JP2001165732A - フローセンサおよびその製造方法 - Google Patents

フローセンサおよびその製造方法

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JP2001165732A
JP2001165732A JP34637899A JP34637899A JP2001165732A JP 2001165732 A JP2001165732 A JP 2001165732A JP 34637899 A JP34637899 A JP 34637899A JP 34637899 A JP34637899 A JP 34637899A JP 2001165732 A JP2001165732 A JP 2001165732A
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Nobuyuki Kato
信之 加藤
Yukihiro Takeuchi
竹内  幸裕
Toshimasa Yamamoto
山本  敏雅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量検出体の抵抗値を高めて、ヒータの温度
を精度よく測定できるようにする。 【解決手段】 半導体基板1の空洞部1aの上に形成さ
れたダイヤフラム10に流量検出体30とヒータ40と
が形成されており、流量検出体30の膜厚がヒータ40
の膜厚より薄くなっている。このように流量検出体30
の膜厚を薄くすることで、その抵抗値が高くなり、ヒー
タ40の温度変化を精度良く測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流量を検出
するフローセンサおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】流体の流量を検出するフローセンサとし
て、半導体基板の空洞部上に薄膜構造のダイアフラムを
形成し、そのダイアフラムにマイクロヒータ(以下、単
にヒータという)および流量検出体を設けるとともに、
半導体基板のダイアフラム以外の領域に流体温度検出体
を設けた構造のものが種々提案されている。ヒータ、流
量検出体および流体温度検出体は、Pt(白金)などの
抵抗体膜で形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなフローセン
サにおいては、温度変化に対してできる限り流量検出体
の抵抗値の変化を大きくした方が、ヒータの温度分布を
正確に測定でき、ひいてはフローセンサの精度向上には
望ましい。しかしながら、従来は、ヒータと流量検出体
は同じプロセスで形成されるため、膜厚などは同じにな
っている。
【0004】また、特開平4−259821号公報に
は、ヒータおよび流量検出体を多層膜にすることで、抵
抗値を高めるものが記載されている。しかしながら、こ
のように多層化すると、ヒータでは各層のコンタクト部
分の信頼性が問題となる。また、抵抗値を高くする必要
があるのは、温度変化に対する抵抗値変化で温度を検出
する流量検出体の方である。また、ダイアフラムの薄膜
構造体にヒータと流量検出体を形成する場合、限られた
面積で流量検出体の抵抗値だけを上げることが必要とな
る。
【0005】本発明は上記問題に鑑みたもので、流量検
出体を多層膜にすることなく、その抵抗値を高めて、検
出精度のよいフローセンサを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、発熱体(40)の抵抗
体膜よりも流量検出体(30)の抵抗体膜の方を薄くし
て、流量検出体(30)の抵抗値を高めた構造にしたこ
とを特徴としている。
【0007】このように流量検出体(30)の抵抗体膜
を薄くすることで、その断面積が小さくなり、流量検出
体(30)の抵抗値を高くして、発熱体(40)の温度
変化を精度良く測定することができる。
【0008】請求項2に記載の発明では、流量検出体
(30)を断面テーパ形状にして、流量検出体(30)
の抵抗値を高めた構造にしたことを特徴としている。
【0009】このように流量検出体(30)を断面テー
パ形状にし流量検出体(30)の抵抗値を高くすること
で、発熱体(40)の温度変化を精度良く測定すること
ができる。
【0010】請求項3に記載の発明では、流量検出体
(30)の側壁に凹凸をつけて、流量検出体(30)の
抵抗値を高めた構造にしたことを特徴としている。
【0011】このように流量検出体(30)の側壁に凹
凸をつけ流量検出体(30)の抵抗値を高くすること
