JP2001156011A - 半導体ウェーハ熱処理装置 - Google Patents

半導体ウェーハ熱処理装置

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JP2001156011A
JP2001156011A JP33857599A JP33857599A JP2001156011A JP 2001156011 A JP2001156011 A JP 2001156011A JP 33857599 A JP33857599 A JP 33857599A JP 33857599 A JP33857599 A JP 33857599A JP 2001156011 A JP2001156011 A JP 2001156011A
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semiconductor wafer
heating source
heat treatment
treatment apparatus
heater heating
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Masahiko Kurokawa
昌彦 黒川
Norihiro Shimoi
規弘 下井
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Toshiba Ceramics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体ウェーハ面内の均熱性を高めて、スリッ
プの発生を防止できると共に、ランプ加熱源の小型化が
図れ、価な半導体ウェーハ熱処理装置を提供する。 【解決手段】半導体ウェーハWの上下に配置されたラン
プ加熱源3、4と、半導体ウェーハWを離間して囲繞す
るヒータ加熱源5とを有する半導体ウェーハ熱処理装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハの
熱処理工程に使用される半導体ウェーハ熱処理装置に関
し、特に半導体ウェーハ面内の均熱性を高め、ランプ加
熱源の小型化が図れる半導体ウェーハ熱処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】チョクラルスキー法により引上げられた
シリコン単結晶を加工してシリコンウェーハを製造し、
このシリコンウェーハを用いてDRAMなどのデバイス
素子を製造する場合、シリコンウェーハ上に酸化膜や窒
化膜などを形成する必要がある。
【0003】従来、この膜形成は石英製やSiC製のウ
ェーハボート上にシリコンウェーハを複数枚離間積載
し、横型や縦型の拡散炉を使用し、膜形成を行ってい
た。
【0004】しかし、近年、デバイスの微細化に伴い、
これら膜形成やイオン注入後の拡散アニールなどには、
Rapid Thermal Process処理(以
下RTPという。)が行われるようになっている。
【0005】このRTP処理には、図5に示すように、
通常RTP用の半導体ウェーハ熱処理装置31の装置本
体32内に設けられタングステンハロゲンランプからな
る上ランプ加熱源33と、下ランプ加熱源34間にチャ
ンバ35を設け、このチャンバ35にサセプタ36に載
置されたシリコンウェーハWを収納し、チャンバ35
に周壁35aに設けられたガス導入口37から、シリコ
ンウェーハWに対して平行に処理ガスを導入し、ガス
導入口37に対向して設けられたガス排気口38から排
気しながら、上ランプ加熱源33と下ランプ加熱源34
で、シリコンウェーハWを加熱してアニール処理を行
うものである。
【0006】このような従来の半導体ウェーハ熱処理装
置31では、シリコンウェーハWの上下に上ランプ加
熱源33と下ランプ加熱源34が設けられているため、
シリコンウェーハWの表裏の温度差は比較的小さい
が、外周方向には加熱源がないため、熱漏洩が大きく、
その結果シリコンウェーハWの中央部と外周部の温度
差が大きくなり、スリップ転位が発生する原因となって
いる。
【0007】これを回避するために、シリコンウェーハ
に対して、上ランプ加熱源33と下ランプ加熱源3
4の出力を大きくする必要があると共に、シリコンウェ
ーハWを上記チャンバ35に収納し、かつ外周部に石
英製、SiC製のリング形状治具を挿入して、熱漏洩を
抑制していた。また、シリコンウェーハを回転させるこ
とで、シリコンウェーハ面内の均熱を確保する半導体ウ
