JP2001147650A - 電気光学装置用基板およびアクティブマトリクス基板ならびに電気光学装置用基板の検査方法 - Google Patents

電気光学装置用基板およびアクティブマトリクス基板ならびに電気光学装置用基板の検査方法

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JP2001147650A
JP2001147650A JP2000257938A JP2000257938A JP2001147650A JP 2001147650 A JP2001147650 A JP 2001147650A JP 2000257938 A JP2000257938 A JP 2000257938A JP 2000257938 A JP2000257938 A JP 2000257938A JP 2001147650 A JP2001147650 A JP 2001147650A
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Norio Ozawa
徳郎 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速かつ確実に欠陥個所を特定でき、安定し
て欠陥検査を行うことができる電気光学装置用基板を提
供する。 【解決手段】 第1のゲート線断線検査過程において
は、第1の左側トランジスタ列の各ゲートに対し、各薄
膜トランジスタをオン状態とする信号を供給し、各薄膜
トランジスタによって導通された2本のゲート線に流れ
る電流値を測定する。第2のゲート線断線検査過程にお
いては、第2の左側トランジスタ列の各ゲートに対し、
各薄膜トランジスタをオン状態とする信号を供給し、各
薄膜トランジスタによって導通された2本のゲート線に
流れる電流値を測定する。次に、第1のゲート線断線検
査過程および第2のゲート線断線検査過程における検査
結果に基づき、いずれのゲート線に欠陥があるのかを判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学装置用基
板およびアクティブマトリクス基板ならびに電気光学装
置用基板の検査方法に関する。
【0002】
【技術背景】従来より、一対の基板の間隙に液晶を扶持
してなる液晶表示装置が知られている。このような液晶
表示装置として、一対の基板のうちの一方にアクティブ
マトリクス基板を用いたものが実用化されている。この
アクティブマトリクス基板は、ガラス基板等の上面に、
複数のデータ線と、各データ線と直交する複数のゲート
線とが形成されている。そして、各データ線とゲート線
との交差に対応して画素電極が形成されている。各画素
電極は、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor)を
介して各データ線およびゲート線に接続されている。
【0003】ここで、ゲート線およびデータ線は、各々
表示画素の数に応じた本数だけ形成される。例えば、カ
ラー表示が可能な液晶表示装置にあっては、480本の
ゲート線と640×3本(RGB各色に対応)のデータ
線が備えたものや、1024本のゲート線と1280×
3本のデータ線を備えたものが知られている。このよう
に、アクティブマトリクス基板には、膨大な数の配線を
形成する必要があるが、各データ線およびゲート線には
断線や配線狭窄部(配線が他の部分よりも狭くなってい
る部分)等の欠陥があってはならない。
【0004】しかしながら、アクティブマトリクス基板
の各種製造工程における種々の要因から、配線の欠陥が
ある割合で発生してしまうのは避けられないのが現状で
ある。このため、ゲート線やデータ線の欠陥を有するア
クティブマトリクス基板を確実に見つけ出し、また、同
一要因に基づく断線等の欠陥の再発を防止すべく断線箇
所を正確に把握したいという要望がある。
【0005】かかる要望に応えるための断線検査方法
が、実開昭63−70596号公報に開示されている。
【0006】この断線検査方法では、まず、基板上にス
トライプ状に形成された複数のゲート線について、1本
目のゲート線と2本目のゲート線の左端部同士、2本目
のゲート線と3本目のゲート線の右端部同士、3本目の
ゲート線と4本目のゲート線の左端部同士、4本目のゲ
ート線と5本目のゲート線の右端部同士、…、という具
合に、隣接するゲート線(またはデータ線)の端部同士
を接続する。このようにすることにより、各ゲート線を
直列に接続してなる1本の配線が形成される。そして、
例えば、この配線に所定の電流が流れるか否かを調べる
ことにより、いずれかのゲート線に欠陥があるか否かを
判定する。
【0007】しかしながら、この断線検査方法では、ゲ
ート線のいずれかが断線しているか否かを検査すること
はできるが、具体的にどのゲート線に欠陥があるのかを
突き止めることはできない。従って、この検査方法を用
いた場合、ゲート線の断線箇所の位置を判定して、欠陥
を生じさせた要因等を追跡したり、類推することができ
ない。このため、断線の再発防止に向けた有効な対策を
講じることができないという問題がある。
【0008】また、上記断線検査方法においては、直列
に接続した配線に一定の電流iを流し、その両端部にお
ける電位差を測定することにより欠陥の有無を判断する
ことも考えられる。具体的には、まず、いずれの配線に
も欠陥が存在しない場合の電圧を予め測定しておく。こ
の電圧は、配線(例えばゲート線)の一本あたりの抵抗
値をRL、配線の総本数(例えばゲート線の総本数)を
Nとすると、iNRLで表される。次に、検査対象たる
配線の両端部における電位差を測定する。ここで、いず
れかの配線に欠陥が存在した場合、測定される電圧はi
(RB+NRL)で表される。RBは配線狭窄部等の欠
陥箇所における抵抗値である。そして、これらの電圧の
差、すなわち、iNRL−i(RB+NRL)を求め
る。そして、この結果検出された電圧値が所定値よりも
小さい場合には、いずれかの配線に断線があると判定す
るのである。
【0009】しかしながら、この手法を採用した場合、
NRL≫RBとなっているときには、上述した式から求
められる電圧は≒0となってしまうため、欠陥の検出を
することができなくなってしまう。つまり、上述した方
法では、配線数が多い場合(すなわち抵抗NRLが大き
い場合)や配線が細くなっているだけで完全には断線し
ていないような場合(すなわち、配線の一部に狭窄部が
ある状態で抵抗RBが比較的小さい場合)には、欠陥の
検出が困難になってしまうという問題があった。
【0010】そこで、上記のような問題を解消すべく、
以下に示す方法によって断線や配線狭窄部を検出する方
法が提案されている。この方法について、図6を参照し
て説明する。図6に示すアクティブマトリクス基板S2
において、例えばゲート線(Gl〜G6)の左端側にゲ
ート電極駆動回路としてのYシフトレジスタ31および
バッファステージ33が設けられており、右端側にはY
シフトレジスタ32およびバッファステージ34が設け
られている。
【0011】この検査方法では、まず、Yシフトレジス
タ32側のバッファステージ34の最終段の出力レベル
をすべてローレベルとしたうえで、Yシフトレジスタ3
1に選択パルスを入力する。具体的には、Yシフトレジ
スタ31側のバッファステージ33の最終段のインバー
タの出力信号を順次排他的にローレベルからハイレベル
に切換える。この結果、ゲート線Gl、G2、…、G6
には、順次、電流il,i2,・・・i6が流れること
となる。これらの各電流値を、バッファステージ34の
近傍において測定することにより、ゲート線の一本一本
について断線の有無を検査していくのである。
【0012】ここで、電流i1,i2,・・・i6の電
流値が所定値以上であれば、そのゲート線には断線はな
いと判断することができる。これに対し、測定された電
流値が所定値よりも低い場合には、そのゲート線に何ら
