JP2001157685A - 電気手術装置 - Google Patents

電気手術装置

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JP2001157685A
JP2001157685A JP34369199A JP34369199A JP2001157685A JP 2001157685 A JP2001157685 A JP 2001157685A JP 34369199 A JP34369199 A JP 34369199A JP 34369199 A JP34369199 A JP 34369199A JP 2001157685 A JP2001157685 A JP 2001157685A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極と組織の接触面積によらず、確実に凝固
の終了の判定を行い、組織の炭化及び組織の電極への付
着を防止できる電気手術装置を提供する。 【解決手段】 最初は設定出力の治療用高周波電流が電
極を介して生体組織側に流れ、その電流が測定されて制
御回路に送られ、その最大値が90%以下に変化するま
では電流Iの変化率を測定して規定値以下になるのを持
ち、その後に電流最大値Imaxの値が治療する基準の
面積サイズに応じて設定した0.7A及び0.3Aの値
と比較して、比較結果に応じて設定出力を変更して、さ
らに電流Iが凝固終了時に相当する電流値まで変化した
かを判断して、設定出力を低減する変更を行うことによ
り、電極と組織の接触面積によらず、確実に凝固の終了
の判定を行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気手術装置、更
に詳しくは高周波電流の出力制御部分に特徴のある電気
手術装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気メス等の電気手術装置は、
外科手術あるいは内科手術で生体組織の切開や凝固、止
血等の処置を行う際に用いられる。この様な電気手術装
置には、高周波焼灼電源装置と、この高周波焼灼電源装
置に接続される処置具が設けられており、処置具を患者
に接触させて高周波焼灼電源装置から高周波電流を供給
することで上記処置を行う。
【0003】上述した電気手術装置は従来より種々提案
されており、例えば特開平8−98845号公報では、
凝固する組織の炭化を防止し、組織の電極への付着を防
止するため、凝固の終了を組織インピーダンスより判定
し、高周波出力を停止する技術が示されている。また、
特開平10−225462号公報の電気手術装置では、
特開平8−98845号公報と同様の目的を達成するた
め高周波出力を低下させる技術が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】組織インピーダンスの
変化は、組織と電極の接触面積が小さくなる程、速くな
って行く。上記特開平8−98845号公報、及び特開
平10−225462号公報の電気手術装置では、組織
と電極の接触面積が小さい場合、組織インピーダンスの
測定、凝固の終了の判定を行っている期間に、組織の炭
化及び組織の電極への付着が発生してしまうという問題
があった。
【0005】また、特開平10−225462号公報に
は、凝固の終了の判定を行った後、高周波電流の出力を
停止せず低下させる技術が示されている。この技術によ
り、電気手術装置の凝固の終了の判定後、術者が凝固が
不十分と判断した場合、処置を継続できる。その際に
は、高周波出力が低下しているため組織の変性のスビー
ドが遅く、術者は所望の凝固状態が得られた時点で処置
を終了することが可能になる。
【0006】しかしながら、組織と電極の接触面積が小
さい場合は組織の変性のスピードが速くなり、術者が所
望の凝固状態が得られた時点で処置を終了することが難
しかった。また、接触面積が大きい場合は組織の変性の
スピードが過度に遅くなり、所望の凝固状態が得られる
までの時間が長くなるという問題があった。
【0007】(発明の目的)本発明は上記事情に鑑みて
なされたものであり、電極と組織の接触面積によらず、
確実に凝固の終了の判定を行い、組織の炭化及び組織の
電極への付着を防止できる電気手術装置を提供すること
を目的としている。また別の目的は、電極と組織の接触
面積によらず、組織の変性のスビードを術者が判断し易
い範囲に保ち、凝固状態の判断が容易である電気手術装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電気手術装置
は、治療用高周波電流を発生する高周波電流発生手段
と、前記高周波電流発生手段から出力される高周波電流
を調節する調節手段と、を有する電気手術装置におい
て、前記高周波電流発生手段の出力する高周波電流の変
化量を検出する変化量検出手段と、前記変化量検出手段
