JP2001183428A - シュミット特性検査装置 - Google Patents

シュミット特性検査装置

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JP2001183428A
JP2001183428A JP36466099A JP36466099A JP2001183428A JP 2001183428 A JP2001183428 A JP 2001183428A JP 36466099 A JP36466099 A JP 36466099A JP 36466099 A JP36466099 A JP 36466099A JP 2001183428 A JP2001183428 A JP 2001183428A
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circuit
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schmitt
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clock
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Hiroaki Shiroyama
博明 城山
Yoshimichi Nagasaki
美道 長崎
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シュミット入力回路の特性検査の検査時間が
短縮できるシュミット特性検査装置を提供する。 【解決手段】 シュミット特性検査装置15をクロック
信号1Fに同期して電圧を出力するDAコンバータ16
と前記クロック1Fに同期してシュミット出力信号14
が1レベル区間時をカウントするヒステリシス幅カウン
ト回路とスイッチング電圧Vth、Vtlの測定期間に
は、シュミット入力回路の出力が1レベル期間のみクロ
ックを出力、前記期間後にクロック信号1Fを入力する
ことにヒステリシス幅分のクロックが出力されように設
定されたシュミット特性出力回路1Aで構成することで
デジタル入力、デジタル出力で検査可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関わ
り、特にシュミット入力回路を有した半導体装置と、そ
の検査に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置においてスレッショルド電圧
が1点である入力回路はスイッチング時に入力信号に発
生するノイズが、内部回路に対して誤動作を生ずる事が
ある。これを防止する為にシュミット入力回路が用いら
れるのが一般的である。
【0003】従来は、シュミット入力回路の検査を行う
には、シュミット入力端子からの入力信号が内部回路を
経由することなく外部端子に出力できるように検査容易
化を施した上で検査を行っている。
【0004】一例を従来のシュミット入力回路を有する
半導体装置を示す図11、シュミット特性を示す図12
を用いて説明する。
【0005】図11において、半導体装置111は、シ
ュミット入力回路112の入力にシュミット入力端子1
13が接続され、シュミット入力回路112の出力は内
部回路へ接続され分岐点115で分岐された配線はシュ
ミット出力端子114に接続されておりシュミット入力
端子113からの入力信号が内部回路を経由することな
くシュミット出力端子114に出力できる検査回路構成
となっている。前記シュミット入力回路112の入力ス
イッチング電圧とヒステリシス幅検査を行う場合は、L
SIテスター116の電圧印加装置117をシュミット
入力端子113に接続し、電圧測定装置118をシュミ
ット出力端子114に接続する構成となっている。
【0006】まず、立ち上がり入力スイッチング電圧V
thを測定する場合、図12に示すとおり入力電圧波形
のt1〜t8まで一定電圧幅で階段的に上昇する電圧を
電圧印加装置117からシュミット入力端子113に順
次印加していくと、シュミット入力回路112の出力は
シュミット出力端子114を通じて、電圧測定装置11
8で段階毎に測定してシュミット出力波形123が得ら
れる。このシュミット出力波形123が1レベル→0レ
ベルへ変化した時に電圧印加装置117から発生した電
圧が立ち上がりスイッチング電圧Vthとして確認でき
る。
【0007】また、入力スイッチング電圧Vtlを測定
する場合、入力電圧波形121のt9〜t15まで一定
電圧幅で階段的に下降する電圧を電圧印加装置117か
らシュミット入力端子112に順次印加する。後は、上
述の方法と同様であるが前記シュミット出力波形123
が0レベル→1レベルへ変化した時の電圧印加装置11
7の発生電圧がスイッチング電圧Vtlとして確認でき
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の検査容
易化と検査方法は、汎用ロジックテスターを用いる場合
にテスターの電圧発生装置と電圧測定装置は同期がとれ
ないので、入力電圧を設定し、印加してから出力を測定
完了する為に、あるテストでは約3.5(ms)必要で
ある。例えば、0V〜5Vまで0.05V刻みでシュミ
ット特性を検査する場合、Vth、Vtlの測定にそれ
ぞれ約175(ms)の時間がかかり、さらに測定した
結果からヒステリシス幅(Vth―Vtl)を求める必
要があった。又、N個のシュミット入力回路を搭載して
いる半導体装置を測定する場合は、N*350(ms)
の検査時間が必要となり検査コストが高くなるという問
題がある。
【0009】そこで本発明は、汎用テスターに搭載され
た同期のとれるパターン発生器と期待値比較器を用いた
検査が可能となり、入力スイッチング電圧とヒステリシ
ス幅が1サイクルで検査可能なシュミット入力検査装置
