JP2001147643A - 表示装置の保持構造 - Google Patents

表示装置の保持構造

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JP2001147643A
JP2001147643A JP32878999A JP32878999A JP2001147643A JP 2001147643 A JP2001147643 A JP 2001147643A JP 32878999 A JP32878999 A JP 32878999A JP 32878999 A JP32878999 A JP 32878999A JP 2001147643 A JP2001147643 A JP 2001147643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置を収容した筐体に機械的ストレスが
加わった場合でも表示装置に損傷が生じないようにす
る。 【解決手段】 LCDを保持するLCDフレーム13
は、第1ないし第3の辺部材20、39、30からなり
第2の辺部材39の両端部にそれぞれ第1および第3の
辺部材20、30の一方の端部が接続されて平面視略コ
の字形を呈する枠体34と、枠体34の内面に端部が固
定されて枠体34の内側のほぼ全体に延在するLCD保
持部18とを含んでいる。LCDは導光板を介しLCD
保持部18の上に配置してLCD保持部18に固定さ
れ、LCD保持部18は筐体ケースに直接的または間接
的に固定される。そして第1および第2の辺部材20、
39の内面38と、対向するLCD保持部18の端部と
の間に、辺部材のほぼ全長にわたり隙間42が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電子機器な
どに組み込む表示装置の保持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、特に移動体通信機器に対する需要
が急増し、中でも公衆通信用の自動車電話、携帯電話、
ページャーなどが通信サービスの充実と通信料金の低下
から企業や個人に広く普及して利用されている。これら
移動通信機器は音声の送受信や数字情報の受信だけでな
く、情報サービスや電子メールなどの文字情報の受信に
も利用が広がっており、表示文字数増加のために液晶表
示装置(以下、LCDとも記す)の面積が拡大する傾向
にある。また、これらの機器は軽薄短小化の一途をたど
っているため、機器全体の大きさに対するLCDの占め
る割合が大きくなってきている。
【0003】LCDにはLCDの駆動および表示を制御
するLCDドライバーIC(集積回路)を接続して使用
する。この接続方法としては、配線パターンを形成した
フレキシブル回路基板上にLCDドライバーICをボン
ディングワイヤーで実装したTCP(Tape Car
rier Package)、あるいはLCDドライバ
ーICを金バンプにより実装したCOF(Chip O
n Flexibleprinted Circui
t)をヒートシールまたはACF樹脂を介してLCDの
端子部に熱加圧接着して、電気的・機械的に接続する方
法が一般的である。
【0004】また、LCDはLCDフレームによって位
置決めされると共に、同フレームによりLCDが落下衝
撃、曲げ、捻りなどの機械的ストレスで破損することが
防止される。LCDフレームはLCDを保持する一種の
枠体であり、プリント配線基板上に設置される。
【0005】一方、プリント配線基板への上記TCPあ
るいはCOFの実装方法としては、一般に、移動通信機
器の軽薄短小化のために、LCDとTCP/COFとの
接続部近傍からTCP/COFをLCDの下方向に向か
って2つに折り畳むように折り曲げ、LCDフレームと
プリント配線基板との間にTCP/COFを配置する方
法が採られる。このような実装方法では、TCP/CO
FをLCDフレームとプリント配線基板の間に通さなけ
ればならないことから、図8の(A)ないし(C)に示
したように、LCDフレーム102は、TCP/COF
の折り曲げ面側以外の3辺においてのみLCDを囲む平
面視略コの字形の枠体103により構成される。
【0006】また、LCDは2枚のガラス板の間に液晶