で検出された変化量に基づき、前記調節手段を予め設定
された状態に変更制御する制御手段と、を具備したこと
により、高周波電流の変化量から調節手段により対応し
た出力状態等に設定することにより、接触面積に依存し
ないで治療処置を行えるようにしている。
【0009】また、治療用高周波電流を発生する高周波
電流発生手段と、前記高周波電流発生手段から出力され
る高周波電流を調節する調節手段と、を有する電気手術
装置の出力制御方法において、前記高周波電流発生手段
の出力する高周波電流の変化量を検出する変化量検出工
程と、前記変化量検出工程で検出された変化量に基づ
き、前記調節手段を予め設定された状態に変更制御する
制御工程と、を具備したことにより、高周波電流の変化
量から調節手段により対応した出力状態等に設定するこ
とにより、接触面積に依存しないで治療処置を行えるよ
うにしている。
【0010】また、治療用高周波電流を発生する高周波
電流発生手段と、前記高周波電流発生手段から発生され
る高周波電流を調節する調節手段と、を有する電気手術
装置において、前記高周波電流発生手段の動作に基づ
き、前記高周波電流による治療状態の変化量を検出する
変化量検出手段と、前記変化量検出手段で検出された変
化量に基づき、前記調節手段を予め設定された状態に変
更制御する制御手段とを具備したことにより、前記高周
波電流による治療状態の変化量を検出して、調節手段に
より対応した出力状態等に設定することにより、接触面
積に依存しないで治療処置を行えるようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明の電気手術装置の第1
の実施の形態の高周波焼灼装置の全体構成を示す構成
図、図2は高周波焼灼電源装置の構成を示すブロック
図、図3は図2の制御回路の制御工程を示すフローチャ
ート、図4(A)及び(B)は高周波電源装置の時間的
な変化に対する電力の設定値と電流変化の様子を示す説
明図、図5は電流の変化率測定の処理内容の詳細を示す
フローチャートを示し、図6は電流最大値と電力の設定
値の関係を示す。
【0012】図1に示すように、本発明の電気手術装置
の第1の実施の形態の高周波焼灼装置1は、高周波焼灼
電力を供給する高周波焼灼電源装置2を備え、この高周
波焼灼電源装置2は先端に電極3を設けた接続ケーブル
4とコネクタ部5で接続され、電極3を介してベッド6
に載置される患者7に治療のための高周波焼灼電力が供
給を供給して治療処置を行えるようにしている。また、
高周波焼灼電源装置2には、高周波焼灼電力のON/O
FFの制御操作を行う例えばフットスイッチ8が接続さ
れている。なお、電極3としては、単極、多極いずれの
電極を用いても良い。
【0013】図2に示すように、図示しない商用電源と
接続され、直流電源に変換してこの直流電源を供給する
直流電源回路11と、直流電源回路11からの直流電源
により駆動し、高周波で発振して高周波電力(高周波電
流)を発生する高周波発生回路12と、高周波発生回路
12に対して出力される高周波電流の波形を制御する波
形生成回路13と、高周波発生回路12からの高周波電
流を電極3に出力する出力トランス14と、出力トラン
ス14より出力される出力電流を検出する電流センサ1
5a,15bと、電流センサ15a,15bにより検出
された電流値をA/D変換するA/D変換回路16と、
A/D変換回路16からのデジタル化された電流データ
に基づいて直流電源回路11及び波形生成回路13を制
御する制御回路17とを備えて構成される。
【0014】そして、接続ケーブル4をコネクタ部5に
接続し、電極3で患者7の患部組織18等に対して高周
波焼灼処置を行えるようにしている。なお、2つの電流
センサ15a,15bは例えば電流センサ15aが一方
の電極3から患者7(生体組織18)側に流れる電流を
検出し、他方の電流センサ15bが他方の電極3から出
力トランス14側に回収される電流を検出する。
【0015】また、制御回路17は切開、凝固等の処置
するモードに応じて、波形生成回路13で生成される波
形を制御できるようにしている。
【0016】また、制御回路17にはフットスイッチ8
が接続され、フットスイッチ8のONスイッチが踏まれ
た場合には、制御回路17は高周波電流が出力されるよ
うに制御する。またOFFスイッチが踏まれた場合に
は、高周波電流の出力を停止する。
【0017】本実施の形態では以下に説明するように制
御回路17は患者7の生体組織18に対して高周波処置
を行う場合、フットスイッチ8をONして治療のための
高周波電流を流した場合に、生体組織18に流れる電流
を時間的に監視して、その監視出力に基づき高周波電流
の変化量を検出することにより、治療状態の変化量を把
握(検出)して高周波電力を調整して変更制御すること
により接触面積等に依らず、適切な治療処置を行うよう
にしている。
【0018】このため、制御回路17は時間的な電流監
