JP2001157396A - 回転電機の回転子及び回転子コアの製造方法 - Google Patents

回転電機の回転子及び回転子コアの製造方法

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JP2001157396A
JP2001157396A JP33777299A JP33777299A JP2001157396A JP 2001157396 A JP2001157396 A JP 2001157396A JP 33777299 A JP33777299 A JP 33777299A JP 33777299 A JP33777299 A JP 33777299A JP 2001157396 A JP2001157396 A JP 2001157396A
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rotor
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Satoru Hasegawa
覚 長谷川
Akihiro Daikoku
晃裕 大穀
Moriya Kawaguchi
守弥 川口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2201/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
    • H02K2201/09Magnetic cores comprising laminations characterised by being fastened by caulking

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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、漏れ磁束と剛性強度のバランスを
とりつつ、製造を簡単にすることを目的とするものであ
る。 【解決手段】 永久磁石の磁束の短絡を低減するための
短絡防止部17が打ち抜かれている第1の磁性鋼板11
と、短絡防止部17に対応する部分に連結部12aが形
成されている第2の磁性鋼板12とを、所定の割合で交
互に積み重ね、かつ積みかしめ突起部15により軸方向
に一体化することにより回転子コアを構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばエレベー
タの巻上機モータ等に使用され、磁極に永久磁石が設け
られているインナーロータ形の回転電機の回転子及びそ
の回転子コアの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は例えば特開平10−13659
4号公報に示された従来の回転電機の回転子を示す分解
斜視図である。図において、円筒状の回転子コア1は、
磁性鋼板からなる複数のコア部材2を積層することによ
り構成されている。回転子コア1には、軸方向へ延びる
磁石挿入穴3及びコア側リベット挿入穴4がそれぞれ4
つずつ設けられている。また、回転子コア1の中心部に
は、軸方向へ延びるコア側軸穴5が設けられている。
【0003】4つの磁石挿入穴3には、板状の永久磁石
6がそれぞれ挿入される。回転子コア1の軸方向両端部
には、円板状の一対の端板7が接合されている。これら
の端板7には、コア側リベット挿入穴4に連続する4つ
の端板側リベット挿入穴7aと、コア側軸穴5に連続す
る端板側軸穴7bが設けられている。コア側及び端板側
リベット挿入穴4,7aには、回転子コア1及び端板7
を一体化するための4本のリベット8が挿通されてい
る。リベット8の両端部は、端板7にそれぞれ固定され
ている。
【0004】このような回転子を有する回転電機におい
ては、回転子の外周側に設けられた固定子(図示せず)
に交流電流を流し、固定子側に回転磁界を発生させるこ
とにより、その回転磁界と磁極である永久磁石6との相
互作用により回転子にトルクが作用し、回転子が回転さ
れる。
【0005】回転子の回転時には、各部材に遠心力が作
用するほか、前述の固定子と回転子との相互作用により
回転方向のトルク及び半径方向の電磁力が作用する。こ
れらの力に抗して回転子を保持するため、回転子コア1
の各部において、ある程度の強度を持たせており、かつ
端板7及びリベット8により補強している。
【0006】次に、図21は従来のコア部材2の一例を
示す正面図である。磁石挿入穴3は、永久磁石6が挿入
される磁石挿入部3aと、その両端に連続して形成され
半径方向へ延びるバリア部3bとを有している。バリア
部3bは、空隙を形成し、互いに隣接する永久磁石6間
で回転子コア1自体により磁束流が短絡するのを阻止し
ている。これにより、永久磁石6の磁束が固定子巻線
(図示せず)との間に集中して通り、永久磁石6と固定
子巻線との間の磁束密度が大きくなり、モータの回転効
率及び回転トルクが向上される。
【0007】また、隣接する磁石挿入穴3のバリア部3
b間には、半径方向へ延びる連結部2aが形成されてい
る。さらに、バリア部3b及び連結部2aの半径方向外
側には、ブリッジ部2bが形成されている。これらの連
