JP2001178053A - 回転電機の固定子 - Google Patents

回転電機の固定子

Info

Publication number
JP2001178053A
JP2001178053A JP35774099A JP35774099A JP2001178053A JP 2001178053 A JP2001178053 A JP 2001178053A JP 35774099 A JP35774099 A JP 35774099A JP 35774099 A JP35774099 A JP 35774099A JP 2001178053 A JP2001178053 A JP 2001178053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
stator
coil piece
coil
thin plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35774099A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Mori
嘉己 森
Takashi Yasuhara
隆 安原
Suetaro Shibukawa
末太郎 渋川
Yoshikazu Kadowaki
好和 門脇
Takefumi Owada
健文 大和田
Hidemitsu Kobayashi
秀光 小林
Keiji Oda
圭二 小田
Izumi Shimizu
泉 清水
Toshiaki Ueda
俊明 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP35774099A priority Critical patent/JP2001178053A/ja
Publication of JP2001178053A publication Critical patent/JP2001178053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コイルエンド部の長さを短くして、小型化でき
るとともに、作業性の向上した回転電機の固定子を提供
することにある。 【解決手段】積層コイル片20は、積層された2組の直
線状の薄板状導体を絶縁樹脂により一体モールド成形し
て形成され、その両端部に接続端部22,24が形成さ
れている。接続環側接続コイル片30及び他端側接続コ
イル片40は、積層された薄板状導体を絶縁樹脂により
一体モールド成形して形成される。積層コイル片20
は、固定子鉄心10のスロット14に挿入後モールドさ
れ、固定子鉄心10の歯部12を挟んで積層コイル片2
0の薄板状導体の両端部をそれぞれ、接続環側接続コイ
ル片30及び他端側接続コイル片40により接続して、
歯部12に巻回された固定子コイルを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機の固定子
に係り、特に、誘導電動機や同期機に用いるに好適な回
転電機の固定子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導電動機などの回転電機の固定
子は、一般に、固定子鉄心に形成されたスロット内に絶
縁スロットライナを装着した上で、その内部に予め巻回
成形した固定子コイルを挿入して形成している。しかし
ながら、予め巻回成形したコイルを、スロット内に挿入
する際、コイルのエンド部の長さが短いと、挿入済みコ
イルのコイルエンドに、これから挿入しようとするコイ
ルのコイルエンドが干渉して、コイルが挿入できなくな
る。そこで、固定子コイルのエンド部の長さは、コイル
エンド部同士が干渉しない程度の長さとする必要があ
り、必然的に、コイルエンド部の長さが長くなり、回転
電機自体も大型化せざるを得ないという問題があった。
【0003】それに対して、例えば、特開平6−209
535号公報に記載されているように、スロット内に直
線上の積層されたコイル(スロット内コイル)を挿入
し、このスロット内に挿入されたコイルの端部を、固定
子鉄心の端面で別のコイル(スロット間渡りコイル)に
より接続する構成のものが知られている。特開平6−2
09535号公報に記載されているものは、占積率を向
上する狙いであるが、コイルエンド部の長さを短くする
こともできるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−209535号公報に記載されている固定子コイル
においては、スロット内コイルは、スロット間渡りコイ
ルとの接合部を除いて絶縁処理されているものであり、
この絶縁処理の施されたスロット内コイルを、順次、ス
ロット内に積層組み込む必要がある。従って、組み込み
作業に時間を要すると共に、組み込み時の精度が低下す
るため、この固定子を用いて回転電機の性能が低下する
という問題があった。
【0005】本発明の目的は、コイルエンド部の長さを
短くして、小型化できるとともに、作業性の向上した回
転電機の固定子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、固定子鉄心と、この固定子鉄心の
歯部と歯部の間に形成される複数のスロットに装着され
る固定子コイルを有する回転電機の固定子において、上
記固定子コイルは、積層された2組の直線状の薄板状導
体を絶縁樹脂により一体モールド成形して形成され、上
記導体の両端部に接続端部が形成された積層コイル片
と、積層された薄板状導体を絶縁樹脂により一体モール
ド成形して形成された第1及び第2の接続コイル片とか
ら構成され、上記歯部を挟んで上記固定子鉄心の複数の
スロット内にそれぞれ挿入された上記積層コイル片の薄
板状導体の一方の端部を、上記歯部を挟むようにして上
記第1の接続コイル片の薄板状導体により接続し、他方
の端部を、上記歯部を挟むようにして、かつ、固定子鉄
心の半径方向に積層された薄板状導体を半径方向に一つ
ずつずらすようにして上記第2の接続コイルの薄板状導
体により接続して、上記歯部に巻回された固定子コイル
を形成するようにしたものである。かかる構成により、
コイルエンド部の長さを短くして、小型化できるととも
に、固定子コイル製造時の作業性を向上しえるものとな
る。
【0007】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記積層コイル片は、一体モールド成形後、その端部を
切削加工して、上記接続端部を形成するようにしたもの
である。かかる構成により、位置精度を向上し得るもの
となる。
【0008】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記接続コイル片は、一体モールド成形後、その端部を
切削加工して、所定の形状に形成するようにしたもので
ある。かかる構成により、位置精度を向上し得るととも
に、積層コイル片との接続時の接続信頼性を向上し得る
ものとなる。
【0009】(4)上記(1)において、好ましくは、
さらに、複数の接続端子を有する円弧状の薄板状導体
を、円環状に配置した後、絶縁樹脂により一体モールド
成形された接続環を備え、上記第1の接続コイル片の外
部に露出した端子部材に、上記接続端子を接続して、上
記積層コイル片及び第1及び第2の接続コイル片から形
成される複数の固定子コイルを結線するようにしたもの
である。かかる構成により、固定子コイルの結線を容易
に行い得るものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図26を用いて、本
発明の一実施形態による回転電機の固定子の構成につい
て説明する。最初に、図1を用いて、本実施形態による
回転電機の固定子の全体構成について説明する。図1
は、本発明の一実施形態による回転電機の固定子の部品
の組み付け状態を示す鳥瞰図である。
【0011】本実施形態による回転電機の固定子は、固
定子鉄心10と、積層コイル片20と、接続環側薄板状
接続コイル片30と、他端側薄板状接続コイル片40
と、接続環50とから構成されている。本実施形態によ
る回転電機は、12極の回転電機を一例としている。固
定子鉄心10は、円周方向に配置された12個の歯部1
2と、隣接する歯部12の間に形成された12個のスロ
ット14とを有している。
【0012】積層コイル片20は、12個の一体型積層
コイル片20a,20b,…,20k,20mから構成
され、それぞれの一体型積層コイル片20a,20b,
