JP2001180709A - 容器口部及びスクリューキャップ - Google Patents

容器口部及びスクリューキャップ

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    • B65D41/34Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、容器開栓前と使用中のシー
ルの安全性を備え、キャップの開け閉めに多くの回転変
位を必要としない容器封止機構の提供と、容器口外端部
に貼られたシール性のフィルム蓋を開栓時に容易に開封
し取り除ける前記容器封止機構の提供である。 【解決手段】 容器口部と該口部に嵌合されるキャップ
部材間の容器封止機構部は、容器口部の外周面に形成さ
れた案内凹溝と該凹溝内に嵌合されるキャップの内周面
に設けられた独立突起の組合せからなる形態であって、
前記凹溝は終端部近辺では容器口外端面と平行に、また
それに連続する部分では一旦底方向に向かいその後急勾
配として容器口外端部方向へ設けられたことにより、閉
止終端部近辺での若干の変位ではシール圧の変化が無い
ように、また、キャップの天板にカッターを配置し一旦
底方向にガイドされる際にシール性フィルム蓋をカット
するようにし、さらに急勾配として少ない回転変位でキ
ャップの開け閉めができるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓶等容器の口部と
該容器の封止のために組み合わされるキャップに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、容器口部と該口部に対し取り外し
可能に嵌合されたキャップ部材間の容器封止機構は、図
5に示されるような一般に円筒状の容器口部1外周に螺
旋状につけられた凸条6と、天板21と該天板周縁部から
垂下した円筒状スカート部からなるキャップ2の内周面
に螺旋状につけられた凸条間の凹部7とが螺合する形態
となっている。この種の容器の嵌合部には一般にタンパ
ー・エビデント・バンド(tamper evident band)5と呼
ばれている開封履歴明示機構がついている。これは工場
から出荷後消費者がキャップ2を開く前にキャップ2が
空けられた場合には前記タンパー・エビデント・バンド
5が切断されその事実が明示される機構である。このタ
ンパー・エビデント・バンド5には二種類の形態があ
り、一方はキャップ2が許容範囲を越えて回転変位され
たときに切れるタイプ、他方はキャップ2が回転にとも
ない許容範囲を越えて口部軸方向に変位したとき切れる
タイプである。キャップ2の変位が許容範囲内であった
場合にはこのタンパー・エビデント・バンド5は切れな
いことを受け、その範囲の変位中は内容物のシールが確
保される必要がある。図5Bに示すような容器口部1外
周に螺旋状につけられた凸条6と図5Aに示すようなキ
ャップ2の内周面に螺旋状につけられた凸条間の凹部7
とが螺合する従来の形態の容器封止機構においては、キ
ャップの回転変位はその螺旋勾配に対応した口部軸方向
変位をともなう。したがってタンパー・エビデント・バ
ンド5が許容する変位分については、それに基づく液漏
れを防止するため図5Cに示すようなその範囲をカバー
する高さをもったインナーリング8,アウターリング9
をキャップ天板21に設けたり、図5Bに示すような容器
口外端部にシール性のフィルム4で蓋をしたりするなど
の対応策が取られてきた。また、消費者が開封後の使用
期間中においてもキャップ2を閉めた状態では安定して
シールが保たれることが望まれる。ということはキャッ
プ2を閉めた際には終端位置まできちんと閉められてい
なくとも若干手前の位置であってもシールを確保したい
ということになるのであるが、そのためには容器口部1
とキャップ2間に印加されたシール圧が密封を確保する
だけの値を保つ必要があり、螺旋形状の勾配を小さい値
にしなければならなかった。そのためキャップを外した
り閉めたりする際には多くの回転変位を必要とし、手の
握りを何回かに分けて回さなければならなかった。しか
