JP2001206670A - クレーン用吊り下げフック - Google Patents

クレーン用吊り下げフック

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JP2001206670A
JP2001206670A JP2000015456A JP2000015456A JP2001206670A JP 2001206670 A JP2001206670 A JP 2001206670A JP 2000015456 A JP2000015456 A JP 2000015456A JP 2000015456 A JP2000015456 A JP 2000015456A JP 2001206670 A JP2001206670 A JP 2001206670A
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JP
Japan
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hook
hanging
trip
rod
lever
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JP2000015456A
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English (en)
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Seiichi Oyama
聖一 尾山
Yasuhiko Murakami
安彦 村上
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Sanwa Tekki Corp
Kurihara Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Tekki Corp
Kurihara Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土砂バケットに残土を収容してクレーンで縦
坑内へ吊り降ろす作業において、縦坑内の作業員の配置
を省略できるクレーン用吊り下げフックを提供する。 【解決手段】 土砂バケットの反転用ロープRが係止さ
れたフック本体2と、フック本体2に回動可能に設けら
れた引き外しレバー3と、引き外しレバー3を引き外し
位置へ回動させるための操作ロープ4とを具備させて吊
り下げフック1を構成する。残土を積んだ土砂バケット
の吊り帯Tをフック6に掛け、閉鎖桿8でフック6の開
放部を閉鎖した状態で土砂バケットBを縦坑内へ吊り降
ろした後、上方から操作ロープ4を引いて引き外しレバ
ー3を引き外し位置へ回動させることにより吊り帯Tを
フック6から外す。フック本体2を反転用ロープRと共
に吊り上げることにより、土砂バケットBを反転させて
荷降ろしする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基礎工事用の縦
坑の埋め戻し作業等、土砂を下方へ吊り降ろす作業に使
用されるクレーン用の吊り下げフックに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば送電鉄塔の深礎基礎では地
中に中空の駆体部が構築される。この地中に形成される
縦坑としての中空部に、残土を埋め戻す作業は、土砂バ
ケットに残土を収容してクレーンで吊り降ろすことによ
り行われている。この作業では、クレーンの吊り下げフ
ックから土砂バケットの吊り帯を外すための作業員を1
名縦坑内に配置する必要がある。縦坑内は狭く、十分な
退避空間がないので作業員に危険が伴う。そこで、縦坑
内の作業員の配置を省略することにより危険を回避し又
作業を合理化する新たな工事方法が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、土
砂バケットに残土を収容してクレーンで低所へ吊り降ろ
す作業において、縦坑内の作業員の配置を省略できる新
規なクレーン用吊り下げフックを提供することを課題と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、土砂バケットBの反転用ロープR
が係止されたフック本体2と、フック本体2に回動可能
に設けられた引き外しレバー3と、引き外しレバー3を
引き外し位置へ回動させるための操作ロープ4とを具備
させて吊り下げフック1を構成する。フック本体2に
は、上端においてクレーンに吊り止められる主桿5と、
主桿5の下端から側方へほぼレ字状を成すように延出し
たフック6とを具備させる。引き外しレバー3には、基
端部においてフック本体2の主桿5に枢支し、この基端
部からほぼV字状に分岐した閉鎖桿8と引き外し桿9と
を具備させる。引き外しレバー3は、それの閉鎖桿8
が、フック6と主桿5との間の開放部を閉鎖する元位置
と、引き外し桿9が吊り帯Tをフック6から引き外し、
かつ開放部を閉鎖する引き外し位置との間で回動可能に
構成する。引き外しレバー3には、上方から引くことで
引き外しレバー3を引き外し位置へ回動させる操作ロー
プ4の一端を係止する。引き外しレバー3上には、それ
とフック本体2との相対回転の動作を制御するためのプ
