JP2001182575A - エンジン制御装置 - Google Patents
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Abstract
御しながらEGR装置等による排ガス浄化性能を良好に
保つことができるようにする。 【解決手段】 過給機30の過給圧及びEGR20のE
GR弁26の制御を行なう際に、目標EGR率設定手段
41Aによりエンジン1の運転状態に応じて目標EGR
率を設定し、実EGR率検出手段41Bにより実EGR
率を検出若しくは推定して、制御手段44により、該実
EGRが該目標EGR率になるように、過給圧制御機構
34及び/又はEGR弁26を制御するように構成す
る。
Description
び/又はEGR弁をEGR率に着目して制御する、エン
ジン制御装置に関する。
機(ターボチャージャ)では、エンジンの低速側の性能
を確保するように設定すると、エンジンの高速側では過
給圧が上がり過ぎて、エンジンの破損を招くおそれがあ
る。このため、近年、例えば可変ベーン式過給機のよう
に過給圧調整機構(可変機構)を過給機に付設して、低
速側と高速側とで過給機性能を両立できるようにしたも
のが開発されている。このような過給圧調整可能な過給
機(即ち、可変容量過給機)では、高速側で過給圧が上
がり過ぎないようにしてエンジンの保護を図りながら低
速トルクを向上させることができ、併せてエンジンの過
渡応答性も向上させることができる。
な可変容量過給機をそなえたエンジンに、さらに、EG
R装置(排気再循環装置)を装備したものがあり、EG
R(排気再循環)を導入して排ガス中に発生するNOx
を浄化するようにしている。しかしながら、可変容量過
給機の可変機構(例えば可変ベーン)の製品誤差(製造
バラツキや経時劣化)又は可変機構を通じた過給圧制御
の制御誤差、或いは排ガスを適切に考慮しない過給圧制
御に起因して、エンジンの部分負荷領域でEGRを導入
すると排ガス状態が却って悪化することがある。
ノズルベーン開度(VGベーン開度、ここでは、大開度
VGB ,中開度VGM ,小開度VGS の3開度の場合を
例示する)に対する排ガス中のスモーク・NOx特性の
一例を示す図であり、図9(a)はエンジンの低速回転
・低負荷時(燃料の噴射時期iTは固定)のものを示
し、図9(b)はエンジンの中速回転・高負荷時(噴射
時期iTは固定)のものを示す。図9(a),(b)に
示すように、NOx排出量については、エンジンの各運
転域において、VGベーン開度の開度に係わらず略一定
になるが、スモーク排出量については、エンジンの中速
回転・高負荷時に、筒内EGR率(筒内に吸入された新
気量にEGRガス中の空気量を加えたものとEGRガス
の既燃ガス量から算出される)に対して大きなバラツキ
が生じることがわかる。
された新気量にEGRガス中の空気量を加えたものと燃
料噴射量から算出される筒内の空気過剰率)及び筒内E
GR率に関する可変ベーン式過給機(VGターボ)によ
る制御範囲特性に排ガス中のスモーク特性を重ねて示す
図である。この図10はエンジンは中速回転・高負荷時
の試験結果であり、図10中、曲線SLB はスモークレ
ベル大を、曲線SLMはスモークレベル中を、曲線SL
S はスモークレベル小をそれぞれ示す。また、曲線VG
B はVGベーン開度大(略最大開度)を、VGM はVG
ベーン開度中(中間開度)を、VGS はVGベーン開度
小(略最小開度)をそれぞれ示す。
領域Z1においては、スモーク発生率は、筒内EGR率
に対応して変化し筒内EGR率が大きいほど多くなるが
筒内ラムダに対してはほぼ一定となる特性がある。した
がって、この領域では、主として筒内EGR率の変化が
スモーク発生率に大きく影響する。また、筒内ラムダの
小さい領域Z2では、スモーク発生率は、筒内ラムダに
対応して変化し筒内ラムダが小さいほど多くなるが筒内
EGR率に対してはほぼ一定となる特性がある。したが
って、この領域では、主として筒内ラムダの変化がスモ
ーク発生率に大きく影響する。
ながらEGR開度を大きくすれば筒内ラムダが小さくな
るような領域特性を有している。さらに、図示しない
が、エンジンの回転数及び負荷を様々に設定してVGタ
ーボによる制御範囲特性と排ガス中のスモーク特性を調
べたところ、エンジンの回転数及び負荷に応じて、以下
のような特性があることが判明した。
LM ,SLS )は、高負荷では筒内EGR率の小側に移
り、低負荷では筒内EGR率の大側に移る。 VGターボの制御特性(図10の曲線VGB ,V
GM ,VGS )は、高負荷では筒内ラムダの小側に移
り、低負荷では筒内ラムダの大側に移り、また、高回転
では筒内ラムダの大側に移り、低負荷では筒内ラムダの
小側に移る。
負荷側や低回転側では、VGターボの制御範囲は狭くな
る。また、図示しないが、NOx排出量(単位時間当た
りの排出量)はほぼ筒内EGR率に対応し、筒内EGR
率が高いほどNOx排出量を低減できる。このため、エ