…,20k,20mは独立した部品である。
【0013】一体型積層コイル片20a,20b,…,
20k,20mは、それぞれ、複数枚の薄板状導体(例
えば、銅)を隙間を空けて積層した上で、絶縁樹脂によ
り一体モールドしたものである。このように予め絶縁樹
脂により一体モールドされた一体型積層コイル片20
a,20b,…,20k,20mは、それぞれ、固定子
鉄心10の12個のスロット14内に挿入される。
【0014】一体型積層コイル片20a,20b,…,
20k,20mは、それぞれ、その両端部に、接続端部
を備えている。例えば、一体型積層コイル片20aは、
接続環側薄板状接続コイル片30の側に、接続端部22
a1,22a2を備え、他端側薄板状接続コイル片40
の側に、接続端部24a1,24a2を備えている。
【0015】例えば、12極3相回転電機の場合、4個
の一体型積層コイル片20a,20d,20g,20j
が同一相(例えば、U相)を構成し、4個の一体型積層
コイル片20b,20e,20h,20kが同一相(例
えば、V相)を構成し、4個の一体型積層コイル片20
c,20f,20i,20mが同一相(例えば、W相)
を構成する。なお、一体型積層コイル片20a,20
b,…,20k,20mの詳細構成については、図2〜
図6を用いて後述する。
【0016】接続環側薄板状接続コイル片30は、それ
ぞれ独立した12個の接続コイル片から構成されてい
る。なお、図示の例では、1個の接続コイル片30ma
のみを図示しているが、12個の接続コイル片が円環状
に配置される。12個の接続コイル片は、それぞれ、複
数枚の薄板状導体(例えば、銅)を隙間を空けて積層し
た上で、絶縁樹脂により一体モールドしたものである。
例えば、接続コイル片30maは、一体型積層コイル片
20aの接続環側薄板状接続コイル片30の側に設けら
れた接続端部22a1と、一体型積層コイル片20aに
隣り合う一体型積層コイル片20mの接続環側薄板状接
続コイル片30の側に設けられた接続端部22m2を接
続する。なお、接続環側薄板状接続コイル片30の詳細
構成については、図7〜図10を用いて後述する。
【0017】他端側薄板状接続コイル片40は、接続環
側薄板状接続コイル片30と同様に、それぞれ独立した
12個の接続コイル片から構成されている。なお、図示
の例では、1個の接続コイル片40maのみを図示して
いるが、12個の接続コイル片が円環状に配置される。
12個の接続コイル片は、それぞれ、複数枚の薄板状導
体(例えば、銅)を隙間を空けて積層した上で、絶縁樹
脂により一体モールドしたものである。例えば、接続コ
イル片40aは、一体型積層コイル片20aの他端側薄
板状接続コイル片40の側に設けられた接続端部24a
1と、一体型積層コイル片20aに隣り合う一体型積層
コイル片20mの他端側薄板状接続コイル片40の側に
設けられた接続端部24m2を接続する。
【0018】なお、一体型積層コイル片20の両端部
を、それぞれ、接続環側薄板状接続コイル片30及び他
端側薄板状接続コイル片40によって接続することによ
り、固定子鉄心10のそれぞれの歯部12に巻回された
固定子コイルを形成するようにするために、他端側薄板
状接続コイル片40は、半径方向に1つづつずれた位置
の接続端部24a1と接続端部24m2とを接続してお
り、その詳細については、図18を用いて後述する。
【0019】接続環50は、同一相を構成する複数のコ
イル片20a,20b,…,20k,20mを接続する
とともに、外部との導通をとるための独立した複数の接
続環片と中性片とから構成されている。複数の接続環片
と中性片は、それぞれ、複数枚の薄板状導体(例えば、
銅)を隙間を空けて円環状に組み上げた上で、絶縁樹脂
により一体モールドしたものである。例えば、4個の一
体型積層コイル片20a,20d,20g,20jが第
1の接続環片で接続され、4個の一体型積層コイル片2
0b,20e,20h,20kが第2の接続環片で接続
され、4個の一体型積層コイル片20c,20f,20
i,20mが第3の接続環片で接続される。なお、接続
環片50の詳細構成については、図20〜図25を用い
て後述する。
【0020】次に、図2〜図6を用いて、本実施形態に
よる回転電機の固定子に用いる一体型積層コイル片20
の詳細構成について説明する。最初に、図2及び図3を
用いて、一体型積層コイル片20を構成する薄板状導体
の構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態
による回転電機の固定子に用いる一体型積層コイル片を
構成する薄板状導体の平面図であり、図3は、本発明の
一実施形態による回転電機の固定子に用いる一体型積層
コイル片を構成する薄板状導体の正面図である。
【0021】図2及び図3に示すように、薄板状導体2
1は、銅等の電気良導体から形成される幅W1で、厚さ
H1の薄板である。薄板状導体21の両端部には、接続
端部22,24が形成されている。接続端部22,24
は、薄板状導体21の中央部の幅W1よりも狭い幅W2
となっている。
【0022】次に、図4〜図6を用いて、本実施形態に
よる回転電機の固定子に用いる一体型積層コイル片20
の製造方法について説明する。ここでは、一体型積層コ
イル片20aの製造工程について説明するが、他の一体
型積層コイル20b,…,20mも同様に製造される。
図4は、本発明の一実施形態による回転電機の固定子に
用いる一体型積層コイル片の製造工程を示す側面図であ
り、また、図5のA矢視図である。図5は、本発明の一
実施形態による回転電機の固定子に用いる一体型積層コ
イル片の製造工程を示す平面図である。図6は、本発明
の一実施形態による回転電機の固定子に用いる一体型積
層コイル片の製造工程を示す背面図であり、また、図5
のB矢視図である。
【0023】図4に示すように、複数枚(図示の例で
は、10枚)の薄板状導体21a1が積層された状態で
コイル収納材25の内部に収納される。2組の積層され
た薄板状導体21a1,21a2が、コイル収納材25
の内部に収納される。コイル収納材25は、図5に示す
ように、有底であり、袋状になった筒状の形状を有して
いる。薄板状導体21が、コイル収納材25に収納され
た状態では、治具等を用いて、薄板状導体21の間に
は、間隙が設けられている。コイル収納材25は、フェ
ノール系若しくはエポキシ系の電気絶縁材から形成され
ている。
【0024】図5及び図6に示すように、袋状のコイル
収納材25の底部には、三角形状の突部25Aが形成さ
れている。コイル収納材25の中に挿入された薄板状導
体21の端部は、突部25Aの両側に挿入され、位置決
めされる。コイル収納材25の内部に薄板状導体21a
1,21a2が積層された状態で収納された後、コイル
収納材25の空間部及び積層された薄板状導体21a
1,21a2の間の間隙に、例えば、熱硬化性エポキシ
樹脂26が充填され、モールド一体成形される。モール
ド一体成形によって、薄板状導体21a1,21a2
は、コイル収納材25の中で、固着保持される。
【0025】図4に示す状態において、接続端部22a
1,22a2の幅は、実線で示すように、幅W2一定で
ある。なお、コイル収納材25の中に薄板状導体21を
積層挿入した状態で、幅W2に不揃いが有る場合には、
接続端部22a1の幅が、一定となるように、切断線C
2−C2に沿って、接続端部22a1を切削加工するよ
うにしてもよいものである。同様にして、接続端部22
a2の幅が一定となるように、切断線C3−C3に沿っ
て、接続端部22a2を切削加工するようにしてもよい
ものである。
【0026】次に、図5に示すコイル収納材25の底部
の側において、切断線C1−C1に沿って、コイル収納
材25の端部を切断する。ここで、図5に示すコイル収
納材25の底部側を、切断線C1−C1に沿って切断し
た状態では、図6に示すように、接続端部24a1,2
4a2の幅は、破線で示すように、幅W2一定である。
そこで、次に、破線で示すように、接続端部24a1の
幅が、最下端部で、幅W2で、最上段部で幅W3(W3
<W2)となるように、切断線C4−C4に沿って、接
続端部24a1を切削加工する。また、接続端部24a
2の幅が、最上端部で、幅W2で、最下段部で幅W3
(W3<W2)となるように、切断線C5−C5に沿っ
て、接続端部22a2を切削加工する。
【0027】以上のようにして形成された一体型積層コ
イル片20aは、固定子鉄心10のスロット14の中
に、固定子鉄心10の軸方向の端部から挿入された後、