を提供する事を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明による第1のシュミット特性検査装置は、
(イ)クロックに同期してデジタル値をアナログ値に変
換するnビットDAコンバータと(ロ)前記クロック信
号とシュミット出力信号を入力にもつAND回路1と前
記AND回路1の出力と前記クロック信号とUP/DO
WN制御信号を入力に持つnビットUP/DOWNカウ
ンタで構成され、シュミット出力信号が1レベル区間時
のみクロックをカウントするヒステリシス幅カウント回
路と(ハ)前記nビットUP/DOWNカウンタの出力
信号群を入力にもつNOR回路と前記NOR回路の出力信号と
前記クロック信号を入力にもつDフリップフロップと前
記Dフリップフロップの出力信号と前記AND回路1の出
力を入力に持ち、特性モニター端子を出力にもつAND回
路2で構成され、立ち上がりスイッチング電圧Vthと
立ち下がりスイッチング電圧Vtlの測定期間には、シ
ュミット入力回路の出力が1レベル期間のみクロックを
出力し、前記期間後にクロックを入力することによりn
ビットUP/DOWNカウンタがゼロになるまでクロッ
クを出力するように設定されたシュミット特性出力回路
を備えていることを特徴とする。
【0011】nビットDAコンバータ、nビットUP/
DOWNカウンタのビット数は入力電圧分解能とステッ
プ数と入力最大電圧を十分考慮してシュミット入力回路
の入力スイッチング電圧Vth、Vtlが確認できるよ
うに設定する。
【0012】本発明によるシュミット特性検査について
は、シュミット入力回路の出力をあらかじめ内部回路を
経由することなく外部端子に出力できるよう検査容易化
を施した半導体装置において前記nビットDAコンバー
タの出力をシュミット入力回路に接続、シュミット入力
回路の出力端子はヒステリシス幅カウント回路の間D回
路1に接続して実施する。
【0013】テスターからは、nビットデジタル信号、
クロック信号、リセット信号、UP/DOWN制御信号
を与え、シュミット特性出力回路の特性モニター端子で
期待値を比較する。
【0014】(I) 第一期間でリセット後、電圧を上
昇するようにnビットDAコンバータにデジタル信号を
与え又、UP/DOWN信号からはnビットUP/DO
WNカウンタがカウントアップする信号を与えシュミッ
ト入力回路の出力が1レベル区間のみ、つまり1レベル
→0レベルに変化するまで入力クロックをカウントアッ
プし、又シュミット特性出力回路からは入力クロックが
出力されるので、スイッチング電圧Vth規格にあわせ
て期待値と比較すればよい。ここで1クロックは入力電
圧の分解能に相当する。
【0015】(II) 第二期間で電圧を下降するようにn
ビットDAコンバータにデジタル信号を与え又、UP/
DOWN信号からはnビットUP/DOWNカウンタが
カウントダウンする信号を与えるとシュミット出力が1
レベル区間のみ、つまり0レベル→1レベルへ変化後か
ら入力クロック信号をカウントダウンし、さらにシュミ
ット特性出力回路からはクロックが出力されるので、ス
イッチング電圧Vtl規格にあわせて期待値と比較すれ
ばよい。
【0016】(III) (I)〜(II)が終了した時点で、n
ビットUP/DOWNカウンタにはVth測定とVtl
測定に入力されたクロック数の差であるヒステリシス幅
が記憶されている。引き続きクロックを入力することに
より、nビットUP/DOWNカウンタがゼロになるま
でシュミット特性出力回路からは入力クロックが出力さ
れるので、ヒステリシス幅の規格にあわせて期待値と比
較すればよい。
【0017】このような、本発明のシュミット特性装置
と検査方法によれば、検査装置の入力電圧発生回路と特
性測定回路は同期しており、シュミット特性測定をデジ
タル入力とデジタル出力で行えるので、汎用ロジックテ
スターに存在する互いに同期したパターン発生器と期待
値比較器が使用可能となり、又入力スイッチングレベル
Vth、Vtlとヒステリシス幅特性検査が連続した1
サイクルで測定出来ることから検査時間の大幅な短縮が
実現可能となる。
【0018】本発明の第2のシュミット特性検査装置
は、第1のシュミット特性検査装置のヒステリシス幅カ
ウント回路とシュミット特性出力回路を半導体装置内の
シュミット入力回路とシュミット出力端子間に搭載する
ものである。クロック信号、リセット信号は半導体装置
のシステムクロック、システムリセットから得、UP/
DOWN信号は半導体装置内でクロック信号を入力とす
るカウンタで構成した制御回路を追加し生成する構成で
あることを特徴とする。
【0019】このような構成にすることにより半導体装
置の検査端子を増設することなく第一のシュミット特性
検査装値の効果が得られる。また半導体装置に取り込む
ことにより高速に検査する際に半導体装置外部の検査治
具の負荷・配線長に起因するインピーダンスアンマッチ
ングによる、ノイズの影響で誤カウントするなどの不具
合は発生せず、さらに安定した高速測定が可能となる。
【0020】測定方法については、第一のシュミット特
性検査装置と同様である。
【0021】本発明の第3のシュミット特性検査装置で
あるが、シュミット入力回路は複数搭載していることが
ほとんどである。第一、第二のシュミット入力回路検査
装置において、各シュミット入力回路の出力とヒステリ
シス幅カウント回路間にAND回路、OR回路、セレクタ回
路で構成された同時測定回路を増設した構成とし、同時
測定回路は特性切り替え端子により入力スイッチング電
圧検査とヒステリシス幅検査を切り替える事を特徴と
し、検査については各シュミット入力端子にnビットD
Aコンバータの出力電圧を同時に与えて測定する事を特
徴とする。本同時測定回路を挿入した場合、第1、第2
のシュミット特性検査装置の特徴上、入力スイッチング
