JP2001188107A - マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、液晶パネル用対向基板、液晶パネルおよび投射型表示装置 - Google Patents

マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、液晶パネル用対向基板、液晶パネルおよび投射型表示装置

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JP2001188107A
JP2001188107A JP37531499A JP37531499A JP2001188107A JP 2001188107 A JP2001188107 A JP 2001188107A JP 37531499 A JP37531499 A JP 37531499A JP 37531499 A JP37531499 A JP 37531499A JP 2001188107 A JP2001188107 A JP 2001188107A
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liquid crystal
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microlens
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Hideto Yamashita
秀人 山下
Nobuo Shimizu
信雄 清水
Shinichi Yotsuya
真一 四谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い精度で樹脂層の厚みを規定することがで
きるマイクロレンズ基板を提供すること。 【解決手段】 マイクロレンズ基板1は、凹曲面を有す
る複数の凹部3が形成された透明基板2と、かかる透明
基板2の凹部3が設けられた面に樹脂層9を介して接合
された表層8と、樹脂層9の厚みを規定するスペーサー
5とを有しており、また、樹脂層9では、凹部3内に充
填された樹脂によりマイクロレンズ4が形成されてい
る。スペーサー5は、球状粒子で構成されている。スペ
ーサー5の粒径分布の標準偏差は、スペーサー5の平均
粒径の20%以内であることが好ましい。スペーサー5
の密度は、0.5〜2.0g/cm3程度であることが好ま
しい。スペーサー5の密度をρ1(g/cm3)、樹脂層9
を構成する樹脂の密度をρ2(g/cm3)としたとき、ρ
1/ρ2は、0.6〜1.4程度であることが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロレンズ基
板の製造方法、マイクロレンズ基板、液晶パネル用対向
基板、液晶パネルおよび投射型表示装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】スクリーン上に画像を投影する投射型表
示装置が知られている。このような投射型表示装置で
は、その画像形成に主として液晶パネル(液晶光シャッ
ター)が用いられている。このような構成の液晶パネル
の中には、光の利用効率を高めるべく、液晶パネルの各
画素に対応する位置に多数の微小なマイクロレンズを設
けたものが知られている。かかるマイクロレンズは、通
常、液晶パネルが備えるマイクロレンズ基板に形成され
ている。
【0003】図9は、液晶パネルに用いられるマイクロ
レンズ基板の従来の構造を示す模式的な縦断面図であ
る。同図に示すように、マイクロレンズ基板900は、
多数の凹部903が設けられたガラス基板902と、か
かるガラス基板902の凹部903が設けられた面に樹
脂層909を介して接合されたガラス層908とを有し
ており、また、樹脂層909では、凹部903内に充填
された樹脂によりマイクロレンズ904が形成されてい
る。
【0004】このようなマイクロレンズ基板900は、
まず、ガラス基板902上に未硬化の樹脂を供給し、次
いで、該樹脂を介してガラス層908をガラス基板90
2に接合し、その後、前記樹脂を硬化させて樹脂層90
9を形成することにより製造される。
【0005】このようにマイクロレンズ基板900を製
造する場合、ガラス層908をガラス基板902に接合
する際に、ガラス層908のガラス基板902に対する
押圧圧力および押圧時間を調節することにより、樹脂層
909の厚みを規定していた。
【0006】しかし、このような方法では、樹脂層90
9の厚みの精度を高めることに限界が生じてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高い
精度で樹脂層の厚みを規定することができるマイクロレ
ンズ基板の製造方法、およびマイクロレンズ基板、さら
には、液晶パネル用対向基板、液晶パネルおよび投射型
表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(27)の本発明により達成される。
【0009】(1) 複数の凹部が設けられた第1の基
板上に樹脂を供給し、該樹脂を介して前記第1の基板と
第2の基板とを接合するとともに、前記凹部内に前記樹
脂を充填してマイクロレンズを形成するマイクロレンズ
基板の製造方法であって、前記凹部が形成された領域の
外側に、スペーサーを含む樹脂を設置した状態で前記第
1の基板と前記第2の基板とを接合することを特徴とす
るマイクロレンズ基板の製造方法。
【0010】(2) 前記マイクロレンズを形成する樹
脂と、前記スペーサーを含む樹脂とは、同種類の材料で
構成されている上記(1)に記載のマイクロレンズ基板
の製造方法。
【0011】(3) 前記スペーサーは、粒子状である
上記(1)または(2)に記載のマイクロレンズ基板の
製造方法。
【0012】(4) 前記スペーサーは、球状粒子であ
る上記(1)または(2)に記載のマイクロレンズ基板
の製造方法。
【0013】(5) 前記スペーサーを含む樹脂は、前
記スペーサーを1〜50重量%含有する上記(1)ない
し(4)のいずれかに記載のマイクロレンズ基板の製造
方法。
【0014】(6) 前記第2の基板は、ガラスで構成
されている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の
マイクロレンズ基板の製造方法。
【0015】(7) 上記(1)ないし(6)のいずれ
かに記載のマイクロレンズ基板の製造方法により製造さ
れたことを特徴とするマイクロレンズ基板。
【0016】(8) 複数の凹部が設けられた第1の基
板と、前記凹部を覆うように設けられた樹脂層とを有
し、前記凹部内に充填された樹脂によりマイクロレンズ
が構成されたマイクロレンズ基板であって、前記マイク
ロレンズによって構成される有効レンズ領域の外側に、
前記樹脂層の厚みを規定するスペーサーが設けられてい
ることを特徴とするマイクロレンズ基板。
【0017】(9) 前記スペーサーは、マイクロレン
ズ基板の縁部近傍に設けられている上記(8)に記載の
マイクロレンズ基板。
【0018】(10) マイクロレンズ基板は四角形を
なしており、その四角形のうち少なくとも3辺の近傍に
は、前記スペーサーが設けられている上記(8)または
(9)に記載のマイクロレンズ基板。
【0019】(11) 前記スペーサーは、粒子状であ
る上記(8)ないし(10)のいずれかに記載のマイク
ロレンズ基板。
【0020】(12) 前記スペーサーは、球状粒子で
ある上記(8)ないし(10)のいずれかに記載のマイ
クロレンズ基板。
【0021】(13) 前記スペーサーの粒径分布の標
準偏差は、前記スペーサーの平均粒径の20%以内であ
る上記(12)に記載のマイクロレンズ基板。
【0022】(14) 前記スペーサーの密度は、0.