固定子鉄心10と一体モールドされる。
【0028】次に、図7〜図10を用いて、本実施形態
による回転電機の固定子に用いる接続環側薄板状接続コ
イル片30の製造方法について説明する。ここでは、接
続環側薄板状接続コイル片30maの製造工程について
説明するが、他の接続環側薄板状接続コイル片も同様に
製造される。図7は、本発明の一実施形態による回転電
機の固定子に用いる接続環側薄板状接続コイル片の切断
前における平面図であり、図8は、本発明の一実施形態
による回転電機の固定子に用いる接続環側薄板状接続コ
イル片の切断前における正面図である。また、図9は、
本発明の一実施形態による回転電機の固定子に用いる接
続環側薄板状接続コイル片の切断後における平面図であ
り、図10は、本発明の一実施形態による回転電機の固
定子に用いる接続環側薄板状接続コイル片の切断後にお
ける正面図である。
【0029】図7及び図8に示すように、複数枚(図示
の例では、9枚)の薄板状導体32maが積層され、最
上部に薄板状端子部材34ma1,34ma2が積層さ
れた状態でコイル片収納材35の内部に収納される。コ
イル片収納材35は、図7に示すように、有底であり、
袋状になった筒状の形状を有している。薄板状導体32
ma及び薄板状端子部材34ma1,34ma2が、コ
イル片収納材35に収納された状態では、治具等を用い
て、薄板状導体32ma及び薄板状端子部材34ma
1,34ma2の間には、間隙が設けられている。コイ
ル片収納材35は、フェノール系若しくはエポキシ系の
電気絶縁材から形成されている。
【0030】コイル片収納材35の内部に薄板状導体3
2ma及び薄板状端子部材34ma1,34ma2が積
層された状態で収納された後、積層された複数枚の薄板
状導体32maの間の間隙36及び、最上部の薄板状導
体32maと薄板状端子部材34ma1,34ma2の
間の間隙36等には、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂3
8が充填され、モールド一体成形される。モールド一体
成形によって、薄板状導体32ma及び薄板状端子部材
34ma1,34ma2は、コイル片収納材35の中
で、固着保持される。
【0031】次に、図9に示すコイル片収納材35の側
面側において、切断線C6−C6及び切断線C7−C7
に沿って、コイル片収納材35の幅方向を切断し、幅W
4とする。次に、コイル片収納材35の底部側を、L字
型の切断線C8−C8及び切断線C9−C9に沿って切
断し、ザグリ部37ma1,37ma2を形成する。以
上のようにして、図9及び図10に示すように、接続環
側薄板状接続コイル片30maが形成される。なお、図
9及び図10において、2点鎖線で示す部分が切断され
た部分である。
【0032】後述するように、接続環側薄板状接続コイ
ル片30maのザグリ部37ma2には、一体型積層コ
イル片20aの接続環側薄板状接続コイル片30の側に
設けられた接続端部22a1が突き合わせられた後、溶
接接続され、また、接続環側薄板状接続コイル片30m
aのザグリ部37ma1には、一体型積層コイル片20
aに隣り合う一体型積層コイル片20mの接続環側薄板
状接続コイル片30の側に設けられた接続端部22m2
が突き合わせられた後、溶接接続される。
【0033】次に、図11〜図14を用いて、本実施形
態による回転電機の固定子に用いる他端側薄板状接続コ
イル片40の製造方法について説明する。ここでは、他
端側薄板状接続コイル片40maの製造工程について説
明するが、他の他端側薄板状接続コイル片も同様に製造
される。図11は、本発明の一実施形態による回転電機
の固定子に用いる他端側薄板状接続コイル片の切断前に
おける背面図であり、図12は、本発明の一実施形態に
よる回転電機の固定子に用いる他端側薄板状接続コイル
片の切断前における平面図である。また、図13は、本
発明の一実施形態による回転電機の固定子に用いる他端
側薄板状接続コイル片の切断後における背面図であり、
図14は、本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる他端側薄板状接続コイル片の切断後における平
面図である。
【0034】図11及び図12に示すように、複数枚
(図示の例では、9枚)の薄板状導体42maが積層さ
れ、最上部及び最下部には、互いに連絡線43maで接
続された薄板状導体44ma1,44ma2が積層され
た状態でコイル片収納材45の内部に収納される。コイ
ル片収納材45は、図12に示すように、有底であり、
袋状になった筒状の形状を有している。薄板状導体42
ma及び薄板状導体44ma1,44ma2が、コイル
片収納材34に収納された状態では、治具等を用いて、
薄板状導体42ma及び薄板状導体44ma1,44m
a2の間には、間隙が設けられている。コイル片収納材
45は、フェノール系若しくはエポキシ系の電気絶縁材
から形成されている。
【0035】コイル片収納材45の内部に薄板状導体4
2ma及び薄板状導体44ma1,44ma2が積層さ
れた状態で収納された後、積層された複数枚の薄板状導
体42maの間の間隙46及び、最上部の薄板状導体4
2maと薄板状導体44ma1,44ma2の間の間隙
46等には、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂48が充填
され、モールド一体成形される。モールド一体成形によ
って、薄板状導体42ma及び薄板状導体44ma1,
34ma2は、コイル片収納材35の中で、固着保持さ
れる。
【0036】次に、図14に示すコイル片収納材45の
側面側において、切断線C10−C10及び切断線C1
1−C11に沿って、コイル片収納材45の幅方向を切
断し、幅W5とする。次に、コイル片収納材45の底部
側を、L字型の切断線C12−C12及び切断線C13
−C13に沿って切断し、ザグリ部47ma1,47m
a2を形成する。以上のようにして、図13及び図14
に示すように、他端側薄板状接続コイル片40maが形
成される。なお、図13及び図14において、2点鎖線
で示す部分が切断された部分である。
【0037】後述するように、他端側薄板状接続コイル
片40maのザグリ部47ma2には、一体型積層コイ
ル片20aの他端側薄板状接続コイル片40の側に設け
られた接続端部24a1が突き合わせられた後、溶接接
続され、また、他端側薄板状接続コイル片40maのザ
グリ部47ma1には、一体型積層コイル片20aに隣
り合う一体型積層コイル片20mの他端側薄板状接続コ
イル片40の側に設けられた接続端部24m2が突き合
わせられた後、溶接接続される。
【0038】次に、図15及び図16を用いて、本実施
形態による回転電機の固定子における固定子鉄心10に
挿入固定された積層コイル片20に、接続環側薄板状接
続コイル片30に取り付けた状態について説明する。図
15は、本発明の一実施形態による回転電機の固定子に
おける積層コイル片と接続環側薄板状接続コイル片の取
り付け状態を示す正面図であり、図16は、図15の要
部拡大した取付状態説明図である。
【0039】図1において説明したように、固定子鉄心
10は、12個の歯部12を備えている。各歯部12の
間には、図1に示したように、固定子スロット14が形
成されている。12個の固定子スロット14内には、そ
れぞれ、12個の積層コイル片20a,20b,…,2
0mが挿入され、モールド成形によって、固定子鉄心1
0に固定されている。
【0040】図15に示すように、一体型積層コイル片
20a,20b,…,20k,20mのそれぞれの2つ
の接続端部22には、それぞれ、接続コイル片30a
b,30bc,…,30maが突き合わされ、溶接固定
される。例えば、接続コイル片30maは、一体型積層
コイル片20aの接続環側薄板状接続コイル片30の側
に設けられた接続端部22a1と、一体型積層コイル片
20aに隣り合う一体型積層コイル片20mの接続環側
薄板状接続コイル片30の側に設けられた接続端部22
m2を接続する。
【0041】ここで、図16を用いて、さらに具体的に
説明すると、固定子鉄心10の歯部12maの両側のス
ロットには、一体型積層コイル片20aと、一体型積層
コイル片20mが挿入固定されている。一体型積層コイ
ル片20aは、薄板状導体21a1と、その端部に形成
された接続端部22a1とを備えている。薄板状導体2
1a1は、10枚の積層された薄板状導体21a11,
