JP2002081718A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP2002081718A
JP2002081718A JP2000274764A JP2000274764A JP2002081718A JP 2002081718 A JP2002081718 A JP 2002081718A JP 2000274764 A JP2000274764 A JP 2000274764A JP 2000274764 A JP2000274764 A JP 2000274764A JP 2002081718 A JP2002081718 A JP 2002081718A
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humidifier
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Hideji Hibi
秀二 日比
Takeshi Osawa
岳史 大澤
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内湿度の更新時に、加湿効率を悪化させる
ことのない加湿器を提供する。 【解決手段】 外装ケース1内に加熱槽21と、この加
熱槽21内の水を加熱する加熱手段22と、室内空気を
循環させて、加熱手段22の加熱により発生した水蒸気
を室内に供給する送風機7と、この送風機7の送風経路
に設けられ、室内空気の湿度を検出する湿度センサ26
とを有し、この湿度センサ26で検出された室内空気の
湿度値を更新する更新手段38を備えた加湿器2におい
て、この更新手段38が、加湿運転停止中または加湿運
転中の加湿条件停止時であって、室内空気の湿度が所定
湿度以上の場合、その更新前に一定時間送風機7を回転
させて室内空気の湿度値を更新し、当該室内空気の湿度
が所定湿度より低い場合、上記送風機7を回転させずに
室内空気の湿度値を更新する機能を有したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱槽内の水を加
熱手段で加熱して水蒸気を発生させ、この水蒸気で室内
等を加湿する加湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加湿器は、例えば、加湿
器本体を形成する外装ケースと、この外装ケース内に水
を貯える貯溜タンクと、この貯溜タンクの水を供給する
加熱槽と、この加熱槽内の水を加熱するヒータと、器具
内に室内の湿度を読み込む湿度センサとを備えており、
外装ケースの上部には加熱槽で加熱されて発生した水蒸
気をダクトを介して室内に吹き出す吹出口を有し、外装
ケースの側面には室内の空気を導入し発生した水蒸気を
吹き出させる送風機(ファンモータ)と、操作パネルと
を備えている。この操作パネルには加湿器の運転入/切
スイッチや湿度の設定等を行う操作スイッチが配置され
た操作部と、室内湿度表示や設定湿度表示等を表示する
表示部とが備えられている。
【0003】加湿器は加湿運転時、湿度センサにより検
出された室内湿度と、目標とする湿度が設定された設定
湿度を比較し、その湿度差から水蒸気の発生量を制御す
る制御手段とを備え、この検出値と設定湿度とを比較し
て、その差によりヒータへの通電量を制御して加湿量を
制御している。
【0004】送風機は加熱槽から室内に水蒸気を吹き出
させるとともに、水蒸気の温度を低下させ、かつ、器具
内に空気の対流を起こして器具内を室内空気と一致する
ように、湿度センサ近傍の湿度を安定させる役割を担
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の構成
では、室内湿度を検出しこの湿度値を更新する場合、そ
の更新前に一定時間送風機を回転させ、湿度センサ近傍
の湿度を安定させた上で、室内空気の湿度値を更新する
ことが行われている。
【0006】しかしながら、加湿運転停止中または加湿
運転中の加湿条件停止時には、湿度センサ近傍の湿度は
比較的安定している。
【0007】この場合、従来のように、室内湿度の更新
前に一定時間送風機を回転させて室内空気の湿度値を更
新すると、送風機の動作による音や振動が発生するほ
か、加熱槽の水の温度も低下させてしまい、加熱手段で