ェーハ熱処理装置が用いられている。しかし、これらの
半導体ウェーハ熱処理装置は装置が複雑になり、半導体
ウェーハ熱処理装置が高価になっている。
【0008】また、図5に示すような半導体ウェーハ熱
処理装置31にあっては、処理ガスがシリコンウェーハ
に対して水平方向より導入されるため、全ての両ラ
ンプ加熱源33、34を同じ出力とすると、シリコンウ
ェーハW0は比較的温度が低い処理ガスが導入されるガ
ス上流側(ガス導入口37)ほど、低温になり、スリッ
プが発生する。このため、両ランプ加熱源33、34を
複数個のゾーンに分割して制御し、ガス上流側の両ラン
プ加熱源33a、34aほど出力を大きくして、スリッ
プを防止しているが、十分にスリップを防止できないば
かりでなく、電気制御系が複雑になり、半導体ウェーハ
熱処理装置が高価になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、半導体ウェー
ハ面内の均熱性を高めて、スリップの発生を防止できる
と共に、ランプ加熱源の小型化が図れ、安価な半導体ウ
ェーハ熱処理装置が要望されている。
【0010】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、半導体ウェーハ面内の均熱性を高めて、スリッ
プの発生を防止できると共に、ランプ加熱源の小型化が
図れ、安価な半導体ウェーハ熱処理装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本願請求項1の発明は、半導体ウェーハの上
下に配置されたランプ加熱源と、半導体ウェーハを離間
して囲繞するヒータ加熱源とを有することを特徴とする
半導体ウェーハ熱処理装置であることを要旨としてい
る。
【0012】本願請求項2の発明では、上記ヒータ加熱
源は、円筒体の周壁に密封されていることを特徴とする
請求項1に記載の半導体ウェーハ熱処理装置であること
を要旨としている。
【0013】本願請求項3の発明では、上記円筒体およ
びヒータ加熱源は、半導体ウェーハを出入れ可能にする
ため、少なくとも2分割されることを特徴とする請求項
1または2に記載の半導体ウェーハ熱処理装置であるこ
とを要旨としている。
【0014】本願請求項4の発明では、上記ランプ加熱
源の加熱による半導体ウェーハ中央部の温度変化に応じ
て、ヒータ加熱源を制御することを特徴とする請求項1
ないし3のいずれか1項に記載の半導体ウェーハ熱処理
装置であることを要旨としている。
【0015】本願請求項5の発明では、上記半導体ウェ
ーハの中央部と外周部との2点間の温度差を±5℃以内
になるようにヒータ加熱源を制御することを特徴とする
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の半導体ウェー
ハ熱処理装置であることを要旨としている。
【0016】本願請求項6の発明では、上記半導体ウェ
ーハ熱処理装置は、急速温度昇降および900℃以上の
高温アニールを行うランプアニール装置であることを特
徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の半導
体ウェーハ熱処理装置であることを要旨としている。
【0017】本願請求項7の発明では、上記半導体ウェ
ーハ熱処理装置は、枚葉式であることを特徴とする請求
項1ないし6のいずれか1項に記載の半導体ウェーハ熱
処理装置であることを要旨としている。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係わる半導体ウェーハ熱
処理装置について、実施の形態に基づいて説明する。
【0019】図1および図2に示すように、半導体ウェ
ーハ熱処理装置1は、半導体ウェーハ、例えばシリコン
ウェーハWを1枚毎に熱処理する枚葉式半導体ウェーハ
熱処理装置で、装置本体2と、この装置本体2内に設け
られ半導体ウェーハWの上方に配置される上ランプ加熱
源3と、半導体ウェーハWの下方に配置される下ランプ
加熱源4と、半導体ウェーハWを離間して囲繞するヒー
タ加熱源5とを有している。
【0020】装置本体2はシリコンウェーハW出入れ用
の開口2aとこの開口2aを適宜開閉する蓋体2bとを
有する断熱筐体で形成されている。
【0021】両ランプ加熱源3、4は、例えばタングス
テンハロゲンランプであり、共にランプ出力制御装置6
を介して電源7に接続されている。
【0022】図3に示すように、ヒータ加熱源5は、透
明石英ガラス製の天板8a、底板8bを有し、チャンバ