ンジン制御において、筒内ラムダが目標ラムダになるよ
うにフィードバック制御を行なうだけでは、可変容量過
給機の可変機構の製品誤差や可変機構による過給圧制御
の制御誤差等によって、実際の過給圧が目的の過給圧よ
りも高くなってしまった場合(例えばVGベーン開度が
目的開度よりも小さくなってしまった場合)には、図1
0に矢印A1て示すように、筒内EGR率は目的とする
値よりも大きくなってしまい、NOxは減少するがスモ
ークが増大してしまうことになる。
低くなってしまった場合(例えばVGベーン開度が目的
開度よりも大きくなってしまった場合)には、図10に
矢印A2て示すように、筒内EGR率は目的とする値よ
りも大きくなってしまい、スモークについては悪化しな
いがNOxが増大しまうことになる。すなわち、過給圧
制御が精度良く行なわれないと、EGRを導入すること
により排ガス状態が却って悪化する事態を招く。これ
は、例えばVGベーンの目的開度が中間的な開度状態と
なるエンジンの部分負荷領域において顕著になる。
ので、EGR装置の状態を考慮しながら過給圧制御を行
なうことにより、過給圧を適切に制御しながらEGR装
置等による排ガス浄化性能を良好に保つことができるよ
うにした、エンジン制御装置を提供することを目的とす
る。
の本発明のエンジン制御装置では、過給機の過給圧及び
EGRのEGR弁の制御を行なう際に、目標EGR率設
定手段によりエンジンの運転状態に応じて目標EGR率
を設定し、実EGR率検出手段により実EGR率を検出
若しくは推定して、制御手段により、該実EGRが該目
標EGR率になるように、過給圧制御機構及び/又は該
EGR弁を制御する。これにより、EGR率を適正に保
持しながら過給圧を制御できるようになる。
の形態について説明すると、図1〜図8は本発明の一実
施形態としてのエンジン制御装置について示すものであ
り、これらの図に基づいて説明する。まず、本過給圧制
御装置をそなえるエンジン(内燃機関)について説明す
ると、図1,図3に示すように、このエンジン1は直噴
式のディーゼルエンジンであり、シリンダ2の上部に
は、高圧噴射ノズル3が噴射口を燃焼室4内に臨むよう
に配設されており、燃料ポンプ5で加圧された燃料が燃
料配管6を経て高圧噴射ノズル3から燃焼室4内に直接
噴射するようになっている。また、燃焼室4に向けてグ
ロープラグ7が装備されている。
12が装備され、さらに、上流側から、ターボチャージ
ャ(過給機)30のコンプレッサ部31,インタクーラ
13,サージタンク14,スワールコントロールバルブ
15,吸気弁16が介装されている。排気通路21に
は、上流側から、排気弁22,ターボチャージャ30の
タービン部32,触媒コンバータ(ディーゼル用酸化触
媒)23,排気シャッタ24が介装されている。
には、排気を還流するEGR装置(排気再循環用通路)
20が設けられている。このEGR装置20は、排気通
路21の上流部(例えば排気マニホルド)と吸気通路1
1の下流部(ここでは、サージタンク14)との間に設
けられたEGR通路(排気再循環用通路)25と、この
EGR通路25の開度調整を行なってEGR流量を制御
するEGRコントロールバルブ(略してEGRバルブ)
26とから構成される。なお、EGRバルブ26は、ソ
レノイド(EGR制御用ソレノイド)26Aをデューテ
ィ制御することにより開度調整される。
明すると、このターボチャージャ30は、可変容量過給
機(可変ベーン式過給機又はVGターボともいう)であ
り、そのタービン部32には、図2に示すように、ター
ビンロータ33の外周に、多数のノズルベーン(過給圧
制御機構)34がそなえられ、各ノズルベーン34は、
タービンロータ33の軸心線と平行な軸心線回りに回動
可能に構成されており、図2(a)に示すような全開開
度から図2(b)に示すような全閉開度まで、負圧式ア
クチュエータ35によって回転駆動されるようになって
いる。そして、ノズルベーン34の開度を大きくするほ
ど過給圧を低下させることができる。
室(図示略)内の圧力状態に応じた軸方向位置をとるロ
ッド35Aをそなえ、このロッド35Aが各ノズルベー
ン34の可動部に枢着しており、ロッド35Aの軸方向
位置に応じてノズルベーン34の開度が調整されるよう
になっている。負圧式アクチュエータ35の負圧室内の
圧力を調整するために、電磁式のノズルベーンコントロ
ールバルブ(ノズルベーンバルブ)36がそなえられて
いる。
キュームポンプ37により減圧されたバキュームタンク
38とエアクリーナ12と負圧式アクチュエータ35の
負圧室とが接続されており、負圧式アクチュエータ35
の負圧室内の減圧には、バキュームタンク38内の負圧
とエアクリーナ12内の吸気負圧とが利用されており、
このノズルベーンバルブ36の開度制御によって負圧式
アクチュエータ35の負圧室内の圧力を調整して、負圧
式アクチュエータ35を作動させるようになっている。
なお、負圧式アクチュエータ35への負圧供給路には、
