JP2001145981A - 成型用加飾フィルム及び成型品の製造方法 - Google Patents

成型用加飾フィルム及び成型品の製造方法

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JP2001145981A JP33007199A JP33007199A JP2001145981A JP 2001145981 A JP2001145981 A JP 2001145981A JP 33007199 A JP33007199 A JP 33007199A JP 33007199 A JP33007199 A JP 33007199A JP 2001145981 A JP2001145981 A JP 2001145981A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型で高度な美粧性と耐候性及び深絞り性に
優れる成形品に用いる成形用加飾フィルムの提供。 【解決手段】 (a)未硬化の紫外線もしくは電子線硬
化型ハードコート層、(b)熱可塑性透明樹脂層及び
(c)熱可塑性着色層を順次積層してなることを特徴と
する成形用加飾フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に屋外用途に適
する成型用加飾フィルム及びそれを用いた成型品の製造
方法に係わる。
【0002】
【従来の技術及びその課題】現在、自動車ボディーや外
装部品等、高度な屋外耐久性が必要とされる製品には加
熱硬化型塗料の塗装が一般に行われている。しかし、こ
れらの塗装には多くの工数が掛かること、塗装を行うた
めのブースや焼付乾燥炉の設置のために大きなスペース
が必要であること、これらを運転するためには多大なエ
ネルギーが必要であること、また、塗装作業中にゴミが
着くことなど種々の問題がある。
【0003】塗装に代わる外部装飾法として可撓性のあ
る加飾フィルムを貼り付けたり、金型に屋外耐久性のあ
る加飾フィルムを挿入して、加飾面の裏面より溶融樹脂
を注入する射出成形などによって屋外耐久性のある美粧
面を有するプラスチック部品等を製造する方法が提案さ
れている(例えば特開昭63−216717号公報、特
開昭63−123469号公報、特表平2−50307
7号公報)。
【0004】しかし、これらの提案方法で得られた製品
は表面が熱可塑性の樹脂フィルムであるために屋外で使
用した場合、空中より飛来するゴミや埃による汚染、洗
車機のブラシ等による傷付き、また酸性雨、ガソリン等
の化学物質に対する耐久性が十分でないという問題があ
る。化学物質に対する耐久性は、含フッ素樹脂系フィル
ムなどの使用によってかなり改善できるが、該フィルム
は高価であり、しかも耐傷付き性、耐化学物質性におい
ても熱硬化性塗料塗膜に及ばないのが実情である。耐傷
付き性が改善された製品を得る方法として、実開昭62
−128815号公報に、ポリメチルメタクリレート中
にゴムを含有させてなる透明な成形体を形成することが
できる溶融成形材料に、表面がハードコート処理され、
裏面に印刷が施されたポリカーボネートフィルムの印刷
面を射出成型時に該成形材料と接合させる方法が提案さ
れている。しかし、この方法はハードコートが十分な可
撓性や伸びを有しないために、それが塗布されたポリカ
ーボネートフィルムの成型時の変形率が大きいと破断し
たり、ひび割れを起こして美粧効果が失われるために、
単純曲面やせいぜい2次曲面などの変形率の小さい成型
品の製造にしか適用できないという問題がある。
【0005】また、本提案に係る成型品は、少なくとも
部分的には太陽光中の紫外線等の活性光線が成型品基材
表面に表面層を経由して達するために、アクリル樹脂な
どの屋外耐久性の良い基材を使用しないと使用中に基材
の表面が透過光により劣化し、表面のフィルム層が剥離
する等の問題を起こすために、屋外で使用する場合は基
