JP2001157114A - イメージセンサおよびイメージセンサユニット - Google Patents

イメージセンサおよびイメージセンサユニット

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JP2001157114A
JP2001157114A JP33229899A JP33229899A JP2001157114A JP 2001157114 A JP2001157114 A JP 2001157114A JP 33229899 A JP33229899 A JP 33229899A JP 33229899 A JP33229899 A JP 33229899A JP 2001157114 A JP2001157114 A JP 2001157114A
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voltage
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unit
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JP33229899A
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English (en)
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Tsutomu Yoshimoto
強 吉本
Takahiko Murata
隆彦 村田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路面積を削減し、出力ラインを流れる電流
を低下させてノイズを低減すると共に、高速読み出しが
可能なイメージセンサを提供することを目的とする。 【解決手段】 複数の画素V1〜Vnと、画素から画素
信号が出力される信号出力ライン21とを有するイメー
ジセンサであって、画素はそれぞれ、被写体からの光信
号を検出するフォトダイオード1と、フォトダイオード
1で発生した電圧を増幅する増幅回路3と、増幅回路3
の出力電圧のうち第1の期間における出力電圧を保持す
る第1信号保持部6と、増幅回路3の出力電圧のうち第
2の期間における出力電圧を保持する第2信号保持部7
と、第1信号保持部6で保持している出力電圧と第2信
号保持部7で保持している出力電圧との差分電圧を信号
出力ライン21に差分電流に変換して出力する差動出力
部8、9、12とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書、画像等の読
み取りに使用するイメージセンサおよびそのイメージセ
ンサを用いたイメージセンサユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複数のフォトダイオードを有するイメー
ジセンサは近年、フォトダイオード部と回路部を同一半
導体チップ上に形成するモノリシック型が主流となって
いる。中でも低消費電力をねらったMOSイメージセン
サが有望視され、特開平8−139851号公報に開示
のものが知られている。
【0003】図5は、従来のMOSイメージセンサの回
路図であり、上記公報記載のMOSイメージセンサと同
様の動作を行うイメージセンサを示す。図5に示す回路
は通常一つの半導体チップ上に形成される。
【0004】図5において、101はフォトダイオー
ド、102はリセットスイッチ、103は増幅回路、1
04および105はそれぞれ第1信号および第2信号の
伝達スイッチ、106および107はそれぞれ第1信号
および第2信号の電圧保持コンデンサ、108および1
09はそれぞれ第1信号および第2信号の増幅MOSF
ET、110および111はそれぞれ第1信号および第
2信号の読み出しスイッチであり、符号101より11
1までの要素が一つの画素を構成している。また、12
1は第1信号出力ライン、122は第2信号出力ライ
ン、123はパルス発生回路、124は走査回路、12
5および126はそれぞれ第1信号および第2信号の電
流電圧変換アンプ、127および128はそれぞれ第1
信号および第2信号の外部出力スイッチ、V1、V2、
V3、Vnは第1画素、第2画素、第3画素、最終画素
である。
【0005】以下、図5を用いて従来のイメージセンサ
の回路の動作について説明する。リセットスイッチ10
2がフォトダイオード101の蓄積電荷放電のため短時
間信号の間オン動作した直後から、入射光量に応じて発
生した電荷を蓄積してフォトダイオード101のアノー
ド電位は上昇していく。増幅回路103は2つのMOS
FETにより構成されており、フォトダイオード101
のアノード電位を増幅する。光情報蓄積期間経過後の増
幅回路103の出力電位が第1信号伝達スイッチ104
を介して第1信号電圧保持コンデンサ106に保持さ
れ、再度のリセットスイッチのオン動作ののち、増幅回
路103の出力電位が第2信号伝達スイッチ105を介
して第2信号電圧保持コンデンサ107に保持される。
第1信号電圧保持コンデンサ106に保持された電位は
第2信号電圧保持コンデンサ107に保持された電位よ
りも低く、その電位差は画素に入射した光の量に比例す
