JP2001174007A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP2001174007A
JP2001174007A JP35930299A JP35930299A JP2001174007A JP 2001174007 A JP2001174007 A JP 2001174007A JP 35930299 A JP35930299 A JP 35930299A JP 35930299 A JP35930299 A JP 35930299A JP 2001174007 A JP2001174007 A JP 2001174007A
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humidifier
signal
humidity
temperature
heater
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Hideji Hibi
秀二 日比
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿度センサによって検出された湿度を基にヒ
ータ加熱式の加湿器の加湿制御をするものにおいて、加
湿器が置かれた場所や温度条件に制御器が影響されない
ように、検出された湿度信号を補正演算してヒータの制
御器に供給する。 【解決手段】 ヒータ9で加熱して発生する水蒸気によ
り加湿を行う加湿手段13及び前記ヒータ9の加熱量を
制御する制御器14を備えた加湿器2において、前記制
御器14は、加湿器2に設けられた湿度センサ18によ
る検出湿度信号を加湿器内の温度で補正された信号とし
て取り込む機構を有し、この補正された湿度信号を前記
ヒータ9の加熱量の制御に用いるようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スチーム式加湿
器等のように、例えば、加熱槽内の水をヒータで加熱し
て蒸発させ、この水蒸気で室内等の加湿を行うような、
ヒータで加熱して発生する水蒸気によって部屋の加湿を
行う加湿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の加湿器は、従来、部屋の広さや
空調の環境(温度や湿度)に応じた湿度調整が行えるよ
うに加湿運転モードが用意されている。加湿器の使用者
は操作パネルにある加湿設定手段のスイッチ操作によ
り、部屋の環境に合った加湿運転モードを選択できるよ
うになっている。
【0003】また、加湿器に内蔵されている器内温度セ
ンサは加湿器内の過熱防止、安全対策の温度検出手段と
して使用される一方、これと独立して加湿器に備えられ
た湿度センサにより使用者が希望する湿度に部屋の加湿
制御が行なわれるようになっていた。
【0004】すなわち、加湿量が少ない低加湿度運転で
は、加湿槽内の水を加熱するヒータを小出力に設定して
発生する水蒸気量を少なく制御し、湿度センサによる検
出湿度の信号の値が加湿設定手段による設定値に近づく
に従いヒータによる加熱量を減らしたり、加熱を停止さ
せたりする。また、加湿量の要求が増すに従い、ヒータ
による加熱量を増大させて水蒸気を多く発生させて加湿
量を増加させるように制御していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加湿器においては、操作パネルのスイッチの操作によっ
て選択された運転モードに合せたヒータ出力によって、
加湿器の使用環境に無関係に加湿運転が行われているた
め、例えば、加湿器の運転初期と加湿運転開始後に相当
な時間が経ったとき、或いは、部屋の温度が低いときや
部屋の暖房が十分にできているとき等では、加湿器の使
用者が操作パネルで操作した希望の加湿条件とは異なっ
た湿度調整が湿度センサからの信号によって行われるお
それがあった。
【0006】換言すれば、加湿器の運転前の状態におい
