JP2001162279A - 電解水生成装置用電解槽 - Google Patents

電解水生成装置用電解槽

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JP2001162279A
JP2001162279A JP34709599A JP34709599A JP2001162279A JP 2001162279 A JP2001162279 A JP 2001162279A JP 34709599 A JP34709599 A JP 34709599A JP 34709599 A JP34709599 A JP 34709599A JP 2001162279 A JP2001162279 A JP 2001162279A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層して締付固定する左右のフレーム板、及
び、これ等フレーム板の間に挟持される各電極板を、一
定の締付バランスで締付固定して優れたシール性を発揮
できると共に、組立て作業が簡単で、組立て作業の機械
も容易に実現可能に構成した電解水生成装置用電解槽を
提供する。 【解決手段】 電解槽の本体を、断面略半殻体形状に形
成した2つの本体フレーム3,4によって構成し、これ
等2つの本体フレーム3,4によって構成される電解室
空間Zに電極板8,12やスペーサー10、並びに、シ
ール部材7,9,11,13を積層収納して、両本体フ
レーム3,4を締付固定することによって電解槽を組立
てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食塩水等の被電解
液を電気分解して電解水を生成することができる電解水
生成装置の技術分野で利用されるものであって、具体的
には、電解水生成装置に使用して好適な電解槽の構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のボックスタイプに構成した電解槽
に代えて、全体の部品点数を少くし、また、仕様が相違
する場合であっても部品点数を増加することなく、あら
ゆる用途に対応できるように工夫した電解水生成装置用
の電解槽として、例えば、特開平6−339683号公
報に示されているような構造の電解槽が存在する。
【0003】この電解槽は、左右のフレーム板と陽極板
及び陰極板をいずれも略プレート状に造って、これ等各
部材をシール部材を間に挿入しながら積層して締付固定
することによって、内部に電解室と電極とを備えた電解
槽を組立てることができる仕組に成っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の電解槽は、左右のフレーム板を締付固定する際に、弾
性シール部材を間に挿入しながら積層してこれを締付固
定するため、締め付けの加減が難しくて、締め付け状態
に強弱のバラツキが発生する問題があった。つまり、弾
力のある弾性シール部材を間に介在させて締め付けるた
め、締め過ぎたり締め足らない場合が生じて、締め付け
バランスが一定せず、その結果、シール性を悪くして漏
水等の不都合が発生していた。
【0005】加えて、各部品を積層して締付固定する際
に、各部品の外側を揃える必要があって、各部品の位置
決め作業が面倒でやりずらく、組立て作業に手間と時間
が掛ると共に、組立ての機械化を難しくしていた。
【0006】従って本発明の技術的課題は、積層して締
付固定する左右のフレーム板と、これ等フレーム板の間
に挟持される各電極板を、一定の締付バランスで締付固
定して優れたシール性を発揮できると共に、組立て作業
が簡単で、組立て作業の機械化も容易に実現可能に構成
した電解水生成装置用電解槽を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】内部に陽極と陰極を設けた電解槽に流入口
と流出口を形成し、流入口から電解槽の内部に供給した
被電解液を流出口から排出する迄の間に、被電解液を電
気分解するように構成した電解水生成装置用の電解槽で
あって、
【0009】(1) 上記電解槽の本体を、左右2つに