…,21a110から構成されている。また、接続端部
22a1は、接続端部22a11,…,22a110か
ら構成されている。同様にして、一体型積層コイル片2
0mは、薄板状導体21m2と、その端部に形成された
接続端部22m2とを備えている。薄板状導体21m2
は、10枚の積層された薄板状導体21m21,…,2
1m210から構成されている。また、接続端部22m
2は、接続端部22m21,…,22m210から構成
されている。接続端部22a1から接続端部22m2ま
での幅W6は、図9に示した接続コイル片30maの幅
W4と等しくなっている。また、2点鎖線で示す接続コ
イル片30maは、10枚の積層されたコイル片32m
a1,…,32ma10から構成されている。
【0042】接続コイル片30maのコイル片32ma
1は、半径方向の同一位置(同一円周上)にある接続端
部22a11及び接続端部22m21に突き合わされ、
溶接固定される。同様にして、接続コイル片30maの
コイル片32ma10は、接続端部22a110及び接
続端部22m210に突き合わされ、溶接固定される。
【0043】次に、図17及び図18を用いて、本実施
形態による回転電機の固定子における固定子鉄心10に
挿入固定された積層コイル片20に、他端側薄板状接続
コイル片40に取り付けた状態について説明する。図1
7は、本発明の一実施形態による回転電機の固定子にお
ける積層コイル片と他端側薄板状接続コイル片の取り付
け状態を示す正面図であり、図18は、図17の要部拡
大した取付状態説明図である。
【0044】図1において説明したように、固定子鉄心
10は、12個の歯部12を備えている。各歯部12の
間には、図1に示したように、固定子スロット14が形
成されている。12個の固定子スロット14内には、そ
れぞれ、12個の積層コイル片20a,20b,…,2
0mが挿入され、モールド成形によって、固定子鉄心1
0に固定されている。
【0045】図17に示すように、一体型積層コイル片
20a,20b,…,20k,20mのそれぞれの2つ
の接続端部22には、それぞれ、接続コイル片40a
b,40bc,…,40maが突き合わされ、溶接固定
される。例えば、接続コイル片40maは、一体型積層
コイル片20aの他端側薄板状接続コイル片40の側に
設けられた接続端部24a1と、一体型積層コイル片2
0aに隣り合う一体型積層コイル片20mの他端側薄板
状接続コイル片40の側に設けられた接続端部24m2
を接続する。
【0046】ここで、図18を用いて、さらに具体的に
説明すると、固定子鉄心10の歯部12maの両側のス
ロットには、一体型積層コイル片20aと、一体型積層
コイル片20mが挿入固定されている。一体型積層コイ
ル片20aは、薄板状導体21a1と、その端部に形成
された接続端部24a1とを備えている。薄板状導体2
1a1は、10枚の積層された薄板状導体21a11,
…,21a110から構成されている。また、接続端部
24a1は、接続端部24a11,…,24a110か
ら構成されている。同様にして、一体型積層コイル片2
0mは、薄板状導体21m2と、その端部に形成された
接続端部24m2とを備えている。薄板状導体21m2
は、10枚の積層された薄板状導体21m21,…,2
1m210から構成されている。また、接続端部24m
2は、接続端部24m21,…,24m210から構成
されている。接続端部24a1から接続端部24m2ま
での幅W7は、図13に示した接続コイル片40maの
幅W5と等しくなっている。また、2点鎖線で示す接続
コイル片40maは、10枚の積層されたコイル片42
ma1,…,42ma11から構成されている。
【0047】接続コイル片40maのコイル片42ma
2は、接続端部24a12及び接続端部24m21に突
き合わされ、溶接固定される。同様にして、接続コイル
片40maのコイル片42ma10は、接続端部24a
110及び接続端部24m29に突き合わされ、溶接固
定される。即ち、固定子コイル10の歯部12maを挟
んで対向する接続端部24a1,24m2は、半径方向
に一ずつずらした状態で、接続コイル片40maによっ
て接続される。また、接続コイル片40maのコイル片
42ma1は、最外径部の接続端部24a11及び最内
径部の接続端部24m210に突き合わされ、溶接固定
される。最外径部の接続端部24a11及び最内径部の
接続端部24m210は、連絡線43maによって導通
する。
【0048】以上のようにして、固定子コイル10の歯
部12maを挟んで対向する接続端部24a1,24m
2は、半径方向に一ずつずらした状態で、接続コイル片
40maによって接続されるので、薄板状導体21a
1,21m2の積層方向に対して、接続コイル片40m
aを斜めに傾けて接続する必要がある。そのため、図6
において説明したように、接続端部24a1の幅が、最
下端部で、幅W2で、最上段部で幅W3(W3<W2)
となるように、切断線C4−C4に沿って、接続端部2
4a1を切削加工し、また、接続端部24a2の幅が、
最上端部で、幅W2で、最下段部で幅W3(W3<W
2)となるように、切断線C5−C5に沿って、接続端
部22a2を切削加工している。このようにすることに
よって、コイル片42ma2を、接続端部24a12及
び接続端部24m21に固定する際の干渉を防止するこ
とができる。
【0049】次に、図19を用いて、本実施形態による
回転電機の固定子における固定子鉄心10に挿入固定さ
れた積層コイル片20に、接続環側側薄板状接続コイル
片30及び他端側薄板状接続コイル片40が組み上げら
れる状態について説明する。図19は、本発明の一実施
形態による回転電機の固定子における積層コイル片と、
接続環側側薄板状接続コイル片及び他端側薄板状接続コ
イル片の組立斜視図である。
【0050】図15及び図16において説明したよう
に、接続コイル片30maは、一体型積層コイル片20
aの接続環側薄板状接続コイル片30の側に設けられた
接続端部22a1と、一体型積層コイル片20aに隣り
合う一体型積層コイル片20mの接続環側薄板状接続コ
イル片30の側に設けられた接続端部22m2を接続す
る。また、図17及び図18において説明したように、
接続コイル片40maは、一体型積層コイル片20aの
他端側薄板状接続コイル片40の側に設けられた接続端
部24a1と、一体型積層コイル片20aに隣り合う一
体型積層コイル片20mの他端側薄板状接続コイル片4
0の側に設けられた接続端部22m2を接続する。この
とき、固定子コイル10の歯部12maを挟んで対向す
る接続端部24a1,24m2は、半径方向に一ずつず
らした状態で、接続コイル片40maによって接続する
ようにしているので、薄板状導体21a1,21m2と
接続コイル片30ma,40maによって、平角線で構
成した所定ターン数の巻回コイルが形成される。固定子
鉄心10の歯部12に対するターン数は、薄板状導体2
1a1,21m2の積層枚数によって設定することがで
きる。
【0051】次に、図20〜図25を用いて、本実施形
態による回転電機の固定子に用いる接続環50の構成に
ついて説明する。接続環50は、複数の円弧状の接続線
と1つの円弧状の中性線を、円環状に配置した後、絶縁
樹脂によって一体モールド成形したものである。
【0052】最初に、図20及び図21を用いて、本実
施形態による接続環50を構成する接続線の構成につい
て説明する。図20は、本発明の一実施形態による回転
電機の固定子に用いる接続環を構成する接続線の正面図
であり、図21は、図20の側面図である。図20に示
すように、接続線52は、導電性の薄板を円弧状に加工
したものである。接続線の両端部には、接続端子52
A,52Bが形成されている。接続端子52A,52B
は、図21に示すように、接続線52の幅方向に突出し
ている。
【0053】次に、図22を用いて、本実施形態による
接続環50を構成する中性線54の構成について説明す
る。図22は、本発明の一実施形態による回転電機の固
定子に用いる接続環を構成する中性線の正面図である。
図22に示すように、中性線54は、導電性の薄板を円
弧状に加工したものである。接続線の両端部及び中央部
には、接続端子54A,54B,54Cが形成されてい
る。接続端子52A,52B,54Cは、図21に示し
た接続線52と同様に、幅方向に突出している。
【0054】次に、図23を用いて、本実施形態による
接続環50を接続線52及び中性性54によって組み上
げる状態について説明する。なお、この例では、3相1
