JP2001145286A - 回転電機の固定子及びその製造方法 - Google Patents

回転電機の固定子及びその製造方法

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JP2001145286A JP32266599A JP32266599A JP2001145286A JP 2001145286 A JP2001145286 A JP 2001145286A JP 32266599 A JP32266599 A JP 32266599A JP 32266599 A JP32266599 A JP 32266599A JP 2001145286 A JP2001145286 A JP 2001145286A
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electric machine
conductor
rotating electric
phase conductor
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Katsuhiko Kusumoto
勝彦 楠本
Kazuhiro Odawara
一浩 小田原
Keiichi Komurasaki
啓一 小紫
Yuji Nakahara
裕治 中原
Hiroyuki Akita
裕之 秋田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、導体の占積率を高めることがで
きる回転電機の固定子を得る。 【解決手段】 この発明の回転電機の固定子では、巻線
は、軸線に対して垂直方向の断面形状が矩形形状である
とともに、展開したときの全体形状がクランク状に蛇行
した形状である導体18で構成され、導体18は、スロ
ット内に積層された直線部18aと、この直線部18a
同士を接続しているとともに固定子鉄心の両側面から軸
線方向に突出した渡り部18bとから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋼板が積層され
て構成されているとともに軸線方向に延びたスロットが
周方向に間隔をおいて形成されている固定子鉄心を備え
た回転電機の固定子及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図25は従来の回転電機の固定子の要部
断面図であり、珪素鋼板を積層して構成された固定子鉄
心1には、軸線方向に延びたスロット2が周方向に間隔
をおいて形成されている。内壁面にはエポキシ樹脂の絶
縁被膜4が形成されたスロット2には導体本体の銅線に
エナメル被覆された導体3が巻回されて巻線が形成され
ている。スロット2の入り口部には巻線がスロット2か
ら半径内側方向に突出するのを防止するウエッジ5が設
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の回転電機の
固定子では、導体3の断面形状は円形であり、隣合う導
体3との間に空間が存在し、導体3の占積率(スロット
内に導体3が占める割合)が低く、その導体3の占積率
を高めるためには、導体3の径を細くすればよいが、そ
れだけ導体3の巻回数が増加して生産性が低下し、また
導体3の機械的強度が低下して断線が生じやすくなり、
導体3の占積率は概ね40〜50%が限界であり、それ
以上占積率を高めることができないといった問題点があ
った。
【0004】この発明は、かかる問題点を解決すること
を課題とするものであって、導体の占積率を高めること
ができるとともに、製作性能が向上した回転電機の固定
子、及びその製造方法を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る回転電機の固定子では、巻線は、軸線に対して垂直方
向の断面形状が矩形形状であるとともに、展開したとき
の全体形状がクランク状に蛇行した形状である導体で構
成され、前記導体は、スロット内に積層された直線部
と、この直線部同士を接続しているとともに固定子鉄心
の両側面から軸線方向に突出した渡り部とから構成され
ている。
【0006】この発明の請求項2に係る回転電機の固定
子では、固定子鉄心の周方向に沿って多重層に巻回され
た導体の直線部の間隔は層毎に異なっている。
【0007】この発明の請求項3に係る回転電機の固定
子では、直線部の断面積と渡り部の断面積とはほぼ等し
い。