材料を封入したもので、各ガラス板の内側の面には透明
電極(ITO)が形成されており、TCP/COFとの
接続に使用する電極部分は、透明電極を露出させる必要
があるため、ガラス板が一枚だけの構造になっている。
このようなLCDは図8における保持部104上に載置
されてLCDフレーム102により保持される。そし
て、LCDに接続したTCP/COFは、コの字の開放
部106よりLCDフレーム102の外に導出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
従来技術では、移動通信機器に落下衝撃、曲げ、捻りな
どの機械的ストレスが加わった場合、LCDフレーム1
02は上述のように3辺だけから成るコの字形の枠体1
03によりに形成されているため、LCDが強度不足で
撓み易いという欠点があった。そのため、LCDフレー
ム102に保持されたLCDに機械的ストレスが集中
し、LCDはガラスで構成され、その性質上外力への追
従性に欠けるため、容易に割れやひびが発生してしま
い、そのような場合には表示内容を視認することが困難
になっていた。本発明はこのような問題を解決するため
になされたもので、その目的は、LCDなどの表示装置
を収容した筐体に落下衝撃、曲げ、捻りなどの機械的ス
トレスが加わった場合でも、表示装置に大きな力が加わ
らないようにした表示装置の保持構造を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、第1ないし第3の辺部材から成り、第2の
辺部材の両端部にそれぞれ前記第1および第3の辺部材
の一方の端部が接続されて平面視略コの字形を呈する枠
体と、前記枠体の内面に端部が固定されて前記枠体の内
側のほぼ全体に延在する保持部とを含み、おおむね板状
を呈する平面視略矩形の表示装置が前記保持部の上に固
定され、前記保持部は筐体に直接的または間接的に固定
される表示装置の保持構造であって、前記第1ないし第
3の辺部材のうちの少なくとも1つの辺部材の内面と、
対向する前記保持部の端部との間に、前記辺部材のほぼ
全長にわたり隙間が形成されていることを特徴とする。
【0009】したがって、本発明の表示装置の保持構造
では、筐体に機械的なストレスが加わり枠体が変形した
としても、上述のように枠体を構成する第1ないし第3
の辺部材のうちの少なくとも1つの辺部材の内面と、対
向する保持部の端部との間に、辺部材のほぼ全長にわた
り隙間が形成されているので、保持部に加わる力は大幅
に緩和され、表示装置に損傷が生じることを防止でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1の(A)は本発明によ
る表示装置の保持構造の一例を示す平面図、(B)は正
面図、(C)は側面図、図2は図1の表示装置の保持構
造を構成するLCDフレームをプリント配線基板に取り
付けた状態を示す側面図、図3の(A)は図1の表示装
置の保持構造により保持するLCDを示す平面図、
(B)は側面図である。また、図4は実施の形態例の表
示装置の保持構造を含むページャーの電気的な構成を示
すブロック図、図5は同ページャーの分解斜視図、図6
は同ページャーの分解側面図である。
【0011】まず、図4を参照して本発明の表示装置の
保持構造を備えたページャーの電気的な構成および動作
について簡単に説明する。図4に示したページャー16
は、アンテナ22、無線部23、復調器24、安定化電
源25、制御部26、LCDドライバーIC10、LC
D2、スイッチ27、ならびに電池28により構成され
ている。無線部23はアンテナ22が受信した電波を復
調可能な周波数まで変換する。復調器24は、この変換
後の受信信号より情報信号を取り出し、制御部26はそ
の情報信号に対して必要な処理を行う。制御部26はま
た、LCDドライバーIC10へLCD2への表示命令
を出力し、LCDドライバーIC10はこの表示命令に
したがってLCD2を駆動する。スイッチ27は制御部
26に対してページャー16の動作を命令するためのも
のであり、利用者はこのスイッチ27を操作して、例え
ばページャー16の電源投入の操作や受信したメッセー
ジの表示などを行う。
【0012】電池28はページャー16の電源であり、
