JP2001197216A - 端末網制御装置 - Google Patents

端末網制御装置

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JP2001197216A JP2000007388A JP2000007388A JP2001197216A JP 2001197216 A JP2001197216 A JP 2001197216A JP 2000007388 A JP2000007388 A JP 2000007388A JP 2000007388 A JP2000007388 A JP 2000007388A JP 2001197216 A JP2001197216 A JP 2001197216A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ISDNのTAのアナログポートに接続される
端末網制御装置において、発信者番号通知機能を利用し
たノーリンギング通信を行う場合のTAの動作モード設
定を簡単に行う。 【解決手段】PB信号によりTAの動作モードを設定す
るためのPB信号操作手順をメモリ部114に記憶さ
せ、端末発呼のためのダイヤル手段としてのPB信号送
出手段により、メモリ部114に記憶したPB信号を送
出してTA41の動作モードを設定する。メモリ部11
4には複数種類のTAに対応したPB信号操作手順を記
憶しておき、運用途中でユーザのTAの種類が変更され
ても、センターシステムや設定器から通信により指示を
出し、新しいTAの動作モードを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDN(Integr
ated Services Digital Network:総合デジタル通信
網)に代表されるデジタル回線を使用してデータ通信を
行う通信システムにおいて、TA(Terminal Adapter)
のアナログポートに接続され、発信者番号が付加された
着信により、TAからアナログポートに送出される発信
者番号信号により、ノーリンギング着信できる端末網制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】端末側システムとセンタ側システムとの
間でISDN等のデジタル回線を使用してデータ通信を
行う通信システムにおいては、図1に示すように、端末
網制御装置10にメータ43や電話機7が接続され、こ
れらアナログ回線用機器をデジタル回線に接続できるよ
うにするため、接続機器としてターミナルアダプタ(T
A)41のアナログポート411に端末網制御装置10
が接続され、回線終端装置(DSU)40、端末網交換
局3、センタ側交換局2を経てセンタ側システム1とデ
ジタル回線網で結ばれている。なお、TA41のデジタ
ルポート410にはパーソナルコンピュータ5が、ま
た、アナログポート412にはファクシミリ6が接続さ
れている。
【0003】ところで、特開平7−107197号公報
に記載のものでは、電話回線を利用して端末側システム
とセンタ側システムとの間でデータ通信を行う通信シス
テムにおいて、発信者番号が付加された着信により発信
者番号信号を検出し、検出された発信者番号が前記セン
タ側システムからの発信であるとき、ノーリンギング通
信を行う端末網制御装置が提案されているが、この装置
を図1に示すような通信システムに使用するには、着信
時にTA41のアナログポートから発信者番号信号を送
出するようにTA41の動作モードを設定する必要があ
る。
【0004】このTAの動作モードの設定方法として
は、図1に示すように、データポートに接続したパーソ
ナルコンピュータ5等による通信操作により行うか、ま
たは、アナログポートに接続した電話機7のPBボタン
をTA41の取扱説明書を見ながら操作しPB信号によ
り設定する方法であった。
【0005】図2は電話機7のPBボタンを操作してP
B信号によりTA41の設定を行うフローチャートであ
る。この図2に基づいてTAの動作モードの設定手順を
説明すると、まず、受話器をあげ(ステップ1)、ダイ
ヤルトーンを確認した後(ステップ2)、動作モードを
設定する指示を、‘*’、 ‘*’、 ‘1’のPBボタ
ンを押してTA側に送出する(ステップ3)。TA41
側からの可聴音信号や音声合成による応答を確認しなが
ら(ステップ4)、順に設定したいポートを選択する
(ステップ5)。例えば、設定したいポートがアナログ
ポート1の場合、‘1’のPBボタンを押し、TA41
から応答があれば、次に、TA41の発信者番号表示機
能を利用するため、その設定の選択を行い(ステップ
7)、TA41の応答があった後に、発信者番号表示を
「する」を指示するために‘1’のPBボタンを押す
