JPH10174337A - 電動機の固定子 - Google Patents
電動機の固定子Info
- Publication number
- JPH10174337A JPH10174337A JP33329396A JP33329396A JPH10174337A JP H10174337 A JPH10174337 A JP H10174337A JP 33329396 A JP33329396 A JP 33329396A JP 33329396 A JP33329396 A JP 33329396A JP H10174337 A JPH10174337 A JP H10174337A
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- JP
- Japan
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- winding
- stator
- end plate
- groove
- pole tooth
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- Pending
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 極歯毎に集中巻線をした固定子において、コ
イル間の密着度向上による巻線端部の省スペース化と、
巻線端処理の縛り工程を合理化して安価な固定子を提供
することを目的とする。 【解決手段】 固定子鉄心の極歯を覆い固定子鉄心と巻
線を絶縁する端板１２に、極歯部１２ａの内周側１２ｂ
と外周側１２ｃを結ぶ溝１２ｄを設けて、この端板１２
の溝１２ｄに通した絶縁糸で、巻線のみ、または、巻線
と巻線端処理部を結束した固定子であり、溝に通した絶
縁糸で結束することでコイル間の密着度を向上させ巻線
端部または巻線端処理部の省スペース化と巻線端処理工
数の低減ができ、安価な固定子を提供できる。
イル間の密着度向上による巻線端部の省スペース化と、
巻線端処理の縛り工程を合理化して安価な固定子を提供
することを目的とする。 【解決手段】 固定子鉄心の極歯を覆い固定子鉄心と巻
線を絶縁する端板１２に、極歯部１２ａの内周側１２ｂ
と外周側１２ｃを結ぶ溝１２ｄを設けて、この端板１２
の溝１２ｄに通した絶縁糸で、巻線のみ、または、巻線
と巻線端処理部を結束した固定子であり、溝に通した絶
縁糸で結束することでコイル間の密着度を向上させ巻線
端部または巻線端処理部の省スペース化と巻線端処理工
数の低減ができ、安価な固定子を提供できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種産業用機器な
どに使用される電動機の固定子、特に、その巻線処理に
関するものである。
どに使用される電動機の固定子、特に、その巻線処理に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、電動機は小型化，高性能化，低コ
スト化の要望に応えるため、回転子に高性能希土類磁石
を使用し、固定子は鉄心を極歯毎に分割，集中巻線を施
した極歯完成品を環状に接合固着して、巻線の高密度化
と工程の自動化が図られている。巻線の結線処理につい
ても、印刷配線基板を用いて合理化している（例えば、
特開平５−３０８７４２号公報参照）。
スト化の要望に応えるため、回転子に高性能希土類磁石
を使用し、固定子は鉄心を極歯毎に分割，集中巻線を施
した極歯完成品を環状に接合固着して、巻線の高密度化
と工程の自動化が図られている。巻線の結線処理につい
ても、印刷配線基板を用いて合理化している（例えば、
特開平５−３０８７４２号公報参照）。
【０００３】以下、従来の極歯毎に集中巻線を施した固
定子の構成について図３から図５を用いて説明する。
定子の構成について図３から図５を用いて説明する。
【０００４】図３は極歯完成品のコイルを巻く前の状態
を示す分解斜視図で、２１は積層鉄心片、２１ｂは積層
