JP2001164183A - 絶縁塗料及びその製造方法並びにそれから得られる絶縁被膜 - Google Patents

絶縁塗料及びその製造方法並びにそれから得られる絶縁被膜

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JP2001164183A
JP2001164183A JP35044699A JP35044699A JP2001164183A JP 2001164183 A JP2001164183 A JP 2001164183A JP 35044699 A JP35044699 A JP 35044699A JP 35044699 A JP35044699 A JP 35044699A JP 2001164183 A JP2001164183 A JP 2001164183A
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茂樹 今村
Hisashirou Eguchi
寿史朗 江口
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文子 奥井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機溶剤中にポリイミド前駆体と絶縁フィラ
ーを高い固形分比率で含有していても低粘度で、塗工が
容易である絶縁塗料を提供すること、この絶縁塗料を容
易に製造する方法を提供すること、及びこの絶縁塗料か
ら得られ、被膜中にボイドや気泡やクラックを含まない
絶縁被膜を提供すること。 【解決手段】 溶媒中で、ピロメリット酸二無水物等の
テトラカルボン酸二無水物とジアミノジフェニルエーテ
ル等のジアミンを反応させて、カルボン酸二無水物を生
成させ、水又は任意のアルコールを加えて末端の酸無水
物基を開環させてカルボン酸を得た後、ジアミノジフェ
ニルエーテル等のジアミンを加えて、ポリイミド前駆体
溶液を形成させ、さらに絶縁フィラーを添加して得られ
る絶縁塗料、この絶縁塗料を基材に塗布し、加熱して得
られる絶縁被膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリイミド前駆体
溶液中に絶縁フィラーを含有している絶縁塗料及びその
製造方法並びにそれから得られる絶縁被膜に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、電子回路部品である半導体チップ
やフレキシブルプリント基板等の絶縁封止材、層間絶縁
膜、保護膜の絶縁被膜としてはエポキシ樹脂やポリイミ
ド樹脂、シリコーン樹脂が広く使われてきた。近年、こ
れら電子回路部品の加工温度や使用温度環境の高温化に
伴い、被膜の耐久性に対する要求はますます厳しいもの
になってきている。その結果、高温耐久性や絶縁性がエ
ポキシ樹脂よりも優れるポリイミド樹脂が特に注目され
ている。
【0003】ポリイミド樹脂からなる上記の絶縁被膜
は、ポリイミド前駆体溶液を基板に塗工し、熱処理し
て、溶媒を蒸発させ、次いで熱イミド化をさせるという
工程を経てポリイミド被膜としていた。このポリイミド
前駆体溶液から熱処理を経てポリイミド被膜を得る過程
では、溶媒が蒸発するために、被膜中にボイドや気泡、
クラックが発生し、その結果、絶縁性が低下するという
問題があった。ところで、ポリイミド前駆体溶液はテト
ラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミンとの重縮合によ
り生成するポリアミド酸が溶質として、ジメチルフォル
ムアミドやN−メチルピロリドン等の溶媒中に溶解して
いる溶液である。この溶質であるポリアミド酸は高重合
度のポリマーであるので、ポリアミド酸溶液は低濃度で
も本質的に高粘度であった。また、高重合度のポリアミ
ド酸は溶媒への溶解度が低いので、上述した問題の対策
として溶媒蒸発量を低減させるために、固形分濃度を高
くすることは困難であった。
【0004】一方、ポリイミド前駆体溶液中の固形分濃
度を高める別の試みとして、ポリイミド前駆体溶液にア
ルミナや窒化ホウ素、シリカ等の絶縁フィラーを添加す
ることで、得られる被膜中のボイドや気泡、クラックを