も勾配を小さくしても回転変位にともなう口部軸方向変
位は必然的にシール圧の変化を生じその際の密封性は犠
牲になっていた。また、前述のシール性のフィルム蓋4
をつけたものは開栓前のタンパー・エビデント・バンド
が許容するキャップの変位内では容器の密封性が保たれ
るのであるが、開栓した際そのシール性のフィルム蓋4
を剥がさなければならないという厄介な手間が必要であ
った。しかも手でフィルムを剥がす際、容器口部からき
れいに剥がされていればよいが、一部が外端部に残って
しまうとキャップ2を閉めても容器口外端部とキャップ
間に隙間を生じてしまい、液漏れまではいかなくても水
蒸気の放出が起こり不具合であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の問題点を解決するもの、すなわち容器開栓前と使用中
のシールの安全性を備え、キャップの開け閉めに多くの
回転変位を必要としない容器封止機構の提供と、容器口
外端部に貼られたシール性のフィルム蓋を開栓時に容易
に開封し取り除ける前記容器封止機構の提供である。
【0004】
【課題を解決するための手段】容器口部と該口部に嵌合
されるキャップ部材間の容器封止機構部は、容器口部の
外周面に形成された案内凹溝と該凹溝内に嵌合されるキ
ャップの内周面に設けられた独立突起の組合せからなる
形態であって、前記凹溝は終端部近辺では容器口外端面
と平行に、またそれに連続する部分では一旦底方向に向
かいその後急勾配として容器口外端部方向へ設けられた
ことにより、閉止終端部近辺での若干の変位ではシール
圧の変化が無いように、また、キャップの天板にカッタ
ーを配置し一旦底方向にガイドされる際にシール性フィ
ルム蓋をカットするようにし、さらに急勾配として少な
い回転変位でキャップの開け閉めができるように構成し
た。
【0005】
【発明の実施の形態】本出願人は、従来キャップを開け
閉めするのに途中で握りを変えて何回かキャップを回し
ていたものを、少ない回転変位で簡単に開け閉めしたい
ということから出発した。そのためには螺合関係にある
容器口部とキャップに設ける螺旋の傾斜角を大きくすれ
ばよいことになる。ところが、単純にそうした場合には
閉止終端部近辺での若干の回転変位でも相当分の口部軸
方向変位を伴うことにより、その若干の回転変位でもタ
ンパー・エビデント・バンドがすぐに切れてしまうとい
う問題、閉止終端部で密封閉止状態を確保しても若干の
回転変位で両者間のシール圧が大きく減少するだけでな
く隙間を生じてしまうため、使用前や使用中の液漏れが
予想されるといった問題が生じる。したがって、本出願
人は案内凹溝終端部近辺の回転変位については軸方向の
変位をなくし、それに連続する部分での回転変位が軸方
向の変位を大きくすることに想到したのであるが、これ
は一定傾斜角の凹凸条で形成される従来の容器口部とキ
ャップの螺合形態の容器封止機構には不可能なことであ
る。そこで、本出願人は回転変位と軸方向変位の関係が
一定では無いガイド機構として、位置に応じ傾斜角を異
にする案内凹溝とその溝に嵌合するピン状の独立突起と
の組合せを採用することに想到し、該容器口部とキャッ
プに関する発明を別途特許出願している。ところが、開
栓前容器のシール安全性を高めるために容器口外端部に
シール性のフィルム蓋を貼りつけることが従来から慣用
されており、この場合には確かにシールの安全性は高い
のであるが、先に述べたようにキャップの開栓に際しそ
のフィルムを手で剥がさなければならないという厄介な
作業が必要となる。そこで本発明は先の発明を更に進
め、このシール性のフィルム蓋をキャップの開栓と連動
して開封する機構を加えた発明を提供するものである。
【0006】図1Aは本発明のキャップの1例を示した
もので、左半分は一部断面で示した図であり、Bは容器
口部を示した図である。図1Bにあるように容器口部1
の円筒状外周面には口端部より傾斜角の大きな螺旋状の
案内部31と、その延長の終端部近傍では口端面と平行の
案内部32と、その両案内部間に前記平行の案内部32より
更に底方向にガイドする案内部33からなる案内凹溝3が