かの欠陥があるものと判断することができる。
【0013】ところで、Yシフトレジスタ31および3
2等を、最高プロセス温度が400〜600℃程度の低
温プロセスで作成したポリシリコンを用いて形成した場
合、そのYシフトレジスタ31や32が静電破壊され機
能不全となる危険性が高いことが分かっている。さら
に、パーティクル等の影響によってパターン不良が生
じ、これによりYシフトレジスタ31および32に機能
不全が生じてしまうこともある。
【0014】従って、例えばYシフトレジスタ31や3
2の少なくとも一方に不良が生じ、バッファステージ3
3および34のすべてがハイレベルに固定されている場
合には、上記の断線検査方法でゲート線(Gl〜G6)
を順次選択して電流を流すことができない。従って、上
述した断線検査方法では、断線検査作業を常に安定して
行なうことができないという危惧があった。
【0015】さらに、上述した断線検査方法において
は、膨大な本数の配線の各々を順次選択し、断線の有無
を検出しなければならない。従って、検査に要する時間
が長くなってしまうという問題もある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した事情
に鑑みてなされたものであり、迅速かつ確実に欠陥箇所
を特定でき、かつ、常に安定して欠陥検査を行うことが
できる電気光学装置用基板およびアクティブマトリクス
基板ならびに電気光学装置用基板の検査方法を提供する
ことを目的している。
【0017】上記目的を達成するため、この発明は、複
数の配線と、複数のスイッチング素子と、通電手段とを
具備することを特徴とする電気光学装置用基板を提供す
るものである。ここで、複数のスイッチング素子の各々
は、隣接する上記各配線の間に介挿されている。また複
数のスイッチング素子の各々は、第1グループまたは第
2グループのいずれかに属し、隣合うスイッチング素子
は異なるグループに属し、前記各グループ単位で当該グ
ループに属するスイッチング素子のオンオフ切換えが可
能である。また、上記通電手段は、複数のスイッチング
素子を介して直列接続される2本の配線からなる複数の
配線対に電流を流し、または電圧を印加する。
【0018】また、本発明は、上述した電気光学装置用
基板の検査方法を提供するものである。この検査方法
は、複数の配線と、各々隣接する前記各配線の間に介挿
された複数のスイッチング素子とを有する電気光学装置
用基板の検査方法であって、隣接するスイッチング素子
が異なるグループに属するように、前記複数のスイッチ
ング素子を第1のグループおよび第2のグループに分
け、前記第1グループに属するスイッチング素子をオン
にするとともに、当該スイッチング素子を介して直列接
続される2本の配線からなる複数の配線対に電流を流
し、または電圧を印加することにより、当該配線対にお
ける欠陥の有無を判定する第1の配線検査過程と、前記
第2グループに属するスイッチング素子をオンにすると
ともに、当該スイッチング素子を介して直列接続される
2本の配線からなる複数の配線対に電流を流し、または
電圧を印加することにより、当該配線対における欠陥の
有無を判定する第2の配線検査過程と、前記第1の配線
検査過程の判定結果と前記第2の配線検査過程の判定結
果とに基づいて、欠陥を有する配線を判定する欠陥判定
過程とを有することを特徴としている。
【0019】かかる電気光学装置用基板の検査方法によ
れば、隣接する2本の配線からなる配線対における欠陥
の有無を判定することができるから、各配線の欠陥の有
無を高速に検出することができる。また、第1グループ
に属するスイッチング素子によって直列接続された2本
の配線からなる配線対における欠陥の有無と、第2グル
ープに属するスイッチング素子によって直列接続された
2本の配線からなる配線対における欠陥の有無とを判定
することができるので、各判定結果に基づいて、欠陥を
有する配線を比較的詳細に特定することができる。
【0020】また、この発明は、各々第1端部および第
2端部を有する複数の配線と、各々隣接する前記各配線
の間の前記第1端部近傍に介挿された複数の第1スイッ
チング素子であって、各々第1グループまたは第2グル
ープのいずれかに属し、隣合うスイッチング素子は異な
るグループに属し、前記各グループ単位で当該グループ
に属するスイッチング素子のオンオフ切換えが可能な複
数の第1スイッチング素子と、各々隣接する前記各配線
の間の前記第2端部近傍に介挿された複数の第2スイッ
チング素子であって、各々第3グループまたは第4グル
ープのいずれかに属し、隣合うスイッチング素子は異な
るグループに属し、前記各グループ単位で当該グループ
に属するスイッチング素子のオンオフ切換えが可能な複
数の第2スイッチング素子と、前記複数の第1スイッチ
ング素子を介して直列接続される2本の配線からなる複
数の配線対に電流を流し、または電圧を印加する第1通
電手段と、前記複数の第2スイッチング素子を介して直
列接続される2本の配線からなる複数の配線対に電流を
流し、または電圧を印加する第2通電手段とを具備する
ことを特徴とする電気光学装置用基板を提供するもので
ある。
【0021】また、本発明は、この電気光学装置用基板
の検査方法を提供するものである。この検査方法は、隣
接する第1スイッチング素子が異なるグループに属する
ように、前記複数の第1スイッチング素子を第1のグル
ープおよび第2のグループに分け、第1過程と第2過程
のうちの一方を実行する検査過程を有している。第1過
程は、前記第1グループに属するスイッチング素子をオ
ンにするとともに、当該スイッチング素子を介して直列
接続される2本の配線からなる複数の配線対に前記第2
通電手段を用いて電流を流し、または電圧を印加するこ
とにより、当該配線対における欠陥の有無を判定する第
1の配線検査過程と、前記第2グループに属するスイッ
チング素子をオンにするとともに、当該スイッチング素
子を介して直列接続される2本の配線からなる複数の配
線対に前記第2通電手段を用いて電流を流し、または電
圧を印加することにより、当該配線対における欠陥の有
無を判定する第2の配線検査過程とからなる。また、第
2過程は、前記第3グループに属するスイッチング素子
をオンにするとともに、当該スイッチング素子を介して
直列接続される2本の配線からなる複数の配線対に前記
第1通電手段を用いて電流を流し、または電圧を印加す
ることにより、当該配線対における欠陥の有無を判定す
る第1の配線検査過程と、前記第4グループに属するス
イッチング素子をオンにするとともに、当該スイッチン
グ素子を介して直列接続される2本の配線からなる複数
の配線対に前記第1通電手段を用いて電流を流し、また
は電圧を印加することにより、当該配線対における欠陥
の有無を判定する第2の配線検査過程とからなる。ま
た、この検査方法は、前記第1配線検査過程の判定結果
と、前記第2配線検査過程の判定結果とに基づいて、欠
陥を有する配線を判定する欠陥判定過程を有している。
【0022】かかる電気光学装置用基板の検査方法によ
れば、第1通電手段および第2通電手段のいずれか一方
の機能が不良であっても、他方を用いて検査を行うこと
ができるから、常に安定した検査を行うことができると
いう利点がある。
【0023】また、上記電気光学装置用基板において
は、前記第1通電手段と第2通電手段の各々は、前記複
数の配線の駆動手段として使用可能な回路としてもよ
い。すなわち、各通電手段を、各配線の駆動を指令する
データを順次シフトするシフトレジスタと、各々前記シ
フトレジスタの各ステージに対応した複数の3ステート
バッファであって、各々の出力端が前記各配線の端部と
接続された複数の3ステートバッファとを含んだ構成と
してもよい。こうすれば、配線検査用の回路を別途設け
る必要がなくなるため、製造コストを低減することがで
きる。
【0024】また、本発明は、複数の第1配線の各々と
複数の第2配線の各々とを交互に配列してなる複数の配
