JP2001140803A - 油圧駆動装置 - Google Patents

油圧駆動装置

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JP2001140803A
JP2001140803A JP2000007386A JP2000007386A JP2001140803A JP 2001140803 A JP2001140803 A JP 2001140803A JP 2000007386 A JP2000007386 A JP 2000007386A JP 2000007386 A JP2000007386 A JP 2000007386A JP 2001140803 A JP2001140803 A JP 2001140803A
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pressure
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hydraulic oil
oil
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JP2000007386A
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Haruo Kodama
晴夫 児玉
Nobuaki Shimizu
信昭 清水
Yoji Asano
陽次 浅野
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Nabtesco Corp
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Teijin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ポンプの運転馬力が無駄に消費されるこ
となく油圧モータを駆動する。 【解決手段】 操作レバー1から入力した任意の操作位
置に応じて油圧モータ43が駆動回転する油圧駆動装置
において、油圧制御回路23Bが、圧力計47及び48
が検出した油圧モータ43を駆動回転させる作動油の圧
力と、圧力計49が検出した油圧ポンプ42から方向切
換弁25に供給される作動油の圧力と、を受けて、電磁
リリーフ弁46に電流を出力して電磁リリーフ弁46の
設定圧を変化させることによりメインリリーフ弁45の
設定圧を変化させて、油圧ポンプ42から供給される作
動油の圧力が油圧モータ43を駆動回転させる作動油の
圧力よりも所定圧力だけ高くなるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベル、クレ
ーン、アスファルトクラッシャ及び工作機械等に用いら
れる油圧駆動装置に関し、より詳しくは、油圧ポンプか
ら供給される作動油の圧力が油圧モータの負荷圧力より
も所定圧力だけ高くなるように制御される油圧駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気・油圧サーボ機構を制御する
油圧回路として、以下に説明する技術が知られている。
【0003】図5において、1は角度を変化させること
により任意の操作位置を入力することができる操作レバ
ー、2は操作レバー1の入力角度に応じた電圧(操作位
置信号)を生成しコントローラ3に出力する操作位置信
号出力手段であり、操作レバー1によって入力された操
作位置は操作位置信号出力手段2により操作位置信号に
変換されてコントローラ3に出力される。
【0004】また、コントローラ3には油圧モータ16
の出力部に取り付けられ出力部の出力回転数を検出する
回転数検出器4からフィードバック信号が入力される。
【0005】また、油圧ポンプ12はタンク11から油
圧モータ16に作動油を供給するが、作動油はタンク1
1から油圧モータ16に供給される間に方向切換弁15
によって流れを切り換えられ、又は油量を制御される。
すなわち、油圧モータ16の動作は方向切換弁15によ
り制御される。
【0006】ここで、コントローラ3には、操作位置信
号出力手段2から出力される操作位置信号と回転数検出
器4から出力されるフィードバック信号とが入力されて
おり、コントローラ3は入力された操作位置信号とフィ
ードバック信号とを比較し、油圧モータ16が操作レバ
ー1によって入力された操作位置に応じた動作をするよ
うに方向切換弁15を制御する。したがって、油圧モー
タ16は操作レバー1によって入力された操作位置に応
じて動作する。
【0007】なお、油圧ポンプ12から供給される作動
油の圧力は、油圧モータ16の使用流量に関わらず、圧
力補償付サーボレギュレータ13及びリリーフ弁14に
より油圧モータ16の最大負荷圧力に合わせて常に一定
にされているので、油圧モータ16は任意の負荷圧力に
対して動作することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、油圧モータ16の負荷圧力が油圧
ポンプ12から供給される作動油の圧力より極めて小さ
いときであっても、油圧ポンプ12から供給される作動
油の圧力は常に一定であり、油圧ポンプ12の運転馬力
が無駄に消費されるという問題があった。
【0009】そこで、本発明では、油圧ポンプの運転馬
力が無駄に消費されることなく油圧モータを駆動するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の油圧駆動装置は、油圧により駆動回転する
駆動回転部材と、該駆動回転部材を駆動回転させるため
の作動油を供給する作動油供給手段と、該作動油供給手
段から供給される作動油の流量を制御して前記駆動回転
部材に供給することにより前記駆動回転部材に任意の駆
動回転をさせる駆動回転制御手段と、を備え、前記駆動
回転制御手段が、任意の操作位置を入力することができ
る操作位置入力手段と、該操作位置入力手段に入力され
た操作位置に応じた操作位置信号を生成し出力する操作
位置信号出力手段と、該操作位置信号出力手段から出力