で、発熱体(40)の温度変化を精度良く測定すること
ができる。
【0012】請求項4に記載の発明では、流量検出体
(30)の材料を発熱体(40)の材料より抵抗率の大
きい材料として、流量検出体(30)の抵抗値を高めた
構造にしたことを特徴としている。
【0013】このように流量検出体(30)の材料を抵
抗率の大きい材料とし流量検出体(30)の抵抗値を高
くすることで、発熱体(40)の温度変化を精度良く測
定することができる。
【0014】請求項5に記載の発明では、流量検出体
(30)の表面をアモルファス(30a)にして、流量
検出体(30)の抵抗値を高めた構造にしたことを特徴
としている。
【0015】このように流量検出体(30)の表面をア
モルファス(30a)にし流量検出体(30)の抵抗値
を高くすることで、発熱体(40)の温度変化を精度良
く測定することができる。
【0016】請求項6に記載の発明では、流量検出体
(30)を凸凹がつけられた下地(12)の上に形成し
て、流量検出体(30)の抵抗値を高めた構造にしたこ
とを特徴としている。
【0017】このことにより、流量検出体(30)の配
線長が長くなり、流量検出体(30)の抵抗値を高くし
て、発熱体(40)の温度変化を精度良く測定すること
ができる。
【0018】請求項7に記載の発明では、請求項2に記
載のフローセンサを適切に製造することができ、請求項
8に記載の発明では、請求項3に記載のフローセンサを
適切に製造することができ、請求項9に記載の発明で
は、請求項5に記載のフローセンサを適切に製造するこ
とができ、請求項10に記載の発明では、請求項6に記
載のフローセンサを適切に製造することができる。
【0019】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に、本発明
の第1実施形態にかかるフローセンサの斜視図、図2
に、図1中のA−A断面図を示す。
【0021】このフローセンサは、単結晶シリコン等で
形成された半導体基板1の上に、下層絶縁膜となるシリ
コン窒化膜11およびシリコン酸化膜12が形成され、
その上に、温度計をなす流体温度検出体20および流量
検出体(測温体)30が形成されるとともにヒータ(発
熱体)40が形成され、さらにその上に、上層絶縁膜と
なるシリコン酸化膜13およびシリコン窒化膜14が形
成された構造となっている。
【0022】半導体基板1には、図2に示すように、空
洞部1aが形成されており、この空洞部1a上に薄膜構
造体をなすダイヤフラム10が形成され、ダイヤフラム
10に流量検出体30とヒータ40とが配置されてい
る。
【0023】流体温度検出体20、流量検出体30およ
びヒータ40は、流体の流れの方向(図1中の白抜き矢
印で示す)に対し、上流側からその順で配置されてお
り、いずれもPtなどの配線材料からなる抵抗体膜でパ
ターン形成されている。
【0024】流体温度検出体20は、流体の温度を検出
するもので、ヒータ40の熱がその温度検出に影響を及
ぼさないようにヒータ40から十分離隔した位置に配設
されている。ヒータ40は、流体温度検出体20で検出
された温度より一定温度高い基準温度になるように、図
示しない制御回路によって制御される。
【0025】このように構成されたフローセンサにおい
て、流体が流れると、その流体温度が流体温度検出体2
0により計測され、その計測された温度よりも一定温度
高くなるようにヒータ40が通電制御される。そして、
流体の流れの大きさによってヒータ40の熱分布が変化
し、その熱分布の変化により流量検出体30の抵抗値が
変化することで、流量が検出される。
【0026】ここで、この実施形態においては、流量検
出体30の抵抗体膜が、ヒータ40および流体温度検出
体20の抵抗体膜より薄くなるように形成されている。
このように流量検出体30を薄くすることで、その断面
積が小さくなり、流量検出体30の抵抗値を、ヒータ4
0および流体温度検出体20の膜厚と同一にした場合に
比べて高くすることができ、温度変化を精度良く計測す
ることができる。すなわち、流量抵抗体30の抵抗値だ
けを上げることにより、温度変化による抵抗値変化も大
きくなり、ヒータ40の温度変化を精度良く測定するこ
とができる。
【0027】次に、上記したフローセンサの製造方法に
ついて、図3に示す工程図(図1中のA−A断面に対応
する図)を参照して順に説明する。 [図3(a)の工程]半導体基板として単結晶のシリコ
ン基板1を用い、その一面(表面)側にシリコン窒化膜
11をLPCVD法などで形成し、その上にシリコン酸