負圧式アクチュエータ35の負圧室内の圧力を安定させ
るバキュームダンパ39が介装されている。このノズル
ベーンバルブ36は、ソレノイド(可変容量過給機制御
用ソレノイド)36Aをデューティ制御これて開度調整
されるバルブである。
6A及びノズルベーンバルブ36のソレノイド36A
は、エンジンの他の制御要素(例えば燃料ポンプ4やE
GRバルブ26やグロープラグ7)とともに、ECU4
0により制御されるようになっている。特に、EGRバ
ルブ26及びノズルベーンバルブ36については、各ソ
レノイド26A,36Aの駆動デューティDγ,Dλを
設定してデューティ制御を行なうが、この際、目標EG
R率(目標筒内EGR率)γT を設定して実EGR率
(実筒内EGR率)γR がこの目標EGR率γT になる
ように、また、目標ラムダ(目標筒内ラムダ,ラムダ:
空気過剰率)λT を設定して実ラムダ(実筒内ラムダ)
λR がこの目標ラムダλT になるように、駆動デューテ
ィDγ,Dλを設定するようになっている。
Aの駆動デューティDγを増大させるとEGR量は減少
し、駆動デューティDγを減少させるとEGR量は増大
するように設定され、また、ノズルベーンバルブ36の
ソレノイド36Aの駆動デューティDλを増大させると
過給圧は減少し、駆動デューティDλを減少させると過
給圧は増大するように設定される。したがって、ソレノ
イド26A以外を一定に保持した条件下なら、駆動デュ
ーティDγを増大させるとEGR率は減少し、駆動デュ
ーティDγを減少させるとEGR率は増大する。また、
ソレノイド36A以外を一定に保持した条件下なら、ソ
レノイド36Aの駆動デューティDλを増大させると
(過給圧を減少させると)、空気過剰率(ラムダ)λ及
びEGR率は減少し、ソレノイド36Aの駆動デューテ
ィDλを減少させると(過給圧を増大させると)、空気
過剰率(ラムダ)λ及びEGR率は増大する。
御するために、ECU40には、図1に示すように、目
標筒内EGR率γT を設定する目標筒内EGR率設定手
段(目標EGR率設定手段)41Aと、実筒内EGR率
γR を算出する実筒内EGR率算出手段(実EGR率検
出手段)41Bと、目標筒内ラムダλT を設定する目標
筒内ラムダ設定手段42Aと、実筒内ラムダλR を算出
する実筒内ラムダ算出手段42Bと、EGRバルブ26
のソレノイド26Aの駆動デューティDγを設定するE
GR用駆動デューティ設定手段43Aと、ノズルベーン
バルブ36のソレノイド36Aの駆動デューティDλを
設定するノズルベーン用駆動デューティ設定手段43B
と、設定された駆動デューティDγによりEGRバルブ
26を制御し、設定された駆動デューティDλによりノ
ズルベーンバルブ36を制御する制御手段44とが設け
られている。また、ECU40には、目標筒内EGR率
γ T 及び目標筒内ラムダλT を設定するための目標燃料
噴射量Qfuelを設定する目標燃料噴射量設定手段40A
がそなえられている。
(以下、回転数ともいう)Neを検出するエンジン回転
数センサ46,エンジン負荷に相当するアクセル開度を
検出するアクセル開度センサ47,吸気マニホールド内
の圧力Pmaniを検出する圧力センサ48,吸気マニホー
ルド内の温度Tmaniを検出する温度センサ49,EGR
バルブ26の上流圧Pegr を検出する圧力センサ50,
EGRバルブ26の開度Vegr を検出する開度センサ5
1の各センサからのエンジン運転状態の情報が入力され
るようになっている。
ジン回転数センサ46で計測されたエンジン回転数Ne
とアクセル開度センサ47で計測されたアクセル開度V
APSとに基づいて図4(a)に示すような第1マップ
(map1)から目標燃料噴射量Qfuelを設定する。つ
まり、図4(a)のmap1に示すように、エンジン回
転数Neが小さいほど、また、アクセル開度VAPS が大
きいほど、目標燃料噴射量Qfuelは大きな値に設定され
る。
ンジン回転数Neと目標燃料噴射量設定手段40Aで設
定された目標燃料噴射量Qfuelとに基づいて図4(b)
に示すような第2マップ(map2)から目標筒内EG
R率γT を設定する。この目標筒内EGR率γT は、図
4(b)のmap2に示すように、スモークの発生防止
を考慮し、およその傾向として、目標燃料噴射量Qfuel
が小さくエンジン回転数Neが小さいほど大きな値に設
定されるようになっている。
ジン回転数Neと目標燃料噴射量設定手段40Aで設定
された目標燃料噴射量Qfuelとに基づいて図4(c)に
示すような第3マップ(map3)から目標筒内ラムダ
λT を算出する。この目標筒内ラムダλT は、図4
(c)のmap3に示すように、およその傾向として、
目標燃料噴射量Qfuelが大きいほど小さな値に設定さ
れ、また、エンジン回転数Neの中領域(中速域)より
も低速域や高速域にいくに従って大きな値に設定され
る。
の実ラムダλn-1 とエンジンの単位期間(例えば1スト
ローク)当たりの全筒内吸気ガス量(全吸気量)Qall