【0008】この発明の請求項4に係る回転電機の固定
子では、直線部と渡り部との間のテーパ部の断面積が、
直線部及び渡り部の断面積とほぼ等しい。
【0009】この発明の請求項5に係る回転電機の固定
子では、スロットの底面は平面であり、またその平面に
対向した導体の面も平面である。
【0010】この発明の請求項6に係る回転電機の固定
子では、導体は多相回転電機の多相導体であり、各相導
体は所定の電気角度間隔毎に配置して重ねられている。
【0011】この発明の請求項7に係る回転電機の固定
子では、導体は3相導体であり、U相導体、V相導体及
びW相導体は電気角度で120°間隔毎に配置して重ね
られている。
【0012】この発明の請求項8に係る回転電機の固定
子では、U相導体、V相導体及びW相導体の各渡り部
と、隣接したU相導体、V相導体及びW相導体の各渡り
部とで積層順序が異なっている。
【0013】この発明の請求項9に係る回転電機の固定
子では、巻線は、導体を所定数巻回してなる内層側コイ
ルと、この内層側コイルの外径側の外層側コイルとから
構成された第1の並列回路と、導体を所定数巻回してな
る内層側コイル及びこの内層側コイルの外径側の外層側
コイルとから構成された第2の並列回路とから構成され
ており、前記第1の並列回路の内層側コイルと前記第2
の並列回路の外層側コイルとが直列に接続され、前記第
1の並列回路の外層側コイルと前記第2の並列回路の内
層側コイルとが直列に接続されている。
【0014】この発明の請求項10に係る回転電機の固
定子では、導体の3面には絶縁シートが覆われている。
【0015】この発明の請求項11に係る回転電機の固
定子では、導体の隅部には曲面部が形成されている。
【0016】この発明の請求項12に係る回転電機の固
定子では、固定子鉄心は、環状で内周部に間隔をおいて
形成された被係止部を有するコアバックと、前記被係止
部に係止された係止部を有するとともにスロットを形成
したティースとから構成されている。
【0017】この発明の請求項13に係る回転電機の固
定子では、固定子鉄心は、環状で内周部に間隔をおいて
形成された被係止部を有するコアバックと、内径部で薄
肉の連結部を介して環状に結合され、前記被係止部に係
止された係止部を有するとともにスロットを形成したテ
ィースとから構成されている。
【0018】この発明の請求項14に係る回転電機の固
定子の製造方法では、スロットの入り口部にウエッジを
係止して各ティースを環状に結合する工程と、導体を複
数回周回して重ねて構成されたブロック状の巻線を各前
記ティースに組み入れる工程と、コアバックの被係止部
に前記ティースの係止部を係止する工程とを有するもの
である。
【0019】この発明の請求項15に係る回転電機の固
定子の製造方法では、予め内径部で連結部を介して環状
に結合されたティースに、導体を複数回周回して重ねて
構成されたブロック状の巻線を組み入れる工程と、コア
バックの被係止部に前記ティースの係止部を係止する工
程と、前記連結部を切削する工程とを有するものであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1の回転電機の固定子の要部正面図、図2は
図1の固定子の巻線の展開図、図3は図1の固定子の軸
線に対して垂直方向に切断したときの要部断面図、図4
は図1の固定子の軸線に沿って切断したときの要部断面
図である。
【0021】この回転電機の固定子10は、珪素鋼板を
積層して構成されているとともに軸線方向に延びたスロ
ット12が周方向に間隔をおいて形成されている固定子
鉄心11と、スロット12に設けられた巻線14と、ス
ロット12の内壁面に形成されたエポキシ樹脂からなる
絶縁部17と、スロット12の入り口部16に固定され
巻線14がスロット12から半径内側方向に突出するの
を防止するウエッジ15とを備えている。
【0022】巻線14は、U相導体18(図2において
実線)、V相導体19(図2において一点鎖線)及びW
相導体20(点線)から構成されている。各相導体1
8、19、20は、図5に示すように、それぞれ導体本
体である銅の表面にエナメルが被覆され、またクランク
状に蛇行している。断面矩形状で複数回周回するU相導
体18は、スロット12内に積層された直線部18a
と、直線部18a同士を接続しているとともに固定子鉄
心11の両側面から軸線方向に突出した渡り部18bと
から構成されている。V相導体19もU相導体18と同
様にスロット12内に積層された直線部19aと、直線