鉄心片２１の極歯、２２は鉄心とコイルを絶縁する端
板、２３は絶縁性薄膜部材、２４は中継端子である。図
４は極歯部に巻線を施した極歯完成品の斜視図で、２１
ａは積層鉄心片２１の分割面、２５はコイルである。図
５は図４の極歯完成品を環状に接合して結線した固定子
の斜視図で、２６は所定の配線を多層に施したプリント
基板である。
を示す分解斜視図で、２１は積層鉄心片、２１ｂは積層
鉄心片２１の極歯、２２は鉄心とコイルを絶縁する端
板、２３は絶縁性薄膜部材、２４は中継端子である。図
４は極歯部に巻線を施した極歯完成品の斜視図で、２１
ａは積層鉄心片２１の分割面、２５はコイルである。図
５は図４の極歯完成品を環状に接合して結線した固定子
の斜視図で、２６は所定の配線を多層に施したプリント
基板である。
【０００５】以上の構成は、極歯単位毎に円周方向に分
割した鉄板を積層後、その内径及び外径を積層方向にレ
ーザー溶接した積層鉄心片２１の極歯２１ｂのスロット
内面に絶縁性薄膜部材２３を両側に配設し、積層鉄心片
２１の積層方向の両端面を覆い、積層鉄心片２１と絶縁
性薄膜部材２３を挟むように端板２２を装着する。次に
端板２２の片側にコイル２５の中継端子２４を圧入した
積層鉄心片にコイル２５で巻線を施す。コイル２５の巻
始めと巻終りを各々中継端子２４に巻付け後、ハンダ付
け結線して極歯完成品としている。この極歯完成品を所
定数量積層鉄心片２１の分割面２１ａを合わせて環状に
接合し、積層鉄心片２１の外周接合部を積層方向に続け
てレーザー溶接して固着後、プリント基板２６の孔に中
継端子２４を挿入し、ハンダ付け結線して固定子が完成
する。
割した鉄板を積層後、その内径及び外径を積層方向にレ
ーザー溶接した積層鉄心片２１の極歯２１ｂのスロット
内面に絶縁性薄膜部材２３を両側に配設し、積層鉄心片
２１の積層方向の両端面を覆い、積層鉄心片２１と絶縁
性薄膜部材２３を挟むように端板２２を装着する。次に
端板２２の片側にコイル２５の中継端子２４を圧入した
積層鉄心片にコイル２５で巻線を施す。コイル２５の巻
始めと巻終りを各々中継端子２４に巻付け後、ハンダ付
け結線して極歯完成品としている。この極歯完成品を所
定数量積層鉄心片２１の分割面２１ａを合わせて環状に
接合し、積層鉄心片２１の外周接合部を積層方向に続け
てレーザー溶接して固着後、プリント基板２６の孔に中
継端子２４を挿入し、ハンダ付け結線して固定子が完成
する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、電動機の出力が大きくなれば、固定子の
鉄心も大きくなり、巻線のコイルも太くなるので、コイ
ルに所定の電流を流すとプリント基板の導体パターンの
電流密度が不足してプリント基板が使用できなくなる。
仮に使用できたとしても、多層に印刷配線したプリント
基板は、高価で、形状が中空なので、外径が大きくなる
とコスト面からデメリットであった。
来の構成では、電動機の出力が大きくなれば、固定子の
鉄心も大きくなり、巻線のコイルも太くなるので、コイ
ルに所定の電流を流すとプリント基板の導体パターンの
電流密度が不足してプリント基板が使用できなくなる。
仮に使用できたとしても、多層に印刷配線したプリント
基板は、高価で、形状が中空なので、外径が大きくなる
とコスト面からデメリットであった。
【０００７】また、プリント基板を使用せずに結線をす
る構成（図示せず）としては、極歯部に集中巻線をした
後、コイル端に絶縁チューブを被せて所定の結線をし
て、さらに、コイルの渡り線と結線部とを絶縁糸で複数
箇所縛って巻線端処理をしていた。この時、巻線端処理
部は高密度巻線を施した巻線本体（コイル）に絶縁糸で
縛ることが難しく、巻線端処理部の膨れを抑制すること
ができず、固定子の巻線端処理部の高さ寸法が大きくな
るという問題点があった。また、この巻線端処理の工程
は繁雑で合理化でず、組立工数を低減することができな
いという問題点があった。
る構成（図示せず）としては、極歯部に集中巻線をした