(ステップ9)。TA41からの応答後、操作終了の指
示である‘♯’を押し(ステップ11)、受話器をおい
て(ステップ13)、TA41の動作設定を完了する。
これらの操作を完了してから、端末網制御装置10の動
作チェックを行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、デジタ
ル回線を使用して端末網制御装置とセンタ側システムと
の間でデータ通信を行う通信システムにおいて、発信者
番号が付加された着信により発信者番号信号を検出し、
検出された発信者番号が前記センタ側システムからの発
信であるときにノーリンギング通信を行うには、着信時
にTAのアナログポートから発信者番号信号を送出する
ようにTAの動作モードを設定する必要があり、通常、
この設定にはTAに接続されたパーソナルコンピュータ
や電話機のPBボタンを操作して行わなくてはならな
い。
【0007】しかしながら、端末網制御装置の設置時に
は、TAは通常、屋内に設置されているので、端末網制
御装置を屋外に設置し配線工事を完了した後、ユーザに
許可を得て、宅内でパーソナルコンピュータを操作させ
てもらったり、また、市販のTAの動作モードの設定方
法は、TA毎に異なるので、ユーザのTAの取扱説明書
を確認しながら電話機のPBボタンを操作して設定する
必要がある。従って、TAの動作モードの設定に時間が
かかるなど、ユーザに迷惑をかけたり、さらには端末網
制御装置の取り付けを断られたりすることがあった。
【0008】また、設置後には、ユーザが、TA等の接
続機器を変更したり、TAの設定を工場出荷時の設定に
戻してしまうなどして、端末網制御装置を設置したとき
のTAの動作設定内容とは違う内容になリ端末網制御装
置が正常に動作しなくなることがあった。このような場
合には、システム運営者がユーザ宅まで出向き、TAの
動作設定を再度行うなどの処置が必要であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る端末網制御
装置は、上記の課題を解決するために、TAなどの接続
機器の動作モードを設定するための設定信号の操作手順
を記憶する操作手順記憶手段と、端末発信のための設定
信号送出手段とを備え、この設定信号送出手段により、
操作手順記憶手段に記憶された設定信号を送出して接続
機器の動作モードを設定し、端末網制御装置の設置時の
接続機器の動作設定を簡単に行えるようにしたものであ
る。
【0010】ここで、接続機器としては、TAが例示で
きるが、その他、DSUとTAが一体になったもの、ル
ータと呼ばれるTAの機能を有するものも含む概念であ
る。また、設定信号としては電話回線に使用されるPB
信号が例示できるが、TAなどの接続機器の動作モード
を設定できるものならば特に限定されず、FSK信号や
PSK信号であってもよい。
【0011】また、市販のTAの動作モードの設定方法
はTA毎に異なるので、操作手順記憶手段では、複数の
種類のTAに対応できるように複数の操作手順を記憶で
きるようにするのが望ましい。これに対応して、接続さ
れるTAの種類の指示を受ける通信手段を備え、設定信
号送出手段は、通信により接続されるTAの種類を指示
されたとき、指示されたTAの種類に対応したPB信号
等の操作手順に従い設定信号を送出するようにすれば、
運用途中でユーザのTAの種類が変更されても対応する
ことができる。
【0012】また、端末網制御装置に設定信号操作手順
を受信するための通信手段を備え、通信により設定信号
操作手順を受信し、受信した設定信号操作手順を操作手
順記憶手段に記憶させるようにすれば、端末網制御装置
の設置時にTA等の接続機器に対応した操作手順の記憶
が可能となる。
【0013】この通信の相手先としては、センタ側シス
テム、あるいは端末網制御装置の内部設定データを設定
する設定器が例示できる。設定器との通信による場合、
端末網制御装置では、設定器のキー操作に対応するPB
信号等の設定信号を送出してTAの動作モードを設定す
るとともに、この操作手順を記憶する操作手順記憶手段
に記憶するようにすれば、操作手順の記憶と設定動作と
が並行して行える。
【0014】操作手順記憶手段としては、端末網制御装
置内に設置されたRAMが例示できるが、このメモリと
して記憶容量が大きくかつ書き換え可能なEEPROM
やフラッシュROMなどの不揮発性メモリが好適であ
る。
【0015】上記のような操作手順記憶手段において
は、前回操作したPB信号操作手順を記憶させておくこ
とが可能であり、これと合わせて周期的に再設定操作を
行うタイマー手段を備え、このタイマー手段からの計時
信号により設定信号送出手段から周期的に設定信号を送
出するようにすれば、動作設定を周期的に繰り返すの
で、ユーザにより接続機器の動作モードが変更されて