設けられ、キャップ2のスカート部内周面には図1Aに
示されるようにピン状の独立突起22が、また天板21には
カッター24が設けられている。該独立突起22はキャップ
が閉められた状態では終端部近傍で前記案内凹溝3の平
行案内部32に嵌合係止されているため、使用前に前記終
端部近傍で若干の回転変位を与えられても軸方向の変位
を伴うことがないため、工場から出荷後消費者によって
開栓されるまでの間はタンパー・エビデント・バンドに
負荷を与えることがない。消費者が開栓のためキャップ
2を回すとピン状の独立突起22は案内凹溝3にガイドさ
れ、キャップは回転に伴い軸方向に変位する。すなわち
独立突起22が平行案内部32を越え、底方向にガイドする
案内部33にくるとキャップ2は一旦底方向に変位し、こ
のときカッター24がシール性のフィルム蓋4に切込みを
入れ、さらなる回転変位によって円周状にカットする。
このときシール性のフィルム蓋4は全円周に亘りカット
され容器口外端部から完全に分離される必要があるた
め、カッター24が前記シール性のフィルム蓋4に切込み
を入れる位置にある円周角度に対応して複数個のカッタ
ー24を配置するものとする。本発明においてはシール性
のフィルム蓋4を剥がすのではなく切り取るので、容器
口外端部には該フィルムがリング状に貼りついた状態で
残るが、全周に亘り均一であるため隙間を生じることは
なく、かえってこれが弾性材としての機構を果たし、開
栓後のシール効果を奏するものとなる。次の段階で独立
突起22が傾斜角の大きな螺旋状の案内部31に達するとキ
ャップ2は少ない回転変位で容器口部1から外される。
本発明の開栓時の多様な動作は従来の容器口部とキャッ
プの螺合関係では実施不能であり、案内凹溝3と該凹溝
内に嵌合される独立突起22の組合せからなる形態によっ
て初めて可能になったのである。
【0007】いま、容器口部1の外周面に案内凹溝3を
設け、キャップ2内周面にピン状の独立突起22を設けた
形態を提示したが、本発明はこれに限らず、キャップ内
面側に傾斜角の大きな螺旋状の案内部と、シール性のフ
ィルム蓋4をカットするための底方向案内部、その延長
の終端部近傍では口端面と平行の案内部とからなる案内
凹溝3を設け、容器口部1側の外周面にピン状の独立突
起22を設ける形態であっても同様の機能を実現すること
が出来る。また、本発明は開栓時にキャップ2を一旦底
方向にガイドするものであるので、上記のシール性のフ
ィルム蓋4をカットする形態だけでなく、キャップ天板
中央に栓抜き棹を設けて、該栓抜き棹が底方向に変位す
る際ラムネ球を押し下げ、ラムネ式栓を空けて開栓する
形態の発泡性液体の容器のキャップとしても応用でき
る。
【0008】
【実施例1】本発明の実施例を詳細に説明する。図1B
に示されるように容器口部1の端部は外周面が若干削ら
れ薄肉部11が形成される一方、プラスチック製のキャッ
プ天面部21には図1Aに示されるように前記外周面が若
干削られた容器口部1の薄肉部11と当接する断面凹状の
シールリング23が設けられ、ピン状の独立突起22が底方
向案内部33の平行な案内部にあるときには所定のシール
圧で容器口端部の薄肉部11とシールリング23が圧接され
るようになっていて、容器の密封を確保している。プラ
スチック製キャップの材料樹脂としては、各種プラスチ
ック、例えば、低−,中−または高密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、
スチレン、ABS樹脂等が挙げられる。また、本発明の
プラスチック製キャップは、上記樹脂を用い、通常、射
出成形、圧縮成形等により製造される。このシールリン
グ23にはシール効果を高めるため弾性に富んだ低密度ポ
リエチレン、エチレン系共重合体、各種ゴム乃至熱可塑
性エラストマー、アクリル樹脂プラスチゾル、塩化ビニ
ル樹脂プラスチゾル等を用いる。なお、このシールリン
グはキャップ自体が弾性力を有した種々のプラスチック
が使用でき、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、プ