5〜2.0g/cm3である上記(8)ないし(13)のい
ずれかに記載のマイクロレンズ基板。
【0023】(15) 前記スペーサーの密度をρ1
(g/cm3)、前記樹脂層を構成する樹脂の密度をρ2(g
/cm3)としたとき、ρ1/ρ2は、0.6〜1.4であ
る上記(8)ないし(14)のいずれかに記載のマイク
ロレンズ基板。
【0024】(16) 前記樹脂層上には、表層が設け
られている上記(8)ないし(15)のいずれかに記載
のマイクロレンズ基板。
【0025】(17) 前記表層は、ガラスまたはセラ
ミックスで構成されている上記(16)に記載のマイク
ロレンズ基板。
【0026】(18) 上記(7)ないし(17)のい
ずれかに記載のマイクロレンズ基板上に、透明導電膜が
設けられたことを特徴とする液晶パネル用対向基板。
【0027】(19) 上記(7)ないし(17)のい
ずれかに記載のマイクロレンズ基板と、該マイクロレン
ズ基板上に設けられたブラックマトリックスと、該ブラ
ックマトリックスを覆う透明導電膜とを有することを特
徴とする液晶パネル用対向基板。
【0028】(20) 上記(18)または(19)に
記載の液晶パネル用対向基板を備えたことを特徴とする
液晶パネル。
【0029】(21) 画素電極を備えた液晶駆動基板
と、該液晶駆動基板に接合された上記(18)または
(19)に記載の液晶パネル用対向基板と、前記液晶駆
動基板と前記液晶パネル用対向基板との空隙に封入され
た液晶とを有することを特徴とする液晶パネル。
【0030】(22) 画素電極を備えた液晶駆動基板
と、前記液晶駆動基板との距離を規定する第2のスペー
サーを介して、前記液晶駆動基板に接合された上記(1
8)または(19)に記載の液晶パネル用対向基板と、
前記液晶駆動基板と前記液晶パネル用対向基板との空隙
に封入された液晶とを有することを特徴とする液晶パネ
ル。
【0031】(23) 前記マイクロレンズ基板が有す
るスペーサーは、前記第2のスペーサーと異なる物性を
有する上記(22)に記載の液晶パネル。
【0032】(24) 前記マイクロレンズ基板が有す
るスペーサーの弾性率は、前記第2のスペーサーの弾性
率よりも低い上記(22)または(23)に記載の液晶
パネル。
【0033】(25) 前記液晶駆動基板は、マトリッ
クス状に配設された前記画素電極と、前記画素電極に接
続された薄膜トランジスタとを有するTFT基板である
上記(21)ないし(24)のいずれかに記載の液晶パ
ネル。
【0034】(26) 上記(20)ないし(25)の
いずれかに記載の液晶パネルを備えたライトバルブを有
し、該ライトバルブを少なくとも1個用いて画像を投射
することを特徴とする投射型表示装置。
【0035】(27) 画像を形成する赤色、緑色およ
び青色に対応した3つのライトバルブと、光源と、該光
源からの光を赤色、緑色および青色の光に分離し、前記
各光を対応する前記ライトバルブに導く色分離光学系
と、前記各画像を合成する色合成光学系と、前記合成さ
れた画像を投射する投射光学系とを有する投射型表示装
置であって、前記ライトバルブは、上記(20)ないし
(25)のいずれかに記載の液晶パネルを備えたことを
特徴とする投射型表示装置。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明におけるマイクロレンズ基
板には、基板およびウエハーの双方を含むものとする。
【0037】以下、本発明を添付図面に示す好適実施形
態に基づいて詳細に説明する。
【0038】図1は、本発明のマイクロレンズ基板の実
施形態を説明するための模式的な縦断面図である。図2
は、図1に示すマイクロレンズ基板の模式的な平面図で
ある。なお、これらの図では、マイクロレンズ基板が基
板である場合の例を示している。
【0039】図1に示すように、マイクロレンズ基板1
は、凹曲面を有する複数(多数)の凹部(マイクロレン
ズ用凹部)3が形成された透明基板(第1基板)2と、
かかる透明基板2の凹部3が設けられた面に設けられた
樹脂層9と、かかる樹脂層9上に設けられた表層8と、
樹脂層9の厚みを規定するスペーサー5とを有してお
り、また、樹脂層9では、凹部3内に充填された樹脂に
よりマイクロレンズ4が形成されている。
【0040】図2に示すように、マイクロレンズ基板1
の平面形状(平面視形状)は、例えばほぼ長方形(四角
形)をなしている。その中央部には、ほぼ長方形(四角
形)の有効レンズ領域99が形成されている。この有効
レンズ領域99の外側には、有効レンズ領域99を囲む
ように非有効レンズ領域100が形成されている。な
お、有効レンズ領域99とは、凹部3内に充填される樹
脂により形成されるマイクロレンズ4が、使用時にマイ
クロレンズとして有効に用いられる領域をいう。非有効
レンズ領域100とは、有効レンズ領域99以外の領域
(図示に示す例では有効レンズ領域99の外側の領域)
をいう。
【0041】このようなマイクロレンズ基板1では、非
有効レンズ領域100内の樹脂層9に、樹脂層9の厚み
を規定するスペーサー5が設置されている。かかるスペ
ーサー5は、例えば球状粒子で構成されている。
【0042】マイクロレンズ基板1にスペーサー5を設
置することにより、後述するように、樹脂層9の厚さを
所定の厚さに設定することが容易となる。また、樹脂層
9の厚みムラを抑制することができるようになる。
【0043】また、スペーサー5を非有効レンズ領域1
00内に設置することにより、すなわち、スペーサー5
を有効レンズ領域100の外側に設置することにより、
スペーサー5がマイクロレンズ4を通過した光の光路を
遮断する等の不都合を引き起こすことを防止できる。換
言すれば、スペーサー5を有効レンズ領域100の外側
に設置することにより、マイクロレンズ4の光学特性に
悪影響が生じることを防止できる。したがって、マイク
ロレンズ4は、その光学特性を如何なく発揮することが
可能となる。
【0044】また、本実施形態のスペーサー5のように
スペーサーが粒子状であると、樹脂層9と表層8との密
着性が低下することが防止される。また、スペーサー5
のようにスペーサーが球状粒子であると、スペーサーが
互いに重なることが好適に防止される。このため、樹脂
層9の厚み規定精度をさらに高めることができ、しか
も、樹脂層9の厚みムラも極めて好適に防止できる。
【0045】スペーサー5の平均粒径は、例えば、樹脂
層9の厚みとほぼ同じものとすることができる。すなわ
ち、スペーサー5の平均粒径は、設計した樹脂層9の厚
さに応じて適宜選択することができる。一般的には、ス
ペーサー5の平均粒径は、0.1〜100μm程度とす
るが好ましく、1〜60μm程度とするがより好まし
い。スペーサー5の平均粒径をこの範囲内とすると、マ
イクロレンズ3を通過した出射光の焦点がマイクロレン
ズ基板1の表面付近に位置するように、樹脂層9の厚み
を設定することが容易となる。これにより、マイクロレ
ンズ基板1の光利用効率が高められる。
【0046】スペーサー5の粒径分布の標準偏差は、ス
ペーサー5の平均粒径の20%以内であることが好まし
く、5%以内であることがより好ましい。これにより、
樹脂層9の厚みムラがさらに好適に抑制されるようにな
る。
【0047】また、スペーサー5の密度は、0.5〜
2.0g/cm3程度であることが好ましく、0.7〜1.