加熱して発生させる水蒸気の発生率を低下させ加湿器の
加湿効率を悪化させるという問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解消したもの
であり、室内湿度の更新時に、加湿効率を悪化させるこ
とのない加湿器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外装ケース内に加熱槽と、この加熱槽内の水を加熱する
加熱手段と、室内空気を循環させて、加熱手段の加熱に
より発生した水蒸気を室内に供給する送風機と、この送
風機の送風経路に設けられ、室内空気の湿度を検出する
湿度センサとを有し、この湿度センサで検出された室内
空気の湿度値を更新する更新手段を備えた加湿器におい
て、この更新手段が、加湿運転停止中または加湿運転中
の加湿条件停止時であって、室内空気の湿度が所定湿度
以上の場合、その更新前に一定時間送風機を回転させて
室内空気の湿度値を更新し、当該室内空気の湿度が所定
湿度より低い場合、上記送風機を回転させずに室内空気
の湿度値を更新する機能を有したことを特徴とするもの
である。
【0010】請求項2記載の発明は、室内空気を循環さ
せる送風機と、室内空気の湿度を検出する湿度センサと
を有し、上記送風機を動作させた状態で検出された湿度
値を所定周期で更新する更新手段を備えた加湿器におい
て、この更新手段が、電源投入時に上記所定周期を待た
ずに一定時間送風機を動作させて湿度値を更新すること
を特徴とするものである。
【0011】請求項3記載の発明は、室内空気を循環さ
せる送風機と、室内空気の湿度を検出する湿度センサと
を有し、上記送風機を動作させた状態で検出された湿度
値を所定周期で更新する更新手段を備えた加湿器におい
て、上記湿度センサで検出された湿度を表示する表示部
と、この表示部への湿度表示をオン・オフさせる湿度表
示スイッチとを備え、上記更新手段が、湿度表示スイッ
チのオン時に上記所定周期を待たずに一定時間送風機を
動作させて湿度値を更新することを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項4記載の発明は、室内空気を循環さ
せる送風機と、室内空気の湿度を検出する湿度センサと
を有し、上記送風機を動作させた状態で検出された湿度
値を所定周期で更新する更新手段を備えた加湿器におい
て、上記湿度センサで検出された湿度を表示する表示部
と、この表示部への湿度表示をオン・オフさせる湿度表
示スイッチとを備え、上記更新手段が、湿度表示スイッ
チのオフ時であって、加湿運転開始時には上記所定周期
を待たずに一定時間送風機を動作させて湿度値を更新す
ることを特徴とするものである。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項2〜4のい
ずれかに記載のものにおいて、上記更新手段が、湿度値
を更新する場合、少なくとも送風機動作開始時と送風機
停止時とに湿度を検出して更新することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態におけるスチー
ム式加湿器(以下、単に加湿器という)の概略斜視図で
ある。図1において、1は加湿器2の本体を形成する外
装ケースであり、外装ケース1の上部には上蓋3を有
し、この上蓋3には加湿器2内部で生成された水蒸気を
室内に吹き出す吹出口4が形成されている。外装ケース
1の側面には操作パネル6と、室内の空気を導入し加熱
槽21で加熱されて発生した水蒸気を吹出口4から室内
に吹き出させる送風機7と、給水タンク8の水量を確認
する水量窓12とを備えている。操作パネル6は加湿器
2の運転入/切スイッチや室内湿度の目標湿度を設定す
る湿度設定スイッチ等の操作スイッチが配置された操作
部14と、室内湿度や設定湿度等の表示をする表示部1
5とを備えている。
【0016】図2は本発明の一実施形態における加湿器
の内部構造を示す要部断面図である。図中、8は底部に
は弁付きキャップ16を有し、加湿用の水を供給する給
水タンクであり、外装ケース1内に着脱自在に取り付け
られている。給水タンク8の下部には給水タンク8から
供給され加湿用の水が一定に保たれる貯溜槽17が形成
され、貯溜槽17内には槽内の水量を検出するフロート