ては、加湿する部屋の湿度センサの値と室内の湿度と
は、ほぼ一致しているのであるが、加湿器の運転が進む
につれて、加湿器内に設けられた湿度センサによる計測
値と加湿器が置かれた部屋の実際の湿度との間に誤差が
生じて、操作パネルで設定した加湿運転モードだけでは
使用者が希望する加湿条件での加湿運転を行い難いもの
であった。
【0007】この発明は、上述した従来技術の問題点を
解決するものであり、加湿器に備えられている湿度セン
サによって検出された湿度の信号値を加湿器が置かれた
部屋の実際の湿度の値に近ずけるように補正演算して加
湿器の制御器に供給するようにし、これにより、湿度セ
ンサが取付けられた場所や温度条件に左右されずに使用
者が希望する加湿条件での加湿ができる加湿器を提供す
ることができるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の加湿器は、ヒータで加熱して発生する水蒸気により
加湿を行う加湿手段及び前記ヒータの加熱量を制御する
制御器を備えた加湿器において、前記制御器は、加湿器
に設けられた湿度センサによる検出湿度信号を加湿器内
の温度で補正された信号として取り込む機構を有し、こ
の補正された湿度信号を前記ヒータの加熱量の制御に用
いていることを特徴としている。
【0009】また、請求項2の発明では、ヒータで加熱
して発生する水蒸気により加湿を行う加湿手段を備えた
加湿器において、該加湿器は、加湿器に設けられた湿度
センサと、加湿器内の温度を検出する器内温度センサ
と、室内の加湿量を設定する加湿設定手段と、加湿設定
手段からの信号及び湿度センサからの入力信号に応じて
水の加熱量を調整する加熱量制御手段とを備え、該加熱
量制御手段への入力信号となる湿度センサからの検出湿
度信号は、前記器内温度センサからの検出温度で補正さ
れた信号として前記加熱量制御手段へ供給されるように
したことを特徴としている。
【0010】また、請求項3の発明では、ヒータで加熱
して発生する水蒸気により加湿を行う加湿手段を備えた
加湿器において、該加湿器は、加湿器に設けられた湿度
センサと、加湿器内の温度を検出する器内温度センサ
と、室内の加湿量を設定する加湿設定手段と、これら加
湿設定手段からの信号及び湿度センサからの信号に応じ
て水の加熱量を調整する加熱量制御手段とを有し、該加
熱量制御手段への入力信号となる湿度センサからの検出
湿度信号は、前記器内温度センサからの検出温度に応じ
て段階的に増減された補正信号として前記加熱量制御手
段へ供給されるようにしたことを特徴としている。
【0011】さらに、請求項4の発明では、請求項2又
は請求項3の加湿器において、加湿器内の温度を検出す
る器内温度センサが、加湿器の過熱防止センサと湿度セ
ンサからの検出湿度信号の補正ための器内温度センサと
して共用されていることを特徴としている。
【0012】さらにまた、請求項5の発明では、請求項
3の加湿器において、加湿設定手段から加熱量制御手段
へ伝達される入力信号が、加湿する部屋の大きさや加湿
量を段階的に区分した信号として加熱量制御手段へ供給
されることを特徴としている。
【0013】請求項1の発明では、ヒータで加熱して発
生する水蒸気により加湿を行う加湿手段を備えた加湿器
の湿度センサが、加湿器の設置された部屋の温度や加湿
器内部の温度の影響を受けるような温度条件になったと
きには、加湿器に設けられている湿度センサからヒータ
加熱量の制御器に送られてくる検出湿度信号を、加湿器
の器内温度センサの信号値と湿度信号補正の割合との関
係を決めたテーブルデータに従って、湿度センサによる
検出湿度信号をこの補正されたパルス信号としてヒータ
加熱量の制御用の制御器に取り込むようにしたものであ
り、加湿器の設置された部屋の温度や加湿器内部の温度
による影響を少なくして使用者が希望する加湿条件に沿
った加湿運転を行えるようにしたものである。
【0014】また、請求項2の発明では、ヒータで加熱
して発生する水蒸気により加湿を行う加湿手段を備えた