線と、前記複数の第1配線の各々と、当該各第1配線と
一方の側において隣接する各第2配線との間に介挿され
た複数のスイッチング素子と、前記複数のスイッチング
素子の各々を介して直列接続される2本の配線からなる
複数の配線対に電流を流し、または電圧を印加する通電
手段とを具備することを特徴とする電気光学装置用基板
を提供するものである。
【0025】さらに、本発明は、この電気光学装置用基
板の検査方法を提供するものである。この検査方法は、
前記複数のスイッチング素子をオンにするとともに、当
該スイッチング素子を介して直列接続される2本の配線
からなる複数の配線対に電流を流し、または電圧を印加
することにより、当該配線対における欠陥の有無を判定
する配線検査過程を有することを特徴としている。
【0026】かかる電気光学装置用基板の検査方法によ
れば、相互に直列接続される2本の配線からなる複数の
配線対のいずれかに欠陥があることを判定することがで
きるので、迅速かつ詳細に配線の検査を行うことができ
るという利点がある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。 <電気光学装置用基板の構成>図1は、本発明に係る電
気光学装置用基板Slの構成を示す図である。この電気
光学装置用基板Slには、複数本のゲート線が水平方向
に延在して形成され、複数本のデータ線が垂直方向に延
在して形成されている。なお、図1においては、便宜
上、6本のゲート線Gl〜G6と、6本のデータ線Dl
〜D6とが形成された電気光学装置用基板Slを示して
いる。ただし、実際の電気光学装置では、ゲート線が4
80本で、データ線が640×3本(RGB各色に対
応)、または、ゲート線が1024本で、データ線が1
280×3本といった本数で形成される。
【0028】各ゲート線Gl〜G6とデータ線Dl〜D
6とが交差する部分には、それぞれ薄膜トランジスタ
(TFT)が形成されている。各薄膜トランジスタのゲ
ートはゲート線に接続されている。各薄膜トランジスタ
のソースはデータ線に接続されている。また、各薄膜ト
ランジスタのドレインは画素電極に接続されている。こ
のような構成において、各薄膜トランジスタは、ゲート
線に供給される電圧に応じてオンオフ制御される。そし
て、各薄膜トランジスタがオン状態となっている間に、
データ線に印加された電圧が、各画素電極に供給される
ようになっている。
【0029】この実施形態においては、上記TFTはポ
リシリコン層をチャネル層とするいわゆるポリシリコン
TFTで構成されており、周辺回路を構成するトランジ
スタ(スイッチング素子)とともに同一プロセスによ
り、同時に形成される。
【0030】隣合う各ゲート線Gl〜G6の間には、そ
の両端部近傍に、複数のスイッチング素子が設けられて
いる。各スイッチング素子は、相互に隣接する各ゲート
線の間の導通および切断を切換えるためのものである。
これらのスイッチング素子は、例えば薄膜トランジスタ
(TFT)で形成されている。なお、以下では、ゲート
線GlとG2との間、ゲート線G3とG4との間、およ
びゲート線G5とG6との間に設けられた各薄膜トラン
ジスタのうち、各ゲート線の左側の端部近傍に設けられ
た薄膜トランジスタTla、TlbおよびT1cを第1
の左側トランジスタ列(Tla、Tlb、Tlc)と総
称し、各ゲート線の右側の端部近傍に設けられた薄膜ト
ランジスタT3a、T3bおよびT3cを第1の右側ト
ランジスタ列(T3a、T3b、T3c)と総称する。
一方、ゲート線G2とG3との間、およびゲート線G4
とG5との間に設けられた各薄膜トランジスタのうち、
各ゲート線の左側の端部近傍に設けられた薄膜トランジ
スタT2aおよびT2bを第2の左側トランジスタ列
(T2a、T2b)と総称し、各ゲート線の右側の端部
近傍に設けられた薄膜トランジスタT4aおよびT4b
を第2の右側トランジスタ列(T4a、T4b)と総称
する。
【0031】第1の左側トランジスタ列(Tla、Tl
b、T1c)および第2の左側トランジスタ列(T2
a、T2b)の各ゲートは、基板上に設けられたテスト
端子に接続されている。そして、これらのトランジスタ
列を構成する薄膜トランジスタは、このテスト端子から
入力される信号に応じて、オンオフが切換えられるよう
になっている。具体的には、各トランジスタ列単位で、
当該トランジスタ列に属する薄膜トランジスタのオンオ
フが切換えられるようになっている。
【0032】同様に、第1の右側トランジスタ列(T3
a、T3b、T3c)および第2の右側トランジスタ列
(T4a、T4b)の各ゲートも、基板上に設けられた
テスト端子に接続されている。そして、これらのトラン
ジスタ列を構成する薄膜トランジスタは、このテスト端
子から入力される信号に応じて、オンオフが切換えられ
るようになっている。具体的には、各トランジスタ列単
位で、当該トランジスタ列に属する薄膜トランジスタの
オンオフが切換えられる。
【0033】また、各ゲート線Gl〜G6の左側の一端
には、バッファステージ3を介してYシフトレジスタ1
が接続されている。一方、各ゲート線Gl〜G6の右側
の一端には、バッファステージ4を介してYシフトレジ
スタ2が接続されている。
【0034】上記バッファステージ3の最終段には3ス
テートバッファ群5が形成されている。3ステートバッ
ファ群5を構成する各3ステートバッファ51〜56に
は、図示しない上位装置から信号DRV−Lが供給され
る。また、バッファステージ4の最終段には3ステート
バッファ群6が形成されている。この3ステートバッフ
ァ群6を構成する各3ステートバッファ61〜66に
は、図示しない上位装置から信号DRV−Rが供給され
る。上記3ステートバッファ群5および3ステートバッ
ファ群6を構成する各3ステートバッファは、上位装置
から供給される信号DRV−LまたはDRV−Rがハイ
レベルの時は、前段のインバータの出力信号をレベル反
転してゲート線に出力する。また、上位装置から供給さ
れる信号DRV−LまたはDRV−Rがローレベルの時
は、各3ステートバッファの出力部は、ハイインピーダ
ンス状態となる。なお、上述した上位装置とは、例え
ば、基板上に形成されたテスト端子を介して、各3ステ
ートバッファに対して信号DRV−LまたはDRV−R
を供給可能なテスト装置である。
【0035】一方、データ線Dl、D3およびD5の一
端(図1においては上側の一端)は、薄膜トランジスタ
T6a、T6bおよびT6cを介してデータ入力線SR
C2に接続されている。また、データ線D2、D4およ
びD6の一端(図1においては上側の一端)は、薄膜ト
ランジスタT5a、T5bおよびT5cを介してデータ
入力線SRClに接続されている。これらの薄膜トラン
ジスタのゲートは、Xシフトレジスタ7に接続されてい
る。各薄膜トランジスタは、Xシフトレジスタ7から供
給される信号に応じてオンオフ制御される。そして、こ
れにより、データ線Dl、D3およびD5とデータ入力
線SRC2との間の導通または切断が切換えられる一
方、データ綿D2、D4およびD6とデータ入力線SR
Clとの間の導通または切断が切換えられるようになっ
ている。つまり、図示しない上位装置からデータ入力線
SRClおよびSRC2に供給される電圧を、データ線
Dl〜D6に印加することができる。
【0036】また、データ線Dl〜D6の他端側(図1
上では下端側)には、隣接する各データ線の間の導通・
切断を切換えるための薄膜トランジスタが設けられてい
る。以下では、データ線DlとD2との間に設けられた
薄膜トランジスタT7a、データ線D3とD4との間に
設けられた薄膜トランジスタT7b、およびデータ線D
5とD6との間に設けられた薄膜トランジスタT7cを
第1のトランジスタ列(T7a、T7b、T7c)と総
称する。一方、デー夕線D2とD3との間に設けられた
薄膜トランジスタT8a、およびデータ線D4とD5と
の間に設けられた薄膜トランジスタT8bを第2のトラ