スイッチ19を有している。この貯溜槽17の隣には仕
切板18を隔てて加熱槽21が形成されている。この加
熱槽21の下部にはヒータ(加熱手段)22が配置さ
れ、このヒータ22により加熱槽21内の水が加熱され
水蒸気が生成される。加熱槽21の上部には発生した水
蒸気を誘導するダクト23が形成され、加熱槽21とダ
クト23との間には送風機7の空気を取り入れる吸込部
24が形成され、ダクト23の上部には水蒸気の吹出口
4が設けられている。
【0017】また、操作パネル6の裏側には、制御基板
25が設けられ、この制御基板25にはヒータ22の出
力や送風機7のオン/オフを制御する制御装置28およ
び室内湿度を検出するための湿度センサ26や室内温度
を検出するための温度センサ27が配置されている。ヒ
ータ22は制御装置28に接続されており、湿度条件に
応じて、その通電量を制御することにより、水の加熱量
を制御できるように、例えば、強運転(380W)と弱
運転(120W)との2段階に制御することができる。
強運転時には常時通電され、弱運転時には通電と通電停
止とを繰り返す間欠通電が行われる。
【0018】また、外装ケース1の側面に設けられた送
風機7は、加熱槽21に隣接して配設され、室内の空気
を吸い込み、加熱槽21の吸込部24に送風して室内に
水蒸気を吹き出させるとともに、器具内の空気を対流さ
せて湿度センサ26や温度センサ27近傍の空気を室内
空気と一致させるようにしている。
【0019】以上のように構成された加湿器2は、湿度
センサ26によって検出された室内湿度と目標湿度とを
比較してその湿度差から制御装置28がヒータ22や送
風機7を制御し、ヒータ22により加熱槽21内の水が
加熱されて水蒸気が生成される。この水蒸気が送風機7
により送風されダクト23を介して上昇し、吹出口4を
経て吹き出すことにより部屋の加湿を行っている。
【0020】図3は本発明の一実施形態における加湿器
の操作パネルの正面図である。この操作パネル6には、
加湿器2の運転を入り切りする運転入/切スイッチ1
3、加湿運転時間を設定して希望する運転時間後に加湿
運転を停止する切タイマースイッチ29、加湿運転停止
中に室内湿度の表示をさせるためのかさかさサインスイ
ッチ(以下、単にかさかさスイッチという)31、希望
する室内湿度を設定する湿度設定スイッチ32、運転モ
ードを切り替える運転切替スイッチ33、および長時間
スイッチ37等のスイッチ類が配置され、室内の現在湿
度表示部34、室内の目標湿度を表示する設定湿度表示
部35や室内の乾燥具合(かさかさ度)を図形を使って
示すかさかさサイン表示部36等が配置され、また、給
水タンク8の水が空になっていることを示す給水ランプ
51が設けられている。
【0021】なお、運転切替スイッチ33により切り替
えられるモードには、通常運転モードとしっとりお肌モ
ードと節約運転モードとがあり、通常運転モードは湿度
設定スイッチ32で設定された設定湿度に基づき加湿運
転をするモードである。しっとりお肌モードは制御装置
28で温度毎に予め設定された湿度に基づき加湿運転を
するモードである。節約運転モードは通常運転モードに
比べて消費電力を下げて加湿運転をするモードである。
【0022】図4は本発明の一実施形態における加湿器
のブロック構成図である。図中、38は制御基板25に
装着されたマイクロコンピュ−タ(以下マイコンとい
う)であり、マイコン38は加湿量と加熱槽21内の水
を加熱する電気ヒータ等のヒータ22による加熱量制御
との関係や器内の温度センサ27の値と湿度信号補正値
との関係を決めるテーブルデータ等を記憶したROM
(読み出し専用メモリ)41、操作パネル6の操作部1
4から入力された運転モード信号や湿度センサ26や器
内の温度センサ27からの入力信号を一時記憶するRA
M(書き換え可能メモリ)42、及びこれらの制御命令
に基づきヒータ22や送風機7の運転や停止を制御する
タイマー43や制御素子等を内蔵している。また、その
入力側の外部端子には、それぞれ操作パネル6に配置さ
れたスイッチ類や湿度センサ26、温度センサ27、そ
の他のスイッチ類が接続され、出力側の外部端子には、
ヒータ22、送風機7、表示部15、LED44等が接
続されている。
【0023】タイマー43は切タイマースイッチ29に
