JP2001206408A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2001206408A
JP2001206408A JP2000013142A JP2000013142A JP2001206408A JP 2001206408 A JP2001206408 A JP 2001206408A JP 2000013142 A JP2000013142 A JP 2000013142A JP 2000013142 A JP2000013142 A JP 2000013142A JP 2001206408 A JP2001206408 A JP 2001206408A
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Naoko Tokuchin
直子 徳珍
Atsushi Sato
篤志 佐藤
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装用容器において、流動性成分(煮汁な
ど)が、隣接する収容凹部へ流入するのを防止するとと
もに、外部に流出するのを防止する。 【解決手段】 容器本体1に独立して形成され、かつ平
坦面3bを有する区画壁3により区画された複数の収容
凹部2a〜2cと、前記容器本体1の周縁部に形成さ
れ、かつ平坦面7aを有するとともに前記区画壁3に連
なる周縁壁7と、前記容器本体1に対して嵌合可能な蓋
体11に形成され、かつ容器本体1と蓋体11との嵌合
により前記区画壁3の平坦面3aに対して面接触可能な
接触部13aを有する嵌合部13と、前記蓋体11に形
成され、かつ前記容器本体1の周縁壁7に対して嵌合可
能な嵌合部17とを備えている。なお、容器本体1及び
蓋体11は、通常、プラスチックシートの成形体で構成
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、惣菜などの調理食
品、特に流動性成分(煮汁、スープ、オイル、ドレッシ
ングなど)を含む汁物食品(野菜や魚介類の煮物、惣
菜、サラダなど)を独立して収容するのに適した包装用
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】デパート、スーパーマーケットなどにお
いて、惣菜類を収容するためのプラスチック製包装用容
器が使用されている。この包装用容器は、通常、収容凹
部を有する容器本体と、この容器本体の開口部を開閉可
能な蓋体とで構成されている。また、惣菜の種類によ
り、蓋体が容器本体に対してヒンジ式に連結されている
場合がある。
【0003】しかし、このような包装容器では単一の惣
菜しか収容できないため、複数の惣菜を購入する場合、
嵩張るとともに複数の容器が必要となり、利用者にとっ
て利便性が十分でない。
【0004】利便性の観点から、種類の異なる複数の惣
菜類を収容するための包装用容器も利用されている。こ
の種の包装用容器は、通常、複数の収容凹部が独立して
形成された容器本体と、この容器本体に対して嵌合可能
な蓋体とで構成されている。このような容器では、1つ
の容器で独立した複数の収容凹部に異なる種類の食品を
収容でき、利便性を大きく向上できる。
【0005】しかし、複数の収容凹部のうち少なくとも
1つの収容凹部に汁物食品を収容すると、容器の傾斜や
傾倒に伴って、汁が隣接する収容凹部の惣菜に流入・混
入し、外観だけでなく、食味、食感を損なう。さらに
は、収容凹部に汁物食品を収容すると、隣接する収容凹
部だけでなく外部にまで汁が流出し、身体や衣類などを
汚染する場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、収容凹部に汁物食品を収容しても隣接する収容凹部
の食品への流動性成分(煮汁などの液体成分など)の混
入を確実に防止できる包装用容器を提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の目的は、種類の異なる複数の
食品を収容しても流動性成分が他の収容凹部に流入・混
入するのを防止できるとともに、外部に流出するのを確
実に防止できる包装用容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を達成するため鋭意検討した結果、容器本体の複数の収
容凹部を、平坦面を有する区画壁で区画して独立凹部と
して形成し、この区画壁と連なる周縁壁に対する蓋体の