加湿器の湿度センサが、加湿器の設置された部屋の温度
や加湿器内部の温度の影響を受けるような温度条件にな
ったときには、加湿器の湿度センサからヒータ加熱量の
制御器に送られてくる検出湿度信号を、加湿器に設けら
れた器内温度センサからの信号に基づいて補正された信
号としてヒータ加熱量の制御用の制御器に供給されるよ
うにしたので、加湿器の設置された部屋の温度や加湿器
内部の温度による影響を少なくして使用者が希望する加
湿条件に沿った加湿運転を行えるようにできるものであ
る。
【0015】また、請求項3の発明では、ヒータで加熱
して発生する水蒸気により加湿を行う加湿手段を備えた
加湿器の湿度センサが、加湿器の設置された部屋の温度
や加湿器内部の温度の影響を受けるような温度条件にな
ったときには、加湿器に設けられている湿度センサから
ヒータ加熱量の制御器に送られてくる検出湿度信号を、
加湿器に設けられた器内温度センサからの信号に基づい
て段階的に増減された補正信号としてヒータ加熱量の制
御用の制御器に供給するようにしたので、加湿器の設置
された部屋の温度や加湿器内部の温度による影響を少な
くして使用者が希望する加湿条件に従った加湿運転を、
ヒータ制御器に内蔵されたマイコンの負荷を軽減して行
えるようにできるものである。
【0016】さらに、請求項4の発明では、加湿器内の
温度を検出する器内温度センサが、加湿器の過熱防止セ
ンサと湿度センサからの検出湿度信号の補正ための温度
センサとして共用されているので、単一のセンサで加湿
器の保護と請求項2又は3の発明の作用とを実現できる
ものである。
【0017】さらに、請求項5の発明では、加湿設定手
段から加熱量制御手段へ伝達される入力信号は、加湿す
る部屋の大きさや加湿量を段階的に区分した信号として
加熱量制御手段へ供給されるので、湿度センサからヒー
タ加熱量の制御器に送られてくる検出湿度信号を、加湿
器に設けられた器内温度センサからの信号に基づいて補
正された段階的な補正信号と整合させつつマイコンで制
御するので、加湿器の設置された部屋の温度や加湿器内
部の温度による影響を少なくしつつ、ヒータ制御器に内
蔵されたマイコンの負荷を一層軽減して、使用者が希望
する加湿条件に従った加湿運転を行えるようにできるも
のである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態によ
るスチーム式加湿器2(以下、単に加湿器2という)の
全体構成を示す分解斜視図である。
【0019】図1において、1は加湿器2の本体を構成
する外装ケース、3はこの外装ケース1の上蓋である。
4はこの外装ケース1の一側面に取付けられて、加湿運
転に関する使用者の希望条件や加湿器が設置されている
部屋の状況など、加湿器2の運転の条件等(運転モー
ド)の入力操作を行う操作パネル4である。5は加湿用
の水を貯溜し、適宜加湿手段13へ供給するための給水
タンクであり、底部には加湿手段13となる加熱槽6に
水を補給するための弁付きキャップ7が取り付けられて
いる。8はヒータ9により加熱槽6で発生した水蒸気を
誘導するダクトであり、頂部には、水蒸気の吹出口10
が設けられている。
【0020】図2は、この加湿器2の内部構造を示す縦
断面図である。図中、11は給水タンク5から補給され
た加湿用の水が一定水位に保たれて、貯えられる貯溜水
槽であり、この貯溜水槽11の隣には、仕切板12を隔
てて加湿手段13が形成されている。
【0021】加湿手段13は、加熱槽6及び加熱槽6の
底部に設けられた電気ヒータ9等から構成され、該ヒー
タ9で加熱槽6内の水を加熱して、水蒸気を生成させ、
ダクト8により誘導、上昇させ、吹出口10を経て送出
させることにより部屋の加湿をするものである。
【0022】貯溜水槽11は、加熱槽6の水が水蒸気と
して送出された後、加熱槽6の水位が低下しないように
槽内の水を補給する機能を有している。
【0023】ヒータ9は、部屋の大きさや温度、湿度条
件に応じて、後述する加熱量制御手段により、その通電
