JP2001195938A - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP2001195938A JP2000002733A JP2000002733A JP2001195938A JP 2001195938 A JP2001195938 A JP 2001195938A JP 2000002733 A JP2000002733 A JP 2000002733A JP 2000002733 A JP2000002733 A JP 2000002733A JP 2001195938 A JP2001195938 A JP 2001195938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充填剤を充填する構造であっても、長尺部材
の配索作業を容易、かつ、確実に行えるグロメットを提
供する。 【解決手段】 グロメット10は、小径部27,大径部28を
同軸接続した段付形状の第1円筒部21に対して接続部23
を介して第2円筒部22が反転する。このグロメット10
は、接続部23を大径部28の外周面に接続することによ
り、互いの端面が離れる方向を向く第2円筒部22および
大径部28の一部同士を入れ子状に配置し、第2円筒部22
を裏返したときに、各鍔部25が大径部28の端面を覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はグロメットに係り、
特に車体パネル等の取付板に対してワイヤーハーネス等
の長尺部材を確実、かつ、容易に貫通保持できるグロメ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の車体パネルを貫通す
るようにワイヤーハーネスを配索するためのグロメット
が各種提案されている。そして、本願出願人も、ワイヤ
ーハーネスに嵌合する小径筒部と、取付孔に嵌合可能な
大径筒部と、小径筒部および大径筒部を連結するテーパ
筒部と、大径筒部の外周面に沿って設けられた溝縁部お
よび押え片とを備えたグロメットを提案した(特開平8-
212857号公報:従来例1)。この従来例1によれば、大
径筒部の内周面が外方を向くように裏返すことにより、
押え片の周縁を先細りの円筒状に変形させて取付孔に挿
通させ、次いで小径筒部を取付孔に引き込めば、押え片
が初期形状に復元しようとする反発力により、溝縁部が
取付孔の開口縁部に係合するように大径筒部が初期形状
に復元し、これにより小さい力で簡単、かつ、確実にワ
イヤーハーネスを配索できる。
【0003】ところで、従来例1のような反転式のグロ
メットは、ワイヤーハーネスの配索にあたって、大径筒
部を裏返した後、小径筒部の外周面と押え片との間に取
付孔の開口縁部が相対的に案内されると、車体パネルに
押されて押え片が初期形状に復元する虞れがある。従っ
て、反転式のグロメットにおいては、ワイヤーハーネス
を容易に配索するために、大径筒部を裏返したとき、小
径筒部の外周面と押え片との間に取付孔の開口縁部を相
対的に案内することなく、かつ、取付孔に対して最初に
押え片を進入させるような工夫が必要となっている。
【0004】このため、従来例1は、押え片の形状,寸
法等を適宜選択することにより、大径筒部を裏返したと
き、押え片が小径筒部を覆うとともにワイヤーハーネス
の外側面に密着可能とされている。これにより、従来例
1は、押え片が小径筒部の端面を覆い、かつ、先細りの
円筒状に変形した押え片の言わば外周面の先端部が、小
径筒部の内周面における延長面よりも内側に配置され
る。すなわち、従来例1は、大径筒部を裏返したとき、
小径筒部の外周面および端面を覆うように変形した押え
片の先端部が取付孔に対して最初に進入するため、小径
筒部の外周面と押え片との間に取付孔の開口縁部を相対
的に案内する虞れがないとともに、取付孔に対して最初
に押え片を進入させることができ、これによりワイヤー
ハーネスを容易、かつ、確実に配索可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、防水
性を向上させるために、小径筒部に充填剤を充填可能な
反転式のグロメットが考えられている(従来例2)。こ
の従来例2において、小径筒部は、ワイヤーハーネスに
嵌合する嵌合部と、充填剤を充填可能な充填部とを有し
ている。充填部は、ワイヤーハーネスに対して密着しな