部19a同士を接続しているとともに固定子鉄心11の
両側面から軸線方向に突出した渡り部19bとから構成
されている。W相導体20もスロット12内に積層され
た直線部20aと、直線部20a同士を接続していると
ともに固定子鉄心11の両側面から軸線方向に突出した
渡り部20bとから構成されている。
【0023】この実施の形態では、各相導体18、1
9、20は6周回されており、6段層の各段層の同相の
隣接した直線部18a,19a,20a間の距離は固定
子鉄心11の外径側に位置する程大きい。そのため、周
回数がn番目の同相の隣接した直線部18a,19a,
20a間のピッチPnと、周回数が(n+1)番目のピ
ッチPn+1とは、Pn<Pn+1の関係にあり、各相
導体18、19、20のそれぞれの直線部18a,19
a,20aはスロット12内に円滑に収まるようになっ
ている。
【0024】図6(A)は図5のU相導体18の要部拡
大図、図6(B)は図6(A)のXーX線に沿う断面
図、図6(C)は図6AのYーY線に沿う断面図であ
る。U相導体18の直線部18aの幅寸法A、厚さ寸法
s、渡り部18bの幅寸法B、厚さ寸法t、直線部18
aと渡り部18bとのつなぎ部である断面形状が変化し
たテーパ部25の幅寸法C、厚さ寸法uとしたときに、
A×s≒B×tであり、またC×u≧A×sで、かつC
×u≧B×tの関係が成立するようになっている。この
関係はV相導体19及びW相導体20についても同様に
成立する。
【0025】各相導体18、19、20の渡り部18
b、19b、20bは、図2から分かるように、各段層
毎に、固定子鉄心11の両側で他の相の渡り部18b、
19b、20bと重なるため、図4に示すように渡り部
18b、19b、20bの厚さは直線部18a、19
a、20aの厚さよりも薄くせざるを得ない。一方、渡
り部18b、19b、20bの幅寸法Bは直線部18
a、19a、20aの幅寸法Aよりも大きくし、渡り部
18b、19b、20bの断面積が直線部18a、19
a、20aの断面積と略等しくなるように構成されてい
る。このようにすることにより、直線部18a、19
a、20aと渡り部18b、19b、20bとの間の断
面形状の不連続による発熱を抑制している。また、C×
u≧A×sで、かつC×u≧B×tが成立し、直線部1
8a、19a、20aと渡り部18b、19b、20b
とのつなぎ部であるテーパ部25の断面積が直線部18
a、19a、20a及び渡り部18b、19b、20b
の断面積と同等またはそれ以上であるので、断面形状が
直線部18a、19a、20a及び渡り部18b、19
b、20bと異なる局部であるテーパ部25の銅損の増
大が抑制されている。
【0026】また、スロット12内に組み付けされる直
線部18a、19a、20aは断面矩形状であり、底面
12aが平面状のスロット12内に直線部18a、19
a、20aは良好に組み付けされている。また、U相導
体18、V相導体19及びW相導体20は図2に示すよ
うに、電気角度120°間隔毎にそれぞれ配置し、かつ
複数回周回して重ねた後、一度に固定子鉄心11に組み
付けることで、U相導体18、V相導体19及びW相導
体20を個別に組み付ける場合と比較して組み付け性が
向上する。また、図6(C)から分かるように、各相導
体18a、19a、20aの断面形状は四隅に曲面部2
1が形成されているので、U相導体18、V相導体19
及びW相導体20がスロット12内に組み入れられると
きに絶縁部17をかじることなく円滑に組み入れられ、
組み付け性がさらに向上する。なお、曲面部は少なくと
も一箇所だけでもよい。
【0027】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2の回転電機の固定子の要部正面図、図8(A)は図
7の回転電機のU相導体18、V相導体19、W相導体
20の展開図、図8(B)は図8(A)を矢印Q方向に
沿って視たときの図である。この実施の形態2では、巻
線30は、U相導体18、V相導体19及びW相導体2
0が電気角度120°間隔になるように重ねられている
点では実施の形態1の巻線14と同様であるが、各相導
体18、19、20が編み込まれるようにして重ねられ
ている点が異なる。つまり、例えばU相導体18、V相
導体19及びW相導体20のそれぞれの渡り部18b、
19b、20bが、ある箇所で、渡り部18bが下段
層、渡り部19bが中段層、渡り部20bが上段層とな
るように重ねられているときに、その渡り部18b、1