ンジスタ列(T8a、T8b)と総称する。
【0037】第1のトランジスタ列(T7a、T7b、
T7c)および第2のトランジスタ列(T8a、T8
b)の各ゲートは、基板上に設けられたテスト端子に接
続されている。そして、各トランジスタ列を構成する薄
膜トランジスタは、このテスト端子から入力される信号
に応じてオンオフが切換えられるようになっている。具
体的には、各トランジスタ列単位で、当該トランジスタ
列に属する薄膜トランジスタのオンオフが切換えられ
る。以上が本発明に係る電気光学装置用基板の構成であ
る。
【0038】<電気光学装置用基板の検査手順>次に、
図2に示すフローチャートならびに図3(a)および
(b)を参照して、ゲート線Gl〜G6の欠陥の有無お
よび断線箇所を判定する手順を説明する。
【0039】まず、Yシフトレジスタ1または2の機能
を検査し(ステップSTl)、各Yシフトレジスタの機
能の良否を判定する(ステップST2)。このYシフト
レジスタの検査は、例えば以下の手順によって行われ
る。まず、基板上に設けられたテスト端子からYシフト
レジスタ1のデータ入力端子に何らかのデータを入力
し、Yシフトレジスタ1によりこのデータをシフトさせ
る。そして、Yシフトレジスタ1の最終ステージから出
力されるデータを、他のテスト端子を介して検出して調
査することにより、Yシフトレジスタ1の機能の良否を
判定する。同様の検査をYシフトレジスタ2についても
行い、各Yシフトレジスタの機能の良否を判定する。
【0040】この結果、Yシフトレジスタ1および2が
ともに不良であると判定された場合、この電気光学装置
用基板Slは不良品であると判断できるから、ゲート線
Gl〜G6等の欠陥の有無の検査を行うまでもなく、直
ちに検査を終了する(ステップST3およびST4)。
【0041】一方、ステップST2において、いずれか
一方のYシフトレジスタ、または両方のYシフトレジス
タが良品であると判定された場合には、ゲート線Gl〜
G6の断線の有無の検査に移行する。なお、いずれか一
方のYシフトレジスタが不良であると判定された場合で
あっても、他方のYシフトレジスタを用いて画像を表示
することができる。従って、この時点においては当該電
気光学装置用基板自体は一応良品であるものとして以後
の検査を行う。
【0042】ゲート線Gl〜G6の欠陥の有無の検査
は、第1のゲート線断線検査過程と第2のゲート線断線
検査過程とに分けることができる。以下では、これらの
各検査過程毎に検査の内容を説明する。なお、ここで
は、上記ステップST2においてYシフトレジスタ1が
動作不良であると判断された場合を想定する(ステップ
ST9)。
【0043】(1)第1のゲート線断線検査過程 まず、第1の左側トランジスタ列(Tla、Tlb、T
1c)の各ゲートに対して、各薄膜トランジスタをオン
状態とする信号が、基板上のテスト端子から入力され
る。一方、第2の左側トランジスタ列(T2a、T2
b)、第1の右側トランジスタ列(T3a、T3b、T
3c)および第2の右側トランジスタ列(T4a、T4
b)はオフ状態としておく。また、Yシフトレジスタ1
に接続されたバッファステージ3内の各3ステートバッ
ファ51〜56に対してローレベルの信号DRV−Lを
供給し、各3ステートバッファ51〜56の出力部をハ
イインピーダンス状態とする。
【0044】この結果、図3(a)に示すように、各ゲ
ート線の左端の端部において、ゲート線GlとG2との
間、ゲート線G3とG4との間、およびゲート線G5と
G6との間が導通されることとなる。
【0045】次に、Yシフトレジスタ2により、1ビッ
トのデータ“1”を順次シフトすることにより、各々導
通された各ゲート線に対して、順次電流を流す。すなわ
ち、Yシフトレジスタ2の6ステージの出力状態が“1
00000”となると、3ステートバッファ61からは
ハイレベルの信号が、他の3ステートバッファからはロ
ーレベルの信号が出力される。この結果、ゲート線Gl
およびG2のいずれもが断線していない場合には、ゲー
ト線Gl→薄膜トランジスタTla→ゲート線G2とい
う経路を経て電流i12が流れる。次に、Yシフトレジ
スタ2をシフト動作させ、Yシフトレジスタ2の6ステ
ージの出力状態が“001000”となると、3ステー
トバッファ63からはハイレベルの信号が、他の3ステ
ートバッファからはローレベルの信号が出力される。こ
の結果、ゲート線G3およびG4のいずれもが断線して
いない場合には、ゲート線G3→薄膜トランジスタTl
b→ゲート線G4という経路を経て電流i34が流れ
る。さらに、Yシフトレジスタ2をシフト動作させるこ
とによりYシフトレジスタ2の6ステージの出力状態を
“000010”とすると、3ステートバッファ65か
らはハイレベルの信号が、他の3ステートバッファから
はローレベルの信号が出力される。この結果、ゲート線
G5およびG6のいずれもが断線していない場合にはゲ
ート線G5→薄膜トランジスタT1c→ゲート線G6と
いう経路を経て電流i56が流れる。このようにして、
各々導通された一対のゲート線の間に電流を順次流すの
である。
【0046】一方、この工程に並行して、上記電流i1
2、i34およびi56の電流値を順次測定する。これ
らの各電流値の測定は、例えば、各3ステートバッファ
の電源電流を含む電気光学装置用基板全体の電源電流を
電流計によって測定し、Yシフトレジスタ2の6ステー
ジの出力状態が“000000”であるときの電源電流
との差分を求めることにより実施することができる。
【0047】なお、3ステートバッファ61〜66の出
力端子に電流測定用のパッドを形成し、そのパッドにプ
ローブを当てて2つのパッド間の電圧、すなわち、2本
のゲート線の電圧降下を求めてもよい。具体的には、以
下の通りである。まず、導通された一対のゲート線のい
ずれにも断線または配線狭窄部がない場合に検出される
電圧は、2iRLとなる。ここで、iは、一対のゲート
線に流す電流の電流値であり、RLは、ゲート線の1本
あたりの抵抗値である。一方、いずれかのゲート線に配
線狭窄部が存在した場合、測定される電圧はi(RB+
2RL)で表される。RBは配線狭窄部等の欠陥箇所に
おける抵抗値である。そして、これらの電圧の差、すな
わち、2iRL−i(RB+2RL)を求める。そし
て、この値を所定値と比較することによって、ゲート線
に断線または配線狭窄部があるか否かを判定する。ここ
で、上述した従来の技術に示した配線検査方法、すなわ
ち、すべてのゲート線を接続して1本の配線を形成し、
当該配線の両端における電位差を測定する方法において
は、配線数が多い場合には欠陥の検出が困難となるとい
う問題があった。これに対し、本実施形態によれば、導
通された2本のゲート線の電圧降下を求めるようになっ
ているので、配線が多い場合であっても、確実に各配線
の欠陥を検出することができるという利点がある。
【0048】なお、以下では、各ゲート線を流れる電流
の電流値を求め、この電流値に基づいて配線の欠陥の有
無を判定するものとして説明を進める。
【0049】さて、こうして測定された各電流値と、予
め求められた所定値とを比較することにより、各ゲート
線における断線の有無を判定する(ステップSTl
0)。すなわち、例えば、測定された電流値が所定値を
超えていればそのゲート線間には断線がないと判定し、
所定値を下回る場合にはいずれかのゲート線に断線があ
るものと判定する。なお、上記所定値は、実験等の結果
に基づいて予め求められた値である。
【0050】図3(a)に示す例においては、実線の矢
印が、上記所定値を超えた電流が流れていることを示し
ている。これに対し、白抜きの矢印は、上記所定値を下
回る電流が流れているか、または電流が全く流れていな
いことを示している。図3(a)に示す例においては、
電流i12のみが所定値を超えているので、ゲート線G
lおよびG2には断線がないと判定できる。一方、電流
i34は所定値を下回るので、この段階では、ゲート線