制御部26、無線部23、ならびに復調器24へ電源を
供給する。なお、無線部23と復調器24へは安定化電
源25を経由して安定した電圧を供給する。ここで、ア
ンテナ22、無線部23、復調器24、ならびに安定化
電源25はRF基板29上に実装され、一方、制御部2
6、LCDドライバーIC10、LCD2、ならびにス
イッチ27はAF基板29A上に実装されている。
【0013】次に、図5および図6を参照して、ページ
ャー16の構造について説明する。本実施の形態例のペ
ージャー16は機構的には、表ケース31、裏ケース3
2、上記アンテナ22、上記RF基板29、上記AF基
板29A、上記スイッチ27、上記電池28、LCDモ
ジュール1、LCDフレーム13、導光板14を含んで
構成されている。
【0014】表ケース31はページャー16のケース
(筐体)の表側を構成し、LCD2に外部からストレス
がかからないように保護しており、また表ケース31に
はLCD2の表示を視認するための透明な部分であるス
クリーン33が取り付けられている。裏ケース32はペ
ージャー16のケースの裏側を構成している。ページャ
ー16の受信回路が搭載されたRF基板29は裏ケース
32側に収容され、AF基板29AはRF基板29の上
方に配置してRF基板29に対し電気的・機械的に接続
されている。AF基板29Aには上述のようにページャ
ー16の機能を制御する上記制御部26が上記スイッチ
27と共に搭載されている。AF基板29A上には、L
CDモジュール1を保持するLCDフレーム13が取り
付けられ、そのためAF基板29AにはLCDフレーム
13の爪17の取り付け穴35が形成されている。ま
た、AF基板29AにはTCP固定用ランド36、およ
びLEDランプ37が設けられている。電池28はRF
基板29近傍の裏ケース32内に収容される。
【0015】LCDモジュール1は図3に示したよう
に、LCD2、TCP9、ならびにLCDドライバーI
C10により構成されている。LCD2はおおむね板状
を呈し、表ガラス4および裏ガラス5を板面を対向させ
て張り合わせた構造となっており、その表面および裏面
にそれぞれ表偏光板3と裏偏光板6とが装着されてい
る。TCP9は配線パターンが形成されたフレキシブル
回路基板であり、TCP9にはLCDドライバーIC1
0、外部接続用端子11、TCP折り曲げ部12が設け
られている。TCP9は異方性導電膜のACF樹脂8に
より、端部をLCD2の端子部に熱加圧接着することで
LCD2に対して電気的・物理的に接続されている。
【0016】LCDドライバーIC10はLCD2を駆
動・制御するもので、TCP9上に載置してTCP9に
対しボンディングもしくは金バンプにより接続されてい
る。外部接続用端子11はLCDドライバーIC10に
信号および電源を供給するための端子である。TCP折
り曲げ部12はこの箇所でTCP9を折り曲げることが
できるようにした部分であり、この折り曲げ部では基板
材料が除去され、配線をポリイミドでコーティングした
構造となっている。図5、図6に示したように、LCD
2の裏面側には導光板14が配置され、AF基板29A
上のLEDランプ37からの光は導光板14により導か
れてLCD2のバックライトとなる。
【0017】LCD2を保持するLCDフレーム13
は、特に図1に詳しく示したような構造を有している。
すなわち、LCDフレーム13は、第1ないし第3の辺
部材20、39、30から成り第2の辺部材39の両端
部にそれぞれ第1および第3の辺部材20、30の一方
の端部が接続されて平面視略コの字形を呈する枠体34
と、枠体34の内面に端部が固定されて枠体34の内側
のほぼ全体に延在する板状のLCD保持部18とを含ん
でいる。そして、第1ないし第3の辺部材20、39、
30のうちの少なくとも1つの辺部材の内面と、対向す
るLCD保持部18の端部との間に、辺部材のほぼ全長
にわたり隙間が形成されている。具体的には、本実施の
形態例では、第1および第3の辺部材20、30の内面
38と、対向するLCD保持部18の端部との間に、辺
部材のほぼ全長にわたり隙間42が形成されている。
【0018】また、第1および第3の辺部材20、30
の下端には、枠体34をAF基板29Aに固定するため