より設定された切タイマー時間をカウントする他に、湿
度検出時やヒータ22停止直後に送風機7の運転時間を
カウントしている。湿度検出時に行われるカウントに
は、電源投入時やかさかさスイッチ31をオンした時点
でカウントを開始する初期カウンタCfと、初期カウン
タCfのカウント終了時以降、周期的に一定時間送風機
7を動作させるため、その周期時間や送風機7の動作時
間をカウントする周期カウンタCsとがある。また、ヒ
ータ22停止直後のカウントには、器内の放熱用に送風
機7を動作させその動作時間をカウントする放熱用カウ
ンタCeがある。
【0024】図5〜図7は加湿器のかさかさスイッチオ
ン時における湿度表示更新と送風機との関係を示したタ
イムチャートである。
【0025】図5は電源投入時(例えば電源プラグを電
源コンセントに差し込んだとき)、かさかさスイッチを
オンしたときの湿度表示更新と送風機との関係を示すタ
イムチャートである。電源を投入時にかさかさスイッチ
31をオン(ON)すると、送風機7が動作を開始し、
同時に湿度センサ26が湿度を検出し読み込む。この読
み込まれた湿度の値は、電源投入時電圧が変動すること
と湿度センサ26自体の可変抵抗が安定しないため、不
安定な値である。次いで、T1時間(約5秒後)経過し
た後、湿度を読み込む。この読み込まれた湿度の値は、
加湿器2内の空気の湿度を検出しており、加湿器2内の
湿度と室内湿度との間に湿度の差が生じていることがあ
り、その場合、室内湿度とは異なっている。
【0026】次に、T2時間(約1分間)経過した後、
湿度を読み込む。この読み込まれた湿度の値は、T2時
間(約1分間)以上送風機7を動作させており、湿度セ
ンサ26近傍の空気は室内空気を導入し室内空気とほぼ
同じものになっている。このとき器内の湿度を検出すれ
ば、室内湿度とほぼ一致した湿度を検出し読み込むこと
ができる。この湿度を検出した後、送風機7を停止す
る。
【0027】その後、湿度をTs時間毎(約5分間)に
1回検出し読み込み、室内湿度の変化を監視している。
この周期的な湿度の検出、読み込みに合わせて、検出時
のT2時間(約1分間)前に送風機7を動作させて室内
空気を器内に取り入れ、より室内湿度に近い湿度を検出
するものである。
【0028】図6は電源投入後、加湿運転しないでかさ
かさスイッチだけをオンしたときの湿度表示更新と送風
機との関係を示すタイムチャートである。
【0029】かさかさスイッチ31をオン(ON)する
と同時に送風機7が動作を開始し、同時に湿度センサ2
6が湿度を検出し読み込む。次いで、T1時間(約5秒
後)経過した後、湿度を検出し読み込む。さらに、器内
湿度が室内湿度と一致するT2時間(約1分間)送風機
7を動作させ湿度を検出し読み込む。このようにして、
より室内湿度に近い湿度を検出し読み込むことができ
る。湿度を検出した後は送風機7を停止する。以降、T
s時間毎(約5分間)に1回の周期で湿度を検出し読み
込み、室内湿度を表示する。
【0030】図7は加湿運転時、かさかさスイッチをオ
ンしたときの湿度表示更新と送風機との関係を示すタイ
ムチャートである。かさかさスイッチ31をオン(O
N)すると、同時に送風機7が動作を開始し、同時に湿
度センサ26が湿度を検出し読み込む。次いで、T1時
間(約5秒後)経過した後、湿度を検出し読み込む。さ
らに、器内湿度が室内湿度と一致するT2時間(約1分
間)まで送風機7を動作させ湿度を読み込む。湿度を検
出した後は送風機7を停止し、以降、Ts時間毎(約5
分間)の周期で湿度を検出し、室内湿度の変化を読み込
み表示する。
【0031】以上説明したように、電源投入時にかさか
さスイッチ31をオンしたときや、加湿表示していない
状態の加湿運転停止中にかさかさスイッチ31をオンし
たときに、まず暫定的に湿度データを読み込み、T1時
間後、T2時間後に湿度データを更新させる。その間送
風機7を動作させている。
【0032】こうすることによって、器内に室内空気を
取り入れ、器内の空気を室内空気と入れ替えて一致させ
湿度を検出し読み込むので、より室内湿度に近い湿度を
読み込むことができる。その後、湿度データはTs時間
周期で更新させ、その都度送風機7をT2時間前からT
2時間動作させるので、より室内湿度に近い湿度を読み
込むことができる。
【0033】図8はかさかさスイッチオン状態で加湿運