化膜12をCVD法などで形成する。
【0028】このようにシリコン窒化膜11上にシリコ
ン酸化膜12を積層することによって、シリコン酸化膜
11の上に形成される配線材料との密着性を良好にし、
また薄膜構造体を形成した場合に、外側に耐水性のある
シリコン窒化膜12を配置しているため、薄膜構造体の
耐湿性を向上させることができる。 [図3(b)の工程]Pt膜をシリコン窒化膜12の上
に成膜し、エッチング等により流体温度検出体20、流
量検出体30およびヒータ40をパターン形成する。こ
の場合、流量検出体30のPt膜が、ヒータ40および
流体温度検出体20のPt膜より薄くなるようにパター
ン形成する。
【0029】具体的には、Pt膜を成膜した後、流量検
出体30の部分のみエッチング等で薄くし、この後、パ
ターニングを行う。あるいは、Pt膜を2層に分けて成
膜し、1層目を成膜した後に流量検出体30の部分のみ
Pt膜を全部エッチング除去するか2層目を成膜した後
に流量検出体30の部分のみ半分エッチング除去し、こ
の後、パターニングを行う。このようにすることで、流
量検出体30のPt膜をヒータ40および流体温度検出
体20のPt膜より薄くすることができる。 [図3(c)の工程]シリコン酸化膜13を堆積させ
る。この後、図示していないが、流体温度検出体20、
流量検出体30およびヒータ40の電極パッド形成のた
めにシリコン酸化膜13に開口を形成する。 [図3(d)の工程]保護膜であるシリコン窒化膜14
を形成する。その後、図示していないが、流体温度検出
体20、流量検出体30およびヒータ40の電極パッド
形成のためにシリコン窒化膜14に開口を形成する。 [図3(e)の工程]シリコン基板1の裏面にマスク材
(例えばシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜)15
を形成し、エッチングして開口部16を形成する。 [図3(f)の工程]シリコン基板1の裏面側をシリコ
ン窒化膜11が露出するまでエッチングして空洞部1a
を形成する。
【0030】このようにして、図1、図2に示すフロー
センサを製造することができる。 (第2実施形態)第1実施形態では、流量検出体30の
Pt膜をヒータ40および流体温度検出体20のPt膜
より薄くして流量検出体30の抵抗値を高めるものを示
したが、図4に示すように、流量検出体30を、断面が
テーパ形状になるようにし、断面積を小さくしてその抵
抗値を高めるようにしてもよい。
【0031】この場合、テーパ角θは、90度未満でt
anθ=(配線の膜厚)/(配線の幅の半分)となる角
度以上とする。例えば、配線の膜厚a、配線の幅2bと
したとき、図5に示すように、tanθ=a/bとなる
角度θをテーパ角とすれば、断面積は1/2となり、流
量検出体30の配線抵抗値をテーパ形状にしないものに
比べて倍にすることができる。
【0032】この第2の実施形態では、図3(b)の工
程において、Pt膜によりパターンを形成するときに、
ヒータ40および流体温度検出体20のパターン形成と
流量検出体30のパターン形成とを別々に行い、流量検
出体30の形成時にウェットエッチングを行うことで、
流量検出体30のみ断面をテーパ形状にすることができ
る。 (第3実施形態)また、図6に示すように、流量検出体
30のパターンの側壁に凹凸をつけて、その抵抗値を高
めるようにしてもよい。この場合、流量検出体30は、
ヒータ40に比べて信頼性が劣るが、流量検出体30は
消費電力を必要としないため、ヒータ40ほど信頼性が
要求されず、側壁に凹凸をつけた形状にしても何ら問題
はない。
【0033】この第3実施形態では、図3(b)の工程
において、Pt膜によりパターンを形成するときに、ヒ
ータ40および流体温度検出体20のパターン形成と流
量検出体30のパターン形成とを別々に行い、流量検出
体30の形成時に、例えばエッチングガスに対し、耐性
のある膜を形成するガスとエッチングガスを交互に流す
ことにより、流量検出体30の側壁に凹凸をつけること
ができる。 (第4実施形態)また、図7に示すように、流量検出体
30の表面をアモルファス30aとすることで、抵抗値
を高めるようにしてもよい。
【0034】この第4実施形態では、図3(b)の工程
において、流体温度検出体20、流量検出体30および
ヒータ40をパターン形成した後に、流量検出体30の
パターンに対してのみイオン注入を行うことで、表面を
アモルファス化することができる。 (第5実施形態)また、流体温度検出体20の材料と、
流量検出体30およびヒータ40の材料を変えて、流体
温度検出体20の方が抵抗率が高い材料を選ぶことで、