量を制御することにより、水の加熱量を制御できるよう
に電源(図示せず)及び制御器14に接続されており、
例えば、加湿する部屋の広さが、20畳の時は540
W、12畳の時は380W、8畳の時は250W、ミニ
の時は160W等のヒータ9出力となるように制御され
る。
【0024】また、加湿器の加熱槽6水温が低いとき
や、加湿器の運転初期には、部屋の上記の条件にかかわ
らず、通常のヒータ9の出力よりも大きな出力で一定時
間強制的に加熱し、逆に、加熱槽6の水温が高くなって
からは、湿度センサ18からの信号に応じて、ヒータ9
の出力を少なくするように制御される。
【0025】15は前記貯溜水槽11内に配設されて、
槽内の水量を検出するフロートスイッチ、16は加熱槽
6の近傍に配設されて、加湿手段13の異常高温検知を
するための温度センサである。
【0026】さらに、操作パネル4の裏側には、加湿器
2の運転制御を行う制御器としての制御回路や関連機器
等を搭載した制御基板17が取付けられており、この制
御基板17上には湿度を検出するための湿度センサ18
と室内温度を検出するための器内温度センサ19が隣り
合って装着されている。
【0027】湿度センサ18は、湿度をパルス信号の速
さの変化で出力する機能のセンサであることが好まし
い。例えば、湿度センサ18から制御器14へ湿度に応
じたパルス信号が送られているとき、制御器14側では
後述するマイコンで一定時間毎に、単位時間当たりのパ
ルス数をカウントし、その時の周波数が多いと湿度が低
く、周波数が少ないと湿度が高いというように、マイコ
ンのメモリに記憶されているテーブルに従い、そのパル
ス数(周波数)を湿度に換算して湿度の値とし、これを
加湿器の加湿運転の制御に使うものである。
【0028】図3は上記操作パネル4の一例を示す正面
図である。操作パネル4の上半部には目盛りを付した透
明な窓部20が設けてあり、器内に装着されている給水
タンク5の水位を操作パネル4側から目視で確認できる
ように残り水量を示す1/2や1/4の目盛り21が記
されている。
【0029】操作パネル4の下半部には加湿運転操作に
必要な各種のスイッチや表示部が配設されている。22
は加湿運転の開始と停止をする入切スイッチ、23aは
畳数セレクトスイッチ23bは運転切替スイッチであ
り、これらのスイッチで加湿設定手段23を構成してい
る。
【0030】畳数セレクトスイッチ23aは、スイッチ
の押圧により加湿モードをミニ−8畳-12畳−20畳
の4段階に順次切替えをすることができ、スイッチ左側
の表示部分には、対応する加湿モ−ドの文字の下のLE
D24aが点灯する。この時のヒータ9の出力は、前記
した例示のようなヒータ出力となるように制御器14で
制御が行われる。
【0031】運転切替スイッチ23bは、スイッチの押
圧により設定されたヒータ9の出力で連続加湿運転を行
う連続運転と、湿度を設定値に維持する自動運転(40
%−50%−60%)のそれぞれとを交互に切替でき
る。スイッチ左側の表示部には対応した運転モードの文
字の下のLED24bが点灯する。
【0032】25はタイマ運転用のおやすみスイッチで
あり、スイッチの押圧によりおやすみタイマ29が作動
し、約2時間後に加湿運転は自動停止される。
【0033】図4は加湿器2のセンサ等と加熱ヒータと
の関係を示す制御ブロック図である。図中、26は前記
制御基板17に装着されたマイクロコンピュ−タ(以下
マイコンという)であり、マイコン26は加湿量と電気
ヒータ等の加熱ヒータによる加熱量制御との関係や後述
する器内温度センサの値と湿度信号補正値との関係を決
めるテーブルデータ等を記憶した読み出し専用メモリ
(ROM)27、操作パネル4から入力された運転モー
ド信号や湿度センサ18や器内温度センサ19からの入
力信号を一時記憶する書き換え可能メモリ(RAM)2
8、タイマ29及びこれらの制御命令に基づき加湿用加
熱ヒータ9a、9bを制御する制御素子等を内蔵し、そ