嵌合に伴って、前記区画壁の平坦面に対して接触可能な
接触部を蓋体に形成すると、収容凹部に汁物食品を収容
しても他の収容凹部の食品に液体成分が流入することを
有効に防止できることを見いだし、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明の容器は、収容凹部を有
する容器本体と、この容器本体に対して嵌合可能な蓋体
とで構成された容器であって、前記容器本体に独立して
形成され、かつ平坦面を有する区画壁により区画された
複数の収容凹部と、前記容器本体の周縁部に形成され、
かつ平坦面を有するとともに前記区画壁に連なる周縁壁
と、前記蓋体に形成され、かつ容器本体と蓋体との嵌合
により前記区画壁の平坦面に対して接触可能な接触部
と、前記蓋体に形成され、かつ前記容器本体の周縁壁に
対して嵌合可能な嵌合部とを備えている。このような容
器において、通常、容器本体の区画壁の平坦面と、蓋体
の接触部とは面接触可能である。また、蓋体の接触部
は、容器本体の区画壁に対して嵌合可能な第1の嵌合部
に形成してもよい。さらに、区画壁及び壁部は、容器本
体の開口部から底部に向かって幅狭となる断面形状を有
していてもよく、蓋体の接触部及び嵌合部は、前記区画
壁及び壁部に対してそれぞれ嵌合可能であるとともに、
嵌合により区画壁及び壁部の平坦面に対して面接触可能
であってもよい。前記蓋体は、容器本体の収容凹部に対
応して複数の膨出部を有していてもよい。なお、容器本
体及び蓋体は、通常、プラスチックシートの成形体で構
成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照しながら
本発明をより詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の容器の一例を示す概略分解
斜視図、図2は図1の容器本体と蓋体との嵌合状態を示
す概略断面図である。
【0012】包装用容器は、複数の収容凹部(この例で
は3つの収容凹部)2a〜2cを有する平面ほぼ四角形
状の容器本体1と、この容器本体に対して嵌合可能であ
り、かつ前記収容凹部2a〜2cに対応して複数の膨出
部12a〜12cを有する平面ほぼ四角形状の蓋体11
とで構成されている。また、容器本体1及び蓋体11
は、それぞれプラスチックシート(スチレン系樹脂シー
ト、プロピレン系樹脂シートなど)を、真空成形、圧空
成形などの成形法により成形することにより形成されて
いる。
【0013】前記容器本体1の複数の収容凹部2a〜2
cは、それぞれ開口部から底部に向かって径が小さくな
る傾斜側壁4を有しているとともに、美観を向上させる
と共に傾倒により収容凹部2a〜2cの流動性成分が角
部に集合して集中するのを防止するため、平面形状にお
いて各収容凹部2a〜2cのコーナー部は湾曲してい
る。また、各収容凹部2a〜2cの底部には、収容物を
載置可能な台部5が形成されているとともに、この台部
の周縁には、流動性成分又は液体成分を貯留可能な溝部
6が形成されている。
【0014】複数の収容凹部2a〜2cは、それぞれ、
シートの基準面(シート面)に対応する平坦な上端面
(平坦面)3aを有する区画壁3により区画されている
とともに、前記容器本体1の周縁部には、平坦な上端面
(平坦面)7aを有するとともに前記区画壁3に連なる
断面コ字状の周縁壁7が形成されている。すなわち、前
記複数の収容凹部2a〜2cの傾斜側壁4の上縁は、幅
狭の平坦面3aを介して、立設する断面コ字状の区画壁
3及び周縁壁7に連なっており、前記複数の収容凹部2
a〜2cは、それぞれ、前記区画壁3及び周縁壁7によ
り独立している。また、前記区画壁3の平坦面3aと周
縁壁7の平坦面7aも連なっており、シートの基準面
(シート面)に対応して、ほぼ同一平面を形成してい
る。
【0015】また、前記区画壁3の平坦面3aは周縁壁
7よりも幅広に形成されており、前記区画壁3の平坦面
3aの幅は、周縁壁7の平坦面7aの幅よりも大きく形
成されている。特に、区画壁3は平面Y字状に湾曲して
延出して形成され、各区画壁3が集合する集合域又は各
区画壁が交差する交差域(この例では中央部)には広い
面積の平坦部3bが形成されている。さらに、区画壁3
と周縁壁7との集合域又は交差域においても区画壁3は
湾曲し、面積の大きな平坦部7bが形成されている。な
お、前記区画壁3の平坦面3aは周縁壁7とほぼ同じ幅
に形成してもよく周縁壁7よりも幅狭に形成してもよ