分割し、且つ、上記の流入口と流出口を設けると共に、
双方を合わせると内部に電解室空間を形成できるように
全体を断面略半殻体形状に形成した左右対称の本体フレ
ームによって構成する一方、上記の陽極と陰極を上記の
流入口と流出口に通じる通孔を設けた同じ形状の電極板
によって構成し、これ等の陽極板と陰極板を同じく流入
口と流出口に通じる通孔を設けたスペーサーを中間に介
在した状態で上記左右の本体フレームの内部に積層して
収納し、且つ、これ等左右の本体フレームを上記積層し
た陽極板と陰極板を両側から挟圧するように締付固定す
ることによって、上記の電解槽を構成すること。(請求
項1)
【0010】(2) 中間にスペーサーを介在した状態
に積層した陽極板と陰極板を、左右のフレーム体の内部
に収納してこれを両側から締付固定するに当って、左右
の本体フレームと陽極板及び陰極板の各間、並びに、こ
れ等陽極板及び陰極板とスペーサーの各間の夫々にシー
ル部材を介在して締付固定するように構成すること。
(請求項2)
【0011】(3) シール部材として、フッ素系ゴム
板を用いること。(請求項3)
【0012】(4) 左右の本体フレームの内側外周面
に、締付固定する時に内側のシール部材に喰い込む鋭角
状の突起を環状に連続形成すること。(請求項4)
【0013】(5) スペーサーの中央部を上下に内壁
板を残した状態で大きく開口し、下部と上部の内壁板の
四隅に流入口に通じる左右2つの流入通孔と、流出口に
通じる左右2つの流出通孔を設け、これ等左右2つの流
入通孔のうちいずれか一方を上記内壁板の表面側に凹設
したガイド溝を通して上記の開口に連通し、他方を同じ
く内壁板の裏面側に凹設したガイド溝を通して上記の開
口に連通すると共に、上記左右2つの流出通孔のうち、
一方の流出通孔を上記内壁板の表面側に凹設したガイド
溝を通して上記の開口に連通し、他方の流出通孔を上記
内壁板の裏面に凹設したガイド溝を通して上記の開口に
連通すること。(請求項5)
【0014】(6) スペーサーの下側に設けた内壁板
の上面を、表裏両面に凹設した左右のガイド溝から夫々
斜め上方に向けて傾斜して中間で左右にクロスする傾斜
面に形成すると共に、上側に設けた内壁板の底面を、表
裏両面に凹設した左右のガイド溝に向けて夫々斜め上方
に向けて傾斜して中間で左右にクロスする傾斜面に形成
すること。(請求項6)
【0015】 上記(1)で述べた請求項1に係る手
段によれば、電解槽の本体を左右対称の断面略半殻体形
状に形成した左右2つの本体フレームによって構成し、
陽極板と陰極板並びにスペーサーをこれ等左右の本体フ
レームの内部に積層収納して締付固定すれば、内部に電
解室を備え、且つ、流入通路と流出通路を備えた電解槽
を組立てることができるものであって、各電極板やスペ
ーサーの外側を揃えたり位置合せを行ったりする必要が
なく、組立てを極めて簡単に行えて、組立ての機械化も
可能にする。
【0016】 更に上記(1)で述べた手段によれ
ば、断面略半殻体形状に形成した左右の本体フレーム
を、その接合面同士が完全に密着するまで締め付けれ
ば、電解槽の組立てが完了するため、締め過ぎや締め不
足の問題が発生する余地がなく、全体を一定の締付力に
よってバランスよく締付固定できるため、水漏れ等の問
題も発生することなく優れたシール性を発揮することを
可能にする。
【0017】 上記(2)で述べた請求項2に係る手
段によれば、各部材を左右のフレーム本体の間に締付固
定するに当って、各部材の間にシール部材を介在して締
付固定するため、各部材間からの水漏れを確実に防止す
ることができる一方、各部材の間にシール部材を介在し
ても左右の本体フレームの接合面同士が密着するまで締
め付ければ、これにて締め付け力は足りるため、シール
部材を介在しても常に安定した締め具合にすることがで
きると共に、締め付けによるシール部材の破損も無くす
ことができる。
【0018】 上記(3)で述べた請求項3に係る手
段によれば、シール部材としてフッ素系ゴム板を使用す
ることで、各電極板の接触部に於ける耐熱性を向上し、
且つ、打ち抜き等による加工性も向上することを可能に