2極の回転電機用のY結線状態について説明する。図2
3は、本発明の一実施形態による回転電機の固定子に用
いる接続環の組立図である。
【0055】U相用の3本の接続線52U1,52U
2,52U3、V相用の3本の接続線52V1,52V
2,52V3、W相用の3本の接続線52W1,52W
2,52W3、及び中性線54が、図示するように、円
環状に配置される。なお、各接続線52U1,52U
2,52U3,52V1,52V2,52V3,52W
1,52W2,52W3の接続端子52U1A,52U
1B,52U2A,…,52W3B及び中性線54の接
続端子54A,54B,54Cと、接続環側接続端子3
4との接続状態については、図26を用いて後述する。
ここで、接続端子52U1A,52U1Bは、接続線5
2U1の両端部の接続端子を示しており、他も同様であ
る。
【0056】次に、図24及び図25を用いて、本実施
形態による接続環50の構成について説明する。図24
は、本発明の一実施形態による回転電機の固定子に用い
る接続環の正面図であり、図25は、図24の側面図で
ある。接続環50は、図23に示したU相用の3本の接
続線52U1,52U2,52U3、V相用の3本の接
続線52V1,52V2,52V3、W相用の3本の接
続線52W1,52W2,52W3、及び中性線54が
円環状に配置されたものを、絶縁樹脂56によって一体
モールド成形して形成される。ここで、各接続線52U
1,52U2,52U3,52V1,52V2,52V
3,52W1,52W2,52W3の接続端子52U1
A,52U1B,52U2A,…,52W3B及び中性
線54の接続端子54A,54B,54Cは、モールド
樹脂から外部に露出している。
【0057】次に、図26を用いて、本実施形態による
回転電機の固定子における接続線の接続端子B及び中性
線の接続端子と、接続環側接続端子との接続状態につい
て説明する。
【0058】接続環側接続端子30maの接続端子34
ma2は、接続端子52U1Aに接続され、接続環側接
続端子30cdの接続端子34cd2は、接続端子52
U1Bに接続される。接続環側接続端子30cdの接続
端子34cd2は、接続端子52U2Aに接続され、接
続環側接続端子30fgの接続端子34fg2は、接続
端子52U2Bに接続される。接続環側接続端子30f
gの接続端子34fg2は、接続端子52U3Aに接続
され、接続環側接続端子30ijの接続端子34ij2
は、接続端子52U3Bに接続される。
【0059】また、接続環側接続端子30abの接続端
子34ab2は、接続端子52V1Aに接続され、接続
環側接続端子30deの接続端子34de2は、接続端
子52V1Bに接続される。接続環側接続端子30de
の接続端子34de2は、接続端子52V2Aに接続さ
れ、接続環側接続端子30ghの接続端子34gh2
は、接続端子52V2Bに接続される。接続環側接続端
子30ghの接続端子34gh2は、接続端子52V3
Aに接続され、接続環側接続端子30jkの接続端子3
4jk2は、接続端子52V3Bに接続される。
【0060】さらに、接続環側接続端子30bcの接続
端子34bc2は、接続端子52W1Aに接続され、接
続環側接続端子30efの接続端子34ef2は、接続
端子52W1Bに接続される。接続環側接続端子30e
fの接続端子34ef2は、接続端子52W2Aに接続
され、接続環側接続端子30hi接続端子34hiは、
接続端子52W2Bに接続される。接続環側接続端子3
0hi接続端子34hi2は、接続端子52W3Aに接
続され、接続環側接続端子30kmの接続端子34km
2は、接続端子52W3Bに接続される。
【0061】また、中性線の接続端子54Aは、接続環
側接続端子30ijの接続端子34ij2に接続され、
中性線の接続端子54Bは、接続環側接続端子30jk
の接続端子34jk2に接続され、中性線の接続端子5
4Cは、接続環側接続端子30kmの接続端子34km
2に接続される。
【0062】なお、接続環側接続端子30maの接続端
子34ma1,接続環側接続端子30abの接続端子3
4ab1,及び接続環側接続端子30bcの接続端子3
4bcは、回転電機の外部接続端子となる。
【0063】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、固定子鉄心のスロット内に、積層コイル片を挿入し
た後、その両端の接続端子を、接続環側薄板状接続コイ
ル片と、他端側薄板状接続コイル片とによって接続し
て、固定子鉄心の歯部に巻回したコイルを形成するよう
にしているので、コイルエンド部の長さを短くでき、回
転電機を小型化することができる。したがって、固定子
の抵抗やリアクタンスを小さくでき、小型で高性能とす
ることができる。
【0064】また、積層コイル片は、固定子鉄心のスロ
ットの端部側(固定子鉄心の軸方向の端部側)から挿入
することができるので、スロットの開口の幅が、コイル
線径に依存されないで回転電機の性能上有利な最小幅に
形成できる。即ち、従来は、予め所定ターン数巻回した
固定子コイルを、固定子鉄心のスロットから挿入するよ
うにしていたので、スロットの開口幅が制限されていた
が、本実施形態では、スロットの開口からコイルを挿入
する必要はないので、製作上の制限は受けず、したがっ
て回転電機の性能上最適寸法を採用することができ、性
能を向上することができる。
【0065】また、固定子コイルの一部を形成する積層
コイル片は、予め、袋状のコイル収納材に、薄板状導体
を挿入し、位置決めした後、モールド一体成形されるの
で、作業性が向上するとともに、位置決め精度が向上す
る。また、モールド成形した後、端部を切削加工して、
接続端子を形成するようにしているので、接続信頼性が
向上する。
【0066】さらに、固定コイルの一部を形成する接続
環側薄板状接続コイル片及び他端側薄板状接続コイル片
は、ともに、予め、袋状のコイル収納材に、薄板状導体
を挿入し、位置決めした後、モールド一体成形されるの
で、作業性が向上するとともに、位置決め精度が向上す
る。また、モールド成形した後、端部を切削加工して、
接続端子を形成するようにしているので、接続信頼性が
向上する。
【0067】次に、図27〜29を用いて、本発明の他
の実施形態による回転電機の固定子の構成について説明
する。本実施形態による回転電機の固定子の全体構成
は、図1において説明したものと同様であり、固定子鉄
心10と、積層コイル片20’と、接続環側薄板状接続
コイル片30’と、他端側薄板状接続コイル片40と、
接続環50とから構成されている。即ち、本実施形態に
おいては、積層コイル片20’と、接続環側薄板状接続
コイル片30’の形状を、図1に示したものに対して変
更している。なお、本実施形態による回転電機は、12
極の回転電機を一例としている。
【0068】次に、図27及び図28を用いて、本実施
形態による回転電機の固定子に用いる一体型積層コイル
片20’の詳細構成について説明する。図27は、本発
明の他の実施形態による回転電機の固定子に用いる一体
型積層コイル片を構成する薄板状導体の平面図であり、
図28は、本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる一体型積層コイル片を構成する薄板状導体を積
層した状態の正面図である。
【0069】図27に示すように、薄板状導体21’
は、銅等の電気良導体から形成される薄板である。薄板
状導体21’の両端部の中央には、接続端部22’,2
4’が形成されている。そして、図28に示すように、
薄板状導体21’が積層されて、積層コイル片20’を
構成するようにしている。
【0070】次に、図29を用いて、本実施形態による
回転電機の固定子における固定子鉄心10に挿入固定さ
れた積層コイル片20’に、接続環側側薄板状接続コイ
ル片30’及び他端側薄板状接続コイル片40’が組み
上げられる状態について説明する。図29は、本発明の
他の実施形態による回転電機の固定子における積層コイ
ル片と、接続環側側薄板状接続コイル片及び他端側薄板
状接続コイル片の組立斜視図である。
【0071】一体型積層コイル片20a’,20m’
は、図28に示した薄板状導体21’を積層した上で、
図4〜図6を用いて説明したように、複数枚の薄板状導
体21’をコイル収納材25の内部に収納し、熱硬化性
エポキシ樹脂等により、モールド一体成形したものであ
る。そして、接続端部22a1’,22a2’,24a