を形成する、例えば透明石英ガラス製の円筒体8の周壁
8cに密封状態で収納させている。この円筒体8には、
半導体ウェーハWを出入れができるような開口部8d
と、この開口部8dは蓋体部8dにより適宜開閉される
ように複数個、例えば2分割されており、さらに、蓋体
部8dには半導体ウェーハWが載置されるリング形状の
サセプタ9が取付けられている。
【0023】また、図4に示すように、蓋体部8dにも
ヒータ加熱源5から分割された分割ヒータ加熱源5aが
密封され、蓋体部8dが閉塞された状態で分割ヒータ加
熱源5aはヒータ加熱源5と一体になるようになってい
る。
【0024】ヒータ加熱源5、分割ヒータ加熱源5aは
共に石英ガラス製の円筒体8内に密封されているので、
ヒータ加熱源5、分割ヒータ加熱源5aから発生する不
純物により、シリコンウェーハWを汚染することがな
い。
【0025】なお、ヒータ加熱源5および分割ヒータ加
熱源5aが収納される収納溝部8fを真空にすること
で、加熱時の空間膨張を防ぐようになっている。
【0026】ヒータ加熱源5は、例えばSCRを有する
ヒータ出力制御装置10を介して電源7に接続されてい
る。
【0027】また、図2および図3に示すように、円筒
体8の周壁8c上の蓋体部8dから90°離れた位置に
は、扁平で横長形状のガス導入口11が半導体ウェーハ
Wの位置に対向して設けられ、さらに、このガス導入口
11に対向してガス排気口12が設けられている。
【0028】さらに、図1に示すように、装置本体2内
には、3個の温度計、例えば放射温度計13a、13
b、13cが設けられており、1個はシリコンウェーハ
Wの中心部Wc、他の2個は各々シリコンウェーハWの
ガス導入口11およびガス排気口12側の外周部Wa、
Wbの温度を測定できるように設置されている。また、
放射温度計13a、13b、13cは、ヒータ出力制御
装置10に接続されており、両ランプ加熱源3、4によ
る半導体ウェーハWの中央部Wcの温度変化に応じて、
ヒータ加熱源5を制御し、また、半導体ウェーハWの中
央部Wcおよび外周部Wa、Wbの2点の温度を測定し
て、2点間の温度を±5℃以内になるようにヒータ加熱
源5を制御することができるようになっている。
【0029】なお、シリコンウェーハの熱処理工程を量
産ラインにて行う場合には、多数の半導体ウェーハ熱処
理装置が使用されるが、これらの装置の使用前に両ラン
プ加熱源3、4、ヒータ加熱源5の条件出しを行ってお
けば、装置毎に放射温度計13a、13b、13cを必
ずしも設ける必要はない。
【0030】また、本発明に係わる半導体ウェーハ熱処
理装置は、上述した枚葉式半導体ウェーハ熱処理装置に
限らず、上ランプ加熱源および下ランプ加熱源を多層に
し、かつ、蓋体部に上下ランプ加熱源間に挿入されるよ
うに配設された複数個のサセプタに半導体ウェーハを載
置して、1度に複数枚の半導体ウェーハを熱処理できる
ようにしてもよい。
【0031】次に本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理
装置を用い、水素雰囲気でのシリコンウェーハの熱処理
方法を説明する。
【0032】図1に示すように、蓋体2bを外して開口
2aを開放し、蓋体部8dを円筒体8から分割して開口
部2から装置本体2外に取出し、取出された蓋体部8の
サセプタ9に、1枚のシリコンウェーハWを載置し、再
び蓋体部8dを開口2aから挿入して、蓋体部8dを円
筒体8に合体させて開口部8dを閉塞しながら、シリコ
ンウェーハWを円筒体8内に収納し、蓋体2bで開口部
2aを閉塞する。
【0033】次にランプ出力制御装置6を制御して、両
ランプ加熱源3、4に通電して発熱させ、シリコンウェ
ーハWの表面を急速に昇温して、かつ900℃以上の高
温にし、さらに、ヒータ出力制御装置10を制御して、
ヒータ加熱源5、分割ヒータ加熱源5aに通電して、シ
リコンウェーハWを外周から加熱する。
【0034】しかる後、処理ガス、例えば水素ガスGを
ガス導入口11から円筒体8内に供給し、水素ガスとシ
リコンウェーハWとの反応後、水素ガスをガス導入口1
1に対向して設けられたガス排気口12から排気する。
このようにして、シリコンウェーハWは水素雰囲気下で
熱処理される。
【0035】この熱処理工程において、シリコンウェー
ハWの中央部Wcの温度は常に放射温度計13cにより
測定され、所定の温度になるように、また、外周部W
a、Wbの温度は放射温度計13a、13bによって各
々測定され、中心部Wcと外周部Wa、Wbの温度差が
±5℃以内になるように、ヒータ出力制御装置10を介
