JP2001178686A - 画像表示方法および画像生成装置 - Google Patents
画像表示方法および画像生成装置Info
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Landscapes
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多種類の異なる医用画像が入力されている場
合の最適な処理・表示を行う際に使用可能な画像表示方
法および画像生成装置を実現する。 【解決手段】 少なくとも１枚の画像データが入力され
る画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段によ
り入力された画像データに対して複数の異なる画像処理
を施す画像処理手段２０と、前記画像処理手段で画像処
理が施された処理済み画像データおよび前記画像データ
入力手段で入力された画像データの中から表示すべき複
数の画像データを選択する画像データ選択手段４０と、
前記画像データ選択手段で選択された複数の画像データ
による画像を略同時に表示する表示手段６０と、を備え
たことを特徴とする。
合の最適な処理・表示を行う際に使用可能な画像表示方
法および画像生成装置を実現する。 【解決手段】 少なくとも１枚の画像データが入力され
る画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段によ
り入力された画像データに対して複数の異なる画像処理
を施す画像処理手段２０と、前記画像処理手段で画像処
理が施された処理済み画像データおよび前記画像データ
入力手段で入力された画像データの中から表示すべき複
数の画像データを選択する画像データ選択手段４０と、
前記画像データ選択手段で選択された複数の画像データ
による画像を略同時に表示する表示手段６０と、を備え
たことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は医用画像を処理・表
示するための画像表示方法および画像生成装置に関し、
さらに詳しくは、医用画像の最適な処理・表示に使用可
能な画像表示方法および画像生成装置に関する。
示するための画像表示方法および画像生成装置に関し、
さらに詳しくは、医用画像の最適な処理・表示に使用可
能な画像表示方法および画像生成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、放射線画像を直接デジタル画像と
して撮影できる装置が開発されている。たとえば、被写
体に照射された放射線量を検出し、その検出量に対応し
て形成される放射線画像を電気信号として得る装置とし
ては、輝尽性蛍光体を用いたディテクタを用いる方法が
特開昭55-12429号公報、特開昭63-189853号公報など、
多数開示されている。
して撮影できる装置が開発されている。たとえば、被写
体に照射された放射線量を検出し、その検出量に対応し
て形成される放射線画像を電気信号として得る装置とし
ては、輝尽性蛍光体を用いたディテクタを用いる方法が
特開昭55-12429号公報、特開昭63-189853号公報など、
多数開示されている。
【０００３】このような装置では、シ−ト状の基板に輝
尽性蛍光体を塗布、あるいは蒸着等によって固着したデ
ィテクタに、いったん被写体を透過した放射線を照射し
て輝尽性蛍光体に放射線を吸収させる。その後、この輝
尽性蛍光体を光または熱エネルギ−で励起することによ
り、この輝尽性蛍光体が上記吸収によって蓄積している
放射線エネルギ−を蛍光として放射させ、この蛍光を光
電変換して画像信号を得るようにしている。
尽性蛍光体を塗布、あるいは蒸着等によって固着したデ
ィテクタに、いったん被写体を透過した放射線を照射し
て輝尽性蛍光体に放射線を吸収させる。その後、この輝
尽性蛍光体を光または熱エネルギ−で励起することによ
り、この輝尽性蛍光体が上記吸収によって蓄積している
放射線エネルギ−を蛍光として放射させ、この蛍光を光
電変換して画像信号を得るようにしている。
【０００４】一方、照射された放射線の強度に応じた電
荷を光導電層に生成し、生成された電荷を二次元的に配
列された複数のコンデンサに蓄積し、それら蓄積された
電荷を取り出すことにより得られる放射線画像検出装置
が提案されている。
荷を光導電層に生成し、生成された電荷を二次元的に配
列された複数のコンデンサに蓄積し、それら蓄積された
電荷を取り出すことにより得られる放射線画像検出装置
が提案されている。
【０００５】このような放射線画像検出装置では、フラ
ットパネルディテクタ（ＦＰＤ）と呼ばれるものを使用
している。この種のＦＰＤは、特開平９−９００４８号
公報に記載されているように、蛍光をフォトダイオード
で検知したり、ＣＣＤやＣ−ＭＯＳセンサで検出するこ
とができる。また、特開平６−３４２０９８号公報にも
同様なＦＰＤが記載されている。
ットパネルディテクタ（ＦＰＤ）と呼ばれるものを使用
している。この種のＦＰＤは、特開平９−９００４８号
公報に記載されているように、蛍光をフォトダイオード