材として使用できるのは耐光性の良好な基材に限定され
ると言う問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述した問題
点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、本発明を完
成するに至った。かくして本発明に従えば、 「1.(a)未硬化の紫外線もしくは電子線硬化型ハー
ドコート層、(b)熱可塑性透明樹脂層及び(c)熱可
塑性着色層を順次積層してなることを特徴とする成形用
加飾フィルム。 2.熱可塑性着色層(c)の(b)層と反対側に(d)
熱可塑性シート層を積層した請求項1の加飾フィルム。 3.熱可塑性着色層(c)が光輝性材料を含有する請求
項1又は2の加飾フィルム。 4.熱可塑性着色層(c)が2層以上の多層からなる請
求項1乃至3の加飾フィルム。 5.熱可塑性着色層(c)が2層以上からなり且つ
(c)層の(b)層に接着する層に絵柄を有する請求項
4の加飾フィルム。 6.熱可塑性透明樹脂層(b)及び熱可塑性着色層
(c)の少なくとも1層がキャスト法により形成される
請求項1乃至5の加飾フィルム。 7.紫外線もしくは電子線硬化型ハードコート層(a)
の熱可塑性透明樹脂層(b)と反対側に離型性フィルム
層(a′)を設けてなる請求項1乃至6の加飾フィル
ム。 8.射出成型用の金型の雌型に、請求項1乃至7の何れ
かで得られた加飾フィルムを熱可塑性着色層(c)又は
熱可塑性シート層(d)が射出成形樹脂に接するよう
に、予め雌型に挿入できるように予備成形して挿入する
か、又は雌型内で真空及び/又は加熱により雌型内壁に
沿うように成形した後、雄型が所定の位置になるように
金型を閉じて雄型と加飾フィルムとの間の間隙に溶融樹
脂を圧入した後、成型物を金型より取り出し、さらにハ
ードコート層(a)又は離型性フィルム層(a′)側よ
り紫外線若しくは電子線を照射してハードコート層を硬
化させ、次いで離型性フィルム層(a′)を剥離するこ
とにより表面に加飾フィルム層が形成された成型物の製
造方法。 9.請求項7で得られる加飾フィルムの離型性フィルム
層(a′)を金型に挿入する前又は予備成形前又は成形
後紫外線を照射する前に剥離する請求項8の製造方
法。」 が提供される。加飾フィルムを使用して製造される成型
品は、自動車ボディー又はその部品用として十分な耐候
性、耐化学物質性及び耐傷付き性を有し、しかも基材と
して耐候性の低い安価な樹脂をも使用し得るので経済的
にも従来のものに比較して優れている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明におけるハードコート層
(a)には紫外線又は電子線硬化型のハードコート組成
物が用いられるが、該ハードコート組成物は紫外線又は
電子線硬化型であれば特に制限はないが、例えば、紫外
線硬化後の塗膜のガラス板上での鉛筆硬度が6H以上の
硬化被膜を与えるものが本発明では好ましい。
【0008】この様なハードコート組成物としては、例
えば、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト等の3価以上の(メタ)アクリレートオリゴマー単独
又はこれらの混合物に必要に応じて物性などの調節のた
めに2価乃至1価の(メタ)アクリレートとが混合され
た組成物;ポリメチルメタアクリレートのようなガラス
転移温度が70℃以上のポリマーに、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート等の3価以上の(メタ)
アクリレートオリゴマー単独又はこれらの混合物及びさ
らに必要に応じて物性などの調節のために2価乃至1価
の(メタ)アクリレートが混合された組成物;前記の組
成物に紫外線で重合を開始する光重合開始剤を配合した
紫外線硬化型組成物;特開平3−237113号公報
(特許2804582号)に記載されているような紫外
線硬化型有機−無機複合体組成物;等を挙げることがで