視部と、その電流監視部により高周波電流の変化量を検
出し、検出された変化量に基づき、高周波電力の調整を
行う調整部を制御して電力調整制御を行う電力制御部と
の機能を備えている。
【0019】より具体的には、制御回路17はA/D変
換回路16からのデジタル化された電流データを時間的
に監視するために入力される電流データを時間的に内部
のメモリ等に記憶し、電流データの時間的な変化からそ
の電流データが最大値となる値及び最大値に達した後に
最大値より少し低下した値の基準値に降下するまで、電
流データを監視して組織変性の変化の様子を把握推定
し、また電流データの変化率の絶対値を監視する。
【0020】そして、基準値以下になったら、電流最大
値の値から治療処置の状態、より具体的には電極3と生
体組織18との治療の接触面積の程度と共に組織変性の
進行状態を判断し、判断された接触面積の場合の凝固処
置に適した設定出力値に高周波電力を設定するように調
整を行い、その設定出力で凝固処置を続行し、かつ凝固
終了時に対応した目標値(或いは閾値)の値まで電流が
低下したか否かの変化量で(凝固処置に対する治療状態
の変化量)を判断し、判断結果に応じて目標値以下に達
しない場合には設定出力で凝固処置を続行し、凝固処置
の終了時と判断して設定出力を半分程度に低減する電力
調節を行うことにより、面積に依存することなく、確実
に凝固処置を行えるようにしている。
【0021】つまり、電極3で把持等した生体組織18
との接触面積が小さい場合には、流れる電流の最大値は
小さく、接触面積が大きい程、電流の最大値は大きくな
る。従って、本実施の形態では電流を時間的に監視し
て、測定された電流の最大値の値に応じて治療処置の接
触面積の大きさの程度を把握して、その把握した値に対
応した値の設定出力に可変設定して凝固処置を続行する
ことにより、接触面積の大きさに対応した設定出力で凝
固処置を行うことにより、接触面積が異なる場合にも結
果的に接触面積に依らず確実に凝固処置を行えるように
している。
【0022】また、上記接触面積に応じて可変設定した
設定出力で凝固処置を行い、その設定出力の場合での電
流の変化量から目標とする凝固処置の終了時を(各設定
出力の場合に応じて予め設定した目標値と測定電流値を
比較して)判断し、凝固処置の終了時には設定出力を低
減する変更制御を行うようにして、接触面積に依存しな
いで確実に凝固処置を行えるようにしている。
【0023】また、接触面積が大きい場合には、小さい
場合よりも電力を増加させた設定出力で処置を行うこと
により、凝固処置に時間がかかりすぎるようなことな
く、短縮できるようにしている。また、接触面積が小さ
い場合には、設定出力を小さくして、組織の変性のスピ
ードを術者が把握し易い範囲に保持し、凝固状態の判断
などが容易となるようにしている。また、測定された電
流の変化率(の絶対値)を測定してその値が規定値以下
であるかを判定することにより、電極3と生体組織18
との接触が不安定となった状態で凝固終了時と誤って判
定するような事を防止している。
【0024】この様に構成された本実施の形態の作用に
ついて図3に示すフローチャートを参照して説明する。
フットスイッチ8が踏まれると、図3に示す出力開始後
の処理に従って制御を開始する。
【0025】具体的にはフットスイッチ8が踏まれる
と、制御回路17はステップS1で最大電流値Imax
に0を設定する。次のステップS2で、制御回路は出力
される電力が設定された設定出力値になる様に、直流電
源回路11、波形生成回路13を制御する。
【0026】図4(A)、(B)は凝固処置を行った場
合における高周波電力と高周波電流の時間的な変化の一
例を示す。時間がT0の時点で、高周波電力は設定値通
りに出力されている。この後ステップS3の電流Iの測
定処理からステップS5までの処理を測定された電流値
I(電流Iとも記す)が最大電流値Imax×90%よ
り小さくなるまで繰り返す。
【0027】つまり、ステップS3の電流Iの測定処理
において、高周波電流は電流センサ15a,15bで検
出され、A/D変換回路16でデジタルデータに変換さ
れて、電流値Iが制御回路17に渡される。
【0028】この後、制御回路17は、ステップS4
で、電流Iの変化率の絶対値|ΔI|(以下では単に電
流Iの変化率|ΔI|と略記)の判定を行う。このステ
ップS4の詳細を図5のステップS21〜S25に示
す。
【0029】変化率判定の処理が開始すると、ステップ
S21で前回の(電流Iの)測定値と今回の測定値より
電流Iの変化率|ΔI|を計算し、予め定められた規定
値(或いは閾値)より小さいか否かを判定(比較)す
る。
【0030】そして、この変化率|ΔI|が規定値(或
いは閾値)より小さいと、この変化率判定の処理を終了
して図3のステップS5に移り、逆に|ΔI|が規定値
(或いは閾値)より大きければ、変化率|ΔI|が規定