で検知したり、ＣＣＤやＣ−ＭＯＳセンサで検出するこ
とができる。また、特開平６−３４２０９８号公報にも
同様なＦＰＤが記載されている。
【０００６】これらの装置で撮影された画像は、ディジ
タルデータとして蓄積されているため、容易に様々な画
像処理を施すことが可能である。そのため、診断目的や
撮影部位によって階調を変化させたり、非鮮鋭マスク処
理のようなエッジ強調処理が行われ、出力されるのが普
通である。
タルデータとして蓄積されているため、容易に様々な画
像処理を施すことが可能である。そのため、診断目的や
撮影部位によって階調を変化させたり、非鮮鋭マスク処
理のようなエッジ強調処理が行われ、出力されるのが普
通である。
【０００７】その際、より多くの情報を同時に得られる
よう、１枚の出力シートに複数の画像を出力する方法が
提案されている。例えば実開昭６１−３９５７３号公報
では、異なる非鮮鋭マスク処理を施した画像を並べて出
力する方法が提示されている。また特開平８−７６７４
１号公報では、経時差分画像を原画像と並べて表示する
方法が示されている。
よう、１枚の出力シートに複数の画像を出力する方法が
提案されている。例えば実開昭６１−３９５７３号公報
では、異なる非鮮鋭マスク処理を施した画像を並べて出
力する方法が提示されている。また特開平８−７６７４
１号公報では、経時差分画像を原画像と並べて表示する
方法が示されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数画像を同
時表示させる場合であっても、診断目的や被写体部位に
よって様々な種類の画像処理や、様々な種類の画像同士
の組み合わせが求められる。また、読影は、１種類の入
力装置からの画像だけを用いて行うとは限らず、例えば
直接Ｘ線画像とＣＴ画像とを併用することも行われる。
しかし、上記の例では、同時に表示させることができる
画像の種類が決まっており、必ずしも各種の要望に答え
られるものではなかった。
時表示させる場合であっても、診断目的や被写体部位に
よって様々な種類の画像処理や、様々な種類の画像同士
の組み合わせが求められる。また、読影は、１種類の入
力装置からの画像だけを用いて行うとは限らず、例えば
直接Ｘ線画像とＣＴ画像とを併用することも行われる。
しかし、上記の例では、同時に表示させることができる
画像の種類が決まっており、必ずしも各種の要望に答え
られるものではなかった。
【０００９】本発明は以上のような課題に鑑みてなされ
たものであって、多種類の異なる医用画像が入力されて
いる場合の最適な処理・表示を行う際に使用可能な画像
表示方法および画像生成装置を実現することを目的とす
る。
たものであって、多種類の異なる医用画像が入力されて
いる場合の最適な処理・表示を行う際に使用可能な画像
表示方法および画像生成装置を実現することを目的とす
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記した課題
を解決する本発明は、以下の通りである。 （１）請求項１記載の発明は、少なくとも１枚の画像デ
ータが入力されており、この入力された画像データに対
して複数の異なる画像処理を施し、画像処理が施された
処理済み画像データおよび前記入力された画像データの
中から表示すべき複数の画像データを選択し、該選択さ
れた複数の画像データによる画像を略同時に表示する、
ことを特徴とする画像表示方法である。
を解決する本発明は、以下の通りである。 （１）請求項１記載の発明は、少なくとも１枚の画像デ
ータが入力されており、この入力された画像データに対
して複数の異なる画像処理を施し、画像処理が施された
処理済み画像データおよび前記入力された画像データの
中から表示すべき複数の画像データを選択し、該選択さ
れた複数の画像データによる画像を略同時に表示する、
ことを特徴とする画像表示方法である。
【００１１】請求項３記載の発明は、少なくとも１枚の
画像データが入力される画像データ入力手段と、前記画
像データ入力手段により入力された画像データに対して
複数の異なる画像処理を施す画像処理手段と、前記画像
処理手段で画像処理が施された処理済み画像データおよ
び前記画像データ入力手段で入力された画像データの中
から表示すべき複数の画像データを選択する画像データ
選択手段と、前記画像データ選択手段で選択された複数
の画像データによる画像を略同時に表示する表示手段
と、を備えたことを特徴とする画像生成装置である。
画像データが入力される画像データ入力手段と、前記画
像データ入力手段により入力された画像データに対して
複数の異なる画像処理を施す画像処理手段と、前記画像
処理手段で画像処理が施された処理済み画像データおよ
び前記画像データ入力手段で入力された画像データの中
から表示すべき複数の画像データを選択する画像データ
選択手段と、前記画像データ選択手段で選択された複数
の画像データによる画像を略同時に表示する表示手段
と、を備えたことを特徴とする画像生成装置である。
【００１２】これらの発明では、少なくとも１枚の画像
データが入力された場合に、入力された画像データに対
して複数の異なる画像処理を施し、処理済み画像データ
