり、(a)
は、締付具にて締め付ける直前の状態を示し、(b)
は、締付具にて締め付けた後の状態を示している。
【符号の説明】
1 管継手 2 継手本体 2A 突起 3 合わせ部 3A フランジ部 3B,3C 両側部 3D 連結部 3E 合わせ面 4 シール材 4A 内面 4a 貫通孔 5 締付具 6 管 6A 凹部 6B 凸部 7 補助シール材 7a 貫通孔 8 ボルト 9 ナット 10 カバー体 10A 接当部 10B,10C 両側部 10D 連結部 10a 貫通孔 11〜16 部材 20 継手本体 20A フランジ部 21 パッキンシート 21A 一部分 22 ボルト 23 ナット K コーキング材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の管それぞれの端部同士を突き合わ
    せた状態で該両端部の外面を覆い被せるために、両端に
    合わせ部をそれぞれ備えた単一の部材からなる又は両端
    に合わせ部をそれぞれ備えた複数の部材を連結してなる
    継手本体と、前記継手本体の内面に備えたシール材と、
    前記継手本体の合わせ部同士を引き寄せるための締付具
    とを備え、前記締付具にて合わせ部同士を引き寄せるこ
    とにより圧縮力を受けたシール材が該合わせ部から食み
    出すことを阻止する阻止手段を設けたことを特徴とする
    管継手。
  2. 【請求項2】 前記合わせ部それぞれを、前記継手本体
    から管径方向外方側に突出したフランジ部と、このフラ
    ンジ部の内面に備えるシール材の管軸芯方向両端を取り
    囲む両側部と、これら両側部の管径方向外側端部同士を
    連結する連結部の4つの部材から構成し、前記合わせ部
    にそれぞれ備えさせたシール材の間に該シール材の硬度
    よりも高硬度を有する補助シール材を配置してなる請求
    項1記載の管継手。
  3. 【請求項3】 前記補助シール材を一方の前記シール材
    の表面に一体化してなる請求項2記載の管継手。
  4. 【請求項4】 前記合わせ部のそれぞれを、前記継手本
    体から管径方向外方側に突出したフランジ部から構成
    し、前記2つのフランジ部を合わせた状態において一方
    のフランジ部の外面に接当する接当部と、前記接当部の
    管軸芯方向両端から延出され、かつ、フランジ部の内面
    側に位置するシール材の管軸芯方向両端を取り囲む両側
    部と、これら両側部の管径方向外側端部同士を連結する
    連結部の4つの部材からなるカバー体を前記2つのフラ
    ンジ部に装着して前記阻止手段を構成してなる請求項1
    記載の管継手。
  5. 【請求項5】 前記一方の合わせ部を、前記継手本体か
    ら管径方向外方側に突出したフランジ部と、このフラン
    ジ部の内面に備えるシール材の管軸芯方向両端を取り囲
    む両側部と、これら両側部の管径方向外側端部同士を連
    結する連結部の4つの部材から構成し、他方の合わせ部
    を、前記継手本体から管径方向外方側に突出したフラン
    ジ部から構成し、かつ、前記一方の合わせ部に入り込み
    自在に構成してなる請求項1記載の管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014214758A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 日本ヴィクトリック株式会社 管継手

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