いような内径寸法を有しているとともに、内周面の周方
向に沿って複数のリブが設けられている。この小径筒部
は、嵌合部および充填部が同軸接続された断付円筒形状
とされている。このような従来例2は、適宜な充填剤に
より充填部とワイヤーハーネスとの間を充塞することに
より良好な防水性が得られるようになっている。
【0006】しかしながら、前述した従来例2は、例え
ば嵌合部の外側に大径筒部が配置されているとともに、
嵌合部と充填部との間に設けられた略円錐形状の境界部
分に接続部が接続されている場合、大径筒部を裏返した
とき、押え片が充填部を覆うことになる。この際、充填
部が従来例1の小径筒部に比較して大径であるため、別
途工夫を施さなければ充填部の端面を押え片により覆う
ことができず、換言すれば、ワイヤーハーネスを容易に
配索できない。この問題に対して、例えば押え片の突出
寸法を大きく設定する方法や、あるいは充填部の軸方向
長さを短くする方法が考えられる。
【0007】ところが、従来例2において、押え片の突
出寸法を大きく設定する方法は、ワイヤーハーネスの配
索後、すなわち大径部が初期形状に復元した後、各押え
片が放射状に拡開するため、車体パネルに沿ってグロメ
ットの占有面積が大きくなるという問題が生ずる。一
方、従来例2において、充填部の軸方向長さを短くする
方法は、充填剤を充填する関係上、充填部に一定以上の
軸方向長さが不可欠であるため、充填部の機能を損なう
虞れがある。従って、従来例2において、充填部は、短
小化に限界があり、有効な解決策とはならない。
【0008】本発明は、前述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、第1円筒部に対して第2円
筒部が反転可能であるとともに、第1円筒部に充填剤を
充填する構造であっても、各鍔部の突出寸法を必要以上
に大きくする方法や、あるいは大径部を必要以上に短小
化させる方法を採用することなく、ワイヤーハーネス等
の長尺部材の配索作業を容易、かつ、確実に行えるグロ
メットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、取付板に形成
された取付孔に長尺部材を貫通保持するために、前記長
尺部材を挿通可能な可能な第1円筒部と、前記第1円筒
部の外周面に設けられた環状の接続部を介して接続され
た第2円筒部と、前記第2円筒部の外周面に沿って設け
られた溝部と、前記第2円筒部の外周面における前記溝
部と前記接続部との間から放射状に設けられた複数の鍔
部とを有するグロメットを前提としている。このグロメ
ットは、前記第1円筒部に充填された充填剤により前記
長尺部材を前記第1円筒部に保持させた後、前記第2円
筒部を内周面が外方を向くように裏返すことにより、前
記各鍔部の先端部を集合させて前記取付孔に挿入し、次
いで前記第2円筒部を初期形状に復元させることにより
前記取付孔の開口縁部に前記溝部を嵌合させるグロメッ
トである。
【0010】そして、前述した目的を達成するために、
本発明は、請求項1に記載したように、前記第1円筒部
が、前記長尺部材を圧入可能な小径部と、前記小径部に
連続するとともに充填剤を充填可能な大径部とを同軸接
続した段付形状であるとともに、前記第2円筒部の端面
および前記大径部の端面が互いに離れる方向を向き、か
つ、前記第2円筒部および前記大径部の少なくとも一部
同士が互いに略入れ子状に配置されるように、前記接続
部が前記大径部の外周面に接続されていることにより、
前記第2円筒部を裏返したときに、前記各鍔部が前記大
径部の端面を被覆可能であることを特徴としている。
【0011】ここで、接続部の接続位置としては、第2
円筒部および大径部の少なくとも一部が互いに略入れ子
状に配置可能であれば、第2円筒部の外周面における任
意位置を選択できるが、可能な限り大径部の軸方向中央
部から開放端部までの任意位置が好ましい。なお、大径
部における小径部側端部に接続部を接続する場合、例え
ば接続部の形状を大径部の開放端部側に向かって拡開す
る円錐状に形成しておけば、第2円筒部および大径部の
少なくとも一部が互いに略入れ子状に配置可能となる。
このような構造も請求項1に含まれる。
【0012】このように構成されたグロメットにおいて
は、例えば大径部に対する接続部の接続位置や、あるい
は接続部の形状を適宜選択することにより、第2円筒部