の外部端子には、それぞれ操作パネル4に装着されたス
イッチ類や湿度センサ18、温度センサ16、19、フ
ロートスイッチ15その他のスイッチ類やLED24
a、24b、ヒータ9等が接続されている。
【0034】器内温度センサ19は湿度センサ18の出
力信号を加湿器2内の温度に応じて補正し、その信号値
を加湿器2が置かれた部屋の湿度の値に一致させるため
のものである。この器内温度センサ19は図2に示すよ
うに独立して2個設けてもよいが、1個のセンサだけを
加熱槽6に近接して設けて、加熱槽6の過熱を防止する
温度センサ16で器内温度センサ19を兼用するように
してもよい。この場合には、湿度センサ18は、温度セ
ンサ16と隣接するように配置することが好ましい。
【0035】温度センサ16を器内温度センサ19に兼
ねる場合は、温度センサ19の取付けられている場所に
応じて温度センサ19が検出した温度信号と室内温度、
室内湿度、加湿器2内の器内温度との関係や加湿手段1
3の過熱度を推測または演算して求めることができる演
算表または演算式をROM27に記憶させておくか、又
は、加湿器2の設置された初期の状況を基に、マイコン
26が個々の設置場所に応じてこれらの関係を演算し、
その値をRAM28に自動的に記憶させるようなシステ
ムを内蔵しておくことが必要である。
【0036】マイコン26は、このようにして、上記し
た操作パネル4のスイッチ22、23、25やセンサ1
5、16、18、19からの入力信号やヒータ9による
加熱量を制御する制御器(加熱量制御手段)14からの
信号に基づき、ヒータ9の通電量を制御し、加湿器2の
加湿運転及びこれによる加湿量の制御を行なう。
【0037】次に、上記実施例の動作について、図5に
示すフローチャートを用いて説明する。
【0038】まず、電源が投入(ステップ31)される
と、加湿器2に装着されたセンサに通電が開始され、湿
度センサ18及び器内温度センサ19(及び/又は1
6)が作動し、これらのセンサからの信号が制御器14
に入力される(ステップ32)。この時、湿度信号の温
度補正値が決定されてなければ、マイコン26は、直ち
に、温度センサ19(及び/又は16)から送られてき
た加湿器2内の温度信号に基づき、湿度信号の補正値を
図6の表に従って決定(ステップ34)し、ステップ3
5に進む。ステップ35では、湿度センサ18から送ら
れてきた湿度信号の補正演算が行われる。
【0039】また、通電して暫く時間が経過しているな
どして、湿度信号の温度補正値が既に決定されていると
きでも、その補正値の決定から30秒経過しておれば
(ステップ33のYES)、その間に得られている温度
センサ19(及び/又は16)からの信号を用いて、上
記と同様にして、加湿器2内温度による湿度信号の補正
値を図6の表に従って決定(ステップ34)した後にス
テップ35に進み、湿度信号の補正演算が行われる。
【0040】仮に、補正値の決定から30秒経過してい
なければ(ステップ33のNO)、得られている湿度信
号の補正値のままステップ35に進み、湿度センサ18
から送られてきた湿度信号の補正演算(ステップ35)
をする。
【0041】この演算は、湿度センサ18から送られて
くるパルス信号を基に周波数を計算し、この値に基づい
て、そのまま加湿する部屋の現在湿度の信号として加湿
器2の運転制御に使用しても良いかどうかを判定するも
のである。例えば、加湿器内温度が25℃以上、30℃
未満であれば、湿度センサ18の信号をそのまま湿度の
入力信号として使い、30℃以上であれば、湿度センサ
18からの信号値は部屋の実際の湿度の値よりも低めの
値であるとみなして、その時に温度センサ19(及び/
又は16)が検出している器内の温度に応じて、湿度セ
ンサ18からのパルス信号値にプラスの補正をする。ま
た、25℃未満であれば、湿度センサ18からの信号値
は加湿器2が置かれた部屋の実際の湿度よりも高めの値
になるとして、その温度に応じて、パルス信号値にマイ
ナスの補正演算をし、この補正された信号値を基に、加