の爪17が突設されている。そして、枠体34の第2の
辺部材39と反対側の、第1および第3の辺部材20、
30の先端部近傍の箇所にはそれぞれ、枠体34の内外
を結ぶ貫通孔44が形成され、貫通孔44に楔46を挿
入したとき、LCD保持部18の、LCD2と反対側の
面48は楔46のLCD保持部18側の面にほぼ接す
る。
【0019】このようなLCDフレーム13に対してL
CD2はLCD保持部18上に載置され、LCD2に接
続されたTCP9は、枠体34の第2の辺部材39と反
対側の、第1および第3の辺部材20、30の先端部側
から枠体34の外に導出される。なお、LCDフレーム
14の材料としては、樹脂や金属が好ましい。これらの
材料では、成形や加工が容易であり、また弾性を持つた
めLCD保持部18の緩衝効果を高めることができる。
LCD2と導光板14(図5など)は、表示視認性に影
響しないようその周辺部を両面接着テープ39で固定さ
れる。両面接着テープ39で固定されたLCD2と導光
板14とはLCDフレーム13の上部枠体15内に嵌め
てLCD保持部18に両面接着テープ40で固定され
る。なお、LCD2と導光板14をLCD保持部18に
両面接着テープ40で固定する際、LCDフレーム13
の貫通孔44に楔46を差し込んでLCD保持部18の
動きを規制し組立やすくする。
【0020】ページャー16の組立は以下のように行わ
れる。すなわち、AF基板29A上のTCP固定用ラン
ド36に、LCDモジュール1のTCP9の外部接続用
端子11が半田付けにより電気的・機械的に接続され
る。このTCP固定用ランド36と外部接続用端子11
との接続方法としては、TCP9とAF基板29Aとを
半田付けにより接続する方法以外にも、TCP9とヒー
トシールを熱圧着接続したものをAF基板29Aに熱圧
着接続する方法、あるいはTCP9の外部接続端子11
をAF基板29Aに実装したコネクタに接続する方法が
ある。
【0021】LCDフレーム13は、図2に示したよう
に、LCDフレーム13の爪17をAF基板29Aの取
り付け穴35に嵌合させることで、AF基板29Aに機
械的に固定される。このとき、LCDフレーム13の枠
体34の下端面はAF基板29Aの表面に当接した状態
となる。導光板14はLCDフレーム13の枠体34内
に収めてLCD保持部18に対し両面接着テープ40で
固定される。その際、LCDフレーム13の貫通孔44
に楔46を差し込んでLCD保持部18の動きを規制し
組み立て作業を容易に行えるようにすることができる。
【0022】LCDモジュール1のTCP9はTCP折
り曲げ部12からLCDフレーム13方向に折り曲げ、
LCD2を、すでにLCDフレーム13の枠体34内に
嵌めてある導光板14に対して両面接着テープ39によ
り固定する。次に、AF基板29AとRF基板29をコ
ネクタ54により接続し、全体を電池28と共に表ケー
ス31に収納し、最後に裏ケース32を表ケース31に
ネジなどで締結、固定する。
【0023】このように構成されたページャー16で
は、表ケース31および裏ケース32に落下衝撃、曲
げ、捻りなどの機械的なストレスが加わり、表ケース3
1の内面がLCDフレーム13の枠体34の上端面に直
接当接することで、あるいは裏ケース32からRF基板
29およびAF基板29Aを通じて枠体34に間接的に
力が加わることで枠体34が変形したとしても、上述の
ように枠体34を構成する第1および第3の辺部材2
0、30とLCD保持部18の対向端部との間に、辺部
材のほぼ全長にわたり隙間42が形成されているので、
LCD保持部18は第2の辺部材39との接続部を支点
として枠体34に対して相対的にしなることができ、L
CD保持部18に加わる力は大幅に緩和され、その結
果、LCD2に損傷が生じることを防止できる。
【0024】なお、本実施の形態例では、LCD保持部
18は枠体34の第2の辺部材39とのみ接続されてい
るとしたが、LCD保持部18が第1および第3の辺部
材20、30のいずれかとのみ接続されていたり、ある
いは第1ないし第3の辺部材20、39、30のうちの
2つと接続された構造としたり、さらには以下に第2の
実施の形態例として説明するように第1ないし第3の辺