きる。
【0009】また、これらのハードコート組成物に、紫
外線吸収剤、HALS等を加えて耐光性を向上させるこ
とも可能であるが、硬化に使用する活性光線の発生源の
発光特性を勘案して、使用する紫外線吸収剤の種類及び
量に十分注意する必要がある。これらのハードコート組
成物は、必要に応じて該組成物を溶解できる溶剤などで
希釈しても良く、また流展性調整剤、着色材、分散剤、
付着性付与剤などを添加してもよい。就中、特開平3−
237113号公報に記載されている様な無機−有機複
合系ハードコート組成物は耐傷付き性が高い、耐化学物
質性が高い、硬化収縮が小さく付着性に優れるなどの点
で本発明の目的に特に好ましいものである。
【0010】本発明における熱可塑性透明樹脂層(b)
を形成するポリマーは、透明性を有するものであれば特
に制限はないが、例えば、アクリル樹脂系ポリマー、ポ
リウレタン系ポリマー、含フッ素系ポリマー、ポリカー
ボネート、PVC系ポリマー、ABS,PET,PBT
等のフィルム等が挙げられる。屋外で使用する用途には
アクリル樹脂系ポリマー、ポリウレタン系ポリマー、含
フッ素系ポリマー、PVC系ポリマーのフィルムが好ま
しい。さらに、屋外で使用する用途に特に好ましいもの
としては、ポリメチルメタアクリレート等のアクリル樹
脂にアクリルゴムなどを配合したもの、メチルメタアク
リレートなどのガラス転移温度の高いポリマーを形成す
るモノマーとメチルアクリレートのようなガラス転移温
度の低いポリマーを与えるモノマーとの共重合体、脂肪
族ジイソシアネートとグリコールを主体としたポリオー
ルとの反応により得られる分岐の少ない、本質的に線状
のポリウレタン樹脂、(メタ)アクリルモノマーとフッ
化ビニリデンなどの含フッ素重合性モノマーとの共重合
体、軟質PVC等が挙げられ、これらの樹脂は単独、又
は必要に応じて相互に混練したりアロイ化して使用する
ことができる。これらはフィルムとして用いられる。こ
れらのフィルム中には通常樹脂のフィルム化に使用する
各種の添加剤を使用することができる。また透明性を失
わない範囲で着色材等を配合してもよい。
【0011】上記したポリマーの中でABS,PET,
PBTなどは本質的に耐光性は良くないが、紫外線吸収
剤等を適切に配合することにより、非常に高い耐光性が
要求されないかぎり、屋外用途として使用可能である。
【0012】フィルム化の方法はカレンダーロール法、
Tダイ法、キャスティング法等公知の方法で行われ、ま
た異種フィルムのラミネートや共押し出し法によって複
合化してもよい。また、後述するように(a)層又は
(c)層の上に直接(b)層を形成する組成物を溶剤に
溶解又は分散した塗布液をキャスティングして(b)層
を形成させてもよい。
【0013】本発明における熱可塑性着色層(c)は、
(b)層で使用したものと同様の透明樹脂層形成材料
に、顔料、金属粉、マイカ粉、更にこれらの粉末の表面
に金属や金属酸化物の薄膜を蒸着などの方法により形成
させたもの等の着色材を分散したものからなる。屋外用
途では(a)層を硬化させた後に(a)層表面より照射
した波長190nm〜400nmの光の透過率が10%
以下、好ましくは5%以下となるように(c)層の着色
材の種類や量または紫外線吸収剤等の配合量を調整する
ことが好ましい。光線透過率を制御することによって耐
光性が低い材料を(d)層や成形樹脂基材として用いて
も優れた屋外耐候性を有する成型品を得ることができ
る。また(c)層は多層であってもよく、それぞれの層
に異なった着色材を含んだものを積層したものであって
も、また(b)層に接する層に模様などを印刷した非連
続的なパターンを含んだものであってもよい。
【0014】本発明における熱可塑性樹脂シート層
(d)は、(c)層及び成形樹脂基材との接着性が良好
であれば特に制限はなく、前記した(b)層を形成する
材料を用いることができる。接着性を補うために、
(d)層の両面又は片面に必要に応じて接着剤層乃至は