結部2a及びブリッジ部2bは、磁性鋼板からなるコア
部材2の一部であるため、それらの大きさが小さい程、
隣接する永久磁石6間の磁束の短絡を低減し、モータの
回転効率及び回転トルクを向上させられることになる。
【0008】しかし、その反面、連結部2a及びブリッ
ジ部2bを小さくすると、回転子コア1の剛性強度が低
下し、回転時の遠心力により回転子コア1が変形し易く
なってしまう。
【0009】ここで、軸方向の端部付近に位置するコア
部材2においては、端板7との距離が近いため、リベッ
ト8による補強効果が大きく、連結部2a及びブリッジ
部2bの負担する力も小さくて済む。これに対し、軸方
向の中心付近に位置するコア部材2においては、端板7
との距離が遠くなり、リベット8には曲げの力が働くの
で、補強部材としての効果は小さくなる。この結果、永
久磁石6及び磁極頭部を保持するために連結部2a及び
ブリッジ部2bの負担する力が大きくなる。
【0010】また、永久磁石6に作用する力は、軸方向
で一様に磁極頭部に伝達されるとは限らず、例えば磁石
挿入穴3の工作誤差などにより軸方向中心付近のみで永
久磁石6と磁極頭部とが接触している場合には、連結部
2a及びブリッジ部2bにかかる力はさらに増大してし
まう。これに対し、連結部2a及びブリッジ部2bの幅
を大きくすると、上述のように漏れ磁束が多くなり、効
率低下につながってしまう。従って、連結部2a及びブ
リッジ部2bの幅を制約しつつ、軸方向で均等な補強を
行う必要がある。
【0011】これを解決するため、例えば特開平5−2
36684号公報には、バリア部3bに接着性の充填材
を充填し、この部分の剛性強度を高める方法が示されて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の回転電機の回転子においては、連結部2a及び
ブリッジ部2bの幅を制約しつつ、軸方向に均等かつ十
分な補強を行うのが難しく、特に大形化、高速化によっ
て遠心力や電磁力が増大すると、その対策もさらに難し
くなってしまう。また、バリア部3bに充填材を充填す
る方法では、製造に手間がかかってしまう。
【0013】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、漏れ磁束と剛
性強度のバランスを容易にとることができ、かつ製造を
簡単にすることができる回転電機の回転子及び回転子コ
アの製造方法を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る回
転電機の回転子は、軸方向に延びる複数の磁石挿入穴が
設けられている回転子コアと、磁石挿入穴内に挿入され
ている複数の永久磁石とを備えたものにおいて、回転子
コアは、永久磁石の磁束の短絡を低減するための短絡防
止部と磁石挿入穴とが打ち抜かれ、磁石挿入穴の半径方
向外側に磁極頭部が形成されている第1の磁性鋼板と、
磁石挿入穴が打ち抜かれ、短絡防止部に対応する部分に
連結部が形成されている第2の磁性鋼板とを、所定の割
合で交互に積み重ね、かつ少なくとも一部が磁石挿入穴
よりも半径方向外側に設けられた軸方向結合手段により
軸方向に一体化することにより構成されているものであ
る。
【0015】請求項2の発明に係る回転電機の回転子
は、第2の磁性鋼板の磁石挿入穴よりも半径方向外側
に、磁石挿入穴に連続した短絡防止穴を設けたものであ
る。
【0016】請求項3の発明に係る回転電機の回転子
は、第2の磁性鋼板の板厚をt、連続して積層された第
2の磁性鋼板の枚数をnとしたとき、永久磁石とその着
磁方向における短絡防止穴の周縁部との最短距離Lを、
L≧(n×t)/2としたものである。
【0017】請求項4の発明に係る回転電機の回転子
は、磁石挿入穴の軸方向両端部に封止手段を設け、回転
子コアと封止手段とにより永久磁石の外周部全体を覆う
ようにしたものである。
【0018】請求項5の発明に係る回転電機の回転子
は、短絡防止部を極間に設けたものである。
【0019】請求項6の発明に係る回転電機の回転子
は、極間にq軸磁路を設けたものである。
【0020】請求項7の発明に係る回転電機の回転子
は、各磁極の永久磁石を回転子コアの周方向に複数に分
割し、第1の磁性鋼板では各磁極の永久磁石間に隙間を
設け、第2の磁性鋼板では各磁極の磁石挿入穴間にブリ
ッジ部を形成したものである。
【0021】請求項8の発明に係る回転電機の回転子
は、各磁極の永久磁石及び磁石挿入穴を回転子コアの半
径方向に複数に分割したものである。
【0022】請求項9の発明に係る回転電機の回転子
は、互いに軸方向に嵌合される軸方向結合手段としての
積みかしめ用突起部を、第1及び第2の磁性鋼板にそれ
ぞれ設けたものである。
【0023】請求項10の発明に係る回転電機の回転子
は、回転子コアを軸方向に貫通し、回転子コアに対して
固定されているリベットを、軸方向結合手段として用い
たものである。
【0024】請求項11の発明に係る回転電機の回転子
は、第1及び第2の磁性鋼板間に設けられた接着剤を、
軸方向結合手段として用いたものである。
【0025】請求項12の発明に係る回転電機の回転子
は、第1の磁性鋼板よりも強度の高い第2の磁性鋼板を
用いたものである。