5g/cm3程度であることがより好ましい。さらには、ス
ペーサー5の密度をρ1(g/cm3)、樹脂層9を構成す
る樹脂の密度(例えば硬化後の密度)をρ2(g/cm3
としたとき、ρ1/ρ2は、0.6〜1.4程度である
ことが好ましく、0.8〜1.2程度であることがより
好ましい。これにより、後述するような効果が得られ
る。
【0048】なお、マイクロレンズ基板1では、スペー
サー5を球状粒子としたが、スペーサーは、球状の粒子
としなくてもよい。例えば、スペーサーの粒子形状を、
針状、棒状、卵型、長円状等としてもよい。さらには、
スペーサーは、粒子状でなくてもよい。例えば、スペー
サーは、シート状、繊維状等であってもよい。
【0049】以下、説明の便宜上、スペーサー5が設置
(配設)された領域をスペーサー設置領域98という。
【0050】図2に示すように、マイクロレンズ基板1
では、四角形状の外周部の各辺近傍に、帯状にスペーサ
ー設置領域98が形成されている。かかるスペーサー設
置領域98は、例えば、近傍の辺と略平行に形成されて
いる。
【0051】このように、スペーサー5をマイクロレン
ズ基板1の縁部近傍に設置すると、マイクロレンズ4の
光学特性に悪影響を与えないようにスペーサー5を設置
することが極めて容易となる。ここで、「マイクロレン
ズ基板の縁部近傍」としては、例えば、マイクロレンズ
基板の縁部(外周部)とマイクロレンズ基板の中心部と
の中間よりも縁部側の位置を指標とすることができる。
【0052】図3、図4は、スペーサーを設置するパタ
ーンの他の例を示している。なお、これらの図では、マ
イクロレンズ基板がウエハーである場合の例を示してい
る。前述したマイクロレンズ基板1では、連続的な有効
レンズ領域99が、1個形成されているのに対し、マイ
クロレンズ基板1A、1Bおよび1Cでは、略長方形
(四角形)の有効レンズ領域99が、非有効レンズ領域
100で格子状に複数に分割されている。別言すれば、
マイクロレンズ基板1A、1Bおよび1Cには、複数の
長方形状の有効レンズ領域99が行列状に形成され、隣
接する有効レンズ領域99間に、帯状の非有効レンズ領
域100が形成された構成となっている。
【0053】図3(i)に示すマイクロレンズ基板1A
では、スペーサー設置領域98Aは、四角形状の外周部
の各辺近傍に、近傍の辺と略平行となるように、帯状に
形成されている。このように、スペーサーを帯状に形成
すると、極めて高い精度で樹脂層9の厚みを規定でき
る。また、樹脂層9の厚みムラも極めて好適に抑制され
る。
【0054】図3(ii)に示すマイクロレンズ基板1B
では、スペーサー設置領域98は、四角形状の外周部の
各辺近傍に、局所的(スポット状)に形成されている。
さらには、マイクロレンズ基板1Bでは、隣接する有効
レンズ領域99と有効レンズ領域99の間にもスペーサ
ー設置領域98が形成されている。このように、スペー
サー設置領域98を、非有効レンズ領域100が帯状に
形成された部分に設けてもよい。このように、スペーサ
ーを局所的に形成すると、スペーサーの使用量を削減す
ることができ、製造コスト等の削減を図ることができ
る。また、樹脂層9の厚みを規定する精度も高い。
【0055】図4(iii)に示すマイクロレンズ基板1
Cでは、スペーサー設置領域98は、四角形状の外周部
の各角部近傍に、局所的(スポット状)に形成されてい
る。このように、スペーサーを角部近傍に局所的に形成
すると、比較的高い精度で樹脂層9の厚みを規定しつ
つ、スペーサーの使用量をさらに削減することができ
る。マイクロレンズ基板1、1Aおよび1Cのように、
スペーサー設置領域98が有効レンズ領域99と接触し
ないように、すなわちスペーサー設置領域98が有効レ
ンズ領域99とが離間するようにスペーサー設置領域9
8を形成すると、スペーサー5が、マイクロレンズ4の
光学特性に悪影響を与えにくい。
【0056】以上述べたマイクロレンズ基板の各実施形
態では、スペーサーを4辺の近傍に設けたが、スペーサ
ーは、4辺の近傍に設けなくてもよい。ただし、少なく
とも3辺の近傍には、スペーサーを設けることが好まし
い。これにより、樹脂層9の厚みを好適に規定できるよ
うになる。なお、スペーサーは、3辺の近傍に設けなく
てもよい。また、スペーサーは、マイクロレンズ基板の
縁部近傍に設けなくてもよい。
【0057】このようなマイクロレンズ基板1では、透
明基板(ガラス基板)2は、例えばガラスなどで構成さ
れている。マイクロレンズ基板1が液晶パネルに用いら
れ、かかる液晶パネルが透明基板2以外にガラス基板
(例えば後述するガラス基板171等)を有する場合に
は、透明基板2の熱膨張係数は、かかる液晶パネルが有
する他のガラス基板の熱膨張係数とほぼ等しいもの(例
えば両者の熱膨張係数の比が1/10〜10程度)であ
ることが好ましい。これにより、得られる液晶パネルで
は、温度が変化したときに二者の熱膨張係数が違うこと
により生じるそり、たわみ、剥離等が防止される。
【0058】かかる観点からは、透明基板2と、液晶パ
ネルが有する他のガラス基板とは、同種類の材質で構成
されていることが好ましい。これにより、温度変化時の
熱膨張係数の相違によるそり、たわみ、剥離等が効果的
に防止される。
【0059】特に、マイクロレンズ基板1を高温ポリシ
リコンのTFT液晶パネルに用いる場合には、透明基板
2は、石英ガラスで構成されていることが好ましい。T
FT液晶パネルは、液晶駆動基板としてTFT基板を有
している。かかるTFT基板には、製造時の環境により
特性が変化しにくい石英ガラスが好ましく用いられる。
このため、これに対応させて、透明基板2を石英ガラス
で構成することにより、そり、たわみ等の生じにくい、
安定性に優れたTFT液晶パネルを得ることができる。
【0060】透明基板2の厚さは、透明基板2を構成す
る材料、屈折率等の種々の条件により異なるが、通常、
0.3〜5mm程度とされ、より好ましくは0.5〜2mm
程度とされる。なお、マイクロレンズ基板1が、樹脂層
9側から光が入射し、透明基板2側から出射する構成の
場合には、透明基板2の厚さは、好ましくは10〜10
00μm程度とされ、より好ましくは20〜150μm
程度とされる。 表層(ガラス層)8は、例えばガラス
で構成することができる。この場合、表層8の熱膨張係
数は、透明基板2の熱膨張係数とほぼ等しいもの(例え
ば両者の熱膨張係数の比が1/10〜10程度)とする
ことが好ましい。これにより、透明基板2と表層8の熱
膨張係数の相違により生じるそり、たわみ、剥離等が防
止される。このような効果は、透明基板2と表層8とを
同種類の材料で構成すると、より効果的に得られる。
【0061】表層8の厚さは、マイクロレンズ基板1が
液晶パネルに用いられる場合、必要な光学特性を得る観
点からは、通常、5〜1000μm程度とされ、より好
ましくは10〜150μm程度とされる。なお、液晶パ
ネルが、光を表層8側から入射する構成の場合には、表
層8の厚さは、好ましくは0.3〜5mm程度とされ、よ
り好ましくは0.5〜2mm程度とされる。
【0062】なお、表層(バリア層)8は、例えばセラ
ミックスで構成することもできる。なお、セラミックス
としては、例えば、AlN、SiN、TiN、BN等の
窒化物系セラミックス、Al23、TiO2等の酸化物
系セラミックス、WC、TiC、ZrC、TaC等の炭
化物系セラミックスなどが挙げられる。表層8をセラミ
ックスで構成する場合、表層8の厚さは、特に限定され
ないが、20nm〜20μm程度とすることが好まし
く、40nm〜1μm程度とすることがより好ましい。
なお、表層8は、設けなくてもよい。
【0063】凹部3を覆っている樹脂層(接着剤層)9
は、例えば、透明基板2の構成材料の屈折率よりも高い
屈折率の樹脂(接着剤)で構成することができる。例え
ば、樹脂層9は、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ア
クリルエポキシ系樹脂等の紫外線硬化型樹脂などで好適
に構成することができる。樹脂層9の厚さ(透明基板2
が本来の厚みを有しているところ)は、0.1〜100
μm程度とすることが好ましく、1〜20μm程度とす
ることがより好ましい。
【0064】このようなマイクロレンズ基板1は、例え
ば以下のようにして製造することができる。
【0065】マイクロレンズ基板1を製造する際には、
表面に複数(多数)の凹部3が形成された透明基板(マ
イクロレンズ用凹部付き基板)2をまず用意する必要が
ある。かかる透明基板2は、例えば、以下のようにして
製造、用意することができる(図5参照)。