ランジャ摘み14を設ける。プランジャ摘み14は、常
時突出した先端をフック本体2の主桿5の側面に摺動可
能に弾性的に圧接させ、引き外しレバー3が引き外し位
置に到ったときに主桿5の側面から外れて突出し、元位
置への復帰を阻止し、かつ手動操作で先端を引込めるこ
とができるように構成する。残土等の荷を積んだ土砂バ
ケットBの吊り帯Tをフック6に掛け、閉鎖桿8でフッ
ク6の開放部を閉鎖した状態で土砂バケットBを下方の
荷降ろし位置へ吊り降ろした後、上方から操作ロープ4
を引いて外しレバー3を引き外し位置へ回動させること
により吊り帯Tをフック6から外す。フック本体2を反
転用ロープRと共に吊り上げることにより、土砂バケッ
トBを反転させて荷降ろしする。
【0005】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施形態
を説明する。図1はクレーン用吊り下げフックの正面
図、図2は同側面図、図3はクレーン用吊り下げフック
の一部の拡大断面図、図4は土砂バケットの吊り帯を外
す動作時のクレーン用吊り下げフックの正面図、図5は
本発明に係る吊り下げフックを用いた縦坑の埋め戻し作
業の手順を示す説明図である。
【0006】クレーン用吊り下げフック1は、図5に示
すように、土砂バケットBの吊り帯Tと反転用ロープR
とを掛け止め、土砂を縦坑Hの底へ吊り降ろすために使
用される。
【0007】図1乃至図4において、2はフック本体、
3は引き外しレバー、4は操作ロープである。フック本
体2は、主桿5とフック6とを備える。主桿5は、上端
においてワイヤロープWを介してクレーンに吊り止めら
れ、下端には、土砂バケットBの反転用ロープRが係止
される。フック6は、主桿5の下端から側方へほぼレ字
状を成すように延出する。フック6の先端には、主桿5
と反対側へ突出した係合片7が設けられている。係合片
7は、吊り下げ状態において垂直に対してほぼ35度傾
斜した平坦な係合斜面7aを備えている。
【0008】引き外しレバー3は、2枚の同形の構成板
3aを、フック本体2を挟んでボルトナットで平行に間
隔をおいて組み立てたもので、基端部からほぼV字状に
二股に分岐した閉鎖桿8と引き外し桿9とを具備する。
引き外しレバー3は、基端部においてフック本体2の主
桿5に枢ピン10で枢支されており、閉鎖桿8が、フッ
ク6と主桿5との間の開放部を閉鎖する元位置(図1の
状態)と、引き外し桿9が吊り帯Tをフック6から引き
外し、かつ開放部を閉鎖する引き外し位置(図4の状
態)との間で回動可能である。引き外しレバー3は、主
桿5上に突設されたストッパ11により、元位置より図
1において反時計方向への回動を阻止されている。に閉
鎖桿8の先端部には、引き手12を介して、引き外しレ
バー3を回動操作するための操作ロープ4が係止され
る。
【0009】引き外し桿9の途上から側方へ延出した枝
桿13には、プランジャ摘み14が取り付けられてい
る。プランジャ摘み14は、主桿5の側面に垂直に進退
自在に設けられ、常時突出した先端を主桿5の側面に摺
動可能に弾性的に圧接させるように付勢されている。プ
ランジャ摘み14の先端は、引き外しレバー3が引き外
し位置(図4)に到ったときに、主桿5の側面から外れ
て突出し、引き外しレバー3が元位置へ復帰するのを阻
止する。手動操作でプランジャ摘み14の先端を引込め
れば、引き外しレバー3を元位置へ復帰させることがで
きる。
【0010】操作ロープ4の係止用の引き手12は、基
端において枢ピン15に固着されている。枢ピン15の
両端は、閉鎖桿8の先端部に枢支されている。枢ピン1
5の中央部には、その回転角度によりフック6の係合片
7に係合し、又は離脱する係合コマ16が設けられてい
る。係合コマ16は、係合片7の係合斜面7aに係合す
る平滑な係合面16aを備えている。従って、操作ロー
プ4を引いたとき、引き手12、枢ピン15と共に係合
コマ16が回転し、係合片7との係合が外れ、引き外し
レバー3の引き外し方向(図において時計方向)への回
動を許容するようになっている。
【0011】図5(a)に示すように、荷を積んだ土砂
バケットBの吊り帯Tをフック6に掛け、閉鎖桿8でフ
ック6の開放部を閉鎖した状態(図1)で、土砂バケッ
トBを縦坑Hの底の荷降ろし位置へ吊り降ろす。
【0012】この後、図5(b)に示すように、地上か
ら操作ロープ4を引いて、引き外しレバー3を引き外し
位置(図4)へ回動させることにより吊り帯Tをフック
6から外す。この間、まず操作ロープ4に引かれて引き
手12が係合コマ16と共に回転し、係合片7との係合
が外れ、引き外しレバー3の回動が可能となる。引き外
しレバー3が引き外し位置(図4)まで回動し終わる
と、それまで主桿5の側面を摺動してきたプランジャ摘
み14の先端が主桿5の側面から外れて突出し、引き外
しレバー3が元位置へ復帰するのを阻止する。
【0013】次いで図5(c)に示すように、フック本
体2を反転用ロープRと共に吊り上げることにより、土
砂バケットBを反転させて荷降ろしする。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、残土
等の荷を積んだ土砂バケットBの吊り帯Tをフック6に
掛け、閉鎖桿8でフック6の開放部を閉鎖した状態で土
砂バケットBを下方の荷降ろし位置へ吊り降ろした後、