る。リセットスイッチ102、第1信号伝達スイッチ1
04および第2信号伝達スイッチ105のゲートに加え
られるパルスはパルス発生回路123により全画素同時
に与えられることから以上の動作までは全画素同時であ
る。
【0006】走査回路124より各画素の第1信号読み
出しスイッチ110および第2信号出力スイッチ111
に加えられる読み出しパルスは画素毎に第1画素V1よ
り最終画素Vnに向かって順次加えられる。読み出しパ
ルスが加えられた画素の第1信号電圧保持コンデンサ1
06および第2信号電圧保持コンデンサ107の電圧は
それぞれ第1信号増幅MOSFET108および第2信
号増幅MOSFET109によって電圧電流変換され、
同時にそれぞれ第1信号出力ライン121および第2信
号出力ライン122に出力される。走査回路124はた
だ一つの画素からの出力を読み出すように読み出しパル
スを各画素に与えながら、次々と読み出し画素を切り換
えていく。
【0007】第1信号電流電圧変換アンプ125および
第2信号電流電圧変換アンプ126は、それぞれ第1信
号出力ライン121および第2信号出力ライン122を
流れる電流を電圧に変換する。第1信号外部出力スイッ
チ127および第2信号外部出力スイッチ128は走査
回路よりイメージセンサ内のいずれかの画素へパルスが
供給されている間は導通し、第1信号電流電圧変換アン
プ125および第2信号電流電圧変換アンプ126の出
力電圧をイメージセンサの外部へ供給する。
【0008】前記従来のイメージセンサを用いたイメー
ジセンサユニットにおいては、複数のイメージセンサの
第1信号電流電圧変換アンプ125の出力および電流電
圧変換アンプ126の出力をそれぞれ結合してそれぞれ
差動増幅器の正負入力に接続し、その差分出力電圧をイ
メージセンサユニット外部に出力していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のイメージセンサにおいては、第1信号出力ライン1
21および第2信号出力ライン122の2本のラインを
用いて第1信号と第2信号をそれぞれ独立して各画素よ
り出力しており、この2本のラインは十分な信号電流を
流すために線幅を細くすることはできず、回路面積の増
加を招くという問題点を有していた。また、増幅回路1
03の増幅電位をそのまま電圧電流変換しているため
に、本来の信号成分よりも高い電流が2本の出力ライン
に流れるという問題点を有していた。さらに、第1信号
出力ライン121および第2信号出力ライン122は画
素の切り替えによる電流のスイッチングが2本の出力ラ
インに同時に発生し、電磁ノイズを発生するという問題
点を有していた。しかも2本の出力ラインは全画素の配
列方向に平行に配置されるためにライン長が長くなって
おり、発生した電磁ノイズを容易に画素内のフォトダイ
オードへ誘導してS/N比を劣化させる要因となってい
た。
【0010】加えて、第1信号出力ライン121および
第2信号出力ライン122が持つ配線静電容量と、接続
された全ての画素の第1信号伝達スイッチ104または
第2信号伝達スイッチ105が持つソース静電容量とが
加わって大きな静電容量成分が生じていた。これによ
り、読み出し中の画素の切り換えによって第1信号出力
ライン121および第2信号出力ライン122の電位変
動が生じ、静電容量成分の充放電が行われて信号成分に
加わり、応答特性が劣化し、高速読み出しが困難になる
という問題点を有していた。さらに、電流電圧変換アン
プ125および126の入力インピーダンスが低い場合
には、静電容量成分によって電流電圧変換アンプ125
および126の出力が発振するなど不安定動作の原因に
なっていた。ここで動作を安定させるためには電流電圧
変換アンプ125および126の出力の応答性を下げて
安定性を確保する必要があり、このことも高速読み出し
を困難にする一因となっていた。
【0011】このイメージセンサおよびイメージセンサ
ユニットでは、回路面積を削減し、出力ラインを流れる
電流を低下させてノイズを低減すると共に、高速読み出
しが可能であることが要求されている。
【0012】本発明は、この要求を満たすため、回路面
積を削減し、出力ラインを流れる電流を低下させてノイ
ズを低減すると共に、高速読み出しが可能なイメージセ
ンサ、および、そのイメージセンサを用いて高速読み出
しが可能なイメージセンサユニットを提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のイメージセンサは、複数の画素と、画素から
画素信号が出力される信号出力ラインとを有するイメー
ジセンサであって、画素はそれぞれ、被写体からの光信
号を検出するフォトダイオードと、フォトダイオードで
発生した電圧を増幅する増幅回路と、増幅回路の出力電
圧のうち第1の期間における出力電圧を保持する第1信
号保持部と、増幅回路の出力電圧のうち第2の期間にお
ける出力電圧を保持する第2信号保持部と、第1信号保
持部で保持している出力電圧と第2信号保持部で保持し
ている出力電圧との差分電圧を信号出力ラインに差分電
流に変換して出力する差動出力部とを有する構成を備え
ている。
【0014】これにより、回路面積を削減し、出力ライ
ンを流れる電流を低下させてノイズを低減すると共に、
高速読み出しが可能なイメージセンサが得られる。