および大径部の少なくとも一部が互いに略入れ子状に配
置されているため、初期形状における各鍔部の先端位置
と、大径部の端面との間の離間寸法を小さくできること
になる。ここで、グロメットは、第2円筒部を裏返した
とき、鍔部の突出長さ寸法を主因として、各鍔部におけ
る鍔面の向きが略 180度変向する 180度反転式グロメッ
トと、各鍔部における鍔面の向きが略90度変向する90度
反転式グロメットとに大別できる。
【0013】そして、 180度反転式グロメットは、初期
形状において各鍔部における大径部の開放端部側を向く
鍔面が、第2円筒部を裏返したとき、大径部の端面に対
面するため、これにより大径部の端面が覆われることに
なる。一方、90度反転式グロメットは、接続部の接続位
置を選択しておくことにより、初期形状において各鍔部
における大径部の開放端部側を向く鍔面の少なくとも一
部が、第2円筒部を裏返したとき、長尺部材の外側面に
接触するため、これにより大径部の端面が覆われること
になる。なお、90度反転式グロメットは、あらかじめ初
期形状において各鍔部における大径部の開放端部側を向
く鍔面に凸部を設けておくとともに、接続部の接続位置
を適宜選択することにより、第2円筒部を裏返したと
き、各凸部を大径部の端面に係合させれば、各鍔部が長
尺部材の外側面に接触しなくても大径部の端面を覆うこ
とになる。
【0014】すなわち、このグロメットにおいては、大
径部が充填剤を充填可能であっても、各鍔部の突出寸法
を必要以上に大きくする方法や、あるいは大径部を必要
以上に短小化させる方法を採用することなく、第2円筒
部を裏返したときに各鍔部が確実に大径部の端面を覆う
ことになる。従って、このようなグロメットにおいて
は、ワイヤーハーネス等の長尺部材を配索するにあたっ
て、大径部の外周面と各鍔部との間に取付孔の開口縁部
を相対的に案内する虞れがないとともに、取付孔に対し
て最初に各鍔部を進入させることができ、これにより長
尺部材を容易、かつ、確実に配索できることになる。
【0015】また、本発明は、請求項2に記載したよう
に、前記各鍔部の先端部における鍔面から厚み方向に沿
って突出する凸部を有し、前記第2円筒部を裏返したと
きに、前記各凸部の先端が前記大径部の端面に対して離
れる方向を向くことを特徴としている。
【0016】ここで、凸部としては、グロメットが 180
度反転式グロメットである場合、初期形状において第2
円筒部の開放端部側を向く鍔面に設けておけばよい。一
方、グロメットが90度反転式グロメットである場合、断
面略L字状の凸部を採用でき、鍔部の先端部が断面略ク
ランク状となるように、初期形状において第2円筒部の
開放端部側を向く鍔面に凸部を設けておけばよい。
【0017】このように構成されたグロメットにおいて
は、第2円筒部を裏返したときに、各鍔部の鍔面に設け
られた凸部が大径部の端面に対して離れる方向を向くた
め、これらの凸部が取付孔に対する案内部材として機能
し、これにより取付孔に対して各鍔部が確実、かつ、同
時に進入できることになる。
【0018】さらに、本発明は、請求項3に記載したよ
うに、前記大径部における開放端部の周方向に沿って設
けられた係合リブを有し、前記係合リブの端面が前記大
径部の端面と同一面に沿って配置されていることを特徴
としている。ここで、係合リブとしては、例えば断面矩
形の円環状に形成しておけばよく、大径部の外周面およ
び内周面のうちの一方あるいは双方に設けておけばよ
い。
【0019】このようなグロメットにおいては、係合リ
ブにより大径部の開放端部が部分的に厚肉化されている
ため、第2円筒部を裏返したときに各鍔部が大径部を覆
っても、大径部の開放端部が縮径変形しない強度を得ら
れることになる。また、このグロメットにおいては、係
合リブの端面が大径部の端面と同一面に沿って配置され
ているため、第2円筒部を裏返したときに、各鍔部に対
する大径部の端面の重複寸法を大きくできることにな
る。すなわち、このグロメットにおいては、係合リブの
端面が大径部の端面と同一面に沿って配置されていない
場合に比較して、各鍔部に対する大径部の端面の重複状
態を維持できるため、第2円筒部を裏返した状態で保
管,搬送した場合、振動,衝撃が加えられても、長尺部
材の配索作業前に意図せず初期形状へ復元する虞れを少
なくできることになる。
【0020】そして、本発明は、請求項4に記載したよ
うに、前記接続部が前記大径部の開放端部に接続されて