1’,24a2’,22m1’,22m2’,24m
1’,24m2’を必要に応じて、切削加工したもので
ある。以上のようにして形成された一体型積層コイル片
20a’,20m’は、固定子鉄心のスロットの中に、
固定子鉄心の軸方向の端部から挿入された後、固定子鉄
心と一体モールド成形される。
【0072】一方、接続コイル片30ma’は、図7〜
図10において説明したように、複数枚の薄板状導体3
2ma’が積層された後、コイル片収納材の内部に収納
され、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂によって、モール
ド一体成形され、さらに、切削加工される。ここで、薄
板状導体32ma’の両端部には、凹部36ma1,3
6ma2が形成されている。凹部36ma1,36ma
2は、接続コイル片30ma’を一体型積層コイル片2
0a’の接続端子22a1’及び一体型積層コイル片2
0m’の接続端子22m2’と係合した後、溶接されて
接続される。
【0073】一方、接続コイル片40ma’は、図11
〜図14において説明したように、複数枚の薄板状導体
42ma’が積層された後、コイル片収納材の内部に収
納され、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂によって、モー
ルド一体成形され、さらに、切削加工される。ここで、
薄板状導体42ma’の両端部には、凹部46ma1,
46ma2が形成されている。凹部46ma1,46m
a2は、接続コイル片40ma’を一体型積層コイル片
20a’の接続端子24a1’及び一体型積層コイル片
20m’の接続端子24m2’と係合した後、溶接され
て接続される。
【0074】以上のようにして、一体型積層コイル片2
0a’の接続環側薄板状接続コイル片30’の側に設け
られた接続端部22a1’と、一体型積層コイル片20
a’に隣り合う一体型積層コイル片20m’の接続環側
薄板状接続コイル片30’の側に設けられた接続端部2
2m2’を接続する。また、接続コイル片40ma’
は、一体型積層コイル片20a’の他端側薄板状接続コ
イル片40の側に設けられた接続端部24a1’と、一
体型積層コイル片20a’に隣り合う一体型積層コイル
片20m’の他端側薄板状接続コイル片40’の側に設
けられた接続端部22m2を接続する。
【0075】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、前述の実施形態と同様の効果を達成すると共に、接
続端部に凹部を形成することにより、積層コイル片と接
続コイル片の接続が容易となる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、コイルエンド部の長さ
を短くして、小型化できるとともに、作業性を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による回転電機の固定子の
部品の組み付け状態を示す鳥瞰図である。
【図2】本発明の一実施形態による回転電機の固定子に
用いる一体型積層コイル片を構成する薄板状導体の平面
図である。
【図3】本発明の一実施形態による回転電機の固定子に
用いる一体型積層コイル片を構成する薄板状導体の正面
図である。
【図4】本発明の一実施形態による回転電機の固定子に
用いる一体型積層コイル片の製造工程を示す側面図であ
り、また、図5のA矢視図である。
【図5】本発明の一実施形態による回転電機の固定子に
用いる一体型積層コイル片の製造工程を示す平面図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態による回転電機の固定子に
用いる一体型積層コイル片の製造工程を示す背面図であ
り、また、図5のB矢視図である。
【図7】本発明の一実施形態による回転電機の固定子に
用いる接続環側薄板状接続コイル片の切断前における平
面図である。
【図8】本発明の一実施形態による回転電機の固定子に
用いる接続環側薄板状接続コイル片の切断前における正
面図である。
【図9】本発明の一実施形態による回転電機の固定子に
用いる接続環側薄板状接続コイル片の切断後における平
面図である。
【図10】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる接続環側薄板状接続コイル片の切断後における
正面図である。
【図11】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる他端側薄板状接続コイル片の切断前における背
面図である。
【図12】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる他端側薄板状接続コイル片の切断前における平
面図である。
【図13】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる他端側薄板状接続コイル片の切断後における背
面図である。
【図14】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる他端側薄板状接続コイル片の切断後における平
面図である。
【図15】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
における積層コイル片と接続環側薄板状接続コイル片の
取り付け状態を示す正面図である。
【図16】図15の要部拡大した取付状態説明図であ
る。
【図17】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
における積層コイル片と他端側薄板状接続コイル片の取
り付け状態を示す正面図である。
【図18】図17の要部拡大した取付状態説明図であ
る。
【図19】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
における積層コイル片と、接続環側側薄板状接続コイル
片及び他端側薄板状接続コイル片の組立斜視図である。
【図20】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる接続環を構成する接続線の正面図である。
【図21】図20の側面図である。
【図22】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる接続環を構成する中性線の正面図である。
【図23】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる接続環の組立図である。
【図24】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる接続環の正面図である。
【図25】図24の側面図である。
【図26】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
における接続線の接続端子B及び中性線の接続端子と、
接続環側接続端子との接続状態の説明図である。
【図27】本発明の他の実施形態による回転電機の固定
子に用いる一体型積層コイル片を構成する薄板状導体の
平面図である。
【図28】本発明の一実施形態による回転電機の固定子
に用いる一体型積層コイル片を構成する薄板状導体を積
層した状態の正面図である。
【図29】本発明の他の実施形態による回転電機の固定
子における積層コイル片と、接続環側側薄板状接続コイ