値(或いは閾値)より小さくなるまでステップS22か
らステップS25の処理を繰り返し、ステップS5には
進まない。
【0031】つまり、変化率|ΔI|が規定値(或いは
閾値)より大きければ、ステップS22で待ち時間を2
00msecを設定し、次のステップS23で電流Iの
測定を行い、さらに次のステップS24で変化率|ΔI
|が規定値(或いは閾値)より大きいかを判定し、これ
に該当しない(変化率|ΔI|が規定値より小さい)
と、次のステップS25に進み、逆にこの条件を満たす
(変化率|ΔI|が規定値より大きい)場合にはステッ
プS22に戻る。
【0032】このようにして、変化率|ΔI|が規定値
(或いは基準値)より小さくなった場合には、さらにス
テップS25で待ち時間の経過を待って、変化率|ΔI
|が規定値(或いは閾値)より小さくなって安定した後
に、変化率判定の処理を終了して図3のステップS5に
進む。
【0033】ステップS5では、電流Iが電流最大値I
max×90%と比較され、もし電流Iが電流最大値I
max×90%の基準値より小さかったら、次のステッ
プS6に進む。逆に電流最大値Imax×90%より大
であれば、ステップS3に戻り、同じ処理を繰り返す。
【0034】図4(B)の例では時間がT1で電流Iは
電流最大値Imaxを取り、その後減少する。時間T2
で電流Iが最大値Imax×90%より小さくなるの
で、時間T2の時点でステップS6の電流Iが電流最大
値Imaxが0.7Aり小さかの判定処理に進んでい
る。この例では時間T1とT2の間の時間TaとTbの
間で変化率|ΔI|が規定値(或いは閾値)より大きく
なっている。
【0035】このように時間Taと時間Tbの間で、電
流Iが電流最大値Imax×90%より小さくなってい
るが、ステップS5の電流Iが電流最大値Imax×9
0%より小さいか否かの判断の前のステップS4、つま
り図5のステップS21からステップS25の処理では
ステップS5の判断を行っていない。
【0036】図3のステップS6からステップS7で
は、それそれ電流最大値Imaxが0.7Aより小さい
か、最大値Imaxが0.3Aより小さいかをそれぞれ
判断してそれらの条件に対応した結果に応じて電力の変
更を行う。
【0037】ステップS6の最大値Imaxが0.7A
より小さいか否かの判断により、0.7Aより大きい
と、ステップS8で接触面積が大きいと判断して電力を
設定出力の120%に上昇させる。また、最大値Ima
xが0.7A以上で、かつ0.3A以上の大きさの場合
にはステップS9に示すように接触面積の大きさが普通
であると判断して、電力を設定出力にする。さらに、最
大値Imaxが0.3A未満の場合にはステップS10
に示すように接触面積が小さいと判断して電力を設定出
力の80%に落とす。
【0038】電流最大値Imaxと電力の設定値の関係
を図6に示す。上述のように測定で検出された電流最大
値Imaxの値に応じて、治療状態としての接触面積の
大きさの程度を判断して、判断された接触面積に対応し
た設定電力の値に設定するようにしている。また、図4
(A)、(B)の例では、Imaxが0.3Aより小さ
かった為、電力が設定の80%まで下げられている。こ
のように電流最大値Imaxの値に応じて、ステップS
8〜S10で電力の値が可変設定される。
【0039】そして、例えばステップS8の後のステッ
プS11で(ステップS3と同じように)電流Iの測
定、その次のステップS12で(ステップS4と同じよ
うに)変化率|ΔI|の判定、その次のステップS13
で電流Iが電流最大値Imax×77%の閾値より小さ
いか否かで凝固終了時かの判断を行い、これに該当しな
い場合にはステップS11に戻り、高周波電流を流す状
態を継続して凝固処置を続行し、電流最大値Imax×
77%より小さくなった場合には凝固処置の終了時と判
断してステップS20の電力を設定出力の50%迄低下
させる。
【0040】また、ステップS9の後の、ステップS1
4からステップS16でも、ステップS3と同様の電流
Iの測定と、ステップS4と同様の変化率|ΔI|の判
定、電流IがImaxの70%の閾値より小さいか否か
で凝固終了時かの判断を行い、これに該当しない場合に
はステップS14に戻り、高周波電流を流す状態を継続
して凝固処置を続行し、逆にこの条件を満たす場合には
凝固処置の終了時と判断してステップS20に進み電力
を設定値の50%迄低下させる。
【0041】また、ステップS10の後のステップS1
7からステップS19でも、ステップS3と同様の電流
Iの測定と、ステップS4と同様の変化率|ΔI|の判
定、電流IがImaxの63%の閾値より小さいか否か
で凝固終了時かの判断を行い、これに該当しない場合に
はステップS17に戻り、高周波電流を流す状態を継続
して凝固処置を続行し、逆にこの条件を満たす場合には
凝固処置の終了時と判断してステップS25に進み電力
を設定の50%迄低下させる。