9b、20bに直線部18a、19a、20aを介して
接続された隣接した渡り部18b、19b、20bで
は、渡り部18bが上段層、渡り部19bが中段層、渡
り部20bが下段層となるように重ねられており、さら
にその渡り部18b、19b、20bに直線部18a、
19a、20aを介して接続された隣接した渡り部18
b、19b、20bでは、渡り部18bが下段層、渡り
部19bが中段層、渡り部20bが上段層となるように
重ねられている。このように、U相導体18、V相導体
19及びW相導体20の各渡り部18b、19b、20
bと、隣接したU相導体18、V相導体19及びW相導
体20の各渡り部18b、19b、20bとで積層位置
を異ならせることで、スロット12内の直線部18a、
19a、20aの位置が変化し、直線部18a、19
a、20a周りのインダクタンスを異ならせることがで
き、U相導体18、V相導体19及びW相導体20は全
長としては表皮効果による抵抗値の変化が平均化され
る。なお、周回数がn番目の同相の隣接した直線部18
a,19a,20a間のピッチPnと、周回数が(n+
1)番目のピッチPn+1とは、Pn<Pn+1の関係
にあり、各相導体18、19、20のそれぞれの直線部
18a,19a,20aはスロット12内に円滑に収ま
るようになっている点は、実施の形態1と同様である。
また、図8において左側で直線部18a、19a、20
aが長い箇所はU相導体18、V相導体19及びW相導
体20の口出し部である。
【0028】実施の形態3.図9はこの発明の実施の形
態3の回転電機の固定子の巻線40のU相導体18の電
気回路図である。U相導体18と、V相導体19及びW
相導体20とは同一構成であり、以下の説明ではU相導
体18を巻回して構成されたU相巻線部47のみについ
て説明する。この実施の形態3では、U相巻線部47
は、U相導体18を所定数巻回してなる内層側コイル4
1及びこの内層側コイル41の外径側の外層側コイル4
2とから構成された第1の並列回路43と、U相導体1
8を所定数巻回してなる内層側コイル44及びこの内層
側コイル44の外径側の外層側コイル45とから構成さ
れた第2の並列回路46とから構成されており、また第
1の並列回路43の内層側コイル41と第2の並列回路
46の外層側コイル45とが直列に接続され、第1の並
列回路43の外層側コイル42と第2の並列回路46の
内層側コイル44とが直列に接続されている。巻線40
は、U相巻線部47と、U相巻線部47と同様な構成で
あるV相巻線部及びW相巻線部から構成されており、U
相導体18、V相導体19及びW相導体20は全長では
表皮効果による抵抗値の変化が平均化される。
【0029】実施の形態4.図10はこの発明の実施の
形態4の回転電機のU相導体50の要部正面図、図11
は図10のU相導体50がスロット2内に組付けられた
ときの固定子51の要部正断面図である。なお、U相導
体50と、V相導体及びW相導体とは同一構成であり、
以下の説明ではU相導体50についてのみ説明する。こ
の実施の形態では、U相導体50の3面が絶縁シート5
3で覆われている。このU相導体50は、スロット2内
に図11に示すように組付けられており、この絶縁シー
ト53で導体50と固定子鉄心11との間での絶縁が確
保されており、実施の形態1に用いられた絶縁部17は
不要である。なお、この実施の形態の導体では表面にエ
ナメル被覆が削除されたものであってもよい。
【0030】実施の形態5.図12ないし図14はこの
発明の実施の形態5の回転電機の固定子の製造手順を示
す図である。この実施の形態5の回転電機の固定子60
は、コアバック61とティース62とに分割可能な固定
子鉄心63とを備えている。各ティース62には鳩尾状
の係止部64及びウエッジ15が係止されるウエッジ用
係止部65が形成されている。コアバック61にはティ
ース部62の係止部64と係止される被係止部66が形
成されている。この実施の形態では、例えば実施の形態
1のU相導体18、V相導体19、W相導体20を図2
に示すように、電気角度120°間隔毎にそれぞれ配置
し、かつ複数回周回して重ねた後、図13に示すよう
に、このブロック状の巻線14をティース62の外側か
らティース62に組み付ける。その後、コアバック61
の被係止部66に焼ばめ等の方法でティース62に係止
し、またウエッジ用係止部65にウエッジ15を係止す
ることで固定子60の組立は終了する。
【0031】なお、図15ないし図17に示すように、