上方から操作ロープ4を引いて引き外しレバー3を引き
外し位置へ回動させることにより、吊り帯Tをフック6
から外し、フック本体2を反転用ロープRと共に吊り上
げることにより、土砂バケットBを反転させて荷降ろし
する。従って、クレーンの吊り下げフック1から土砂バ
ケットBの吊り帯Tを外すための作業員を危険な縦坑内
に配置する必要がなく、作業を合理化することができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーン用吊り下げフックの正面図である。
【図2】クレーン用吊り下げフックの側面図である。
【図3】クレーン用吊り下げフックの一部の拡大断面図
である。
【図4】土砂バケットの吊り帯を外す動作時のクレーン
用吊り下げフックの正面図である。
【図5】本発明に係る吊り下げフックを用いた縦坑の埋
め戻し作業の手順を示す説明図である。
【符号の説明】
1 吊り下げフック 2 フック本体 3 引き外しレバー 4 操作ロープ 5 主桿 6 フック 7 係合片 8 閉鎖桿 9 引き外し桿 10 枢ピン 11 ストッパ 12 引き手 14 プランジャ摘み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 安彦 東京都品川区南品川6丁目5番19号 三和 テッキ株式会社内 Fターム(参考) 3F004 CA01 CC04 CD09 DA02 DA07 EA35 LA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土砂バケットの吊り帯と反転用ロープと
    を掛け止め、土砂を下方へ吊り降ろすために使用される
    クレーン用吊り下げフックであって、 上端において前記クレーンに吊り止められる主桿と、主
    桿の下端から側方へほぼレ字状を成すように延出したフ
    ックとを備えると共に、前記土砂バケットの反転用ロー
    プが係止されたフック本体と、 基端部において前記フック本体の主桿に枢支され、この
    基端部からほぼV字状に二股に分岐した閉鎖桿と引き外
    し桿とを具備し、閉鎖桿が、フック本体のフックと主桿
    との間の開放部を閉鎖する元位置と、引き外し桿が前記
    吊り帯をフックから引き外し、かつ前記開放部を閉鎖す
    る引き外し位置との間で回動可能に構成された引き外し
    レバーと、 この引き外しレバーに一端が係止され、上方から引くこ
    とによって引き外しレバーを引き外し位置へ回動させる
    ための操作ロープと、 前記引き外しレバー上に設けられ、常時突出した先端を
    前記フック本体の主桿の側面に摺動可能に弾性的に圧接
    させ、引き外しレバーが引き外し位置に到ったときに主
    桿の側面から外れて突出し、元位置への復帰を阻止し、
    かつ手動操作で先端を引込めることができるように構成
    されたプランジャ摘みとを具備し、 荷を積んだ前記土砂バケットの吊り帯をフックに掛け、
    閉鎖桿でフックの開放部を閉鎖した状態で土砂バケット
    を下方の荷降ろし位置へ吊り降ろした後、上方から操作
    ロープを引いて外しレバーを引き外し位置へ回動させる
    ことにより吊り帯をフックから外し、フック本体を吊り
    上げることにより土砂バケットを反転させて荷降ろしす
    るように構成したことを特徴とするクレーン用吊り下げ
    フック。
  2. 【請求項2】 前記フック本体のフックの先端部に係合
    片が突設され、前記引き外しレバーの閉鎖桿の先端部に
    は、前記操作ロープを係止するための引き手を固着した
    枢ピンが枢支され、この枢ピンには、その回転角度によ
    り前記フックの係合片に係合し又は離脱する係合コマが
    設けられ、 前記操作ロープを引いたとき、前記引き手、枢ピンと共
    に係合コマが回転して前記フックの係合片との係合が外
    れ、前記引き外しレバーの引き外し方向への回動を許容
    するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    クレーン用吊り下げフック。
JP2000015456A 2000-01-25 2000-01-25 クレーン用吊り下げフック Pending JP2001206670A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PT106229A (pt) * 2012-03-27 2013-09-27 Martinho & Santos Unipessoal Lda Sistema de segurança de gancho de carga sempre aberto
CN103612974A (zh) * 2013-12-06 2014-03-05 攀枝花钢城集团有限公司 起重机吊钩锁绳装置
JP2015011802A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 中国電力株式会社 高圧耐張がいし
CN109879157A (zh) * 2019-04-10 2019-06-14 贵州钢绳股份有限公司 一种300型工字轮安全吊装机构

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