【0026】請求項13の発明に係る回転電機の回転子
は、第1及び第2の磁性鋼板を同一の材料で構成したも
のである。
【0027】請求項14の発明に係る回転子コアの製造
方法は、それぞれ板状の鉄心材料に対して打ち抜き加工
を施す複数の共通ステージ、第1の選択ステージ及び第
2の選択ステージを有する製造ライン上に鉄心材料を通
過させるとともに、第1及び第2の選択ステージでの加
工を所定の割合で選択的に行うことにより、永久磁石の
磁束の短絡を低減するための短絡防止部と磁石挿入穴と
が打ち抜かれ、磁石挿入穴の半径方向外側に磁極頭部が
形成されている第1の磁性鋼板と、磁石挿入穴が打ち抜
かれ、短絡防止部に対応する部分に連結部が形成されて
いる第2の磁性鋼板とを、所定の割合で連続的に形成す
る工程、及び第1及び第2の磁性鋼板を所定の割合で交
互に積み重ね軸方向に一体化する工程を含むものであ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による回
転電機の回転子の回転子コアを示す斜視図である。
【0029】図において、回転子コアは、第1の磁性鋼
板11と第2の磁性鋼板12とを所定の割合で交互に積
み重ねて構成されている。この例では、第1の磁性鋼板
11複数枚に対して第2の磁性鋼板12を1枚ずつ介在
させている。回転子コアの中心には、軸方向へ延びる軸
穴13が設けられている。また、回転子コアには、軸方
向へ延びる4つの磁石挿入穴14が設けられている。
【0030】さらに、第1及び第2の磁性鋼板11,1
2には、軸方向結合手段としての複数の積みかしめ用突
起部15がそれぞれ設けられている。第1及び第2の磁
性鋼板11,12は、積みかしめ用突起部15が互いに
軸方向に嵌合されることにより軸方向に一体化される。
また、積みかしめ用突起部15は、軸穴13と各磁石挿
入穴14との間、及び各磁石挿入穴14の半径方向外側
に設けられている。
【0031】次に、図2は図1の磁石挿入穴14に永久
磁石16が挿入された状態の第1の磁性鋼板の断面図、
図3は図1の磁石挿入穴14に永久磁石16が挿入され
た状態の第2の磁性鋼板12の断面図、図4は図2のI
V−IV線に沿う断面図、図5は図2のV−V線に沿う
断面図である。
【0032】図において、磁石挿入穴14には、それぞ
れ板状の永久磁石16が挿入されている。第1の磁性鋼
板11は、軸穴13及び磁石挿入穴14に加えて、永久
磁石16の磁束の短絡を低減する短絡防止部17が円板
から打ち抜かれて製造される。短絡防止部17は、隣接
する磁石挿入穴14間(極間)を略扇形に打ち抜くこと
により設けられている。
【0033】また、第1の磁性鋼板11は、軸穴13の
周囲に位置するコアバック部11aと、磁石挿入穴14
の半径方向外側に位置する磁極頭部11bと、磁石挿入
穴14と短絡防止部17との間に残されたブリッジ部1
1cとを有している。磁極頭部11bは、ブリッジ部1
1cを介してコアバック部11aに接続されている。軸
穴13には、回転子軸18が挿通されている。
【0034】第2の磁性鋼板12は、第1の磁性鋼板1
1における短絡防止部17が打ち抜かれておらず、その
部分に対応する部分に連結部12aが残されている。
【0035】次に、動作について説明する。図6は図2
の第1の磁性鋼板11に発生する磁束を示す説明図、図
7は図3の第2の磁性鋼板12に発生する磁束を示す説
明図である。第1の磁性鋼板11の各磁極頭部11bに
は、トルク接線力Ft及び遠心力や電磁力による力Fr
が作用する。1枚ずつの第1の磁性鋼板11に作用する
これらの力は、軸方向結合手段である積みかしめ用突起
部15により隣接する第1又は第2の磁性鋼板11,1
2に順次伝達される。
【0036】ここで、磁極頭部11bはブリッジ部11
cで内径側に連結されているため、永久磁石16の作る
磁束の一部は、固定子側へ向かう有効磁束21ではな
く、ブリッジ部11cを通って短絡する短絡磁束22と
なってしまう。この短絡磁束22はトルク発生に寄与し
ないため、ブリッジ部11cをなるべく薄肉設計とし、
短絡磁束22を減少させることが望ましい。但し、ブリ
ッジ部11cを薄肉設計とすると、機械的強度が低下
し、回転電機のトルクや回転速度が制限されることにな
ってしまう。
【0037】これに対し、実施の形態1では、回転子コ
ア全体としての機械的強度を保つために第1の磁性鋼板
11の間に第2の磁性鋼板12を介在させている。第2
の磁性鋼板12では、短絡防止部17が打ち抜かれてお
らず、その部分に連結部12aが形成されているため、
第1の磁性鋼板11に作用する力を積みかしめ用突起部
15により第2の磁性鋼板12に伝達することにより、
回転子コア全体としての機械的強度が保たれる。
【0038】但し、第2の磁性鋼板12の連結部12a
は磁束の通路ともなるため、第2の磁性鋼板12に発生
する短絡磁束22は第1の磁性鋼板11における短絡磁
束22よりも増大する。従って、第2の磁性鋼板12の
枚数は、第1の磁性鋼板11の枚数よりも少なくする必
要があり、強度確保のために必要な最少枚数とするのが
好ましい。
【0039】これらの条件を考慮し、第1及び第2の磁
性鋼板11,12を組み合わせて回転子コアを構成する
ことにより、薄肉のブリッジ部11cが負担する力を軽