ル片及び他端側薄板状接続コイル片の組立斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…固定子鉄心 12…歯部 14…スロット 20…積層コイル片 22,24…接続端部 25…コイル収納材 30…接続環側薄板状接続コイル片 32,42,44…薄板状導体 34…薄板状端子部材 35,45…コイル片収納材 38,48…熱硬化性エポキシ樹脂 40…他端側薄板状接続コイル片 50…接続環 52…接続線 54…中性線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋川 末太郎 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 門脇 好和 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 大和田 健文 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 小林 秀光 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 小田 圭二 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 清水 泉 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 植田 俊明 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 Fターム(参考) 5H603 AA09 BB01 BB08 BB09 BB12 CB02 CB03 CB11 CB18 CB19 CB22 CB26 CC04 CC17 CD22 CD24 CE02 CE13 EE01 EE10 FA01 FA21 5H604 AA08 BB01 BB09 BB10 BB14 CC01 CC05 CC14 DA15 DB02 PB03 PE06 QB14 5H615 AA01 BB01 BB06 BB07 BB14 PP01 PP08 PP10 PP13 PP17 QQ03 QQ12 RR01 RR07 SS03 SS08 SS16 SS44 TT14 TT31 TT34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子鉄心と、この固定子鉄心の歯部と歯
    部の間に形成される複数のスロットに装着される固定子
    コイルを有する回転電機の固定子において、 上記固定子コイルは、 積層された2組の直線状の薄板状導体を絶縁樹脂により
    一体モールド成形して形成され、上記導体の両端部に接
    続端部が形成された積層コイル片と、 積層された薄板状導体を絶縁樹脂により一体モールド成
    形して形成された第1及び第2の接続コイル片とから構
    成され、 上記歯部を挟んで上記固定子鉄心の複数のスロット内に
    それぞれ挿入された上記積層コイル片の薄板状導体の一
    方の端部を、上記歯部を挟むようにして上記第1の接続
    コイル片の薄板状導体により接続し、他方の端部を、上
    記歯部を挟むようにして、かつ、固定子鉄心の半径方向
    に積層された薄板状導体を半径方向に一つずつずらすよ
    うにして上記第2の接続コイルの薄板状導体により接続
    して、上記歯部に巻回された固定子コイルを形成するこ
    とを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回転電機の固定子におい
    て、 上記積層コイル片は、一体モールド成形後、その端部を
    切削加工して、上記接続端部を形成することを特徴とす
    る回転電機の固定子。
  3. 【請求項3】請求項1記載の回転電機の固定子におい
    て、 上記接続コイル片は、一体モールド成形後、その端部を
    切削加工して、所定の形状に形成することを特徴とする
    回転電機の固定子。
  4. 【請求項4】請求項1記載の回転電機の固定子におい
    て、さらに、 複数の接続端子を有する円弧状の薄板状導体を、円環状
    に配置した後、絶縁樹脂により一体モールド成形された
    接続環を備え、 上記第1の接続コイル片の外部に露出した端子部材に、
    上記接続端子を接続して、上記積層コイル片及び第1及
    び第2の接続コイル片から形成される複数の固定子コイ
    ルを結線することを特徴とする回転電機の固定子。
JP35774099A 1999-12-16 1999-12-16 回転電機の固定子 Pending JP2001178053A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35774099A JP2001178053A (ja) 1999-12-16 1999-12-16 回転電機の固定子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35774099A JP2001178053A (ja) 1999-12-16 1999-12-16 回転電機の固定子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001178053A true JP2001178053A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18455683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35774099A Pending JP2001178053A (ja) 1999-12-16 1999-12-16 回転電機の固定子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001178053A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100556834B1 (ko) 2004-07-26 2006-03-10 엘지전자 주식회사 왕복동식 모터의 고정자 구조
WO2007108552A1 (ja) * 2006-03-22 2007-09-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 回転電機の固定子、固定子に用いられる部品および回転電機の固定子の製造方法
WO2007125786A1 (en) * 2006-04-24 2007-11-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Stator of rotating electric machine, and component for use in stator
JP2008514173A (ja) * 2004-09-16 2008-05-01 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 平角線巻線を有する永久磁石同期機
JP2008131826A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Toyota Motor Corp モータの固定子、及びモータの固定子の製造方法
JP2008136317A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Toyota Motor Corp モータの固定子製造方法、及びモータの固定子
JP2008245466A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Mitsui High Tec Inc 固定子用部品及び固定子用部品の製造方法
WO2015151615A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 本田技研工業株式会社 回転電機のステータ
WO2018033761A1 (en) * 2016-08-19 2018-02-22 Aeristech Ltd An electric machine and a stator with conductive bars and an end face assembly
CN111130282A (zh) * 2018-10-31 2020-05-08 通用汽车环球科技运作有限责任公司 制造定子的方法
KR20200056747A (ko) * 2018-11-15 2020-05-25 한국전기연구원 자기기어용 폴피스유닛의 제조방법, 자기기어용 폴피스유닛 및 이를 구비한 자기기어
WO2021094018A1 (de) * 2019-11-12 2021-05-20 Robert Bosch Gmbh Komponente einer elektrischen maschine
JP6953608B1 (ja) * 2020-12-22 2021-10-27 株式会社日立製作所 回転電機、電動ホイールおよび車両
WO2021251499A1 (ja) * 2020-06-12 2021-12-16 有限会社宮脇工房 電磁コイル

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100556834B1 (ko) 2004-07-26 2006-03-10 엘지전자 주식회사 왕복동식 모터의 고정자 구조