いることを特徴としている。このように構成されたグロ
メットにおいては、接続部が大径部の開放端部に接続さ
れているため、各鍔部の突出寸法を必要以上に大きくす
る方法や、あるいは大径部を必要以上に短小化させる方
法を採用することなく、初期形状における各鍔部の先端
位置と、大径部の端面との間の離間寸法を小さくでき、
これにより第2円筒部を裏返したときに各鍔部が確実に
大径部の端面を覆えることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1および図2に示すよ
うに、本発明の第1実施形態であるグロメット10は、自
動車の車体パネル11を貫通するようにワイヤーハーネス
Wを配設するために、車体パネル11に設けられた取付孔
12にワイヤーハーネスWを挿通保持した状態で嵌合可能
な反転式のグロメットとされている。取付孔12は円形状
とされ、開口縁部に沿って所定高さのフランジ13が形成
されている。
【0022】そして、グロメット10は、ワイヤーハーネ
スWを挿通可能な第1円筒部21と、第1円筒部21の外周
面に設けられた環状の接続部23と、接続部23を介して第
1円筒部21に同軸接続された第2円筒部22と、第2円筒
部22の外周面に沿って設けられた溝部24と、第2円筒部
22の外周面に設けられた複数の鍔部25とを含んで構成さ
れている。溝部24は、取付孔12のフランジ13が嵌合可能
な断面略コ字状とされ、第2円筒部22の周方向に沿って
連続形成されている。このようなグロメット10は、適度
な弾力性,耐水性を有する合成樹脂により、第1円筒部
21,第2円筒部22および各鍔部25が一体形成されてい
る。
【0023】第1円筒部21は、小径部27および大径部28
が同軸接続された段付形状とされている。小径部27は、
ワイヤーハーネスWの外径寸法に対応した内径寸法を有
しているとともに、内周面に沿って円環状のリブ27Aが
複数設けられている。この小径部27は、ワイヤーハーネ
スWが圧入されると、各リブ27Aが弾性変形しながらワ
イヤーハーネスWの外周面に密着し、これにより気密性
を維持しながらワイヤーハーネスWを保持するようにな
っている。
【0024】一方、大径部28は、小径部27の内径よりも
大きな内径寸法を有しているとともに、内周面に沿って
円環状のリブ28Aが複数設けられ、かつ、開放端部に係
合リブ28Bが設けられている。係合リブ28Bは、断面矩
形状の環状とされ、その軸方向端面が大径部28の端面と
同一面に沿うとともに、大径部28の外周面にのみ段部を
形成して肉厚化することにより設けられている。この大
径部28は、ワイヤーハーネスWが小径部27に圧入された
後、所定の充填材を充填して固化させることにより、気
密性を維持しながらワイヤーハーネスWを保持するよう
になっている。
【0025】接続部23は、前述した大径部28の外周面に
おける軸方向略中央部から小径部27の開放端部に向かっ
て拡開する略円錐形状とされ、当該接続部23の母線方向
に沿って複数の凹部30が設けられている。凹部30は、接
続部23の母線を中心として第2円筒部22に向かって拡開
する平面略三角形とされ、四分の一楕円状に形成された
一対の側壁30A,30Aと、扇状に形成された側壁30Bと
が互いに交差配置されていることにより、断面略V字形
状とされている。
【0026】すなわち、これらの凹部30は、それぞれの
幅寸法および深さ寸法が第1円筒部21に向かって漸減さ
れて0になるように設けられている。そして、接続部23
は、各凹部30が設けられた箇所の肉厚が他の箇所におけ
る肉厚に略等しくなるように、内周面から山形状に突出
している(図1参照)。また、図3に示すように、これ
らの凹部30は、第1円筒部21の軸線を中心として互いに
90度間隔で設けられている。
【0027】第2円筒部22は、取付孔12の開口寸法に対
応した外径寸法を有しているとともに、小径部27の外径
寸法および大径部28の外形寸法よりも大きな内径寸法を
有している。この第2円筒部22は、大径部28の軸方向略
中央部に接続部23を介して接続されているため、所定間
隔を空けて大径部28の軸方向略中央部から小径部27側端
部までを収容するように、大径部28に対して略入れ子状
に配置されている。
【0028】鍔部25は、溝部24と接続部23との間から大
径部28の開放端部に向かって拡開する仮想的な錐面に沿
って突設され、先端に向かう先細り形状とされている。