【0042】ステップS6からステップS20のステッ
プは、図4(A)、(B)ではT2からT3の期間に当
たる。時間T3の時点で電流Iは電流最大値Imaxの
63%より小さくなっている為、制御回路17は凝固処
置の終了時と判断して電力を設定の50%まで低下させ
ている。
【0043】本実施の形態は以下の効果を有する。この
様に本実施の形態では、高周波電流の出力の変化量が前
記制御回路17からの測定値で決定される為、電極3と
組織との接触面積によらず、確実に凝固の終了の判定を
行い、組織の炭化及び組織の電極への付着を防止でき
る。
【0044】また、電極3と組織との接触面積が極端に
大きい場合、凝固に時間がかかる問題点があったが、本
実施の形態では、最大電流値が大きい場合には電力を増
加させるので、凝固にかかる時間を短縮できる。また、
接触面積が小さい場合にはそれに応じて電力を小さくし
ているので、組織の変性のスピードを術者が判断し易い
範囲に保持でき、凝固処置をし易くできる。本実施の形
態では電流値を使用したが、インピーダンスが低い場合
に電力を増加させる等、他の測定値を使用しても同様の
効果が得られる。
【0045】更に、電極3と組織との接触が安定しない
場合、その影響で組織インピーダンスが変化する。その
結果、誤って凝固の終了の判定を行ってしまうという問
題点があったが、本実施の形態では電流Iの変化の大き
さを判定しているので、電極3と組織との接触が不安定
になっても、確実に凝固の終了の判定が出来る。また、
本実施の形態では電流値を使用したが、インピーダンス
の変化の大きさによって同様の制御を行う等、他の測定
値を使用した場合も同様の効果が得られる。
【0046】(第2実施の形態)図7〜図12を参照し
て本発明の第2の実施の形態を説明する。図7は高周波
焼灼電源装置の構成を示すブロック図、図8は電極の拡
大図、図9は図7の制御回路の制御工程を示すフローチ
ャート、図10は厚みに応じて設定される閾値を示す説
明図、図11は高周波電流を流した場合における時間の
経過に対する電力の設定値及びインピーダンスの変化の
具体例を示す説明図、図12はインピーダンス最小値に
応じて設定される電力の値を示す説明図である。第2の
実施の形態は、第1の実施の形態の形態とほとんど同じ
構成であるので、異なる点のみを説明し、同一の構成に
は同じ符号を付け、その説明を省略する。
【0047】本実施の形態における高周波焼灼電源装置
2′では、図7に示すように、出カトランス14の両端
にその両端の電圧を検出する電圧センサ21が取付けら
れており、電圧センサ21の信号は電流センサ15aの
信号と共にA/D変換回路16を介して、制御回路17
に入力され、制御回路17は電圧を電流で除したインピ
ーダンスを監視する。つまり、第1の実施の形態では電
流を監視したが、本実施の形態ではインピーダンスを監
視するようにしている。
【0048】また、本実施の形態における電極3には、
図8にも示すように、両電極3に、該両電極3間の距離
を測定する為の距離センサ22が取付けられており、そ
の信号は接続ケーブル4内の信号線を経て図7のコネク
タ部5から高周波焼灼電源装置2′内のA/D変換回路
16に距離情報(生体組織18の処置される部分の厚み
情報)が入力され、この距離情報(厚み情報)はA/D
変換されて、制御回路17に取り込まれる。
【0049】ここで距離センサ22は、磁気を利用した
ホールセンサ、反射光を利用する光学的なセンサ、また
は機械的な接点を持ったセンサ等、任意のセンサが利用
可能である。例えば、磁気を利用した場合には、距離セ
ンサ22の(2つの)一方が所定の強度の磁気を発生
し、他方のホールセンサにより、その磁気の強度に応じ
た検出出力により距離を検出する。
【0050】この様に構成された本実施の形態の作用に
ついて説明する。制御回路は図9に示すフローチャート
に従って制御を行う。ステップS31からステップS3
3は第1の実施の形態とほぼ同様である。但し、本実施
の形態では、電圧値を電流値で割る事によりインピーダ
ンスZを求め、この値を制御に使用する。
【0051】具体的にはステップS31でインピーダン
スZの最小値(インピーダンス最小値)Zminに0を
代入し、次のステップS32で(高周波)電力を設定さ
れた出力値に設定し、ステップS33でインピーダンス
Zの測定を行う。次のステップS34では、距離センサ
22による厚み情報から両電極3で処置される電極3間
の組織の厚み(距離)を求め、次のステップS35から
ステップS39で組織の厚みにより電力を低下させる為
の、インピーダンスZの閾値を決定する。
【0052】具体的には、ステップS35で厚みが5m
m未満かを判断し、さらに5mm未満の場合にはステッ
プS36で厚みが1mm未満かを判断し、ステップS3
5で厚みが5mm未満でない(5mm以上の)場合はス
テップS37で閾値をインピーダンスZの最小値Zmi