【0015】また、上記課題を解決するために本発明の
イメージセンサユニットは、上記イメージセンサの複数
個から成るイメージセンサ群と、イメージセンサからの
外部出力電流が出力されるセンサ出力ラインと、センサ
出力ラインにソース端子が接続されたユニット用MOS
FETと、センサ出力ラインの電圧を反転増幅してユニ
ット用MOSFETのゲート端子に入力するユニット用
反転増幅回路と、ユニット用MOSFETのドレイン端
子に接続された電流電圧変換器とを有する。
【0016】これにより、上記イメージセンサを用いて
高速読み出しが可能なイメージセンサユニットが得られ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の画素と、画素から画素信号が出力される信号
出力ラインとを有するイメージセンサであって、画素は
それぞれ、被写体からの光信号を検出するフォトダイオ
ードと、フォトダイオードで発生した電圧を増幅する増
幅回路と、増幅回路の出力電圧のうち第1の期間におけ
る出力電圧を保持する第1信号保持部と、増幅回路の出
力電圧のうち第2の期間における出力電圧を保持する第
2信号保持部と、第1信号保持部で保持している出力電
圧と第2信号保持部で保持している出力電圧との差分電
圧を信号出力ラインに差分電流に変換して出力する差動
出力部とを有することとしたものである。
【0018】この構成により、差動出力部が第1信号と
第2信号の差分のみを差分電流として1本の信号出力ラ
インに出力するので、信号出力ライン上の電流値が従来
よりも大幅に減少し、信号出力ラインに必要な回路面積
が大幅に減少するという作用を有するものである。
【0019】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のイメージセンサにおいて、差動出力部は、第
1信号保持部で保持している出力電圧を電流に変換する
第1信号電圧電流変換部と、第2信号保持部で保持して
いる出力電圧を電流に変換する第2信号電圧電流変換部
と、第1信号電圧電流変換部の出力電流の極性を反転す
る電流ミラー回路とを有し、第2信号電圧電流変換部と
電流ミラー回路との接続部より差分電流を出力すること
としたものである。
【0020】この構成により、従来のような2出力電流
でなく差分電流のみを画素の外部に出力するため、ノイ
ズが低減されるという作用を有するものである。
【0021】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1又は2に記載のイメージセンサにおいて、信号出力ラ
インにソース端子が接続されたMOSFETと、信号出
力ラインの電圧を反転増幅してMOSFETのゲート端
子に入力する反転増幅回路とを備えることとしたもので
ある。
【0022】この構成により、MOSFETと反転増幅
器とが信号出力ラインの電源変動を防止するため、信号
出力ラインの静電容量の影響による周波数特性劣化が防
止され、イメージセンサの高速読み出しが可能になると
いう作用を有するものである。
【0023】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3に記載のイメージセンサにおいて、MOSFETのド
レイン端子に入力端子が接続された信号出力ライン電流
ミラー回路を有し、信号出力ライン電流ミラー回路の出
力端子から出力される電流をイメージセンサの外部出力
電流とすることとしたものである。
【0024】この構成により、イメージセンサの出力電
圧範囲が電源電圧近くまで高められるという作用を有す
るものである。
【0025】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至4のいずれか1に記載のイメージセンサの複数個
から成るイメージセンサ群と、イメージセンサからの外
部出力電流が出力されるセンサ出力ラインと、センサ出
力ラインにソース端子が接続されたユニット用MOSF
ETと、センサ出力ラインの電圧を反転増幅してユニッ
ト用MOSFETのゲート端子に入力するユニット用反
転増幅回路と、ユニット用MOSFETのドレイン端子
に接続された電流電圧変換器とを有することとしたもの
である。
【0026】この構成により、ユニット用MOSFET
とユニット用反転増幅器とが、センサ出力ラインの電圧
変動を防止し、センサ出力ラインに寄生する静電容量の
影響による周波数特性劣化を防止し、イメージセンサユ
ニットの高速読み出しが可能になるという作用を有する
ものである。
【0027】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載のイメージセンサユニットにおいて、ユニット
用MOSFETのドレイン端子と電流電圧変換器との間
に、ユニット用MOSFETのドレイン端子に入力端子
が接続され電流電圧変換回路の入力端子に出力端子が接
続されたユニット用電流ミラー回路を備えることとした
ものである。
【0028】この構成により、ユニット用電流ミラー回
路によって、センサ出力ラインに寄生する静電容量成分
と電流電圧変換器の入力とを分離して電流電圧変換器の
出力発振が防止され、また電流電圧変換器の出力電圧範
囲を広くとることが可能になるという作用を有するもの
である。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図4を用いて説明する。