ロピレン−エチレン重合体、プロピレン−ブタン1共重
合体等のオレフィン系樹脂;アクリルニトリル−スチレ
ン−ブタジエン(ABS樹脂);耐衝撃性スチレン樹
脂;アクリル樹脂;ナイロン系樹脂等の樹脂から形成さ
れたものである場合は必要でない。本実施例において
は、図2に示すように独立突起22はキャップの内周面に
2個配設され、これと組合わされる案内凹溝3も前記独
立突起22と同じ間隔に対応した容器口部の外周面の位置
に2本形成され、2つの嵌合係止が協働して天板面と容
器口外端面との平行を維持したままキャップの開け閉め
をガイドする構成とした。図3に示したように2組の独
立突起22と凹溝3の嵌合係止は、終端部の平行案内部32
が円周方向に30度(区間)で、それに続く底方向案内
部33はまず-11.3度の傾斜で底方向に案内する溝部分
(区間)が円周方向45度、水平方向に案内する溝部分
(区間)が円周方向15度、2.9度の傾斜で口外端部方
向へ案内する溝部分(区間)が円周方向30度となって
おり、更に続く傾斜部31(区間)が急勾配の16.7度で
円周方向60度となってその全長は円周方向180度に亘る
ものとなっている。このときこれと嵌合する2組の独立
突起22は当然ながらキャップ2の内周面に同じ180度間
隔に配設される。この実施例ではキャップを180度回転
させれば容器から外すことができ、握りを変えること無
くワンタッチでキャップの開け閉めが実行できる。
【0009】また、本発明はキャップ2が最も底方向に
ある位置、すなわち独立突起22が底方向案内部33の水平
方向に案内する溝部分(区間)の円周方向15度にある
ときにシールリング23が容器口外端部と当接してシール
効果を奏するものであるから、本実施例では、底方向案
内部33の-11.3度の傾斜で底方向に案内する溝部分(
区間)と前記水平方向に案内する溝部分(区間)の境
界部に図2に示すような逆止爪34を設置する。これは開
栓時には独立突起22が通過できるがキャップを閉める際
にはストッパーとして機能するものであり、これを越え
てキャップ2が回動してしまうとシールリング23と容器
口外端部との間に間隙を生じ液漏れの原因になってしま
う。この逆止爪34はシール効果を確保するためのもので
あり、この水平案内溝部分(区間)が円周方向に15度
とられているのはストッパーである逆止爪34の位置まで
きちんと閉められなくてもその近辺にあればシール圧に
変化が無く密封状態を安定して確保し、液漏れを生じる
ことがないようにするためである。また、開栓前におい
ては終端部の平行案内部32の存在によりタンパー・エビ
デント・バンドに負荷がかかることはない。またその際
シールリング23と容器口外端部との間のシールは機能し
ていないがこの容器はシール性のフィルム蓋4によって
シールが確保されているので開栓前に液漏れする惧れは
ないし、前記タンパー・エビデント・バンドの存在によ
り該シール性のフィルム蓋4を開栓前に開けることは防
止される。なお、この案内凹溝3は軸方向位置が異なっ
ていれば周方向に重なっていてもよく、また2組に限定
されるものでもない。
【0010】
【実施例2】本発明の異なる実施例を図4に示す。この
実施例では容器口部1の外周面に独立突起22を180度間
隔で2つ設け、これと嵌合係止される案内凹溝3をキャ
ップ2の内周面に2条設けた。この案内凹溝3は図3に
示したものとは勾配の正負が異なるが、終端部の平行案
内部32が円周方向に30度、更に底方向に45度、水平に案
内する溝部分が円周方向に30度そして傾斜部31が円周方
向30度からなる。先の実施例と異なるのは勾配の正負
と、独立突起22と案内溝部3の設置位置が容器とキャッ
プと反対となる点である。
【0011】
【発明の効果】本発明は、開栓に際し一旦底方向にキャ
ップをガイドする作動を伴うものであるため、単にキャ
ップを外すだけでなくワンタッチで容器口部におけるシ
ールをも解除できるものである。本発明を容器口外端部
にシール性のフィルム蓋を貼りつけた容器に適用すれ
ば、これによってキャップを外した後にこのシール性の
フィルム蓋を剥がすという厄介な手間が無くなった。し