n×280%に設定し、ステップS36で厚みが1mm
未満でない(厚みが1mm以上で5mm未満の)場合に
はステップS38で閾値をインピーダンスZの最小値Z
min×200%に設定し、ステップS36で厚みが1
mm未満の場合は、ステップS39で閾値をインピーダ
ンスZの最小値Zmin×140%に設定する。このよ
うに設定した厚みと閾値の関係を図10に示す。
【0053】また、図11(A)、(B)は高周波電力
と、インピーダンスZの時間的な変化の一例を示す。こ
こには、組織と電極の接触面積が小さい場合と、通常面
積の場合の2通りで示す。どちらも厚さが1から5mm
の間だった為、閾値はZmin×200%となってい
る。
【0054】上記ステップS37〜39で厚みに応じた
閾値に設定した後、次のステップS40では、インピー
ダンスZが前述の閾値を上回ったか比較を行う。そし
て、上回わらない場合には、ステップS33に戻り、ス
テップS33〜S39の処理を繰り返し行い、逆にイン
ピーダンスZが前述の閾値を上回った場合には、次のス
テップS41に移る。
【0055】ステップS41から45では、インピーダ
ンスZの最小値Zminの値によって決められた値に電
力を落とす。具体的には、ステップS41でインピーダ
ンスZの最小値Zminが300Ω未満であるか判断
し、300Ω未満であるとステップS42でインピーダ
ンスZの最小値Zminが60Ω未満であるか判断す
る。
【0056】そして、ステップS41でインピーダンス
Zの最小値Zminが300Ω未満でない(300Ω以
上の)場合にはステップS43で電力を設定出力×30
%に設定し、インピーダンスZの最小値Zminが30
0Ω未満でステップS42でさらにインピーダンスZの
最小値Zminが60Ω未満でない(つまり60Ωから
300Ωの)場合にはステップS44で電力を設定出力
×50%に設定し、さらにステップS42でインピーダ
ンスZの最小値Zminが60Ω未満である場合にはス
テップS45で電力を設定出力×80%に設定する。こ
のように設定したインピーダンスZの最小値Zminと
電力の関係を図12に示す。
【0057】また、上述の図11(A)、(B)では、
面積が小さい場合はインピーダンスZの最小値Zmin
が300Ω以上、面積が通常面積であった場合はインピ
ーダンスZの最小値Zminが60Ωから300Ωの間
であった為、それぞれ設定×30%、設定×50%に電
力を低下させている。
【0058】本実施の形態は以下の効果を有する。第1
の実施の形態の効果に加え、本実施の形態では、高周波
電流の出力の変化量が前記制御回路17からの測定値で
決定される為、電極3と組織の接触面積によらず、ほぼ
同様の組織変性スピードを得る事が出来る。
【0059】また、組織の厚さが著しく厚い場合、組織
インピーダンスの変化量が減少する。通常の条件で判定
を行うと、組織の炭化及び組織の電極への付着が発生し
てしまうような問題点があったが、本実施の形態では厚
みを測定しているので、組織の厚みによっても影響をう
けず、確実に凝固の終了の判定が出来る。尚、本実施の
形態ではインピーダンス測定と組み合わせたが、電流値
の測定等、他の測定値を使用しても同様の効果が得られ
る。
【0060】[付記] 1.治療用高周波電流を発生する高周波電流発生手段
と、前記高周波電流発生手段から出力される高周波電流
を調節する調節手段と、を有する電気手術装置におい
て、前記高周波電流発生手段の出力する高周波電流の変
化量を検出する変化量検出手段と、前記変化量検出手段
で検出された変化量に基づき、前記調節手段を予め設定
された状態に変更制御する制御手段と、を具備したこと
を特徴とする電気手術装置。 2.治療用高周波電流を発生する高周波電流発生手段
と、前記高周波電流発生手段から出力される高周波電流
を調節する調節手段と、を有する電気手術装置の出力制
御方法において、前記高周波電流発生手段の出力する高
周波電流の変化量を検出する変化量検出工程と、前記変
化量検出工程で検出された変化量に基づき、前記調節手
段を予め設定された状態に変更制御する制御工程と、を
具備したことを特徴とする電気手術装置の出力制御方
法。
【0061】3.治療用高周波電流を発生する高周波電
流発生手段と、前記高周波電流発生手段から発生される
高周波電流を調節する調節手段と、を有する電気手術装
置において、前記高周波電流発生手段の動作に基づき、
前記高周波電流による治療状態の変化量を検出する変化
量検出手段と、前記変化量検出手段で検出された変化量
に基づき、前記調節手段を予め設定された状態に変更制
御する制御手段とを具備したことを特徴とする電気手術
装置。 4.治療用高周波電流を発生する高周波電流発生手段
と、前記高周波電流発生手段から発生される高周波電流
を調節する調節手段と、を有する電気手術装置の出力制
御方法において、前記高周波電流発生手段の動作に基づ
き、前記高周波電流による治療状態の変化量を検出する