【0030】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1によるイメージセンサを示す回路図である。図1の
イメージセンサは第1画素V1より最終画素Vnまで一
列に配置されたものである。すべての画素は同一の構成
であるが、図1では第1画素のみ内部構成を示してあ
る。
【0031】図1において、V1、V2、V3、Vnは
第1画素、第2画素、第3画素、最終画素、1は被写体
からの光信号を検出するフォトダイオード、2はリセッ
トスイッチ、3は増幅回路、4は第1信号伝達スイッ
チ、5は第2信号伝達スイッチ、6は第1信号保持部と
しての第1信号電圧保持コンデンサ、7は第2信号保持
部としての第2信号電圧保持コンデンサ、8および9は
それぞれ第1信号および第2信号の電圧電流変換部とし
ての電圧電流変換MOSFET、10および11はそれ
ぞれ第1信号および第2信号の読み出しスイッチ、12
は電流ミラー回路、Nは接続点である。電流ミラー回路
12は本実施の形態では2つのPMOSFETにて構成
している。第1信号電圧電流変換MOSFET8、第2
信号電圧電流変換MOSFET9および電流ミラー回路
12により差動出力部を構成する。ここでは符号2より
符号12までの要素により画素信号出力回路を構成す
る。また、符号1より12までの要素が一つの画素を構
成している。21は信号出力ライン、23はパルス発生
回路、24は走査回路、25は電圧安定化MOSFE
T、26は反転増幅器、27は信号出力ライン電流ミラ
ー回路である。
【0032】このように構成されたイメージセンサにつ
いて、その動作を図2を用いて説明する。図2は本実施
の形態によるイメージセンサの動作を示すタイミング図
であり、図2(a)はフォトダイオード1のアノード電
位aを示すタイミング図、図2(b)は増幅回路3の出
力電位bを示すタイミング図、図2(c)は第1信号保
持パルスcを示すタイミング図、図2(d)はリセット
パルスrを示すタイミング図、図2(e)は第2信号保
持パルスdを示すタイミング図、図2(f)は第1画素
V1に加えられる読み出しパルスp1を示すタイミング
図、図2(g)は第2画素V2に加えられる読み出しパ
ルスp2を示すタイミング図、図2(h)は第3画素V
3に加えられる読み出しパルスp3を示すタイミング図
である。図2(a)の期間Tは例えば1水平走査期間で
あり、図2(d)のリセットパルスrのオン期間は第2
の期間、図2(d)においてリセットパルスrの立下が
りから次のリセットパルスrの立上がりまでの期間は第
1の期間である。
【0033】リセットパルスrによりリセットスイッチ
2が短時間信号の間(第2の期間)オンした直後から、
入射光量に応じて発生した電荷を蓄積してフォトダイオ
ード1のアノード電位aは上昇していく。増幅回路3は
2つのMOSFETにより構成されており、フォトダイ
オード1のアノード電位aを増幅する。光情報蓄積期間
(第1の期間)経過後の増幅回路3の出力電位bが第1
信号伝達スイッチ4を介して第1信号電圧保持コンデン
サ6に保持され、再度のリセットスイッチ2のオン動作
の後、増幅回路3の出力電位bが第2信号伝達スイッチ
5を介して第2信号電圧保持コンデンサ7に保持され
る。第1信号電圧保持コンデンサ6に保持された電位は
第2信号電圧保持コンデンサ7に保持された電位よりも
低く、その電位差は画素に入射した光の量に比例する。
リセットパルスr、第1信号保持パルスcおよび第2信
号保持パルスdはパルス発生回路23により全画素同時
に与えられることから以上の動作までは全画素同時であ
る。
【0034】第2信号電圧保持コンデンサ7による保持
動作完了の以後、走査回路24より読み出しパルスが画
素毎に第1画素より最終画素に向かってp1、p2、p
3という順に順次加えられていく。読み出しパルスが加
えられたことにより第1信号読み出しスイッチ10およ
び第2信号読み出しスイッチ11はオンになり、第1信
号電圧保持コンデンサ6および第2信号電圧保持コンデ
ンサ7の電圧はそれぞれ第1信号電圧電流変換MOSF
ET8および第2信号電圧電流変換MOSFET9によ
って電圧電流変換される。第1信号電圧電流変換MOS
FET8を流れる電流は電流ミラー回路12によって極
性反転される。また、電流ミラー回路12の出力端子は
第2信号電圧電流変換MOSFET9と接続点Nで接続
されている。この接続点Nが画素の出力端子として信号
出力ライン21に接続されている。第2信号電圧電流変
換MOSFET9を流れる電流は、第1信号電圧電流変
換MOSFET8を流れる電流すなわち電流ミラー回路
12の出力電流よりも大きく、その差分電流が信号出力
ライン21より吸い込まれ、その大きさは画素に入射し
た光の量にほぼ比例する。
【0035】図3は本実施の形態1によるイメージセン
サの第1信号電圧電流変換MOSFET8および第2信
号電圧電流変換MOSFET9の電圧電流特性を示すグ
ラフであり、横軸は電圧、縦軸は電流を示す。図3で明
らかなように、電圧電流変換特性は非線形であるが、入
力電圧の範囲を制限することによって線形に近い変換動
作をさせることが可能になる。図3において、v9およ
びi9は第2信号電圧電流変換MOSFET9のそれぞ