G3およびG4の一方または両方に断線または配線狭窄
部等の欠陥があると判定できる。同様に、電流i56も
所定値を下回るので、ゲート線G5およびG6の一方ま
たは両方に断線があると判定できる。
【0051】ところで、この時点では、断線があると判
定された1対のゲート線(ゲート線G3およびG4、な
らびにゲート線G5およびG6)のうちのいずれのゲー
ト線に断線が生じているのかを特定することはできな
い。これを明らかにするために、上述した手順の後、以
下に示す第2のゲート線断線検査過程が実行される。従
って、第1のゲート線断線検査過程において、すべての
ゲート線間を流れる電流の電流値が所定値を超えた場合
には、すべてのゲート線に断線はないと判定できるか
ら、以下に示す第2のゲート線断線検査過程を省略する
ことができる。この場合には、電流値測定のための手間
が、前掲図6に示した従来の断線検査方法と比較して概
ね半分で済む。
【0052】(2)第2のゲート線断線検査過程 続いて、第2の左側トランジスタ列(T2a、T2b)
の各ゲートに対して、各薄膜トランジスタをオン状態と
する信号をテスト端子から入力する。一方、第1の左側
トランジスタ列(Tla、Tlb、T1c)、第1の右
側トランジスタ列(T3a、T3b、T3c)および第
2の右側トランジスタ列(T4a、T4b)はオフ状態
としておく。また、バッファステージ3内の各3ステー
トバッファ51〜56の出力部をハイインピーダンス状
態とする。
【0053】これにより、図3(b)に示すように、各
ゲート線の左端側において、ゲート線G2とG3との
間、およびゲート線G4とG5との間を導通させること
ができる。続いて、上記第1のゲート線断線検査過程と
同様に、Yシフトレジスタ2により1ビットのデータ
“1”を順次シフトすることにより、導通された一対の
各ゲート線に対し、順次電流を流す。すなわち、Yシフ
トレジスタ2の6ステージの出力状態が“01000
0”となると、ゲート線G2およびG3のいずれもが断
線していない場合には、ゲート線G2→薄膜トランジス
タT2a→ゲート線という経路を経て電流i23が流れ
る。次に、Yシフトレジスタ2をシフト動作させ、6ス
テージの出力状態が“000100”となると、ゲート
線G4→薄膜トランジスタTlb→ゲート線G5という
経路を経て電流i56が流れる。
【0054】そして、この電流i23およびi45の電
流値を測定する。この測定は、上記第1のゲート線断線
検査過程において説明したのと同様の方法により実施す
ることができる。次に、この測定結果を、上述した所定
値と比較する。この結果、測定された電流値が所定値を
超えている場合には、そのゲート線間には断線がないと
判定する。一方、測定された電流値が所定値を下回る場
合には、一対のゲート線のうちの一方または両方に断線
があると判定する。すなわち、図3(b)に示した例に
おいては、電流i23およびi45はともに所定値を下
回るので、ゲート線G2およびG3の一方または両方、
およびゲート線G4およびG5の一方または両方に断線
の可能性があると判定できる。
【0055】ここで、この判定結果と、上述した第1の
ゲート線断線検査過程の判定結果とを総合勘案すること
により、いずれのゲート線に欠陥が生じているのかを特
定することができる。すなわち、第2のゲート線断線検
査過程においては、ゲート線G2およびG3の一方また
は両方に欠陥があると判定されたが、第1のゲート線断
線検査過程においては、ゲート線G2に欠陥はないと判
定されている。これらの判定結果を考慮すれば、結局、
ゲート線G3に欠陥があると特定することができる。
【0056】なお、ゲート線G4、G5およびG6につ
いては、電流i34、i45およびi56がともに所定
値を下回っているため、いずれのゲート線に欠陥がある
のかは特定できない。しかしながら、ゲート線G4〜G
5にかけて連続的または断続的に欠陥箇所が存在すると
の判定を行うことができる。
【0057】以上説明した検査の結果、いずれかのゲー
ト線に欠陥があると判定された場合には、当該電気光学
装置用基板は不良品であると判定され、検査を終了する
(ステップSTlO、ST3およびST4)。一方、い
ずれのゲート線にも断線がないと判定された場合には、
当該電気光学装置用基板は良品であると判定される(ス
テップSTllおよびST17)。ここで、上記ステッ
プSTlにおいて、Yシフトレジスタ1の機能が不良で
あると判定されている。従って、当該電気光学装置用基
板Slが実際に電気光学装置に用いられた場合には、Y
シフトレジスタ2によって各ゲート線が駆動されること
となる(ステップST12)。この場合には、機能不全
であるYシフトレジスタ1側の3ステートバッファ群5
を構成する各3ステートバッファ51〜56を、ハイイ
ンピーダンス状態とする。
【0058】また、以上説明した検査(ステップST
9)の結果に基づいて、ゲート線G3〜G6付近の配線
形成工程等をチェックすることにより、断線発生の要因
を追跡したり推測することが可能となる。従って、ゲー
ト線の断線等の再発防止の対策を講じることができる。
また、ゲート線における断線の有無を短い時間で確実に
検出することができるため、断線等の欠陥を有する電気
光学装置用基板が、電気光学装置の組立ラインに供給さ
れるのを確実に回避することができる。
【0059】ところで、図2中のステップST2で、Y
シフトレジスタ2に何らかの動作不良が生じていると判
定された場合には、上記ステップST9における一連の
検査工程をYシフトレジスタ1を用いて行う(ステップ
ST13)。すなわち、まず、バッファステージ4内の
各3ステートバッファ61〜66に対してローレベルの
信号DRV−Rを供給し、各3ステートバッファ61〜
66の出力部をハイインピーダンス状態とする。そし
て、第1のデータ線断線検査過程においては、第1の右
側トランジスタ列(T3a、T3b、T3c)の各ゲー
トに対し、各薄膜トランジスタをオン状態とする信号を
テスト端子から供給する。一方、第1の左側トランジス
タ列(Tla、Tlb、T1c)、第2の左側トランジ
スタ列(T2a、T2b)、および第2の右側トランジ
スタ列(T4a、T4b)はオフ状態としておく。この
結果、各ゲート線の右側の端部において、ゲート線Gl
とG2との間、ゲート線G3とG4との間、およびゲー
ト線G5とG6との間が導通されることとなる。
【0060】この状態で、Yシフトレジスタ1を動作さ
せ、各々導通された一対のゲート線に電流を流す。そし
て、この電流値を測定し、測定された電流値と上述した
所定値とを比較することにより、各ゲート線の断線の有
無を判定する。
【0061】一方、第2のデータ線断線検査過程におい
ては、第2の右側トランジスタ列(T4a、T4b)の
各ゲートに対し、各薄膜トランジスタをオン状態とする
信号をテスト端子から供給する。一方、第1の左側トラ
ンジスタ列(Tla、Tlb、T1c)、第2の左側ト
ランジスタ列(T2a、T2b)、および第1の右側ト
ランジスタ列(T3a、T3b、T3c)はオフ状態と
しておく。この結果、ゲート線G2とG3との間、およ
びゲート線G4とG5との間が各ゲート線の右側の端部
近傍において導通される。この状態で、Yシフトレジス
タ1を動作させ、各々導通された一対のゲート線に電流
を流す。そして、この電流値と所定値とを比較すること
により、各ゲート線の断線の有無を判断する(ステップ
ST14)。
【0062】なお、ここでは、ステップST2において
Yシフトレジスタ2が不良であると判断されている。従
って、上記検査の結果、いずれの配線にも欠陥がないと
判断された場合、当該電気光学装置用基板のゲート線
は、Yシフトレジスタ1によって駆動されることとなる
(ステップST16)。
【0063】また、図2中のステップST2で、Yシフ
トレジスタ1および2がともに良品であると判定された
場合には、上記ステップST9における一連の検査工程