減し、トルクや遠心力に対して機械的強度を向上させる
ことができる。また、第1の磁性鋼板11とは連結部1
2aの部分のみ異なる第2の磁性鋼板12を介在させる
だけであるため、漏れ磁束と剛性強度のバランスを容易
にとることができ、かつ製造も簡単である。
【0040】なお、実施の形態1では、連続して設けら
れる第2の磁性鋼板12の枚数を1枚としているが、漏
れ磁束と剛性強度とのバランスの許す範囲であれば、2
枚以上であってもよい。
【0041】また、第1及び第2の磁性鋼板11,12
の材料は、同一であっても異なっていてもよい。同一材
料で構成すれば、コストを低減でき、製造も容易であ
る。また、異なる材料で構成する場合、主に強度部材と
して作用する第2の磁性鋼板12は、第1の磁性鋼板1
1より強度の高い材料で構成するのが好ましい。一方、
第1の磁性鋼板11は、強度面よりもむしろできるだけ
磁気特性の優れた材料で構成するのが好ましい。
【0042】実施の形態2.次に、図8はこの発明の実
施の形態2による回転子の第2の磁性鋼板での断面図、
図9は図8のIX−IX線に沿う断面図であり、第1の
磁性鋼板11は実施の形態1と同様である。図におい
て、第2の磁性鋼板31は、第1の磁性鋼板11におけ
る短絡防止部17が打ち抜かれておらず、その部分に対
応する部分に連結部31aが残されている。第2の磁性
鋼板31の磁石挿入穴14よりも半径方向外側には、磁
石挿入穴14に連続した短絡防止穴31bが設けられて
いる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0043】このような回転子コアでは、第2の磁性鋼
板31の有効磁束の通路上に短絡防止穴31bが設けら
れているため、永久磁石16から出た磁束は、第2の磁
性鋼板31の部分では第2の磁性鋼板31を通過せず、
図9の矢印に示すように、隣接する第1の磁性鋼板11
を通過することになる。これにより、連結部31aを通
る第2の磁性鋼板31における短絡磁束を大幅に減少さ
せることができる。
【0044】ここで、図8に示したような第2の磁性鋼
板31における磁路は、磁束が短絡防止穴31bを通過
する場合の磁気抵抗と、磁束が隣接する第1の磁性鋼板
11を通過する場合の磁気抵抗との関係により決まる。
多くの磁束が第1の磁性鋼板11を通過し有効磁束とな
るようにするためには、短絡防止穴31bの大きさを次
のように決めればよい。
【0045】即ち、第2の磁性鋼板31の板厚をt、連
続して積層された第2の磁性鋼板31の枚数をnとした
とき、永久磁石16とその着磁方向における短絡防止穴
31bの周縁部との最短距離Lを、L≧(n×t)/2
とするのが望ましい。
【0046】また、実施の形態2では、短絡防止穴31
bが外径側で開放されていないため、回転子コアの軸方
向両端部に適当な封止手段を設ければ、永久磁石16は
回転子コアと封止手段とにより外周部全体が覆われてい
ることになる。即ち、永久磁石16は、回転子コアの外
部に露出しておらず、外気から遮断された磁石挿入穴1
4内に収容されている。このため、例えばネオジウム系
材料などの酸化しやすい材料で永久磁石16が構成され
ている場合でも、永久磁石16の酸化による劣化を防止
することができる。
【0047】実施の形態3.次に、図10はこの発明の
実施の形態3による回転子の第1の磁性鋼板での断面
図、図11は図10の回転子の第2の磁性鋼板での断面
図である。この例では、周方向に2分割された永久磁石
32a,32bが各磁極に設けられており、これに合わ
せて回転子コアには各磁極に2つずつ、合計8つの磁石
挿入穴33が設けられている。
【0048】第1の磁性鋼板34は、軸穴13の周囲に
位置するコアバック部34aと、磁石挿入穴33の半径
方向外側に位置する磁極頭部34bと、磁石挿入穴33
と短絡防止部17との間に残されたブリッジ部34cと
を有している。磁極頭部34bは、ブリッジ部34cを
介してコアバック部34aに接続されている。
【0049】また、第1の磁性鋼板34においては、各
磁極の2つの磁石挿入穴33間がつながっており、コア
バック部34a側及び磁極頭部34b側からそれぞれ突
出した位置決め突起34dにより区分けのみされてい
る。従って、永久磁石16の挿入状態では、各磁極の永
久磁石16間に隙間35が生じている。この隙間35に
より、永久磁石16間で磁束が短絡するのが防止され
る。
【0050】第2の磁性鋼板36は、第1の磁性鋼板3
4における短絡防止部17が打ち抜かれておらず、その
部分に対応する部分に連結部36aが残されている。ま
た、第2の磁性鋼板36では、各磁極の2つの磁石挿入
穴33間がブリッジ部36bにより仕切られている。ブ
リッジ部36bは、第1の磁性鋼板34のブリッジ部3
4cとともに、磁極頭部34bとコアバック部34aと
を連結している。他の構成は、実施の形態1と同様であ
る。
【0051】このような回転子コアでは、連結部36a
だけでなく、永久磁石32a,32b間に設けたブリッ
ジ部36bによっても磁極頭部34bを保持することが
できるので、回転子コアの剛性強度をより高くすること
ができる。これは、磁極数が少ない回転電機の回転子で
は特に有効である。