い。また、前記区画壁3及び周縁壁7は、それぞれ、容
器本体1のベース平坦面(シート基準面)を規定する上
部壁の上部平坦面3aと、この上部平坦面から延びる側
壁の側部平坦面3cとを備えている。
【0016】さらに、蓋体11との嵌合度を向上させる
ため、前記区画壁3及び周縁壁7は、それぞれ、容器本
体1の開口部から底部に向かって両側壁の間隔が幅狭と
なる断面形状(蟻溝状の断面形状)を有している。この
例では、区画壁3及び周縁壁7の両側壁は、容器本体1
の開口部から底部に向かって若干幅狭に形成されてお
り、容器本体1のシートの基準面からの鉛直線に対し
て、収容凹部2a〜2cの底部から開口部側に向かって
4〜8°程度の角度で外方に傾斜している。
【0017】一方、蓋体11には、前記複数の収容凹部
2a〜2cに対応して、容器本体1の区画壁3及び周縁
壁7と収容凹部2a〜2cとの間に介在する平坦部3d
よりも幅広の平坦部14aを介して、開口部側が径大と
なる傾斜壁部14を有する複数の膨出凹部(膨出部)1
2a〜12cが形成されている。また、蓋体11には、
容器本体1の区画壁3に対して嵌合可能な断面コ字状の
第1の嵌合部(嵌合凹部)13と、容器本体1の周縁壁
7に対して嵌合可能な断面コ字状の第2の嵌合部(嵌合
凹部)17とが形成されている。容器本体1の収容凹部
2a〜2cと同じく、前記蓋体11の複数の膨出凹部1
2a〜12cは、それぞれ、前記第1の嵌合部13及び
第2の嵌合部17により区画され、独立している。
【0018】さらに、断面コ字状の前記第1の嵌合部1
3及び第2の嵌合部17は、シートの基準面(シート
面)に対応する平坦面13aを備えた上部壁を有してお
り、この上部壁の内面13aは、容器本体1との嵌合に
より、区画壁3及び周縁壁7の上部平坦面3aと面接触
可能である。また、断面コ字状の前記第1の嵌合部13
及び第2の嵌合部17の両側壁は、容器本体1の区画壁
3及び周縁壁7の両側壁に対応して、蓋体11のシート
の基準面からの鉛直線に対して、膨出凹部12a〜12
cの底部から開口部側に向かって4〜8°程度の角度で
内方に傾斜している。
【0019】なお、前記容器本体1及び蓋体11は、保
管及び輸送容積を小さくするため、それぞれ、スタック
可能である。また、前記容器本体1及び蓋体11の周縁
部には、幅狭の鍔部(フランジ部)8,18が形成され
ており、容器本体1及び蓋体11の各コーナー部には、
嵌合した容器本体1と蓋体11との嵌合を容易に解除す
るための剥離代9,19が形成されている。
【0020】そして、前記蓋体11に形成された第1の
嵌合部13の内壁(平坦面)13aは、区画壁3との嵌
合に伴って区画壁3の平坦面3aに対して面接触可能な
接触部13aを構成しており、第2の嵌合部17の内壁
(平坦面)17aは、周縁壁7との嵌合に伴って周縁壁
7の平坦面7aに対して面接触可能である。この例で
は、第1の嵌合部13及び第2の嵌合部17の上部壁内
面(平坦面)13a,17aは、容器本体1との嵌合に
より、区画壁3及び周縁壁7の上部平坦面3a,7aと
面接触可能な接触部を構成している。
【0021】このような容器では、複数の収容凹部2a
〜2cに異なる食品、特に流動性成分を含む食品を収容
して傾倒させても、容器本体1の区画壁3と蓋体11の
第1の嵌合部13との嵌合及び緊密な接触により、隣接
する収容凹部2a〜2cへ流動性成分が流入するのを有
効に防止できる。特に、平面形状においてコーナー部が
湾曲した収容凹部2a〜2cにより、流動性成分を収容
凹部2a〜2cの一箇所に集中させることなく、収容凹
部2a〜2cの湾曲面に沿って流動性成分を分散できる
と共に、集合域又は交差域の平坦面3bの面積が大きい
ため、流動性成分が隣接する収容凹部2a〜2cへ流入
するのを確実に防止できる。また、容器本体1の周縁壁
7と蓋体11の第2の嵌合部17との嵌合及び面接触に
より、流動性成分が容器から漏出又は流出するのも確実
に防止できる。特に、容器本体1の区画壁3及び周縁壁
7、および蓋体11の第1及び第2の嵌合部13,17
が、薄いプラスチックシートの成形により互いに連なっ
て形成されているため、各壁部3,7及び嵌合部13,
17の弾力性及び復元性が高く、容器本体1と蓋体11
とを緊密に嵌合できると共に、嵌合の解除も容易であ
る。
【0022】なお、容器本体には複数の収容凹部が形成
されていればよく、収容凹部の数は特に制限されず、通
常、2〜7個(特に2〜5個)程度である。収容凹部の
形状は特に制限されず収容凹部の数や配置形態などに応