低減させる方法が知られている。しかしながら、本質的
に低濃度で高粘度である従来のポリアミド酸溶液に絶縁
フィラーを添加した場合にはさらに粘度が上昇して、フ
ィラーの分散が困難になったり、塗工が困難になるとい
う問題を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上に鑑み、本発明
は、有機溶剤中にポリイミド前駆体と絶縁フィラーを高
い固形分比率で含有していても低粘度で、塗工が容易で
ある絶縁塗料を提供すること、有機溶剤中にポリイミド
前駆体と絶縁フィラーを均一に分散させることができ
て、生産性良く絶縁塗料を得ることができる絶縁塗料の
製造方法を提供すること、及びこの絶縁塗料から得ら
れ、被膜中にボイドや気泡やクラックを含まない絶縁被
膜を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため、鋭意検討を行った結果、ポリイミド
前駆体を形成する特定のカルボン酸と特定のジアミンと
を有機溶媒中に溶解しているポリイミド前駆体溶液は、
高い固形分比率を有していても低粘度であり、絶縁フィ
ラーを均一に容易に分散させることができて、低粘度で
あること、さらに、この絶縁塗料を基材上に塗布し、加
熱すると、ボイドやクラックを含まない絶縁被膜が得ら
れることを見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明の要旨は、第一に、ポリ
イミド前駆体を形成する一般式(1)に示すカルボン酸
と一般式(2)に示すジアミンとを有機溶媒中に5〜8
0重量%溶解しているポリイミド前駆体溶液中に、絶縁
フィラーを含有させてなることを特徴とする絶縁塗料で
ある。
【0008】
【化5】
【0009】〔式中、Rは少なくとも1つの炭素6員環
を含む4価の芳香族残基を示し、4つのカルボニル基は
この残基中異なった炭素原子に直接連結しており、4つ
のうちの2つずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する
炭素原子に結合しており、R’は少なくとも1つの炭素
6員環を含む2価の芳香族残基を示し、R''は水素又は
炭素数7以下の1価の有機基を示し、R''' は少なくと
も1つの炭素6員環を含む2価の芳香族残基を示し、n
は1〜20の整数を示す。〕
【0010】第二に、溶媒中で、一般式(3)に示すテ
トラカルボン酸二無水物1モルに対して、一般式(4)
に示すジアミンを0.1〜0.95モルの割合で反応さ
せて、一般式(5)に示すカルボン酸二無水物を生成さ
せ、水又は任意のアルコールを加えて末端の酸無水物基
を開環させて一般式(1)に示すカルボン酸を得た後、
この一般式(1)に示すカルボン酸1モルに対し、一般
式(2)に示すジアミン0.95〜1.05モルを加え
て、ポリイミド前駆体溶液を形成させ、さらに絶縁フィ
ラーを添加することを特徴とする絶縁塗料の製造方法で
ある。
【0011】
【化6】
【0012】〔式中、Rは少なくとも1つの炭素6員環
を含む4価の芳香族残基を示し、4つのカルボニル基は
この残基中異なった炭素原子に直接連結しており、4つ
のうちの2つずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する
炭素原子に結合しており、R’は少なくとも1つの炭素
6員環を含む2価の芳香族残基を示し、R''は水素又は
炭素数7以下の1価の有機基を示し、R''' は少なくと
も1つの炭素6員環を含む2価の芳香族残基を示し、n
は1〜20の整数を示す。〕
【0013】第三に、前記絶縁塗料を基材に塗布し、加
熱して得られる下記構造式(6)に示すポリイミドと絶
縁フィラーとよりなることを特徴とする絶縁被膜であ
る。
【0014】
【化7】
【0015】〔式中、Rは少なくとも1つの炭素6員環
を含む4価の芳香族残基を示し、4つのカルボニル基は
この残基中異なった炭素原子に直接連結しており、4つ
のうちの2つずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する
炭素原子に結合しており、R’及びR''' は少なくとも
1つの炭素6員環を含む2価の芳香族残基を示す。m+