も、端末網制御装置の設置時の設定に戻すことができ
る。
【0016】また、設定するTA等の接続機器によって
は、設定信号送出手段から設定信号を送出しても応答が
遅い機種もあり、単純に設定信号を順次送出してもTA
等の接続機器の設定を失敗することがある。これに対応
するには、操作手順記憶手段に記憶される設定信号操作
手順には各種接続機器の応答が十分できる待ち時間を指
示する手順を含むようにし、設定信号送出手段から待ち
時間の指示信号に従いタイマー手段によって計時した時
間後に、次の設定信号を送出するようにすれば、各種接
続機器の応答に対応することができる。
【0017】同様に、設定するTA等の接続機器によっ
ては、PB信号以外に、ダイヤルトーン、リングバック
トーン、ビジートーンなどのコールプログレストーン
(CPT)によって応答するものがあるので、単純にP
B信号等の設定信号を順に送出するだけではTAの動作
設定に失敗することがある。従って、このようなCPT
によって応答するTAに対応するために、コールプログ
レストーン検出手段を備え、設定信号操作手順にコール
プログレストーン受信手順を含むようにすれば、TA等
の接続機器の動作モードの設定がより確実に行える。
【0018】上述の通り、端末側システムとセンタ側シ
ステムとの間でデジタル回線を使用してデータ通信を行
う通信システムにおいて、回線に接続されたTA等の接
続機器の動作設定を、そのアナログポートに接続された
端末網制御装置から簡単に行うことができる。そのた
め、端末網制御装置の設置後において、発信者番号が付
加された着信により発信者番号信号を検出し、この検出
された発信者番号がセンタ側システムからの発信である
ときにノーリンギングで行うデータ通信もスムーズにで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係る端末網制御装置の実
施の形態を図3〜図11に基づいて説明する。本発明の
実施の形態を示す端末網制御装置が適用されたシステム
構成は、「従来の技術」の欄で説明した図1に示す構成
と基本的に同様である。そのため、以下の説明において
は図1を再び参照する。
【0020】端末網制御装置10は、図1に示す端末側
システム4のTA41のアナログポート411に接続さ
れ、ガスメータ43と電話機7が接続されている。設定
器8は工事やメンテナンスの時など必要時に接続され
る。
【0021】図3は本実施形態における端末網制御装置
の内部構成を示すブロック図である。端末網制御装置1
0は、回線の極性の反転を検出する極反検出部101
と、呼出信号(リンガー)を検出する呼出信号検出部1
02と、回線のオフフックを検出するオフフック検出部
103と、端末側から発呼するためのダイヤル部104
と、回線を通して外部と送受信を行う回線通信部105
と、電話機7を回線に対して接続したり切り離したりす
るリレーを有する切替部106と、ガスメータ43や設
定器8が接続されるインターフェース部116、117
を有する端末機器通信部115と、これら各機能部を制
御する制御部111と、内蔵電池118とを備えたもの
である。
【0022】制御部111は、マイクロコンピュータ1
12、メモリ部114及びタイマー部113を備えてい
る。回線通信部105は、デジタル信号とアナログ信号
とを変調又は復調するモデム部107、PB信号受信部
108、PB信号送信部109、及びコールプログレス
トーン(CPT)を検出するCPT検出部110とを備
えている。
【0023】PB信号操作手順記憶手段としてのメモリ
部114には、TA41の動作モードを設定するための
PB信号操作手順が記憶されている。図4はメモリ部1
14におけるPB信号テーブルである。図5はTA設定
の動作フローチャートである。
【0024】この図4及び図5に基づいて端末網制御装
置10の設置時におけるTA41の基本的設定動作を説
明すると、まず、ダイヤル手段であるダイヤル部104
によリオフフックし(ステップ21)、TA41からの
応答時間として3秒間待った後(ステップ22)、図4
に示すTA設定のためのPB信号テーブルから先頭の値
を読みとる(ステップ23)。この場合、テーブルの値
が‘*’であるので、PBテーブルから‘*’のPB信
号を100msec間送出する(ステップ25)。次
に、TA41の処理時間を考慮して100msec間待
った後(ステップ26)、PB信号テーブルの次の値を
取り出し、‘空’でないか判断し(ステップ24)、
‘空’でなければ読みとった値のPB信号を送出し、
‘空’ならば、設定信号操作手順が終了したことを表す
ので、オンフックし(ステップ27)、TAの設定動作
が完了となる。
【0025】上記基本的な設定動作はメモリ部114に
記憶されている操作手順が単一の場合である。しかしな