流体温度検出体20の抵抗値を高めるようにしてもよ
い。
【0035】この第5実施形態では、図3(b)の工程
において、ヒータ40および流体温度検出体20のパタ
ーン形成と流量検出体30のパターン形成とを異なる材
料で別々に行うことで、流体温度検出体20のみ抵抗率
の高い材料で形成することができる。
【0036】(第6実施形態)また、図8に示すよう
に、流量検出体30の配線パターンの下地に凹凸をつけ
ておき、そこに配線パターンを作ることで、配線長が凹
凸をつけない場合に比べ長くなり、流量検出体30の抵
抗値を高くすることができる。なお、図8は、図1中の
B−B断面を示している。
【0037】この第6実施形態の製造方法を、図9に示
す工程図(図1中のB−B断面に対応する図)を参照し
て順に説明する。 [図9(a)の工程]第1実施形態と同様に、シリコン
基板1の表面側にシリコン窒化膜11を形成し、その上
にシリコン酸化膜12を形成する。 [図9(b)の工程]シリコン酸化膜12のうち流量検
出体30の配線パターンを形成する箇所をエッチングに
より凹部12aを形成する。
【0038】ここで、凹凸を形成する場合、シリコン酸
化膜12のうち流量検出体30の配線パターンを形成す
る箇所に凸部を形成するように全面エッチングすること
でも形成できるが、ウェハ面内のエッチングむらを考え
ると、凹部12aを形成する方が望ましい。 [図9(c)の工程]Pt膜をシリコン酸化膜12の上
に成膜し、エッチング等により流体温度検出体20、流
量検出体30およびヒータ40をパターン形成する。こ
のとき、流量検出体30の配線パターンの下地に凹凸が
ついているため、流量検出体30の配線のみ凹凸形状に
形成され、平らな面に形成した場合に比べて配線が長く
なる。このため、流量検出体30の抵抗値を高くするこ
とができる。
【0039】この後、第1実施形態における図3(c)
以降の工程と同様の工程を実施することで、この第6実
施形態におけるフローセンサを製造することができる。
【0040】なお、上記した種々の実施形態において、
流量検出体30およびヒータ40の薄膜構造体として
は、上記したようなダイアフラム型構造のものに限ら
ず、ブリッジ型構造のものであってもよい。また、流量
検出体30は、ヒータ40の一方側のみでなく両側に設
けられていてもよい。この場合、両側に設けられた流量
検出体30の検出温度差によって流量が測定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるフローセンサの
斜視図である。
【図2】図1中のA−A断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかるフローセンサの
製造方法を示す工程図である。
【図4】本発明の第2実施形態にかかるフローセンサの
要部の断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態における流量検出体30
のテーパ角を説明する説明図である。
【図6】本発明の第3実施形態にかかるフローセンサの
要部の断面図である。
【図7】本発明の第4実施形態にかかるフローセンサの
要部の断面図である。
【図8】本発明の第6実施形態にかかるフローセンサの
要部の断面図である。
【図9】本発明の第6実施形態にかかるフローセンサの
製造方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、1a…空洞部、10…ダイアフラ
ム、11…シリコン窒化膜、12…シリコン酸化膜、1
2a…凹部、13…シリコン酸化膜、14…シリコン窒
化膜、20…流体温度検出体、30…流量検出体、30
a…アモルファス、40…ヒータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 敏雅 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F035 EA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1)上に形成された薄膜構造体
    (10)内に抵抗体膜からなる流量検出体(30)と発
    熱体(40)を有して、流体の流量を検出するようにし
    たフローセンサにおいて、 前記発熱体(40)の抵抗体膜よりも前記流量検出体
    (30)の抵抗体膜の方を薄くして、前記流量検出体
    (30)の抵抗値を高めた構造になっていることを特徴
    とするフローセンサ。