lは10〜5000の整数である。〕
【0016】
【発明の実施の形態】まず、本発明で用いる用語につい
て説明する。 (1)ポリイミド ポリマー鎖の繰り返し単位の80モル%以上がイミド構
造を有する有機ポリマーをいう。そして、この有機ポリ
マーは耐熱性を示す。 (2)ポリイミド前駆体 加熱又は、化学的作用により閉環してポリイミドとなる
有機化合物をいい、本発明において、ポリイミド前駆体
は一般式(1)に示すカルボン酸と一般式(2)に示す
ジアミンよりなる。ここで、閉環とはイミド環構造が形
成されることをいう。
【0017】(3)ポリイミド前駆体溶液 ポリイミド前駆体が溶媒に溶解しているものである。こ
こで溶媒とは、25℃で液状の化合物をいう。 (4)粘度 (株)トキメック社製、DVL−BII型デジタル粘度計
(B型粘度計)を用い、20℃における回転粘度を測定
したものである。 (5)溶質濃度 溶液中に占めるポリイミド前駆体の重量割合を百分率で
表した数値である。 (6)絶縁被膜 絶縁塗料を、例えば銅、アルミニウム、ガラス等の基材
上に塗布し、加熱して得られる絶縁被膜をいい、絶縁被
膜のなかで基材と密着したまま使用されるものを絶縁被
覆物といい、基材から剥離して使用されるものを絶縁フ
ィルムといい、これら絶縁被覆物及び絶縁フィルムは絶
縁被膜の範疇に入るものである。
【0018】本発明の絶縁塗料は、ポリイミド前駆体を
形成する一般式(1)に示すカルボンと一般式(2)に
示すジアミンとを有機溶媒中に溶解しているポリイミド
前駆体溶液中に、絶縁フィラーを含有させたものであ
る。式中、Rは少なくとも1つの炭素6員環を含む4価
の芳香族残基を示し、4つのカルボニル基はこの残基中
異なった炭素原子に直接連結しており、4つのうちの2
つずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する炭素原子に
結合しており、R’は少なくとも1つの炭素6員環を含
む2価の芳香族残基を示す。また、R''は水素又は炭素
数7以下の1価の有機基を示し、R''' は少なくとも1
つの炭素6員環を含む2価の芳香族残基を示し、nは1
〜20の整数を示す。Rの具体例としては次の構造式群
の中から任意に選ばれる。
【0019】
【化8】
【0020】Rとしては次の構造式群の中から選ばれる
ものが好ましい。
【0021】
【化9】
【0022】Rとしては次の構造式群の中から選ばれる
ものが特に好ましい。
【0023】
【化10】
【0024】前記Rは単独のみならず、2種類以上から
選択されていてもよい。また、R’の具体例としては次
の構造式郡の中から任意に選ばれる。
【0025】
【化11】
【0026】R’としては次の構造式群の中から選ばれ
るものが好ましい。
【0027】
【化12】
【0028】R’としては次の構造式群の中から選ばれ
るものが特に好ましい。
【0029】
【化13】
【0030】前記R’は単独のみならず、2種類以上か
ら選択されていてもよい。
【0031】さらに、R''' の具体例としては、前記
R' として挙げたものを同様に用いることができる。ま
たR' 及びR''' として同一のもの、あるいは異なった
ものが用いられてもよい。R''' の好ましいもの、特に
好ましいものも、R' のものと同様である。
【0032】ポリイミド前駆体溶液中のポリイミド前駆
体の濃度は、5〜80重量%であり、濃度が5重量%よ
り低いと、塗布装置の調整だけでは、所定の絶縁被膜厚
みを得ることが困難となり、そのために繰り返し塗布す
る必要が生じ、生産性が低下する。一方、濃度が80重
量%より高いと、ポリイミド前駆体を安定的に溶解する
ことが困難となる場合がある。生産性を考慮すると、よ
り好ましい濃度範囲は、10〜55重量%の範囲であ
る。この範囲であれば、スクリーン印刷やその他スピン
コート法、バーコート法、スプレーコート法、ディップ
コート法、キャスティング法、ポッティング法等従来か
ら公知のコーティング法、封止塗工法に適した絶縁塗料
を得ることができる。
【0033】本発明で使用する有機溶剤は、安定な溶液
状態が得られるものであれば特に限定はされないが、例