と同様の工程をYシフトレジスタ1または2のいずれか
一方または両方を用いて行う(ステップST5)。この
結果、いずれの配線にも欠陥がないと判断された場合、
当該電気光学装置用基板のゲート線は、Yシフトレジス
タ1または2の一方または両方によって駆動されること
となる(ステップST8)。
【0064】以上説明したように、本発明に係る電気光
学装置用基板Slによれば、たとえ左右一方のYシフト
レジスタやバッファステージが静電破壊していたり、パ
ターン不良等で機能不全となっている場合であっても、
一方のシフトレジスタやバッファステージが正常に動作
する状態にあれば断線検査を行うことができる。また、
バッファステージ内の各3ステートバッファを独立にハ
イインピーダンス状態とすることができるため、シフト
レジスタの一方が機能不全であったとしても、機能不全
のシフトレジスタ側の3ステートバッファ群をハイイン
ピーダンス状態とすることにより、従来どおりの駆動が
可能となる。従って、電気光学装置の良品率を向上する
ことができる。
【0065】次に、データ線Dl〜D6の欠陥の検査手
順について説明する。
【0066】データ線Dl〜D6の検査は、原理的には
概ねゲート線の検査と同様の手順により行われる。以
下、データ線Dl〜D6の断線検査について、第1のデ
ータ線断線検査過程と第2のデータ線断線検査過程とに
分けて説明する。
【0067】(1)第1のデータ線断線検査過程 まず、第1のトランジスタ列(T7a、T7b、T7
c)の各ゲートに対して、各薄膜トランジスタをオン状
態とする信号をテスト端子から供給する。一方、第2の
トランジスタ列(T8a、T8b、T8c)はオフ状態
としておく。この結果、データ線DlとD2との間、デ
ータ線D3とD4との間、およびデータ線D5とD6と
の間が、各データ線の一端において導通されることとな
る。一方、データ信号線SRC2にはHレベルの電圧
を、データ信号線SRClにはLレベルの電圧を、それ
ぞれ印加しておく。次に、Xシフトレジスタ7により、
2ビットのデータ“11”を順次シフトすることによ
り、導通された各ゲート線に対して、順次電流を流す。
すなわち、Xシフトレジスタ7の6ステージの出力状態
が“110000”となると、データ線Dlとデータ信
号線SRC2とが導通するとともに、データ線D2とデ
ータ信号線SRClとが導通する。この結果、データ線
DlおよびD2のいずれにも断線がない場合、データ線
Dl→薄膜トランジスタT7a→ゲート線D2という経
路を経て電流i12が流れる。続いて、Xシフトレジス
タ7を動作させ、Xシフトレジスタ7の6ステージの出
力状態を“001100”とする。これにより、データ
線D3とデータ信号線SRC2とが導通するとともに、
データ線D4とデータ信号線SRClとが導通する。こ
の結果、データ線D3およびD4のいずれにも断線がな
い場合、データ線D3→薄膜トランジスタT7b→デー
タ線D4という経路を経て電流i34が流れる。同様
に、Xシフトレジスタ7の6ステージの出力状態を“0
00011”とすることにより、デー夕線D5とD6と
の間に電流i56が流れる。こうして、第1のトランジ
スタ列(T7a、T7b、T7c)によって導通された
一対のデータ線の間に電流を順次流すことができる。一
方、上記工程に並行して、上述した電流i12、i34
およびi56の電流値を測定する。そして、この測定さ
れた電流値と、予め求められた所定値とを比較すること
により、導通された一対のデータ線における断線の有無
を判定することができる。
【0068】(2)第2のデータ線断線検査過程 次に、第2のトランジスタ列(T8a、T8b)の各ゲ
ートに対して、各薄膜トランジスタをオン状態とする信
号をテスト端子から供給する。一方、第1のトランジス
タ列(T7a、T7b、T7c)はオフ状態としてお
く。この結果、データ線D2とD3との間、およびデー
タ線D4とD5との間が、各データ線の下側の一端にお
いて導通される。続いて、Xシフトレジスタ7を用い、
データ線D2に接続された薄膜トランジスタT5aとデ
ータ線D3に接続された薄膜トランジスタT5bとをオ
ンにする。この結果、データ線D2とD3との間に電流
i23を流すことができる。以後同様の手順を踏むこと
により、データ線D4とD5との間に電流i45を流
す。これらの電流i23およびi45の電流値を測定
し、上述した所定値と比較することにより、導通された
一対のデータ線における断線の有無を判定する。
【0069】そして、上述した第1のデータ線検査過程
および第2のデータ線検査過程の結果を総合勘案するこ
とにより、欠陥が存在するデータ線を特定することがで
きる。もちろん、第1のデータ線断線検査過程において
すべてのデータ線に断線箇所または狭窄部がないことが
分かった場合には、第2のデータ線断線検査過程を行う
必要はない。
【0070】なお、第1の断線検査過程および第2の断
線検査過程における判定および双方の検査過程の判定結
果を総合勘案した最終的な判定については、マイクロコ
ンピュータ等によって自動的に行うようにすることもで
きる。
【0071】また、断線検査の検査結果をハードディス
ク等の記憶装置に記憶したり、当該結果をプリンタ等に
よって印字出力するようにしてもよい。こうすれば、断
線結果を、断線発生の要因等を研究するための資料とし
て活用することもできる。
【0072】また、本実施形態においては、簡略化のた
めにゲート線およびデータ線がそれぞれ6本ずつ設けら
れた場合について説明した。これに対し、実際の電気光
学装置においては、例えば480本のゲート線と640
×3本(RGB各色に対応)のデータ線とが設けられた
ものや、1024本のゲート線と1280×3本のデー
タ線とが設けられたものが知られている。このような構
成の電気光学装置であっても、上述した手順により、各
ゲート線およびデータ線の断線検査を行うことができる
のはもちろんである。
【0073】<電気光学装置の全体構成>次に、図4を
参照して、上述した電気光学装置用基板を用いた電気光
学装置の構造について説明する。ここで、図4(a)
は、電気光学装置の構成を示す平面図であり、図4
(b)は、図4(a)におけるA−A’線の断面図であ
る。
【0074】これらの図に示されるように、電気光学装
置100は、上記実施形態に係る電気光学装置用基板S
lと対向基板102とが、シール材104によって一定
の間隙を保って貼り合わせられている。対向基板102
の電気光学装置用基板Slと対向する表面には、対向電
極108などが形成されている。そして、両基板の間隙
には、電気光学材料としての液晶105が挟持されてい
る。なお、実際にはシール材104には切欠部分があ
る。そして、この切欠部分を介して液晶105が封入さ
れた後、封止材によって封止される。ただし、図4
(a)および(b)においては切欠部分および封止材は
省略されている。また、上述したように、複数のゲート
線および複数のデータ線の交差部分に対応して薄膜トラ
ンジスタ(図4(a)および(b)においては図示せ
ず)が設けられている。この薄膜トランジスタのドレイ
ンには、画素電極118が接続されている。各画素電極
118は、図4(a)に示すように、各ゲート線および
データ線の交差部分に対応してマトリクス状に配列され
る。また、図4(a)における領域107には、複数の
接続端子が形成されている。各接続端子の一端は、上述
したYシフトレジスタ1および2ならびにXシフトレジ
スタ7等に接続されている。一方、各接続端子の他端
は、外部装置の出力端子と接続されている。これにより
外部装置からの信号および電源が、電気光学装置100
の各部に供給されるようになっている。
【0075】<変形例>上記実施形態に係る電気光学装
置用基板Slは、複数のゲート線の両端にそれぞれYシ
フトレジスタ1および2が接続され、隣接するすべての
ゲート線の間に薄膜トランジスタが設けられた構成とし
た。しかしながら、電気光学装置の構成はこれに限られ