れ入力電圧と出力電流であり、光量によらずほぼ一定で
ある。v8およびi8は第1信号電圧電流変換MOSF
ET8のそれぞれ入力電圧と出力電流であり、光量によ
って変化する。i9とi8の差分に相当するi21は信
号出力ライン21に流れる電流であり、i9やi8に比
べても小さい電流値であることがわかる。従来の技術に
比べて、信号出力ライン21を流れる電流の信号成分は
同じであっても電流の絶対値が小さければ、画素の切り
替えによって発生するスイッチングノイズも当然小さく
なり、従来の技術に比べてSN比を改善することができ
る。また、電流値が小さくなったことにより信号出力ラ
イン21の線幅を従来に比べて細くでき、しかも出力ラ
イン本数が従来の2本から1本になるので、イメージセ
ンサを形成する半導体チップの面積を縮小することがで
き、コスト低減を図ることができる。
【0036】また、本実施の形態によるイメージセンサ
においても、信号出力ライン21は、自分自身の配線静
電容量と、接続された全ての画素の出力端子の静電容量
との大きな静電容量を接地電位との間に持っている。信
号出力ライン21の電位変動を防ぐために、信号出力ラ
イン21に電圧安定化MOSFET25のソース端子を
接続し、ソース端子電圧に反転増幅器26を接続し、反
転増幅器26の出力を電圧安定化MOSFET25のゲ
ート端子に接続している。仮に信号出力ライン21の電
位がわずかに低下した場合、反転増幅器26の出力は急
速に上昇し、電圧安定化MOSFET25のゲート電位
を上昇させ、そのとき電圧安定化MOSFET25のソ
ース電位も引き上げられて信号出力ライン21の電位低
下をキャンセルする。逆に、仮に信号出力ライン21の
電位が上昇した場合には電圧安定化MOSFET25の
ゲート電位およびソース電位は引き下げられる動きを示
して信号出力ライン21の電位上昇をキャンセルするた
め、結果として信号出力ライン21の電位はほぼ一定値
に安定する。本実施の形態においては、CMOS構成の
反転増幅器26を使用しているため、信号出力ライン2
1の電位は電源電圧の約半分の値に安定する。その場
合、信号出力ラインの静電容量成分に対する充放電電流
はほとんど流れないため、本来の信号電流の応答特性が
確保される。電圧安定化MOSFET25のドレイン端
子からは応答特性の良好な電流が流れる。
【0037】ここで、電圧安定化MOSFET25はソ
ース電位をすでに電源電圧の約半分に設定しているた
め、ドレイン端子の出力端子の出力電圧範囲は信号出力
ライン21の安定電位から電源電圧までしか動作できな
い。このため、イメージセンサの外部に直接電流電圧変
換器を接続しても電流電圧変換器の十分な動作範囲を得
ることができない。それに対し、信号出力ライン電流ミ
ラー回路27を電圧安定化MOSFET25のドレイン
端子に接続することによって出力電圧範囲を電源電圧近
くまで高めることができる。このためイメージセンサの
出力端子に接続される後段回路の自由度を高めている。
イメージセンサの出力端子に接続される後段回路として
は、直接接続する電流電圧変換器や、電圧安定化回路を
経由して電流電圧変換器を接続する場合があるが、いず
れの場合も電流電圧変換器の出力電圧の範囲を広くとる
ことができるという利点を有する。
【0038】以上のように本実施の形態では、画素V1
〜Vnはそれぞれ、被写体からの光信号を検出するフォ
トダイオード1と、フォトダイオード1で発生した電圧
を増幅する増幅回路3と、増幅回路3の出力電圧のうち
第1の期間における出力電圧を保持する第1信号保持部
6と、増幅回路の出力電圧のうち第2の期間における出
力電圧を保持する第2信号保持部7と、第1信号保持部
6で保持している出力電圧と第2信号保持部7で保持し
ている出力電圧との差分電圧を信号出力ライン21に差
分電流に変換して出力する差動出力部8、9、12とを
有するようにしたことにより、差動出力部が第1信号と
第2信号の差分のみを差分電流として1本の信号出力ラ
イン21に出力するので、信号出力ライン上の電流値を
従来よりも大幅に減少することができ、信号出力ライン
21に必要な回路面積を大幅に減少させることができ、
これにより出力の応答特性が良好となるために高速読み
出しが可能で、外部回路との接続が容易になる。
【0039】また、差動出力部8、9、12は、第1信
号保持部6で保持している出力電圧を電流に変換する第
1信号電圧電流変換部8と、第2信号保持部7で保持し
ている出力電圧を電流に変換する第2信号電圧電流変換
部9と、第1信号電圧電流変換部の出力電流の極性を反
転する電流ミラー回路12とを有し、第2信号電圧電流
変換部9と電流ミラー回路12との接続部Nより差分電
流を出力するようにしたことにより、従来のような2出
力電流でなく差分電流のみを画素の外部に出力すればよ
いので、ノイズを低減することができる。
【0040】さらに、信号出力ライン21にソース端子
が接続されたMOSFET25と、信号出力ライン21
の電圧を反転増幅してMOSFET25のゲート端子に
入力する反転増幅器26とを備えたことにより、MOS
FET25と反転増幅器26とが信号出力ライン21の
電源変動を防止するため、信号出力ライン21の静電容
量の影響による周波数特性劣化を防止することができ、
イメージセンサの高速読み出しを可能にする。
【0041】さらに、MOSFET25のドレイン端子