部材20、39、30すべてからほぼ切り離された構造
することも可能であり、その場合にも枠体34が変形し
たとき枠体34からLCD保持部18へ加わる力は緩和
されるので、基本的に同様の効果が得られる。
【0025】本実施の形態例では、回路基板をRF基板
29とAF基板29Aとにより構成したが、これらを1
枚の基板で構成することも可能であり、その場合にも本
発明は無論有効である。また、ここではページャーを一
例として本発明について説明したが、本発明はページャ
ーに限らず、LCDなどの表示装置を備えた装置、特に
携帯型電子機器に広く適用することができ、その効果を
発揮する。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態例につい
て説明する。図7は第2の実施の形態例のページャーを
構成するLCDフレームを示す平面図、(B)は同正面
図、(C)は同側面図である。図中、図1と同一の要素
には同一の符号が付されている。図7に示したように、
第2の実施の形態例では、LCDフレーム50は、枠体
34の第1ないし第3の辺部材20、39、30の内面
38と、対向するLCD保持部52の端部との間に、辺
部材のほぼ全長にわたり隙間42が形成されている。そ
して、第1および第2の辺部材20、39の接続部近傍
においてLCD保持部52の端部の一部が第1の辺部材
20の内面38に固定され、第3の辺部材30の、第2
の辺部材39と反対側の端部近傍においてLCD保持部
52の端部の一部が第2の辺部材39の内面38に固定
されている。
【0027】したがって、この第2の実施の形態例にお
いては、表ケース31および裏ケース32に力が加わ
り、LCDフレーム50の枠体34が変形したとして
も、LCD2を固定したLCD保持部52は第1ないし
第3の辺部材20、39、30のすべてからほぼ切り離
された構造であるため、枠体34からLCD保持部52
へ加わる力は大幅に緩和され、その結果、LCD2に損
傷が生じることをいっそう効果的に防止することができ
る。
【0028】なお、第1および第2の辺部材20、39
の接続部近傍においてLCD保持部52の端部の一部を
第2の辺部材39の内面38に、または第1および第2
の辺部材20、39の両方の内面38に固定する構成と
することも可能であり、同様の効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1ない
し第3の辺部材から成り、第2の辺部材の両端部にそれ
ぞれ前記第1および第3の辺部材の一方の端部が接続さ
れて平面視略コの字形を呈する枠体と、前記枠体の内面
に端部が固定されて前記枠体の内側のほぼ全体に延在す
る保持部とを含み、おおむね板状を呈する平面視略矩形
の表示装置が前記保持部の上に固定され、前記保持部は
筐体に直接的または間接的に固定される表示装置の保持
構造であって、前記第1ないし第3の辺部材のうちの少
なくとも1つの辺部材の内面と、対向する前記保持部の
端部との間に、前記辺部材のほぼ全長にわたり隙間が形
成されていることを特徴とする。
【0030】したがって、本発明の表示装置の保持構造
では、筐体に機械的なストレスが加わり枠体が変形した
としても、上述のように枠体を構成する第1ないし第3
の辺部材のうちの少なくとも1つの辺部材の内面と、対
向する保持部の端部との間に、辺部材のほぼ全長にわた
り隙間が形成されているので、保持部に加わる力は大幅
に緩和され、表示装置に損傷が生じることを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明による表示装置の保持構造の一
例を示す平面図、(B)は正面図、(C)は側面図であ
る。
【図2】図1の表示装置の保持構造を構成するLCDフ
レームをプリント配線基板に取り付けた状態を示す側面
図である。
【図3】(A)は図1の表示装置の保持構造により保持
するLCDを示す平面図、(B)は側面図である。
【図4】実施の形態例の表示装置の保持構造を含むペー
ジャーの電気的な構成を示すブロック図である。
【図5】実施の形態例のページャーの分解斜視図であ
る。
【図6】実施の形態例のページャーの分解側面図であ
る。
【図7】(A)は第2の実施の形態例のページャーを構