るものではない。以下、図5を参照して、本発明の変形
例に係る電気光学装置用基板S3とその検査方法につい
て説明する。
【0076】同図に示すように、この電気光学装置用基
板S3は、複数のゲート線Gl〜G6とYシフトレジス
タ1とを具備している。なお、図5においては、便宜的
に6本のゲート線のみを図示しているが、実際の電気光
学装置においては、より多数のゲート線が設けられるの
は言うまでもない。また、図5においては、便宜的に、
ゲート線Gl〜G6とYシフトレジスタ1のみを図示し
ているが、実際には、上記実施形態と同様に、複数のデ
ータ線およびXシフトレジスタが設けられている。
【0077】図5に示すように、各ゲート線の一端は、
Yシフトレジスタ1にそれぞれ接続されている。また、
各ゲート線Gl〜G6のYシフトレジスタ1に接続され
た一端と反対側の一端には、複数のスイッチング素子が
接続されている。各スイッチング素子は、例えば薄膜ト
ランジスタであり、接続された2本のゲート線間の接続
および切断を切換えるためのものである。具体的には、
ゲート線GlとG2との間に薄膜トランジスタT12
が、ゲート線G3とG4との間には薄膜トランジスタT
34が、ゲート線G4とG5との間には薄膜トランジス
タT45が、それぞれ設けられている。つまり、図5に
示すように、上から数えて奇数番目のゲート線Gl、G
3、G5と、これらの各ゲート線と一方の側(図5にお
いては下側)において隣接する偶数番目のゲート線G
2、G4、G6との間に薄膜トランジスタが設けられて
いるのである。各薄膜トランジスタT12、T34、T
56のゲートは、基板上に設けられたテスト端子にそれ
ぞれ接続されており、このテスト端子から供給される信
号に応じてオンオフが切換えられるようになっている。
【0078】以上示した構成の電気光学装置S3におい
て、ゲート線の断線の有無の検査は、以下の手順で行わ
れる。
【0079】まず、各薄膜トランジスタT12、T3
4、T56のゲートに対して所定の電圧を印加し、各薄
膜トランジスタをオンにする。この結果、ゲート線Gl
とG2との間、ゲート線G3とG4との間、およびゲー
ト線G5とG6との間を、各ゲート線の右側の端部近傍
において導通させることができる。次に、Yシフトレジ
スタ1により、1ビットのデータ“1”を順次シフトす
ることにより、各々導通された各ゲート線に対して順次
電流を流す。具体的には、まず、Yシフトレジスタ1の
6ステージの出力状態を“100000”とする。この
結果、ゲート線G1およびG2のいずれにも断線がない
場合、ゲート線Gl→薄膜トランジスタT12→ゲート
線G2という経路を経て電流i12が流れる。次に、Y
シフトレジスタ1を動作させ、Yシフトレジスタ1の6
ステージの出力状態を“001000”とすることによ
り、ゲート線G3とG4との間に電流i34を流す。以
後同様にして、ゲート線G5とG6との間に電流i56
を流す。
【0080】そして、上記工程に並行して、上記電流i
12、i34、i56の電流値を順次測定する。この測
定された各電流値と、予め求められた所定値とを比較す
ることにより、各ゲート線における断線の有無を判定す
ることができる。
【0081】この変形例によれば、上記実施形態のよう
に、欠陥を有するゲート線を1本に特定することはでき
ない。しかしながら、一対のゲート線のうちのいずれか
一方に欠陥があることを判定することができる。さら
に、上記実施形態における第2のゲート線断線検査過程
にあたる工程(すなわち、相互に導通させるゲート線を
別のゲート線に切換えて検査を行う工程)を行う必要が
ないため、上記実施形態と比較して短い時間で検査を行
うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である電気光学装置用基
板の構成を示す図である。
【図2】同実施形態である電気光学装置用基板の検査手
順を示すフローチャートである。
【図3】同実施形態である電気光学装置用基板の検査方
法を示す図である。
【図4】(a)は、同実施形態である電気光学装置用基
板を用いた電気光学装置の構成を示す平面図であり、
(b)は(a)におけるA−A’線の断面図である。
【図5】この発明の変形例である電気光学装置用基板の
構成を示す図である。
【図6】従来の検査方法を適用した電気光学装置用基板
の一例を示す図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/786 H01L 29/78 624

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の配線と、 各々隣接する前記各配線の間に介挿された複数のスイッ
    チング素子であって、各々第1グループまたは第2グル
    ープのいずれかに属し、隣合うスイッチング素子は異な
    るグループに属し、前記各グループ単位で当該グループ
    に属するスイッチング素子のオンオフ切換えが可能な複
    数のスイッチング素子と、 前記複数のスイッチング素子を介して直列接続される2
    本の配線からなる複数の配線対に電流を流し、または電
    圧を印加する通電手段とを具備することを特徴とする電
    気光学装置用基板。
  2. 【請求項2】 各々第1端部および第2端部を有する複
    数の配線と、 各々隣接する前記各配線の間の前記第1端部近傍に介挿
    された複数の第1スイッチング素子であって、各々第1
    グループまたは第2グループのいずれかに属し、隣合う
    スイッチング素子は異なるグループに属し、前記各グル
    ープ単位で当該グループに属するスイッチング素子のオ
    ンオフ切換えが可能な複数の第1スイッチング素子と、 各々隣接する前記各配線の間の前記第2端部近傍に介挿
    された複数の第2スイッチング素子であって、各々第3
    グループまたは第4グループのいずれかに属し、隣合う
    スイッチング素子は異なるグループに属し、前記各グル
    ープ単位で当該グループに属するスイッチング素子のオ
    ンオフ切換えが可能な複数の第2スイッチング素子と、 前記複数の第1スイッチング素子を介して直列接続され
    る2本の配線からなる複数の配線対に電流を流し、また
    は電圧を印加する第1通電手段と、 前記複数の第2スイッチング素子を介して直列接続され
    る2本の配線からなる複数の配線対に電流を流し、また
    は電圧を印加する第2通電手段とを具備することを特徴
    とする電気光学装置用基板。
  3. 【請求項3】 前記第1通電手段と第2通電手段の各々
    は、前記複数の配線の駆動手段として使用可能な回路で
    あり、 各配線の駆動を指令するデータを順次シフトするシフト
    レジスタと、 各々前記シフトレジスタの各ステージに対応した複数の
    3ステートバッファであって、各々の出力端が前記各配
    線の端部と接続された複数の3ステートバッファとを有
    することを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置用
    基板。
  4. 【請求項4】 複数の選択線と、複数の信号線と、各選
    択線および信号線に接続されたスイッチング素子と、各
    スイッチング素子に接続された画素電極とを具備するア
    クティブマトリクス基板において、 各々隣接する前記各信号線の問に介挿された複数の検査
    用スイッチング素子であって、各々第1グループまたは
    第2グループのいずれかに属し、隣合う検査用スイッチ
    ング素子は異なるグループに属し、前記各グループ単位
    で当該グループに属する検査用スイッチング素子のオン
    オフ切換えが可能な複数の検査用スイッチング素子と、 前記各信号線の駆動に使用可能な信号線駆動回路であっ
    て、前記複数の検査用スイッチング素子を介して直列接
