JP2001157379A - 定電流電源装置 - Google Patents

定電流電源装置

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JP2001157379A
JP2001157379A JP33516299A JP33516299A JP2001157379A JP 2001157379 A JP2001157379 A JP 2001157379A JP 33516299 A JP33516299 A JP 33516299A JP 33516299 A JP33516299 A JP 33516299A JP 2001157379 A JP2001157379 A JP 2001157379A
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Koji Uda
幸司 右田
Keiichi Shimizu
恵一 清水
Nobuo Shibano
信雄 柴野
Atsushi Ito
敦 伊藤
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷に正弦波電流を供給すると共に、商用交流
電源に停電が発生したときに、バックアップ用電源に接
続することのできる定電流電源装置を提供する。 【解決手段】商用交流電源18の交流電圧を直流変換し
て形成された直流電源2と、直流電源2と並列的に直流
電源2と同電圧の直流電圧を供給できるバックアップ用
電源16を接続する。インバータ回路3は、通常時は直
流電源2に接続され、商用交流電源18の停電時はバッ
クアップ用電源16に接続される。これにより、制御回
路8は、出力電流値検出回路7が検出した出力電流値に
応じて、主スイッチ素子Tr1〜Tr4のオンオフ比率
を可変させて、継続して、負荷6,…,6を定電流制御
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定電流電源装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】空港では、航空機の安全な離着陸のため
に滑走路の周辺に多数の照明器具(灯火)が設置されて
いる。そして、各照明器具に装着された照明負荷は、定
電流電源装置によって給電されている。そして、各照明
負荷は、例え1灯の照明負荷が断線しても、常に一定電
流が供給できるように、直列接続された可飽和特性を有
する変流器(カレントトランス)を介して接続されてい
る。変流器は、照明負荷が断芯するとトランスの磁心が
飽和し、入力巻線のインピーダンスが低下し直列接続さ
れた他の照明負荷には電流を通じることができる。ま
た、各照明負荷が直列接続され、一定電流の供給がされ
ることによって、広大な範囲に配線された電線の電圧降
下が対策され、各照明器具の光度を均一に維持すること
ができる。
【0003】従来、定電流電源装置は、サイリスタを位
相制御することで定電流制御を行っており、負荷電流の
実効値等を検出してサイリスタの点弧角を制御してい
た。ところで、近年、照明負荷に供給する電流波形を正
弦波として、この正弦波形の大小によって定電流制御す
る定電流電源装置が提供されている。その一例として、
特開平11−184541号公報(従来技術)に開示さ
れたものがあり、図7にその回路図を示す。
【0004】図7に示す定電流電源装置30は、入力側
が交流電源31に接続された双方向スイッチ回路32
と、共振回路33と、出力トランス34と、負荷回路3
5と、負荷電流検出器36と、パルス幅変調信号発生器
37とを備えている。交流電源31は正弦波の交流電圧
を出力するものであり、双方向スイッチ回路32はパル
ス幅変調信号発生器37からのパルス幅変調信号に基づ
いて、交流電源31からの交流電圧を、当該交流電圧の
周期より十分に短い一定の周期で、かつ、当該各周期に
おけるパルス幅がパルス幅変調信号に応じたパルス幅と
なるように、チョッピング制御して、チョッピングされ
た交流電圧を出力するものである。共振回路33は、チ
ョッピングされた交流電圧を交流電源31からの交流電
圧と同じ周波数を有する正弦波の交流電流(交流電圧)
にして出力する。出力トランス34は、共振回路33の
出力電流Iを1次巻線と2次巻線との巻数比に応じて
変換し、負荷電流Iとして2次巻線側に出力する。
【0005】そして、負荷回路35には、負荷電流I
が流れ、負荷電流Iは負荷電流検出器36によって検
出される。パルス幅変調信号発生器37は負荷電流検出
器36の負荷電流Iに応じた検出信号に基づいて、負
荷電流Iが一定となるようにパルス幅変調信号を発生
するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、定電流電源
装置30は、停電が発生した場合については開示されて