がら、TA41は機種によって設定動作が異なるので、
メモリ部114には、これに対応して複数の操作手順を
記憶しておき、運用途中でユーザのTAの種類が変更さ
れても、センター側システム1や設定器8から通信によ
り指示を出し、簡単に新しいTAの動作モードを設定で
きる。
【0026】図6は、PB信号操作手順記憶手段として
のメモリ部114に記憶されている複数の種類のTA設
定に対応したPB信号テーブルである。図6において、
左の列の(A)〜(X)はTAの種類を表している。端末網制
御装置10は、図3に示すように、センタ側システム1
との通信手段である回線通信部105、または、設定器
8との通信手段である端末機器通信部115を備えてい
るか、もしくは、両方を備えており、これらの通信手段
からの指示により、指示された接続機器の種類に対応し
た設定信号操作手順に従い、TA41に設定信号を送出
するようにしている。
【0027】端末網制御装置10は、これらの通信手段
から、TA41を設定するためのPB信号操作手順を受
信し、PB信号操作手順記憶手段であるメモリ部114
に記憶する。この操作手順は複数の種類のTA毎に送ら
れてくれば、複数種類のTA設定のためのPB信号テー
ブルとして記憶する。
【0028】これらの通信手段により、端末網制御装置
10が接続されているTA41の種類を通知する電文を
受信すると、そのTAに対応するPB信号テーブルを読
み取り、図5に示すTA設定の動作フローチャートに従
い設定動作を行う。例えば、通知されたTAの種類が
(C)ならば、PB信号‘#’、‘1’、 ‘2’、
‘*’、‘4’、‘1’、‘1’、‘*’、‘*’、
‘1’、‘♯’、‘♯’を順に送出する。
【0029】端末網制御装置10のメモリ部114に記
憶されているTA以外のTAに変更された場合は、設定
器のキー操作によって電話機と同じように設定できる。
その設定動作を図7及び図8に基づいて説明する。図7
は設定器の操作キーの説明図、図8は設定器のキーによ
る手動設定のフローチャートである。
【0030】まず、設定器8を操作して端末網制御装置
10をTA41を設定器8のキ―操作で設定する手動設
定モードにする。端末網制御装置10では、設定器8か
ら手動設定モードの電文を受信すると(ステップ3
1)、ダイヤル部104によりオフフックし(ステップ
32)、手動設定モードに入る。この手動設定モードに
おいて、設定器8で0から9の数字と、*、♯のキーが
押されたとき、端末網制御装置10では、どのキーが押
されたかを受信し(ステップ33)、押されたキーに対
応するPB信号を100msec間送出する(ステップ
36)。回線の接続端子(図示略)にモニタスピーカを
接続しておけば、PB信号を聞きながら設定器8により
操作もできる。工事者は、TAの取扱説明書に従い設定
器8のキーを操作すればよく、ユーザの宅内電話機を使
わずに、屋外に設置する端末網制御装置10でユーザ宅
内のTA41を設定することができる。
【0031】このとき、操作手順をメモリ部114のP
B信号テーブルに記憶しておき(ステップ35)、ユー
ザが誤ってTAを工場出荷時の状態に戻したときなど、
再度、設定しなければならない場合、メモリ部114に
記憶した操作手順を使用することができる。なお、上記
手動設定モードにおいて、設定器8で0から9の数字お
よび*、♯以外のキーが押されたとき、端末網制御装置
10では、手動設定モードの終了と判断し(ステップ3
8)、オンフックし(ステップ39)、操作を終了す
る。
【0032】また、メモリ部114に記憶した操作手順
の利用方法としては、端末網制御装置10からTA41
に対して周期的に再設定操作を行うようにしてもよい。
すなわち、ユーザがTAを使用している間にTAの設定
を変更したり、工場出荷時の設定に戻してしまうなどし
て、端末網制御装置を設置したときのTAの設定内容と
は違ってしまい、端末網制御装置10が正常に動作でき
なくなることがある。これに対応して、前回操作したP
B信号操作手順をメモリ部114に記憶しておき、タイ
マー手段であるタイマー部113により、操作したとき
から周期的(例えば、1回/日)に同じ設定操作を行う
ようにすれば、ユーザによるTAの動作モードが変更さ
れても、端末網制御装置10では、1周期以内には、設
置時の設定に戻すことができる。この場合のメモリ部1
14は、電気的消去書き込み可能なEEPROMやフラ
ッシュROMなどが好適である。
【0033】また、設定するTA41によっては、PB
信号による設定操作の手順において、TAからの応答が
遅かったり、音声で操作手順を知らせるものやコールプ
ログレストーン(CPT)で応答をするものがあるの
で、単純にPB信号を順に送出していたのでは、設定を
失敗することがある。その対策として、メモリ部114