湿器2の運転制御が行われるものである。
【0042】このとき、加湿器2の運転スイッチ22が
入ってなければ(ステップ36)、再び、ステップ31
に戻り、電源が投入されている限りは、湿度の補正演算
(ステップ35)までの動作を繰り返し行い、かつ、約
30秒ごとには器内温度センサ19(及び/又は16)
からの温度信号に基づいて新たな湿度信号の補正値を決
定(ステップ34)するなど、加湿器2が設置された環
境の最新の湿度状態の信号を加湿器2の制御器14に供
給して運転制御が行えるように演算処理が繰り返され
る。
【0043】運転スイッチ22がON(ステップ36)
されているときは、前記ステップ32によって読み込ま
れた加湿器2の器内温度が規定の温度範囲内かどうかを
判定する(ステップ37)。この判定は、加湿器2の器
内温度、換言すれば、加湿用のヒータ9による過熱等、
何らかの原因で加湿器2の運転が好ましくない温度状態
であれば、加湿器2運転を停止させるものである。
【0044】規定温度の範囲外(ステップ37のNO)
であれば、ステップ41の加湿器2の運転停止を確認し
た上で、ステップ31に戻り、上述のように約30秒ご
とに温度センサ19(及び/又は16)から送られてく
る信号を基に加湿器2の器内温度の監視を続ける。
【0045】規定温度の範囲内にあれば、加湿設定手段
23からの信号を入力するステップ38を開始する。こ
のステップ38は、操作パネル4にある畳数セレクトス
イッチ23aから出される部屋の大きさ、例えば、ミ
ニ、8畳、12畳、20畳というような段階的に区分さ
れた信号及び運転切替スイッチ23bから出される加湿
量、例えば、連続運転とするとか、加湿量を40%、5
0%、60%の自動運転にする等というように段階的に
区分された信号を入力するものである。
【0046】次に、ステップ39において、マイコン2
6は湿度センサ18及び器内温度センサ19(及び/又
は16)からの信号を基に演算し、補正された湿度信号
に従って加湿設定手段23から読み込んだ使用者の希望
するモードの設定湿度の運転になるように、加湿器2の
運転制御をする。
【0047】すなわち、加湿器2には、図6のようにあ
らかじめ決められたテーブルデータがマイコン26のR
OM27に記憶されている。
【0048】温度センサ19(及び/又は16)から送
られてくる器内温度の値が、30℃以上、35℃未満の
範囲であれば、図6のテーブルデータに従って補正値を
5%と決定し、湿度センサ18からのパルス信号を基に
計算された周波数の値にプラス5%の補正演算をした周
波数としての湿度の値を制御器14に入力し、器内温度
センサ19(及び/又は16)からの値が35℃以上で
あれば、湿度センサ18からのパルス値はプラス10%
の補正値と決定し演算処理をさせる。このように器内温
度センサ19(及び/又は16)からの温度信号値を基
に図6のテーブルデータで湿度センサ18からの信号を
補正した値と加湿設定手段23から読み込んだ使用者の
希望する設定湿度の作動条件とを基に、加熱量の制御手
段でヒータ9による加熱量調整制御を行い、使用者が希
望する加湿条件での加湿運転(ステップ39)を行う。
【0049】また、器内温度が25℃未満、20℃以上
の範囲であれば、湿度センサ18からの信号値にマイナ
ス7.5%の補正をする補正値と決定し、この補正値で
演算された信号を制御器14(マイコン26)に入力す
る。20℃未満、15℃以上であれば、湿度センサ18
からの信号値にマイナス15%の補正をする補正値と決
定し、この値で演算された信号を制御器14(マイコン
26)に入力する。器内温度が15℃未満であれば、湿
度センサ18からのパルス信号値にマイナス20%の補
正演算をする補正値と決定され、これにより補正された
パルス値を湿度センサ18からの値として制御器14
(マイコン26)に入力し、この補正された信号値及び
加湿設定手段23から読み込んだ使用者の希望する設定
湿度の作動条件を基に、加熱量制御手段を作動させ、使