接着を助けるためのプライマー層を設けてもよく、例え
ば成形樹脂基材がポリオレフィンの場合にはプライマー
層として塩素化ポリオレフィン層が設けられる。
【0015】(d)層を有しない本発明に係る加飾フィ
ルムにおいては、(c)層の表面に成形樹脂基材との接
着性を補うために前述の接着剤層乃至はプライマー層を
設けてもよい。本発明における(a′)の離型性フィル
ム層は、加飾フィルムを用いて成形終了後乃至は
(a′)を通して紫外線乃至電子線を照射してハードコ
ート層を硬化せしめた後、ハードコート層表面から剥離
可能なものであれば特に制限はない。また、剥離を助け
るために表面をシリコーン系などの剥離剤で処理したも
のであってもよい。
【0016】本発明に係る加飾フィルムの構成を図1に
示す。またその製造は公知の方法によればよいが、代表
的な方法を以下に説明する。 1.離型性フィルム層(a′)又は離型処理された
(a′)の表面に(a)層を形成するハードコートを塗
布し、必要ならば加熱してハードコート塗布膜中に含ま
れる溶剤を除去して(a)層を形成する工程透明フィ
ルム状の(b)層及び着色層(c)層を(a)層表面に
(b)層、(c)層の順にラミネートする工程更に必
要に応じてシート状の(d)層を(c)層表面にラミネ
ートする工程からなる方法。
【0017】2.離型性フィルム層(a′)又は離型
処理された(a′)の表面に(a)層を形成するハード
コートを塗布し、必要ならば加熱してハードコート塗布
膜中に含まれる溶剤を除去して(a)層を形成する工程
透明フィルム状の(b)層を(a)層表面にラミネー
トする工程着色層(c)層を形成する組成物を溶剤に
溶解乃至は分散して塗布可能にした塗布剤を(b)層の
表面にキャストし、加熱等を行うことにより塗布物に含
まれる溶剤を除去する工程更に必要に応じてシート状
の(d)層を(c)層表面に形成する工程からなる方
法。
【0018】3.離型性フィルム層(a′)又は離型
処理された(a′)の表面に(a)層を形成するハード
コートを塗布し、必要ならば加熱してハードコート塗布
膜中に含まれる溶剤を除去して(a)層を形成する工程
透明フィルム状の(b)層を形成する組成物を溶剤に
溶解乃至は分散して塗布可能にした塗布剤を(a)層の
表面にキャストし、加熱等を行うことにより塗布物に含
まれる溶剤を除去する工程着色層(c)層を形成する
組成物を溶剤に溶解乃至は分散して塗布可能にした塗布
剤を(b)層の表面にキャストし、加熱等を行うことに
より塗布物に含まれる溶剤を除去する工程更に必要に
応じてシート状の(d)層を(c)層表面に形成する工
程からなる方法。
【0019】4.離型性フィルム(a′)又は金属板か
らなる支持材表面に(a)層を形成するハードコートを
塗布し、必要ならば加熱してハードコート塗布膜中に含
まれる溶剤を除去して(a)層を形成した後、上記した
1〜3の方法と同様にして(b)層、(c)層、更に必
要であれば(d)層を形成した後、(a)層表面より支
持材を剥離、除去する工程からなる方法。
【0020】5.離型性フィルム(a′)又は金属板
からなる支持材表面に(c)層を前記1乃至2の方法と
同様にして形成する工程(b)層を前記1乃至2の方
法と同様な方法で(c)層の表面に形成する工程
(b)層の表面にハードコートを塗布し必要ならば加熱
などによりハードコート塗布膜中に含まれる溶剤を除去
してハードコート層(a)を形成する工程必要に応じ
て離型性フィルム層(a′)を(a)層表面にラミネー
トする工程支持材を(c)層表面から剥離、除去する
工程からなる方法。
【0021】6.前記3の方法において(c)層の塗布
を溶剤を完全に除去しない半乾燥状態の(b)層表面に
形成する方法。 7.(d)層の表面に丁度逆の順序で(c),(b),
(a)層を更に必要であれば(a′)層を前記1〜3の
何れかの方法により形成する工程からなる方法。
【0022】本発明の加飾フィルムにおいて、(d)層