変化量検出工程と、前記変化量検出工程で検出された変
化量に基づき、前記調節手段を予め設定された状態に変
更制御する制御工程と、を具備したことを特徴とする電
気手術装置の出力制御方法。
【0062】5.治療用高周波電流を発生する高周波電
流発生手段と、前記高周波電流発生手段から出力される
高周波電流を調節する調節手段と、を有する電気手術装
置において、前記高周波電流発生手段の出力する高周波
電流によって治療される被検体のインピーダンスの変化
量を検出する変化量検出手段と、前記変化量検出手段で
検出された変化量に基づき、前記調節手段を予め設定さ
れた状態に変更制御する制御手段と、を具備したことを
特徴とする電気手術装置。 6.治療用高周波電流を発生する高周波電流発生手段
と、前記高周波電流発生手段から出力される高周波電流
を調節する調節手段と、を有する電気手術装置の出力制
御方法において、前記高周波電流発生手段の出力する高
周波電流によって治療される被検体のインピーダンスの
変化量を検出する変化量検出工程と、前記変化量検出工
程で検出された変化量に基づき、前記調節手段を予め設
定された状態に変更制御する制御工程と、を具備したこ
とを特徴とする電気手術装置の出力制御方法。
【0063】7.高周波電流を発生する発生手段と、前
記高周波電流に関連した物理量(電流、電圧、インピー
ダンス、電力、位相差)を測定する測定手段と、前記高
周波電流の出力を調整する調整手段と、前記測定手段か
らの測定値の変化により、前記高周波電流の出力を変化
させるように前記調整手段を制御する制御回路と、を有
し、手術具に前記高周波電流を供給する電気手術装置に
おいて、前記制御回路は、前記高周波電流の出力の変化
量を、前記測定手段からの測定値より決定される所望の
値になる様に変化させて、前記調整手段を制御すること
を特徴とする電気手術装置。
【0064】8.測定手段は電流センサであり、測定値
は電流値である付記7の電気手術装置。 9.測定手段からの測定値の最大値及び/または最小値
を基に、高周波電流の出力の変化量を決定する7乃至8
の電気手術装置。 10.測定手段からの測定値の変化により、高周波電流
の出力を変化し、その際の変化量を、前記測定手段から
の測定値の最大値及び/または最小値を基に決定し、更
に測定手段からの測定値の変化により、再度高周波電流
の出力を変化する付記9の電気手術装置。
【0065】11.高周波電流を発生する発生手段と、
前記高周波電流に関連した物理量(電流、電圧、インピ
ーダンス、電力、位相差)を測定する測定手段と、前記
高周波電流の出力を調整する調整手段と、前記測定手段
で測定した過去の測定値から閾値を決定し、現在の測定
値と比較し、その結果によって前記高周波電流)出力を
変化させるように前記調整手段を制御する制御回路と、
を有し、手術具に前記高周波電流を供給する電気手術装
置において、前記制御回路は、前記測定手段で測定した
測定値の変化率より、前記閏値を変更することを特徴と
する電気手術装置。 12.高周波電流を発生する発生手段と、前記高周波電
流の出力を調整する調整手段と、前記調整手段を制御す
る制御回路と、前記高周波電流を組織に伝達する少なく
とも二つの電極と、を有する電気手術装置において、前
記電極間の組織の厚さを測定する測定手段と、制御回路
が、前記測定手段からの測定値より、前記高周波電流の
出力が変化する様に変化させて、前記調整手段を制卸す
ることを特徴とする電気手術装置。
【0066】13.付記12において、高周波電流に関
連した物理量(電流、電圧、インピーダンス、電力、位
相差)を測定する第二の測定手段を持ち、制御回路は、
電極間の組織の厚さを測定する測定手段と、前記第二の
測定手段からの測定値により、前記高周波電流の出力を
変化させるように前記調整手段を制御する電気手術装
置。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、治
療用高周波電流を発生する高周波電流発生手段と、前記
高周波電流発生手段から出力される高周波電流を調節す
る調節手段と、を有する電気手術装置において、前記高
周波電流発生手段の出力する高周波電流の変化量を検出
する変化量検出手段と、前記変化量検出手段で検出され
た変化量に基づき、前記調節手段を予め設定された状態
に変更制御する制御手段と、を具備しているので、高周
波電流の変化量から調節手段により対応した出力状態等
に設定することにより、接触面積に依存しないで治療処
置を行える。
【0068】また、治療用高周波電流を発生する高周波
電流発生手段と、前記高周波電流発生手段から出力され
る高周波電流を調節する調節手段と、を有する電気手術
装置の出力制御方法において、前記高周波電流発生手段
の出力する高周波電流の変化量を検出する変化量検出工
程と、前記変化量検出工程で検出された変化量に基づ
き、前記調節手段を予め設定された状態に変更制御する
制御工程と、を具備しているので、高周波電流の変化量