および前記入力された画像データの中から表示すべき複
数の画像データを選択して複数の画像データによる画像
を略同時に表示するようにしている。
データが入力された場合に、入力された画像データに対
して複数の異なる画像処理を施し、処理済み画像データ
および前記入力された画像データの中から表示すべき複
数の画像データを選択して複数の画像データによる画像
を略同時に表示するようにしている。
【００１３】このため、複数画像を同時表示させる場合
に、様々な種類の画像処理や、様々な種類の画像同士の
組み合わせが可能になる。そして、複数の入力装置から
の画像を同時表示することも可能になる。また、同時に
表示させることができる画像の種類も自由に設定でき、
各種の要望に答えられる。この結果、多種類の異なる医
用画像が入力されている場合の最適な処理・表示を行う
ことが可能になる。
に、様々な種類の画像処理や、様々な種類の画像同士の
組み合わせが可能になる。そして、複数の入力装置から
の画像を同時表示することも可能になる。また、同時に
表示させることができる画像の種類も自由に設定でき、
各種の要望に答えられる。この結果、多種類の異なる医
用画像が入力されている場合の最適な処理・表示を行う
ことが可能になる。
【００１４】これにより、多種類の異なる画像から、任
意に数種顛の画像を選択し、同時表示することにより、
読影に用いて診断性能の向上をはかることができる。 （２）請求項２記載の発明は、前記表示すべき画像デー
タの選択は、被写体部位もしくは診断目的に応じて、予
め定められた条件に従って決定される、ことを特徴とす
る請求項１記載の画像表示方法である。
意に数種顛の画像を選択し、同時表示することにより、
読影に用いて診断性能の向上をはかることができる。 （２）請求項２記載の発明は、前記表示すべき画像デー
タの選択は、被写体部位もしくは診断目的に応じて、予
め定められた条件に従って決定される、ことを特徴とす
る請求項１記載の画像表示方法である。
【００１５】請求項４記載の発明は、被写体部位もしく
は診断目的毎に表示画像の種類の情報が格納された表示
画像選択テーブルを有し、前記画像データ選択手段での
表示すべき画像データの選択は、前記表示画像選択テー
ブルに格納された被写体部位もしくは診断目的に応じて
予め定められた条件に従って決定される、ことを特徴と
する請求項３記載の画像生成装置である。
は診断目的毎に表示画像の種類の情報が格納された表示
画像選択テーブルを有し、前記画像データ選択手段での
表示すべき画像データの選択は、前記表示画像選択テー
ブルに格納された被写体部位もしくは診断目的に応じて
予め定められた条件に従って決定される、ことを特徴と
する請求項３記載の画像生成装置である。
【００１６】これらの発明では、画像処理済み画像デー
タおよび入力された画像データの中から表示すべき複数
の画像データを選択して複数の画像データによる画像を
略同時に表示する際に、被写体部位もしくは診断目的に
応じて選択を行うようにしている。
タおよび入力された画像データの中から表示すべき複数
の画像データを選択して複数の画像データによる画像を
略同時に表示する際に、被写体部位もしくは診断目的に
応じて選択を行うようにしている。
【００１７】このため、複数画像を同時表示させる場合
に、診断目的や被写体部位によって様々な種類の画像処
理や、様々な種類の画像同士の組み合わせが可能にな
る。この結果、多種類の異なる医用画像が入力されてい
る場合の最適な処理・表示を行うことが可能になる。
に、診断目的や被写体部位によって様々な種類の画像処
理や、様々な種類の画像同士の組み合わせが可能にな
る。この結果、多種類の異なる医用画像が入力されてい
る場合の最適な処理・表示を行うことが可能になる。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。 ＜画像生成装置の構成＞以下、画像生成装置の構成を大
まかなブロックに従って説明する。なお、本実施の形態
例の画像生成装置の各手段は、ハードウェアやファーム
ウェア、またはソフトウェア（処理プログラム）で構成
することが可能である。このため、各手段の処理手順に
沿った機能ブロック図を示す。
施の形態例を詳細に説明する。 ＜画像生成装置の構成＞以下、画像生成装置の構成を大
まかなブロックに従って説明する。なお、本実施の形態
例の画像生成装置の各手段は、ハードウェアやファーム
ウェア、またはソフトウェア（処理プログラム）で構成
することが可能である。このため、各手段の処理手順に
沿った機能ブロック図を示す。
【００１９】(a)画像入力手段：この画像入力手段１０
では、撮影などにより医用画像の画像データが得られ
る。この場合、 ・画像入力手段１０が撮影装置であり、ＦＰＤから画像
データを得る， ・画像入力手段１０が読み取り装置であり、輝尽性蛍光
体プレートから画像データを読み取る， ・ＬＡＮのようなネットワーク回線を通して、他の撮影
装置で得られた画像データを受信する，などの手法が考
えられる。
では、撮影などにより医用画像の画像データが得られ
る。この場合、 ・画像入力手段１０が撮影装置であり、ＦＰＤから画像