を有しない又は(d)層の開放面に接着剤乃至はプライ
マー層を設けた場合には(c)層乃至は(d)層表面に
離型性のある一時保護フィルムを積層してもよい。
(d)層は、フィルム状のものを(c)層上にラミネー
トすることにより、または前述のような支持体上または
(c)層上にキャスト法によって形成することができ
る。支持体は加飾フィルム形成後(d)層表面より剥
離、除去される。
【0023】本発明の加飾フィルムにおいて、乾燥状態
での(b)層と(c)層との密着性が十分でない組み合
わせの材料で構成されている場合、(b)層乃至は
(c)層の塗布直後又は半乾燥状態の内にその上に、
(c)層乃至は(b)層を塗布すると、相互の表面が混
ざり合うことにより密着性が向上するので特に好まし
い。また(c)層の形成は、キャスト法以外にあらかじ
め着色材を含ませたフィルム状のものを(b)層乃至は
(d)層にラミネートしてもよい。また、この場合
(b),(c)層または(c),(d)層をあらかじめ
共押し出しや接着剤で複合してあってもよい。
【0024】本発明の加飾フィルムの製造において、各
層をキャスティング法で形成する場合、キャスティング
は公知の方法、例えばスプレー法、ロールコート法、カ
ーテンコーター法、ファウンテンコーター法、グラビア
印刷法、スクリーン印刷法等により行うことができる。
本発明による加飾フィルムは一定の大きさに裁断された
シート状もしくは連続したフィルム状のいずれの形態で
あってもよい。
【0025】かくして得られる本発明の加飾フィルムを
用いた成型品は次のようにして作られる。射出成型用の
金型の雌型に、加飾フィルムを熱可塑性着色層(c)又
は熱可塑性シート層(d)が射出成形樹脂に接するよう
に、予め雌型に挿入できるように予備成形して挿入する
か、又は雌型内で真空及び/又は加熱により雌型内壁に
沿うように成形した後、雄型が所定の位置になるように
金型を閉じて雄型と加飾フィルムとの間の間隙に溶融樹
脂を圧入した後、成型物を金型より取り出し、さらにハ
ードコート層(a)又は離型性フィルム層(a′)側よ
り紫外線若しくは電子線を照射してハードコート層を硬
化させ、次いで離型性フィルム層(a′)を剥離するこ
とにより表面に加飾フィルム層が形成された成型物が得
られる。また、加飾フィルムの(a′)層を金型に挿入
前または予備成形前に剥離することによっても同様に本
発明の成形物が得られる。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。実施例において、「部」および「%」は、それ
ぞれ「重量部」及び「重量%」を意味する。
【0027】製造例1 ハードコート1の製造 ジペンタエリスリトールテトラメタクリレート100
部、メチルメタアクリレート10部、1,6−ヘキサメ
チレンジイソシアネート1モルと2−ヒドロキシエチル
メタクリレート2モルの付加物15部及び2−ヒドロキ
シ−2−メチル−プロピオフェノン8部を混合してハー
ドコート1を得た。
【0028】製造例2 ハードコート2の製造 特開平3−237113号の実施例2記載の組成(注
1)からなるハードコートをハードコート2とした。 (注1)シリカゾルNBA−ST(日産化学社製、固形分20%) 100部 3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレート 50部 テトラキス(エチルアセトアセトナト)ジルコニウム 1部 ハイドロキノン 0.01部 上記原料を混合、撹拌しながら90℃で8時間反応させ
て固形分24%の溶液を得た。該溶液1050部、トリ
メチロールプロパントリアクリレート150部及びベン
ゾインエチルエーテル20部を混合してなる組成物。
【0029】製造例3 ハードコート3の製造 パラロイドA−21(ロームアンドハース社のアクリル
樹脂)100部、ジペンタエリスリトールペンタアクリ
レート100部、1,4−ブタンジオールジメタクリレ