予め、ウエッジ用係止部65にウエッジ15を係止して
各ティース62を環状に結合した後、U相導体18、V
相導体19、W相導体20を複数回周回して重ねて構成
されたブロック状の巻線14をティース62の外側から
ティース62に組み付け、その後コアバック61の被係
止部66に焼ばめ等の方法でティース62に係止して固
定子60を組み立ててもよい。
【0032】実施の形態6.図18ないし図21はこの
発明の実施の形態6の回転電機の固定子60の製造手順
を示す図である。この実施の形態6では、予め各ティー
ス62は内径部で連結部70を介して環状に結合されて
いる。そして、このティース62の外側から巻線14を
組み付け、その後コアバック61の被係止部66に焼ば
め等の方法でティース62に係止した後、連結部70を
切削加工し、その後ウエッジ用係止部65にウエッジ1
5を係止することで固定子60の組立は終了する。な
お、連結部70を切削加工する前に、ウエッジ用係止部
65にウエッジ15を係止してもよい。また、鳩尾状の
突起部をコアバックに形成し、この突起部が係止される
溝部をティースに形成してもよい。
【0033】実施の形態7.図22ないし図24はこの
発明の実施の形態7の回転電機の固定子80の製造手順
を示す図である。この実施の形態7では、各ティース6
2は半径方向内側部で薄肉の連結部81を介して環状に
結合されている。そして、このティース62の外側から
巻線14を組み付け、その後コアバック61の被係止部
66に焼ばめ等の方法でティース62に係止することで
固定子80の組立は終了する。連結部81は、磁気飽和
し易いように薄肉であり、矢印ロの漏れ磁束を増加させ
ることなく、矢印イの有効鎖交磁束を確保することがで
きる。
【0034】なお、上記各実施の形態は3相回転電機に
ついて説明したが、単相回転電機、5相、7相等の多相
回転電機にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のこの発
明の請求項1に係る回転電機の固定子によれば、巻線
は、軸線に対して垂直方向の断面形状が矩形形状である
とともに、展開したときの全体形状がクランク状に蛇行
した形状である導体で構成され、前記導体は、スロット
内に積層された直線部と、この直線部同士を接続してい
るとともに固定子鉄心の両側面から軸線方向に突出した
渡り部とから構成されているので、導体の占積率を高め
ることができるとともに、製作性能が向上する。
【0036】また、この発明の請求項2に係る回転電機
の固定子によれば、固定子鉄心の周方向に沿って多重層
に巻回された導体の直線部の間隔は層毎に異なっている
ので、直線部はスロットに円滑に組み付けることができ
る。
【0037】また、この発明の請求項3に係る回転電機
の固定子によれば、直線部の断面積と渡り部の断面積と
はほぼ等しいので、直線部と渡り部との間の断面形状の
不連続による発熱が抑制される。
【0038】また、この発明の請求項4に係る回転電機
の固定子によれば、直線部と渡り部との間のテーパ部の
断面積が、直線部及び渡り部の断面積とほぼ等しいの
で、テーパ部の局所的発熱が抑制される。
【0039】また、この発明の請求項5に係る回転電機
の固定子によれば、スロットの底面は平面であり、また
その平面に対向した導体の面も平面であるので、スロッ
ト内には直線部が無駄なく収まり、導体の占積率が向上
する。
【0040】また、この発明の請求項6に係る回転電機
の固定子によれば、導体は多相回転電機の多相導体であ
り、各相導体は所定の電気角度間隔毎に配置して重ねら
れているので、電気的に安定した回転電機が得られる。
【0041】また、この発明の請求項7に係る回転電機
の固定子によれば、導体は3相導体であり、U相導体、
V相導体及びW相導体は所定の電気角度で間隔毎に配置
して重ねられているので、電気的に安定した回転電機が
得られる。
【0042】また、この発明の請求項8に係る回転電機
の固定子によれば、U相導体、V相導体及びW相導体の
各渡り部と、隣接したU相導体、V相導体及びW相導体
の各渡り部とで積層順序が異なっているので、U相導
体、V相導体及びW相導体では、全長において表皮効果
による抵抗値の変化が平均化され、各導体間ではほぼ等
しく電流が流れる。
【0043】また、この発明の請求項9に係る回転電機
の固定子によれば、巻線は、導体を所定数巻回してなる
内層側コイルと、この内層側コイルの外径側の外層側コ
イルとから構成された第1の並列回路と、導体を所定数