えば、N−メチルピロリドン、ジメチルフォルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ヘ
キサメチルホスホリルトリアミド、スルホラン、N,
N' −ジメチルイミダゾリジノン、N−メチルカプロラ
クタムなどの分子中にN,S,P原子を含む極性溶媒や
セルソルブ、フェニルセルソルブなどのセルソルブ類、
酢酸エチルセルソルブ、酢酸ブチルセルソルブなどの酢
酸セルソルブ類、メチルカルビトール、エチルカルビト
ールなどのカルビトール類、酢酸エチルカルビトール、
酢酸ブチルカルビトールなどの酢酸カルビトール類、ジ
メチルカルビトール(ジグライム)、ジエチルカルビト
ールなどのカルビトールジエーテル類、シクロヘキサノ
ール、ベンジルアルコールなどのアルコール類、シクロ
ヘキサノン、イソホロンなどのケトン類、γ―ブチロラ
クトンなどのエステル類などが挙げられ、これらは単独
でも、2種以上混合して用いてもよい。
【0034】溶剤の種類は、所望する蒸発速度、ペース
トの粘度により適宜選択することができるが、N、Sあ
るいはPを分子中に含む極性の強い有機溶剤を使用した
方が、ポリイミド前駆体樹脂の溶解性は高くなるので、
膜厚を厚くしたい場合には、より高濃度のポリイミド前
駆体溶液を得るために、極性の強い有機溶剤を使用する
ことが好ましい。
【0035】また、ポリイミド前駆体溶液の粘度は、2
00ポイズ以下が好ましく、100ポイズ以下がより好
ましく、80ポイズ以下がさらに好ましい。
【0036】次に、ポリイミド前駆体溶液を得るための
好ましい製造方法について述べる。まず溶媒中で、一般
式(3)に示すテトラカルボン酸二無水物と一般式
(4)に示すジアミンを反応させ、一般式(5)に示す
カルボン酸二無水物を生成させる。このときの反応温度
は、−30℃〜70℃が好ましく、−20℃〜40℃が
より好ましい。ついで、この反応溶液に水又はアルコー
ルを加え反応させ、一般式(1)に示すカルボン酸を生
成させ、一般式(1)に示すカルボン酸の溶液を得る。
このときの反応温度は、0〜80℃が好ましく、20〜
70℃がより好ましい。また、この際、必要に応じてジ
メチルアミノエタノールなどを触媒として用いてもよ
い。さらに、この一般式(1)に示すカルボン酸の溶液
に一般式(2)に示すジアミンを添加することにより、
ポリイミド前駆体溶液を得ることができる。
【0037】一般式(5)に示すカルボン酸二無水物を
生成させるための一般式(3)に示すテトラカルボン酸
二無水物と一般式(4)に示すジアミンとの割合は、テ
トラカルボン酸二無水物1モルに対してジアミン0.1
〜0.95モルが好ましく、より好ましくは0.45〜
0.9モルである。テトラカルボン酸二無水物1モルに
対してジアミンが0.1モル未満でも、0.95モルを
超えても、一般式(5)に示すカルボン酸二無水物が得
にくくなる。また、カルボン酸二無水物の無水物基と反
応させる水又はアルコールの添加量は、末端の酸無水物
基と同モル量又は多少過剰量が好ましい。ここで用いる
アルコールとしては、特に限定されないが、例えばメチ
ルアルコール及びエチルアルコールが例示でき、これら
アルコールを使った場合は一般式(1)のR''は各々メ
チル基及びエチル基となる。
【0038】さらに、一般式(2)に示すジアミンの添
加量は前記のようにして得られた一般式(1)で示され
るカルボン酸1モルに対して、一般式(2)に示すジア
ミン0.95〜1.05モル、より好ましくは0.97
〜1.03モルである。一般式(2)に示すジアミンの
添加割合が、0.95〜1.05モルの範囲外では目的
とするポリイミド前駆体が得られにくくなる傾向にあ
る。このときの温度は、−30℃〜120℃が好まし
く、−20℃〜80℃がより好ましい。以上のようにし
て、ポリイミド前駆体溶液を得ることができる。前記一
般式(1)に示すカルボン酸の溶液を合成するに際し、
モノマー及び溶媒の混合順序はどんな順序にしてもよ
く、また、一般式(2)に示すジアミンを添加する方法
は、前記カルボン酸溶液に撹拌下、固体のままか、もし
くは溶液にして添加する。
【0039】上記ポリイミド前駆体溶液に絶縁フィラー
を含有させて絶縁塗料とする。絶縁塗料の製造方法とし
ては、限定されないが、例えば、前記のようにして得ら