とEGR流量Qegr とから次式(1)により実筒内EG
R率γR を算出する。 γR =〔(1/λn-1 )×Qegr 〕/〔Qall −(1/λn-1 )×Qegr 〕 ・・・・・・(1) 上式(1)のうち、全吸気量Qall 及びEGR流量Q
egr は以下のようにして求める。
うに、圧力センサ48で計測された吸気マニホールド内
圧力Pmaniに、体積効率補正係数Kηv ,吸気マニホー
ルド温度補正係数(マニ温補正係数)KTmani ,圧力を
ガス量に換算する換算係数K vol (=定数)を乗算する
ことにより算出する。 Qall =Pmani×Kηv ×KTmani ×Kvol ・・・・・・(2) なお、体積効率補正係数Kηv は、各センサで計測され
たエンジン回転数Neと吸気マニホールド内圧力Pmani
とに基づいて、図5(a)に示すような第6マップ(m
ap6)から設定する。図5(a)のmap6に示すよ
うに、体積効率補正係数Kηv は、エンジン回転数Ne
や吸気マニホールド内圧力Pmaniが大きいほど小さくな
るように、エンジン回転数Neや吸気マニホールド内圧
力Pmaniが小さいほど大きくなるように設定される。
サ49で計測された吸気マニホールド内温度Tmaniに基
づいて、図5(b)に示すような第7マップ(map
7)から設定する。図5(b)のmap7に示すよう
に、マニ温補正係数KTmani は、吸気マニホールド内温
度Tmaniが高いほど小さな値に設定される。 次に、EG
R流量Qegr は、次式(3)のように、EGR基本流量
Qegr0に、EGR温度補正係数KTegr,時間をストロー
ク当たりに換算する換算係数tNe(=30/Ne,Ne
の単位はrpm)を乗算することにより算出する。
されたEGRバルブ26の上流圧Pegr と圧力センサ4
8で計測された吸気マニホールド内圧力Pmaniとの差圧
ΔPegr (=Pegr −Pmani)と、開度センサ51で計
測されたEGRバルブ26の開度Vegr とに基づいて、
図5(c)に示すような第8マップ(map8)から設
定する。図5(c)のmap8に示すように、EGR基
本流量Q egr0は、差圧ΔPegr や開度Vegr が大きいほ
ど大きな値に設定される。
転数Neと目標燃料噴射量設定手段40Aで設定された
目標燃料噴射量Qfuelとに基づいて図5(d)に示すよ
うな第9マップ(map9)から設定する。このEGR
温度補正係数KTegrは、図5(d)のmap9に示すよ
うに、およその傾向として、目標燃料噴射量Qfuelが大
きいほど小さな値に設定され、また、エンジン回転数N
eが高いほど大きな値に設定される。
実ラムダλn-1 と上述のようにして求めた全吸気量Q
all 及びEGR流量Qegr と目標燃料噴射量設定手段4
0Aで設定された目標燃料噴射量Qfuelと理論空燃比A
Fth(=定数)とから次式(4)により実筒内ラムダλ
R を算出する。 λR =(1/AFth)×〔Qall −(1/λn-1 )×Qegr 〕/Qfuel ・・・・・・(4) EGR用駆動デューティ設定手段43Aは、次式(5)
に示すように、EGRバルブ26のソレノイド26Aの
基本駆動デューティDγB をP補正項(比例動作補正
項)DγP とI補正項(積分動作補正項)DγI とによ
り補正することでソレノイド26Aの駆動デューティD
γを設定する。
数Neと目標燃料噴射量設定手段40Aで設定された目
標燃料噴射量Qfuelとに基づいて図4(d)に示すよう
な第4マップ(map4)から算出される。つまり、図
4(d)のmap4に示すように、基本駆動デューティ
DγB は、およその傾向として、目標燃料噴射量Qfuel
が大きいほど小さな値に設定され、また、エンジン回転
数Neが高いほど大きな値に設定される。
実筒内EGR率算出手段41Bで算出された実筒内EG
R率γR と目標筒内EGR率設定手段41Aで設定され
た目標筒内EGR率γT との偏差ΔγにPゲインGγP
を乗算することにより算出される。 DγP =Δγ×GγP ・・・・・・(6) また、I補正項DγI は、次式(7)のように、前回の
I補正項DγIn-1に、偏差ΔγとIゲインGγI との乗
算値を加算することにより算出される。
(8)に示すように、ノズルベーン用バルブ36のソレ
ノイド36Aの基本駆動デューティDλB をP補正項
(比例動作補正項)DλP とI補正項(積分動作補正
項)DλI とにより補正することでソレノイド36Aの
駆動デューティDλを設定する。
数Neと目標燃料噴射量設定手段40Aで設定された目
標燃料噴射量Qfuelとに基づいて図4(e)に示すよう
な第5マップ(map5)から算出される。つまり、図
4(e)のmap5に示すように、基本駆動デューティ
DλB は、およその傾向として、目標燃料噴射量Qfuel
が大きいほど小さな値に設定され、また、エンジン回転
数Neが高いほど大きな値に設定される。
実筒内ラムダ算出手段42Bで算出された実筒内ラムダ