【0066】まず、母材として、例えば未加工の透明基
板2を用意する。この透明基板2には、厚さが均一で、
たわみや傷のないものが好適に用いられる。
【0067】<1>まず、透明基板2の表面に、図5
(a)に示すように、マスク層6を形成する。また、こ
れとともに、透明基板2の裏面(マスク層6を形成する
面と反対側の面)に裏面保護層69を形成する。このマ
スク層6は、後述する工程<3>における操作で耐性を
有するものが好ましい。
【0068】かかる観点からは、マスク層6を構成する
材料としては、例えば、Au/Cr、Au/Ti、Pt/Cr、Pt/
Ti等の金属、多結晶シリコン(ポリシリコン)、アモル
ファスシリコン等のシリコン、窒化シリコンなどが挙げ
られる。
【0069】マスク層6の厚さは、特に限定されない
が、0.01〜10μm程度とすることが好ましく、
0.2〜1μm程度とすることがより好ましい。厚さが
この範囲の下限値未満であると、透明基板2を十分に保
護できない場合があり、上限値を超えると、マスク層6
の内部応力によりマスク層6が剥がれ易くなる場合があ
る。マスク層6は、例えば、化学気相成膜法(CVD
法)、スパッタリング法、蒸着法等の気相成膜法、メッ
キなどにより形成することができる。
【0070】なお、裏面保護層69は、次工程以降で透
明基板2の裏面を保護するためのものである。この裏面
保護層69により、透明基板2の裏面の侵食、劣化等が
好適に防止される。この裏面保護層69は、例えば、マ
スク層6と同様の材料で構成されている。このため、裏
面保護層69は、マスク層6の形成と同時に、マスク層
6と同様に設けることができる。
【0071】<2>次に、図5(b)に示すように、マ
スク層6に、開口61を形成する。開口61は、凹部3
を形成する位置に設ける。また、開口61の形状は、形
成する凹部3の形状(平面形状)に対応していることが
好ましい。
【0072】かかる開口61は、例えばフォトリソグラ
フィー法により形成することができる。具体的には、ま
ず、マスク層6上に、開口61に対応したパターンを有
するレジスト層(図示せず)を形成する。次に、かかる
レジスト層をマスクとして、マスク層6の一部を除去す
る。次に、前記レジスト層を除去する。
【0073】なお、マスク層6の一部除去は、例えば、
CFガス、塩素系ガス等によるドライエッチング、フッ
酸+硝酸水溶液、アルカリ水溶液等の剥離液への浸漬
(ウエットエッチング)などにより行うことができる。
【0074】<3>次に、図5(c)に示すように、透
明基板2上に凹部3を形成する。凹部3の形成方法とし
ては、ドライエッチング法、ウエットエッチング法等の
エッチング法などが挙げられる。例えばエッチングを行
うことにより、透明基板2は、開口61より等方的に食
刻され、レンズ形状を有する凹部3が形成される。特
に、ウエットエッチング法によると、より理想的なレン
ズ形状に近い凹部3を形成することができる。なお、ウ
エットエッチングを行う際のエッチング液としては、例
えばフッ酸系エッチング液などが好適に用いられる。
【0075】<4>次に、図5(d)に示すように、マ
スク層6を除去する。また、この際、マスク層6の除去
とともに裏面保護層69も除去する。これは、例えば、
アルカリ水溶液(例えばテトラメチル水酸化アンモニウ
ム水溶液等)、塩酸+硝酸水溶液、フッ酸+硝酸水溶液
等の剥離液への浸漬(ウエットエッチング)、CFガ
ス、塩素系ガス等によるドライエッチングなどにより行
うことができる。
【0076】これにより、図5(d)に示すように、表
面に複数(多数)の凹部3が形成された透明基板(マイ
クロレンズ用凹部付き基板)2が得られる。このような
透明基板2を用い、例えば以下のようにして、マイクロ
レンズ基板1を製造することができる。
【0077】<5>次に、図6に示すように、透明基板
2の凹部3が形成された面に、少なくとも有効レンズ領
域99を覆うように、所定の屈折率(特に透明基板2の
屈折率より高い屈折率)を有する未硬化の樹脂91を供
給し、凹部3内に樹脂91を充填する。また、この際、
透明基板2上にスペーサー5を含む未硬化の樹脂92を
供給する。かかる樹脂92は、例えばスペーサー設置領
域98を形成すべき部位に供給する。
【0078】なお、樹脂92は、樹脂91を供給する前
に透明基板2上に供給してもよいし、樹脂91を供給し
た後に供給してもよい。さらには、樹脂92は、樹脂9
1と同時に透明基板2上に供給してもよい。
【0079】樹脂91と樹脂92とは、同種類の材料で
構成することが好ましい。これにより、製造されるマイ
クロレンズ基板1で、樹脂91と樹脂92との熱膨張係
数が相違することにより、そり、たわみ等が生じること
が好適に防止される。なお、樹脂91と樹脂92とは、
異なる種類の材料で構成してもよいことは言うまでもな
い。
【0080】樹脂92を透明基板2上に供給する際、ス
ペーサー5は、樹脂92中に分散していることが好まし
い。スペーサー5が樹脂92中に分散していると、スペ
ーサー5をスペーサー設置領域98内に均一に配設する
ことができる。これにより、形成される樹脂層9の厚み
ムラがより好適に抑制される。
【0081】特に、スペーサー5の密度を前述した範囲
内とすると、スペーサー5を樹脂92中に分散させやす
くなる。さらには、前記ρ1/ρ2が前述した範囲内で
あると、スペーサー5を樹脂92中に、より均一に分散
させることが可能となる。このため、樹脂層9の厚みム
ラがさらに好適に抑制されるようになる。また、スペー
サーが粒子状であると、スペーサー5を樹脂92中に分
散させることが容易となる。特に、スペーサー5のよう
にスペーサーが球状粒子であると、スペーサー5が樹脂
92中に、より均一に分散しやすい。
【0082】樹脂92は、スペーサー5を1〜50重量
%程度含有することが好ましく、5〜40重量%程度含
有することがより好ましい。スペーサー5の含有量をこ
の範囲内とすると、樹脂層9と表層8との接着性が低下
するのを抑制しつつ、なおかつ樹脂層9の厚みを高い精
度で規定することができる。
【0083】<6>次に、樹脂91および樹脂92上に
例えばガラスで構成された表層(第2基板)8を設置す
る(表層8を樹脂に密着させる)。このとき、表層8が
スペーサー5に当接するように、表層8を樹脂上に設置
する。
【0084】このように表層(相手体)8を設置する
と、表層8の透明基板2側の端面と透明基板2の表層8
側の端面との距離は、スペーサー5で規定される。そし
て、樹脂層9の厚さは、かかる両端面間の距離に一致す
る。したがって、スペーサーの厚さを適宜選択すること
により、樹脂層9の厚さを所望のものに設定することが
できる。加えて、その精度は高い。
【0085】しかも、スペーサー5を用いると、表層8
の透明基板2側の端面と透明基板2の表層8側の端面と
の距離が、マイクロレンズ基板1全体で均一なものとな
る。ゆえに、マイクロレンズ基板1全体で樹脂層9の厚
みも均一なものとなる。樹脂層9の厚みが均一である
と、各マイクロレンズ4の焦点距離も均一なものとな
る。したがって、例えば、このようなマイクロレンズ基
板1を液晶パネルに用いた場合、出射光の明るさムラが
軽減され、これにより、画像の明るさムラも防止される
ようになる。
【0086】さらには、スペーサー5を用いると、スペ
ーサー5を樹脂に押圧する際の圧力、押圧時間等を、樹
脂の種類、粘度等に応じて調整する必要がなくなる。従
来のように、スペーサーを用いずに、樹脂への押圧圧
力、押圧時間だけで樹脂層の厚みを規定しようとする
と、樹脂の種類、粘度等が変わる毎に、最適な押圧圧力
・押圧時間を実験により見出さなければならなかった。
これに対し、本発明のようにスペーサー5を用いると、
樹脂の種類、粘度等が変わっても、このような実験を行
い最適な接合条件を見つける必要がなくなる。このた
め、樹脂層9を構成する樹脂を変える場合でも、本発明
によれば容易に対応することができ、また、その際の労
力も少ない。
【0087】<7>次に、樹脂91および樹脂92を硬
化させて樹脂層9を形成する。これにより、表層8が樹
脂層9を介して透明基板2に接合される。また、凹部3
内では、樹脂層9を構成する樹脂によりマイクロレンズ
4が形成される。なお、樹脂の硬化は、例えば、樹脂に
紫外線、電子線を照射すること、樹脂を加熱することな
どにより行うことができる。
【0088】<8>その後、必要に応じて研削、研磨等
を行ない、表層8の厚さを調整してもよい。これによ
り、図1に示すように、マイクロレンズ基板1を得るこ
とができる。
【0089】なお、表層8をセラミックスで構成する場
合は、以下のようにしてマイクロレンズ基板を製造する