【0052】なお、実施の形態3では、各磁極における
永久磁石32a,32bの分割数を2としたが、工作性
等の制約の許す範囲であれば、3分割以上とすることも
できる。
【0053】また、実施の形態3では、第1の磁性鋼板
34に位置決め突起34dを設けたが、第2の磁性鋼板
36のブリッジ部36bのみで永久磁石32a,32b
を位置決めできれば、位置決め突起34dは省略しても
よい。
【0054】実施の形態4.次に、図12はこの発明の
実施の形態4による回転子の第1の磁性鋼板での断面図
である。図において、第1の磁性鋼板37は、軸穴13
及び磁石挿入穴14に加えて、永久磁石16の磁束の短
絡を低減する短絡防止部38が円板から打ち抜かれて製
造される。実施の形態4における短絡防止部38は、磁
石挿入穴14に連続して設けられ、磁石挿入穴14の周
方向両端部から半径方向外側へ延びている。
【0055】また、第1の磁性鋼板37は、軸穴13の
周囲に位置するコアバック部37aと、磁石挿入穴14
の半径方向外側に位置する磁極頭部37bと、磁極頭部
37bとq軸通路39との間を接続するブリッジ部37
cとを有している。ブリッジ部37cは、第1の磁性鋼
板37の最外周部に設けられている。第2の磁性鋼板
は、実施の形態1又は2と同様である。
【0056】このような短絡防止部38を第1の磁性鋼
板37に設けた場合、磁極間における磁束の通路、いわ
ゆるq軸通路39が確保されるため、逆突極性を有する
ことになり、リラクタンストルクによる効率向上を図る
ことができる。
【0057】実施の形態5.次に、図13はこの発明の
実施の形態5による回転子の第1の磁性鋼板での断面
図、図14は図13の回転子の第2の磁性鋼板での断面
図である。この例では、半径方向に2分割された永久磁
石41a,41bが各磁極に設けられており、これに合
わせて回転子コアには各磁極に2つずつ、合計8つの磁
石挿入穴42が設けられている。
【0058】第1の磁性鋼板43は、軸穴13及び磁石
挿入穴42に加えて、永久磁石41a,41bの磁束の
短絡を低減する短絡防止部44が円板から打ち抜かれて
製造される。実施の形態5における短絡防止部44は、
各磁石挿入穴42に連続して設けられ、磁石挿入穴42
の周方向両端部から半径方向外側へ延びている。
【0059】また、第1の磁性鋼板43は、軸穴13の
周囲に位置するコアバック部43aと、磁石挿入穴41
a,41bの半径方向外側に位置する磁極頭部43b
と、磁極頭部43bとq軸通路47との間を接続するブ
リッジ部43c,43dとを有している。ブリッジ部4
3c,43dは、第1の磁性鋼板43の最外周部に設け
られている。
【0060】第2の磁性鋼板45は、第1の磁性鋼板4
3における短絡防止部44が打ち抜かれておらず、その
部分に対応する部分に連結部45aが残されている。ま
た、第2の磁性鋼板45の磁石挿入穴42よりも半径方
向外側には、磁石挿入穴42に連続した短絡防止穴45
bが設けられている。さらに、第2の磁性鋼板45で
は、各磁極の永久磁石41a,41b間に隙間46が形
成されている。
【0061】このような回転子コアでは、第1の磁性鋼
板43に磁極間における磁束の通路、いわゆるq軸通路
47が確保されるため、逆突極性を有することになり、
リラクタンストルクによる効率向上を図ることができ
る。また、永久磁石41a,41bが回転子コアの半径
方向に分割されているため、根元側へ行く程、ブリッジ
部43c,43dが支える遠心力が大きくなる。即ち、
ブリッジ部43cに比べ、ブリッジ部43dに加わる力
の方が大きくなり、強度設計的に厳しくなる。しかし、
第2の磁性鋼板45により軸方向から遠心力に抗して保
持するので、より強固に構成することができる。
【0062】なお、永久磁石の半径方向の分割数は、2
つに限定されるものではなく、工作性等の制約の許す範
囲で3分割以上としてもよい。
【0063】実施の形態6.次に、図15はこの発明の
実施の形態6による回転子の第1の磁性鋼板での断面
図、図16は図15の回転子の第2の磁性鋼板での断面
図、図17は図15のXVII−XVII線に沿う断面
図である。この例では、第1及び第2の磁性鋼板11,
12に、各磁極頭部11bの中央部を通り軸方向へ延び
るリベット挿入穴51が設けられている。
【0064】各リベット挿入穴51には、他の軸方向結
合手段であるリベット52が挿通されている。リベット
52の両端部は、回転子コアに対して固定されている。
また、隣接する磁性鋼板11,12間は、さらに他の軸
方向結合手段である接着剤53により接着されている。
他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0065】このような回転子コアでは、積みかしめ突
起部15だけでなく、リベット52及び接着剤53によ
っても第1及び第2の磁性鋼板11,12が軸方向に結
合されているので、回転子コアをより強固に一体化する
ことができる。
【0066】なお、実施の形態6では、3種類の軸方向
結合手段を用いたが、少なくとも磁極頭部11bに作用
する力を隣接する磁性鋼板11,12に伝達できれば、
これらの手段のいずれか1つを選択して用いても、いず
れか2つを組み合わせて用いてもよく、さらには他の軸