データを得る， ・画像入力手段１０が読み取り装置であり、輝尽性蛍光
体プレートから画像データを読み取る， ・ＬＡＮのようなネットワーク回線を通して、他の撮影
装置で得られた画像データを受信する，などの手法が考
えられる。
【００２０】入力された画像データは、画像処理手段２
０と記憶手段４０とに送られる。 (b)画像処理手段：画像処理手段２０では、画像処理を
高速に実行するために、画像入力手段１０より送信され
てきた画像データを一時記憶手段２１に記憶する。
０と記憶手段４０とに送られる。 (b)画像処理手段：画像処理手段２０では、画像処理を
高速に実行するために、画像入力手段１０より送信され
てきた画像データを一時記憶手段２１に記憶する。
【００２１】また、画像処理手段２０は、それぞれ異な
る画像処理を行う複数の処理手段２２ａ，２２ｂ，２２
ｃ，…を備える。この処理手段２２では、一時記憶手段
２１から１画像を呼び出して各処理手段に割り当てられ
た画像処理を実施する。１画像だけを用いる処理では、
階調変換処理や周波数強調処理、ダイナミックレンジ圧
縮処理、拡大処理等が実行される。
る画像処理を行う複数の処理手段２２ａ，２２ｂ，２２
ｃ，…を備える。この処理手段２２では、一時記憶手段
２１から１画像を呼び出して各処理手段に割り当てられ
た画像処理を実施する。１画像だけを用いる処理では、
階調変換処理や周波数強調処理、ダイナミックレンジ圧
縮処理、拡大処理等が実行される。
【００２２】例えば、診断に適した階調の画像を得るた
めの階調変換処理は、次のように実行される。まず、画
像データ（図２（ａ））に含まれる画素信号値の累積ヒ
ストグラムを計算する（図２（ｂ））。そして、予め設
定した比率Ａ1，Ａ2に相当する信号値を基準信号値Ｓ
1，Ｓ2として求める。次に入力信号値に対し、出力信号
値がいくらになるかを定めたルックアップテーブル（Ｌ
ＵＴ（図２（ｃ）））上で、基準信号値ＳH，ＳLが決め
られた出力信号値ＤH，ＤLになるよう、累積ヒストグラ
ムを正規化する（図２（ｄ））。そして正規化されたヒ
ストグラムをもとに、ＬＵＴを用いて入力信号値を出力
信号値に変換することにより、階調変換を実行する（図
２（ｃ））。
めの階調変換処理は、次のように実行される。まず、画
像データ（図２（ａ））に含まれる画素信号値の累積ヒ
ストグラムを計算する（図２（ｂ））。そして、予め設
定した比率Ａ1，Ａ2に相当する信号値を基準信号値Ｓ
1，Ｓ2として求める。次に入力信号値に対し、出力信号
値がいくらになるかを定めたルックアップテーブル（Ｌ
ＵＴ（図２（ｃ）））上で、基準信号値ＳH，ＳLが決め
られた出力信号値ＤH，ＤLになるよう、累積ヒストグラ
ムを正規化する（図２（ｄ））。そして正規化されたヒ
ストグラムをもとに、ＬＵＴを用いて入力信号値を出力
信号値に変換することにより、階調変換を実行する（図
２（ｃ））。
【００２３】さらに精度よく診断に適した階調変換を行
うために、さらに他の処理を行うことも可能である。た
とえば、本実施の形態例の医用画像が放射線画像である
場合には、特開平５−７５７９号公報に示されるような
方法によって、放射線の不要な被曝を避けるために放射
線遮蔽物を診断に関係ない部位に被せ、放射線の照射領
域が限定されている場合に、放射線照射領域だけを自動
認識し、照射域内の画像データを用いて上記のような階
調変換処理を行ったり、特開平５−７５７８５号公報に
示されるように、診断上最も重要な部分を関心領域とし
て自動認識し、その関心領域内の画像データだけを用い
て上記のような階調変換処理を実行することが望まし
い。
うために、さらに他の処理を行うことも可能である。た
とえば、本実施の形態例の医用画像が放射線画像である
場合には、特開平５−７５７９号公報に示されるような
方法によって、放射線の不要な被曝を避けるために放射
線遮蔽物を診断に関係ない部位に被せ、放射線の照射領
域が限定されている場合に、放射線照射領域だけを自動
認識し、照射域内の画像データを用いて上記のような階
調変換処理を行ったり、特開平５−７５７８５号公報に
示されるように、診断上最も重要な部分を関心領域とし
て自動認識し、その関心領域内の画像データだけを用い
て上記のような階調変換処理を実行することが望まし
い。
【００２４】また、周波数強調処理は、以下に示す式に
したがって画素信号値を変換することで実行される。 Ｕout＝Ｕorg＋β（Ｕorg−Ｕus） なお、 Ｕout：処理済み画素信号値 Ｕorg：入力画素信号値 Ｕus ：アンシャープ信号値 β：強調係数 である。また、Ｕusは、Ｕorg近傍の複数の画素を含む
領域Ｍから求めた平均信号値等として計算される。な
お、領域Ｍの大きさを変えることにより、強調したい周
波数領域を変更することができ、強調係数βを変更する
ことにより強調度合いを変えることができる。さらに、
別の手段として、画像をフーリエ変換し、特定の周波数
領域に相当する画素素や、その近傍領域の信号値を増
加、もしくは減少させた後、逆変換することによっても
実行できる。