電圧とヒステリシス幅の検査は2サイクル必要となる。
従って、半導体装置に2個のシュミット入力回路を搭載
している場合は1個搭載時の2倍の検査時間がかかる。
しかし3個以上搭載している場合は、2サイクルで検査
可能となり、さらなる検査時間短縮・検査コストの削減
が可能である。
【0022】本発明の第4のシュミット特性検査装置で
あるが、第一、第二、第三のシュミット特性検査装置に
おいて、シュミット入力回路に接続したDAコンバータ
を構成的にコンデンサに変更し、汎用ロジックテスター
に内蔵されている定電流源を利用して、時間に対し直線
的な電圧をシュミット入力回路に与えられるように変更
したものである。コンデンサの第1端子をシュミット入
力回路の入力に接続し、第2端子をGNDに接続する。
さらに前記コンデンサの第一端をリレー1の第1端に接
続し、リレー1の第2端をリレー2,3の第1端に接続
し、リレー2,3の第2端をテスターの定電流源1(+
電流),定電流源2(−電流)にそれぞれ接続し、さら
に前記容量の第1端はリレー4を介してGNDに接続す
る。リレー2、3の制御はUP/DOWN制御信号を用
いリレー2、3の制御は逆極性となるように設定し、リ
レー1、4の制御はリセット制御信号を用いリレー1、
4の制御は逆極性となるように設定する構成であること
を特徴とする。但し、第二のシュミット特性検査装置に
適応する時は、UP/DOWN制御端子が存在しないの
で増設する必要がある。
【0023】又、定電流源の電流の絶対値は同等にし、
クロック信号周波数と定電流の時定数から、要望電圧が
チャージアップ・ダウンして電圧印加できるように設定
する必要がある。
【0024】本発明によるシュミット特性検査について
は、第一、第二のシュミット特性検査装置と異なる入力
電圧の発生方法のみ説明する。 (I)測定第一期間においては、リレー1をON、リレー
4をOFFしてコンデンサの電荷をゼロとする。 (II)測定第二期間においては、定電流源1(+電流)が
出力するようにリレー2をONしてシュミット入力にC
に充電しながら電圧を入力しスイッチン電圧Vthを測
定する。 (III)測定第三期間においては、定電流源2(−電流)
が出力するようにリレー3をONしてシュミット入力に
コンデンサを放電しながら電圧を入力しスイッチング電
圧Vtlを測定する。
【0025】このような構成によればDAコンバータの
デジタル入力信号は必要なく入力電圧発生回路の簡単化
が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシュミット特性検
査装置と検査方法について図面を参照しながら具体的に
説明する。
【0027】(実施の形態1)図1は実施形態1のシュ
ミットを示す図であり、シュミット入力回路の出力をあ
らかじめ内部回路を経由することなく外部端子に出力で
きるよう検査容易化を施した半導体装置に接続して特性
検査を行うものである。
【0028】図1において、11は半導体装置、12は
シュミット入力回路、13はシュミット入力端子、14
はシュミット出力端子、15はシュミット特性検査装
置、16は3ビットDAコンバータ、1Aはシュミット
特性出力回路、17はヒステリシス幅カウント回路、1
8、1DはAND回路、19は3ビットUP/DOWN
カウンタ(但し、U/Dが“1”でカウントアップす
る。)、1BはNOR回路、1CはDフリップフロッ
プ、1Eは3ビットデジタル入力信号、1Fはクロック
信号、1GはUP/DOWN制御信号、1Hはリセット信号、
1Iは特性モニター信号であり、半導体装置11につい
てシュミット入力端子13はシュミット入力回路12の
入力に接続され、前記シュミット入力端子13の出力は
内部回路へ接続され、さらに前記シュミット外部入力端
子13の出力はシュミット出力端子14にも接続されて
おり、シュミット入力端子13から入力された信号が内
部回路を経由することなくシュミット出力端子14に出
力できるような構成となっている。
【0029】シュミット特性検査装置15については、
シュミット入力電圧発生源は、3ビットDAコンバータ
16のクロック入力にクロック信号1Fを接続されてお
り、3ビットデジタル入力信号1Eからデジタルデータ
を入力する事でクロックに同期したアナログ値が3ビッ
トDAコンバータから出力できるようになっている。シ
ュミット特性測定側は、ヒステリシス幅カウント回路1
7はシュミット出力端子14を通じて得たシュミット入
力回路12の出力とクロック信号1Fを入力にもつAN
D回路18の出力とUP/DOWN制御信号1Gとリセ
ット信号1Hを入力に持つ3ビットUP/DOWNカウ
ンタ19で構成されており、シュミット入力回路12の
出力が1レベルの時のみUP/DOWNカウンタ19に
クロック信号が入力される。又、シュミット特性出力回
路1Aは3ビットUP/DOWNカウンタ19の3ビッ
ト出力を入力にもつNOR回路1Bと前記NOR回路1Bの出
力をD入力に、クロック信号1FをCK入力に、リセッ
ト信号1HをRET入力にもつDフリップフロップ1C
とDフリップフロップ1CのQ出力とAND回路18の出
力を入力に持ち、特性モニター端子1Iを出力にもつAN
D回路1Dで構成されており、シュミット入力回路12
の出力と3ビットUP/DOWNカウンタ回路19の出
力に応じて特性モニター端子1Iから入力クロック信号
が出力される。
【0030】つまり上記説明の構成によれば、3ビット
DAコンバータ入力端子1Eに入力されるデジタルデー
タに同期したアナログデータを出力し、クロック端子1
Fから入力される信号を特性モニター端子1Iに出力す
るか否かをシュミット特性出力回路1A,ヒステリシス
幅カウント回路17で制御することによってシュミット
特性の確認が可能となる。又、3ビットDAコンバータ
16とヒステリシス幅カウント回路17とシュミット特
性出力回路1Aはクロック端子1Fに接続することで同
期をとっている。