方向結合手段を用いてもよい。
【0067】実施の形態7.次に、図18はこの発明の
実施の形態7による第1及び第2の磁性鋼板の製造装置
を示す概略の構成図、図19は図18の製造装置を通過
する鉄心材料の状態を示す平面図である。ここでは、実
施の形態2で示した第1及び第2の磁性鋼板11,31
の製造ラインを示している。製造ラインは、一直線状に
配列された第1ないし第5のステージ61〜65を有し
ている。
【0068】これらのうち、第1、第2、第5のステー
ジ61,62,65は、第1及び第2の磁性鋼板11,
31のいずれの製造時にも使用される共通ステージであ
る。また、第3のステージ63は第1の磁性鋼板11の
製造時のみ、第4のステージ64は第2の磁性鋼板31
の製造時のみ、それぞれ選択的に使用される第1及び第
2の選択ステージである。
【0069】第1のステージ61には、軸穴13を打ち
抜くための軸穴加工部61aと、位置決め穴66を打ち
抜くための位置決め穴加工部61bとが設けられてい
る。これ以降の第2ないし第5のステージ62〜65に
は、位置決め穴66に挿入される位置決めピン67が設
けられている。第2のステージ62には、積みかしめ用
突起部15を形成するための突起加工部62aが設けら
れている。
【0070】第3のステージ63には、第1の磁性鋼板
11における磁石挿入穴14を打ち抜くための磁石穴加
工部63aと、短絡防止部17を打ち抜くための短絡防
止部加工部63bとが設けられている。第4のステージ
64には、第2の磁性鋼板31における磁石挿入穴14
と短絡防止穴31bとをまとめて打ち抜くための磁石穴
兼打抜部加工部64aが設けられている。第5のステー
ジ65には、第1及び第2の磁性鋼板11,31の全体
を打ち抜くための外周加工部65aが設けられている。
【0071】第1及び第2の磁性鋼板11,31を製造
する場合、図19に示したような帯状の鉄心材料67が
図18の左から右へ向けて送られ、各ステージ61〜6
5で打ち抜き加工が施される。このとき、第3及び第4
のステージ63,64での加工を所定の割合で選択的に
行うことにより、第1の磁性鋼板11と第2の磁性鋼板
31とが所定の割合で連続的に形成される。このように
製造された第1及び第2の磁性鋼板11,31は、第5
のステージ65に設けられた積みかしめ機構(図示せ
ず)により、図1に示すように連続的に積み重ねられ軸
方向に一体化される。
【0072】このような製造方法によれば、1つの製造
ラインで2種類の磁性鋼板11,31をスムーズに製造
することができ、生産性が向上する。また、2種類の磁
性鋼板11,31の割合も容易に変更することができ
る。
【0073】なお、各ステージにおける加工内容は、製
作する第1及び第2の磁性鋼板の形状に応じて決定され
るものであり、実施の形態7に限定されるものではな
い。また、磁性鋼板の形状によっては、共通ステージ、
第1及び第2のステージのそれぞれのステージ数も変更
される。
【0074】また、実施の形態1〜7では、回転子の極
数が4つの場合について示したが、これに限定されるも
のではなく、任意の極数の回転子について、この発明を
適用することができる。さらに、永久磁石は、全ての磁
極に設けなくてもよく、永久磁石を設けない磁極が一部
にあってもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
回転電機の回転子は、永久磁石の磁束の短絡を低減する
ための短絡防止部が打ち抜かれている第1の磁性鋼板
と、短絡防止部に対応する部分に連結部が形成されてい
る第2の磁性鋼板とを、所定の割合で交互に積み重ね、
かつ軸方向結合手段により軸方向に一体化することによ
り回転子コアを構成したので、漏れ磁束と剛性強度のバ
ランスを容易にとることができ、かつ製造を簡単にする
ことができる。
【0076】請求項2の発明の回転電機の回転子は、第
2の磁性鋼板の磁石挿入穴よりも半径方向外側に、磁石
挿入穴に連続した短絡防止穴を設けたので、連結部を通
る第2の磁性鋼板における短絡磁束を大幅に減少させる
ことができる。
【0077】請求項3の発明の回転電機の回転子は、第
2の磁性鋼板の板厚をt、連続して積層された第2の磁
性鋼板の枚数をnとしたとき、永久磁石とその着磁方向
における短絡防止穴の周縁部との最短距離Lを、L≧
(n×t)/2としたので、より多くの磁束が第1の磁
性鋼板を通過し有効磁束となるようにすることができ
る。
【0078】請求項4の発明の回転電機の回転子は、磁
石挿入穴の軸方向両端部に封止手段を設け、回転子コア
と封止手段とにより永久磁石の外周部全体を覆うように
したので、酸化しやすい材料で永久磁石が構成されてい
る場合でも、永久磁石の酸化による劣化を防止すること
ができる。
【0079】請求項5の発明の回転電機の回転子は、短
絡防止部を極間に設けたので、より確実に短絡磁束を減
少させることができる。
【0080】請求項6の発明の回転電機の回転子は、極
間にq軸磁路を設けたので、逆突極性を有することにな
り、リラクタンストルクによる効率向上を図ることがで
きる。
【0081】請求項7の発明の回転電機の回転子は、各
磁極の永久磁石を回転子コアの周方向に複数に分割し、
第1の磁性鋼板では各磁極の永久磁石間に隙間を設け、