  2. 【請求項2】 基板(1)上に形成された薄膜構造体
    (10)内に抵抗体膜からなる流量検出体(30)と発
    熱体(40)を有して、流体の流量を検出するようにし
    たフローセンサにおいて、 前記流量検出体(30)を断面テーパ形状にして、前記
    流量検出体(30)の抵抗値を高めた構造になっている
    ことを特徴とするフローセンサ。
  3. 【請求項3】 基板(1)上に形成された薄膜構造体
    (10)内に抵抗体膜からなる流量検出体(30)と発
    熱体(40)を有して、流体の流量を検出するようにし
    たフローセンサにおいて、 前記流量検出体(30)の側壁に凹凸をつけて、前記流
    量検出体(30)の抵抗値を高めた構造になっているこ
    とを特徴とするフローセンサ。
  4. 【請求項4】 基板(1)上に形成された薄膜構造体
    (10)内に抵抗体膜からなる流量検出体(30)と発
    熱体(40)を有して、流体の流量を検出するようにし
    たフローセンサにおいて、 前記流量検出体(30)の材料を前記発熱体(40)の
    材料より抵抗率の大きい材料として、前記流量検出体
    (30)の抵抗値を高めた構造になっていることを特徴
    とするフローセンサ。
  5. 【請求項5】 基板(1)上に形成された薄膜構造体
    (10)内に抵抗体膜からなる流量検出体(30)と発
    熱体(40)を有して、流体の流量を検出するようにし
    たフローセンサにおいて、 前記流量検出体(30)の表面をアモルファス(30
    a)にして、前記流量検出体(30)の抵抗値を高めた
    構造になっていることを特徴とするフローセンサ。
  6. 【請求項6】 基板(1)上に形成された薄膜構造体
    (10)内に抵抗体膜からなる流量検出体(30)と発
    熱体(40)を有して、流体の流量を検出するようにし
    たフローセンサにおいて、 前記流量検出体(30)を凸凹がつけられた下地(1
    2)の上に形成して、前記流量検出体(30)の抵抗値
    を高めた構造になっていることを特徴とするフローセン
    サ。
  7. 【請求項7】 基板(1)上に形成された薄膜構造体
    (10)内に抵抗体膜からなる流量検出体(30)と発
    熱体(40)を有して、流体の流量を検出するようにし
    たフローセンサの製造方法において、 前記流量検出体(30)をウェットエッチングにより断
    面テーパ形状に形成する工程を含むことを特徴とするフ
    ローセンサの製造方法。
  8. 【請求項8】 基板(1)上に形成された薄膜構造体
    (10)内に抵抗体膜からなる流量検出体(30)と発
    熱体(40)を有して、流体の流量を検出するようにし
    たフローセンサの製造方法において、 前記流量検出体(30)をパターン形成した後、交互ガ
    スによるエッチングを行って、その側壁に凹凸を形成す
    る工程を含むことを特徴とするフローセンサの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 基板(1)上に形成された薄膜構造体
    (10)内に抵抗体膜からなる流量検出体(30)と発
    熱体(40)を有して、流体の流量を検出するようにし
    たフローセンサの製造方法において、 前記流量検出体(30)をパターン形成した後、イオン
    注入によりその表面をアモルファス化する工程を含むこ
    とを特徴とするフローセンサの製造方法。
  10. 【請求項10】 基板(1)上に形成された薄膜構造体
    (10)内に抵抗体膜からなる流量検出体(30)と発
    熱体(40)を有して、流体の流量を検出するようにし
    たフローセンサの製造方法において、 前記流量検出体(30)を形成する箇所に凹凸が付けら
    れた下地(12)の上に前記流量検出体(30)を形成
    する工程を含むことを特徴とするフローセンサの製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170382A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Hitachi Ltd 熱式流体流量センサ及びその製造方法
JP2008233091A (ja) * 2008-03-28 2008-10-02 Denso Corp 半導体センサの製造方法

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