【0031】実施形態1のシュミット特性検査装置を用
いた検査方法であるが、図2、図3を用いて説明する。
【0032】図2は実施形態1の検査時の接続を示す
図、図3は実施形態1の検査時動作タイミングを示す図
であるが、図1と同一機能を示す部位については同一符
号を付与し説明を省く。
【0033】図2において、21は汎用テスター、22
はパターン発生器、23は期待値比較器であるが、汎用
テスター21においてパターン発生器22と期待値比較
器23は同期がとれるのは一般的である。
【0034】図3において、31は3ビットDAコンバ
ータ16の出力波形、32はシュミット入力回路12の
出力波形、33は3ビットDAコンバータ16の入力デ
ータ、34はクロック信号1Fの入力波形、35はリセ
ット信号17の入力波形、36はUP/DOWN制御信号1G
の入力波形、37は特性モニター信号1Iの出力波形、
38はAND回路18の出力波形、39は3ビットUP
/DOENカウンタ19のカウント値、3AはNOR回路
1Bの出力波形、3BはDフリップフロップ1Cの出力
波形である。
【0035】検査は、シュミット特性検査装置15の3
ビットデジタル入力信号1E、クロック信号1F、UP
/DOWN制御信号1G、リセット信号1Hをそれぞれ
パターン発生装置に接続し、シュミット特性モニター信
号1Iを期待値比較器23に接続して実施する。
【0036】まず、3ビットデジタル入力信号19のデ
ータは、3ビットDAコンバータを用いて入力するため
3=8を越えないように、かつシュミット入力回路1
2のスイッチングが十分確認できる入力電圧であるMA
Xが発生出来ることを考慮して図3(31)に示すよう
に設定する。
【0037】T0期間はシュミット特性検査装置15の
リセット期間であり、リセット信号1Hにより3ビット
UP/DOWNカウンタ19のカウント値は“0”にセ
ットされ、Dフリップフロップ1Cは0レベルにセット
される。又、3ビットUP/DOWNカウンタ19のカ
ウント値bは“0”であるのでNOR回路1Bの出力は1
レベルとなっている。従って特性モニター端子1Iにク
ロック信号は出力されない。
【0038】T1〜T9までは、3ビットDAコンバー
タ16の出力はクロックに同期してMAX電圧まで上昇さ
せスイッチング電圧Vthを確認する。
【0039】T1期間では、UP/DOWN制御信号1Gは1
レベルが入力されるので3ビットUP/DOWNカウン
タ19はUPカウンタとして働く。そしてシュミット入力
回路の出力は1レベルであるのでクロック信号がAND
回路18から出力され、3ビットUP/DOWNカウン
タ19でUPカウントされると同時にDフリップフロップ
1CはT0期間でのNOR回路1Bの出力1レベルをラッ
チするのでAND回路1DからはAND回路18の出力
信号をそのまま出力するので、特性モニター信号1Iか
らはクロックが出力される。
【0040】T2〜T6期間まではT1期間と同様の動
作を繰り返す。尚、T6動作完了時の3ビットUP/D
OWNカウンタのカウント値は“6”である。
【0041】T7期間ではシュミット入力回路12の出
力はスイッチングにより0レベルとなるのでクロック信
号1FはAND回路18から出力されず、3ビットUP
/DOWNカウンタ19はUPカウントされない。また、
同時にAND回路1DからはAND回路18の出力がそ
のまま出力される。このようにスイッチングレベルVt
hは特性モニター端子1Iのクロック信号が停止される
瞬間であるので、製品仕様の入力アナログ電圧が発生す
るクロック入力期間に期待値Lを入れて比較すればよ
い。
【0042】T8〜T9期間は、T7期間と同様の動作
を繰り返す。尚、T9動作完了時の3ビットUP/DO
WNカウンタのカウント値は“6”のままである。
【0043】T10〜T17期間では、3ビットDAコ
ンバータ16の出力はクロックに同期して0Vまで下降
させスイッチング電圧Vthを確認する。
【0044】T10期間では、UP/DOWN制御信号1Gは
0レベルが入力されるので3ビットUP/DOWNカウ
ンタ19はDOWNカウンタとして働く。そしてシュミット
入力回路の出力は0レベルであるのでクロック信号がA
ND回路18から出力されず、3ビットUP/DOWN
カウンタ19はDOWNカウントしない。又同時にAND回
路1DはAND回路18の出力をそのまま出力するの
で、特性モニター信号1Iからクロックは出力されな
い。
【0045】T11〜T13の期間まではT10期間と
同様の動作を繰り返す。尚、T12動作完了時の3ビッ
トUP/DOWNカウンタのカウント値は“6”のまま
でる。
【0046】T14期間ではシュミット入力回路12の
出力はスイッチングにより1レベルとなるのでクロック
信号1Fに入力されるクロックがAND回路18から出
力され、3ビットUP/DOWNカウンタ19はDOW
Nカウントされる。また、同時にAND回路1Dからは
AND回路18の出力信号がそのまま出力される。この
ようにスイッチングレベルVtlは特性モニター端子に
クロック出力が発生する瞬間であるので、製品仕様の入
力アナログ電圧が発生するクロック入力期間に期待値H
を入れて比較すればよい。
【0047】T15〜T17期間は、T14期間と同様
の動作を繰り返す。尚、T17動作完了時の3ビットU
P/DOWNカウンタ19のカウント値は“2”であ
る。
【0048】T18期間以降は、ヒステリシス幅の特性
を確認するが、ここでT17期間に3ビットUP/DO
WNカウンタ19のカウント値“2”は3ビットDAコ
ンバータ16の2STEP分の電圧であるヒステリシス幅を
表していることが確認できる。
【0049】T18〜T19期間ではシュミット入力回
路12の出力は1レベルのままであるのでクロック信号
1Fに入力されるクロックがAND回路18から出力さ
れ、3ビットUP/DOWNカウンタ19はDOWNカ