したがって画素信号値を変換することで実行される。 Ｕout＝Ｕorg＋β（Ｕorg−Ｕus） なお、 Ｕout：処理済み画素信号値 Ｕorg：入力画素信号値 Ｕus ：アンシャープ信号値 β：強調係数 である。また、Ｕusは、Ｕorg近傍の複数の画素を含む
領域Ｍから求めた平均信号値等として計算される。な
お、領域Ｍの大きさを変えることにより、強調したい周
波数領域を変更することができ、強調係数βを変更する
ことにより強調度合いを変えることができる。さらに、
別の手段として、画像をフーリエ変換し、特定の周波数
領域に相当する画素素や、その近傍領域の信号値を増
加、もしくは減少させた後、逆変換することによっても
実行できる。
【００２５】拡大処理では、読影の診断上注目する領域
を観察しやすくするために、画像の一部分を選択拡大す
る。その際、画素の補間処理に濃度勾配を用いることに
より、アーティファクトが少なく、自然な処理を行うこ
とができる。
を観察しやすくするために、画像の一部分を選択拡大す
る。その際、画素の補間処理に濃度勾配を用いることに
より、アーティファクトが少なく、自然な処理を行うこ
とができる。
【００２６】このほか、処理手段２２では、前記一時記
憶手段２１の他、前記記憶手段４０から複数の画像を呼
び出して、それらの画像間の差分をとることにより、通
常撮影された画像では検出しにくいような組織を描画す
るエネルギーサブトラクション処理や、病変の変化度合
いを描画する経時差分処理等が行われる。
憶手段２１の他、前記記憶手段４０から複数の画像を呼
び出して、それらの画像間の差分をとることにより、通
常撮影された画像では検出しにくいような組織を描画す
るエネルギーサブトラクション処理や、病変の変化度合
いを描画する経時差分処理等が行われる。
【００２７】これらの処理のうち、どの処理を実行する
かは、コントローラ５０からの制御信号によって選択さ
れる。制御信号は、外部からコントローラ５０に入力さ
れる被写体部位情報や診断目的情報によって決定され
る。この、被写体部位情報や診断目的情報は、病院内情
報システム（ＨＩＳ）や放射線科内情報システム（ＲＩ
Ｓ）を利用して入力されたり、手入力にて入力される。
かは、コントローラ５０からの制御信号によって選択さ
れる。制御信号は、外部からコントローラ５０に入力さ
れる被写体部位情報や診断目的情報によって決定され
る。この、被写体部位情報や診断目的情報は、病院内情
報システム（ＨＩＳ）や放射線科内情報システム（ＲＩ
Ｓ）を利用して入力されたり、手入力にて入力される。
【００２８】また、ひとつの画像に対し、どれか一種の
処理だけを行うだけでなく、階調変換と周波数強調、階
調変換と拡大処理等、複数の画像処理を組み合わせて行
うこともある。
処理だけを行うだけでなく、階調変換と周波数強調、階
調変換と拡大処理等、複数の画像処理を組み合わせて行
うこともある。
【００２９】以上のように画像処理手段によって得られ
た処理済み画像データは記憶手段４０へ送られ、記憶さ
れる。 (c)画像記憶手段４０ 入力された画像データは記憶手段４０に記憶される。な
お、この画像記憶手段４０では複数の画像データを記憶
することが可能な容量を備えている。
た処理済み画像データは記憶手段４０へ送られ、記憶さ
れる。 (c)画像記憶手段４０ 入力された画像データは記憶手段４０に記憶される。な
お、この画像記憶手段４０では複数の画像データを記憶
することが可能な容量を備えている。
【００３０】(d)画像選択手段：画像選択手段３０は、
テーブル記憶手段３１より被写体部位または診断目的に
よって同時に表示すべき画像の種類を記した表示画像選
択テーブルを読み出す。そして、コントラ５０から送ら
れてくる被写体部位情報、または診断目的情報を用い
て、前記表示画像選択テーブルを参照して、同時に表示
すべき画像を選択する画像選択情報を発生し、前記記憶
手段４０へ送出する。
テーブル記憶手段３１より被写体部位または診断目的に
よって同時に表示すべき画像の種類を記した表示画像選
択テーブルを読み出す。そして、コントラ５０から送ら
れてくる被写体部位情報、または診断目的情報を用い
て、前記表示画像選択テーブルを参照して、同時に表示
すべき画像を選択する画像選択情報を発生し、前記記憶
手段４０へ送出する。
【００３１】前記記憶手段４０では、前記画像選択情報
が入力されると、この情報に基づいて必要な画像が選択
され、画像表示手段６０へ送られる。同時に表示される
画像としては、 ・入力画像と階調変換済み画像の組合せ ・異なる階調変換を行った２種類の階調変換済み画像の
組み合わせ ・階調変換済み画像と階調変換に周波数処理を組み合わ
せて実施した周波数強調画像の組み合わせ、 ・入力画像とエネルギーサブトラクション画像の組み合
わせ ・入力画像と経時差分画像の組み合わせ ・同一被写体を異なる方向から撮影した入力画像の組み
合わせやさらに階調処理を施した組み合わせなどがあ
る。
が入力されると、この情報に基づいて必要な画像が選択
され、画像表示手段６０へ送られる。同時に表示される
画像としては、 ・入力画像と階調変換済み画像の組合せ ・異なる階調変換を行った２種類の階調変換済み画像の
組み合わせ ・階調変換済み画像と階調変換に周波数処理を組み合わ