λR と目標筒内ラムダ設定手段41Aで設定された目標
筒内ラムダλT との偏差ΔλにPゲインGλP を乗算す
ることにより算出される。 DλP =Δλ×GλP ・・・・・・(9) また、I補正項DλI は、次式(10)のように、前回
のI補正項DλIn-1に、偏差ΔλとIゲインGλI との
乗算値を加算することにより算出される。
りEGRバルブ26のソレノイド26Aを制御し、設定
された駆動デューティDλによりノズルベーンバルブ3
6のソレノイド36Aを制御する。本発明の一実施形態
としての過給圧制御装置は、上述のように構成されてい
るので、例えば図6,図7のフローチャートに示すよう
にしてEGRバルブ26のソレノイド26A及びノズル
ベーンバルブ36のソレノイド36Aの制御を行なう。
なお、図6,図7の処理は所定周期で繰り返される。
センサ46によりエンジン回転数Neを計測するととも
に、アクセル開度センサ47によりアクセル開度VAPS
を計測する(ステップS10)。そして、目標燃料噴射
量設定手段40Aにより、計測されたエンジン回転数N
eとアクセル開度VAPS とに基づいて図4(a)に示す
ような第1マップ(map1)から目標燃料噴射量Q
fuel〔=map1(Ne,VAPS )〕を設定する(ステ
ップS20)。
により、計測されたエンジン回転数NeとステップS2
0で設定された目標燃料噴射量Qfuelとに基づいて図4
(b)に示すような第2マップ(map2)から目標筒
内EGR率γT 〔=map2(Ne,Qfuel)〕を設定
するとともに、目標筒内ラムダ設定手段42Aにより、
計測されたエンジン回転数NeとステップS20で設定
された目標燃料噴射量Qfuelとに基づいて図4(c)に
示すような第3マップ(map3)から目標筒内ラムダ
λT 〔=map3(Ne,Qfuel)〕を算出する(以
上、ステップS30)。
実筒内EGR率算出手段41Bにより、実筒内ラムダ
(実ラムダ)λR 及び実筒内EGR率(実EGR率)を
算出する(ステップS40)。このステップS40の処
理では、具体的には図7のサブルーチンに示すような各
処理が行なわれる。
ンサ48で吸気マニホールド内圧力Pmaniを計測し、温
度センサ49で吸気マニホールド内温度Tmaniを計測す
る(ステップS410)。そして、各センサで計測され
たエンジン回転数Neと吸気マニホールド内圧力Pmani
とに基づいて、図5(a)に示すような第6マップ(m
ap6)から体積効率補正係数Kηv 〔=map6(N
e,Pmani)〕を設定し(ステップS420)、温度セ
ンサ49で計測された吸気マニホールド内温度Tmaniに
基づいて、図5(b)に示すような第7マップ(map
7)からマニ温補正係数KTmani 〔=map7
(Tmani)〕を設定する(ステップS422)。
48で計測された吸気マニホールド内圧力Pmaniに、体
積効率補正係数Kηv ,吸気マニホールド温度補正係数
(マニ温補正係数)KTmani ,圧力をガス量に換算する
換算係数Kvol (=定数)を乗算することにより全吸気
量Qall を算出する(ステップS424)。さらに、圧
力センサ50でEGRバルブ26の上流圧Pegr を計測
し、開度センサ51でEGRバルブ26の開度Vegr を
計測し(ステップS430)、ステップS430で計測
されたEGRバルブ26の上流圧Pegr とステップS4
10で計測された吸気マニホールド内圧力Pmaniとの差
圧ΔPegr (=Pegr −Pma ni)を算出して(ステップ
S440)、このステップS440で算出された差圧Δ
Pegr と、ステップS430で測定されたEGRバルブ
26の開度Vegr とに基づいて、図5(c)に示すよう
な第8マップ(map8)からEGR基本流量Qegr0を
設定する(ステップS442)。
ジン回転数NeとステップS20で設定された目標燃料
噴射量Qfuelとに基づいて図5(d)に示すような第9
マップ(map9)からEGR温度補正係数KTegrを設
定し(ステップS444)、前式(3)のように、ステ
ップS442で算出されたEGR基本流量Qegr0に、ス
テップS444で算出されたEGR温度補正係数KTegr
と換算係数tNe(=30/Ne,Neの単位はrpm)
を乗算することによりEGR流量Qegr を算出する(ス
テップS446)。
って、前回の実ラムダλn-1 とステップS424で求め
た全吸気量Qall 及びステップS446で求めたEGR
流量Qegr とステップS20で設定された目標燃料噴射
量Qfuelと理論空燃比AFth(=定数)とから前式
(4)により実筒内ラムダλR を算出し(ステップS4
50)、実筒内EGR率算出手段41Bによって、前回
の実ラムダλn-1 とステップS424で求めた全吸気量
Qall とステップS446で求めたEGR流量Qeg r と
から前式(1)により実筒内EGR率γR を算出して
(ステップS452)、時周期の設定のために、今回の