後、コイル端に絶縁チューブを被せて所定の結線をし
て、さらに、コイルの渡り線と結線部とを絶縁糸で複数
箇所縛って巻線端処理をしていた。この時、巻線端処理
部は高密度巻線を施した巻線本体（コイル）に絶縁糸で
縛ることが難しく、巻線端処理部の膨れを抑制すること
ができず、固定子の巻線端処理部の高さ寸法が大きくな
るという問題点があった。また、この巻線端処理の工程
は繁雑で合理化でず、組立工数を低減することができな
いという問題点があった。
【０００８】また、コイルが太くなると整列巻線が難し
くなり、コイル同士の密着度が小さくなるので、巻線端
部が高くなり、通電時にコイルが電磁振動して電磁音が
発生することがあった。
くなり、コイル同士の密着度が小さくなるので、巻線端
部が高くなり、通電時にコイルが電磁振動して電磁音が
発生することがあった。
【０００９】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、固定子巻線のコイル間の密着度を向上させること
により巻線端部または巻線端処理部の省スペース化を図
り、巻線端処理の縛り工程を合理化して安価な固定子を
提供することを目的とする。
ので、固定子巻線のコイル間の密着度を向上させること
により巻線端部または巻線端処理部の省スペース化を図
り、巻線端処理の縛り工程を合理化して安価な固定子を
提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、固定子鉄心の極歯を覆い固定子鉄心と巻線
を絶縁する端板に、極歯部の内周側と外周側を結ぶ溝を
設けて、この端板の溝に通した絶縁糸で、巻線のみ、ま
たは、巻線と渡り線などの巻線端処理部を結束したもの
である。
に本発明は、固定子鉄心の極歯を覆い固定子鉄心と巻線
を絶縁する端板に、極歯部の内周側と外周側を結ぶ溝を
設けて、この端板の溝に通した絶縁糸で、巻線のみ、ま
たは、巻線と渡り線などの巻線端処理部を結束したもの
である。
【００１１】これにより、巻線端部または巻線処理部の
高さ寸法を抑制して省スペース化を図り、巻線端処理の
工数を低減して合理化することができる。
高さ寸法を抑制して省スペース化を図り、巻線端処理の
工数を低減して合理化することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために本発明
は、固定子鉄心の極歯毎に集中巻線を施した固定子にお
いて、固定子鉄心の極歯を覆い固定子鉄心と巻線を絶縁
する端板に、極歯部の内周側と外周側を結ぶ溝を設け
て、この端板の溝に通した絶縁糸で、巻線のみ、また
は、巻線と渡り線などの巻線端処理部を結束した電動機
の固定子である。
は、固定子鉄心の極歯毎に集中巻線を施した固定子にお
いて、固定子鉄心の極歯を覆い固定子鉄心と巻線を絶縁
する端板に、極歯部の内周側と外周側を結ぶ溝を設け
て、この端板の溝に通した絶縁糸で、巻線のみ、また
は、巻線と渡り線などの巻線端処理部を結束した電動機
の固定子である。
【００１３】このように端板に溝を設けたので、固定子
鉄心に集中巻線をした後でも、端板に設けた溝を通した
絶縁糸で、極歯毎に巻線を確実に結束できるので、コイ
ル間の膨れを抑制できる。また、巻線と渡り線などの巻
線端処理部を確実に結束できるので、巻線端処理部の膨
れを抑制できる。同時に巻線端処理（縛り作業）の工程
を合理化でき、組立工数を削減することができる。
鉄心に集中巻線をした後でも、端板に設けた溝を通した
絶縁糸で、極歯毎に巻線を確実に結束できるので、コイ
ル間の膨れを抑制できる。また、巻線と渡り線などの巻
線端処理部を確実に結束できるので、巻線端処理部の膨
れを抑制できる。同時に巻線端処理（縛り作業）の工程
を合理化でき、組立工数を削減することができる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図を参照
にして説明する。
にして説明する。
【００１５】図１は本発明の一実施例の端板の斜視図