ウントが続き、同時にAND回路1DからはAND回路
18の出力信号がそのまま出力される。尚、T19につ
いては、3ビットUP/DOWNカウンタ19のカウン
ト値が“0”となるのでNOR回路1Bの出力は1レベル
となる。
【0050】T20期間では、T19でNOR回路1Bの
出力が1レベルとなっているのでDフリップフロップ1
CがラッチしてAND回路2に0レベルを出力する。こ
れにより、AND回路1Dから出力されるクロックは遮
断され特性モニター端子1Iは0レベルを出力する。従
って、T18期間以降に特性モニター端子1Iから出力
されるクロックの数がヒステリシス幅となるので規格に
合わせて期待値を入れて比較すればよい。
【0051】尚、説明に使用した、DAコンバータ、U
P/DOWNカウンタは説明の便宜上3ビットとしたも
のであり、高分解能で測定するときはさらにビット数を
増加させれば良い。
【0052】このように実施の形態1のシュミット特性
検査装置によれば、入力電圧発生と出力電圧測定がデジ
タル入力、デジタル出力で行えるので汎用テスタの互い
に同期のとれたパターン発生器と期待値比較器を用いて
検査が行え又、スイッチングレベルVth、Vtlとヒ
ステリシス幅特性検査が連続した1サイクルで測定出来
ることから検査時間の短縮が実現可能となり検査コスト
の削減が可能となる。例えば、0V〜5Vまで0.05
V刻みでシュミット特性を全て検査する場合、従来の検
査回路・検査方法では350ms、実施形態1の検査回
路・検査方法ではクロック周波数を1MHzとすると約
220μsで約1600倍の検査時間短縮となる。尚、
汎用テスターが発生できる限界周波数で検査すればさら
に効果が増す事は言うまでもない。
【0053】(実施形態2)図4は実施形態2のシュミ
ットを示す図であり、実施の形態1で説明したシュミッ
ト特性検査装置の、シュミット出力測定装置部を被測定
半導体装置に取り込んだ構成となっている。図5は実施
形態2の検査信号タイミング図である。
【0054】図4において、41は実施形態2のシュミ
ット特性検査装置、42は半導体装置のシステムクロッ
ク信号、43は半導体装置のシステムリセット信号、4
4はUP/DOWN制御信号発生回路、45は4ビットアップ
カウンタ、46、47はNOR回路、48はOR回路、4
9はTフリップフロップ、図5において51はUP/DOWN
制御信号発生回路の出力波形、52はOR回路48の出力
波形である。又、図1、図3と同じ機能を有する部位に
ついては説明を省く。シュミット特性検査装置41のヒ
ステリシス幅測定回路17とシュミット特性出力回路1
Aを被測定半導体装置11のシュミット入力回路12の
出力とシュミット出力端子14間に割り込ませる構成と
している。また、クロック信号1Fは半導体装置のシス
テムクロック信号42に接続してクロックを得、リセッ
ト信号1Hは被測定半導体装置のシステムリセット信号
3に接続して信号を得、さらにUP/DOWN制御信号はクロ
ック信号1HのクロックをもとにUP/DOWN制御信号発生
回路生成44で生成される構成としている。UP/DOWN制
御信号発生回路44は、クロック信号1Fとリセット信
号1Hを入力にもつアップカウンタ45と、アップカウ
ンタ45の4ビット出力信号を入力にもつNOR回路4
6、47と、NOR回路46、47の出力を入力にもつOR
回路48と、OR回路48の出力をT入力に持ちリセット
信号1HをRET入力に持つTフリップフロップ49で構
成されており、Dフリップフロップ47のQ出力はヒス
テリシス幅測定回路17内の3ビットUP/DOWNカウンタ
19のU/Dに接続されている。
【0055】ここで、アップカウンタ45は3ビットDA
コンバータの出力が図5のMAX電圧値になるまでのクロ
ックが十分カウントできるようなビット幅を選択し、さ
らにNOR回路47の出力はカウント出力値が{(MAX値
までのクロック数)−1}で0レベルとなるように、NO
R回路46の出力はカウンタ出力値が“1”レベルの時
に0レベルが出力されるように設定する必要がある。
【0056】ここで実施形態1の動作と異なるUP/DOWN
制御信号発生回路44の動作を図5を参照して説明す
る。
【0057】OR回路48の出力波形は、4ビットUPカウ
ンタ45のカウント出力値が“1”、“9”の期間すな
わちT1,T9期間で1レベルとなる。このため、Tフ
リップフロップのQ反転出力はT9期間以降で1レベル
から0レベルに変化して実施形態1のUP/DOWN切
り替え信号はクロック信号1Fから生成できている。
【0058】このように実施の形態2のシュミット特性
検査装置によれば実施形態1のシュミット特性検査装置
に比べて測定用の外付け部品点数の削減が可能であり、
しかも被測定半導体装置の検査専用端子数を増加するこ
となく効果が得られる。又、半導体装置に取り込むこと
により、高速検査時の負荷・配線長に起因するインピー
ダンスアンマッチングによる、ノイズの影響でカウンタ
が誤カウントするなどの不具合は発生せず、さらに安定
した高速測定が可能となる。
【0059】(実施形態3)図6は実施形態3のシュミ
ットを示す図であり、実施の形態1で説明したシュミッ
ト特性検査装置で、複数のシュミット入力回路を備えた
半導体装置を測定するためにシュミット出力測定装置部
に同時測定回路を追加した構成となっている。図6にお
いて、61は同時測定回路、62はAND回路、63は
OR回路、64,65,66はセレクタ回路、67は特性
切り替え端子、12a、12bはシュミット入力回路、
13a、13bはシュミット入力端子、14a、14b
はシュミット出力端子であり、図1と同じ機能をする部
位については説明を省く。半導体装置11には、3個の
シュミット入力回路が搭載されている場合を例にあげて
いる。同時測定回路61のAND回路62とOR回路63
の入力に接続され、出力はシュミット入力回路12、1