に記憶される操作手順に待ち時間を入れたり、CPT検
出部110を備えた構成とする。
【0034】図9は、待ち時間を指示する手順が含まれ
たPB信号テーブルである。この例では、文字‘P’が
あれば、続く数字‘2’の秒数の間、時間待ちをするこ
とを示す。
【0035】図10は、コールプログレストーン検出手
順が含まれたPBテーブルとCPTのパターンを示す説
明図である。この例では、文字‘C’があれば、続く数
字‘1’または‘2’はコールプログレストーンのパタ
ーンを表す。 「C1」のコールプログレストーンパタ
ーンは連続のコールプログレストーンの受信待ちとな
る。この場合の連続とは3秒以上を意味する。 「C
2」のコールプログレストーンパターンは連続2秒ON
のコールプログレストーンの受信待ちとなる。
【0036】図11に待ち時間を指示する手順とコール
プログレストーン検出手順が含まれた場合のTA設定の
動作フローチャートを示す。オンフックした後(ステッ
プ41)、受信したPB信号テーブルから値を取り出し
(ステップ42)、PB信号テーブルからの値が文字
‘P’であれば(ステップ43)、続く数字の秒数の間
を待つことにより (ステップ44)、遅い応答のTA
に対応できる。
【0037】設定するTAによっては、PB信号による
設定操作の手順において、TAからの応答がコールプロ
グレストーンによるものがある。PB信号を送出した
後、応答がコールプログレストーンを用いているTAで
は、コ―ルプログレストーン受信手段を備えることによ
り確実にTAが設定できたかを確認することができる。
【0038】この例では、文字‘C’があれば(ステッ
プ45)、続く数字で表すコールプログレストーンのパ
ターンを検出すれば、それぞれのパターンに応じ次手順
に進む。文字‘C’でなければ、次に‘空’でないか判
断し(ステップ48)、‘空’でなければPB信号を1
00msec間送出し(ステップ49)、次に100m
sec間待つ(ステップ50)。‘空’ならば、設定操
作終了と判断してオンフンクし(ステップ51)、設定
操作を完了する。
【0039】上記のごとく、TA41の動作設定が完了
すれば、センタ側システム1から発信された発信者番号
が付加された着信により、端末網制御装置10におい
て、発信者番号信号を検出し、この検出された発信者番
号がセンタ側システムからの発信であるときにノーリン
ギングで通信を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、従来まで電話機のダイヤルボタンを人が操作
し、TA等の接続機器の動作モードを設定していたが、
端末網制御装置にその操作をさせることにより、端末網
制御装置の設置時に、ユーザに迷惑をかけることなく、
スムーズに屋外に設置できる。
【0041】また、複数種類の接続機器に対応した設定
信号操作手順を記憶しておくことにより、複数種類の接
続機器の動作モードを設定することができるので、運用
途中でユーザの接続機器の種類が変更されても、センタ
ーシステムや設定器から通信により指示を出し、簡単に
新しい接続機器の動作モードを設定できる。また、記憶
している複数種類の接続機器以外の接続機器に対して
は、設定器のキー操作でも電話機と同じように設定でき
る。
【0042】さらには、タイマー手段を備えることによ
り、前回行った操作手順を記憶しておき、周期的に設定
を繰り返すので、ユーザによるTAの動作モードが変更
されても、1周期以内には、設置時の設定に戻すことが
できる。
【0043】また、設定信号による接続機器の設定で
は、接続機器によっては操作手順の応答タイミングや応
答に違いがあるので、操作手順に待ち時間を入れること
や、コールプログレストーンの検出手段を備えることに
より、より確実な設定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ISDN回線における通信システム図である。
【図2】従来の電話機のPBボタンによるTAの設定フ
ローチャートである。
【図3】本発明の端末網制御装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図4】TA設定のためのPB信号テーブルである。
【図5】TA設定の動作フローチャートである。
【図6】複数の種類のTA設定に対応したPB信号テー
ブルである。
【図7】設定器の操作キーの説明図である。
【図8】設定器のキーによる手動設定のフローチャート
である。
【図9】待ち時間を指示する手順が含まれたPB信号テ
ーブルである。
【図10】コールプログレストーン検出手順が含まれた
PBテーブルとCPTのパターンを示す説明図である。
【図11】待ち時間を指示する手順とコールプログレス
トーン検出手順が含まれた場合のTA設定の動作フロー