ことができる。以下、上述したマイクロレンズ基板1の
製造方法と相違する点を中心に説明する。まず、前記工
程<1>〜<5>と同様の工程を行う。
【0090】<6’>次に、樹脂91および樹脂92上
に型材(第2基板;図示せず)を設置する(型材を樹脂
に密着させる)。このとき、型材がスペーサー5に当接
するように、型材(相手体)を樹脂上に設置する。この
型材には、表面(樹脂に接する面)が平坦なものが好適
に用いられる。
【0091】<7’>次に、樹脂91および樹脂92を
硬化させて樹脂層9を形成する。
【0092】<8’>次に、前記型材を樹脂層9から外
す。すなわち、離型を行う。
【0093】<9’>その後、樹脂層9上にセラミック
スで構成された表層8を形成する。この表層8は、例え
ば、スパッタリング法、CVD法、蒸着法等の気相成膜
法などにより形成することができる。これにより、セラ
ミックスで構成された表層8を有するマイクロレンズ基
板1を得ることができる。
【0094】本発明のマイクロレンズ基板は、以下に述
べる液晶パネル用対向基板および液晶パネル以外にも、
CCD用マイクロレンズ基板、光通信素子用マイクロレ
ンズ基板等の各種基板、各種用途に用いることができる
ことは言うまでもない。
【0095】マイクロレンズ基板1の表層8上に、例え
ば、開口111を有するブラックマトリックス11を形
成し、次いで、かかるブラックマトリックス11を覆う
ように透明導電膜12を形成することにより、液晶パネ
ル用対向基板10を製造することができる(図7参
照)。なお、ブラックマトリックス11および透明導電
膜12は、表層8上ではなく、透明基板2上に設けても
よい。
【0096】ブラックマトリックス11は、遮光機能を
有し、例えば、Cr、Al、Al合金、Ni、Zn、Ti等の金属、
カーボンやチタン等を分散した樹脂などで構成されてい
る。
【0097】透明導電膜12は、導電性を有し、例え
ば、インジウムティンオキサイド(ITO)、インジウ
ムオキサイド(IO)、酸化スズ(SnO2)などで構成さ
れている。
【0098】ブラックマトリックス11は、例えば、表
層8上に気相成膜法(例えば蒸着、スパッタリング等)
によりブラックマトリックス11となる薄膜を成膜し、
次いで、かかる薄膜上に開口111のパターンを有する
レジスト膜を形成し、次いで、ウエットエッチングを行
い前記薄膜に開口111を形成し、次いで、前記レジス
ト膜を除去することにより設けることができる。また、
透明導電膜12は、例えば、蒸着、スパッタリング等の
気相成膜法により設けることができる。
【0099】このように、マイクロレンズ基板上に、ブ
ラックマトリックス、透明導電膜を形成することにより
液晶パネル用対向基板を得ることができる。なお、マイ
クロレンズ基板が表層を有していない場合には、ブラッ
クマトリックスや透明導電膜を、樹脂層上に直接形成し
てもよい。なお、ブラックマトリックス11は、設けな
くてもよい。
【0100】以下、このような液晶パネル用対向基板を
用いた液晶パネル(液晶光シャッター)について、図7
に基づいて説明する。
【0101】図7に示すように、本発明の液晶パネル
(TFT液晶パネル)16は、TFT基板(液晶駆動基
板)17と、TFT基板17に接合された液晶パネル用
対向基板10と、TFT基板17と液晶パネル用対向基
板10との距離を規定する第2スペーサー19と、TF
T基板17と液晶パネル用対向基板10との空隙に封入
された液晶よりなる液晶層18とを有している。
【0102】液晶パネル用対向基板10は、マイクロレ
ンズ基板1と、かかるマイクロレンズ基板1の表層8上
に設けられ、開口111が形成されたブラックマトリッ
クス11と、表層8上にブラックマトリックス11を覆
うように設けられた透明導電膜(共通電極)12とを有
している。
【0103】TFT基板17は、液晶層18の液晶を駆
動する基板であり、ガラス基板171と、かかるガラス
基板171上に設けられ、マトリックス状(行列状)に
配設された複数(多数)の画素電極172と、各画素電
極172に対応する複数(多数)の薄膜トランジスタ
(TFT)173とを有している。なお、図では、シー
ル材、配向膜、配線などの記載は省略した。
【0104】この液晶パネル16では、液晶パネル用対
向基板10の透明導電膜12と、TFT基板17の画素
電極172とが対向するように、TFT基板17と液晶
パネル用対向基板10とが、第2スペーサー19を介し
て、一定距離離間して接合されている。なお、TFT基
板17および液晶パネル用対向基板10の互いに対向す
る面は、それぞれ第2スペーサー19に当接している。
【0105】ガラス基板171は、前述したような理由
から、石英ガラスで構成されていることが好ましい。
【0106】画素電極172は、透明導電膜(共通電
極)12との間で充放電を行うことにより、液晶層18
の液晶を駆動する。この画素電極172は、例えば、前
述した透明導電膜12と同様の材料で構成されている。
【0107】薄膜トランジスタ173は、近傍の対応す
る画素電極172に接続されている。また、薄膜トラン
ジスタ173は、図示しない制御回路に接続され、画素
電極172へ供給する電流を制御する。これにより、画
素電極172の充放電が制御される。
【0108】液晶層18は液晶分子(図示せず)を含有
しており、画素電極172の充放電に対応して、かかる
液晶分子、すなわち液晶の配向が変化する。
【0109】このような液晶パネル16では、マイクロ
レンズ基板1が有するスペーサー5は、第2スペーサー
19と異なる物性(例えば、弾性率、硬度、ポアソン
比、比重等のうちの少なくとも1つ)を有していること
が好ましい。スペーサー5と、第2スペーサー19とで
は、それぞれが接している物質の性質が異なる。また、
スペーサー5と第2スペーサー19とでは、目的、機能
も異なる。さらには、スペーサー5と第2スペーサー1
9とでは、製造時に経る工程も異なる。したがって、ス
ペーサー5の物性と第2スペーサー19の物性とが異な
るものとすると、それぞれの目的、機能、役割等に応じ
た最適な性質を有するスペーサーをそれぞれ設置するこ
とが可能となる。
【0110】特に、スペーサー5の弾性率(スペーサー
5の構成材料の弾性率)は、第2スペーサー19の弾性
率(第2スペーサー19の構成材料の弾性率)よりも低
いことが好ましい。これにより、液晶パネル16では、
液晶層18の厚みの均一性が向上する。これは、次のよ
うなメカニズムによるものでる。液晶パネル16を製造
する際に、TFT基板17と液晶パネル用対向基板10
とを接合する。このとき、TFT基板17は液晶パネル
用対向基板10に対して、また、液晶パネル用対向基板
10はTFT基板17に対して力が加えられる。かかる
場合に、TFT基板17および液晶パネル用対向基板1
0に加わる力は、それぞれの基板の法線と完全に一致し
ていることが理想である。しかし、実際には、これらの
基板に加わる力は、ごくわずかであるが、法線からずれ
る場合がある。このとき、スペーサー5の弾性率が第2
スペーサー19の弾性率よりも低いと、スペーサー5が
収縮し、第2スペーサー19の収縮は抑制される。この
ため結果として、液晶層18の厚みの均一性が低下する
のが防止される。そして、液晶層18の厚みの均一性が
高いと、液晶パネル全体にわたって均一性が極めて高い
コントラスト比の画像が得られ、視認性が向上するとい
う利点が得られる。
【0111】このような効果をより顕著に得る観点から
は、スペーサー5の構成材料の弾性率は、第2スペーサ
ー19の性質等によっても若干異なるが、40〜800
kgf/mm2程度とすることが好ましい。
【0112】このような液晶パネル16では、通常、1
個のマイクロレンズ4と、かかるマイクロレンズ4の光
軸Qに対応したブラックマトリックス11の1個の開口
111と、1個の画素電極172と、かかる画素電極1
72に接続された1個の薄膜トランジスタ173とが、
1画素に対応している。
【0113】液晶パネル用対向基板10側から入射した
入射光Lは、透明基板2を通り、マイクロレンズ4を通
過する際に集光されつつ、樹脂層9、表層8、ブラック
マトリックス11の開口111、透明導電膜12、液晶
層18、画素電極172、ガラス基板171を透過す
る。このとき、マイクロレンズ基板1の入射側には通常
偏光板(図示せず)が配置されているので、入射光Lが
液晶層18を透過する際に、入射光Lは直線偏光となっ
ている。その際、この入射光Lの偏光方向は、液晶層1
8の液晶分子の配向状態に対応して制御される。したが
って、液晶パネル16を透過した入射光Lを偏光板(図