する。
【0019】 上記(4)で述べた請求項4に係る手
段によれば、各部材を左右のフレーム本体の間に締め付
け固定するに当って、各フレーム本体の内側面に環状に
突出形成した突起が内側のシール部材に喰い込むため、
電解槽のシール性を更に向上させることを可能にする。
【0020】 上記(5)で述べた請求項5に係る手
段によれば、流入口から左右の流入通孔を通してスペー
サーの中央部に開口形成した電解室空間に送り込まれる
被電解液は、左右の流入通孔の表面側と裏面側に凹設し
たガイド溝を通してスペーサーの表裏両側から順次送り
込まれ、また、電解室空間で電解された電解水も、同様
に左右の流出通孔の表面側と裏面側に凹設したガイド溝
を通してスペーサーの表裏両側から流出口に向けて順次
送り出すことができるため、被電解室空間内で被電解液
を均一に電気分解して均一な濃度の電解水を生成するこ
とができると共に、これ等生成された電解水を均一な濃
度のまま流出口から電解槽の外に排出(供給)すること
を可能にする。
【0021】 上記(6)で述べた請求項6に係る手
段によれば、電解運転中に発生した次亜塩素酸がエアー
ポケットに溜ることなく、内壁板に形成した傾斜面に沿
って徐々に排出されることになるため、一定の濃度の電
解水を生成してこれを送り出すことを可能にする。
【0022】以上の如くであるから、上記(1)〜
(6)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る電解水生成
装置用電解槽の実施の形態を図面と共に説明すると、図
1は本発明の全体を分解して示した斜視図、図2は同じ
く各部品の正面図、図3は組立てた状態を拡大して示し
た側断面図であって、これ等の図面に於いて、3と4は
左右2つに分割し、且つ、下側と上側に夫々流入口3
A,3A′及び4A,4A′と、流出口3B,3B′及
び4B,4B′を設けると共に、双方を合わせると内部
に電解室空間Z(図3参照)を形成できるように全体を
断面略半殻体形状に形成した左右対称の本体フレーム
で、その表裏表面には材料の使用量と重量を少くし、且
つ、強度性を増すための細かな凹凸が形成されている。
【0024】また、1と2は上記各本体ケース3,4の
外側面に沿設される補強板で、外形を本体ケース3,4
と同一形状に形成したこれ等各補強板1,2の下側と上
側には、上記本体フレーム3,4の各流入口3A,3
A′、4A,4A′と流出口3B,3B′、4B,4
B′に通じる通孔1A,1A′、2A,2A′及び1
B,1B′、2B,2B′が夫々設けられ、更に、これ
等補強板1,2と本体フレーム3,4の周縁には両補強
板1,2と両本体ケース3,4を合せて締め付け固定す
る場合に用いる締付ネジ5…用のネジ孔1C…,2C…
と、3C…,4C…が設けられている。
【0025】更に図中、8と12は金属薄板を用いて全
体を上記電解室空間Zの内部に嵌込むことができる大き
さに形成した電極板で、これ等各電極板8と12の下側
部と上側部にも上記本体フレーム3,4の各流入口3A
〜4A′と流出口3B〜4B′に通じる通孔8A,8
A′、12A,12A′及び8B,8B′、12B,1
2B′が設けられ、また、その一側縁には電源部を接続
するための端子片8X,12Xが突設されていて、いず
れか一方の電極板8又は12を陽極板とすると、他の電
極板8又は12が陰極板と成るように構成されている。
【0026】10は上記電極板8,12の間に介在され
るスペーサーで、外形を上記電解室空間Zの内部に嵌込
める大きさに形成したこのスペーサー10の中央は大き
く開口10Hされ、且つ、全体が若干幅広(肉厚)に構
成した略枠形状に形成されていて、その下側部と上側部
に設けた内壁板10′,10′の四隅には、上記本体フ
レーム3,4の各流入口3A〜4A′と各流出口3B〜
4B′に通じる流入通孔10A,10A′及び流出通孔
10B,10B′が設けられている。
【0027】次に、10Eと10Fは、上記スペーサー
10の内壁板10′,10′に設けた左右の流入通孔1
0A,10A′及び流出通孔10B,10B′と、上記
の開口10Hの間を結ぶガイド溝であって、左右の流入