実筒内ラムダλR を前回の実ラムダλn-1 にセットする
(ステップS454)。
プS40で実筒内EGR率γR ,実筒内ラムダλR が算
出されたら、EGR用駆動デューティ設定手段43Aで
は、ステップS10で計測されたエンジン回転数Neと
ステップS20で設定された目標燃料噴射量Qfuelとに
基づいて図4(d)に示すような第4マップ(map
4)から基本駆動デューティDγB を算出し(ステップ
S50)、さらに、ステップS40(ステップS45
2)で算出された実筒内EGR率γR とステップS30
で設定された目標筒内EGR率γT との偏差Δγ(=γ
R −γT )を算出して(ステップS60)、PI補正項
〔P補正項(比例動作補正項)DγP 及びI補正項(積
分動作補正項)DγI 〕を算出する(ステップS7
0)。
ように、ステップS60で算出された偏差ΔγにPゲイ
ンGγP を乗算することにより算出し、I補正項DγI
は、前式(7)のように、前回のI補正項DγIn-1に、
偏差ΔγとIゲインGγI との乗算値を加算することに
より算出する。そして、EGR用駆動デューティ設定手
段43Aでは、前式(5)のように、EGRバルブ26
のソレノイド26Aの基本駆動デューティDγB をP補
正項DγP とI補正項DγI とにより補正することでソ
レノイド26Aの駆動デューティDγを設定する(ステ
ップS80)。
手段43Bでは、ステップS10で計測されたエンジン
回転数NeとステップS20で設定された目標燃料噴射
量Q fuelとに基づいて図4(e)に示すような第5マッ
プ(map5)から基本駆動デューティDλB を算出し
(ステップS90)、ステップS40(ステップS45
0)で算出された実筒内ラムダλR とステップS30で
設定された目標筒内ラムダλT との偏差Δλ(=λR −
λT )を算出して(ステップS100)、PI補正項
〔P補正項(比例動作補正項)DλP 及びI補正項(積
分動作補正項)DλI 〕を算出する(ステップS11
0)。
ように、ステップS60で算出された偏差ΔλにPゲイ
ンGλP を乗算することにより算出し、I補正項DλI
は、前式(10)のように、前回のI補正項Dλ
In-1に、偏差ΔλとIゲインGλIとの乗算値を加算す
ることにより算出する。そして、ノズルベーン用駆動デ
ューティ設定手段43Bでは、前式(8)に示すよう
に、ノズルベーン用バルブ36のソレノイド36Aの基
本駆動デューティDλB をP補正項(比例動作補正項)
DλP とI補正項(積分動作補正項)Dλ I とにより補
正することでソレノイド36Aの駆動デューティDλを
設定する(ステップS120)。
駆動デューティDγ,Dλを設定したら、制御手段44
によって、設定された駆動デューティDγによりEGR
バルブ26のソレノイド26Aを制御し、設定された駆
動デューティDλによりノズルベーンバルブ36のソレ
ノイド36Aを制御する(ステップS130)。このよ
うにして、本エンジン制御装置では、EGRバルブ26
のソレノイド26Aを制御する駆動デューティDγはP
補正項DγとI補正項DγI とによるPI補正(比例積
分補正)により、Δγが正であれば(即ち、実筒内EG
R率γRが目標筒内EGR率γT よりも大きいと)、そ
の大きさに応じて駆動デューティDγが増加補正される
ため、実筒内EGR率γR は減少して目標筒内EGR率
γ T に接近する。また、Δγが負であれば(即ち、実筒
内EGR率γR が目標筒内EGR率γT よりも小さい
と)、その大きさ(−Δγ)に応じて、駆動デューティ
Dγは減少補正されるため、実筒内EGR率γR は増加
して目標筒内EGR率γT に接近する。
ド36Aを制御する駆動デューティDλは、P補正項D
λP とI補正項DλI とによるPI補正(比例積分補
正)により、Δλが正であれば、即ち、実筒内ラムダλ
R が目標筒内ラムダλT よりも大きいと、その大きさに
応じて駆動デューティDλが増加補正されるため、過給
圧が減少して、空気過剰率(ラムダ)λ及びEGR率は
減少する。また、Δλが負であれば(即ち、実筒内ラム
ダλR が目標筒内ラムダλT よりも小さいと)、その大
きさ(−Δλ)に応じて、駆動デューティDλは減少補
正されるため、過給圧が増加して、空気過剰率(ラム
ダ)λ及びEGR率は増加する。
ド26AのEGR率偏差フィードバック制御と、ノズル
ベーンバルブ36のソレノイド36Aの空気過剰率(ラ
ムダ)偏差フィードバック制御とによって、EGRバル
ブ26とノズルベーンバルブ36とが、目的とするEG
R率及び空気過剰率(ラムダ)となるように制御され、
ノズルベーンバルブ36により過給圧を制御しながらも
EGR率及び空気過剰率が適正に保たれる。
及びノズルベーンバルブ36の制御による効果を説明す
る図であって、(a)はエンジンの低回転・低負荷時の
図、(b)はエンジンの中回転・高負荷時の図であり、
それぞれ図10(a),(b)と対応している。図8
(a),(b)に示すように、所定の制御量(即ち、ノ