用者が希望する加湿条件での加湿運転(ステップ39)
を行う。
【0050】なお、湿度センサ18からの入力信号と器
内温度信号を基に上述のような湿度信号の値の補正演算
の必要性を判断しつつ、加湿設定手段23から読み込ん
だ運転モードで行われる加湿(ステップ39)は、使用
者の指示やタイマの作動によって運転を停止するという
運転切信号が出されるまで運転が続けられる(ステップ
40)。
【0051】運転の切信号が無いときは、再びステップ
31に戻って加湿設定手段23からの信号入力、湿度セ
ンサ18及び温度センサ19(及び/又は16)からの
信号入力(ステップ32)・・・加湿運転(ステップ3
9)を行う。
【0052】ステップ40で運転切信号が使用者から出
されれば、ステップ41に進んで加湿器2の運転が停止
され、再びステップ31に戻って湿度信号の補正値決定
の演算(ステップ34)が繰り返されるが、電源投入が
終われば(ステップ31のNO)ステップ42に進んで
加湿器2の運転は終了される。
【0053】なお、以上の説明は、スチーム加湿器を例
に説明をしたが、加熱槽内の水をヒータで加熱して蒸発
させ、この水蒸気で室内等の加湿を行うような、ヒータ
で加熱して発生する水蒸気によって部屋の加湿を行う加
湿器であれば、加湿器の種類をこのような名称の加湿器
に限らなくても本発明を用いて、効果の大きなものであ
る。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ヒー
タで加熱して発生する水蒸気により加湿を行う加湿手段
及び前記ヒータの加熱量を制御する制御器を備えた加湿
器において、加湿器の制御器は、加湿器に設けられた湿
度センサによる検出湿度信号を加湿器内の温度で補正さ
れた信号として取り込む機構を有し、この補正された湿
度信号で前記ヒータの加熱量の制御を行うようにしたの
で、加湿器の湿度センサが、加湿器の設置された部屋の
温度や加湿器内部の温度の影響を受けるような温度条件
になったときであっても、湿度センサによる検出湿度信
号を加湿器内温度によって補正された信号としてヒータ
加熱量の制御用の制御器に取り込むようにでき、制御側
で特別な温度変化対応を行わなくても加湿器の設置され
た部屋の温度や加湿器内部の温度による影響を少なくし
て使用者が希望する加湿条件に沿った加湿運転を行え
る。
【0055】また、このような加湿器の湿度センサから
の湿度信号の補正演算を加湿器内の温度によって行う際
に、その補正を器内温度センサからの信号に基づいて段
階的に増減された補正信号としてヒータ加熱量の制御用
の制御器に供給するようにした発明、或いは、これに加
湿設定手段から加熱量制御手段へ伝達される入力信号を
段階的に区分した信号として加熱量制御手段へ供給する
ようにした発明においては、補正演算関連のソフト及び
関連機構が簡略化されるので、ヒータ制御器に内蔵され
たマイコンの負荷を軽減して、加湿器の設置された部屋
の温度や加湿器内部の温度による影響を少なくして使用
者が希望する加湿条件に従った加湿運転を行えるように
できるものである。
【0056】さらにまた、加湿器内の温度を検出する器
内温度センサと加湿器の過熱防止センサとを共用して単
一のセンサで上述のような加湿器の制御器に送られる信
号補正演算をするようにした発明においては、従来から
ある過熱防止温度センサを活用して、加湿器の湿度セン
サが、加湿器の設置された部屋の温度や加湿器内部の温
度の影響を受けるような温度条件になったときであって
も、湿度センサによる検出湿度信号を加湿器内温度によ
って補正された信号としてヒータ加熱量の制御用の制御
器に取り込むようにでき、より簡便に、加湿器の設置さ
れた部屋の温度や加湿器内部の温度による影響を少なく
して使用者が希望する加湿条件に沿った加湿運転を行え
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例によるスチーム式加
湿器の分解斜視図である。
【図2】同じく本発明を適用したスチーム式加湿器の一