いない。停電が発生すると、照明負荷が消灯することに
なるので、バックアップ用電源を備えることが望まれ
る。また、サイリスタを位相制御することで定電流制御
を行っている定電流電源装置についてもバックアップ用
電源の開示はなく、停電に対する対策が望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、負荷に正弦波電流を供給するとと
もに、商用交流電源に停電が発生したときに、バックア
ップ用電源に接続することのできる定電流電源装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の定電流
電源装置の発明は、商用交流電源の交流電圧を整流また
は整流平滑して形成された直流電源と;直流電源と同電
圧の直流電圧を供給できるバックアップ用電源と;通常
時は直流電源に接続され、商用交流電源の停電時はバッ
クアップ用電源に接続されると共に、直流電源またはバ
ックアップ用電源の出力電圧を高周波でスイッチングす
る主スイッチ素子を備え、主スイッチ素子のスイッチン
グ動作によってスイッチング周波数より低周波の周期で
デューティー比が変化するパルス電圧を出力するインバ
ータ回路と;インバータ回路から出力されたパルス電圧
より高周波成分を除去して低周波の略正弦波電圧を出力
するフィルタ回路と;入力巻線および出力巻線をそれぞ
れ有し、フィルタ回路の出力端子間に入力巻線が直列接
続される可飽和特性を有する複数のカレントトランス
と;複数のカレントトランスの出力巻線の両端に各々接
続された複数の略線形な負荷と;インバータ回路の出力
電流値および/またはフィルタ回路の出力電流値を検出
する出力電流値検出回路と;出力電流値検出回路が検出
した出力電流値に応じて、主スイッチ素子のオンオフ比
率を可変させて負荷に供給される出力電流が定電流とな
るように制御する制御手段と;を具備している。
【0009】本発明および以下の発明において、特に言
及しない限り用語の定義および技術的意味は次のとおり
とする。
【0010】バックアップ用電源は、バッテリ、直流電
源装置、直流電源と別系統の商用交流電源の商用交流電
圧を整流または整流平滑したもの、直流電源と別系統の
商用交流電源に整流平滑回路およびチョッパ回路を接続
し整流平滑されたものなどであり、直流電源と同電圧の
直流電圧をインバータ回路に供給できるものであればよ
い。
【0011】直流電源と同電圧の直流電圧とは、通常の
インバータ回路の動作において、直流電源より供給され
る直流電圧を意味し、許容される電圧変動の直流電圧も
包含されるものである。
【0012】インバータ回路では、主スイッチ素子のス
イッチング動作によって必然的に高周波成分が発生す
る。そして、フィルタ回路は、インバータ回路から出力
されたパルス電圧より高周波成分を除去するものであ
る。これにより、フィルタ回路から略正弦波電圧が出力
される。
【0013】略線形な負荷とは、負荷に印加される電圧
が増加すると、負荷に流れる電流がほぼ比例して増加す
る負荷であり、例えば、電球である。
【0014】インバータ回路の出力電流値および/また
はフィルタ回路の出力電流値を検出することの意味は、
インバータ回路の出力電流値、フィルタ回路の出力電流
値のうち、少なくとも一方を検出することである。ま
た、出力電流値は、出力電流の実効値または平均値、出
力電流の瞬時値のいずれであってもよい。また、フィル
タ回路の出力電流値とは、フィルタ回路の出力側におけ
る電流値を意味する。したがって、フィルタ回路の出力
側に主トランスが接続されている場合、主トランスの入
力巻線側に流れる電流の電流値、主トランスの出力巻線
側に流れる電流の電流値も包含する。
【0015】制御手段はマイコンで構成され、基準電流
値,定電流制御方法などのプログラム化により、負荷に
供給される出力電流を定電流制御するようにしてもよ
い。
【0016】本発明によれば、出力電流値検出回路が出
力電流値を検出し、負荷が断芯や短絡などをして出力電
流が変化したときに、制御手段は、出力電流値検出回路
が検出した出力電流値に応じて主スイッチ素子のオンオ
フ比率を可変させるので、負荷に供給される出力電流は
定電流制御されるとともに、商用交流電源が停電したと
きに、インバータ回路はバックアップ用電源に接続され
るので、続けて、インバータ回路を動作させることがで
きる。
【0017】請求項2に記載の定電流電源装置の発明
は、請求項1記載の定電流電源装置において、直流電源
は、三相商用交流電源の交流電圧がPWMコンバータを
介して直流変換されて形成されている。
【0018】本発明によれば、直流電源に対して、複数
の定電流電源装置を接続することができるので、直流電
源が共有化されて低コストとなる。また、複数の定電流
電源装置のうち、一の定電流電源装置が機能停止となっ