ズルベーン用バルブ36のソレノイド36Aの基本駆動
デューティDλB )で、本来は、EGR率及び空気過剰
率λが点P11,P21の状態にあるべきところが、可
変容量過給機の可変機構の製品誤差や可変機構による過
給圧制御の制御誤差等によって、例えば点P12,P2
2のように、実際の過給圧が目的の過給圧よりも低くな
ってしまった場合には、ノズルベーンバルブ36の空気
過剰率偏差フィードバック制御のみでは、点P13,P
23のように筒内EGR率が過剰になってしまうが、E
GRバルブ26のソレノイド26AのEGR率偏差フィ
ードバック制御を加えることによって、EGR率及び空
気過剰率λを点P11,P21の状態に近づけることが
できる。
ブ36のソレノイド36Aの基本駆動デューティD
λB )で、本来は、EGR率及び空気過剰率λが点P1
1,P21の状態にあるべきところが、可変容量過給機
の可変機構の製品誤差や可変機構による過給圧制御の制
御誤差等によって、例えば点P14,P24のように、
実際の過給圧が目的の過給圧よりも高くなってしまった
場合には、ノズルベーンバルブ36の空気過剰率偏差フ
ィードバック制御のみでは、点P15,P25のように
筒内EGR率が過小になってしまうが、EGRバルブ2
6のソレノイド26AのEGR率偏差フィードバック制
御を加えることによって、EGR率及び空気過剰率λを
点P11,P21の状態に近づけることができる。
ムダ)を適切に行なって、特に、排ガス特性を良好に保
ちながら、過給圧制御により、エンジンの保護を図りな
がら低速トルクを向上させることやエンジンの過渡応答
性を向上させることができるようになる。また、図8
(a),(b)を比べると、エンジンの回転数や負荷が
増大するほど、製品誤差や制御誤差によるEGR率及び
空気過剰率λへの誤差影響が大きく、本エンジン制御装
置による制御効果が大きいことがわかる。
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々変更して実施しうるものである。例えば、本実施形態
では、EGR率偏差フィードバック制御をEGRバルブ
26のソレノイド26Aのみに施しているが、このEG
R率偏差フィードバック制御をノズルベーンバルブ36
のソレノイド36Aにも施すようにしてもよい。
ティDλを補正するP補正項DλP及びI補正項DλI
は、次式により算出すればよい。 DλP =Δλ×GλP +Δγ×GγP ´ ・・・・・・(11) DλI =DλIn-1+Δλ×GλI +DγIn-1+Δγ×GγI ´ ・・・・・・(12) さらに、空気過剰率偏差フィードバック制御をノズルベ
ーンバルブ36のソレノイド36AのみならずEGRバ
ルブ26のソレノイド26Aにも施すようにしてもよ
い。
ティDγを補正するP補正項DγP及びI補正項DγI
は、次式により算出すればよい。 DγP =Δγ×GγP +Δλ×GλP ´ ・・・・・・(13) DγI =DγIn-1+Δγ×GγI +DλIn-1+Δλ×GλI ´ ・・・・・・(14) また、本実施形態とは逆に、空気過剰率偏差フィードバ
ック制御をEGRバルブ26のソレノイド26Aのみに
施し、EGR率偏差フィードバック制御をノズルベーン
バルブ36のソレノイド36Aのみに施すようにしても
よい。
制御装置によれば、過給圧を制御しながらもEGR率が
適正に保持されるようになり、例えば過給圧制御系の製
品誤差や制御誤差等が生じても、EGRによる排ガス浄
化性能を確保しながら、過給圧調整を適切に行なうこと
ができるようになり、過給圧制御によるエンジンの保護
を図りながらの低速トルクの向上やエンジンの過渡応答
性の向上といった効果とEGRによる排ガス浄化効果と
を両立させることができる。
を示す構成図である。
機の開度状態を説明する模式図であり、(a)は全開状
態を示す図、(b)は全閉状態を示す図である。
の要部構成を示す模式図である。
に用いる制御マップを示す図であり、(a)は第1マッ
プ(map1)を、(b)は第2マップ(map2)
を、(c)は第3マップ(map3)を、(d)は第4
マップ(map4)を、(e)は第5マップ(map
5)を、それぞれ示す。
に用いる制御マップを示す図であり、(a)は第6マッ
プ(map6)を、(b)は第7マップ(map7)
を、(c)は第8マップ(map8)を、(d)は第9
マップ(map9)を、それぞれ示す。
明するフローチャートである。
明するフローチャートである。
内λ及び筒内EGR率に関する可変容量過給機による制
御範囲特性に排ガス中のスモーク特性を重ねて示す図で
あり、(a)はエンジンの低回転・低負荷時の図であ
り、(b)はエンジンの中回転・高負荷時の図である。
のスモーク・NOx特性の一例を示す図であり、(a)
はエンジンの低回転・低負荷時の図であり、(b)はエ
ンジンの中回転・高負荷時の図である。
及び筒内EGR率に関する可変容量過給機による制御範
囲特性に排ガス中のスモーク特性を重ねて示す図であ