して制御された状態でヒータ加熱源5、分割ヒータ加熱
源5aは付勢される。
【0036】従って、水素ガスGをガス導入口11から
円筒体8内に供給し、シリコンウェーハWと平行な状態
で流しても、シリコンウェーハW面内温度は、均一に保
たれ、シリコンウェーハWにスリップが発生しない。
【0037】また、ヒータ加熱源5は、円筒体に密封さ
れているので、ランプ加熱源からの熱漏洩を防止すると
共に、シリコンウェーハを外周から加熱し、シリコンウ
ェーハ面内温度を均一に保ち、さらに、ヒータ加熱源5
から発生する不純物により、シリコンウェーハWを汚染
することがない。
【0038】さらに、ヒータ加熱源5を設けることによ
り、両ランプ加熱源3、4の小型化が図れ、従来のよう
に両ランプ加熱源3、4を複数個のゾーンに分割して制
御し、ガス上流側の両ランプ加熱源3a、4aほど出力
を大きくする必要もなく、安価な半導体ウェーハ熱処理
装置を提供することができる。
【0039】また、シリコンウェーハW出入れ用の蓋体
部8dにも分割ヒータ加熱源5aが設けられているの
で、蓋体部8d近傍のシリコンウェーハWの外周部が低
温になることもなく、シリコンウェーハ面内温度を均一
に保てる。
【0040】
【実施例】(1)温度測定試験 図1に示すような本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理
装置を用いて、ランプ源設定温度を700℃および11
00℃にした場合におけるシリコンウェーハ面内の熱分
布を測定した。ヒータ加熱源の設定温度を3段階に変化
させた場合のシリコンウェーハの中央部と外周部(ガス
導入口側)の温度差を測定した。また、シリコンウェー
ハは回転させていない。
【0041】その結果を表1および表2に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】・ランプ源設定温度700℃、1100℃
いずれの場合にも、ヒータ加熱源設定温度がランプ源設
定温度と同じ場合には、シリコンウェーハ外周部の温度
がやや低めになる。
【0045】・ランプ源設定温度700℃の場合、ヒー
タ加熱源設定温度を若干(20℃)高くすることによ
り、シリコンウェーハ面内温度差を±5℃にできる(温
度差1℃)。
【0046】・ランプ源設定温度1100℃の場合、ヒ
ータ加熱源設定温度を若干(15℃)高くすることによ
り、シリコンウェーハ面内温度差を±5℃にできる(温
度差2℃)。
【0047】(2)スリップ試験 図1に示すような本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理
装置を用いて、ランプ源設定温度を700℃にして、シ
リコンウェーハをサセプタに載置し、H雰囲気で、7
00〜1100℃までを5℃/秒で昇温、1100℃で
5分間保持し、1100〜700℃を5℃/秒で降温、
700℃で装置からシリコンウェーハを取出す熱処理を
行った。
【0048】・熱処理後、シリコンウェーハをX線トボ
グラフ(ラング法)により評価したが、スリップは確認
されなかった。
【0049】
【発明の効果】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理装
置によれば、半導体ウェーハ面内の均熱性を高めて、ス
リップの発生を防止できると共に、ランプ加熱源の小型
化が図れ、安価な半導体ウェーハ熱処理装置を提供する
ことができる。
【0050】すなわち、半導体ウェーハ熱処理装置は、
半導体ウェーハの上下に配置されたランプ加熱源と、半
導体ウェーハを離間して囲繞するヒータ加熱源とを有す
るので、処理ガスの流入方向に係わりなく、シリコンウ
ェーハ面内温度は均一に保たれ、シリコンウェーハにス
リップが発生することもなく、さらに、ヒータ加熱源を
設けることにより、ランプ加熱源の小型化が図れ、ラン
プ加熱源を複数個のゾーンに分割して制御し、ガス上流
側のランプ加熱源ほど出力を大きくする必要もなく、安
価な半導体ウェーハ熱処理装置を提供することができ
る。
【0051】また、ヒータ加熱源は、円筒体に密封され
ているので、ランプ加熱源からの熱漏洩を防止すると共
に、シリコンウェーハを外周から加熱し、シリコンウェ
ーハ面内温度を均一に保ち、さらに、ヒータ加熱源から
発生する不純物により、シリコンウェーハを汚染するこ
とがない。
【0052】また、円筒体およびヒータ加熱源は、半導
体ウェーハを出入れ可能に少なくとも2分割されるの
で、蓋体部近傍のシリコンウェーハの外周部が低温にな