ても、三相交流電源の各相間電圧は平衡に保たれる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1〜図6を参照して説明する。
【0020】まず、第1の実施形態について説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施形態を示す定
電流電源装置の回路図である。図中、1は定電流電源装
置、2は直流電源、3はインバータ回路、4はフィルタ
回路、5はカレントトランス、6は負荷、7は出力電流
値検出回路、8は制御手段を構成する制御回路、16は
バックアップ用電源である。
【0022】図1において、定電流電源装置1のインバ
ータ回路3は、その入力端子3a,3bを介して直流電
源2に接続されている。ここで、直流電源2は、図示し
ない商用交流電源の交流電圧を整流平滑して形成されて
いるものである。インバータ回路3は、主スイッチ素子
としての伝導度変調型電界効果トランジスタ(IGB
T)Tr1〜Tr4を備え、これらのトランジスタTr
1〜Tr4をフルブリッジ形に接続して構成している。
すなわち、トランジスタTr1およびトランジスタTr
2の直列回路と、トランジスタTr3およびトランジス
タTr4の直列回路とが直流電源2に並列的に接続さ
れ、トランジスタTr1およびトランジスタTr2の接
続点aと、トランジスタTr3およびトランジスタTr
4の接続点bとの間に出力側が形成されている。そし
て、各々のトランジスタTr1〜Tr4のゲート,エミ
ッタ間は、駆動回路9に接続されている。駆動回路9は
ゲート,エミッタ間に駆動電圧を印加してトランジスタ
Tr1〜Tr4をスイッチング動作させる。また、制御
回路8によって、トランジスタTr1およびトランジス
タTr4は同時にスイッチング動作され、トランジスタ
Tr2およびトランジスタTr3は同時にスイッチング
動作されると共に、トランジスタTr1およびトランジ
スタTr4と、トランジスタTr2およびトランジスタ
Tr3は、交互に所定周波数でスイッチング動作され
る。すなわち、インバータ回路3は、直流電源2の出力
電圧を高周波でスイッチングする。そして、トランジス
タTr1〜Tr4のスイッチング動作によって、図2
(a)に示すように、スイッチング周波数より低周波
(例えば、50Hz)の周期でデューティー比が変化す
るパルス電圧を出力する。
【0023】フィルタ回路4は、インダクタンス素子と
してのインダクタL1およびキャパシタンス素子として
のコンデンサC1から構成され、インダクタL1および
コンデンサC1の直列回路の両端を入力側、コンデンサ
C1の両端を出力側としている。そして、フィルタ回路
4の入力側は、インバータ回路3の出力側に接続されて
いる。そして、フィルタ回路4は、図2(b)に示すよ
うに、インバータ回路3から出力されたパルス電圧(図
2(a))より高周波成分を除去して低周波(例えば、
50Hz)の略正弦波電圧を出力端子4a,4b間に出
力する。ここで、略正弦波電圧とは、正弦波電圧あるい
は正弦波に近似する波形を有する電圧を意味する。
【0024】フィルタ回路4の出力端子4a,4b間に
は、主トランスTの1次巻線Taの両端が接続されてい
る。1次巻線Taの両端には略正弦波電圧が印加される
ので、1次巻線Taに略正弦波電流が流れる。この略正
弦波電流は、1次巻線Taと2次巻線Tbの巻数比に応
じた略正弦波電流(例えば、6.6A)となって2次巻
線Tbに流れる。
【0025】複数のカレントトランス5,…,5は入力
巻線5a,…,5aおよび出力巻線5b,…,5bをそ
れぞれ有し、入力巻線5a,…,5aが直列接続されて
主トランスTの2次巻線Tbの両端に接続されている。
主トランスTはフィルタ回路4の出力端子4a,4b間
に接続されているので、直列接続されたカレントトラン
ス5,…,5の入力巻線5a,…,5aは、フィルタ回
路4の出力端子4a,4b間に接続されることになる。
カレントトランス5,…,5は可飽和特性を有し、入力
巻線5a,…,5aに電流が流れている状態で、出力巻
線5b,…,5bの両端間が開放すると、磁心が飽和し
て入力巻線5a,…,5aのインピーダンスが低下する
ものである。
【0026】カレントトランス5,…,5の出力巻線5
b,…,5bの両端には、各々、略線形な負荷としての
電球6,…,6が図示しない電源端子を介して接続され
ている。
【0027】そして、カレントトランス5,…,5の入
力巻線5a,…,5a側には、電流検出器10が設けら
れている。そして、電流検出器10はRMS変換器11
に接続されている。電流検出器10は電球6,…,6に
供給されるフィルタ回路4の出力電流を検出し、RMS
変換器11は電流検出器10によって検出された出力電
流の実効値を算出する。電流検出器10およびRMS変