に入力端子が接続された信号出力ライン電流ミラー回路
27を有し、信号出力ライン電流ミラー回路27の出力
端子から出力される電流をイメージセンサの外部出力電
流とするようにしたことにより、イメージセンサの出力
電圧範囲を電源電圧近くまで高めることができる。
【0042】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2によるイメージセンサユニットを示す回路図であ
る。本実施の形態においては、半導体チップ上に形成さ
れた実施の形態1に示したイメージセンサを複数個用い
てイメージセンサユニットを構成している。
【0043】図4において、T1、T2、T3、T4、
T5、Tnは実施の形態1に記載したようなイメージセ
ンサが形成された第1チップ、第2チップ、第3チッ
プ、第4チップ、第5チップ、最終チップ、41は複数
個のイメージセンサ(すなわち複数個のチップ)から成
るイメージセンサ群、42はセンサ出力ライン、43は
ユニット用MOSFETとしての電圧安定化MOSFE
T、44はユニット用反転増幅器、45はユニット用電
流ミラー回路、46は電流電圧変換器、47は基準電圧
発生器である。
【0044】このように構成されたイメージセンサユニ
ットの動作について説明する。各イメージセンサの出力
端子からは、各画素に入射した光の量に比例した電流値
が出力される。全てのイメージセンサの出力端子が接続
されたセンサ出力ライン42に流れる電流は、選択され
た一つのイメージセンサからの電流のみが流れている。
センサ出力ライン42は半導体チップ外に形成されたイ
メージセンサ内のパターンに比べて幅、長さともに大き
く、接地電位との間に大きな静電容量成分を持ってい
る。さらに、センサ出力ライン42は、接続されたイメ
ージセンサの出力端子において広い面積を有するワイヤ
ーボンドパッドを持っており、その静電容量成分がイメ
ージセンサの数と同数つながっている。このため、セン
サ出力ライン42の電位が変動すると、静電容量成分に
対する充放電電流が流れ、応答特性を劣化させる。そこ
で、電圧安定化MOSFET43をセンサ出力ライン4
2に接続し、その接続点の電位を反転増幅器44の入力
として、反転増幅器44の出力を電圧安定化MOSFE
T43のゲート端子に入力する事で、実施の形態1に示
した電圧安定化MOSFET25および反転増幅器26
の働きとまったく同様にセンサ出力ライン42の電圧を
安定化させて、センサ出力ライン42から電圧安定化M
OSFET43へと流れる信号電流の応答特性を良好に
している。
【0045】電圧安定化MOSFET43のドレイン端
子にユニット用電流ミラー回路45を接続して電流極性
を反転させる。ユニット用電流ミラー回路45の出力端
子にはオペアンプと抵抗にて構成された電流電圧変換器
46が接続される。電流電圧変換器46の出力端子に
は、入力電流に比例した電圧を基準電圧発生器47の電
圧に加えた電位が現れ、イメージセンサユニットの外部
へ取り出され、外部の処理回路へ接続される。電流電圧
変換器46の最大出力電圧範囲を広くとるためには、基
準電圧発生器47の電圧を下げておく必要がある。この
とき、電流電圧変換器46の入力端子の電位は、基準電
圧発生器47の電圧に等しい。つまり、電流電圧変換器
46の入力端子の電位も低いほうが望ましい。このた
め、出力端子の電圧が低くても正常に動作するユニット
用電流ミラー回路45の挿入が、極性の反転だけでな
く、必要不可欠である。加えて、ユニット用電流ミラー
回路45がセンサ出力ライン42に寄生する静電容量成
分と、電流電圧変換器46の入力端子とを分離してお
り、電流電圧変換器46の出力の異常な発振を防止する
ことができる。
【0046】以上のように本実施の形態では、実施の形
態1に記載のイメージセンサの複数個から成るイメージ
センサ群41と、イメージセンサからの外部出力電流が
出力されるセンサ出力ライン42と、センサ出力ライン
42にソース端子が接続されたユニット用MOSFET
43と、センサ出力ライン42の電圧を反転増幅してユ
ニット用MOSFET43のゲート端子に入力するユニ
ット用反転増幅器44と、ユニット用MOSFET43
のドレイン端子に接続された電流電圧変換器46とを設
けたことにより、ユニット用MOSFET43とユニッ
ト用反転増幅器44とが、センサ出力ライン42の電圧
変動を防止し、センサ出力ライン42に寄生する静電容
量の影響による周波数特性劣化を防止することができる
ので、イメージセンサユニットの高速読み出しが可能に
なる。
【0047】さらに、ユニット用MOSFET43のド
レイン端子と電流電圧変換器46との間に、ユニット用
MOSFET43のドレイン端子に入力端子が接続され
電流電圧変換回路46の入力端子に出力端子が接続され
たユニット用電流ミラー回路45を備えたことにより、
センサ出力ライン42に寄生する静電容量成分と電流電
圧変換器46の入力とを分離して電流電圧変換器46の
出力発振を防止することができ、また電流電圧変換器4
6の出力電圧範囲を広くとることができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載のイメージセンサによれば、複数の画素と、画素か
ら画素信号が出力される信号出力ラインとを有するイメ
ージセンサであって、画素はそれぞれ、被写体からの光