ることもなく、シリコンウェーハ面内温度を均一に保て
る。
【0053】また、ランプ加熱源による半導体ウェーハ
中央部の温度変化に応じて、ヒータ加熱源を制御するの
で、大型のランプ加熱源を必要とせず小型化が図れ、さ
らに、シリコンウェーハ面内温度を均一に保てる。
【0054】また、半導体ウェーハの中央部と外周部と
の2点間の温度差を±5℃以内になるようにヒータ加熱
源を制御するので、大型のランプ加熱源を必要とせず小
型化が図れ、さらに、シリコンウェーハ面内温度を均一
に保てる。
【0055】また、半導体ウェーハ熱処理装置は、急速
温度昇降および900℃以上の高温アニールを行うラン
プアニール装置であるので、半導体ウェーハにスリップ
を発生させることなく、迅速な熱処理を行うことができ
る。
【0056】また、半導体ウェーハ熱処理装置は、枚葉
式であるので、半導体ウェーハの大型化に対応した熱処
理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理装置の概
念図。
【図2】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理装置に用
いられるランプ加熱源、ヒータ加熱源の説明図。
【図3】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理装置に用
いられるヒータ加熱源および円筒体の説明図。
【図4】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理装置に用
いられるヒータ加熱源の説明図。
【図5】従来の半導体ウェーハ熱処理装置に用いられる
ランプ加熱源、ヒータ加熱源の説明図。
【符号の説明】
1 半導体ウェーハ熱処理装置 2 装置本体 2a 開口 2b 蓋体 3 上ランプ加熱源 4 下ランプ加熱源 5 ヒータ加熱源 5a 分割ヒータ加熱源 6 ランプ出力制御装置 7 電源 8 円筒体 8a 天板 8b 底板 8c 周壁 8d 開口部 8e 蓋体部 8f 収納溝部 9 サセプタ 10 ヒータ出力制御装置 11 ガス導入口 12 ガス排気口 13a 放射温度計 13b 放射温度計 13c 放射温度計 W 半導体ウェーハ Wc 中央部 Wa 外周部 Wb 外周部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェーハの上下に配置されたラン
    プ加熱源と、半導体ウェーハを離間して囲繞するヒータ
    加熱源とを有することを特徴とする半導体ウェーハ熱処
    理装置。
  2. 【請求項2】 上記ヒータ加熱源は、円筒体の周壁に密
    封されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    ウェーハ熱処理装置。
  3. 【請求項3】 上記円筒体およびヒータ加熱源は、半導
    体ウェーハを出入れ可能にするため、少なくとも2分割
    されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導
    体ウェーハ熱処理装置。
  4. 【請求項4】 上記ランプ加熱源の加熱による半導体ウ
    ェーハ中央部の温度変化に応じて、ヒータ加熱源を制御
    することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載の半導体ウェーハ熱処理装置。
  5. 【請求項5】 上記半導体ウェーハの中央部と外周部と
    の2点間の温度差を±5℃以内になるようにヒータ加熱
    源を制御することを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れか1項に記載の半導体ウェーハ熱処理装置。
  6. 【請求項6】 上記半導体ウェーハ熱処理装置は、急速
    温度昇降および900℃以上の高温アニールを行うラン
    プアニール装置であることを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載の半導体ウェーハ熱処理装置。
  7. 【請求項7】 上記半導体ウェーハ熱処理装置は、枚葉
    式であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    1項に記載の半導体ウェーハ熱処理装置。
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