JP2001191373A - 金 型 - Google Patents
金 型Info
- Publication number
- JP2001191373A JP2001191373A JP2000001557A JP2000001557A JP2001191373A JP 2001191373 A JP2001191373 A JP 2001191373A JP 2000001557 A JP2000001557 A JP 2000001557A JP 2000001557 A JP2000001557 A JP 2000001557A JP 2001191373 A JP2001191373 A JP 2001191373A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- mold
- molded product
- molding
- undercut portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形品の内側にあるアンダーカット部を、成
形品の内側にスペースの余裕がない場合にも成形可能と
すること。 【解決手段】 金型10であって、成形品1の内側を成
形する側に、アンダーカット部3を成形するコア入子2
5と、コア入子25をアンダーカット部3の成形位置に
設定するセンターコア26とを備え、成形品1の外側を
成形する側に、コア入子25をアンダーカット部3から
押出す押出ピン27を備えてなるもの。
形品の内側にスペースの余裕がない場合にも成形可能と
すること。 【解決手段】 金型10であって、成形品1の内側を成
形する側に、アンダーカット部3を成形するコア入子2
5と、コア入子25をアンダーカット部3の成形位置に
設定するセンターコア26とを備え、成形品1の外側を
成形する側に、コア入子25をアンダーカット部3から
押出す押出ピン27を備えてなるもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金型に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形用金型において、成形品の内側
(キャップの内側等、側壁により囲まれる内側)にアン
ダーカット部を有する場合には、アンダーカット部を成
形するスライドコアを成形品の内側から外側に延在し、
このスライドコアに型開き方向と斜交して係合するアン
ギュラピンを備え、型開き時にスライドコアをアンダー
カット部との非干渉位置に移動可能としている。
(キャップの内側等、側壁により囲まれる内側)にアン
ダーカット部を有する場合には、アンダーカット部を成
形するスライドコアを成形品の内側から外側に延在し、
このスライドコアに型開き方向と斜交して係合するアン
ギュラピンを備え、型開き時にスライドコアをアンダー
カット部との非干渉位置に移動可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のスライドコア
は、成形品の内側に一定以上のスペースがないときには
採用できない。
は、成形品の内側に一定以上のスペースがないときには
採用できない。
【0004】本発明の課題は、成形品の内側にあるアン
ダーカット部を、成形品の内側にスペースの余裕がない
場合にも成形可能とすることにある。
ダーカット部を、成形品の内側にスペースの余裕がない
場合にも成形可能とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、アンダーカット部を内側に有する成形品のための金
型であって、成形品の内側を成形する側に、アンダーカ
ット部を成形するコア入子と、コア入子をアンダーカッ
ト部の成形位置に設定するセンターコアとを備え、成形
品の外側を成形する側に、コア入子をアンダーカット部
から押出す押出ピンを備えてなるようにしたものであ
る。
は、アンダーカット部を内側に有する成形品のための金
型であって、成形品の内側を成形する側に、アンダーカ
ット部を成形するコア入子と、コア入子をアンダーカッ
ト部の成形位置に設定するセンターコアとを備え、成形
品の外側を成形する側に、コア入子をアンダーカット部
から押出す押出ピンを備えてなるようにしたものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】射出成形用金型10は、図1〜図
4に示す如く、成形品1を例えばヒンジキャップ(ベー
スキャップ1Aとカバーキャップ1Bからなる)とする
ものであり、ベースキャップ1Aの側壁の外側にノズル
部1Cが形成するアンダーカット部2、ベースキャップ
1Aの側壁で囲まれる内側にノズル部1Cの裏面の凹部
が形成するアンダーカット部3を有している。ノズル部
1Cはベースキャップ1Aの中心軸に対して斜交してお
り、アンダーカット部2、3もベースキャップ1Aの中
心軸に対して斜交している。
4に示す如く、成形品1を例えばヒンジキャップ(ベー
スキャップ1Aとカバーキャップ1Bからなる)とする
ものであり、ベースキャップ1Aの側壁の外側にノズル
部1Cが形成するアンダーカット部2、ベースキャップ
1Aの側壁で囲まれる内側にノズル部1Cの裏面の凹部
が形成するアンダーカット部3を有している。ノズル部
1Cはベースキャップ1Aの中心軸に対して斜交してお
り、アンダーカット部2、3もベースキャップ1Aの中
心軸に対して斜交している。
【0007】金型10は、固定側のキャビティ11と可
動側のコアブロック21をパーティングラインP.Lで
互いに開閉可能とする。
動側のコアブロック21をパーティングラインP.Lで
互いに開閉可能とする。
【0008】金型10は、キャビティ11(ベースキャ
ップ1Aの外側を成形する側)に、ベースキャップ1A
の外側のアンダーカット部2を成形するためのスライド
コア12を備える。スライドコア12は、型閉時には前
進位置にあってベースキャップ1Aのアンダーカット部