ート40部、2−メチル{4−(メチルチオ)}フェニ
ル2−モルフォリノ−1−プロパノン20部、トルエン
300部及びメチルエチルケトン100部を混合してハ
ードコート3を得た。
【0030】実施例1 シリコーン系の離型剤で処理した厚さ120μmのPE
Tフィルム(a′)の離型処理面に製造例1のハードコ
ート1を5μmとなるようにロールコーターで塗布し支
持フィルムを有する(a)層を形成した。(工程)。
次いで、厚さ50μmのアクリル樹脂系透明フィルム
(b)の片面にアルミ粉を配合したアクリル樹脂系ラッ
カー(アクリック#2000,関西ペイント製)を乾燥
膜厚で30μmになるようにスプレー塗布し、100℃
で5分加熱した後、塗装面に厚さ30μmのポリエチレ
ンフィルムを圧着し一時保護フィルムを有する(c)層
を形成した(工程)。工程で得られた(a)層のハ
ードコート表面に工程で得た(c)層の(b)層側を
圧着し、成型用の加飾フィルムF1を得た。
【0031】一時保護フィルムを取り外したF1を
(a′)層の表面がプレフォーム用の真空成型機の金型
壁面に対抗するように置き、真空及び加熱により所望の
形にF1をプレフォームする。プレフォームしたF1を
射出成型用の所望の形状の雌型中に嵌合した後、雄型が
所定の位置になるように金型を閉じて溶融したスチレン
樹脂を圧入し、次いで冷却後金型を開けて成型物を取り
出し、得られた成型物表面に高圧水銀灯を用い20,0
00J/m2 (366nmで測定)の照射を行った。
次いで(a′)層を表面より剥ぎ取り目的の成型物1を
得た。
【0032】成型物の最大変形率は約250%であっ
た。該成型物表面は良好な光沢、外観を示しかつ000
0番のスチールウールで表面を30回こすっても艶びけ
を生じずまた殆ど表面に傷が着かず、良好な表面状態が
保たれた。さらに、該成型物について耐磨耗性試験(注
2)と耐溶剤性試験(注3)を行った。テーパー磨耗試
験前後のHaze変化(ΔHaze)は53%(数値が
低い程良好)、MEK払拭試験における外観は良好であ
った。 (注2)試験温度:25℃、磨耗条件:磨耗輪CS−1
0荷重500g、500回転。 ΔHaze=〔(試験後のHaze値)−(試験前のH
aze値)〕÷試験前のHaze値×100 (注3)ガーゼにメチルエチルケトン(MEK)を付
け、指で20回払拭後の外観を観察。
【0033】実施例2 実施例1において一時保護フィルム(ポリエチレンフィ
ルム)の代わりに厚さ200μmのABSフィルム
(d)層を圧着して成型用の加飾フィルムF2を得た。
F2をそのままプレフォーム用の金型に装着し真空及び
加熱により雌型内壁に沿わせ、射出成型時にスチレン樹
脂の代わりにABS樹脂を使用する以外は実施例1と同
様にして目的の成型物2を得た。この成型物表面は良好
な光沢、外観を示しかつ0000番のスチールウールで
表面を30回こすっても艶びけを生じずまた殆ど表面に
傷が着かず、良好な表面状態が保たれた。また、磨耗試
験のHaze%は55%、MEK払拭試験も良好であっ
た。
【0034】実施例3 厚さ200μmのABSフィルム(d)層の片面にパラ
ロイドB−44を50部及びパラロイドA−21を50
部(パラロイドはロームアンドハース社のアクリル樹脂
からなる樹脂混合物をトルエンとイソプロパノールの混
合溶剤(5/1重量比)300部に溶解した溶液400
部にチタン白60部及びカーボンブラック1部を分散し
て得た塗料をナイフコーターで乾燥膜厚が30μmとな
るように塗装し、次いで、その上にマイカ粉を配合した
アクリック#2000を乾燥膜厚が10μmになるよう
にスプレー塗装し80℃で10分加熱し、(c)層を形
成した。次いで、その上にパラロイドA−21 100
部とチヌビン328(チバガイギー社製紫外線吸収剤)
1部をトルエンとメチルエチルケトン混合溶剤(5/1
重量比)200部に溶解した溶液を乾燥膜厚が50μm
となるようにナイフコーターで塗装し、80℃で15分