成するLCDフレームを示す平面図、(B)は同正面
図、(C)は同側面図である。
【図8】(A)は従来のLCDの保持構造の一例を示す
平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【符号の説明】
1……LCDモジュール、2……LCD、3……表偏光
板、4……表ガラス、5……裏ガラス、6……裏偏光
板、8……ACF樹脂、9……TCP、10……LCD
ドライバーIC、11……外部接続用端子、12……T
CP折り曲げ部、13……LCDフレーム、13……L
CDフレーム、14……導光板、16……ページャー、
17……爪、18……LCD保持部、20……第1の辺
部材、22……アンテナ、23……無線部、24……復
調器、25……安定化電源、26……制御部、27……
スイッチ、28……電池、29……RF基板、29A…
…AF基板、30……第3の辺部材、31……表ケー
ス、32……裏ケース、33……スクリーン、34……
枠体、35……穴、36……TCP固定用ランド、37
……LEDランプ、38……内面、39……第2の辺部
材、40……両面接着テープ、42……隙間、44……
貫通孔、46……楔、48……面、50……LCDフレ
ーム、52……LCD保持部、102……LCDフレー
ム、104……保持部、106……開放部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ないし第3の辺部材から成り、第2
    の辺部材の両端部にそれぞれ前記第1および第3の辺部
    材の一方の端部が接続されて平面視略コの字形を呈する
    枠体と、前記枠体の内面に端部が固定されて前記枠体の
    内側のほぼ全体に延在する保持部とを含み、おおむね板
    状を呈する平面視略矩形の表示装置が前記保持部の上に
    固定され、前記保持部は筐体に直接的または間接的に固
    定される表示装置の保持構造であって、 前記第1ないし第3の辺部材のうちの少なくとも1つの
    辺部材の内面と、対向する前記保持部の端部との間に、
    前記辺部材のほぼ全長にわたり隙間が形成されているこ
    とを特徴とする表示装置の保持構造。
  2. 【請求項2】 前記保持部は板状を呈し、前記枠体の前
    記第2の辺部材と反対側の、前記第1および第3の辺部
    材の先端部近傍の箇所にはそれぞれ、前記枠体の内外を
    結ぶ貫通孔が形成され、前記貫通孔に楔を挿入したと
    き、前記保持部の、前記表示装置と反対側の面は前記楔
    の前記保持部側の面にほぼ接することを特徴とする請求
    項1記載の表示装置の保持構造。
  3. 【請求項3】 前記第1ないし第3の辺部材の内面と、
    対向する前記保持部の端部との間に、前記辺部材のほぼ
    全長にわたりそれぞれ隙間が形成され、前記第1および
    第2の辺部材の接続部近傍において前記保持部の端部の
    一部が前記第1および第2の辺部材のいずれか一方また
    は両方の内面に固定され、前記第3の辺部材の、前記第
    2の辺部材と反対側の端部近傍において前記保持部の端
    部の一部が前記第2の辺部材の内面に固定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の表示装置の保持構造。
  4. 【請求項4】 前記表示装置には、配線パターンが形成
    されたフレキシブル回路基板またはCOFの一端が接続
    され、前記フレキシブル回路基板またはCOFは、前記
    枠体の前記第2の辺部材と反対側の、前記第1および第
    3の辺部材の先端部側から前記枠体の外に導出されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の表示装置の保持構
    造。
  5. 【請求項5】 前記表示装置は液晶表示装置であること
    を特徴とする請求項1記載の表示装置の保持構造。
  6. 【請求項6】 携帯型電子機器の筐体に組み込まれてい
    ることを特徴とする請求項1記載の表示装置の保持構
    造。
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