2a、13bの出力を入力に持つAND回路62及びOR
回路63と前記AND回路62の出力を1選択側にOR回
路63の出力を0選択側入力に持ちUP/DOWN切り替
え信号をセレクト信号にもつセレクタ64と前記65前
記AND回路62の出力を0選択側にOR回路63の出力
を1選択側入力に持ちUP/DOWN切り替え信号をセレ
クト信号にもつセレクタ65と前記セレクタ回路64,
65の出力を入力に持ち特性切り替え信号をセレクト信
号に持つセレクタ66で構成されており、セレクタ66
の出力はAND回路18の入力に接続されている。又、3
ビットDAコンバータ16の出力はシュミット入力端子
13,13a、13bに同時に接続されている。
【0060】上記の実施形態3のシュミット特性検査装
置の測定動作であるが、同時測定回路61のみ図を参照
しながら説明を行う。それ以外の回路動作は実施形態1
と同様である。
【0061】図7は同時測定回路61の動作タイミング
を示した図であり、71、72,73はシュミット入力
回路12,12a,12bそれぞれのシュミット出力波
形、74はセレクタ回路64の出力波形、75はセレク
ト回路65の出力波形である。
【0062】尚、同時測定回路を使用する第一のシュミ
ット特性検査装置半導体装置では特徴上2サイクルの検
査を行う必要がある。これは複数シュミット入力端子を
同時測定する場合、入力スイッチング電圧Vth、Vt
lはシュミット入力回路71,72,73が全てスイッ
チングした電圧が最も特性が悪く、ヒステリシス幅はシ
ュミット入力回路71,72,73が1つでもスイッチ
ングした時の電圧の差をとる事が一番特性が悪くなるた
めである。
【0063】1サイクル目は、特性切り替え信号を
“0”に設定してスイッチング電圧の検査を実施する。
よってセレクタ回路66はセレクタ回路65の出力を選
択し出力する。
【0064】期間T0からT9までは、UP/DOWN
切り替え信号が1レベルであるのでOR回路63の出力
が選択される。つまり全てのシュミット入力回路がスイ
ッチングすればOR回路63の出力は反転する。よって
T8期間がスイッチング電圧Vthである。
【0065】期間T10からT20まではUP/DOW
N切り替え信号が0レベルであるのでAND回路62の出
力が選択される。つまり全てのシュミット入力回路がス
イッチングすればAND回路62の出力は反転する。よっ
てT15期間がスイッチング電圧Vtlである。
【0066】期間T0〜T20動作中に随時セレクタ回
路66から出力された信号がAND回路18に入力される
ので特性モニター端子1Iで期待値比較すればいい。こ
のときのヒステリシス幅は一番広い場合を示す。
【0067】2サイクル目は、特性切り替え信号を1レ
ベルに設定してヒステリシス幅の検査を実施する。よっ
てセレクタ回路66はセレクタ回路64の出力を選択し
出力する。
【0068】期間T0からT9までは、UP/DOWN
切り替え信号が1レベルであるのでAND回路62の出力
が選択される。つまり1つでもシュミット入力回路がス
イッチングすればAND回路62の出力は反転する。よっ
てT7期間がスイッチング電圧Vthである。
【0069】期間T10からT20まではUP/DOW
N切り替え信号が0レベルであるのでAND回路62の出
力が選択される。つまり1つでもシュミット入力回路が
スイッチングすればAND回路62の出力は反転する。よ
ってT14期間がスイッチング電圧Vtlである。
【0070】期間T0〜T20動作中に随時セレクタ回
路66から出力された信号がAND回路18に入力される
ので特性モニター端子1Iで期待値比較すればいい。こ
のときのスイッチング電圧Vth、Vtlは一番特性が
良い場合を示す。
【0071】以上のように3個のシュミット入力回路を
搭載していても2サイクルの検査で全シュミット入力回
路の最も悪い特性を対象に検査できるので入力シュミッ
ト回路を多く搭載していれば、シュミット回路1つ当た
りの検査時間は短くなり、検査コストをさらに低下する
ことが可能である。尚、シュミット入力回路が2個以上
搭載している場合に適応できるが、2個の場合の検査時
間は1個の場合の2倍必要となる。
【0072】(実施形態4)図8は実施形態4のシュミ
ットを示す図であり実施形態2のシュミット検査装置に
おいてシュミット入力回路が複数搭載されている場合
に、実施形態3の同時測定回路を適用したものである。
【0073】実施形態3のシュミットと構成はほぼ同様
であるが、相違する部分のみ説明する。尚、動作につい
ては同様であるので説明を省く。
【0074】図9において3つの入力シュミット回路を
搭載している場合であり、81は特性切り替え端子であ
る。
【0075】図示しているようにシュミット特性をモニ
ターする出力端子は同時測定回路61を追加することで
シュミット出力端子14のみとなり、シュミット検査端
子は2本削減できている。しかし、特性切り替え信号8
1は被半導体装置の外部から入力するため、1本専用端
子が必要である。つまり3個のシュミット入力回路を搭
載している場合1本の検査端子が削減できている事にな
る。
【0076】上記のように、実施形態4のシュミットに
よれば、2個以上のシュミット回路搭載の半導体装置に
適応でき、検査時間を短縮出来る上にシュミット入力回
路が3個以上で1個増える毎に1本ずつ端子削減が可能
である。
【0077】又、3個以上のシュミット入力回路を搭載
した半導体装置の場合、UP/DOWN制御回路44を使用せ
ず外部端子を設けても端子数は増加せず、シュミット回
路が4個以上1個増加する毎に1本の端子削除が可能と
なる。
【0078】(実施形態5)本発明の実施の形態1に係
る図1は被測定半導体装置と実施形態5のシュミットを
示す図であり、シュミット装置の電圧発生源をDAコン
バータからコンデンサに変更したものである。
【0079】図9において91、92は定電流源、93