じて選択でき、側壁を傾斜させる必要はない。また、各
収容凹部の底部には、必ずしも台部を形成する必要はな
く、台部及び溝部の形状は特に制限されず、収容凹部の
形状などに応じて適当に選択でき、例えば、格子状など
であってもよい。
【0023】なお、平面形状において、収容凹部のコー
ナー部は湾曲させる必要はないが、美観を向上させると
共に容器を傾斜させたときに流動性成分が収容凹部の特
定の部位に集中するのを防止するためには、コーナー部
が湾曲しているのが好ましい。また、各区画壁の集合又
は交差域(及び/又は各区画壁と周縁壁との集合又は交
差域)では、各区画壁が幅広に湾曲して集合し面積の大
きな領域(又は各区画壁よりも幅又は面積の大きな平坦
面)を形成するのが好ましい。
【0024】前記容器本体に形成された区画壁及び周縁
壁の断面形状は、平坦面を有する限り、例えば、上部壁
が外方へ膨出して湾曲し、側壁が平坦な形状であっても
よく、上部壁が平坦で、側壁が側方へ膨出して湾曲した
形状などであってもよい。容器本体と蓋体との嵌合度を
向上させると共に容器本体からの蓋体の脱離を容易にす
るため、区画壁及び周縁壁の両側壁は、前記のように、
容器本体の開口部から底部に向かって幅狭となる蟻溝状
であるのが好ましく、両側壁は、通常、容器本体の基準
水平線からの鉛直線に対して1〜10°(好ましくは3
〜9°、特に4〜8°)程度外方に傾斜している。
【0025】流動性成分が隣接する収容凹部に流入する
のを有効に規制するため、好ましい区画壁及び/又は周
縁壁は、容器本体の開口部から底部に向かって幅狭とな
る断面形状を有しているとともに、蓋体には、前記容器
本体の区画壁及び周縁壁に対して嵌合可能な嵌合部が形
成されている。
【0026】また、区画壁及び周縁壁の平坦面は、上部
壁の上部平坦面と、容器本体のベース平坦面から立ち上
がる側壁の側部平坦面とで構成でき、上部平坦面及び側
部平坦面のうち少なくともいずれか一方の平坦面が蓋体
の接触部と接触可能であればよい。
【0027】前記区画壁の平坦面の幅は、隣接する収容
凹部間において流動性成分の流入を抑制できる限り特に
制限されず、例えば、周縁壁の平坦面の幅と同等又は小
さく形成してもよい。さらに、複数の収容凹部を区画す
る各区画壁が集合する集合域又は各区画壁が交差する交
差域の面積は、各区画壁よりも幅広にする必要はない
が、流動性成分の混入を有効に防止するためには、交差
域は各区画壁よりも大きな面積の平坦面を有するのが好
ましい。
【0028】蓋体は、容器本体に対して着脱可能に嵌合
できる限り、容器本体と独立している必要はなく、容器
本体に対してヒンジ式に連結してもよい。蓋体は、容器
本体の収容凹部に対応して複数の膨出部を有する必要は
なく、少なくとも前記容器本体の区画壁に対して接触可
能な接触部を有し、かつ周縁壁に対して嵌合可能であれ
ばよい。
【0029】流動性成分(煮汁などの液体成分など)が
隣接する収容凹部に流入するのを規制するため、前記蓋
体は、前記区画壁の平坦面に対して少なくとも接触可能
(特に少なくとも線接触可能、中でも面接触可能)な接
触部を備えていればよい。さらに、流動性成分(煮汁な
どの液体成分など)が容器から漏出又は流出するのを規
制するため、前記蓋体は、前記周縁壁の平坦面に対して
少なくとも接触可能(特に少なくとも線接触可能、中で
も面接触可能)な接触部を備えているのが好ましい。こ
れらの接触部は、前記区画壁及び/又は周縁壁の上部平
坦面のみならず、前記区画壁及び/又は周縁壁の側部平
坦面、容器本体のベース平坦面から選択された少なくと
も1つの平坦面との接触部であってもよい。前記蓋体の
接触部は、前記区画壁及び/又は周縁壁のうち少なくと
も上部平坦面との接触部で構成するのが好ましい。
【0030】蓋体の接触部は、容器本体と蓋体との嵌合
に伴って容器本体の区画壁に対して接触可能である限
り、第1の嵌合部に形成する必要はないが、隣接する収
容凹部への流動性成分の流入を有効に規制するために
は、第1の嵌合部に形成されているのが好ましい。
【0031】容器本体と蓋体との接触部(特に、容器本
体の区画壁及び/又は周縁壁と、蓋体の第1の嵌合部及
び/又は第2の嵌合部との接触部)には、流動性成分が
隣接する収容凹部に流入したり容器の外部へ流出するの
を有効に防止するため、液溜部を形成してもよい。この
液溜部は、前記接触部における容器本体及び蓋体のうち
少なくともいずれか一方に形成された凹部で構成するこ