れたポリイミド前駆体溶液と絶縁フィラーを分散させた
溶媒とを混合する方法、ポリイミド前駆体溶液中に絶縁
フィラーを直接添加して分散させる方法等を挙げること
ができる。溶媒又はポリイミド前駆体溶液中での絶縁フ
ィラーの分散方法は、公知の方法で行うことができ、例
えばホモミキサー、ボールミル分散機、ビーズミル分散
機、2本ロール、3本ロール、ラボプラストミル分散機
等を用いて分散させることができる。
【0040】本発明に用いられる絶縁フィラーとして
は、シリカ、セラミックス類ではアルミナ、窒化ホウ
素、窒化アルミ、ホウ酸亜鉛等、マイカ類としては雲
母,白雲母、金雲母、合成雲母等を例示することがで
き、シリカ、アルミナ、窒化ホウ素が好ましい。これら
は単独でも、2種以上を用いてもよい。絶縁フィラーの
粒子径は特に限定されないが、フィラー分散の均一性を
勘案すれば0.01〜20μmのものが好ましい。粒径
が20μmを超えると、フィラーの分散性が低下すこと
がある。
【0041】本発明の絶縁塗料において、絶縁フィラー
の含有量は、ポリイミド前駆体溶液中の一般式(1)に
示すカルボン酸と一般式(2)に示すジアミンとの和1
00重量部に対して、5〜1000重量部の範囲で含ま
れることが好ましく、30〜700重量部の範囲がより
好ましく、30〜500重量部の範囲で含まれることが
さらに好ましい。絶縁フィラーがポリイミド前駆体溶液
中の一般式(1)に示すカルボン酸と一般式(2)に示
すジアミンとの和100重量部に対して、5重量未満で
あると得られる絶縁被膜中にボイドや気泡が含まれる場
合があり、1000重量部を超えると絶縁被膜が割れる
場合がある。本発明の絶縁塗料の粘度は、塗布時のハン
ドリング等の点で3000ポイズ以下であることが好ま
しく、5〜200ポイズであることがより好ましい。
【0042】絶縁被膜を得るには、絶縁塗料を基板上に
塗布し、加熱して溶媒を蒸発させ、次いでポリイミド前
駆体をイミド化する。イミド化の温度は200℃以上、
好ましくは250℃以上、より好ましくは300℃以上
で5分間以上、特に300℃以上で30分間以上加熱す
ることが好ましい。得られる絶縁被膜は、構造式(6)
に示すポリイミドと絶縁フィラーとよりなり、絶縁被覆
物として基材と密着したまま使用され、絶縁フィルムと
して基材から剥離して使用される。
【0043】このように、本発明の絶縁塗料それから得
られる絶縁被膜は、例えば、電子回路部品である半導体
チップやフレキシブルプリント基板等の絶縁封止材、層
間絶縁膜、保護膜の製造に用いられる。また、耐熱絶縁
用途にも用いることができる。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて具体的に説明
する。本発明はこれら実施例に限定されない。
【0045】実施例1 ジアミノジフェニルエーテル8.22g(41.1mm
ol)を、N,N−ジメチルアセトアミド55.0gに
溶解し、室温下で攪拌した。これにピロメリット酸二無
水物11.9(54.8mmol)を1分間で加え、室
温下2時間攪拌した。メタノール1.32g(41.1
mmol)及びジメチルアミノエタノール0.066g
を加え、70℃湯浴上で2時間攪拌し、下記式に示すカ
ルボン酸を得た。
【0046】
【化14】
【0047】室温まで冷却した後、ジアミノジフェニル
エーテル2.74g(13.7mmol)を加え、さら
に1時間撹拌を続けたところ、均一な黄橙色透明溶液が
得られた(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測
定したところ、21.4ポイズであった。次いで、この
溶液中の溶質100重量部に対して絶縁フィラーである
シリカ粒子〔(株)アドマテックス社製、SO−C3、
平均粒径1μm〕を100重量部の割り合いで添加して
ビーズミルで分散させ、粘度が120ポイズの絶縁塗料
を得た。この絶縁塗料200mgをガラス板上に滴下塗
布し、その後窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、
窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行い、最