これらの鍔部25は、第2円筒部22の開放端部側を向く鍔
面25Aに凸部26が設けられている。図2に示すように、
凸部26は、鍔部25の先端部を略直角に折り曲げたように
形成することにより、先端に向かう先細り形状とされて
いる。
【0029】次に、このようなグロメット10を用いたワ
イヤーハーネスWの配索手順を説明する。まず、図4に
示すように、ワイヤーハーネスWをグロメット10の第1
円筒部21に挿通し、大径部28に充填材29を充填させて固
化させた後、第1円筒部21の小径部27とワイヤーハーネ
スWとを適宜な粘着テープTにより巻回することによ
り、小径部27にワイヤーハーネスWを固定しておく。
【0030】そして、第1円筒部21に対して接続部23の
小径端部を支点として、第2円筒部22を内周面が外方を
向くように裏返す(図4の状態)。この際、グロメット
10は、初期形状において各鍔部25の先端部が大径部28の
開放端部に対して比較的近接配置されているため、第2
円筒部22が大径部28の開放端部側を覆うとともに、初期
形状において大径部28の開放端部側を向く鍔面25Bがそ
れぞれ大径部28の端面に対して対面するように各鍔部25
が略 180度変向し、かつ、初期形状における第2円筒部
22の開放端部側の外周面が擂り鉢面に変形する。
【0031】なお、大径部28は、その開放端部に設けら
れた係合リブ28Bが補強材となっているため、変形した
第2円筒部22に覆われても縮径変形する虞れが少ない。
また、各鍔部25の凸部26は、ワイヤーハーネスWの外側
面に沿うとともに、大径部28の端面に対して離れる方向
に向けて配向される。
【0032】さらに、接続部23は、第2円筒部22の反転
に伴って、周方向に引き伸ばされるような拡径変形が生
ずるが、各凹部30が断面形状を拡大するように変形する
ことにより、当該接続部23の拡径変形が全域に及ばず、
これにより接続部23の外周面が平坦に形成されている場
合に比較して、第2円筒部22を初期形状から反転させる
作業を容易に行える。
【0033】次に、ワイヤーハーネスWを取付孔12に挿
通させてから、第2円筒部22の外周面が変形した擂り鉢
面を取付孔12のフランジ13に対して円形に線接触させる
ことにより、取付孔12に対してワイヤーハーネスWが確
実に同一軸線上に配置する。そして、このままグロメッ
ト10を車体パネル11に向けて押し付けると、フランジ13
に押圧された第2円筒部22の開放端部が初期形状への復
元を開始するとともに、第2円筒部22の開放端部に対し
て各鍔部25の凸部26が相対的に突出して取付孔12に進入
する。この際、グロメット10は、各鍔部25の凸部26、換
言すれば各鍔部25の先端部が他の部材よりも先に取付孔
12に進入するため、大径部28の外周面と各鍔部25との間
に取付孔12のフランジ13が相対的に案内される虞れがな
い。
【0034】続いて、グロメット10を図4中左方に向け
て更に押し、各鍔部25の基端部が取付孔12を通過する位
置まで移動すると、各鍔部25がそれぞれ第2円筒部22に
対する突出角度を初期状態に復元するような強い反発力
が解放される。従って、グロメット10は、各鍔部25を拡
開させながら自力で図中左方に移動するとともに、溝部
24が取付孔12のフランジ13に嵌合する(図1の状態)。
【0035】この際、各鍔部25は、それぞれの鍔面25A
に凸部26が設けられているため、拡開動作に伴って、各
凸部26が取付孔12の開口縁部に係合し、これにより取付
孔12に対するワイヤーハーネスWの同軸状態が維持され
る。さらに、接続部23は、第2円筒部22が初期形状に復
元するにあたって、再び周方向に引き伸ばされるような
拡径変形が生ずるが、各凹部30が断面形状を拡大するよ
うに変形することにより、当該接続部23の拡径変形が全
域に及ばず、これにより接続部23の外周面が平坦に形成
されている場合に比較して、第2円筒部22を初期形状に
復元させる作業を容易に行える。
【0036】前述したグロメット10は、第2円筒部22お
よび大径部28の少なくとも一部同士が互いに略入れ子状
に配置されるように、接続部23が大径部28の外周面に接
続されているため、例えば小径部27および大径部28の境
界部分に接続部23が接続されている場合に比較して、初
期形状において各鍔部25の先端部が大径部28の開放端部
に対して比較的近接配置されている。従って、このよう