換器11によって、電流値検出回路7が構成されてい
る。
【0028】RMS変換器11の出力端子は、誤差増幅
器12の反転入力端子に接続されており、RMS変換器
11によって算出された実効値は、この反転入力端子に
入力される。一方、誤差増幅器12の非反転入力端子に
は、基準電源Ref1が接続されて基準電圧(基準値)
が入力されている。誤差増幅器12は、RMS変換器1
1によって算出された実効値と基準電源Ref1の基準
値とを比較し、その差分(比較値)を増幅して制御回路
8に出力する。
【0029】制御回路8はパルス幅変調回路13および
乗算回路14を含んで構成され、乗算回路14の一方の
入力端子に誤差増幅器12から出力された差分(比較
値)が入力される。そして、乗算回路14の他方の入力
端子には、基準正弦波電源15の低周波(例えば、50
Hz)の基準正弦波電圧が入力される。乗算回路14
は、誤差増幅器12から出力された差分と基準正弦波電
圧とを乗算して乗算値をパルス幅変調回路13に出力す
る。
【0030】パルス幅変調回路13は、乗算回路14か
ら出力された乗算値に応じて、トランジスタTr1およ
びトランジスタTr4、トランジスタTr2およびトラ
ンジスタTr3のオンオフ比率を可変する制御信号を駆
動回路9に送出する。すなわち、パルス幅変調回路13
は、RMS変換器11によって算出された実効値と基準
電源Ref1の基準値との差分に応じて、継続してオン
オフ比率を可変する制御信号を駆動回路9に送出する。
この結果、負荷である電球6,…,6に供給される電流
がほぼ一定となり、出力電流は定電流制御されることに
なる。
【0031】そして、定電流電源装置1は、直流電源2
と並列的に接続されたバックアップ用電源16を具備し
ている。すなわち、バックアップ用電源16は開閉器1
7を介してインバータ回路3の入力端子3a,3b間に
接続されており、直流電源2と同電圧の直流電圧がイン
バータ回路3に供給できるものであり、例えば、バッテ
リで構成されている。
【0032】定電流電源装置1は、商用交流電源が停電
したときに直流電源2より給電されなくなるので、イン
バータ回路3の動作が停止する。このとき、負荷として
の電球6,…,6を継続して点灯させる場合は、開閉器
17を投入すると、インバータ回路3はバックアップ用
電源16に接続されるので、継続して電球6,…,6を
点灯させることができる。
【0033】次に、上記実施形態の作用について述べ
る。
【0034】直流電源2が投入されると、カレントトラ
ンス5,…,5の入力巻線5a,…,5aに低周波、例
えば50Hzの略正弦波電流が流れて電球6,…,6が
点灯する。そして、略正弦波電流は、制御回路8によ
り、例えば6.6Aの定電流に制御される。
【0035】電球6,…,6のいずれか一つの電源端子
間が断芯して、カレントトランス5の出力巻線5bの両
端が開放すると、カレントトランス5,…,5の入力巻
線5a,…,5aに流れる出力電流は減少する。する
と、誤差増幅器12での電流値検出回路7で検出された
実効値と基準電源Ref1の基準値との比較において、
大きな差分が発生する。この差分は、乗算回路14で基
準正弦波電圧が乗算された後、パルス幅変調回路13に
送出される。パルス幅変調回路13は、差分が零となる
ようにあるいは零に近づくように、トランジスタTr1
およびトランジスタTr4、トランジスタTr2および
トランジスタTr3のオンオフ比率を可変する制御信号
を駆動回路9に送出する。駆動回路9は、この制御信号
により、トランジスタTr1およびトランジスタTr
4、トランジスタTr2およびトランジスタTr3を駆
動させる。これにより、電球6,…,6に流れる出力電
流が定電流(6.6A)に制御される。
【0036】そして、直流電源2を形成する商用交流電
源が停電すると、直流電源2より給電されなくなるの
で、インバータ回路3の動作が停止する。このとき、負
荷としての電球6,…,6を継続して点灯させる場合
は、開閉器17を投入すると、インバータ回路3はバッ
クアップ用電源16に接続されるので、継続して電球
6,…,6が点灯される。
【0037】上述したように、出力電流値検出回路7が
出力電流値を検出し、負荷としての電球6,…,6が断
芯や短絡などをして出力電流が変化したときに、制御手
段を構成する制御回路8は、出力電流値検出回路7が検
出した出力電流値に応じて主スイッチ素子としてのトラ
ンジスタTr1〜Tr4のオンオフ比率を可変させるの
で、電球6,…,6に供給される出力電流は定電流制御
されるとともに、直流電源2が停電したときに、インバ
ータ回路3はバックアップ用電源16に接続できるの
で、続けて、インバータ回路3を動作させて電球6,
…,6を点灯させることができる。
【0038】なお、開閉器17は、直流電源2が停電し