示せず)に透過させることにより、出射光の輝度を制御
することができる。
【0114】このように、液晶パネル16は、マイクロ
レンズ4を有しており、しかも、マイクロレンズ4を通
過した入射光Lは、集光されてブラックマトリックス1
1の開口111を通過する。一方、ブラックマトリック
ス11の開口111が形成されていない部分では、入射
光Lは遮光される。したがって、液晶パネル16では、
画素以外の部分から不要光が漏洩することが防止され、
かつ、画素部分での入射光Lの減衰が抑制される。この
ため、液晶パネル16は、画素部で高い光の透過率を有
し、比較的小さい光量で明るく鮮明な画像を形成するこ
とができる。しかも、マイクロレンズ基板1では、樹脂
層9の厚みムラが防止されているので、前述したよう
に、画像の明るさムラが好適に防止される。
【0115】この液晶パネル16は、例えば、公知の方
法により製造されたTFT基板17と液晶パネル用対向
基板10とを配向処理した後、第2スペーサー19およ
びシール材(図示せず)を介して両者を接合し、次い
で、これにより形成された空隙部の封入孔(図示せず)
から液晶を空隙部内に注入し、次いで、かかる封入孔を
塞ぐことにより製造することができる。その後、必要に
応じて、液晶パネル16の入射側や出射側に偏光板を貼
り付けてもよい。
【0116】なお、上記液晶パネル16では、液晶駆動
基板としてTFT基板を用いたが、液晶駆動基板にTF
T基板以外の他の液晶駆動基板、例えば、TFD基板、
STN基板などを用いてもよい。
【0117】以下、上記液晶パネル16を用いた投射型
表示装置(液晶プロジェクター)について説明する。図
8は、本発明の投射型表示装置の光学系を模式的に示す
図である。
【0118】同図に示すように、投射型表示装置300
は、光源301と、複数のインテグレータレンズを備え
た照明光学系と、複数のダイクロイックミラー等を備え
た色分離光学系(導光光学系)と、赤色に対応した(赤
色用の)液晶ライトバルブ(液晶光シャッターアレイ)
24と、緑色に対応した(緑色用の)液晶ライトバルブ
(液晶光シャッターアレイ)25と、青色に対応した
(青色用の)液晶ライトバルブ(液晶光シャッターアレ
イ)26と、赤色光のみを反射するダイクロイックミラ
ー面211および青色光のみを反射するダイクロイック
ミラー面212が形成されたダイクロイックプリズム
(色合成光学系)21と、投射レンズ(投射光学系)2
2とを有している。
【0119】また、照明光学系は、インテグレータレン
ズ302および303を有している。色分離光学系は、
ミラー304、306、309、青色光および緑色光を
反射する(赤色光のみを透過する)ダイクロイックミラ
ー305、緑色光のみを反射するダイクロイックミラー
307、青色光のみを反射するダイクロイックミラー
(または青色光を反射するミラー)308、集光レンズ
310、311、312、313および314とを有し
ている。
【0120】液晶ライトバルブ25は、前述した液晶パ
ネル16と、液晶パネル16の入射面側(マイクロレン
ズ基板が位置する面側、すなわちダイクロイックプリズ
ム21と反対側)に接合された第1の偏光板(図示せ
ず)と、液晶パネル16の出射面側(マイクロレンズ基
板と対向する面側、すなわちダイクロイックプリズム2
1側)に接合された第2の偏光板(図示せず)とを備え
ている。液晶ライトバルブ24および26も、液晶ライ
トバルブ25と同様の構成となっている。これら液晶ラ
イトバルブ24、25および26が備えている液晶パネ
ル16は、図示しない駆動回路にそれぞれ接続されてい
る。
【0121】なお、投射型表示装置300では、ダイク
ロイックプリズム21と投射レンズ22とで、光学ブロ
ック20が構成されている。また、この光学ブロック2
0と、ダイクロイックプリズム21に対して固定的に設
置された液晶ライトバルブ24、25および26とで、
表示ユニット23が構成されている。
【0122】以下、投射型表示装置300の作用を説明
する。
【0123】光源301から出射された白色光(白色光
束)は、インテグレータレンズ302および303を透
過する。この白色光の光強度(輝度分布)は、インテグ
レータレンズ302および303により均一にされる。
【0124】インテグレータレンズ302および303
を透過した白色光は、ミラー304で図8中左側に反射
し、その反射光のうちの青色光(B)および緑色光
(G)は、それぞれダイクロイックミラー305で図8
中下側に反射し、赤色光(R)は、ダイクロイックミラ
ー305を透過する。
【0125】ダイクロイックミラー305を透過した赤
色光は、ミラー306で図8中下側に反射し、その反射
光は、集光レンズ310により整形され、赤色用の液晶
ライトバルブ24に入射する。
【0126】ダイクロイックミラー305で反射した青
色光および緑色光のうちの緑色光は、ダイクロイックミ
ラー307で図8中左側に反射し、青色光は、ダイクロ
イックミラー307を透過する。
【0127】ダイクロイックミラー307で反射した緑
色光は、集光レンズ311により整形され、緑色用の液
晶ライトバルブ25に入射する。
【0128】また、ダイクロイックミラー307を透過
した青色光は、ダイクロイックミラー(またはミラー)
308で図8中左側に反射し、その反射光は、ミラー3
09で図8中上側に反射する。前記青色光は、集光レン
ズ312、313および314により整形され、青色用
の液晶ライトバルブ26に入射する。
【0129】このように、光源301から出射された白
色光は、色分離光学系により、赤色、緑色および青色の
三原色に色分離され、それぞれ、対応する液晶ライトバ
ルブに導かれ、入射する。
【0130】この際、液晶ライトバルブ24が有する液
晶パネル16の各画素(薄膜トランジスタ173とこれ
に接続された画素電極172)は、赤色用の画像信号に
基づいて作動する駆動回路(駆動手段)により、スイッ
チング制御(オン/オフ)、すなわち変調される。
【0131】同様に、緑色光および青色光は、それぞ
れ、液晶ライトバルブ25および26に入射し、それぞ
れの液晶パネル16で変調され、これにより緑色用の画
像および青色用の画像が形成される。この際、液晶ライ
トバルブ25が有する液晶パネル16の各画素は、緑色
用の画像信号に基づいて作動する駆動回路によりスイッ
チング制御され、液晶ライトバルブ26が有する液晶パ
ネル16の各画素は、青色用の画像信号に基づいて作動
する駆動回路によりスイッチング制御される。
【0132】これにより赤色光、緑色光および青色光
は、それぞれ、液晶ライトバルブ24、25および26
で変調され、赤色用の画像、緑色用の画像および青色用
の画像がそれぞれ形成される。
【0133】前記液晶ライトバルブ24により形成され
た赤色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ24からの
赤色光は、面213からダイクロイックプリズム21に
入射し、ダイクロイックミラー面211で図8中左側に
反射し、ダイクロイックミラー面212を透過して、出
射面216から出射する。
【0134】また、前記液晶ライトバルブ25により形
成された緑色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ25
からの緑色光は、面214からダイクロイックプリズム
21に入射し、ダイクロイックミラー面211および2
12をそれぞれ透過して、出射面216から出射する。
【0135】また、前記液晶ライトバルブ26により形
成された青色用の画像、すなわち液晶ライトバルブ26
からの青色光は、面215からダイクロイックプリズム
21に入射し、ダイクロイックミラー面212で図8中
左側に反射し、ダイクロイックミラー面211を透過し
て、出射面216から出射する。
【0136】このように、前記液晶ライトバルブ24、
25および26からの各色の光、すなわち液晶ライトバ
ルブ24、25および26により形成された各画像は、
ダイクロイックプリズム21により合成され、これによ
りカラーの画像が形成される。この画像は、投射レンズ
22により、所定の位置に設置されているスクリーン3
20上に投影(拡大投射)される。
【0137】
【実施例】(実施例1)以下のようにしてマイクロレン
ズ基板を製造した。なお、樹脂層の厚さの設計値は、1
2μmに設定した。
【0138】まず、母材として、厚さ1.2mmで長方形
の未加工の石英ガラス基板(透明基板)を用意した。次
に、この石英ガラス基板を85℃の洗浄液(硫酸と過酸
化水素水との混合液)に浸漬して洗浄を行い、その表面
を清浄化した。