される操作位置信号を演算処理して駆動信号に変換し出
力する駆動信号出力手段と、該駆動信号出力手段から出
力される駆動信号に応じた速度及び回転量に従って駆動
回転する電動機と、前記作動油供給手段から供給される
作動油の流量を制御して前記駆動回転部材に供給するこ
とにより、前記電動機の回転に応じて前記駆動回転部材
を駆動回転させる作動油制御手段と、を備え、前記操作
位置入力手段から入力した任意の操作位置に応じて前記
駆動回転部材が駆動回転する油圧駆動装置において、前
記駆動回転部材を駆動回転させる作動油の圧力を検出
し、該圧力に応じた駆動油圧信号を生成して出力する駆
動油圧検出手段と、前記作動油供給手段から前記作動油
制御手段に供給される作動油の圧力を検出し、該圧力に
応じた供給油圧信号を生成して出力する供給油圧検出手
段と、前記作動油供給手段から前記作動油制御手段に供
給される作動油の圧力が設定圧以下になるように規制す
るメインリリーフ弁と、設定圧を変化させることにより
前記メインリリーフ弁の設定圧を変化させる電磁リリー
フ弁と、前記供給油圧検出手段の出力する供給油圧信号
と前記駆動油圧検出手段の出力する駆動油圧信号とが入
力され、前記電磁リリーフ弁に電流を出力して前記電磁
リリーフ弁の設定圧を変化させることにより前記メイン
リリーフ弁の設定圧を変化させて、前記作動油供給手段
から供給される作動油の圧力が前記駆動回転部材を駆動
回転させる作動油の圧力よりも所定圧力だけ高くなるよ
うに制御する油圧制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。これにより、油圧モータの負荷圧力に対して油圧ポ
ンプから供給される作動油の圧力を所定圧力だけ高くす
ることができるので、油圧ポンプの運転馬力が無駄に消
費されることなく油圧モータを駆動することができる。
【0011】また、請求項2に記載の油圧駆動装置は、
前記作動油供給手段が供給する作動油の流量を制御する
供給油量制御手段と、前記操作位置信号出力手段の出力
する操作位置信号が入力され、入力された操作位置信号
から供給油量信号を生成し前記供給油量制御手段に出力
することにより、前記供給油量制御手段に前記作動油供
給手段が供給する作動油の流量を制御させる供給油量信
号出力手段と、を備えたことを特徴とする。これによ
り、作動油供給手段が供給する作動油の流量を高応答で
制御することができ、流量損失を少なくすることができ
る。また、作動油供給手段が供給する作動油の流量を遠
隔操作により制御することができる。
【0012】また、請求項3に記載の油圧駆動装置は、
前記駆動油圧検出手段が、前記作動油制御手段から前記
駆動回転部材に供給される作動油の圧力を検出する圧力
計と、前記駆動回転部材から前記作動油制御手段に供給
される作動油の圧力を検出する圧力計と、から構成され
たことを特徴とする。これにより、駆動回転部材に対す
る負荷圧力の方向に関わらず駆動回転部材の負荷圧力を
正確に検出することができる。
【0013】また、請求項4に記載の油圧駆動装置は、
前記駆動油圧検出手段が検出する作動油の圧力が所定の
圧力以上のとき、前記油圧制御手段が前記電磁リリーフ
弁に所定の電流を出力することを特徴とする。これによ
り、駆動回転部材が外部負荷により強制的に駆動回転さ
せられたとき、駆動回転部材に供給される作動油中にキ
ャビテーションが生じない程度にメインリリーフ弁をア
ンロード状態にすることができ、油圧ポンプの運転馬力
が無駄に消費されることがなくなる。
【0014】また、請求項5に記載の油圧駆動装置は、
前記メインリリーフ弁によって圧力が設定圧以下になる
ように規制された作動油が、前記作動油供給手段から前
記作動油制御手段に供給されるとき、該作動油の逆流を
防ぐ逆止弁を備えたことを特徴とする。これにより、メ
インリリーフ弁をアンロード状態にしても駆動回転部材
が暴走することがなくなり、油圧ポンプの運転馬力が無
駄に消費されることがなくなる。
【0015】また、請求項6に記載の油圧駆動装置は、
油圧により駆動する追加駆動回転部材と、前記駆動信号
出力手段から出力される駆動信号に応じた速度及び回転
量に従って駆動回転する追加電動機と、前記作動油供給
手段から前記作動油制御手段に供給される作動油の圧力
と等しい圧力の作動油を前記作動油供給手段から供給さ
れ、前記作動油供給手段から供給される作動油の流量を
制御して前記追加駆動回転部材に供給することにより、
前記追加電動機の回転に応じて前記追加駆動回転部材を
駆動回転させる追加作動油制御手段と、を備えた追加駆
動回転制御手段と、前記追加駆動回転部材を駆動回転さ
せる作動油の圧力を検出し、該圧力に応じた駆動油圧信
号を生成して出力する追加駆動油圧検出手段と、を備
え、前記油圧制御手段が、前記供給油圧検出手段の出力
する供給油圧信号、前記駆動油圧検出手段の出力する駆
動油圧信号、及び、前記追加駆動油圧検出手段の出力す
る駆動油圧信号を入力され、前記電磁リリーフ弁に電流
を出力して前記電磁リリーフ弁の設定圧を変化させるこ
とにより前記メインリリーフ弁の設定圧を変化させて、
前記作動油供給手段から供給される作動油の圧力が、前
記駆動回転部材を駆動回転させる作動油の圧力、及び、
前記追加駆動回転部材を駆動回転させる作動油の圧力の
うち高い方よりも所定圧力だけ高くなるように制御する
ことを特徴とする。これにより、1つの油圧ポンプに対
して並列に連通する複数の油圧モータの負荷圧力のうち
最も高い圧力に対して油圧ポンプから供給される作動油
の圧力を所定圧力だけ高くすることができるので、油圧
ポンプの運転馬力が無駄に消費されることなく油圧モー
タを駆動することができる。
【0016】また、請求項7に記載の油圧駆動装置は、
前記追加駆動回転制御手段が、任意の操作位置を入力す
ることができる追加操作位置入力手段と、該追加操作位
置入力手段に入力された操作位置に応じた操作位置信号
を生成し出力する追加操作位置信号出力手段と、該追加
操作位置信号出力手段から出力される操作位置信号を演
算処理して駆動信号に変換し出力する追加駆動信号出力