信号を検出するフォトダイオードと、フォトダイオード
で発生した電圧を増幅する増幅回路と、増幅回路の出力
電圧のうち第1の期間における出力電圧を保持する第1
信号保持部と、増幅回路の出力電圧のうち第2の期間に
おける出力電圧を保持する第2信号保持部と、第1信号
保持部で保持している出力電圧と第2信号保持部で保持
している出力電圧との差分電圧を信号出力ラインに差分
電流に変換して出力する差動出力部とを有することによ
り、差動出力部が第1信号と第2信号の差分のみを差分
電流として1本の信号出力ラインに出力するので、信号
出力ライン上の電流値が従来よりも大幅に減少し、信号
出力ラインに必要な回路面積を大幅に減少することがで
きるという有利な効果が得られる。
【0049】請求項2に記載のイメージセンサによれ
ば、請求項1に記載のイメージセンサにおいて、差動出
力部は、第1信号保持部で保持している出力電圧を電流
に変換する第1信号電圧電流変換部と、第2信号保持部
で保持している出力電圧を電流に変換する第2信号電圧
電流変換部と、第1信号電圧電流変換部の出力電流の極
性を反転する電流ミラー回路とを有し、第2信号電圧電
流変換部と電流ミラー回路との接続部より差分電流を出
力することにより、従来のような2出力電流でなく差分
電流のみを画素の外部に出力するため、ノイズを低減す
ることができるという有利な効果が得られる。
【0050】請求項3に記載のイメージセンサによれ
ば、請求項1又は2に記載のイメージセンサにおいて、
信号出力ラインにソース端子が接続されたMOSFET
と、信号出力ラインの電圧を反転増幅してMOSFET
のゲート端子に入力する反転増幅回路とを備えたことに
より、MOSFETと反転増幅器とが信号出力ラインの
電源変動を防止するため、信号出力ラインの静電容量の
影響による周波数特性劣化を防止することができ、イメ
ージセンサの高速読み出しが可能になるという有利な効
果が得られる。
【0051】請求項4に記載のイメージセンサによれ
ば、請求項3に記載のイメージセンサにおいて、MOS
FETのドレイン端子に入力端子が接続された信号出力
ライン電流ミラー回路を有し、信号出力ライン電流ミラ
ー回路の出力端子から出力される電流をイメージセンサ
の外部出力電流とすることにより、イメージセンサの出
力電圧範囲を電源電圧近くまで高めることができるとい
う有利な効果が得られる。
【0052】請求項5に記載のイメージセンサユニット
によれば、請求項1乃至4のいずれか1に記載のイメー
ジセンサの複数個から成るイメージセンサ群と、イメー
ジセンサからの外部出力電流が出力されるセンサ出力ラ
インと、センサ出力ラインにソース端子が接続されたユ
ニット用MOSFETと、センサ出力ラインの電圧を反
転増幅してユニット用MOSFETのゲート端子に入力
するユニット用反転増幅回路と、ユニット用MOSFE
Tのドレイン端子に接続された電流電圧変換器とを有す
ることにより、ユニット用MOSFETとユニット用反
転増幅器とが、センサ出力ラインの電圧変動を防止し、
センサ出力ラインに寄生する静電容量の影響による周波
数特性劣化を防止するので、イメージセンサユニットの
高速読み出しが可能になるという有利な効果が得られ
る。
【0053】請求項6に記載のイメージセンサユニット
によれば、請求項5に記載のイメージセンサユニットに
おいて、ユニット用MOSFETのドレイン端子と電流
電圧変換器との間に、ユニット用MOSFETのドレイ
ン端子に入力端子が接続され電流電圧変換回路の入力端
子に出力端子が接続されたユニット用電流ミラー回路を
備えたことにより、ユニット用電流ミラー回路によっ
て、センサ出力ラインに寄生する静電容量成分と電流電
圧変換器の入力とを分離して電流電圧変換器の出力発振
を防止することができ、また電流電圧変換器の出力電圧
範囲を広くとることができるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるイメージセンサを
示す回路図
【図2】(a)フォトダイオードのアノード電位を示す
タイミング図 (b)増幅回路の出力電位を示すタイミング図 (c)第1信号保持パルスを示すタイミング図 (d)リセットパルスを示すタイミング図 (e)第2信号保持パルスを示すタイミング図 (f)第1画素に加えられる読み出しパルスを示すタイ
ミング図 (g)第2画素に加えられる読み出しパルスを示すタイ
ミング図 (h)第3画素に加えられる読み出しパルスを示すタイ
ミング図
【図3】本発明の実施の形態1によるイメージセンサの
第1信号電圧電流変換MOSFETおよび第2信号電圧
電流変換MOSFETの電圧電流特性を示すグラフ
【図4】本発明の実施の形態2によるイメージセンサユ
ニットを示す回路図
【図5】従来のMOSイメージセンサの回路図
【符号の説明】
1 フォトダイオード 2 リセットスイッチ 3 増幅回路 4 第1信号伝達スイッチ 5 第2信号伝達スイッチ 6 第1信号電圧保持コンデンサ 7 第2信号電圧保持コンデンサ 8 第1信号電圧電流変換MOSFET 9 第2信号電圧電流変換MOSFET 10 第1信号読み出しスイッチ 11 第2信号読み出しスイッチ 12 電流ミラー回路 21 信号出力ライン 23 パルス発生回路 24 走査回路 25 電圧安定化MOSFET 26 反転増幅器 27 信号出力ライン電流ミラー回路 41 イメージセンサ群 42 センサ出力ライン 43 電圧安定化MOSFET(ユニット用MOSFE