大厚み25μmの絶縁被膜を得た。この被膜の内部断面
を顕微鏡観察したところ、0.1μm以上のボイドやク
ラックは観察されなかった。
【0048】実施例2 実施例1で得られたポリイミド前駆体溶液をジメチルア
セトアミドで溶質濃度が20重量%になるように希釈
し、さらに希釈したポリイミド前駆体溶液中の溶質10
0重量部に対してシリカ粒子(平均粒径1μm)を20
0重量部の割り合いで含有させ、ビーズミルで分散させ
て、粘度が45ポイズの絶縁塗料を得た。次いで、得ら
れた絶縁塗料から実施例1と同様にして絶縁被膜を得
た。被膜の最大厚みは17μmであり、被膜内部には
0.1μm以上のボイドやクラックは観察されなかっ
た。
【0049】比較例1 ジアミノジフェニルエーテル16.00g(80.0m
mol)を、N,N−ジメチルアセトアミド78.05
gに溶解し、室温に保った。これにピロメリット酸二無
水物17.45g(80.0mmol)を2時間にわた
り徐々に加え、さらに6時間攪拌したところ、溶液はゲ
ル化した。(溶質濃度30重量%)。
【0050】比較例2 ジアミノジフェニルエーテル16.00g(80.0m
mol)を、N,N−ジメチルアセトアミド190gに
溶解し、室温に保った。これにピロメリット酸二無水物
17.45g(80.0mmol)を2時間にわたり徐
々に加え、さらに6時間攪拌し、粘度が250ポイズの
ポリアミド酸溶液を得た。(溶質濃度15重量%)。こ
の溶液を使って実施例2と同様な条件で絶縁塗料を作製
したが、混合時の粘度上昇が大きく、絶縁フィラーを分
散させることはできなかった。
【0051】比較例3 シリカ粒子を添加しないままの実施例1で得られたポリ
イミド前駆体溶液を実施例と同様に処理してポリイミド
被膜(最大厚み12μm)を形成させた。このポリイミ
ド被膜の内部には0.1μm以上のボイドが観察され
た。
【0052】実施例3 パラフェニレンジアミン25.18g(232.9mm
ol)及びジアミノジフェニルエーテル8.23g(4
1.1mmol)を、N,N−ジメチルアセトアミド3
00gに溶解し、室温下で攪拌した。これに3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(以下
BPDAと略す)89.56g(304.4mmol)
を1分間で加え、室温下2時間攪拌した。メタノール
2.92g(91.3mmol)及びジメチルアミノエ
タノール0.146gを加え、70℃湯浴上で2時間攪
拌し、下記に示すカルボン酸を得た。(x:y=85:
15モル%)
【0053】
【化15】
【0054】室温まで冷却した後、パラフェニレンジア
ミン2.80g(25.9mmol)ならびにジアミノ
ジフェニルエーテル0.91g(4.6mmol)を加
え、さらに1時間撹拌を続けたところ、均一な赤褐色透
明溶液が得られた(溶質濃度30重量%、パラフェニレ
ンジアミンとジアミノジフェニルエーテルの仕込みモル
比は、85:15)。この溶液の粘度を測定したとこ
ろ、40ポイズであった。次いで、この溶液中の溶質1
00重量部に対して絶縁フィラーであるシリカ粒子
〔(株)アドマテックス社製、SO−C2、平均粒径
0.5μm〕を100重量部の割り合いで添加して、ビ
ーズミルで分散させ、粘度が100ポイズの絶縁塗料を
得た。実施例1と同様にして、この絶縁塗料から絶縁被
膜を得た。この被膜の最大厚みは28μmであり、被膜
の内部断面には、0.1μm以上のボイドやクラックは
観察されなかった。
【0055】実施例4 実施例3で得られたポリイミド前駆体溶液をジメチルア
セトアミドで溶質濃度が15重量%になるように希釈
し、さらに希釈したポリイミド前駆体溶液中の溶質10
0重量部に対して実施例3で用いたシリカ粒子を200
重量部の割り合いで添加して、ビーズミルで分散させ、
粘度が20ポイズの絶縁塗料を得た。次いで、得られた
絶縁塗料から実施例1と同様にして絶縁被膜を得た。被
膜の最大厚みは11μmであり、被膜内部には0.1μ
m以上のボイドやクラックは観察されなかった。
【0056】実施例5 ジアミノジフェニルエーテル36.0g(179.8m
mol)を、N,N−ジメチルアセトアミド232.7
gに溶解し、室温下で攪拌した。これにBPDA58.