巻回してなる内層側コイル及びこの内層側コイルの外径
側の外層側コイルとから構成された第2の並列回路とか
ら構成されており、前記第1の並列回路の内層側コイル
と前記第2の並列回路の外層側コイルとが直列に接続さ
れ、前記第1の並列回路の外層側コイルと前記第2の並
列回路の内層側コイルとが直列に接続されているので、
全長において表皮効果による抵抗値の変化が平均化さ
れ、各導体間ではほぼ等しく電流が流れる。
【0044】また、この発明の請求項10に係る回転電
機の固定子によれば、導体の3面には絶縁シートが覆わ
れているので、絶縁シートで導体と固定子鉄心との間で
の絶縁が確保され、スロットの内壁に絶縁被膜をわざわ
ざ設ける必要性がない。
【0045】また、この発明の請求項11に係る回転電
機の固定子によれば、導体の直線部の隅部には曲面部が
形成されているので、スロット内に直線部は円滑に組み
付けられる。
【0046】また、この発明の請求項12に係る回転電
機の固定子によれば、固定子鉄心は、環状で内周部に間
隔をおいて形成された被係止部を有するコアバックと、
前記被係止部に係止された係止部を有するとともにスロ
ットを形成したティースとから構成されているので、ブ
ロック状の巻線をティースに一括して組み付けることが
でき、組立能率が向上する。
【0047】また、この発明の請求項13に係る回転電
機の固定子によれば、固定子鉄心は、環状で内周部に間
隔をおいて形成された被係止部を有するコアバックと、
内径部で薄肉の連結部を介して環状に結合され、前記被
係止部に係止された係止部を有するとともにスロットを
形成したティースとから構成されているので、環状に結
合されたティースにブロック状の巻線を一括して組み付
けることができ、組立能率が向上する。
【0048】また、この発明の請求項14に係る回転電
機の固定子の製造方法によれば、スロットの入り口部に
ウエッジを係止して各ティースを環状に結合する工程
と、導体を複数回周回して重ねて構成されたブロック状
の巻線を各前記ティースに組み入れる工程と、コアバッ
クの被係止部に前記ティースの係止部を係止する工程と
を有するので、ブロック状の巻線をティースに一括して
組み付けることができ、組立能率が向上する。
【0049】また、この発明の請求項15に係る回転電
機の固定子の製造方法によれば、予め内径部で連結部を
介して環状に結合されたティースに、導体を複数回周回
して重ねて構成されたブロック状の巻線を組み入れる工
程と、コアバックの被係止部に前記ティースの係止部を
係止する工程と、前記連結部を切削する工程とを有する
ので、ブロック状の巻線をティースに一括して組み付け
ることができ、組立能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の回転電機の固定子
の要部正面図である。
【図2】 図1の巻線を展開したときの図である。
【図3】 図1の固定子の軸線に対して垂直方向に切断
したときの要部断面図である。
【図4】 図1の固定子の軸線に沿って切断したときの
要部断面図である。
【図5】 図1のU相導体の正面図である
【図6】 (A)は導体の要部正面図、(B)は図6
(A)のX−X線に沿う断面図、(C)は図6(A)の
Y−Y線に沿う断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2の回転電機の固定子
の要部正面図である。
【図8】 (A)は図7の回転電機の巻線の展開図、
(B)は図8(A)を矢印Qから視たときの図である。
【図9】 この発明の実施の形態3の回転電機の巻線の
電気回路図である。
【図10】 この発明の実施の形態4の回転電機の導体
の要部正面図である。
【図11】 図10の導体がスロット内に組付けられた
ときの固定子の要部正断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態5の回転電機の固定
子の製造途中を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態5の回転電機の固定
子の製造途中を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態5の回転電機の固定
子の要部正面図である。
【図15】 この発明の実施の形態6の回転電機の固定
子の製造途中を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態6の回転電機の固定