転を開始したときの湿度表示更新と送風機との関係を示
すタイムチャートである。図において、加湿運転開始前
は図6のタイムチャートと同様に、かさかさスイッチ3
1をオン(ON)した時点で湿度を検出し読み込み、さ
らにT1時間後、T2時間後に湿度を読み込む。その
後、Ts時間経過毎に室内湿度を検出し読み込む。
【0034】この間送風機7は、初めに湿度を検出した
時点からT1時間とT2時間動作させて動作を停止させ
る。その後周期的に湿度を検出し、その検出のT2時間
前からT2時間送風機7を動作させる。
【0035】次に、加湿運転が開始されると、ヒータ2
2への通電が開始される。図9は加湿運転した時の設定
湿度と室内湿度との関係を示すタイムチャートである。
加湿運転が開始され、室内湿度と設定湿度との差から差
が大きいときには、ヒータ22が強運転に設定され、室
内が加湿されて室内湿度が上昇する。室内の加湿が進
み、差が小さくなると、ヒータ22は弱運転に設定され
て室内を加湿する。室内湿度が設定湿度に達すると、ヒ
ータ22への通電が停止し室内の加湿が停止され加湿を
待機している。時間が経過して、室内湿度が下がったと
き再びヒータ22への通電が開始される。
【0036】図8において、送風機7はヒータ22への
通電に連動して動作され、ヒータ22が非通電になるま
で動作される。さらに、ヒータ22の停止直後もT4時
間動作させ、器内の空気がヒータ22停止後の余熱で上
昇しないように器内の空気を対流させている。
【0037】湿度更新はヒータ22の通電のタイミング
に関係なく、Ts時間の周期で湿度を検出し読み込む。
そして、送風機7が停止しているときには湿度検出時の
T2時間前に送風機7が動作するように制御される。
【0038】図10はかさかさスイッチオン状態で加湿
運転を停止したときの湿度表示更新と送風機との関係を
示すタイムチャートである。加湿運転が停止すると、ヒ
ータ22の通電が停止され、送風機7はT4時間動作後
停止する。加湿運転停止後も湿度の読み込みが行われて
いるので、Ts時間の周期で湿度の検出が行われる。こ
の湿度検出時のT2時間前からT2時間送風機7を動作
させることにより、より室内湿度に近い湿度を検出し読
み込むことができる。
【0039】また、図5から図10までの説明では、湿
度の検出、読み取りの際には必ず送風機7を動作させる
ように説明しているが、必ずしも送風機7を動作させて
いない。本加湿器2は冬の寒い時期に使用される場合が
多く、送風機7の動作が加熱槽21の水の温度も低下さ
せ、ヒータ22で加熱して発生させる水蒸気の発生率を
低下させるので、室内の湿度が非常に低い所定値未満の
ときには、送風機7を動作させずに湿度更新を行う。こ
れにより、送風機7による加熱槽21の水温の下降を防
ぎ、加湿運転時の立ち上がり効率の悪化を防ぐことがで
きる。
【0040】図11は本実施形態における加湿器の送風
機の動作を示すフローチャートである。なお、図11に
おいて、湿度の検出時について記述していないが、初期
カウンタCfや周期カウンタCsのカウント時に湿度の
検出、読み込みを行うものである。
【0041】ステップS1において、加湿器2の電源を
ONしてからT1時間(ステップS2)以上か、T2時
間(ステップS3)以上かを判別し、T1プラスT2時
間経過するまで、送風機(FM)7を動作させて(ステ
ップS4)から停止させる(ステップS5)。なお、そ
の間に加湿運転開始されたら(ステップS24)加湿運
転させる。次に、ステップS6に移行し、加湿運転中か
どうかを判別し、停止中の場合、ステップS7に移行し
加湿運転されていたかどうかを判別する。加湿運転され
ていた場合(ステップS28において放熱用カウンタC
eがセットされている)、T4時間(ステップS21)
送風機7を動作させ(ステップS20)、T4時間経過
後に送風機7を停止(ステップS22)し、放熱用カウ
ンタCeをクリア(ステップSS23)する。また、ス
テップS7にて加湿運転されていなかったり、T4時間
経過後の場合には、ステップS8に移行してかさかさモ
ード(かさかさスイッチ31がON)かどうかの判別を
する。加湿運転停止中でかさかさモードの場合は、図6
に示すように、かさかさスイッチ31がONした時点で
初期カウンタCfのカウントが開始され、この間送風機