8g(199.8mmol)を1分間で加え、室温下2
時間攪拌した。メタノール1.9g(159.9mmo
l)及びジメチルアミノエタノール0.096gを加
え、70℃湯浴上で2時間攪拌し、下記式のカルボン酸
を得た。
【0057】
【化16】
【0058】室温まで冷却した後、ジアミノジフェニル
エーテル4.0g(20.0mmol)を加え、さらに
1時間撹拌を続けたところ、均一な黄橙色透明溶液が得
られた(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定
したところ、31.0ポイズであった。次いで、この溶
液中の溶質100重量部に対して絶縁フィラーであるシ
リカ粒子〔(株)アドマテックス社製、SO−C2、平
均粒径0.5μm〕を100重量部の割り合いで添加し
て、ビーズミルで分散させ、粘度が100ポイズの絶縁
塗料を得た。実施例1と同様にして、この絶縁塗料から
絶縁被膜を得た。この被膜の最大厚みは35μmであ
り、被膜の内部断面には、0.1μm以上のボイドやク
ラックは観察されなかった。
【0059】実施例6 パラフェニレンジアミン19.4g(179.8mmo
l)を、N,N−ジメチルアセトアミド189.9gに
溶解し室温下で攪拌した。これにBPDA58.8g
(199.8mmol)を1分間で加え、室温下2時間
攪拌した。メタノール1.9g(59.9mmol)及
びジメチルアミノエタノール0.095gを加え、70
℃湯浴上で2時間攪拌し、下記に示すカルボン酸を得
た。
【0060】
【化17】
【0061】室温まで冷却した後、パラフェニレンジア
ミン2.2g(20.0mmol)を加え、さらに1時
間撹拌を続けたところ、均一な黒緑色透明溶液が得られ
た(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定した
ところ、15ポイズであった。次いで、この溶液中の溶
質100重量部に対して絶縁フィラーであるシリカ粒子
〔(株)アドマテックス社製、SO−C2、平均粒径
0.5μm〕を300重量部の割り合いで含有させ、ビ
ーズミルで分散させて、粘度が170ポイズの絶縁塗料
を得た。実施例1と同様にして、この絶縁塗料から絶縁
被膜を得た。この被膜の最大厚みは55μmであり、被
膜の内部断面には、0.1μm以上のボイドやクラック
は観察されなかった。
【0062】実施例7 3,4’−オキシジアニリン20.1g(100.0m
mol)を、N,N−ジメチルアセトアミド250gに
溶解し室温下で攪拌した。これに4,4’−オキシジフ
タル酸二無水物62.3g(200.8mmol)を1
分間で加え、室温下2時間攪拌した。メタノール9.6
g(300mmol)及びジメチルアミノエタノール
0.48gを加え、70℃湯浴上で2時間攪拌し、下記
式に示すカルボン酸を得た。
【0063】
【化18】
【0064】室温まで冷却した後、3,4’−オキシジ
アニリン20.1g(100.0mmol)を加え、さ
らに1時間撹拌を続けたところ、均一な黒茶色透明溶液
が得られた(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度を
測定したところ、1.2ポイズであった。次いで、この
溶液中の溶質100重量部に対して絶縁フィラーである
アルミナ粒子〔住友化学社製、AKP−20、平均粒径
0.5μm〕を300重量部の割り合いで含有させ、ビ
ーズミルで分散させて、粘度が130ポイズの絶縁塗料
を得た。実施例1と同様にして、この絶縁塗料から絶縁
被膜を得た。この被膜の最大厚みは48μmであり、被
膜の内部断面には、0.1μm以上のボイドやクラック
は観察されなかった。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明の絶縁塗料は、有
機溶剤中にポリイミド前駆体と絶縁フィラーが高い固形
分比率で含有していても低粘度で、塗工が容易である。
また本発明の絶縁塗料の製造方法によれば、有機溶剤中
にポリイミド前駆体と絶縁フィラーを高い固形分比率で
含有させても低粘度であるので、これらを均一に分散さ
せることが容易であり、生産性良く製造することができ
る。さらに本発明の絶縁塗料から得られる絶縁被膜はボ
イドや気泡やクラックを含まないので、高い絶縁耐久性