手段と、を備え、前記追加電動機が、前記追加駆動信号
出力手段から出力される駆動信号に応じた速度及び回転
量に従って駆動回転することを特徴とする。これによ
り、1つの油圧ポンプに対して並列に連通し、複数の操
作位置入力手段によってそれぞれ操作される複数の油圧
モータの負荷圧力のうち最も高い圧力に対して油圧ポン
プから供給される作動油の圧力を所定圧力だけ高くする
ことができるので、油圧ポンプの運転馬力が無駄に消費
されることなく油圧モータを駆動することができる。
【0017】また、請求項8に記載の油圧駆動装置は、
前記作動油供給手段が供給する作動油の流量を制御する
供給油量制御手段と、前記操作位置信号出力手段の出力
する操作位置信号、及び、前記追加操作位置信号出力手
段の出力する操作位置信号が入力され、入力された2つ
の操作位置信号から供給油量信号を生成し前記供給油量
制御手段に出力することにより、前記供給油量制御手段
に前記作動油供給手段が供給する作動油の流量を制御さ
せる供給油量信号出力手段と、を備えたことを特徴とす
る。これにより、作動油供給手段が供給する作動油の流
量を高応答で制御することができ、流量損失を少なくす
ることができる。また、作動油供給手段が供給する作動
油の流量を遠隔操作により制御することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面に基づいて説明する。
【0019】(第1実施形態)
【0020】図1は本発明の第1実施形態に係る油圧駆
動装置の油圧回路図である。
【0021】まず、本実施形態に係る油圧駆動装置の構
成について説明する。
【0022】図1において、41は油を貯めておくタン
クであり、43は油圧により駆動回転する駆動回転部材
としての油圧モータ、42は油圧モータ43を駆動回転
させるための作動油を供給する作動油供給手段としての
油圧ポンプである。
【0023】また、20は油圧ポンプ42から供給され
る作動油の流量を制御して油圧モータ43に供給するこ
とにより油圧モータ43に任意の駆動回転をさせる駆動
回転制御手段である。駆動回転制御手段20は、任意の
操作位置を入力することができる操作位置入力手段とし
ての操作レバー21、操作レバー21に入力された操作
位置に応じた操作位置信号を生成し出力する操作位置信
号出力手段22、操作位置信号出力手段22から出力さ
れる操作位置信号を演算処理して駆動信号に変換し出力
する駆動信号出力手段としての駆動信号出力回路23
A、駆動信号出力回路23Aから出力される駆動信号に
応じた速度及び回転量に従って駆動回転する電動機とし
ての電気モータ24、及び油圧ポンプ42から供給され
る作動油の流量を制御して油圧モータ43に供給するこ
とにより、電気モータ24の回転に応じて油圧モータ4
3を駆動回転させる作動油制御手段としての方向切換弁
25から構成されている。
【0024】なお、方向切換弁25と油圧モータ43と
は、油圧モータ43の及び電気モータ24の回転数の差
に応じて弁の開度を変えるために、ネジ連結されてい
る。
【0025】また、45は油圧ポンプ42から方向切換
弁25に供給される作動油の油圧が設定圧以下になるよ
うに規制するメインリリーフ弁であり、46は設定圧を
変化させることによりメインリリーフ弁45の設定圧を
変化させる電磁リリーフ弁である。
【0026】また、47及び48は油圧モータ43を駆
動回転させる作動油の圧力を検出し、該圧力に応じた駆
動油圧信号を生成して出力する駆動油圧検出手段として
の圧力計であり、49は油圧ポンプ42から方向切換弁
25に供給される作動油の圧力を検出し、該圧力に応じ
た供給油圧信号を生成して出力する供給油圧検出手段と
しての圧力計である。
【0027】また、50は作動油の逆流を防ぐ逆止弁、
51は油圧ポンプ42が供給する作動油の流量を制御す
る供給油量制御手段としてのポンプレギュレータであ
る。
【0028】また、23Bは圧力計49の出力する供給
油圧信号と圧力計47、48の出力する駆動油圧信号と
が入力され、電磁リリーフ弁46に電流を出力して電磁
リリーフ弁46の設定圧を変化させることによりメイン
リリーフ弁45の設定圧を変化させて、油圧ポンプ42
から供給される作動油の圧力が油圧モータ43を駆動回
転させる作動油の圧力よりも所定圧力だけ高くなるよう
に制御する油圧制御手段としての油圧制御回路であり、
23Cは操作位置信号出力手段22から出力される操作
位置信号を演算処理して供給油量信号に変換し出力する
供給油量信号出力手段としての供給油量信号出力回路で
ある。なお、駆動信号出力回路23A、油圧制御回路2
3B及び供給油量信号出力回路23Cはハウジング23
内に収納されている。
【0029】また、31、32、33、34、35、3
6及び37は信号を伝達する信号伝達路、61、62、
63、64、65及び66は作動油を伝達する油路、6
7はパイロット油を伝達するパイロット油路である。
【0030】次に、本実施形態に係る油圧駆動装置の作
用について説明する。
【0031】まず、操作者が操作レバー21によって入
力した操作位置に応じて油圧モータ43が駆動回転する
作用について説明する。
【0032】まず、操作者が操作レバー21の角度を変
化させることによって任意の操作位置を入力すると、操
作位置信号出力手段22は操作レバー21に入力された
操作位置に応じて電気信号である操作位置信号を生成し
出力する。次に、操作位置信号出力手段22から出力さ
れた操作位置信号は信号伝達路31を介して駆動信号出
力回路23Aに入力され、駆動信号出力回路23Aは操
作位置信号出力手段22から入力された操作位置信号を
演算処理して駆動信号に変換し電気モータ24に出力す
る。次に、駆動信号出力回路23Aから出力された駆動
信号は信号伝達路32を介して電気モータ24に入力さ
れ、電気モータ24は駆動信号出力回路23Aから入力
された駆動信号に応じた速度及び回転量に従って駆動回
転する。
【0033】ここで、電気モータ24、方向切換弁25
及び油圧モータ43は図示していない電気・油圧サーボ
機構を構成しているので、油圧モータ43は電気モータ