チャートである。
【符号の説明】
1:センタ側システム 2:センタ側交換局 3:端末側交換局 4:端末側システム 5:パーソナルコンピュータ 6:ファクシミリ 7:電話機 8:設定器 9:ISDN 10:ノーリンギング通信装置 40:DSU(Digital Service Unit) 41:TA(Terminal Adapter) 43:ガスメータ 410:データポート 411:アナログポート1 412:アナログポート2 101:極反検出部 102:呼出信号検出部 103:オフフック検出部 104:ダイヤル部 105:回線通信部 106:電話機切り分けリレー 107:モデム部 108:PB信号受信部 109:PB信号送信部 110:CPT検出部 111:制御部 112:マイクロコンピュータ 113:タイマー部 114:メモリ部 115:端末機器通信部 116:メータインタフェース部 117:設定器インタフェース部 118:電池

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル回線網の接続機器のアナログポ
    ートに接続され、発信者番号が付加された着信により発
    信者番号信号を検出し、この検出された発信者番号がセ
    ンタ側システムからの発信であるときにノーリンギング
    通信を行う端末網制御装置であって、 前記接続機器の動作モードを設定するための設定信号の
    操作手順を記憶する操作手順記憶手段と、端末発信のた
    めの設定信号送出手段とが設けられ、この設定信号送出
    手段により、前記操作手順記憶手段に記憶された設定信
    号を送出することにより、前記接続機器の動作モードを
    設定するようにしたことを特徴とする端末網制御装置。
  2. 【請求項2】 前記操作手順記憶手段が複数の種類の接
    続機器に対応して複数の操作手順を記憶可能とされたこ
    とを特徴とする請求項1記載の端末網制御装置。
  3. 【請求項3】 接続される接続機器の種類の指示を受け
    る通信手段を備え、通信により接続される接続機器の種
    類を指示されたとき、指示された接続機器の種類に対応
    した設定信号操作手順に従い設定信号を送出するように
    したことを特徴とする請求項2記載の端末網制御装置。
  4. 【請求項4】 前記接続機器の動作モードを設定するた
    めの設定信号操作手順を受信するための通信手段を備
    え、通信により受信した設定信号操作手順を前記操作手
    順記憶手段に記憶するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の端末網制御装置。
  5. 【請求項5】 前記通信手段は、センタ側システムとの
    通信手段であることを特徴とする請求項3又は4記載の
    端末網制御装置。
  6. 【請求項6】 前記通信手段は、端末網制御装置の内部
    設定データを設定する設定器との通信手段であることを
    特徴とする請求項3又は4記載の端末網制御装置。
  7. 【請求項7】 前記設定器のキー操作に対応する設定信
    号を送出して、前記接続機器の動作モードを設定すると
    ともに、この操作手順を前記操作手順記憶手段に記憶す
    るようにしたことを特徴とする請求項6記載の端末網制
    御装置。
  8. 【請求項8】 タイマー手段を備え、前記操作手順記憶
    手段は、前回操作した設定信号操作手順を記憶するよう
    にされ、前記設定信号送出手段は、前記タイマー手段か
    らの計時信号を受けて周期的に設定信号を送出するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の端末網制御装
    置。
  9. 【請求項9】 タイマー手段を備え、前記操作手順記憶
    手段に記憶される設定信号操作手順には待ち時間を指示
    する手順が含まれ、前記設定信号送出手段は、前記待ち
    時間の指示信号に従い前記タイマー手段により待ち時間
    を計時した後、次の設定信号を送出するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の端末網制御装置。
  10. 【請求項10】コールプログレストーン検出手段を備
    え、前記操作手順記憶手段に記憶される設定信号操作手
    順には、コールプログレストーン受信手順が含まれるこ
    とを特徴とする請求項1記載の端末網制御装置。
  11. 【請求項11】前記設定信号がPB信号である請求項1
    〜10のいずれかに記載の端末網制御装置。
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