第2の磁性鋼板では各磁極の磁石挿入穴間にブリッジ部
を形成したので、連結部だけでなく、ブリッジ部によっ
ても磁極頭部を保持することができる。
【0082】請求項8の発明の回転電機の回転子は、各
磁極の永久磁石及び磁石挿入穴を回転子コアの半径方向
に複数に分割したので、十分な剛性強度で効率向上を図
ることができる。
【0083】請求項9の発明の回転電機の回転子は、互
いに軸方向に嵌合される軸方向結合手段としての積みか
しめ用突起部を、第1及び第2の磁性鋼板にそれぞれ設
けたので、簡単な構成により第1及び第2の磁性鋼板を
強固に一体化することができる。
【0084】請求項10の発明の回転電機の回転子は、
回転子コアを軸方向に貫通し、回転子コアに対して固定
されているリベットを軸方向結合手段として用いたの
で、簡単な構成により第1及び第2の磁性鋼板を強固に
一体化することができる。
【0085】請求項11の発明の回転電機の回転子は、
第1及び第2の磁性鋼板間に設けられた接着剤を軸方向
結合手段として用いたので、簡単な構成により第1及び
第2の磁性鋼板を強固に一体化することができる。
【0086】請求項12の発明の回転電機の回転子は、
第1の磁性鋼板よりも強度の高い第2の磁性鋼板を用い
たので、剛性強度を効果的に高くすることができる。
【0087】請求項13の発明の回転電機の回転子は、
第1及び第2の磁性鋼板を同一の材料で構成したので、
製造を容易にし、コストを低減することができる。
【0088】請求項14の発明の回転子コアの製造方法
は、第1及び第2の選択ステージでの加工を所定の割合
で選択的に行うことにより、第1の磁性鋼板と第2の磁
性鋼板とを所定の割合で連続的に形成するようにしたの
で、1つの製造ラインで2種類の磁性鋼板をスムーズに
製造することができ、生産性が向上する。また、2種類
の磁性鋼板の割合も容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による回転電機の回
転子の回転子コアを示す斜視図である。
【図2】 図1の磁石挿入穴に永久磁石が挿入された状
態の第1の磁性鋼板の断面図である。
【図3】 図1の磁石挿入穴に永久磁石が挿入された状
態の第2の磁性鋼板の断面図である。
【図4】 図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 図2のV−V線に沿う断面図である。
【図6】 図2の第1の磁性鋼板に発生する磁束を示す
説明図である。
【図7】 図3の第2の磁性鋼板に発生する磁束を示す
説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による回転子の第2
の磁性鋼板での断面図である。
【図9】 図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による回転子の第
1の磁性鋼板での断面図である。
【図11】 図10の回転子の第2の磁性鋼板での断面
図である。
【図12】 この発明の実施の形態4による回転子の第
1の磁性鋼板での断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態5による回転子の第
1の磁性鋼板での断面図である。
【図14】 図13の回転子の第2の磁性鋼板での断面
図である。
【図15】 この発明の実施の形態6による回転子の第
1の磁性鋼板での断面図である。
【図16】 図15の回転子の第2の磁性鋼板での断面
図である。
【図17】 図15のXVII−XVII線に沿う断面
図である。
【図18】 この発明の実施の形態7による第1及び第
2の磁性鋼板の製造装置を示す概略の構成図である。
【図19】 図18の製造装置を通過する鉄心材料の状
態を示す平面図である。
【図20】 従来の回転電機の回転子の一例を示す分解
斜視図である。
【図21】 従来のコア部材の一例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
11,34,37,43 第1の磁性鋼板、11b,3
4b,37b,43b磁極頭部、12,31,36,4
5 第2の磁性鋼板、12a,36a 連結部、14,
33,42 磁石挿入穴、15 積みかしめ用突起部
(軸方向結合手段)、16,32a,32b,41a,
41b 永久磁石、17,38,44短絡防止部、31
b,45b 短絡防止穴、35 隙間、39,47 q
軸磁路、52 リベット(軸方向結合手段)、53 接
着剤(軸方向結合手段)、61,62,65 第1、第
2及び第5のステージ(共通ステージ)、63 第3の
ステージ(第1の選択ステージ)、64 第4のステー
ジ(第2の選択ステージ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 守弥 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA02 AA08 AB07 AC03 AE08 5H622 AA03 CA02 CA13 CB03 CB05 PP03 PP10 PP11 PP14 PP16

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に延びる複数の磁石挿入穴が設け