を有しているものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 寿史朗 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 (72)発明者 奥井 文子 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4J002 CM041 DE146 DF016 DJ016 DJ056 DK006 FD016 GQ01 GQ05 HA03 4J038 DJ031 HA166 HA316 HA476 HA546 KA06 KA08 NA21 PB09 PC03 PC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイミド前駆体を形成する一般式
    (1)に示すカルボン酸と一般式(2)に示すジアミン
    とを有機溶媒中に5〜80重量%溶解しているポリイミ
    ド前駆体溶液中に、絶縁フィラーを含有させてなること
    を特徴とする絶縁塗料。 【化1】 〔式中、Rは少なくとも1つの炭素6員環を含む4価の
    芳香族残基を示し、4つのカルボニル基はこの残基中異
    なった炭素原子に直接連結しており、4つのうちの2つ
    ずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する炭素原子に結
    合しており、R’は少なくとも1つの炭素6員環を含む
    2価の芳香族残基を示し、R''は水素又は炭素数7以下
    の1価の有機基を示し、R''' は少なくとも1つの炭素
    6員環を含む2価の芳香族残基を示し、nは1〜20の
    整数を示す。〕
  2. 【請求項2】 一般式(1)及び一般式(2)におい
    て、Rは次に示す構造式群Aの中から、R' 及びR'''
    はそれぞれ構造式群Bの中からそれぞれ選ばれる少なく
    とも1つであることを特徴とする請求項1記載の絶縁塗
    料。 【化2】
  3. 【請求項3】 溶媒中で、一般式(3)に示すテトラカ
    ルボン酸二無水物1モルに対して、一般式(4)に示す
    ジアミンを0.1〜0.95モルの割合で反応させて、
    一般式(5)に示すカルボン酸二無水物を生成させ、水
    又は任意のアルコールを加えて末端の酸無水物基を開環
    させて一般式(1)に示すカルボン酸を得た後、この一
    般式(1)に示すカルボン酸1モルに対し、一般式
    (2)に示すジアミン0.95〜1.05モルを加え
    て、ポリイミド前駆体溶液を形成させ、さらに絶縁フィ
    ラーを添加することを特徴とする絶縁塗料の製造方法。 【化3】 〔式中、Rは少なくとも1つの炭素6員環を含む4価の
    芳香族残基を示し、4つのカルボニル基はこの残基中異
    なった炭素原子に直接連結しており、4つのうちの2つ
    ずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する炭素原子に結
    合しており、R’は少なくとも1つの炭素6員環を含む
    2価の芳香族残基を示し、R''は水素又は炭素数7以下
    の1価の有機基を示し、R''' は少なくとも1つの炭素
    6員環を含む2価の芳香族残基を示し、nは1〜20の
    整数を示す。〕
  4. 【請求項4】 請求項1記載の絶縁塗料を基材に塗布
    し、加熱して得られる下記構造式(6)に示すポリイミ
    ドと絶縁フィラーとよりなることを特徴とする絶縁被
    膜。 【化4】 〔式中、Rは少なくとも1つの炭素6員環を含む4価の
    芳香族残基を示し、4つのカルボニル基はこの残基中異
    なった炭素原子に直接連結しており、4つのうちの2つ
    ずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する炭素原子に結
    合しており、R’及びR''' は少なくとも1つの炭素6
    員環を含む2価の芳香族残基を示す。m+lは10〜5
    000の整数である。〕
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