子の製造途中を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態6の回転電機の固定
子の要部正面図である。
【図18】 この発明の実施の形態7の回転電機の固定
子の製造途中を示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態7の回転電機の固定
子の製造途中を示す図である。
【図20】 この発明の実施の形態7の回転電機の固定
子の製造途中を示す図である。
【図21】 この発明の実施の形態7の回転電機の固定
子の要部正面図である。
【図22】 この発明の実施の形態8の回転電機の固定
子の製造途中を示す図である。
【図23】 この発明の実施の形態8の回転電機の固定
子の製造途中を示す図である。
【図24】 この発明の実施の形態8の回転電機の固定
子の要部正面図である。
【図25】 従来の回転電機の固定子の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
10,51,60,80 固定子、11,63 固定子
鉄心、12 スロット、12a 底面、14,30,4
0 巻線、15 ウエッジ、18,50 U相導体、1
9 V相導体、20 W相導体、18a,19a,20
a 直線部、18b,19b,20b 渡り部、21
曲面部、25 テーパ部、41 内層側コイル、42
外層側コイル、43 第1の並列回路、44 内層側コ
イル、45 外層側コイル、46 第2の並列回路、4
7 U相巻線部、53 絶縁シート、61 コアバッ
ク、62 ティース、64 係止部、66 被係止部、
70,81 連結部。
フロントページの続き (72)発明者 小紫 啓一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中原 裕治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 秋田 裕之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H603 AA01 AA09 BB12 CA01 CA05 CB02 CB03 CB04 CC03 CC11 CC17 CD06 CD21 CD22 CE02 EE21

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板を積層して構成されているとともに
    軸線方向に延びたスロットが周方向に間隔をおいて形成
    された固定子鉄心と、前記スロットに設けられた巻線と
    を備えている回転電機の固定子であって、 前記巻線は、軸線に対して垂直方向の断面形状が矩形形
    状であるとともに、展開したときの全体形状がクランク
    状に蛇行した形状である導体で構成され、前記導体は、
    前記スロット内に積層された直線部と、この直線部同士
    を接続しているとともに前記固定子鉄心の両側面から軸
    線方向に突出した渡り部とから構成されている回転電機
    の固定子。
  2. 【請求項2】 固定子鉄心の周方向に沿って多重層に巻
    回された導体の直線部の間隔は層毎に異なり、前記直線
    部はスロットに組付けられるようになっている請求項1
    に記載の回転電機の固定子。
  3. 【請求項3】 直線部の断面積と渡り部の断面積とはほ
    ぼ等しい請求項1または請求項2に記載の回転電機の固
    定子。
  4. 【請求項4】 直線部と渡り部との間のテーパ部の断面
    積が、直線部及び渡り部の断面積とほぼ等しい請求項3
    に記載の回転電機の固定子。
  5. 【請求項5】 スロットの底面は平面であり、またその
    平面に対向した導体の面も平面である請求項1ないし請
    求項4の何れかに記載の回転電機の固定子。
  6. 【請求項6】 導体は多相回転電機の多相導体であり、
    各相導体は所定の電気角度間隔毎に配置して重ねられて
    いる請求項1ないし請求項5の何れかに記載の回転電機
    の固定子。
  7. 【請求項7】 導体は3相導体であり、U相導体、V相
    導体及びW相導体は電気角度で120°間隔毎に配置し
    て重ねられている請求項6に記載の回転電機の固定子。
  8. 【請求項8】 U相導体、V相導体及びW相導体の各渡
    り部と、隣接したU相導体、V相導体及びW相導体の各
    渡り部とで積層順序が異なっている請求項7に記載の回