なグロメット10によれば、大径部28が充填剤29を充填可
能な直径寸法を有していても、各鍔部25の突出寸法を大
きくする方法や、あるいは大径部28を短小化させる方法
を採用することなく、第2円筒部22を裏返したときに大
径部28の端面を各鍔部25が覆うことにより、他の部材よ
りも先に各鍔部25が取付孔12に進入し、これによりワイ
ヤーハーネスWを容易、かつ、確実に配索できる。
【0037】また、このグロメット10によれば、第2円
筒部22を裏返したとき、各鍔部25の鍔面25Aにそれぞれ
設けられた凸部26が大径部28に対して離れる方向を向く
ため、これらの凸部26が取付孔12に対する案内部材とし
て機能し、これにより取付孔12に対して各鍔部25が確
実、かつ、同時に進入できる。
【0038】さらに、このようなグロメット10によれ
ば、大径部28における開放端部の周方向に沿って係合リ
ブ28Bが設けられているため、裏返された第2円筒部22
が大径部28の外周面を覆っても、係合リブ28Bが補強材
となって大径部28における開放端部が縮径するような変
形を防止し、これにより大径部28の端面に対する各鍔部
25の被覆状態を維持できる。
【0039】特に、このグロメット10によれば、係合リ
ブ28Bの端面が大径部28の端面と同一面に沿うように設
けられているため、大径部28における中央部の肉厚寸法
よりも端面の幅寸法を大きくでき、これにより各鍔部25
との重複寸法を大きくできる。従って、このグロメット
10によれば、係合リブ28Bの端面が大径部28の端面と同
一面に沿うように設けられていない場合に比較して、大
径部28の開放端部に対する各鍔部25の係合状態を良好に
維持でき、第2円筒部22が裏返された状態で保管,搬送
しても、振動,衝撃等により意図しない初期形状への復
元を少なくできる。
【0040】図5および図6には、本発明に係る第2実
施形態が示されている。なお、以下に説明する第2実施
形態において、既に図1ないし図4において説明した部
材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付
すことにより説明を簡略化あるいは省略し、主に前述し
た第1実施形態に対する相違点を説明する。
【0041】第2実施形態のグロメット40において、第
1円筒部51を構成する大径部58は、充填剤を充填してワ
イヤーハーネスWを保持するという機能を維持できる最
短軸方向寸法を有し、その開放端部の外周面に接続部53
が接続されている。従って、第2円筒部52および大径部
58は、互いに略入れ子状に配置されている。
【0042】また、このグロメット40は、各鍔部55の突
出寸法が第1実施形態の鍔部に比較して若干大きく設定
されていて、第2円筒部52を裏返したとき、各鍔部55の
鍔面が略90度変向する90度反転式のグロメットとされて
いる。さらに、このグロメット40は、接続部53に薄肉部
41が設けられているとともに、溝部54における接続部53
側を向く側面54Aと、第2円筒部52の外周面とが交差し
てなる稜線60に出隅部61および切欠部62が設けられてい
る。
【0043】薄肉部41は、接続部53の内周面および外周
面においてそれぞれ周方向に連続する溝41A,41Bを形
成することにより設けられている。溝41A,41Bは、断
面略半円形状とされ、接続部53の軸線に対して直交する
面に沿うとともに、互いに対応する位置に形成されてい
る。
【0044】切欠部62は、側面54Aおよび第2円筒部52
の外周面に対してそれぞれ所定の角度で交差する円錐面
とされ、第2円筒部52の周方向に沿って所定長さ連続し
ている。そして、出隅部61および切欠部62は、互いに異
なる周方向長さを有し、第2円筒部52の周方向に沿って
交互に配置されている。
【0045】このようなグロメット40によれば、大径部
58の開放端部に接続部53を接続することにより、第2円
筒部52および大径部58が互いに略入れ子状に配置されて
いるため、前述した第1実施形態のグロメットと同様
に、初期形状において各鍔部55の先端部が大径部58の開
放端部に対して比較的近接配置されている。従って、図
6に示すように、このグロメット40によれば、接続部53
の小径端部を支点として第2円筒部52を裏返せば、各鍔
部55の先端が大径部58に干渉することなく、ワイヤーハ
ーネスWの外側面に接触して大径部58の端面を覆うとと