24の駆動回転に追従して駆動回転する。
【0034】以下、電気モータ24、方向切換弁25及
び油圧モータ43によって構成されている電気・油圧サ
ーボ機構の作用について説明する。
【0035】電気モータ24の入力角θ1と油圧モータ
43の出力角θ2とに角度差θ3が生じると、図示してい
ない機械的機構により、角度差θ3に応じて方向切換弁
25のポートが開かれる。方向切換弁25のポートが開
かれると、方向切換弁25には油圧ポンプ42によっ
て、油圧モータ43を駆動回転させるための作動油がタ
ンク41から油路61、62及び63を介して供給され
ているので、油圧ポンプ42から油圧モータ43に作動
油が供給され、油圧モータ43は駆動回転する。油圧モ
ータ43が駆動回転すると、図示していない機械的機構
により、角度差θ 3は減少する。すなわち、入力角θ1
方が出力角θ2より大きくなった場合、角度差θ3がなく
なるまで、上述した油圧モータ43の駆動回転により出
力角θ2が大きくなり、出力角θ2の方が入力角θ1より
大きくなった場合、角度差θ3がなくなるまで、上述し
た油圧モータ43の駆動回転により出力角θ2が小さく
なる。したがって、角度差θ3が生じている限り、油圧
モータ43は、電気・油圧サーボ機構によって、電気モ
ータ24の駆動回転に追従して駆動回転させられる。
【0036】以上説明したように、電気モータ24は操
作者が操作レバー21によって入力した操作位置に応じ
て駆動回転し、油圧モータ43は電気モータ24の駆動
回転に追従して駆動回転するので、油圧モータ43は操
作者が操作レバー21によって入力した操作位置に応じ
て駆動回転する。
【0037】次に、本発明の特徴部分の作用について説
明する。
【0038】油圧ポンプ42によって油圧モータ43を
駆動回転させるための作動油が油路61、62及び63
を介してタンク41から方向切換弁25に供給される。
ここで、方向切換弁25に供給された作動油は、方向切
換弁25によって、油路64を介して油圧モータ43に
供給された後、油路65を介して再び方向切換弁25に
戻ってくるか、油路65を介して油圧モータ43に供給
された後、油路64を介して再び方向切換弁25に戻っ
てくるか、油圧モータ43に供給される油路を断たれる
か、の何れかの状態にされる。また、作動油が油圧モー
タ43に供給された後、方向切換弁25に戻ってくる場
合、作動油は油路66を介して再びタンク41に戻され
る。
【0039】ここで、油圧ポンプ42から方向切換弁2
5に供給される作動油の圧力は、油圧モータ43を駆動
回転させる作動油の圧力よりも最大でも20kg/cm
2だけ高くなるように制御されている。
【0040】以下、油圧ポンプ42から方向切換弁25
に供給される作動油の圧力の制御について説明する。
【0041】まず、制御の中心として機能する油圧制御
回路23Bの入力と出力について説明する。
【0042】油圧制御回路23Bには、圧力計47及び
48から出力された駆動油圧信号がそれぞれ信号伝達路
33及び34を介して入力され、圧力計49から出力さ
れた供給油圧信号が信号伝達路35を介して入力され
る。なお、駆動油圧信号は、圧力計47及び48によっ
て圧力計47及び48がそれぞれ検出した油路64及び
65中の作動油の圧力に応じて生成され、供給油圧信号
は、圧力計49によって圧力計49が検出した油路63
中の作動油の圧力に応じて生成される。
【0043】また、油圧制御回路23Bは信号伝達路3
6を介して電磁リリーフ弁46に電流を出力する。
【0044】なお、油圧制御回路23Bは出力する電流
を変化させることにより、以下のように、油圧ポンプ4
2から方向切換弁25に供給される作動油の圧力を変化
させることができる。
【0045】まず、油圧制御回路23Bが電磁リリーフ
弁46に信号伝達路36を介して出力する電流を変化さ
せると、電磁リリーフ弁46の設定圧は入力される電流
によって決定されるので、電磁リリーフ弁46の設定圧
は変化する。次に、パイロット油路67中のパイロット
油の圧力は電磁リリーフ弁46の設定圧と等しいので、
電磁リリーフ弁46の設定圧が変化するとパイロット油
の圧力も変化する。次に、メインリリーフ弁45の設定
圧はパイロット油の圧力によって決定されるので、パイ
ロット油の圧力が変化するとメインリリーフ弁45の設
定圧も変化する。更に、メインリリーフ弁45は、油圧
ポンプ42から方向切換弁25に供給される作動油の圧
力が設定圧以下になるように規制するので、メインリリ
ーフ弁45の設定圧が変化すると油圧ポンプ42から方
向切換弁25に供給される作動油の圧力も変化する。
【0046】以上説明したように、油圧制御回路23B
は、電磁リリーフ弁46に入力する電流を変化させるこ
とによって、油圧ポンプ42から方向切換弁25に供給
される作動油の圧力を変化させることができる。
【0047】次に、油圧ポンプ42から方向切換弁25
に供給される作動油の圧力の制御について、制御の過程
に従って説明する。
【0048】まず、油路64及び65中の作動油の圧力
が、それぞれ圧力計47及び48によって検出され、駆
動油圧信号として生成され、それぞれ信号伝達路33及
び34を介して油圧制御回路23Bに出力される。ま
た、油路63中の作動油の圧力が、圧力計49によって
検出され、供給油圧信号として生成され、信号伝達路3
5を介して油圧制御回路23Bに出力される。
【0049】次に、圧力計49の出力する供給油圧信号
と圧力計47及び48の出力する駆動油圧信号とを入力
された油圧制御回路23Bは、圧力計47及び48のう
ち検出した圧力が大きい方の出力する駆動油圧信号と圧
力計49の出力する供給油圧信号とから、油圧ポンプ4
2から供給される作動油の圧力が油圧モータ43を駆動
回転させる作動油の圧力よりも最大でも20kg/cm
2だけ高くなるように電磁リリーフ弁46に出力する電
流を決定し、信号伝達路36を介して電磁リリーフ弁4
6に電流を出力する。この電流により、上述したよう
に、油圧制御回路23Bは油圧ポンプ42から方向切換
弁25に供給される作動油の圧力を変化させる。