7を動作させる(ステップS9〜S11、S19)。
【0042】次に、ステップS13に移行し、検出され
た湿度が規定値(α%)以上かどうかを判別する。湿度
が規定値以上で、かつ、初期カウンタCf終了後には周
期カウンタCsのカウントが開始され、周期カウンタC
sを動作させるタイミング(周期カウンタCsのカウン
ト開始からTsマイナスT2時間前)になったとき(ス
テップS14)、送風機7を動作させる(ステップS1
5)。そして、送風機7がT2時間動作しTs時間経過
(ステップS16)したら、周期カウンタCsがクリア
され、ステップS18に移行して送風機7が停止され
る。その後、ステップS29において、電源がOFFし
ていないと判別されたときには、ステップS6の前の状
態に戻り送風機7の動作が繰り返される。
【0043】ステップS29において、電源がOFFし
たと判別されたときには、加湿器2が停止される(EN
D)。
【0044】また、ステップS8において、加湿運転停
止中でかさかさスイッチ31がOFFのときにはステッ
プS12に移行し、マイコン38が初期カウンタCfを
リセットし、ステップS18に移行して送風機7を停止
したままにする。その後、ステップS6の前の状態に戻
り送風機7の動作が繰り返される。
【0045】一方、ステップS6において、加湿運転中
のときはステップS25にてヒータ22のON条件かど
うかを判別し、ヒータ22がON条件ならステップS2
7に移行し、送風機7を動作させる。そして、ステップ
S28に移行して放熱カウンタCeをリセット(再設
定)し、ヒータ22停止後、送風機7が一定時間(T4
時間)動作を継続するようにしている。送風機7を一定
時間(T4時間)動作させることにより、ヒータ22停
止後のヒータ22の余熱を分散させて器内の温度を安定
させることができる。
【0046】その後、ステップS6の前の状態に戻り送
風機7の動作が繰り返される。なお、加湿運転開始時の
み、図7に示すように、マイコン38のタイマー43が
初期カウンタCfをカウントし送風機7が動作する。
【0047】また、ステップS25において、ヒータ2
2がON条件でないときは、ステップS26に移行し、
送風機7がOFF条件かどうかを判別させる。送風機7
がOFF条件なら、ステップS18に移行して送風機7
をOFFし、OFF条件でないときにはステップS2
7、ステップS28に移行する。
【0048】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0049】本実施形態ではスチーム式加湿器を例に説
明をしたが、加湿器の種類をスチーム式加湿器に限定す
るものではない。加熱槽内の水を加熱手段で加熱して水
蒸気を発生させ、この水蒸気で室内等の加湿を行うよう
な加湿器であれば良い。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、室内湿度が所定湿度に
達していない低い室内湿度の場合には、送風機を停止し
たままで、湿度値の更新を行うため、送風機の動作に起
因して発生する音や振動が抑制され、加熱槽の水の温度
低下が抑制されるため、加湿器の加湿効率の悪化が防止
される。
【0051】また、湿度表示スイッチをオンしたときや
加湿運転開始時には、暫定的に湿度を検出、読み込み、
次に送風機を一定時間動作させてから湿度を検出、読み
込むことにより、室内空気が加湿器内に取り入れられて
安定し、より室内空気の湿度に近い湿度を検出すること
ができる。さらに、その後、一定の周期時間で湿度検出
を行い、その湿度検出の一定時間前には送風機を動作さ
せて湿度を検出、読み込むようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態におけるスチーム式
加湿器の概略斜視図である。
【図2】図1の加湿器の内部構造を示す要部断面図であ
る。
【図3】図1の加湿器の操作パネル正面図である。
【図4】図1の加湿器のブロック構成図である。
【図5】図1の加湿器を電源投入時、かさかさスイッチ
をオンしたときのタイムチャートである。
【図6】図1の加湿器を電源投入後、かさかさスイッチ
だけをオンしたときのタイムチャートである。
【図7】図1の加湿器を加湿運転開始時、かさかさスイ
ッチをオンしたときのタイムチャートである。