実施例による縦断側面図である。
【図3】図2の加湿器の操作パネルの正面図である。
【図4】本発明による加湿器の一実施例によるセンサ等
と加湿用ヒータの関係を概念的に示す制御ブロック図で
ある。
【図5】本発明の一実施例による加湿器の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の一実施例による加湿器内温度と湿度セ
ンサからの湿度信号の補正量との関係を示す表である。
【符号の説明】
2 加湿器 4 操作パネル 6 加熱槽 9 ヒータ 13 加湿手段 14 制御器 16 温度センサ 17 制御基板 18 湿度センサ 19 器内温度センサ 23 加湿設定手段 26 マイコン 27 ROM 28 RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータで加熱して発生する水蒸気により
    加湿を行う加湿手段及び前記ヒータの加熱量を制御する
    制御器を備えた加湿器において、前記制御器は、加湿器
    に設けられた湿度センサによる検出湿度信号を加湿器内
    の温度で補正された信号として取り込む機構を有し、こ
    の補正された湿度信号を前記ヒータの加熱量の制御に用
    いていることを特徴とする加湿器。
  2. 【請求項2】 ヒータで加熱して発生する水蒸気により
    加湿を行う加湿手段を備えた加湿器において、該加湿器
    は、加湿器に設けられた湿度センサと、加湿器内の温度
    を検出する器内温度センサと、室内の加湿量を設定する
    加湿設定手段と、加湿設定手段からの信号及び湿度セン
    サからの入力信号に応じて水の加熱量を調整する加熱量
    制御手段とを備え、該加熱量制御手段への入力信号とな
    る湿度センサからの検出湿度信号は、前記器内温度セン
    サからの検出温度で補正された信号として前記加熱量制
    御手段へ供給されるようにしたことを特徴とする加湿
    器。
  3. 【請求項3】 ヒータで加熱して発生する水蒸気により
    加湿を行う加湿手段を備えた加湿器において、該加湿器
    は、加湿器に設けられた湿度センサと、加湿器内の温度
    を検出する器内温度センサと、室内の加湿量を設定する
    加湿設定手段と、これら加湿設定手段からの信号及び湿
    度センサからの信号に応じて水の加熱量を調整する加熱
    量制御手段とを有し、該加熱量制御手段への入力信号と
    なる湿度センサからの検出湿度信号は、前記器内温度セ
    ンサからの検出温度に応じて段階的に増減された補正信
    号として前記加熱量制御手段へ供給されるようにしたこ
    とを特徴とする加湿器。
  4. 【請求項4】 加湿器内の温度を検出する器内温度セン
    サは、加湿器の過熱防止センサと湿度センサからの検出
    湿度信号の補正ための器内温度センサとして共用されて
    いることを特徴とする請求項2又は請求項3の加湿器。
  5. 【請求項5】 加湿設定手段から加熱量制御手段へ伝達
    される入力信号は、加湿する部屋の大きさや加湿量を段
    階的に区分した信号として加熱量制御手段へ供給される
    ことを特徴とする請求項3の加湿器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057187A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Zojirushi Corp 加湿器
JP2011513693A (ja) * 2008-03-06 2011-04-28 メガイア リミテッド 空気を処理する方法及び装置
CN102759165A (zh) * 2012-08-08 2012-10-31 英利能源(中国)有限公司 加湿器

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