とができ、この凹部は、区画壁及び周縁側部(及び/又
は第1の嵌合部及び第2の嵌合部)に沿って連続的又は
非連続的(規則的又はランダム)に形成してもよい。ま
た、液溜凹部を連続的に形成する場合、一条に形成して
もよく複数条に形成してもよい。さらに、区画壁の集合
域又は交差域には、液溜容量を向上させるため、容積の
大きな凹部を形成してもよく、この凹部からは放射状な
どの凹溝を延出させてもよい。
【0032】容器本体及び蓋体は、種々の成形材料(例
えば、紙など)で形成できるが、通常、プラスチックシ
ート(例えば、スチレン系樹脂シート、オレフィン系樹
脂シートなど)の成形体で構成されおり、プラスチック
シートは、単層シートに限らず複合シートであってもよ
い。
【0033】本発明は、種々の食品、特に種類の異なる
複数の食品において、流動性成分を含む食品(煮物、惣
菜など)を包装するための容器として有効である。
【0034】
【発明の効果】本発明では、区画壁により複数の収容凹
部が区画されているとともに、容器本体と蓋体との嵌合
に伴って蓋体の接触部が前記区画壁の平坦面に接触する
ので、収容凹部に汁物食品を収容しても隣接する収容凹
部の食品への流動性成分(汁などの液体成分)の混入を
確実に防止できる。また、容器本体の周縁壁に対して蓋
体の嵌合部が嵌合可能であるため、種類の異なる複数の
食品を収容しても流動性成分(煮汁などの液体成分な
ど)が他の収容凹部に流入・混入するのを防止できると
ともに、外部に流出するのを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の容器の一例を示す概略分解斜視
図である。
【図2】図2は図1の容器本体と蓋体との嵌合状態を示
す概略断面図である。
【符号の説明】
1…容器本体 2a〜2c…収容凹部 4…傾斜側壁 5…台部 6…溝部 3a,7a…平坦面 3…区画壁 7…周縁壁 11…蓋体 12a〜12c…膨出部 14…傾斜壁部 13…第1の嵌合部 17…第2の嵌合部 13a,17a…平坦面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA10 BA13 BA14 BA16 BA22 DA01 DA02 DE11 DE12 FA04 GA02 GA03 3E067 AA03 AA11 AB01 AB02 AB08 BA26A BB14A BB16A BB25A BC07A EA18 EA35 3E084 AA05 AA24 AB01 AB10 BA01 CA03 CC03 DA03 DB13 EA10 EC03 FA09 FC03 GA08 GB12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容凹部を有する容器本体と、この容器
    本体に対して嵌合可能な蓋体とで構成された容器であっ
    て、前記容器本体に独立して形成され、かつ平坦面を有
    する区画壁により区画された複数の収容凹部と、前記容
    器本体の周縁部に形成され、かつ平坦面を有するととも
    に前記区画壁に連なる周縁壁と、前記蓋体に形成され、
    かつ容器本体と蓋体との嵌合により前記区画壁の平坦面
    に対して接触可能な接触部と、前記蓋体に形成され、か
    つ前記容器本体の周縁壁に対して嵌合可能な嵌合部とを
    備えている容器。
  2. 【請求項2】 容器本体の区画壁の平坦面と、蓋体の接
    触部とが面接触可能である請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 蓋体の接触部が、容器本体の区画壁に対
    して嵌合可能な第1の嵌合部に形成されている請求項1
    記載の容器。
  4. 【請求項4】 区画壁及び壁部が、容器本体の開口部か
    ら底部に向かって幅狭となる断面形状を有しているとと
    もに、蓋体の接触部及び嵌合部が、前記区画壁及び壁部
    に対してそれぞれ嵌合可能であるとともに、嵌合により
    区画壁及び壁部の平坦面に対して面接触可能である請求
    項1記載の容器。
  5. 【請求項5】 蓋体が、容器本体の収容凹部に対応して
    複数の膨出部を有している請求項1記載の容器。
  6. 【請求項6】 容器本体及び蓋体が、プラスチックシー
    トの成形体である請求項1記載の容器。
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