せて実施した周波数強調画像の組み合わせ、 ・入力画像とエネルギーサブトラクション画像の組み合
わせ ・入力画像と経時差分画像の組み合わせ ・同一被写体を異なる方向から撮影した入力画像の組み
合わせやさらに階調処理を施した組み合わせなどがあ
る。
【００３２】さらにネットワークなどを介して異なる種
類の装置から入力画像が得られる場合は、例えば ・直接または間接Ｘ線画像とＣＴ可像の組み合わせ ・直接または間接Ｘ線画像とＭＲＩ面像の組み合わせ ・ＣＴ画像とＭＲＩ画像の組み合わせなどがある。
類の装置から入力画像が得られる場合は、例えば ・直接または間接Ｘ線画像とＣＴ可像の組み合わせ ・直接または間接Ｘ線画像とＭＲＩ面像の組み合わせ ・ＣＴ画像とＭＲＩ画像の組み合わせなどがある。
【００３３】ここでいうＣＴ画像やＭＲＩ画像とは、個
々のスライス画像だけでなく、複数のスライス画像デー
タから３次元再構成した立体画像や、その立体画像をも
とのスライス画像とは異なる方向に切り取った断面を示
すスライス画像も含むものとする。
々のスライス画像だけでなく、複数のスライス画像デー
タから３次元再構成した立体画像や、その立体画像をも
とのスライス画像とは異なる方向に切り取った断面を示
すスライス画像も含むものとする。
【００３４】(e)画像表示手段：画像表示手段６０は、
前記記憶手段４０に保存された入力画像、および処理済
画像から、前記画像選択情報によって選択された画像が
供給され、これら供給された画像を同時に表示する。こ
こで、表示は、１枚のフィルムシート上に、選択された
画像を全て配置することで行う。またはＣＲＴやＬＣ
Ｄ、プラズマディスプレイのように電気的な表示装置に
選択された画像を全て配置することで行う。この電気的
な表示装置の場合は、実際に表示される領域よりも大き
な仮想表示領域を設定し、その仮想表示領域を利用して
全ての画像を配置するようにしてもよい。
前記記憶手段４０に保存された入力画像、および処理済
画像から、前記画像選択情報によって選択された画像が
供給され、これら供給された画像を同時に表示する。こ
こで、表示は、１枚のフィルムシート上に、選択された
画像を全て配置することで行う。またはＣＲＴやＬＣ
Ｄ、プラズマディスプレイのように電気的な表示装置に
選択された画像を全て配置することで行う。この電気的
な表示装置の場合は、実際に表示される領域よりも大き
な仮想表示領域を設定し、その仮想表示領域を利用して
全ての画像を配置するようにしてもよい。
【００３５】この場合、仮想領域内の実際に表示される
領域を、図示されていない操作部などの画面スクロール
ボタンや表示領域切り替えボタン等によって簡単、かつ
高速に行えることが望ましい。
領域を、図示されていない操作部などの画面スクロール
ボタンや表示領域切り替えボタン等によって簡単、かつ
高速に行えることが望ましい。
【００３６】そして、以上説明した実施の形態例では、
少なくとも１枚の画像データが入力された場合に、入力
された画像データに対して複数の異なる画像処理を施
し、処理済み画像データおよび前記入力された画像デー
タの中から表示すべき複数の画像データを選択して複数
の画像データによる画像を略同時に表示するようにして
いるため、複数画像を同時表示させる場合に、様々な種
類の画像処理や、様々な種類の画像同士の組み合わせが
可能になる。そして、複数の入力装置からの画像を同時
表示することも可能になる。また、同時に表示させるこ
とができる画像の種類も自由に設定でき、各種の要望に
答えられる。この結果、多種類の異なる医用画像が入力
されている場合の最適な処理・表示を行うことが可能に
なる。これにより、多種類の異なる画像から、任意に数
種顛の画像を選択し、同時表示することにより、読影に
用いて診断性能の向上をはかることができる。
少なくとも１枚の画像データが入力された場合に、入力
された画像データに対して複数の異なる画像処理を施
し、処理済み画像データおよび前記入力された画像デー
タの中から表示すべき複数の画像データを選択して複数
の画像データによる画像を略同時に表示するようにして
いるため、複数画像を同時表示させる場合に、様々な種
類の画像処理や、様々な種類の画像同士の組み合わせが
可能になる。そして、複数の入力装置からの画像を同時
表示することも可能になる。また、同時に表示させるこ
とができる画像の種類も自由に設定でき、各種の要望に
答えられる。この結果、多種類の異なる医用画像が入力
されている場合の最適な処理・表示を行うことが可能に
なる。これにより、多種類の異なる画像から、任意に数
種顛の画像を選択し、同時表示することにより、読影に
用いて診断性能の向上をはかることができる。
【００３７】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、少なくとも１枚の画像データが入力された場合
に、入力された画像データに対して複数の異なる画像処
理を施し、処理済み画像データおよび前記入力された画
像データの中から表示すべき複数の画像データを選択し
て複数の画像データによる画像を略同時に表示するよう
にしている。