T) 44 ユニット用反転増幅器 45 ユニット用電流ミラー回路 46 電流電圧変換器 47 基準電圧発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA05 AA10 AB10 BA14 CA02 DD02 DD10 FA08 5C024 AA18 BA00 CA05 DA05 FA02 GA01 GA31 HA18 5C051 AA01 BA03 DA03 DB01 DB08 DB15 DB18 DE01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画素と、前記画素から画素信号が出
    力される信号出力ラインとを有するイメージセンサであ
    って、前記画素はそれぞれ、被写体からの光信号を検出
    するフォトダイオードと、前記フォトダイオードで発生
    した電圧を増幅する増幅回路と、前記増幅回路の出力電
    圧のうち第1の期間における出力電圧を保持する第1信
    号保持部と、前記増幅回路の出力電圧のうち第2の期間
    における出力電圧を保持する第2信号保持部と、前記第
    1信号保持部で保持している出力電圧と前記第2信号保
    持部で保持している出力電圧との差分電圧を前記信号出
    力ラインに差分電流に変換して出力する差動出力部とを
    有することを特徴とするイメージセンサ。
  2. 【請求項2】差動出力部は、第1信号保持部で保持して
    いる出力電圧を電流に変換する第1信号電圧電流変換部
    と、第2信号保持部で保持している出力電圧を電流に変
    換する第2信号電圧電流変換部と、前記第1信号電圧電
    流変換部の出力電流の極性を反転する電流ミラー回路と
    を有し、前記第2信号電圧電流変換部と前記電流ミラー
    回路との接続部より前記差分電流を出力することを特徴
    とする請求項1に記載のイメージセンサ。
  3. 【請求項3】前記信号出力ラインにソース端子が接続さ
    れたMOSFETと、前記信号出力ラインの電圧を反転
    増幅して前記MOSFETのゲート端子に入力する反転
    増幅回路とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載のイメージセンサ。
  4. 【請求項4】前記MOSFETのドレイン端子に入力端
    子が接続された信号出力ライン電流ミラー回路を有し、
    前記信号出力ライン電流ミラー回路の出力端子から出力
    される電流をイメージセンサの外部出力電流とすること
    を特徴とする請求項3に記載のイメージセンサ。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1に記載のイメ
    ージセンサの複数個から成るイメージセンサ群と、前記
    イメージセンサからの外部出力電流が出力されるセンサ
    出力ラインと、前記センサ出力ラインにソース端子が接
    続されたユニット用MOSFETと、前記センサ出力ラ
    インの電圧を反転増幅して前記ユニット用MOSFET
    のゲート端子に入力するユニット用反転増幅回路と、前
    記ユニット用MOSFETのドレイン端子に接続された
    電流電圧変換器とを有することを特徴とするイメージセ
    ンサユニット。
  6. 【請求項6】前記ユニット用MOSFETのドレイン端
    子と前記電流電圧変換器との間に、前記ユニット用MO
    SFETのドレイン端子に入力端子が接続され前記電流
    電圧変換回路の入力端子に出力端子が接続されたユニッ
    ト用電流ミラー回路を備えたことを特徴とする請求項5
    に記載のイメージセンサユニット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9252168B2 (en) 2011-12-15 2016-02-02 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion device
US9276021B2 (en) 2011-12-15 2016-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Electronic device including current sources and amplifiers
US9356585B2 (en) 2011-12-15 2016-05-31 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup device
US9570508B2 (en) 2011-12-15 2017-02-14 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion device and operation method for photoelectric conversion device

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