加熱し(b)層を形成した後、製造例2のハードコート
2を乾燥膜厚が2μmとなるようにスピンコーターで塗
装し80℃で5分加熱して(a)層を形成し、成型用加
飾フィルムF3を得た。
【0035】(a′)層の代わりに(a)層をプレフォ
ーム用金型の壁面に対向するようにF3を置く以外は実
施例1と同様にして目的の成型物を得た。この成型物表
面は良好な光沢、外観を示しかつ0000番のスチール
ウールで表面を30回こすっても艶びけを生じずまた殆
ど表面に傷が着かず、良好な表面状態が保たれた。ま
た、磨耗試験のHaze%は10%、MEK払拭試験も
良好であった。
【0036】実施例4 実施例3の(a)層の上にシリコーン系剥離剤で処理し
た厚さ25μmのPETフィルムの処理面を(a)層に
接するように圧着して成型用加飾フィルムF4を得た。
射出成型用の樹脂として、スチレン樹脂の代わりにAB
S樹脂を用いる以外は実施例1と同様にして目的の成型
物4を得た。この成型物表面は良好な光沢、外観を示し
かつ0000番のスチールウールで表面を30回こすっ
ても艶びけを生じずまた殆ど表面に傷が着かず、良好な
表面状態が保たれた。また、磨耗試験のHaze%は5
%、MEK払拭試験も良好であった。
【0037】実施例5 厚さ125μmのアクリル樹脂系フィルム(b)層の片
面にパラロイドB−44を50部及びパラロイドA−2
1を50部からなる樹脂混合物をトルエンとn−ブタノ
ールの混合溶剤(5/1重量比)300部に溶解した溶
液400部にチタン白100部及びカーボンブラック2
部を分散して得た塗料をナイフコーターで乾燥膜厚50
μmになるように塗装し、120℃で8分加熱した。そ
の後、更にその上に塩素化ポリプロピレン樹脂100部
をトルエン400部に溶解した溶液を乾燥膜厚が5μm
となるようにスプレー塗装し100℃で2分加熱した
後、(b)層の未塗装側に製造例3のハードコート3を
乾燥膜厚10μmになるようにスプレー塗装し、次いで
100℃で3分加熱して成型用加飾フィルムF5を得
た。
【0038】射出成型用樹脂としてABS樹脂の代わり
に、ポリプロピレン樹脂を使用する以外は実施例3と同
様にして目的の成型物5を得た。この成型物表面は良好
な光沢、外観を示しかつ0000番のスチールウールで
表面を30回こすっても艶びけを生じずまた殆ど表面に
傷が着かず、良好な表面状態が保たれた。また、磨耗試
験のHaze%は62%、MEK払拭試験も良好であっ
た。
【0039】実施例6 実施例3においてマイカ粉の代わりにシアニンブルー顔
料2部を分散した塗料をスクリーン印刷で乾燥膜厚15
μmになるように所定のパターンで印刷する以外は実施
例3と同様にして目的の成型物6を得た。この成型物表
面は良好な光沢、外観を示しかつ0000番のスチール
ウールで表面を30回こすっても艶びけを生じずまた殆
ど表面に傷が着かず、良好な表面状態が保たれた。
【0040】比較例1 ハードコート2を塗布しない以外は実施例3と同様にし
てフィルムを得て、実施例3と同様の方法で比較成型物
1を得た。この成型物表面は良好な光沢、外観を示した
が、0000番のスチールウールで表面を30回こする
と表面の光沢が失われ且つ深い傷が生じた。また、磨耗
試験のHaze%は97%、MEK払拭試験では艶びけ
を起こした。
【0041】比較例2 実施例2の成型用加飾フィルムを得た後、フィルムの
(a)層側から高圧水銀灯で20,000J/m2 照射
して比較例2のフィルムを得た。射出成型後高圧水銀灯
による照射を行わない以外は実施例2と同様にして比較
成型物2を得た。得られた成型物は、表面のハードコー
ト層が割れて、剥がれ落ちてしまい連続したハードコー
ト膜を形成せず、また(b)層表面も割れたハードコー
ト層のパターンが転写され平滑な外観を示さなかった。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、極めて高い耐傷つき性
を有する自動車用バンパーやドアパネルなどの大型で高