よれば、少なくとも１枚の画像データが入力された場合
に、入力された画像データに対して複数の異なる画像処
理を施し、処理済み画像データおよび前記入力された画
像データの中から表示すべき複数の画像データを選択し
て複数の画像データによる画像を略同時に表示するよう
にしている。
【００３８】このため、複数画像を同時表示させる場合
に、様々な種類の画像処理や、様々な種類の画像同士の
組み合わせが可能になる。そして、複数の入力装置から
の画像を同時表示することも可能になる。また、同時に
表示させることができる画像の種類も自由に設定でき、
各種の要望に答えられる。この結果、多種類の異なる医
用画像が入力されている場合の最適な処理・表示を行う
ことが可能になる。
に、様々な種類の画像処理や、様々な種類の画像同士の
組み合わせが可能になる。そして、複数の入力装置から
の画像を同時表示することも可能になる。また、同時に
表示させることができる画像の種類も自由に設定でき、
各種の要望に答えられる。この結果、多種類の異なる医
用画像が入力されている場合の最適な処理・表示を行う
ことが可能になる。
【００３９】これにより、多種類の異なる画像から、任
意に数種顛の画像を選択し、同時表示することにより、
読影に用いて診断性能の向上をはかることができる。
意に数種顛の画像を選択し、同時表示することにより、
読影に用いて診断性能の向上をはかることができる。
【図１】本発明の実施の形態例の画像生成装置の構成を
示す機能ブロック図である。
示す機能ブロック図である。
【図２】本発明の実施の形態例における画像処理の様子
を示す説明図である。
を示す説明図である。
１０ 画像入力手段 ２０ 画像処理手段 ２１ 一時記憶手段 ２２ 処理手段 ３０ 画像選択手段 ３１ テーブル記憶手段 ４０ 画像記憶手段 ５０ コントローラ ６０ 画像表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｇ 5/00 ５１０ Ｇ０６Ｆ 15/62 Ｒ 15/66 Ｊ Ｆターム(参考） 4C093 AA26 CA30 EE01 FG08 FH02 5B050 AA02 EA12 EA13 FA11 5B057 AA07 CE03 CE11 DA04 5B069 AA10 CA03 CA14 5C082 AA04 AA27 BA20 BB15 BB51 CB01 CB06 DA51 DA71 MM05 MM09 MM10
Claims (4)
- 【請求項１】 少なくとも１枚の画像データが入力され
ており、この入力された画像データに対して複数の異な
る画像処理を施し、 画像処理が施された処理済み画像データおよび前記入力
された画像データの中から表示すべき複数の画像データ
を選択し、 該選択された複数の画像データによる画像を略同時に表
示する、ことを特徴とする画像表示方法。 - 【請求項２】 前記表示すべき画像データの選択は、被
写体部位もしくは診断目的に応じて、予め定められた条
件に従って決定される、ことを特徴とする請求項１記載
の画像表示方法。 - 【請求項３】 少なくとも１枚の画像データが入力され
る画像データ入力手段と、 前記画像データ入力手段により入力された画像データに
対して複数の異なる画像処理を施す画像処理手段と、 前記画像処理手段で画像処理が施された処理済み画像デ
ータおよび前記画像データ入力手段で入力された画像デ
ータの中から表示すべき複数の画像データを選択する画
像データ選択手段と、 前記画像データ選択手段で選択された複数の画像データ
による画像を略同時に表示する表示手段と、を備えたこ
とを特徴とする画像生成装置。 - 【請求項４】 被写体部位もしくは診断目的毎に表示画
像の種類の情報が格納された表示画像選択テーブルを有
し、 前記画像データ選択手段での表示すべき画像データの選
択は、前記表示画像選択テーブルに格納された被写体部
位もしくは診断目的に応じて予め定められた条件に従っ
て決定される、ことを特徴とする請求項３記載の画像生
成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36715699A JP2001178686A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 画像表示方法および画像生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36715699A JP2001178686A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 画像表示方法および画像生成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001178686A true JP2001178686A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18488612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36715699A Pending JP2001178686A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 画像表示方法および画像生成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001178686A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005102784A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 画像診断支援装置及び画像診断支援方法 |