【0050】なお、油圧制御回路23Bが電磁リリーフ
弁46に出力する電流を決定するとき、圧力計47及び
48のうち検出した圧力が大きい方の出力する駆動油圧
信号を用いるのは、圧力計47及び48のうち検出した
圧力が大きい方の検出した圧力が油圧モータ43を駆動
回転させる作動油の圧力であるからである。
【0051】以上の過程を常時繰り返すことにより、油
圧ポンプ42から供給される作動油の圧力は、油圧モー
タ43を駆動回転させる作動油の圧力よりも最大でも2
0kg/cm2だけ高くなるように制御される。
【0052】また、圧力計47及び48のうち検出した
圧力が大きい方の検出した圧力が所定の圧力以上のと
き、油圧制御回路23Bが信号伝達路36を介して電磁
リリーフ弁46に出力する電流を0Aとする。この電流
により、電磁リリーフ弁46は開き、電磁リリーフ弁4
6が開くことによりメインリリーフ弁45は開きアンロ
ード状態となり、作動油はメインリリーフ弁45からタ
ンク41に流れ、油圧ポンプ42は負荷を受けなくな
る。したがって、油圧駆動装置がウインチに用いられた
場合のウインチの巻下げのように、油圧モータ43が外
部負荷により強制的に駆動回転させられたとき、油圧モ
ータ43に供給される作動油中にキャビテーションが生
じない程度にメインリリーフ弁45をアンロード状態に
することができ、油圧ポンプ42の運転馬力が無駄に消
費されることがなくなる。
【0053】また、アンロード状態は油圧モータ43に
供給される作動油中にキャビテーションが生じない程度
であればよいので、油圧制御回路23Bが信号伝達路3
6を介して電磁リリーフ弁46に出力する電流は0A以
外の所定の電流であってもよい。
【0054】また、本実施形態に係る油圧駆動装置は、
上述した電気・油圧サーボ機構により、電気モータ24
が停止しているときには油圧モータ43も停止するよう
に制御される。したがって、例えば、電気モータ24が
停止しているときに油圧モータ43が外部から負荷を受
けて回転すると、方向切換弁25のポートが開閉されて
油圧モータ43は負荷に対向するように駆動回転する。
ここで、仮に、逆止弁50が図1に示す位置に設けられ
ていなかったとすると、メインリリーフ弁45をアンロ
ード状態にした場合、作動油は逆流方向、すなわち、方
向切換弁25から油路63を介して油圧ポンプ42の方
向に流れてしまい、油圧モータ43は暴走してしまう。
そこで、逆流を防止するためにメインリリーフ弁45の
設定圧を負荷圧力以上に設定すると、油圧ポンプ42の
運転馬力が無駄に消費されてしまう。しかし、本実施形
態のように逆止弁50が図1に示す位置に設けられてい
れば、メインリリーフ弁45をアンロード状態にして
も、作動油は逆流することがないので、油圧ポンプ42
の運転馬力は無駄に消費されることがなくなる。
【0055】なお、電気モータ24が停止しているとき
油圧モータ43が外部から負荷を受ける例としては、油
圧駆動装置が作業車両の走行装置に用いられた場合の走
行の坂道での停車、油圧駆動装置が作業車両の旋回装置
に用いられた場合の旋回の斜面での停止、及び、油圧駆
動装置がウインチに用いられた場合のウインチの停止等
がある。
【0056】また、本実施形態に係る油圧駆動装置にお
いては、油圧ポンプ42が供給する作動油の流量は油圧
モータ43の必要流量より5%多くなるように制御され
ているため、油圧ポンプ42の流量損失が少ない。
【0057】以下、油圧ポンプ42が供給する作動油の
流量の制御について説明する。
【0058】油圧モータ43が駆動するために必要とす
る作動油の流量(以下、単に必要流量という)は油圧モ
ータ43の回転数と油圧モータ43の行程容積から求め
られる。ここで、油圧モータ43は電気モータ24に追
従するので、油圧モータ43の回転数は電気モータ24
の回転数に等しい。また、油圧モータ43の行程容積は
設計値である。ここで、電気モータ24の回転数は操作
位置信号出力手段22から出力される操作位置信号から
決定される。
【0059】したがって、供給油量信号出力回路23C
は、操作位置信号出力手段22から出力される操作位置
信号と予め判明している油圧モータ43の行程容積から
油圧モータ43の必要流量を演算し、油圧ポンプ42か
ら供給される作動油の流量が演算した油圧モータ43の
必要流量より5%多くなるように供給油量信号を生成
し、信号伝達路37を介してポンプレギュレータ51に
出力する。供給油量信号を入力されたポンプレギュレー
タ51は、供給油量信号に応じてポンプ容量(cc/r
ev)を操作することにより油圧ポンプ42が供給する
作動油の流量を制御する。
【0060】以上のようにして、油圧ポンプ42が供給
する作動油の流量は油圧モータ43の必要流量より5%
多くなるように制御されている。
【0061】なお、本実施形態においては、油圧ポンプ
42から供給される作動油の流量は油圧モータ43の必
要流量より5%多くなるように制御されているが、本発
明においては、もちろん5%に限らず他の値でもよい。
また、ポンプレギュレータ51及び供給油量信号出力回
路23Cにより、油圧ポンプ42が供給する作動油の流
量を遠隔操作により制御することができる。
【0062】なお、ポンプレギュレータ51としては、
図1に示したものに限らず、本発明においては、油圧パ
イロット方式、電磁比例方式、電動方式等のものを用い
てもよい。
【0063】また、本実施形態に係る油圧駆動装置で
は、駆動信号出力回路23A、油圧制御回路23B及び
供給油量信号出力回路23Cは全てハウジング23内に
収納されている。このハウジング23により、油圧駆動
装置全体が煩雑になることがなく、しかも、電気信号を
扱う駆動信号出力回路23A、油圧制御回路23B及び
供給油量信号出力回路23Cの電気部品を集約している
ので修理の際に便利である。
【0064】なお、本実施形態において、油圧ポンプ4
2から供給される作動油の圧力が、油圧モータ43を駆
動回転させる作動油の圧力より最大でも20kg/cm
2だけ高くなるように制御していたが、本発明において
は、もちろん20kg/cm 2に限らず他の値でもよ