通孔10A,10A′と開口10Hの間を結ぶ左右のガ
イド溝10Eのうち、左側のガイド溝10E(図1と図
2では裏面側のため見えない)は図3に示すようにスペ
ーサー10の裏面側に設けられ、また、右側のガイド溝
10Eは図1並びに図2に示すようにスペーサー10の
表面側に設けられている。
【0028】一方、上記左右の流出通孔10B,10
B′と開口10Hの間を結ぶ左右のガイド溝10Fのう
ち、左側のガイド溝10Fは図1乃至図3に示すように
スペーサー10の表面側に設けられ、また、右側のガイ
ド溝10F(図1乃至図3では裏側のため見えない)は
スペーサー10の裏面側に設けられていて、被電解液の
流入路と電解水の流出路が、スペーサー10の表裏に於
いて左右対称に構成されている。
【0029】また、10Sと10S′並びに10Tと1
0T′は、上記スペーサー10の下側と上側の各内壁板
10′,10′の上面及び底面に形成した傾斜面で、図
1と図2並びにこの傾斜面の部分を拡大して示した図5
に於いて、スペーサー10の一側面(図面では表面側)
の下側内壁板10′の上面には、その下側右側の流入通
孔10A′に設けたガイド溝10Eから、左側に設けた
流入通孔10Aの上側部に向けて斜め上方に傾斜する上
り傾斜面10Sが形成され、他側面(図面では裏面側)
には、その左側の流入通孔10Aに設けたガイド溝10
Eから右側の流入通孔10A′の上側部に向けて斜め上
方に傾斜する上り傾斜面10S′が、上記の上り傾斜面
10Sと中間部で左右に交差するように形成されてい
る。
【0030】一方、スペーサー10の一側面(図面では
表面側)の上側内壁板10′の底面には、その右側の流
出通路10B′の下側部から、左側の流出通孔10Bに
設けたガイド溝10Fに向けて斜め上側に傾斜する上り
傾斜面10Tが形成され、他側面(図面では裏面側)の
上側内壁板10′の底面には、左側の流出通路10Bの
下側部から右側の流出通孔10B′に設けたガイド溝1
0F(図面では裏に隠れて見えない)に向けて斜め上側
に傾斜する上り傾斜面10T′が、上記上り傾斜面10
Tと中間部で左右に交差するように形成されている。
【0031】次に、6A,6A′と6B,6B′は、上
記一方の本体ケース3の各流入口3A,3A′と流出口
3B,3B′に取付けた外部配管接続用の接続口であっ
て、流入用の接続口6A,6A′からは流入孔6Eを通
して被電解液が送り込まれ、流出用の接続口6B,6
B′からは電解水が流出孔6Fを通って送り出される仕
組に成っている。
【0032】また、7,9,11,13は一方の本体フ
レーム3と一方の電極板8の間、この電極板8とスペー
サー10の間、スペーサー10と他方の電極板12の
間、並びに、この電極板12と他方の本体フレーム4と
の間に夫々介在するシール部材であって、打ち抜き形成
が可能で、且つ、耐熱性を備えた薄いフッ素系ゴム板を
用いて全体を上記電解室空間Zの内部に嵌込むことがで
きる大きさに構成したこれ等のシール部材のうち、符号
7,9,11で示した第1、第2、第3の各シール部材
の中央部は大きく開口7H,9H,11Hされていて、
第1のシール部材7の四隅には流入通孔7A,7A′と
流出通孔7B,7B′が形成され、第2のシール部材9
の下部と上部の対称位置には、流入通孔9Aと流出通孔
9B′が形成されると共に、第3のシール部材11の下
部と上部の対称位置には、流入通孔11A′と流出通孔
11Bが形成されている。
【0033】一方、第4のシール部材13の中央部は、
上記他のシール部材と同様に大きく開口されているが、
その四隅は上記流入及び流出の各口を塞じる閉塞片13
X…が形成されており、且つ、他方の本体フレーム4の
流入口4A,4A′と流出口4B,4B′はいずれも栓
14A,14A′,14B,14B′によって塞がれて
いる。
【0034】従って、図示した実施例では、一方の本体
フレーム3側に取付けた流入用接続口6A,6A′から
電解室空間Z内に流入した被電解液を電気分解した後、
その電解水を同じく一方の本体フレーム3側に取付けた
流出用接続口6B,6B′から取出す仕組に成っている
が、これは実施の一例であって、栓14A〜14B′の