JP2008514173A (ja) * 2004-09-16 2008-05-01 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 平角線巻線を有する永久磁石同期機
WO2007108552A1 (ja) * 2006-03-22 2007-09-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 回転電機の固定子、固定子に用いられる部品および回転電機の固定子の製造方法
JP2007259555A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Toyota Motor Corp 回転電機の固定子、固定子に用いられる部品および回転電機の固定子の製造方法
DE112007000629T5 (de) 2006-03-22 2009-01-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Stator für elektrische rotierende Maschine, für den Stator zu verwendendes Teil und Verfahren zur Herstellung des Stators für die elektrische rotierende Maschine
WO2007125786A1 (en) * 2006-04-24 2007-11-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Stator of rotating electric machine, and component for use in stator
JP2007295697A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Toyota Motor Corp 回転電機の固定子および固定子に用いられる部品
DE112007000981T5 (de) 2006-04-24 2009-02-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Stator einer rotierenden elektrischen Maschine und Komponente zur Verwendung in dem Stator
JP2008131826A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Toyota Motor Corp モータの固定子、及びモータの固定子の製造方法
JP2008136317A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Toyota Motor Corp モータの固定子製造方法、及びモータの固定子
JP4710809B2 (ja) * 2006-11-29 2011-06-29 トヨタ自動車株式会社 モータの固定子製造方法、及びモータの固定子
JP2008245466A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Mitsui High Tec Inc 固定子用部品及び固定子用部品の製造方法
WO2015151615A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 本田技研工業株式会社 回転電機のステータ
CN106104976A (zh) * 2014-03-31 2016-11-09 本田技研工业株式会社 旋转电机的定子
JPWO2015151615A1 (ja) * 2014-03-31 2017-04-13 本田技研工業株式会社 回転電機のステータ
WO2018033761A1 (en) * 2016-08-19 2018-02-22 Aeristech Ltd An electric machine and a stator with conductive bars and an end face assembly
JP2019525713A (ja) * 2016-08-19 2019-09-05 エアリステック リミテッド 導電バー及び端面アセンブリを有する電気機械及び固定子
CN111130282A (zh) * 2018-10-31 2020-05-08 通用汽车环球科技运作有限责任公司 制造定子的方法
KR20200056747A (ko) * 2018-11-15 2020-05-25 한국전기연구원 자기기어용 폴피스유닛의 제조방법, 자기기어용 폴피스유닛 및 이를 구비한 자기기어
KR102472646B1 (ko) * 2018-11-15 2022-11-29 한국전기연구원 자기기어용 폴피스유닛의 제조방법, 자기기어용 폴피스유닛 및 이를 구비한 자기기어
WO2021094018A1 (de) * 2019-11-12 2021-05-20 Robert Bosch Gmbh Komponente einer elektrischen maschine
WO2021251499A1 (ja) * 2020-06-12 2021-12-16 有限会社宮脇工房 電磁コイル
JP7430940B2 (ja) 2020-06-12 2024-02-14 有限会社 宮脇工房 電磁コイル
JP6953608B1 (ja) * 2020-12-22 2021-10-27 株式会社日立製作所 回転電機、電動ホイールおよび車両
JP2022098919A (ja) * 2020-12-22 2022-07-04 株式会社日立製作所 回転電機、電動ホイールおよび車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6091172A (en) Coil connecting structure in outer rotor-type multi-pole generator
US5583387A (en) Stator of dynamo-electric machine
EP0863601B1 (en) Connection configuration for stator
US7936100B2 (en) Stator for rotating machine and rotating machine using the same
JP3800371B2 (ja) 回転電機
JP2001178053A (ja) 回転電機の固定子
US20180034339A1 (en) Stator
US7812498B2 (en) Stator of electric rotating machine and electric rotating machine
JP5353874B2 (ja) 回転電機の固定子及びその製造方法
JP2009011152A (ja) 回転電機の固定子
CN111628593B (zh) 定子、定子组件、电能与机械能的转换器
US5780951A (en) Low-cost bobbin-wound stator construction for small, single-phase AC motors
US20210194309A1 (en) Rotary electric machine, stator thereof and manufacturing method of rotary electric machine
JPH0622486A (ja) 回転電機用電機子
JP2000333388A (ja) 固定子
JP2000032690A (ja) 回転電機用固定子鉄心及び回転電機用固定子の製造方法並びに磁石回転子型電動機
JP6946992B2 (ja) 回転電機
WO2005060073A1 (en) Hybrid construction electric machine
JP2005312182A (ja) 回転電機の集中巻き型ステータコイル
JP6080964B2 (ja) 回転電機の固定子
JP6465330B1 (ja) 多相クローポールモータ
JP2929145B2 (ja) 電動機の固定子及び直巻式電動機の固定子の製造方法
JPH10174337A (ja) 電動機の固定子
JPS60234438A (ja) 多相回転機の電機子
JPH09219959A (ja) 電動機の固定子