い。
【0065】なお、上述した電気・油圧サーボ機構にお
いて、仮に、方向切換弁25に絞りが無ければ、油圧モ
ータ43は電気モータ24の駆動回転に高応答で追従す
るが振動し易い。しかしながら、本実施形態に係る油圧
駆動装置においては、方向切換弁25に大きな絞りがあ
るので、油圧モータ43は電気モータ24の駆動回転に
応答時間は長いものの滑らかに追従する。また、本実施
形態に係る油圧駆動装置においては、方向切換弁25の
絞りは、25A側はメータアウトに、25B側はメータ
インにあり、本実施形態に係る油圧駆動装置はウインチ
のように油圧モータ43が常に巻き下げ方向(図1中の
矢印Dの方向)にのみ外部負荷を受ける場合に用いる。
【0066】(第2実施形態)
【0067】図2は本発明の第2実施形態に係る油圧駆
動装置の油圧回路図である。
【0068】基本的な構成は第1実施形態と同様である
が、本実施形態に係る油圧駆動装置においては、方向切
換弁25の絞りは、25A側はメータインに、25B側
はメータアウトにあり、本実施形態に係る油圧駆動装置
は油圧モータ43が常に図2中の矢印Uの方向にのみ外
部負荷を受ける場合に用いる。
【0069】(第3実施形態)
【0070】図3は本発明の第3実施形態に係る油圧駆
動装置の油圧回路図である。
【0071】基本的な構成は第1実施形態及び第2実施
形態と同様であるが、本実施形態に係る油圧駆動装置に
おいては、方向切換弁25の絞りは、25A側、25B
側共にメータイン、メータアウトそれぞれにあり、本実
施形態に係る油圧駆動装置は油圧モータ43が図3中の
矢印U及び矢印Dの方向に外部負荷を受ける場合に用い
る。
【0072】(第4実施形態)
【0073】図5は本発明の第4実施形態に係る油圧駆
動装置の油圧回路図である。
【0074】まず、本実施形態に係る油圧駆動装置の構
成について説明する。
【0075】本実施形態に係る油圧駆動装置の構成は、
以下に述べる構成を除いて、第1〜3実施形態に係る油
圧駆動装置の構成と概ね同様である。
【0076】143は油圧により駆動回転する追加駆動
回転部材としての油圧モータである。
【0077】また、120は油圧ポンプ42から供給さ
れる作動油の流量を制御して油圧モータ143に供給す
ることにより油圧モータ143に任意の駆動回転をさせ
る駆動回転制御手段である。追加駆動回転制御手段12
0は、任意の操作位置を入力することができる追加操作
位置入力手段としての操作レバー121、操作レバー1
21に入力された操作位置に応じた操作位置信号を生成
し出力する追加操作位置信号出力手段122、追加操作
位置信号出力手段122から出力される操作位置信号を
演算処理して駆動信号に変換し出力する追加駆動信号出
力手段としての駆動信号出力回路23A、駆動信号出力
回路23Aから出力される駆動信号に応じた速度及び回
転量に従って駆動回転する追加電動機としての電気モー
タ124、及び油圧ポンプ42から供給される作動油の
流量を制御して油圧モータ143に供給することによ
り、電気モータ124の回転に応じて油圧モータ143
を駆動回転させる追加作動油制御手段としての方向切換
弁125から構成されている。
【0078】なお、第1〜3実施形態に係る油圧駆動装
置と同様に、駆動信号出力回路23Aは駆動信号出力手
段としても機能している。
【0079】また、147及び148は油圧モータ14
3を駆動回転させる作動油の圧力を検出し、該圧力に応
じた駆動油圧信号を生成して出力する追加駆動油圧検出
手段としての圧力計である。
【0080】また、本実施形態においては、油圧制御手
段としての油圧制御回路23Bは圧力計49の出力する
供給油圧信号、圧力計47、48の出力する駆動油圧信
号、及び、圧力計147、148の出力する駆動油圧信
号を入力され、電磁リリーフ弁46に電流を出力して電
磁リリーフ弁46の設定圧を変化させることによりメイ
ンリリーフ弁45の設定圧を変化させて、油圧ポンプ4
2から供給される作動油の圧力が油圧モータ43を駆動
回転させる作動油の圧力よりも所定圧力だけ高くなるよ
うに制御する。
【0081】また、供給油量信号出力手段としての供給
油量信号出力回路23Cは操作位置信号出力手段22か
ら出力される操作位置信号、及び、追加操作位置信号出
力手段122から出力される操作位置信号を演算処理し
て供給油量信号に変換し出力する。
【0082】また、131及び132は信号を伝達する
信号伝達路、164及び165は作動油を伝達する油路
である。
【0083】なお、圧力センサ47、48、49、14
7及び148は、図示していない信号伝達路によって油
圧制御回路23Bと電気的に接続されている。
【0084】また、コンピュータ180は図示していな
い信号伝達路を介して駆動信号出力回路23A、油圧制
御回路23B、及び、供給油量信号出力回路23Cと電
気的に接続されている。
【0085】次に、本実施形態に係る油圧駆動装置の作
用について説明する。
【0086】本実施形態に係る油圧駆動装置の作用は、
以下に述べる作用を除いて、第1〜3実施形態に係る油
圧駆動装置の作用と概ね同様である。
【0087】追加駆動回転制御手段120は、駆動回転
制御手段20が油圧モータ43に任意の駆動回転をさせ
ることができるのと同様に、油圧モータ143に任意の
駆動回転をさせることができる。
【0088】また、本実施形態に係る油圧駆動装置にお
いては、第1〜3実施形態に係る油圧駆動装置の作用と
同様にして、油圧ポンプ42から供給される作動油の流
量は油圧モータ43及び143の必要流量の合計量より
5%多くなるように制御されるので、油圧ポンプ42の
流量損失が少ない。
【0089】また、本実施形態に係る油圧駆動装置にお
いては、第1〜3実施形態に係る油圧駆動装置の作用と
同様にして、油圧ポンプ42から供給される作動油の圧
力が油圧モータ43及び143を駆動回転させる作動油
の圧力のうち高い方よりも最大でも20kg/cm2
け高くなるようにされるので、油圧ポンプ42の運転馬
力が無駄に消費されることがない。
【0090】また、本実施形態に係る油圧駆動装置にお