2の成形面を形成し、型開時には型開き力又はシリンダ
によりアンダーカット部2との非干渉位置に移動される
(図4)。
ップ1Aの外側を成形する側)に、ベースキャップ1A
の外側のアンダーカット部2を成形するためのスライド
コア12を備える。スライドコア12は、型閉時には前
進位置にあってベースキャップ1Aのアンダーカット部
2の成形面を形成し、型開時には型開き力又はシリンダ
によりアンダーカット部2との非干渉位置に移動される
(図4)。
【0009】金型10は、コアブロック21(ベースキ
ャップ1Aの内側を成形する側)に、コアA22、コア
B23、エジェクタスリーブ24を備える他、ベースキ
ャップ1Aの内側のアンダーカット部3を成形するため
のコア入子25と、型閉時にコア入子25をアンダーカ
ット部3の成形位置に設定するセンターコア26を備え
る。コア入子25、センターコア26はそれぞれコアA
の中空部22A、22Bに収容される。センターコア2
6は、型開き力又はシリンダ等により中空部22Bに沿
うベースキャップ1Aの中心軸方向に前後動するととも
に、コア入子25のテーパ面25Aに衝合するテーパ面
26Aを備え、前後動をテーパ面25A、26Aを介し
てコア入子25の中空部22Aに沿う斜め動に変換し、
その前進位置でコア入子25をアンダーカット部3の成
形位置に押込み(図1)、後退位置でコア入子25から
離隔する(図2)。
ャップ1Aの内側を成形する側)に、コアA22、コア
B23、エジェクタスリーブ24を備える他、ベースキ
ャップ1Aの内側のアンダーカット部3を成形するため
のコア入子25と、型閉時にコア入子25をアンダーカ
ット部3の成形位置に設定するセンターコア26を備え
る。コア入子25、センターコア26はそれぞれコアA
の中空部22A、22Bに収容される。センターコア2
6は、型開き力又はシリンダ等により中空部22Bに沿
うベースキャップ1Aの中心軸方向に前後動するととも
に、コア入子25のテーパ面25Aに衝合するテーパ面
26Aを備え、前後動をテーパ面25A、26Aを介し
てコア入子25の中空部22Aに沿う斜め動に変換し、
その前進位置でコア入子25をアンダーカット部3の成
形位置に押込み(図1)、後退位置でコア入子25から
離隔する(図2)。
【0010】金型10は、キャビティ11(ベースキャ
ップ1Aの外側を成形する側)に、ベースキャップ1A
の内側のアンダーカット部3からコア入子25を押出す
押出ピン27を備える。押出ピン27は、スライドコア
12に内蔵され、型閉時にはアンダーカット部3の成形
位置に設定されている上述のコア入子25に突当てられ
てベースキャップ1Aのノズル部を成形可能とし(図
1)、型開時にはスライドコア12に内蔵のばね28に
より突出されてコア入子25をアンダーカット部3から
該アンダーカット部3との非干渉位置に押出す。
ップ1Aの外側を成形する側)に、ベースキャップ1A
の内側のアンダーカット部3からコア入子25を押出す
押出ピン27を備える。押出ピン27は、スライドコア
12に内蔵され、型閉時にはアンダーカット部3の成形
位置に設定されている上述のコア入子25に突当てられ
てベースキャップ1Aのノズル部を成形可能とし(図
1)、型開時にはスライドコア12に内蔵のばね28に
より突出されてコア入子25をアンダーカット部3から
該アンダーカット部3との非干渉位置に押出す。
【0011】従って、金型10の成形動作は以下の通り
となる。 (1) キャビティ11とコアブロック21が接する型閉時
に、キャビティ11の側のスライドコア12、コアブロ
ック21の側のコアA22、コアB23、エジェクタス
リーブ24、コア入子25を図1の如くに設定し、ベー
スキャップ1Aにアンダーカット部2、3を有する成形
品1を射出成形する。このとき、コア入子25はセンタ
ーコア26によりアンダーカット部3の成形位置に設定
されている。
となる。 (1) キャビティ11とコアブロック21が接する型閉時
に、キャビティ11の側のスライドコア12、コアブロ
ック21の側のコアA22、コアB23、エジェクタス
リーブ24、コア入子25を図1の如くに設定し、ベー
スキャップ1Aにアンダーカット部2、3を有する成形
品1を射出成形する。このとき、コア入子25はセンタ
ーコア26によりアンダーカット部3の成形位置に設定
されている。
【0012】(2) 型開き力等によりセンターコア26を
移動し、センターコア26をコア入子25から離隔する
(図2)。同時に、押出ピン27がばね28により突出
されてコア入子25をベースキャップ1Aの内側のアン
ダーカット部3から該アンダーカット部3との非干渉位
置へと押出す(図3)。
移動し、センターコア26をコア入子25から離隔する
(図2)。同時に、押出ピン27がばね28により突出
されてコア入子25をベースキャップ1Aの内側のアン
ダーカット部3から該アンダーカット部3との非干渉位
置へと押出す(図3)。
【0013】(3) 型開き力等によりスライドコア12及
び押出ピン27をベースキャップ1Aの外側のアンダー
カット部2から該アンダーカット部2との非干渉位置へ
と外し(図4)、コアブロック21を成形品1とともに
キャビティ11から型開きして離す。
び押出ピン27をベースキャップ1Aの外側のアンダー
カット部2から該アンダーカット部2との非干渉位置へ
と外し(図4)、コアブロック21を成形品1とともに
キャビティ11から型開きして離す。
【0014】(4) コアB23とともにエジェクタスリー
ブ24により成形品1をコアA22とともにコアブロッ
ク21から押出し、続いてエジェクタスリーブ24を更
に押出して成形品1を取出し可能とする。
ブ24により成形品1をコアA22とともにコアブロッ
ク21から押出し、続いてエジェクタスリーブ24を更
に押出して成形品1を取出し可能とする。
【0015】成形品1を取出し後、コアB23、エジェ
クタスリーブ24をコアブロック21に戻して、再び
(1)の動作準備待ちとする。
クタスリーブ24をコアブロック21に戻して、再び