かも切り離されたフィルムはキャップ天板に複数個配設
されたカッターにはさまれ容器内に落ちたり、口外端部
に付着することがない。またラムネ栓形態の容器に適用
すればキャップを開けるワンタッチ動作だけで、ラムネ
栓を改めて開ける手間がないものである。
【0012】本発明の容器封止機構部は、容器口部の外
周面に形成された案内凹溝と該凹溝内に嵌合されるキャ
ップの内周面に設けられたピン状の独立突起の組合せか
らなる形態であるため、上記案内凹溝の傾斜角を螺子溝
のように一定に保つ必要がなく多段曲折とすることがで
き多様なキャップの変位動作が可能となった。すなわち
その自由度を生かし前記凹溝は終端部近辺では容器口外
端面と平行に設けるようにして開栓前の終端部近辺での
キャップの若干の回転変位ではタンパー・エビデント・
バンドに負荷がかからないようにできた。また、傾斜案
内部31部分を急勾配とすることにより少ない回転変位で
キャップの開け閉めが可能となった。底方向案内部の平
行案内溝の存在により容器口外端部とキャップ天板間の
シールが図られ、キャップの若干の回転変位では口部軸
方向の変位を生じないようことにより、シール圧の変化
が無いことから液漏れを起こすことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図。
【図2】本発明の1実施例を示す図。
【図3】本発明の実施例の案内凹溝の位置関係を示す
図。
【図4】本発明の他の実施例を示す図。
【図5】従来の容器口部とキャップの構成を示す図。
【符号の説明】
1 容器口部 33 底方向案内部 11 薄肉部 34 逆止爪 2 キャップ 4 シール性フィルム蓋
21 天板 5 タンパー・エビデント
・バンド 22 独立突起 6 凸条
23 シールリング 7 凸条間の凹部
24 カッター 8 インナーリング
3 案内凹溝 9 アウターリング
31 傾斜案内部 32 平行案内部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器口部と該口部を封止するキャップ部
    材間の嵌合係止機構は、容器口部の円筒外周面に形成さ
    れた案内凹溝と該凹溝内に嵌合されるキャップのスカー
    ト部内周面に設けられた独立突起の組合せからなる形態
    であって、前記案内凹溝は終端部近辺では容器口外端面
    と平行に、またそれに連続する部分では一旦底方向に向
    かいその後急勾配として容器口外端部方向へ設けられた
    容器口部及びキャップ。
  2. 【請求項2】 キャップの天板にはカッターが設けら
    れ、一旦底方向に向かう凹溝にガイドされることによ
    り、該カッターが容器口外端部に貼られたシール性フィ
    ルム蓋をカットすることを特徴とする請求項1に記載の
    容器口部及びキャップ。
  3. 【請求項3】 キャップの天板には栓抜き棹が設けら
    れ、一旦底方向に向かう案内凹溝にガイドされることに
    より、該栓抜き棹が容器口部のラムネ栓を開放すること
    を特徴とする請求項1に記載の容器口部及びキャップ。
  4. 【請求項4】 容器口部と該口部を封止するキャップ部
    材間の嵌合係止機構は、容器口部の外周面に形成された
    独立突起と該独立突起を嵌合するキャップのスカート部
    内周面に設けられた案内凹溝の組合せからなる形態であ
    って、前記凹溝は終端部近辺ではキャップ天板面と平行
    に、またそれに連続する部分では一旦底方向に向かいそ
    の後急勾配として容器口外端部方向へ設けられた容器口
    部及びキャップ。
  5. 【請求項5】 底方向に向かう案内凹溝は平行な終端部
    に続き負の傾斜で底方向に案内する溝部分と水平方向に
    案内する溝部分とを含み、該水平方向に案内する溝部分
    に独立突起があるときキャップ天板が容器口外端部と当
    接して容器を封止するようにした請求項1乃至4に記載
    の容器口部及びキャップ。
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