度な美粧性と耐候性及び深絞り性が要求される成形物を
容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加飾フィルムを示す縦断面図である。
【符号の説明】
(a) 紫外線もしくは電子線硬化型ハードコート層 (a′) 離型性フィルム層 (b) 熱可塑性透明樹脂層 (c) 熱可塑性着色層 (d) 熱可塑性シート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA19 AK01A AK01B AK25 AK42 AK52 BA03 BA04 BA05 BA10A BA10C BA10D BA10E CB00 CC00A DE01 EH312 EH61 EJ082 EJ242 EJ311 EJ312 EJ422 EJ532 EJ542 GB07 GB32 HB00 JB14A JB15A JB16B JB16C JB16D JK12A JL10C JL14E JN01B JN21 JN21C 4F206 AA43 AA44 AB14 AD05 AD20 AD32 AG03 AH18 AH47 JA07 JB14 JB20 JB24 JF01 JF05 JM04 JN11 JN26 JN41 JN43 JW21 JW34

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)未硬化の紫外線もしくは電子線硬
    化型ハードコート層、(b)熱可塑性透明樹脂層及び
    (c)熱可塑性着色層を順次積層してなることを特徴と
    する成形用加飾フィルム。
  2. 【請求項2】 熱可塑性着色層(c)の(b)層と反対
    側に(d)熱可塑性シート層を積層した請求項1の加飾
    フィルム。
  3. 【請求項3】 熱可塑性着色層(c)が光輝性材料を含
    有する請求項1又は2の加飾フィルム。
  4. 【請求項4】 熱可塑性着色層(c)が2層以上の多層
    からなる請求項1乃至3の加飾フィルム。
  5. 【請求項5】 熱可塑性着色層(c)が2層以上からな
    り且つ(c)層の(b)層に接着する層に絵柄を有する
    請求項4の加飾フィルム。
  6. 【請求項6】 熱可塑性透明樹脂層(b)及び熱可塑性
    着色層(c)の少なくとも1層がキャスト法により形成
    される請求項1乃至5の加飾フィルム。
  7. 【請求項7】 紫外線もしくは電子線硬化型ハードコー
    ト層(a)の熱可塑性透明樹脂層(b)と反対側に離型
    性フィルム層(a′)を設けてなる請求項1乃至6の加
    飾フィルム。
  8. 【請求項8】 射出成型用の金型の雌型に、請求項1乃
    至7の何れかで得られた加飾フィルムを熱可塑性着色層
    (c)又は熱可塑性シート層(d)が射出成形樹脂に接
    するように、予め雌型に挿入できるように予備成形して
    挿入するか、又は雌型内で真空及び/又は加熱により雌
    型内壁に沿うように成形した後、雄型が所定の位置にな
    るように金型を閉じて雄型と加飾フィルムとの間の間隙
    に溶融樹脂を圧入した後、成型物を金型より取り出し、
    さらにハードコート層(a)又は離型性フィルム層
    (a′)側より紫外線若しくは電子線を照射してハード
    コート層を硬化させ、次いで離型性フィルム層(a′)
    を剥離することにより表面に加飾フィルム層が形成され
    た成型物の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7で得られる加飾フィルムの離型
    性フィルム層(a′)を金型に挿入する前又は予備成形
    前又は成形後紫外線を照射する前に剥離する請求項8の
    製造方法。
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