嵌込み位置を代えたり、上記第4のシール部材13の位
置を代えたり、或は、各接続口6A〜6B′の取付位置
を代えることによって、被電解液の流入方向と電解水の
取出し方向を任意の方向に変更可能てあることは勿論で
ある。
【0035】更に図面に於いて、3T(図3、図4参
照)と4Tは、上記各本体フレーム3,4の各内側外周
面に環状に、且つ、鋭角状に突設形成した突起で、これ
等の各突起3T,4Tは、上述した各部材を両本体フレ
ーム3,4の内部に積層収納して締付ネジ5…で締付固
定する時に、図4に示すように各本体フレーム3,4の
内側に介在するシール部材7並びに13に喰い込んで、
シール性能を向上する仕組に成っている。
【0036】本発明に係る電解水生成装置用電解槽は以
上述べた如き構成であって、締付ネジ5…の締付けによ
って2つの本体フレーム3,4の間に積層されて締付固
定される電極板8,12とスペーサー10、並びに、シ
ール部材7,9,11,13は、いずれも両本体フレー
ム3,4によって構成される電解室空間Zに収納できる
大きさに形成され、且つ、これ等各電極板8,12とス
ペーサー10並びにシール部材7〜13には、本体フレ
ーム3,4に設けた流入口3A,3A′,4A,4A′
と、流出口3B,3B′,4B,4B′に通じる通孔8
A〜8B′,12A〜12B′,7A〜7B′,9A,
9B′,11A′,11Bが設けられているため、上記
の各部材を両本体フレーム3,4間の電解室空間Z内に
積層収納して、各ネジ5…で締付固定するだけで、各部
材の外側を揃えたり位置決めしたりすることなく、内部
に陽極と陰極の各電極板8,12を設け、且つ、被電解
液の流入通路と電解水の流出通路を備えた電解水生成装
置用の電解槽を組立てることができる。
【0037】更に本発明では、図面に於いてスペーサー
10の左右の流入通孔10A,10A′からは、その裏
面と表面に設けたガイド溝10E,10Eを通ってスペ
ーサー10の表裏両側から被電解液が流入され、また、
左右の流出通孔10B,10B′からも、同じくその表
面と裏面に設けたガイド溝10F,10Fを通ってスペ
ーサー10の表裏両側から電解水が排出されるため、こ
れ等流入と排出の各ルートが電解室空間Zの一側(一
部)に片寄ることがなく、内部で均一に電気分解されて
均一な濃度の電解水を生成することができる。
【0038】また、スペーサー10の各流入通孔10
A,10A′からガイド溝10E,10Eを通って流入
する被電解液は、各ガイド溝10E,10Eより各上り
傾斜面10S,10S′にガイドされながら電解室空間
Z徐々にに送り出される一方、電解室空間Z内で電気分
解された電解水は、各上り傾斜面10T,10T′にガ
イドされながら各ガイド溝10F,10Fを通って流出
通孔10B,10B′に流出されるため、電解によって
電解室空間Zに発生した次亜塩素酸ガスがエアーポケッ
トに溜ることがなく、これ等各傾斜面10S,10
S′,10T,10T′に案内されて各通路から順次電
解槽1の外部に排出されるから、常に一定濃度の電解水
を生成することができる。
【0039】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る電解水
生成装置用電解槽によれば、両本体フレームの間に各部
材を積層した後、両本体フレームを締付固定するだけで
電解槽を簡単に組立てることができるため、組立ての機
械化を可能にして製造コストを安くできる利点を発揮で
きるものであって、優れたシール性を備える点、並び
に、一定濃度の電解水を生成できる点と相俟って、各種
用途に対応できる極めて有益な電解槽を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解水生成装置用電解槽の全体を
分解して示した斜視図である。
【図2】本発明に係る電解水生成装置用電解槽の全体を
分解して示した正面図である。
【図3】本発明の全体を拡大して示した断面図である。
【図4】本発明の要部を拡大して示した断面図である。
【図5】スペーサーの要部を拡大して示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