で、図１（ａ）において、１２は固定子の極歯を覆う極
歯部１２ａの内周側１２ｂと外周側１２ｃを結ぶ溝１２
ｄを１本設けた端板、図１（ｂ）において、１３は同様
に極歯部１３ａの内周側１３ｂと外周側１３ｃを結ぶ２
本の溝１３ｄと溝１３ｅを設けた端板で、固定子鉄心と
巻線の絶縁を確保するため合成樹脂製である。なお、端
板の形状，溝の形状，溝の数については特に限定しな
い。
で、図１（ａ）において、１２は固定子の極歯を覆う極
歯部１２ａの内周側１２ｂと外周側１２ｃを結ぶ溝１２
ｄを１本設けた端板、図１（ｂ）において、１３は同様
に極歯部１３ａの内周側１３ｂと外周側１３ｃを結ぶ２
本の溝１３ｄと溝１３ｅを設けた端板で、固定子鉄心と
巻線の絶縁を確保するため合成樹脂製である。なお、端
板の形状，溝の形状，溝の数については特に限定しな
い。
【００１６】次に、図２を用いて巻線端処理を中心に説
明する。図２において、１１は固定子鉄心である積層鉄
心片、１２は端板、１５はコイル１５ａを複数回巻きつ
けた巻線、１７ａ，１７ｂは絶縁チューブ、１８ａ，１
８ｂ，１８ｃはリード線、１９は絶縁糸である。まず、
端板１２の溝に直交するように集中巻線した極歯完成品
を所定数量積層鉄心片１１の分割面１１ａを合わせて環
状に接合し、積層鉄心片１１の外周接合部を積層方向に
連続または間欠的にレーザー溶接して固着後、コイル１
５ａの端に絶縁チューブ１７ａを被せる。図２は極歯完
成品が１２個（Ｕ，Ｖ，Ｗ相が順次４組）の場合で、隣
合うＵ，Ｖ，Ｗ相の巻終り（または巻始め）を３本まと
めてハンダ付け結線し絶縁チューブ１７ｂを被せて中点
１６とする。残り３組についても同様に結線し中点１６
とする。次に巻始め（または巻終り）のＵ相を４本をま
とめてリード線１８ａとハンダ付け結線し絶縁テープで
結線部を被覆してＵ相とする。同様にＶ相，Ｗ相を各々
４本をまとめてリード線１８ｂ，１８ｃとハンダ付け結
線し絶縁テープで結線部を被覆してＶ相，Ｗ相とする。
さらに、リード線１８ａ，１８ｂ，１８ｃは束ねて固定
子外周付近に配設する。ここまでは、溝１２ｄを有する
端板１２を用いたこと以外は、構成および製造方法は従
来のプリント基板を用いないものと同じである。
明する。図２において、１１は固定子鉄心である積層鉄
心片、１２は端板、１５はコイル１５ａを複数回巻きつ
けた巻線、１７ａ，１７ｂは絶縁チューブ、１８ａ，１
８ｂ，１８ｃはリード線、１９は絶縁糸である。まず、
端板１２の溝に直交するように集中巻線した極歯完成品
を所定数量積層鉄心片１１の分割面１１ａを合わせて環
状に接合し、積層鉄心片１１の外周接合部を積層方向に
連続または間欠的にレーザー溶接して固着後、コイル１
５ａの端に絶縁チューブ１７ａを被せる。図２は極歯完
成品が１２個（Ｕ，Ｖ，Ｗ相が順次４組）の場合で、隣
合うＵ，Ｖ，Ｗ相の巻終り（または巻始め）を３本まと
めてハンダ付け結線し絶縁チューブ１７ｂを被せて中点
１６とする。残り３組についても同様に結線し中点１６
とする。次に巻始め（または巻終り）のＵ相を４本をま
とめてリード線１８ａとハンダ付け結線し絶縁テープで
結線部を被覆してＵ相とする。同様にＶ相，Ｗ相を各々
４本をまとめてリード線１８ｂ，１８ｃとハンダ付け結
線し絶縁テープで結線部を被覆してＶ相，Ｗ相とする。
さらに、リード線１８ａ，１８ｂ，１８ｃは束ねて固定
子外周付近に配設する。ここまでは、溝１２ｄを有する
端板１２を用いたこと以外は、構成および製造方法は従
来のプリント基板を用いないものと同じである。
【００１７】ここで、各極歯完成品からコイル１５ａ４
本をまとめてリード線とハンダ付け結線した所までを渡
り線と呼び、ハンダ付け結線した所と中点とを結線部と
呼び、渡り線と結線部とをあわせて巻線端処理部と呼ぶ
ことにする。
本をまとめてリード線とハンダ付け結線した所までを渡
り線と呼び、ハンダ付け結線した所と中点とを結線部と
呼び、渡り線と結線部とをあわせて巻線端処理部と呼ぶ
ことにする。
【００１８】次に、絶縁糸１９を端板１２の溝１２ｄに
通した後、絶縁糸１９で巻線１５と巻線端処理部を結束