る。
バルブ) 36A 可変容量過給機制御用ソレノイド 40A 目標燃料噴射量設定手段 41A 目標EGR率設定手段 41B 実筒内EGR率算出手段(実EGR率検出手
段) 42A 目標筒内ラムダ設定手段 42B 実筒内ラムダ算出手段 43A EGR用駆動デューティ設定手段 43B ノズルベーン用駆動デューティ設定手段 44 制御手段 46 エンジン回転数センサ(エンジンの運転状態検出
手段) 47 アクセル開度センサ(エンジンの運転状態検出手
段) 48,50 圧力センサ 49 温度センサ 51 開度センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンの燃焼室に吸入される空気を過
給する過給機と、該過給機の過給圧を制御する過給圧制
御機構と、排ガスを吸気系に還流するEGR装置と、該
EGR装置に装備されたEGR弁とをそなえ、 該エンジンの運転状態に応じて目標EGR率を設定する
目標EGR率設定手段と、 実EGR率を検出若しくは推定する実EGR率検出手段
と、 該実EGR率検出手段により検出若しくは推定された該
実EGR率が該目標EGR率設定手段により設定された
該目標EGR率になるように該過給圧制御機構及び/又
は該EGR弁を制御する制御手段とをそなえていること
を特徴とする、エンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36804299A JP2001182575A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | エンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36804299A JP2001182575A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | エンジン制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001182575A true JP2001182575A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18490835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36804299A Pending JP2001182575A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | エンジン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001182575A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7062910B2 (en) * | 2004-01-20 | 2006-06-20 | Denso Corporation | Engine control system |
US7110876B2 (en) * | 2004-02-18 | 2006-09-19 | Denso Corporation | Control device for diesel engine |
JP2010522845A (ja) * | 2007-03-28 | 2010-07-08 | ボーグワーナー・インコーポレーテッド | ターボチャージャ付き圧縮着火エンジンシステムにおける排気ガス再循環制御方法 |
JP2010203265A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Samson Co Ltd | 脱硝装置 |
JP2015132198A (ja) * | 2014-01-10 | 2015-07-23 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36804299A patent/JP2001182575A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100393995C (zh) * | 2004-02-18 | 2008-06-11 | 株式会社电装 | 用于柴油机的控制装置 |
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JP2015132198A (ja) * | 2014-01-10 | 2015-07-23 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060821 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070213 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070724 |