(1)の動作準備待ちとする。
【0016】この成形品1にネジ4を形成する場合は、
むり抜き形状のネジを形成することが可能である。
むり抜き形状のネジを形成することが可能である。
【0017】(請求項1に対応する作用)アンダーカッ
ト部3を成形するコア入子25とセンターコア26を成
形品1の内側を成形する側に納めた。従って、成形品1
の内側にスペースの余裕がない場合にも、成形品1の内
側のアンダーカット部3を成形できる。
ト部3を成形するコア入子25とセンターコア26を成
形品1の内側を成形する側に納めた。従って、成形品1
の内側にスペースの余裕がない場合にも、成形品1の内
側のアンダーカット部3を成形できる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、成形品の
内側にあるアンダーカット部を、成形品の内側にスペー
スの余裕がない場合にも成形できる。
内側にあるアンダーカット部を、成形品の内側にスペー
スの余裕がない場合にも成形できる。
【図1】図1は金型の型閉状態を示す断面図である。
【図2】図2はセンターコア移動状態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】図3はコア入子押出状態を示す断面図である。
【図4】図4はスライドコア移動状態を示す断面図であ
る。
る。
1 成形品 3 アンダーカット部 10 金型 25 コア入子 26 センターコア 27 押出ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 アンダーカット部を内側に有する成形品
のための金型であって、 成形品の内側を成形する側に、アンダーカット部を成形
するコア入子と、コア入子をアンダーカット部の成形位
置に設定するセンターコアとを備え、 成形品の外側を成形する側に、コア入子をアンダーカッ
ト部から押出す押出ピンを備えてなる金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001557A JP2001191373A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 金 型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001557A JP2001191373A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 金 型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001191373A true JP2001191373A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18530779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001557A Withdrawn JP2001191373A (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 金 型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001191373A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200451367Y1 (ko) | 2008-12-30 | 2010-12-10 | 구미에이테크솔루션주식회사 | 파이프형 언더컷 처리 장치 |
CN103660093A (zh) * | 2012-09-25 | 2014-03-26 | 苏州汉扬精密电子有限公司 | 公模内抽滑块机构 |
US9221209B2 (en) | 2011-01-14 | 2015-12-29 | The Procter & Gamble Company | Process for the manufacture of a container |
US9346200B2 (en) | 2011-01-14 | 2016-05-24 | The Procter & Gamble Company | Closure for a container |
US9994368B2 (en) | 2012-10-30 | 2018-06-12 | The Procter & Gamble Company | Closure for a container |
-
2000
- 2000-01-07 JP JP2000001557A patent/JP2001191373A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200451367Y1 (ko) | 2008-12-30 | 2010-12-10 | 구미에이테크솔루션주식회사 | 파이프형 언더컷 처리 장치 |
US9221209B2 (en) | 2011-01-14 | 2015-12-29 | The Procter & Gamble Company | Process for the manufacture of a container |
US9346200B2 (en) | 2011-01-14 | 2016-05-24 | The Procter & Gamble Company | Closure for a container |
CN103660093A (zh) * | 2012-09-25 | 2014-03-26 | 苏州汉扬精密电子有限公司 | 公模内抽滑块机构 |
US9994368B2 (en) | 2012-10-30 | 2018-06-12 | The Procter & Gamble Company | Closure for a container |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070403 |