たときに自動的に閉路させてもよい。あるいは、バック
アップ用電源16は、開閉器17を用いずに直流電源2
と並列的に接続して、常時、直流電源2より充電される
ようにしてもよい。また、開閉器17は、ダイオードで
あってもよい。すなわち、ダイオードのカソードがイン
バータ回路3の入力端子3a側、アノードが入力端子3
b側となるようにして、バックアップ用電源16と直列
的にダイオードを接続してもよい。直流電源2の停電
時、ダイオードを介してバックアップ用電源16よりイ
ンバータ回路3に電力が供給される。
【0039】次に、直流電源2について述べる。
【0040】図3は、直流電源2の一実施形態を示すも
のである。直流電源2は、伝導度変調型電界効果トラン
ジスタ(IGBT)Tr5〜Tr10を備え、これらの
トランジスタTr5〜Tr10がPWMコンバータを形
成しているものである。すなわち、トランジスタTr5
およびトランジスタTr6の直列回路と、トランジスタ
Tr7およびトランジスタTr8の直列回路と、トラン
ジスタTr9およびトランジスタTr10の直列回路お
よび平滑用コンデンサC2とが並列的に接続され、トラ
ンジスタTr5およびトランジスタTr6の接続点c、
トランジスタTr7およびトランジスタTr8の接続点
d、トランジスタTr9およびトランジスタTr10の
接続点eが、各々、高周波除去用のインダクタL2〜L
4を介して三相交流電源18に接続されている。
【0041】そして、各々のトランジスタTr5〜Tr
10のコレクタ、エミッタ間にはダイオードD1〜D6
が逆接続され、ゲート,エミッタ間は、駆動回路19に
接続されている。駆動回路19はゲート,エミッタ間に
駆動電圧を印加してトランジスタTr5〜Tr10をス
イッチング動作させる。また、駆動回路19は制御回路
20に接続されており、制御回路20はトランジスタT
r5〜Tr10を所定周波数でスイッチング動作させる
制御信号を出力する。そして、平滑用コンデンサC2の
両端は、直流電源2の出力端子2a,2bに接続されて
いる。この出力端子2a,2bが、図1のインバータ回
路3の入力端子3a,3bに接続されているものであ
る。
【0042】トランジスタTr5〜Tr10がスイッチ
ング動作をすると、三相交流電源18からの交流電圧が
整流平滑されて平滑用コンデンサC2の両端に直流電圧
が形成される。すなわち、三相交流電源18の交流電圧
がPWMコンバータを介して直流変換され、出力端子2
a,2b間に直流電圧が発生する。
【0043】直流電源2の出力端子2a,2bには、通
常、複数の定電流電源装置、例えば、図1に示す定電流
電源装置1が接続される。したがって、直流電源2が共
有されるので、低コストとなる。また、複数の定電流電
源装置1のうち、一の定電流電源装置が機能停止となっ
ても、三相交流電源18の各相間電圧が不平衡になるこ
とがないものである。
【0044】次に、第2の実施形態について説明する。
【0045】図4〜図6は、本発明の第2の実施形態を
示す定電流電源装置の回路図である。
【0046】図4に示す定電流電源装置21は、図1に
示す定電流電源装置1において、電流検出器10(電流
値検出回路7)を主トランスTの入力巻線Ta側とフィ
ルタ回路4の出力側の間に設けたものである。複数の電
球6,…,6に定電流(例えば、6.6A)を流すの
で、主トランスTの出力巻線Tbの両端には高電圧を発
生させる必要がある。すなわち、主トランスTは昇圧ト
ランスであり、例えば、入力電圧200V、出力電圧4
545Vである。電流検出器10(電流値検出回路7)
は低圧側に設けられるので、耐圧の低い回路部品を用い
ることができ、低コスト化できる。
【0047】図5に示す定電流電源装置22は、図1に
示す定電流電源装置1において、フィルタ回路4を主ト
ランスTの出力側に設けたものである。低周波の略正弦
波電圧は、定電流電源装置1では主トランスTの入力側
で形成され、定電流電源装置22では主トランスTの出
力側で形成される。また、図6に示す定電流電源装置2
3は、主トランスTをリーケージトランスT1で構成す
ると共に、リーケージトランスT1の出力巻線Tbをイ
ンダクタンス素子としてのインダクタL5とし、出力巻
線Tbと並列的にキャパンタンス素子としてのキャパシ
タC3を接続してフィルタ回路4を構成したものであ
る。インダクタL5を出力巻線Tbと共用するので、回
路構成が簡素となる。
【0048】なお、図1,図4〜図6の定電流電源装置
1,21,22,23において、電流検出器10はイン
バータ回路3の出力側に設け、インバータ回路3の出力
電流を検出してもよい。この場合、RMS変換器11な
どに高周波成分を除去するフィルタ回路を設ける必要が
ある。また、RMS変換器11を用いずに平均値を算出
して平均値制御としてもよい。また、乗算回路14は制
御回路8内に設けなくてもよく、独立して構成してもよ