は電圧発生回路、94、95,96、97はリレー、9
8はコンデンサ、99、9Aはインバータ回路、9Bは
接点、9CはDAコンバータによる電圧発生源を含まな
い図1のシュミット検査装置である。
【0080】電圧発生回路93は、汎用テスター21の
定電流源91、92を、リレー94,95の第1端にそ
れぞれ接続し、リレー94,95のそれぞれの第二端を
互いに接点9Bで接続している。リレー94の制御には
UP/DOWN信号1Gを接続、リレー95の制御に
は、UP/DOWN信号1Gを入力にもつインバータ回
路99の出力を接続している。接点9Bには、リレー9
7の第1端が接続されており、第2端には以下(1)〜
(3)が接続されている。(1)第1端がGNDに接続
されたリレー96の第2端。(2)第1端がGNDに接
続されたコンデンサ98の第2端。(3)半導体装置1
1のシュミット入力端子13、リレー96の制御にはリ
セット信号1Hを接続、リレー97の制御には、リセッ
ト信号1Hを入力にもつインバータ回路1Aの出力を接
続している。
【0081】但し、リレー95,96,97、98の制
御であるが1レベルでONするものとする。
【0082】このような構成の電圧発生回路93の動作
説明について図10を参照しながら説明する。図10は
電圧発生回路93の動作タイミング図であり101はコ
ンデンサ98の出力電圧値であり、実施形態1で説明し
た図2と同様の動作を示す分の説明は省く。尚、電圧発
生回路の比較の為、実施形態1で示したDAコンバータ1
6を使った場合の出力波形も記載している。
【0083】まず定電流源91にコンデンサ98の容量
とMAX電圧を出力するまでの時間で決定する時定数を考
慮して+電流を決定する。又、定電流源92は定電流源
91と絶対値が等しい−電流を設定する必要する。算出
式は設定電流値をI、発生MAX電圧をV、コンデンサ
98の容量をCとするI=CV/tで表される。コンデ
ンサ98の容量は電流と電圧の関係が非線形とならない
ような選択に注意を要する。
【0084】T0期間はリセット期間であり、リセット
信号1Gが1レベルとなるのでリレー96がON、97は
OFFし、コンデンサ98にチャージされた電荷を引き
抜く。このとき、UP/DOWN制御信号1Gが1レベ
ルの為、リレー94がONするが、リレー97がOFF
しているのでGNDに大電流が流れることはない。
【0085】T1期間においては、リセット信号は0レ
ベルとなりリレー97がON、リレー96がOFFす
る。又、UP/DOWN制御信号1Gが1レベルの為、
リレー94はON、リレー97はOFFのままであるの
で定電流源91からは+定電流がコンデンサ98に印加
され時定数に従ってチャージアップされ、1ステップ分
の電圧まで上昇する。
【0086】T2〜9まではT1と同様の動作を繰り返
し、T9でコンデンサ98の電圧はMAX電圧となる。
【0087】T10期間においては、UP/DOWN制
御信号1Gが0レベルになる為、リレー94はOFF、
リレー97はONとなるので定電流源92からは一定電
流がコンデンサ98から時定数に従って引き抜かれ、1
ステップ分の電圧分下降するする。
【0088】T11〜T17まではT10と同様の動作
を繰り返し、T17でコンデンサ98の電圧は0Vとな
る。
【0089】以上のように、クロック信号1Fの立ち上
がり時にコンデンサ98の出力電圧は実施の形態1〜4
でのDAコンバータの出力電圧と同様であることが分か
る。このような構成によれば、3ビットデジタル信号デ
ータの必要もなくなりシュミット入力電圧発生回路の簡
単化が実現できる。尚、実施形態2〜4についても適用
できる。但し、実施形態2、実施形態4については、U
P/DOWN信号1Gは被測定半導体内で発生している
ため外部には存在しない、従ってテスターから同一信号
を入力することで、適応可能である。
【0090】
【発明の効果】以上のように、本発明によるシュミット
特性検査装置と検査方法によれば、検査時の入力電圧発
生とシュミット出力測定がデジタルで行えるので汎用テ
スタの一般的機能である同期のとれたパターン発生器と
期待値比較器が使用でき、又入力スイッチング電圧とヒ
ステリシス幅の検査時間が同時に測定でき、さらには、
複数のシュミット入力回路の検査も同時測定可能となる
ので、検査時間短縮が可能であり検査コスト削減を行う
ことが出来る。さらに、シュミット特性検査回路を内蔵
することにより測定精度の向上が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のシュミット特性検査装置図
【図2】実施形態1の検査時の接続図
【図3】実施形態1の検査時動作タイミングを示す図
【図4】実施形態2のシュミット特性検査装置図
【図5】実施形態2の検査信号タイミング図
【図6】実施形態3のシュミット特性検査装置図
【図7】実施形態3の同時測定回路61の動作タイミン
グを示した図
【図8】実施形態4のシュミット特性検査装置図
【図9】実施形態5のシュミット特性検査装置図
【図10】実施形態5の電圧発生回路103の動作タイ
ミング図
【図11】従来のシュミット入力回路を有する半導体装
置を示す図
【図12】シュミット特性を示す図
【符号の説明】