【0139】−1− この石英ガラス基板の表面および
裏面に、CVD法により、厚さ0.4μmの多結晶シリ
コンの膜を形成した。これは、石英ガラス基板を、60
0℃、80Paに設定したCVD炉内に入れ、SiH4を30
0mL/分の速度で供給することにより行った。
【0140】−2− 次に、形成した多結晶シリコン膜
に、形成する凹部に対応した開口を形成した。これは、
次のようにして行った。まず、多結晶シリコン膜上に、
形成する凹部のパターンを有するレジスト層を形成し
た。次に、多結晶シリコン膜に対してCFガスによるド
ライエッチングを行ない、開口を形成した。次に、前記
レジスト層を除去した。
【0141】−3− 次に、石英ガラス基板をエッチン
グ液(10%フッ酸+10%グリセリンの混合水溶液)
に浸漬してウエットエッチングを行い、石英ガラス基板
上に凹部を形成した。
【0142】−4− 次に、石英ガラス基板を、15%
テトラメチル水酸化アンモニウム水溶液に浸漬して、表
面および裏面に形成した多結晶シリコン膜を除去した。
【0143】−5.1− 次に、かかる石英ガラス基板
の凹部が形成された面のスペーサー設置領域近傍以外の
ところに、未硬化の紫外線(UV)硬化型アクリル系光
学接着剤(屈折率1.60、硬化後の密度1.18g/cm
3)を、ディスペンサーを用いて、気泡なく塗布した。
【0144】−5.2− 次いで、石英ガラス基板上の
凹部が形成されていない部分に、ディスペンサーを用い
て、図2に示すような塗布パターンで、スペーサーを均
一に分散させた接着剤を塗布した。
【0145】なお、この接着剤には、前記−5.1−と
同様のものを用いた。また、接着剤中のスペーサー含有
量は、10重量%とした。スペーサーには、球状プラス
チック微粒子を用いた。かかる球状プラスチック微粒子
の平均粒径は12μmであり、粒径分布の標準偏差は平
均粒径の4.6%であり、密度は1.19g/cm3であ
り、弾性率は480kgf/mm2であった。
【0146】−6− 次に、石英ガラス基板の樹脂を塗
布した面に、石英ガラス製カバーガラス(表層)を接合
した。このとき、全てのスペーサー設置領域においてカ
バーガラスがスペーサーに接触すべく、カバーガラス全
体に均一な圧力をかけた。
【0147】−7− 次に、紫外線を照射し、樹脂を硬
化させ、樹脂層およびマイクロレンズを形成した。
【0148】−8− 最後に、カバーガラスを厚さ50
μmに研削、研磨して、図1および図2に示すような構
造のマイクロレンズ基板を得た。
【0149】(実施例2)前記と同様にして、図3
(i)に示すようなウエハー状のマイクロレンズ基板を
製造した。
【0150】(実施例3)前記と同様にして、図3(i
i)に示すようなウエハー状のマイクロレンズ基板を製
造した。
【0151】(実施例4)前記と同様にして、図4(ii
i)に示すようなウエハー状のマイクロレンズ基板を製
造した。
【0152】(比較例)以下に示した事項以外は前記実
施例と同様にして、マイクロレンズ基板を製造した。
【0153】まず、前記−1−〜−4−と同様の工程を
行った。 −比5− 次に、かかる石英ガラス基板の凹部が形成さ
れた面に、スペーサーを含有していない未硬化の接着剤
を塗布した。
【0154】−比6− 次に、石英ガラス基板の樹脂を
塗布した面に石英ガラス製カバーガラスを接合した。こ
のとき、樹脂層の厚さが12μmとなるように、カバー
ガラス全体に圧力をかけて、石英ガラス基板とカバーガ
ラスの対向する端面間の距離を調整した。その後、前記
−7−〜−8−と同様の工程を行った。
【0155】(評価)実施例および比較例で得られたマ
イクロレンズ基板の非有効レンズ領域内の角部近傍部分
を20mm角、7行5列のメッシュ状に分割し、各メッ
シュ内の樹脂層の厚さを液晶ギャップ測定装置(キャノ
ン社製「TM−1230N」)を用いて測定した。そし
て、得られた35個の樹脂層の厚さデータをもとに、樹
脂層の平均厚さとその標準偏差を求めた。
【0156】その結果は以下の通りであった。 ・実施例1………平均厚さ:11.960μm 標準偏差:1.354μm ・実施例2………平均厚さ:11.952μm 標準偏差:1.376μm ・実施例3………平均厚さ:12.086μm 標準偏差:1.128μm ・実施例4………平均厚さ:12.093μm 標準偏差:1.280μm ・比較例 ………平均厚さ:14.041μm 標準偏差:3.452μm 以上の結果から、本実施例で得られたマイクロレンズ基
板の樹脂層の厚さは設計値(12μm)に極めて近いも
のであることが確認された。また、樹脂層の厚みムラも
好適に抑制されていたことが確認された。
【0157】実施例で製造した各マイクロレンズ基板に
ついて、スパッタリング法およびフォトリソグラフィー
法を用いて、カバーガラスのマイクロレンズに対応した
位置に開口が設けられた厚さ0.16μmの遮光膜(C
r膜)、すなわち、ブラックマトリックスを形成した。
さらに、ブラックマトリックス上に厚さ0.15μmの
ITO膜(透明導電膜)をスパッタリング法により形成
し、液晶パネル用対向基板を製造した。その後、液晶パ
ネル用対向基板がウエハー状の場合は、カッティングを
行い、複数個の液晶パネル用対向基板に分割した。
【0158】さらに、これら液晶パネル用対向基板と、
別途用意したTFT基板(ガラス基板は石英ガラス製)
とを配向処理した後、両者を球状シリカ微粒子よりなる
スペーサー(弾性率7454kgf/mm2)およびシール材
を介して接合した。次に、液晶パネル用対向基板とTF
T基板との間に形成された空隙部の封入孔から液晶を空
隙部内に注入し、次いで、かかる封入孔を塞いで図7に
示すような構造のTFT液晶パネルをそれぞれ製造し
た。得られたTFTに光を透過させたところ、各画素間
で出射光の明るさにバラツキは確認されなかった。
【0159】その後、得られたTFT液晶パネルを用い
て、図8に示すような構造の液晶プロジェクター(投射
型表示装置)を組み立てた。その結果、得られた液晶プ
ロジェクターは、いずれも、スクリーン上に明るさムラ
のない画像を投射できた。
【0160】表層がセラミックスで構成されたマイクロ
レンズ基板を製造したところ、かかるマイクロレンズ基
板でも、樹脂層をほぼ設計値通りの厚さにすることがで
きた。また、樹脂層の厚みムラも低いものであった。な
お、このマイクロレンズ基板は、スペーサーの平均粒径
を40μmにしたこと;前記工程−6−において、カバ
ーガラスの代わりに表面に離型剤を塗布した型材を樹脂
に接合したこと;樹脂を硬化させた後型材を樹脂から剥
離したこと;その後、樹脂層上にスパッタリング法によ
り厚さ1μmのAlN膜を形成したこと以外は、実施例
1とほぼ同様にして製造した。
【0161】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、高
い精度で樹脂層の厚みを規定することができるマイクロ
レンズ基板を提供することができる。ゆえに、本発明に
よれば、樹脂層の厚みを設計値により近いものとするこ
とができる。これに伴い、マイクロレンズの光学特性
も、設計値により近いものとなる。
【0162】また、本発明によれば、樹脂層の厚みムラ
も抑制することができる。したがって、マイクロレンズ
を通過した出射光の明るさむらが抑制される。さらに
は、本発明によれば、明るさむらのない画像を投射可能
な液晶パネル、および投射型表示装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロレンズ基板の実施形態を示す
模式的な縦断面図である。
【図2】図1に示すマイクロレンズ基板の模式的な平面
図である。
【図3】本発明のマイクロレンズ基板の他の実施形態を
説明するための模式的な平面図である。
【図4】本発明のマイクロレンズ基板の他の実施形態を
説明するための模式的な平面図である。
【図5】本発明のマイクロレンズ基板の製造方法を説明
するための図である。
【図6】本発明のマイクロレンズ基板の製造方法を説明
するための模式的な縦断面図である。
【図7】本発明の液晶パネルの実施例を示す模式的な縦
断面図である。
【図8】本発明の実施例における投射型表示装置の光学
系を模式的に示す図である。