    られている回転子コアと、上記磁石挿入穴内に挿入され
    ている複数の永久磁石とを備えている回転電機の回転子
    において、 上記回転子コアは、 上記永久磁石の磁束の短絡を低減するための短絡防止部
    と上記磁石挿入穴とが打ち抜かれ、上記磁石挿入穴の半
    径方向外側に磁極頭部が形成されている第1の磁性鋼板
    と、上記磁石挿入穴が打ち抜かれ、上記短絡防止部に対
    応する部分に連結部が形成されている第2の磁性鋼板と
    を、所定の割合で交互に積み重ね、かつ少なくとも一部
    が上記磁石挿入穴よりも半径方向外側に設けられた軸方
    向結合手段により軸方向に一体化することにより構成さ
    れていることを特徴とする回転電機の回転子。
  2. 【請求項2】 第2の磁性鋼板の磁石挿入穴よりも半径
    方向外側には、上記磁石挿入穴に連続した短絡防止穴が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の回転電
    機の回転子。
  3. 【請求項3】 第2の磁性鋼板の板厚をt、連続して積
    層された上記第2の磁性鋼板の枚数をnとしたとき、永
    久磁石とその着磁方向における短絡防止穴の周縁部との
    最短距離Lは、L≧(n×t)/2となっていることを
    特徴とする請求項2記載の回転電機の回転子。
  4. 【請求項4】 磁石挿入穴の軸方向両端部には、封止手
    段が設けられており、永久磁石は回転子コアと上記封止
    手段とにより外周部全体が覆われていることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の回転電機
    の回転子。
  5. 【請求項5】 短絡防止部は、極間に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の回転電機の回転子。
  6. 【請求項6】 極間にq軸磁路が設けられていることを
    特徴とする請求項5記載の回転電機の回転子。
  7. 【請求項7】 各磁極の永久磁石は、回転子コアの周方
    向に複数に分割されており、第1の磁性鋼板では各磁極
    の永久磁石間に隙間が設けられ、第2の磁性鋼板では各
    磁極の磁石挿入穴間にブリッジ部が形成されていること
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
    の回転電機の回転子。
  8. 【請求項8】 各磁極の永久磁石及び磁石挿入穴は、回
    転子コアの半径方向に複数に分割されていることを特徴
    とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の回転
    電機の回転子。
  9. 【請求項9】 軸方向結合手段は、第1及び第2の磁性
    鋼板にそれぞれ設けられ、互いに軸方向に嵌合される積
    みかしめ用突起部であることを特徴とする請求項1ない
    し請求項8のいずれかに記載の回転電機の回転子。
  10. 【請求項10】 軸方向結合手段は、回転子コアを軸方
    向に貫通し、上記回転子コアに対して固定されているリ
    ベットであることを特徴とする請求項1ないし請求項9
    のいずれかに記載の回転電機の回転子。
  11. 【請求項11】 軸方向結合手段は、第1及び第2の磁
    性鋼板間に設けられた接着剤であることを特徴とする請
    求項1ないし請求項10のいずれかに記載の回転電機の
    回転子。
  12. 【請求項12】 第2の磁性鋼板は、第1の磁性鋼板よ
    りも強度の高いものであることを特徴とする請求項1な
    いし請求項11のいずれかに記載の回転電機の回転子。
  13. 【請求項13】 第1及び第2の磁性鋼板は、同一の材
    料により構成されていることを特徴とする請求項1ない
    し請求項11のいずれかに記載の回転電機の回転子。
  14. 【請求項14】 軸方向に延び、それぞれ永久磁石が挿
    入される複数の磁石挿入穴が設けられている回転子コア
    の製造方法において、 それぞれ板状の鉄心材料に対して打ち抜き加工を施す複
    数の共通ステージ、第1の選択ステージ及び第2の選択
    ステージを有する製造ライン上に鉄心材料を通過させる
    とともに、上記第1及び第2の選択ステージでの加工を
    所定の割合で選択的に行うことにより、上記永久磁石の
    磁束の短絡を低減するための短絡防止部と上記磁石挿入
    穴とが打ち抜かれ、上記磁石挿入穴の半径方向外側に磁
    極頭部が形成されている第1の磁性鋼板と、上記磁石挿
    入穴が打ち抜かれ、上記短絡防止部に対応する部分に連
    結部が形成されている第2の磁性鋼板とを、所定の割合
    で連続的に形成する工程、及び上記第1及び第2の磁性
    鋼板を所定の割合で交互に積み重ね軸方向に一体化する
    工程を含むことを特徴とする回転子コアの製造方法。
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