もに、他の部材よりも先に各鍔部55が取付孔12に対して
進入可能となり、前述した第1実施形態のグロメットと
同様に、ワイヤーハーネスWの配索作業を容易、かつ、
確実に行える。
【0046】そして、このグロメット40によれば、大径
部58の開放端部に接続部53が接続されているため、換言
すれば接続部53の小径端部から大径部58が突出していな
いため、車体パネル11の裏面側に狭小空間しか確保でき
ない場合であっても、前述した第1実施形態のグロメッ
トに比較して、ワイヤーハーネスWの配索作業を容易、
かつ、確実に行える。
【0047】また、このグロメット40によれば、薄肉部
41により接続部53における特定部位の強度が他の部位よ
りも意図的に低くなっているため、内周面が外方を向く
ように第2円筒部52を反転させると、薄肉部41を境界と
して接続部53が折り返される(図7参照)。この際、こ
のグロメット40は、接続部53の軸線に対して直交する面
に沿う溝41A,41Bにより薄肉部41が設けられているた
め、第1円筒部51に対して第2円筒部52が傾いて反転す
る虞れはない。
【0048】また、このグロメット40は、接続部53にお
ける薄肉部41の強度が他の部位よりも意図的に低くなっ
ているため、換言すれば接続部53に薄肉部41が設けられ
ていない場合に比較して、接続部53が初期形状に復元し
ようとする弾性反発力が弱い。すなわち、このグロメッ
ト40は、接続部53に薄肉部41が設けられていない場合に
比較して、第2円筒部52を反転させた状態を良好に維持
でき、衝撃等が加えられても意図せず第2円筒部52が初
期形状に復元する虞れが少ない。
【0049】従って、前述した第2実施形態のグロメッ
ト40によれば、第1円筒部51に対して適切に第2円筒部
52を反転させた状態で出荷,保管できるとともに、車体
パネル11に取り付けられるまで第2円筒部52を反転させ
た状態を維持できる。特に、この第2実施形態のグロメ
ット40によれば、薄肉部41が溝41A,41Bにより設けら
れているため、薄肉部41として例えば接続部53の周方向
に沿って多数の凹部を所定間隔で設けた場合に比較し
て、接続部53における境界を確実に規定できる。
【0050】さらに、このようなグロメット40によれ
ば、溝部54の稜線60に出隅部61および切欠部62が設けら
れているため、第2円筒部52が反転した状態で出荷,保
管される場合、断面略U字状の溝部54が断面略Δ字形状
に変形されることにより稜線60が対向する他の稜線に圧
接されていても、稜線60の出隅部61のみが他の稜線に対
して密着し、他の稜線と切欠部と62の間に空隙が確保さ
れる(図7参照)。すなわち、このグロメット40によれ
ば、車体パネル11に対する取付作業にあたって、溝部54
の稜線60に切欠部62が設けられていない場合に比較し
て、溝部54の稜線同士が容易に離反することにより、第
2円筒部52を容易に初期形状に復元できる。
【0051】また、本発明は、前述した各実施形態に限
定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能であ
り、前述した各実施形態において例示した取付板,取付
孔,第1円筒部,接続部,第2円筒部,溝部,鍔部,係
合部,リブ等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所
等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定
されない。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、第2円筒部および大径
部の少なくとも一部同士が互いに略入れ子状に配置され
るように、接続部が大径部の外周面に接続されているた
め、大径部が充填剤を充填可能であっても、各鍔部の突
出寸法を必要以上に大きくする方法や、あるいは大径部
を必要以上に短小化させる方法を採用することなく、第
2円筒部を裏返したときに各鍔部が確実に大径部の端面
を覆うことにより、長尺部材を容易、かつ、確実に配索
できることになる。
【0053】また、本発明によれば、請求項2に記載し
たように、第2円筒部を裏返したときに、各鍔部の鍔面
から厚み方向に沿って突出する凸部が大径部の端面に対
して離れる方向を向くため、各凸部が取付孔に対する案
内部材として機能し、これにより取付孔に対して各鍔部