から調節手段により対応した出力状態等に設定すること
により、接触面積に依存しないで治療処置を行える。ま
た、治療用高周波電流を発生する高周波電流発生手段
と、前記高周波電流発生手段から発生される高周波電流
を調節する調節手段と、を有する電気手術装置におい
て、前記高周波電流発生手段の動作に基づき、前記高周
波電流による治療状態の変化量を検出する変化量検出手
段と、前記変化量検出手段で検出された変化量に基づ
き、前記調節手段を予め設定された状態に変更制御する
制御手段とを具備しているので、前記高周波電流による
治療状態の変化量を検出して、調節手段により対応した
出力状態等に設定することにより、接触面積に依存しな
いで治療処置を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気手術装置の第1の実施の形態の高
周波焼灼装置の全体構成図。
【図2】高周波焼灼電源装置の構成を示すブロック図。
【図3】図2の制御回路の制御工程を示すフローチャー
ト図。
【図4】高周波電源装置の時間的な変化に対する電力の
設定値と電流変化の様子を示す説明図。
【図5】電流の変化率測定の処理内容の詳細を示すフロ
ーチャート図。
【図6】電流最大値と電力の設定値の関係を示す図。
【図7】高周波焼灼電源装置の構成を示すブロック図。
【図8】電極の拡大図。
【図9】制御回路の制御工程を示すフローチャート図。
【図10】厚みに応じて設定される閾値を示す説明図。
【図11】高周波電流を流した場合における時間の経過
に対する電力の設定値及びインピーダンスの変化の具体
例を示す説明図。
【図12】インピーダンス最小値に応じて設定される電
力の値を示す説明図。
【符号の説明】
1…高周波焼灼装置 2…高周波焼灼電源装置 3…電極 4…接続ケーブル 5…コネクタ部 8…フットスイッチ 11…直流電源回路 12…高周波発生回路 13…波形生成回路 14…出力トランス 15a,25b…電流センサ 16…A/D変換回路 17…制御回路 21…電圧センサ 22…距離センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原野 健二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 KK03 KK04 KK10 KK13 KK23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療用高周波電流を発生する高周波電流
    発生手段と、前記高周波電流発生手段から出力される高
    周波電流を調節する調節手段と、を有する電気手術装置
    において、 前記高周波電流発生手段の出力する高周波電流の変化量
    を検出する変化量検出手段と、 前記変化量検出手段で検出された変化量に基づき、前記
    調節手段を予め設定された状態に変更制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする電気手術装置。
  2. 【請求項2】 治療用高周波電流を発生する高周波電流
    発生手段と、前記高周波電流発生手段から出力される高
    周波電流を調節する調節手段と、を有する電気手術装置
    の出力制御方法において、 前記高周波電流発生手段の出力する高周波電流の変化量
    を検出する変化量検出工程と、 前記変化量検出工程で検出された変化量に基づき、前記
    調節手段を予め設定された状態に変更制御する制御工程
    と、 を具備したことを特徴とする電気手術装置の出力制御方
    法。
  3. 【請求項3】 治療用高周波電流を発生する高周波電流
    発生手段と、前記高周波電流発生手段から発生される高
    周波電流を調節する調節手段と、を有する電気手術装置
    において、 前記高周波電流発生手段の動作に基づき、前記高周波電
    流による治療状態の変化量を検出する変化量検出手段
    と、 前記変化量検出手段で検出された変化量に基づき、前記
    調節手段を予め設定された状態に変更制御する制御手段
    とを具備したことを特徴とする電気手術装置。
  4. 【請求項4】 治療用高周波電流を発生する高周波電流
    発生手段と、前記高周波電流発生手段から発生される高
    周波電流を調節する調節手段と、を有する電気手術装置
    の出力制御方法において、 前記高周波電流発生手段の動作に基づき、前記高周波電
    流による治療状態の変化量を検出する変化量検出工程
    と、 前記変化量検出工程で検出された変化量に基づき、前記
    調節手段を予め設定された状態に変更制御する制御工程
    と、 を具備したことを特徴とする電気手術装置の出力制御方
    法。
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