いては、コンピュータ180は、図示していない信号伝
達路を介して駆動信号出力回路23Aに信号を出力し
て、電気モータ24及び124の回転数を設定したり、
図示していない信号伝達路を介して油圧制御回路23B
に信号を出力して、電磁リリーフ弁46の設定圧を設定
したり、図示していない信号伝達路を介して供給油量信
号出力回路23Cに信号を出力して、油圧ポンプ42の
吐出流量を設定することができる。
【0091】なお、本実施形態においては、操作レバー
21から入力された操作位置に応じて、油圧モータ43
が駆動回転させられ、操作レバー121から入力された
操作位置に応じて、油圧モータ143が駆動回転させら
れていたが、1つの操作レバーから入力された操作位置
に応じて、油圧モータ43及び143が駆動回転させら
れるようにしてもよい。
【0092】また、本実施形態においては、油圧駆動装
置は、2つの電気・油圧サーボバルブを備えているが、
3つ以上の電気・油圧サーボバルブを備えた構成であっ
てもよい。
【0093】
【発明の効果】請求項1に記載の油圧駆動装置によれ
ば、油圧モータの負荷圧力に対して油圧ポンプから供給
される作動油の圧力を所定圧力だけ高くすることができ
るので、油圧ポンプの運転馬力が無駄に消費されること
なく、油圧モータを駆動することができる。
【0094】また、請求項2に記載の油圧駆動装置によ
れば、作動油供給手段が供給する作動油の流量を高応答
で制御することができ、流量損失を少なくすることがで
きる。また、作動油供給手段が供給する作動油の流量を
遠隔操作により制御することができる。
【0095】また、請求項3に記載の油圧駆動装置によ
れば、駆動回転部材に対する負荷圧力の方向に関わらず
駆動回転部材の負荷圧力を正確に検出することができ
る。
【0096】また、請求項4に記載の油圧駆動装置によ
れば、駆動回転部材が外部負荷により強制的に駆動回転
させられたとき、駆動回転部材に供給される作動油中に
キャビテーションが生じない程度にメインリリーフ弁を
アンロード状態にすることができ、油圧ポンプの運転馬
力が無駄に消費されることがなくなる。
【0097】また、請求項5に記載の油圧駆動装置によ
れば、メインリリーフ弁をアンロード状態にしても駆動
回転部材が暴走することがなくなり、油圧ポンプの運転
馬力が無駄に消費されることがなくなる。
【0098】また、請求項6に記載の油圧駆動装置によ
れば、1つの油圧ポンプに対して並列に連通する複数の
油圧モータの負荷圧力のうち最も高い圧力に対して油圧
ポンプから供給される作動油の圧力を所定圧力だけ高く
することができるので、油圧ポンプの運転馬力が無駄に
消費されることなく油圧モータを駆動することができ
る。
【0099】また、請求項7に記載の油圧駆動装置によ
れば、1つの油圧ポンプに対して並列に連通し、複数の
操作位置入力手段によってそれぞれ操作される複数の油
圧モータの負荷圧力のうち最も高い圧力に対して油圧ポ
ンプから供給される作動油の圧力を所定圧力だけ高くす
ることができるので、油圧ポンプの運転馬力が無駄に消
費されることなく油圧モータを駆動することができる。
【0100】また、請求項8に記載の油圧駆動装置によ
れば、作動油供給手段が供給する作動油の流量を高応答
で制御することができ、流量損失を少なくすることがで
きる。また、作動油供給手段が供給する作動油の流量を
遠隔操作により制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係る油圧駆動装置の油
圧回路図である。
【図5】従来の油圧駆動装置の油圧回路図である。
【符号の説明】
43 油圧モータ(駆動回転部材) 42 油圧ポンプ(作動油供給手段) 20 駆動回転制御手段 21 操作レバー(操作位置入力手段) 22 操作位置信号出力手段 23A 駆動信号出力回路(駆動信号出力手段、追加駆
動信号出力手段) 24 電気モータ(電動機) 25 方向切換弁(作動油制御手段) 47 圧力計(駆動油圧検出手段) 48 圧力計(駆動油圧検出手段) 49 圧力計(供給油圧検出手段) 45 メインリリーフ弁 46 電磁リリーフ弁 23B 油圧制御回路(油圧制御手段) 51 ポンプレギュレータ(供給油量制御手段) 23C 供給油量信号出力回路(供給油量信号出力手
段) 50 逆止弁 143 油圧モータ(追加駆動回転部材) 124 電気モータ(追加電動機) 125 方向切換弁(追加作動油制御手段) 120 追加駆動回転制御手段 147、148 圧力計(追加駆動油圧検出手段) 121 操作レバー(追加操作位置入力手段) 122 追加操作位置信号出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 陽次 岐阜県不破郡垂井町御所野1414 帝人製機 株式会社岐阜第二工場内 Fターム(参考) 3H089 AA16 BB01 CC09 DA03 DA14 DB03 DB33 DB46 DB49 EE31 FF07 GG02 JJ02 JJ08 JJ20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧により駆動回転する駆動回転部材と、 該駆動回転部材を駆動回転させるための作動油を供給す
    る作動油供給手段と、 該作動油供給手段から供給される作動油の流量を制御し
    て前記駆動回転部材に供給することにより前記駆動回転
    部材に任意の駆動回転をさせる駆動回転制御手段と、 を備え、 前記駆動回転制御手段が、 任意の操作位置を入力することができる操作位置入力手
    段と、 該操作位置入力手段に入力された操作位置に応じた操作
    位置信号を生成し出力する操作位置信号出力手段と、 該操作位置信号出力手段から出力される操作位置信号を
    演算処理して駆動信号に変換し出力する駆動信号出力手
    段と、 該駆動信号出力手段から出力される駆動信号に応じた速
    度及び回転量に従って駆動回転する電動機と、 前記作動油供給手段から供給される作動油の流量を制御
    して前記駆動回転部材に供給することにより、前記電動