【図9】従来のマイクロレンズ基板を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C マイクロレンズ基板 98、98A、98B、98C スペーサー設置領域 99 有効レンズ領域 100 非有効レンズ領域 2 透明基板 3 凹部 4 マイクロレンズ 5 スペーサー 6 マスク層 61 開口 69 裏面保護層 8 表層 9 樹脂層 91、92 樹脂 10 液晶パネル用対向基板 11 ブラックマトリックス 111 開口 12 透明導電膜 16 液晶パネル 17 TFT基板 171 ガラス基板 172 画素電極 173 薄膜トランジスタ 18 液晶層 19 第2スペーサー 300 投射型表示装置 301 光源 302、303 インテグレータレンズ 304、306、309 ミラー 305、307、308 ダイクロイックミラー 310〜314 集光レンズ 320 スクリーン 20 光学ブロック 21 ダイクロイックプリズム 211、212 ダイクロイックミラー面 213〜215 面 216 出射面 22 投射レンズ 23 表示ユニット 24〜26 液晶ライトバルブ 900 マイクロレンズ基板 902 ガラス基板 903 凹部 908 ガラス層 909 樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 四谷 真一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H091 FA29Y FA35Y FB02 FB12 FC01 FC02 FC17 FC18 FC26 FD03 FD06 FD15 GA01 GA03 GA08 GA11 GA17 MA07 4F213 AA44 AC04 AD05 AH33 AH74 AJ06 WA02 WB01 WB11 WC01

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の凹部が設けられた第1の基板上に
    樹脂を供給し、該樹脂を介して前記第1の基板と第2の
    基板とを接合するとともに、前記凹部内に前記樹脂を充
    填してマイクロレンズを形成するマイクロレンズ基板の
    製造方法であって、 前記凹部が形成された領域の外側に、スペーサーを含む
    樹脂を設置した状態で前記第1の基板と前記第2の基板
    とを接合することを特徴とするマイクロレンズ基板の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記マイクロレンズを形成する樹脂と、
    前記スペーサーを含む樹脂とは、同種類の材料で構成さ
    れている請求項1に記載のマイクロレンズ基板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記スペーサーは、粒子状である請求項
    1または2に記載のマイクロレンズ基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記スペーサーは、球状粒子である請求
    項1または2に記載のマイクロレンズ基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記スペーサーを含む樹脂は、前記スペ
    ーサーを1〜50重量%含有する請求項1ないし4のい
    ずれかに記載のマイクロレンズ基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の基板は、ガラスで構成されて
    いる請求項1ないし5のいずれかに記載のマイクロレン
    ズ基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のマ
    イクロレンズ基板の製造方法により製造されたことを特
    徴とするマイクロレンズ基板。
  8. 【請求項8】 複数の凹部が設けられた第1の基板と、
    前記凹部を覆うように設けられた樹脂層とを有し、前記
    凹部内に充填された樹脂によりマイクロレンズが構成さ
    れたマイクロレンズ基板であって、 前記マイクロレンズによって構成される有効レンズ領域
    の外側に、前記樹脂層の厚みを規定するスペーサーが設
    けられていることを特徴とするマイクロレンズ基板。
  9. 【請求項9】 前記スペーサーは、マイクロレンズ基板
    の縁部近傍に設けられている請求項8に記載のマイクロ
    レンズ基板。
  10. 【請求項10】 マイクロレンズ基板は四角形をなして
    おり、その四角形のうち少なくとも3辺の近傍には、前
    記スペーサーが設けられている請求項8または9に記載
    のマイクロレンズ基板。
  11. 【請求項11】 前記スペーサーは、粒子状である請求
    項8ないし10のいずれかに記載のマイクロレンズ基
    板。
  12. 【請求項12】 前記スペーサーは、球状粒子である請
    求項8ないし10のいずれかに記載のマイクロレンズ基
    板。
  13. 【請求項13】 前記スペーサーの粒径分布の標準偏差
    は、前記スペーサーの平均粒径の20%以内である請求
    項12に記載のマイクロレンズ基板。
  14. 【請求項14】 前記スペーサーの密度は、0.5〜
    2.0g/cm3である請求項8ないし13のいずれかに記
    載のマイクロレンズ基板。
  15. 【請求項15】 前記スペーサーの密度をρ1(g/c
    m3)、前記樹脂層を構成する樹脂の密度をρ2(g/c
    m3)としたとき、ρ1/ρ2は、0.6〜1.4である
    請求項8ないし14のいずれかに記載のマイクロレンズ
    基板。
  16. 【請求項16】 前記樹脂層上には、表層が設けられて
    いる請求項8ないし15のいずれかに記載のマイクロレ
    ンズ基板。
  17. 【請求項17】 前記表層は、ガラスまたはセラミック
    スで構成されている請求項16に記載のマイクロレンズ
    基板。
  18. 【請求項18】 請求項7ないし17のいずれかに記載
    のマイクロレンズ基板上に、透明導電膜が設けられたこ
    とを特徴とする液晶パネル用対向基板。
  19. 【請求項19】 請求項7ないし17のいずれかに記載
    のマイクロレンズ基板と、該マイクロレンズ基板上に設
    けられたブラックマトリックスと、該ブラックマトリッ
    クスを覆う透明導電膜とを有することを特徴とする液晶
    パネル用対向基板。
  20. 【請求項20】 請求項18または19に記載の液晶パ
    ネル用対向基板を備えたことを特徴とする液晶パネル。
  21. 【請求項21】 画素電極を備えた液晶駆動基板と、該
    液晶駆動基板に接合された請求項18または19に記載
    の液晶パネル用対向基板と、前記液晶駆動基板と前記液
    晶パネル用対向基板との空隙に封入された液晶とを有す
    ることを特徴とする液晶パネル。
  22. 【請求項22】 画素電極を備えた液晶駆動基板と、前
    記液晶駆動基板との距離を規定する第2のスペーサーを
    介して、前記液晶駆動基板に接合された請求項18また
    は19に記載の液晶パネル用対向基板と、前記液晶駆動
    基板と前記液晶パネル用対向基板との空隙に封入された
    液晶とを有することを特徴とする液晶パネル。
  23. 【請求項23】 前記マイクロレンズ基板が有するスペ
    ーサーは、前記第2のスペーサーと異なる物性を有する
    請求項22に記載の液晶パネル。
  24. 【請求項24】 前記マイクロレンズ基板が有するスペ
    ーサーの弾性率は、前記第2のスペーサーの弾性率より
    も低い請求項22または23に記載の液晶パネル。
  25. 【請求項25】 前記液晶駆動基板は、マトリックス状
    に配設された前記画素電極と、前記画素電極に接続され
    た薄膜トランジスタとを有するTFT基板である請求項
    21ないし24のいずれかに記載の液晶パネル。
  26. 【請求項26】 請求項20ないし25のいずれかに記
    載の液晶パネルを備えたライトバルブを有し、該ライト
    バルブを少なくとも1個用いて画像を投射することを特
    徴とする投射型表示装置。
  27. 【請求項27】 画像を形成する赤色、緑色および青色
    に対応した3つのライトバルブと、光源と、該光源から
    の光を赤色、緑色および青色の光に分離し、前記各光を
    対応する前記ライトバルブに導く色分離光学系と、前記
    各画像を合成する色合成光学系と、前記合成された画像
    を投射する投射光学系とを有する投射型表示装置であっ
    て、前記ライトバルブは、請求項20ないし25のいず
    れかに記載の液晶パネルを備えたことを特徴とする投射
    型表示装置。
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