する。同様にして全極歯毎に結束処理しても、１ヵ所飛
びで結束してもよく結束数は限定しない。
通した後、絶縁糸１９で巻線１５と巻線端処理部を結束
する。同様にして全極歯毎に結束処理しても、１ヵ所飛
びで結束してもよく結束数は限定しない。
【００１９】このように巻線１５と巻線端処理部を絶縁
糸１９で確実に結束できるので、固定子の巻線端処理部
の膨れを抑制するとともに、巻線端処理工程の合理化が
できる。
糸１９で確実に結束できるので、固定子の巻線端処理部
の膨れを抑制するとともに、巻線端処理工程の合理化が
できる。
【００２０】なお、集中巻線した後、または、極歯完成
品を環状に接合した状態で、絶縁糸で巻線だけを結束し
てもよく、コイル間の密着度が向上するので巻線端部の
膨れを抑制できる。
品を環状に接合した状態で、絶縁糸で巻線だけを結束し
てもよく、コイル間の密着度が向上するので巻線端部の
膨れを抑制できる。
【００２１】また、同様な構成のため図示はしないが、
端板１３を用いた極歯完成品からなる固定子では、先
に、絶縁糸を端板１３の一方の溝１３ｄを通して巻線だ
けを結束する。次に、もう一方の溝１３ｅに別の絶縁糸
を通して巻線端処理部を巻線に結束してもよく、この場
合には、巻線端部と巻線端処理部の両方の膨れを抑制で
き、コイル１５ａ間の密着度が向上するので巻線の電磁
振動音も低減できる。
端板１３を用いた極歯完成品からなる固定子では、先
に、絶縁糸を端板１３の一方の溝１３ｄを通して巻線だ
けを結束する。次に、もう一方の溝１３ｅに別の絶縁糸
を通して巻線端処理部を巻線に結束してもよく、この場
合には、巻線端部と巻線端処理部の両方の膨れを抑制で
き、コイル１５ａ間の密着度が向上するので巻線の電磁
振動音も低減できる。
【００２２】なお、実施例では分割鉄心を用いて説明し
たが、集中巻線が難しい分割しない固定子鉄心の場合に
も適用できる。この場合の極歯を覆う端板は、固定子鉄
心に一体成形、または、別体構造としてもよく、極歯を
覆う極歯部の内周側と外周側を結ぶ溝を設ければよい。
これにより、極歯に集中巻線をした後、前記と同様に巻
線のみ、または巻線と巻線端処理部の膨れを抑制した巻
線端処理が可能になる。
たが、集中巻線が難しい分割しない固定子鉄心の場合に
も適用できる。この場合の極歯を覆う端板は、固定子鉄
心に一体成形、または、別体構造としてもよく、極歯を
覆う極歯部の内周側と外周側を結ぶ溝を設ければよい。
これにより、極歯に集中巻線をした後、前記と同様に巻
線のみ、または巻線と巻線端処理部の膨れを抑制した巻
線端処理が可能になる。
【００２３】また、絶縁糸は糸に限らず、樹脂製の結束
バンドを用いてもよく、作業性と結束力がさらに向上で
きるので、特に大型の固定子と分割しない固定子鉄心の
場合には効果的である。
バンドを用いてもよく、作業性と結束力がさらに向上で
きるので、特に大型の固定子と分割しない固定子鉄心の
場合には効果的である。
【００２４】
【発明の効果】上記の実施例から明らかなように本発明
によれば、極歯を覆う端板に、端板の内周側と外周側を
結ぶ溝を設けることにより、極歯毎に集中巻線をした固
定子巻線の巻線端部または巻線端処理部の膨れを抑制す
ることができ、巻線端処理の工数低減による合理化と電
磁振動音を低減できるという効果が得られる。
によれば、極歯を覆う端板に、端板の内周側と外周側を
結ぶ溝を設けることにより、極歯毎に集中巻線をした固
定子巻線の巻線端部または巻線端処理部の膨れを抑制す
ることができ、巻線端処理の工数低減による合理化と電
磁振動音を低減できるという効果が得られる。
【図１】（ａ）本発明の一実施例による端板の斜視図 （ｂ）本発明の一実施例による端板の斜視図
【図２】（ａ）本発明の一実施例による固定子の巻線端
処理を説明する平面図 （ｂ）同極歯部の斜視面
処理を説明する平面図 （ｂ）同極歯部の斜視面
【図３】従来の極歯完成品のコイルを巻く前の状態を示
す分解斜視図
す分解斜視図
【図４】従来の極歯完成品を示す斜視図