    転電機の固定子。
  9. 【請求項9】 巻線は、導体を所定数巻回してなる内層
    側コイルと、この内層側コイルの外径側の外層側コイル
    とから構成された第1の並列回路と、導体を所定数巻回
    してなる内層側コイル及びこの内層側コイルの外径側の
    外層側コイルとから構成された第2の並列回路とから構
    成されており、前記第1の並列回路の内層側コイルと前
    記第2の並列回路の外層側コイルとが直列に接続され、
    前記第1の並列回路の外層側コイルと前記第2の並列回
    路の内層側コイルとが直列に接続されている請求項1な
    いし請求項8の何れかに記載の回転電機の固定子。
  10. 【請求項10】 導体の3面には絶縁シートが覆われて
    いる請求項1ないし請求項9の何れかに記載の回転電機
    の固定子。
  11. 【請求項11】 導体の直線部の隅部には曲面部が形成
    されている請求項1ないし請求項10の何れかに記載の
    回転電機の固定子。
  12. 【請求項12】 固定子鉄心は、環状で内周部に間隔を
    おいて形成された被係止部を有するコアバックと、前記
    被係止部に係止された係止部を有するとともにスロット
    を形成するティースとから構成された請求項1ないし請
    求項11の何れかに記載の回転電機の固定子。
  13. 【請求項13】 固定子鉄心は、環状で内周部に間隔を
    おいて形成された被係止部を有するコアバックと、内径
    部で薄肉の連結部を介して環状に結合され、前記被係止
    部に係止された係止部を有するとともにスロットを形成
    するティースとから構成されている請求項1ないし請求
    項11の何れかに記載の回転電機の固定子。
  14. 【請求項14】 鋼板を積層して構成されているととも
    に軸線方向に延びたスロットが周方向に間隔をおいて形
    成された固定子鉄心と、前記スロットに設けられた巻線
    と、前記スロットの入り口部に設けられ前記巻線がスロ
    ットから半径内側方向に突出するのを防止するウエッジ
    とを備え、前記固定子鉄心は、環状で内周部に間隔をお
    いて形成された被係止部を有するコアバックと、前記被
    係止部に係止された係止部を有するとともにスロットを
    形成したティースとから構成され、また前記巻線は、展
    開したときの全体形状がクランク状に蛇行した形状であ
    る導体で構成され、前記導体は、前記スロット内に積層
    された直線部と、この直線部同士を接続しているととも
    に前記固定子鉄心の両側面から軸線方向に突出した渡り
    部とから構成された回転電機の固定子の製造方法であっ
    て、前記前記スロットの入り口部にウエッジを係止して
    各ティースを環状に結合する工程と、前記導体を複数回
    周回して重ねて構成されたブロック状の巻線を各前記テ
    ィースに組み入れる工程と、前記コアバックの前記被係
    止部に前記ティースの前記係止部を係止する工程とを有
    する回転電機の固定子の製造方法。
  15. 【請求項15】 鋼板を積層して構成されているととも
    に軸線方向に延びたスロットが周方向に間隔をおいて形
    成された固定子鉄心と、前記スロットに設けられた巻線
    とを備え、前記固定子鉄心は、環状で内周部に間隔をお
    いて形成された被係止部を有するコアバックと、前記被
    係止部に係止された係止部を有するとともにスロットを
    形成したティースとから構成され、また前記巻線は、展
    開したときの全体形状がクランク状に蛇行した形状であ
    る導体で構成され、前記導体は、前記スロット内に積層
    された直線部と、この直線部同士を接続しているととも
    に前記固定子鉄心の両側面から軸線方向に突出した渡り
    部とから構成された回転電機の固定子の製造方法であっ
    て、予め内径部で連結部を介して環状に結合された前記
    ティースに、前記導体を複数回周回して重ねて構成され
    たブロック状の巻線を組み入れる工程と、前記コアバッ
    クの前記被係止部に前記ティースの前記係止部を係止す
    る工程と、前記連結部を切削する工程とを有する回転電
    機の固定子の製造方法。
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