11、111 半導体装置 12、12a、12b、112 シュミット入力回路 13、13a、13b、113 シュミット入力端子 14、14a、14b、114 シュミット出力端子 15 シュミット特性検査回路 16 3ビットDAコンバータ 17 ヒステリシス幅カウント回路 18、1D、62 AND回路 19 3ビットUP/DOWNカウンタ 1A シュミット特性出力回路 1B、46,47 NOR回路 1C Dフリップフロップ 1E 3ビットデジタル信号 1F クロック信号 1G UP/DOWN制御端子 1H リセット信号 1I 特性モニター信号 21、116 汎用テスター 22、117 パターン発生器 23、118 期待値比較器 31 3ビットDAコンバータ16の出力波形 32 シュミット入力回路12の出力波形 33 3ビットDAコンバータ16の入力データ 34 クロック信号1Fの入力波形 35 リセット信号17の入力波形 36 UP/DOWN制御信号1Gの入力波形 37 特性モニター信号の出力波形 38 AND回路18の出力波形 39 3ビットUP/DOWNカウンタ19のカウント値 3A NOR回路1Bの出力波形 3B Dフリップフロップ1Cの出力波形 41 実施形態2のシュミット特性検査装置 42 半導体装置のシステムクロック信号 43 半導体装置のシステムリセット信号 44 UP/DOWN制御信号発生回路 45 4ビットアップカウンタ 48、63 OR回路 49 Tフリップフロップ 51 UP/DOWN制御信号発生回路の出力波形 52 OR回路48の出力波形 61 同時測定回路 64、65、66 セレクタ回路 67 特性切り替え端子 71 シュミット入力回路12のシュミット出力波形 72 シュミット入力回路12aのシュミット出力波形 73 シュミット入力回路12bのシュミット出力波形 74 セレクタ回路64の出力波形 75 セレクト回路65の出力波形 81 特性切り替え端子 91、92 定電流源 93 電圧発生回路 94、95,96、97 リレー 98 コンデンサ 99、9A インバータ回路 9B、115 接点 9C DAコンバータによる電圧発生源を含まない図1
のシュミット検査装置 101 コンデンサ98の出力電圧値 121 入力電圧波形 122 ヒステリシス幅 123 シュミット出力波形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G032 AA01 AC03 AE06 AE08 AE14 AG07 AH07 AL11 AL16 5J043 AA09 9A001 BB06 EE05 KK31 LL05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号に同期してデジタル値をアナ
    ログ値に変換するDAコンバータと、 前記クロック信号、前記半導体装置のシュミット出力信
    号、リセット信号、及びUP−DOWN制御端子を入力
    信号としてシュミット出力信号が1レベル区間時のみク
    ロックをカウントするヒステリシス幅カウント回路と、 前記ヒステリシス幅カウント回路の出力、クロック信
    号、及びリセット信号を入力信号とし、特性モニター端
    子を出力とし、立ち上がりスイッチング電圧Vthと立
    ち下がりスイッチング電圧Vtlの測定期間に、シュミ
    ット入力回路の出力が1レベル期間のみクロックを出力
    し、前記期間後にクロックを入力することにより、前記
    ヒステリシス幅カウント回路のカウント値がゼロになる
    までクロックを出力するシュミット特性出力回路とを備
    えていることを特徴とするシュミット特性検査装置。
  2. 【請求項2】請求項1のシュミット特性検査装置のヒス
    テリシス幅カウント回路とシュミット特性出力回路を、
    半導体装置のシュミット入力回路の出力とシュミット出
    力端子間に搭載し、クロック信号及びリセット信号は半
    導体装置のシステムクロック、システムリセットから
    得、かつUP/DOWN制御信号は半導体装置内でクロ
    ック信号から生成するUP−DOWN制御回路から得る
    事を特徴とするシュミット特性検査装置。
  3. 【請求項3】シュミット入力回路のスイッチングが十分
    確認可能な電圧まで0Vから一定分解能でクロックに同
    期してアナログ電圧を入力する第1期間で立ち下がりス
    イッチング電圧を測定し特性モニター端子で判定し、そ
    の際ヒステリシス幅カウント回路に半導体装置のシュミ
    ット入力回路が“1”出力の時のみクロックのカウント
    アップを行い、前記電圧から0Vまで第1期間と同様の
    一定分解能でクロックに同期してアナログ電圧を入力す
    る第2期間で立ち上がりスイッチング電圧を特性モニタ
    ー端子で測定し、その際ヒステリシス幅カウント回路に
    半導体装置のシュミット入力回路が“1”出力の時のみ
    クロックのカウントダウンし、前記第1,第2期間中の
    ヒステリシス幅カウント回路のカウント値がヒステリシ
    ス幅に相当し、さらにクロックを入力する第3期間にお
    いてヒステリシス幅カウント回路のカウント値の数だけ
    クロックを出力しヒステリシス幅を判定することを特徴
    とする請求項1又は2の半導体特性検査装置を用いた検
    査方法。
  4. 【請求項4】複数のシュミット入力回路を備えた半導体
    装置を測定するために全てのシュミット入力回路の出力
    とヒステリシス幅カウント回路間に特性切り替え制御端
    子を備えた同時測定回路を追加したことを特徴とする請
    求項1又は2記載のシュミット特性検査装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は請求項2又は請求項4のシュ
    ミット特性検査回路におけるシュミット入力回路に接続
    し、アナログ電圧を発生するDAコンバータを使用せず
    に、コンデンサの時定数を用いてクロックに同期したア
    ナログ電圧発生回路を用いたシュミット特性検査装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117289116A (zh) * 2023-11-27 2023-12-26 成都锐成芯微科技股份有限公司 一种施密特触发器的测试方法

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