| JP2006167187A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Hitachi Medical Corp | 医用画像表示装置 |
| JP2006255093A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 医用画像システム |
| WO2008087886A1 (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-24 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 画像表示方法、画像表示システム、画像表示装置及びプログラム |
| WO2010113286A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | Ｎｅｃディスプレイソリューションズ株式会社 | 表示装置、表示方法 |
| US20130016890A1 (en) * | 2011-07-13 | 2013-01-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for processing an image using multi resolution transformation |
| JP2020009186A (ja) * | 2018-07-09 | 2020-01-16 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 診断支援装置、診断支援方法、及び診断支援プログラム |
| US11710250B2 (en) | 2019-08-28 | 2023-07-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Electronic device, method, and storage medium for setting processing procedure for controlling apparatus |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36715699A patent/JP2001178686A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP4631260B2 (ja) * | 2003-09-29 | 2011-02-16 | コニカミノルタエムジー株式会社 | 画像診断支援装置、画像診断支援方法及びプログラム |
| JP2006167187A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Hitachi Medical Corp | 医用画像表示装置 |
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| JP4591142B2 (ja) * | 2005-03-16 | 2010-12-01 | コニカミノルタエムジー株式会社 | 医用画像システム |
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| JP7086759B2 (ja) | 2018-07-09 | 2022-06-20 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 診断支援装置、診断支援方法、及び診断支援プログラム |
| US11710250B2 (en) | 2019-08-28 | 2023-07-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Electronic device, method, and storage medium for setting processing procedure for controlling apparatus |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040715 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070522 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071009 |