3,4 本体フレーム 3A,3A′,4A,4A′ 流入口 3B,3B′,4B,4B′ 流出口 3T,4T 突起 5 締付ネジ 7,9,11,13 シール部材 8,12 電極板 8A,8A′,12A,12A′ 通孔 10 スペーサー 10A,10A′ 流入通孔 10B,10B′ 流出通孔 10′ 内壁板 10S,10S′,10T,10T′ 傾斜面 10E,10F ガイド溝 Z 電解室空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に陽極と陰極を設けた電解槽に流入
    口と流出口を形成し、流入口から電解槽の内部に供給し
    た被電解液を流出口から排出する迄の間に、被電解液を
    電気分解するように構成した電解水生成装置用の電解槽
    であって、 上記電解槽の本体を、左右2つに分割し、且つ、上記の
    流入口と流出口を設けると共に、双方を合わせると内部
    に電解室空間を形成できるように全体を断面略半殻体形
    状に形成した左右対称の本体フレームによって構成する
    一方、上記の陽極と陰極を上記の流入口と流出口に通じ
    る通孔を設けた同じ形状の電極板によって構成し、これ
    等の陽極板と陰極板を同じく流入口と流出口に通じる通
    孔を設けたスペーサーを中間に介在した状態で上記左右
    の本体フレームの内部に積層して収納し、且つ、これ等
    左右の本体フレームを上記積層した陽極板と陰極板を両
    側から挟圧するように締付固定することによって、上記
    の電解槽を構成したことを特徴とする電解水生成装置用
    電解槽。
  2. 【請求項2】 中間にスペーサーを介在した状態に積層
    した陽極板と陰極板を、左右のフレーム体の内部に収納
    してこれを両側から締付固定するに当って、左右の本体
    フレームと陽極板及び陰極板の各間、並びに、これ等陽
    極板及び陰極板とスペーサーの各間の夫々にシール部材
    を介在して締付固定するように構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の電解水生成装置用電解槽。
  3. 【請求項3】 シール部材として、フッ素系ゴム板を用
    いたことを特徴とする請求項2記載の電解水生成装置用
    電解槽。
  4. 【請求項4】 左右の本体フレームの内側外周面に、締
    付固定する時に内側のシール部材に喰い込む鋭角状の突
    起を環状に連続形成したことを特徴とする請求項2又は
    3記載の電解水生成装置用電解槽。
  5. 【請求項5】 スペーサーの中央部を上下に内壁板を残
    した状態で大きく開口し、下部と上部の内壁板の四隅に
    流入口に通じる左右2つの流入通孔と、流出口に通じる
    左右2つの流出通孔を設け、これ等左右2つの流入通孔
    のうちいずれか一方を上記内壁板の表面側に凹設したガ
    イド溝を通して上記の開口に連通し、他方を同じく内壁
    板の裏面側に凹設したガイド溝を通して上記の開口に連
    通すると共に、上記左右2つの流出通孔のうち、一方の
    流出通孔を上記内壁板の表面側に凹設したガイド溝を通
    して上記の開口に連通し、他方の流出通孔を上記内壁板
    の裏面に凹設したガイド溝を通して上記の開口に連通せ
    しめたことを特徴とする請求項1又は2記載の電解水生
    成装置用電解槽。
  6. 【請求項6】 スペーサーの下側に設けた内壁板の上面
    を、表裏両面に凹設した左右のガイド溝から夫々斜め上
    方に向けて傾斜して中間で左右にクロスする傾斜面に形
    成すると共に、上側に設けた内壁板の底面を、表裏両面
    に凹設した左右のガイド溝に向けて夫々斜め上方に向け
    て傾斜して中間で左右にクロスする傾斜面に形成したこ
    とを特徴とする請求項5記載の電解水生成装置用電解
    槽。
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