【図8】図1の加湿器を、かさかさスイッチオン状態で
加湿運転を開始したときのタイムチャートである。
【図9】図1の加湿器を、加湿運転した時の設定湿度と
室内湿度との関係を示すタイムチャートである。
【図10】図1の加湿器を、かさかさスイッチオン状態
で加湿運転を停止したときのタイムチャートである。
【図11】図1の加湿器のタイムチャートにおける送風
機の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 外装ケース 2 加湿器 6 操作パネル 7 送風機(ファンモータ) 8 給水タンク 13 運転入/切スイッチ 21 加熱槽 22 ヒータ(加熱手段) 26 湿度センサ 28 制御装置 31 かさかさサインスイッチ(湿度表示スイッチ) 32 湿度設定スイッチ 33 運転切替スイッチ 34 湿度表示部 35 設定湿度表示部 36 かさかさサイン表示部 38 マイコン(更新手段) 41 ROM 42 RAM(更新手段) 43 タイマー(更新手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大澤 岳史 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 Fターム(参考) 3L055 BC01 CA04 DA05 DA09 3L060 AA07 CC07 DD06 EE25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装ケース内に加熱槽と、この加熱槽内
    の水を加熱する加熱手段と、室内空気を循環させて、加
    熱手段の加熱により発生した水蒸気を室内に供給する送
    風機と、この送風機の送風経路に設けられ、室内空気の
    湿度を検出する湿度センサとを有し、この湿度センサで
    検出された室内空気の湿度値を更新する更新手段を備え
    た加湿器において、 この更新手段が、加湿運転停止中または加湿運転中の加
    湿条件停止時であって、室内空気の湿度が所定湿度以上
    の場合、その更新前に一定時間送風機を回転させて室内
    空気の湿度値を更新し、当該室内空気の湿度が所定湿度
    より低い場合、上記送風機を回転させずに室内空気の湿
    度値を更新する機能を有したことを特徴とする加湿器。
  2. 【請求項2】 室内空気を循環させる送風機と、室内空
    気の湿度を検出する湿度センサとを有し、上記送風機を
    動作させた状態で検出された湿度値を所定周期で更新す
    る更新手段を備えた加湿器において、 この更新手段が、電源投入時に上記所定周期を待たずに
    一定時間送風機を動作させて湿度値を更新することを特
    徴とする加湿器。
  3. 【請求項3】 室内空気を循環させる送風機と、室内空
    気の湿度を検出する湿度センサとを有し、上記送風機を
    動作させた状態で検出された湿度値を所定周期で更新す
    る更新手段を備えた加湿器において、 上記湿度センサで検出された湿度を表示する表示部と、 この表示部への湿度表示をオン・オフさせる湿度表示ス
    イッチとを備え、 上記更新手段が、湿度表示スイッチのオン時に上記所定
    周期を待たずに一定時間送風機を動作させて湿度値を更
    新することを特徴とする加湿器。
  4. 【請求項4】 室内空気を循環させる送風機と、室内空
    気の湿度を検出する湿度センサとを有し、上記送風機を
    動作させた状態で検出された湿度値を所定周期で更新す
    る更新手段を備えた加湿器において、 上記湿度センサで検出された湿度を表示する表示部と、 この表示部への湿度表示をオン・オフさせる湿度表示ス
    イッチとを備え、 上記更新手段が、湿度表示スイッチのオフ時であって、
    加湿運転開始時には上記所定周期を待たずに一定時間送
    風機を動作させて湿度値を更新することを特徴とする加
    湿器。
  5. 【請求項5】 上記更新手段が、上記湿度値を更新する
    場合、少なくとも送風機動作開始時と送風機停止時とに
    湿度を検出して更新することを特徴とする請求項2〜4
    のいずれかに記載の加湿器。
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