【図５】従来の固定子を示す斜視図
１１ 固定子鉄心（積層鉄心片） １２，１３ 端板 １２ａ，１３ａ 極歯部 １２ｂ，１３ｂ 内周側 １２ｃ，１３ｃ 外周側 １２ｄ，１３ｄ，１３ｅ 溝 １５ 巻線 １９ 絶縁糸
Claims (1)
- 【請求項１】固定子鉄心の極歯毎に集中巻線を施した固
定子において、固定子鉄心の極歯を覆い固定子鉄心と巻
線を絶縁する端板に、極歯部の内周側と外周側を結ぶ溝
を設けて、この端板の溝に通した絶縁糸で、巻線のみ、
または、巻線と渡り線などの巻線端処理部を結束した電
動機の固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33329396A JPH10174337A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 電動機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33329396A JPH10174337A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 電動機の固定子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10174337A true JPH10174337A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18264484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33329396A Pending JPH10174337A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 電動機の固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10174337A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005253225A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 内転型電動機の固定子 |
| JP2009290985A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Yaskawa Electric Corp | 電動機の固定子とそれを用いた電動機および固定子巻線の固定方法 |
| JP5815163B1 (ja) * | 2014-08-01 | 2015-11-17 | 三菱電機株式会社 | 電動機の固定子 |
| JP5988005B1 (ja) * | 2015-04-16 | 2016-09-07 | ダイキン工業株式会社 | 固定子、および、それを有するモータおよび圧縮機 |
| WO2016167344A1 (ja) * | 2015-04-16 | 2016-10-20 | ダイキン工業株式会社 | 固定子、および、それを有するモータおよび圧縮機 |
| US9614405B2 (en) | 2012-11-30 | 2017-04-04 | Sanyo Denki Co., Ltd. | Wiring structure of stator coil |
| CN107947420A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-04-20 | 广东美的环境电器制造有限公司 | 用于电机的绝缘框、绝缘框架和电机定子及其制作方法 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP33329396A patent/JPH10174337A/ja active Pending
Cited By (17)
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