が確実、かつ、同時に進入できる。
【0054】さらに、本発明によれば、請求項3に記載
したように、大径部の開放端部に設けられた係合リブの
端面が大径部の端面と同一面に沿って配置されているた
め、第2円筒部を裏返したときに各鍔部が大径部を覆っ
ても、大径部の開放端部が縮径変形しない強度を得られ
るとともに、係合リブの端面が大径部の端面と同一面に
沿って配置されていない場合に比較して、第2円筒部を
裏返した状態で保管,搬送した場合、振動,衝撃が加え
られても、長尺部材の配索作業前に意図せず初期形状へ
復元する虞れを少なくできる。
【0055】そして、本発明によれば、請求項4に記載
したように、接続部が大径部の開放端部に接続されてい
るため、取付板の裏面側に狭小空間しか確保できない場
合であっても、長尺部材の配索作業を容易、かつ、確実
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のグロメットを示す
断面図である。
【図2】図1のグロメットの全体斜視図である。
【図3】図1のグロメットの正面図である。
【図4】図1のグロメットを反転させた状態を示す断面
図である。
【図5】本発明に係る第2実施形態のグロメットを示す
断面図である。
【図6】図5のグロメットの全体斜視図である。
【図7】図5のグロメットを反転させた状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
10,40 グロメット 11 車体パネル(取付板) 12 取付孔 21,51 第1円筒部 22,52 第2円筒部 23,53 接続部 24,54 溝部 25,55 鍔部 26 凸部 27,57小径部 28,58 大径部 29 充填剤 28B 係合リブ W ワイヤーハーネス(長尺部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付板に形成された取付孔に長尺部材を
    貫通保持するために、前記長尺部材を挿通可能な可能な
    第1円筒部と、前記第1円筒部の外周面に設けられた環
    状の接続部を介して接続された第2円筒部と、前記第2
    円筒部の外周面に沿って設けられた溝部と、前記第2円
    筒部の外周面における前記溝部と前記接続部との間から
    放射状に設けられた複数の鍔部とを有し、 前記第1円筒部に充填された充填剤により前記長尺部材
    を前記第1円筒部に保持させた後、前記第2円筒部を内
    周面が外方を向くように裏返すことにより、前記各鍔部
    の先端部を集合させて前記取付孔に挿入し、次いで前記
    第2円筒部を初期形状に復元させることにより前記取付
    孔の開口縁部に前記溝部を嵌合させるグロメットであっ
    て、 前記第1円筒部が、前記長尺部材を圧入可能な小径部
    と、前記小径部に連続するとともに充填剤を充填可能な
    大径部とを同軸接続した段付形状であるとともに、 前記第2円筒部の端面および前記大径部の端面が互いに
    離れる方向を向き、かつ、前記第2円筒部および前記大
    径部の少なくとも一部同士が互いに略入れ子状に配置さ
    れるように、前記接続部が前記大径部の外周面に接続さ
    れていることにより、前記第2円筒部を裏返したとき
    に、前記各鍔部が前記大径部の端面を被覆可能であるこ
    とを特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 前記各鍔部の先端部における鍔面から厚
    み方向に沿って突出する凸部を有し、前記第2円筒部を
    裏返したときに、前記各凸部の先端が前記大径部の端面
    に対して離れる方向を向くことを特徴とする請求項1に
    記載したグロメット。
  3. 【請求項3】 前記大径部における開放端部の周方向に
    沿って設けられた係合リブを有し、前記係合リブの端面
    が前記大径部の端面と同一面に沿って配置されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載したグロ
    メット。
  4. 【請求項4】 前記接続部が前記大径部の開放端部に接
    続されていることを特徴とする請求項1に記載したグロ
    メット。
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