    続される2本の信号線からなる複数の信号線対に電流を
    流し、または電圧を印加する信号線駆動回路とを具備す
    ることを特徴とするアクティブマトリクス基板。
  5. 【請求項5】 各々第1端部および第2端部を有する複
    数の選択線と、複数の信号線と、各選択線および信号線
    に接続されたスイッチング素子と、各スイッチング素子
    の一端に接続された画素電極とを具備するアクティブマ
    ートリクス基板において、 各々隣接する前記各選択線の間の前記第1端部近傍に介
    挿された複数の第1スイッチング素子であって、各々第
    1グループまたは第2グループのいずれかに属し、隣合
    うスイッチング素子は異なるグループに属し、前記各グ
    ループ単位で当該グループに属するスイッチング素子の
    オンオフ切換えが可能な複数の第1スイッチング素子
    と、 各々隣接する前記各選択線の間の前記第2端部近傍に介
    挿された複数の第2スイッチング素子であって、各々第
    3グループまたは第4グループのいずれかに属し、隣合
    うスイッチング素子は異なるグループに属し、前記各グ
    ループ単位で当該グループに属するスイッチング素子の
    オンオフ切換えが可能な複数の第2スイッチング素子
    と、 前記各選択線の駆動に使用可能な第1の選択線駆動回路
    であって、前記複数の第1スイッチング素子を介して直
    列接続される2本の選択線からなる複数の選択線対に電
    流を流し、または電圧を印加する第1の選択線駆動回路
    と、 前記各選択線の駆動に使用可能な第2の選択線駆動回路
    であって、前記複数の第2スイッチング素子を介して直
    列接続される2本の選択線からなる複数の選択線対に電
    流を流し、または電圧を印加する第2の選択線駆動回路
    とを具備することを特徴とするアクティブマトリクス基
    板。
  6. 【請求項6】 複数の第1配線の各々と複数の第2配線
    の各々とを交互に配列してなる複数の配線と、 前記複数の第1配線の各々と、当該各第1配線と一方の
    側において隣接する各第2配線との間に介挿された複数
    のスイッチング素子と、 前記複数のスイッチング素子の各々を介して直列接続さ
    れる2本の配線からなる複数の配線対に電流を流し、ま
    たは電圧を印加する通電手段とを具備することを特徴と
    する電気光学装置用基板。
  7. 【請求項7】 複数の配線と、各々隣接する前記各配線
    の間に介挿された複数のスイッチング素子とを有する電
    気光学装置用基板の検査方法であって、 隣接するスイッチング素子が異なるグループに属するよ
    うに、前記複数のスイッチング素子を第1のグループお
    よび第2のグループに分け、 前記第1グループに属するスイッチング素子をオンにす
    るとともに、当該スイッチング素子を介して直列接続さ
    れる2本の配線からなる複数の配線対に電流を流し、ま
    たは電圧を印加することにより、当該配線対における欠
    陥の有無を判定する第1の配線検査過程と、 前記第2グループに属するスイッチング素子をオンにす
    るとともに、当該スイッチング素子を介して直列接続さ
    れる2本の配線からなる複数の配線対に電流を流し、ま
    たは電圧を印加することにより、当該配線対における欠
    陥の有無を判定する第2の配線検査過程と、 前記第1の配線検査過程の判定結果と前記第2の配線検
    査過程の判定結果とに基づいて、欠陥を有する配線を判
    定する欠陥判定過程とを有することを特徴とする電気光
    学装置用基板の検査方法。
  8. 【請求項8】 各々第1端部および第2端部を有する複
    数の配線と、各々隣接する前記各配線間の前記第1端部
    近傍に介挿された複数の第1スイッチング素子と、各々
    隣接する前記各配線間の前記第2端部近傍に介挿された
    複数の第2スイッチング素子と、前記複数の配線の第1
    端部に接続された第1通電手段と、前記複数の配綿の第
    2端部に接続された第2通電手段とを具備する電気光学
    装置用基板の検査方法であって、 隣接する第1スイッチング素子が異なるグループに属す
    るように、前記複数の第1スイッチング素子を第1のグ
    ループおよび第2のグループに分けるとともに、隣接す
    る第2スイッチング素子が異なるグループに属するよう
    に、前記複数の第2スイッチング素子を第3のグループ
    および第4のグループに分け、 前記第1グループに属するスイッチング素子をオンにす
    るとともに、当該スイッチング素子を介して直列接続さ
    れる2本の配線からなる複数の配線対に前記第2通電手
    段を用いて電流を流し、または電圧を印加することによ
    り、当該配線対における欠陥の有無を判定する第1の配
    線検査過程と、前記第2グループに属するスイッチング
    素子をオンにするとともに、当該スイッチング素子を介
    して直列接続される2本の配線からなる複数の配線対に
    前記第2通電手段を用いて電流を流し、または電圧を印
    加することにより、当該配線対における欠陥の有無を判
    定する第2の配線検査過程とからなる第1過程と、 前記第3グループに属するスイッチング素子をオンにす
    るとともに、当該スイッチング素子を介して直列接続さ
    れる2本の配線からなる複数の配線対に前記第1通電手
    段を用いて電流を流し、または電圧を印加することによ
    り、当該配線対における欠陥の有無を判定する第1の配
    線検査過程と、前記第4グループに属するスイッチング
    素子をオンにするとともに、当該スイッチング素子を介
    して直列接続される2本の配線からなる複数の配線対に
    前記第1通電手段を用いて電流を流し、または電圧を印
    加することにより、当該配線対における欠陥の有無を判
    定する第2の配線検査過程とからなる第2過程とのうち
    のいずれか一方を実行する検査過程と、 前記第1配線検査過程の判定結果と、前記第2配線検査
    過程の判定結果とに基づいて、欠陥を有する配線を判定
    する欠陥判定過程とを有することを特徴とする電気光学
    装置用基板の検査方法。
  9. 【請求項9】 前記検査過程に先立ち、前記第1通電手
    段および第2通電手段の機能の良否を判定する判定過程
    を有し、 前記検査過程においては、 前記判定過程において前記第1通電手段が不良であると
    判定された場合には前記第1過程を実行し、前記判定過
    程において前記第2通電手段が不良であると判定された
    場合には前記第2工程と実行し、前記判定過程において
    前記第1通電手段および第2通電手段の両方が不良であ
    ると判定された場合には第1過程および第2過程のいず
    れも実行しないことを特徴とする請求項7に記載の電気
    光学装置用基板の検査方法。
  10. 【請求項10】 複数の第1配線の各々と複数の第2配
    線の各々とを交互に配列してなる複数の配線と、前記複
    数の第1配線の各々と当該第1配線と一方の側において
    隣合う各第2配線との間に介挿された複数のスイッチン
    グ素子とを具備する電気光学装置用基板の検査方法であ
    って、 前記複数のスイッチング素子をオンにするとともに、当
    該スイッチング素子を介して直列接続される2本の配線
    からなる複数の配線対に電流を流し、または電圧を印加
    することにより、当該配線対における欠陥の有無を判定
    する配線検査過程を有することを特徴とする電気光学装
    置用基板の検査方法。
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