    機の回転に応じて前記駆動回転部材を駆動回転させる作
    動油制御手段と、 を備え、 前記操作位置入力手段から入力した任意の操作位置に応
    じて前記駆動回転部材が駆動回転する油圧駆動装置にお
    いて、 前記駆動回転部材を駆動回転させる作動油の圧力を検出
    し、該圧力に応じた駆動油圧信号を生成して出力する駆
    動油圧検出手段と、 前記作動油供給手段から前記作動油制御手段に供給され
    る作動油の圧力を検出し、該圧力に応じた供給油圧信号
    を生成して出力する供給油圧検出手段と、 前記作動油供給手段から前記作動油制御手段に供給され
    る作動油の圧力が設定圧以下になるように規制するメイ
    ンリリーフ弁と、 設定圧を変化させることにより前記メインリリーフ弁の
    設定圧を変化させる電磁リリーフ弁と、 前記供給油圧検出手段の出力する供給油圧信号と前記駆
    動油圧検出手段の出力する駆動油圧信号とが入力され、
    前記電磁リリーフ弁に電流を出力して前記電磁リリーフ
    弁の設定圧を変化させることにより前記メインリリーフ
    弁の設定圧を変化させて、前記作動油供給手段から供給
    される作動油の圧力が前記駆動回転部材を駆動回転させ
    る作動油の圧力よりも所定圧力だけ高くなるように制御
    する油圧制御手段と、 を備えたことを特徴とする油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】前記作動油供給手段が供給する作動油の流
    量を制御する供給油量制御手段と、 前記操作位置信号出力手段の出力する操作位置信号が入
    力され、入力された操作位置信号から供給油量信号を生
    成し前記供給油量制御手段に出力することにより、前記
    供給油量制御手段に前記作動油供給手段が供給する作動
    油の流量を制御させる供給油量信号出力手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の油圧駆動装
    置。
  3. 【請求項3】前記駆動油圧検出手段が、前記作動油制御
    手段から前記駆動回転部材に供給される作動油の圧力を
    検出する圧力計と、前記駆動回転部材から前記作動油制
    御手段に供給される作動油の圧力を検出する圧力計と、
    から構成されたことを特徴とする請求項1に記載の油圧
    駆動装置。
  4. 【請求項4】前記駆動油圧検出手段が検出する作動油の
    圧力が所定の圧力以上のとき、 前記油圧制御手段が前記電磁リリーフ弁に所定の電流を
    出力することを特徴とする請求項1に記載の油圧駆動装
    置。
  5. 【請求項5】前記メインリリーフ弁によって圧力が設定
    圧以下になるように規制された作動油が、前記作動油供
    給手段から前記作動油制御手段に供給されるとき、該作
    動油の逆流を防ぐ逆止弁を備えたことを特徴とする請求
    項4に記載の油圧駆動装置。
  6. 【請求項6】油圧により駆動する追加駆動回転部材と、 前記駆動信号出力手段から出力される駆動信号に応じた
    速度及び回転量に従って駆動回転する追加電動機と、前
    記作動油供給手段から前記作動油制御手段に供給される
    作動油の圧力と等しい圧力の作動油を前記作動油供給手
    段から供給され、前記作動油供給手段から供給される作
    動油の流量を制御して前記追加駆動回転部材に供給する
    ことにより、前記追加電動機の回転に応じて前記追加駆
    動回転部材を駆動回転させる追加作動油制御手段と、を
    備えた追加駆動回転制御手段と、 前記追加駆動回転部材を駆動回転させる作動油の圧力を
    検出し、該圧力に応じた駆動油圧信号を生成して出力す
    る追加駆動油圧検出手段と、 を備え、 前記油圧制御手段が、前記供給油圧検出手段の出力する
    供給油圧信号、前記駆動油圧検出手段の出力する駆動油
    圧信号、及び、前記追加駆動油圧検出手段の出力する駆
    動油圧信号を入力され、前記電磁リリーフ弁に電流を出
    力して前記電磁リリーフ弁の設定圧を変化させることに
    より前記メインリリーフ弁の設定圧を変化させて、前記
    作動油供給手段から供給される作動油の圧力が、前記駆
    動回転部材を駆動回転させる作動油の圧力、及び、前記
    追加駆動回転部材を駆動回転させる作動油の圧力のうち
    高い方よりも所定圧力だけ高くなるように制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の油圧駆動装置。
  7. 【請求項7】前記追加駆動回転制御手段が、 任意の操作位置を入力することができる追加操作位置入
    力手段と、 該追加操作位置入力手段に入力された操作位置に応じた
    操作位置信号を生成し出力する追加操作位置信号出力手
    段と、 該追加操作位置信号出力手段から出力される操作位置信
    号を演算処理して駆動信号に変換し出力する追加駆動信
    号出力手段と、 を備え、 前記追加電動機が、前記追加駆動信号出力手段から出力
    される駆動信号に応じた速度及び回転量に従って駆動回
    転することを特徴とする請求項6に記載の油圧駆動装
    置。
  8. 【請求項8】前記作動油供給手段が供給する作動油の流
    量を制御する供給油量制御手段と、 前記操作位置信号出力手段の出力する操作位置信号、及
    び、前記追加操作位置信号出力手段の出力する操作位置
    信号が入力され、入力された2つの操作位置信号から供
    給油量信号を生成し前記供給油量制御手段に出力するこ
    とにより、前記供給油量制御手段に前記作動油供給手段
    が供給する作動油の流量を制御させる供給油量信号出力
    手段と、 を備えたことを特徴とする請求項6に記載の油圧駆動装
    置。
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