い。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、出力電流値検
出回路が出力電流値を検出し、負荷が断芯や短絡などを
して出力電流が変化したときに、制御手段は、出力電流
値検出回路が検出した出力電流値に応じて主スイッチ素
子のオンオフ比率を可変させるので、負荷に供給される
出力電流は定電流制御されるとともに、商用交流電源が
停電したときに、インバータ回路はバックアップ用電源
に接続されるので、続けて、インバータ回路を動作させ
ることができる。
【0050】請求項2の発明によれば、直流電源に対し
て、複数の定電流電源装置を接続することができるの
で、直流電源が共有化されて低コストとなり、また、複
数の定電流電源装置のうち、一の定電流電源装置が機能
停止となっても、三相交流電源の各相間電圧は平衡に保
たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す定電流電源装置
の回路図。
【図2】同じく、出力電圧を示し、(a)はインバータ
回路の出力電圧、(b)はフィルタ回路の出力電圧の波
形図。
【図3】同じく、直流電源の回路図。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す第1の定電流電
源装置の回路図。
【図5】同じく、第2の定電流電源装置の回路図。
【図6】同じく、第3の定電流電源装置の回路図。
【図7】従来技術の定電流電源装置の回路図。
【符号の説明】
1,21,22,23…定電流電源装置 2……直流電源 3……インバータ回路 4……フィルタ回路 5……カレントトランス 6……負荷としての電球 7……出力電流値検出回路 8……制御手段としての制御回路 16…バックアップ用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴野 信雄 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式 会社内 (72)発明者 伊藤 敦 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式 会社内 Fターム(参考) 5G015 GA03 JA02 JA23 JA32 JA35 JA53 JA55 KA01 5H007 BB03 BB05 CA01 CB04 CB05 CC03 CC12 CC32 DA05 DB01 DC02 EA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電源の交流電圧を整流または整
    流平滑して形成された直流電源と;直流電源と同電圧の
    直流電圧を供給できるバックアップ用電源と;通常時は
    直流電源に接続され、商用交流電源の停電時はバックア
    ップ用電源に接続されると共に、直流電源またはバック
    アップ用電源の出力電圧を高周波でスイッチングする主
    スイッチ素子を備え、主スイッチ素子のスイッチング動
    作によってスイッチング周波数より低周波の周期でデュ
    ーティー比が変化するパルス電圧を出力するインバータ
    回路と;インバータ回路から出力されたパルス電圧より
    高周波成分を除去して低周波の略正弦波電圧を出力する
    フィルタ回路と;入力巻線および出力巻線をそれぞれ有
    し、フィルタ回路の出力端子間に入力巻線が直列接続さ
    れる可飽和特性を有する複数のカレントトランスと;複
    数のカレントトランスの出力巻線の両端に各々接続され
    た複数の略線形な負荷と;インバータ回路の出力電流値
    および/またはフィルタ回路の出力電流値を検出する出
    力電流値検出回路と;出力電流値検出回路が検出した出
    力電流値に応じて、主スイッチ素子のオンオフ比率を可
    変させて負荷に供給される出力電流が定電流となるよう
    に制御する制御手段と;を具備していることを特徴とす
    る定電流電源装置。
  2. 【請求項2】 直流電源は、三相商用交流電源の交流電
    圧がPWMコンバータを介して直流変換されて形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の定電流電源装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007288872A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Rohm Co Ltd インバータ装置ならびにそれを用いた発光装置および画像表示装置

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