JP2001140591A - セグメントの継手部構造 - Google Patents

セグメントの継手部構造

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JP2001140591A
JP2001140591A JP32850399A JP32850399A JP2001140591A JP 2001140591 A JP2001140591 A JP 2001140591A JP 32850399 A JP32850399 A JP 32850399A JP 32850399 A JP32850399 A JP 32850399A JP 2001140591 A JP2001140591 A JP 2001140591A
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JP32850399A
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Yutaka Fujino
豊 藤野
Takao Uchikawa
隆夫 内川
Yasushi Sakuma
靖 佐久間
Masaru Yajima
大 矢島
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Geostr Corp
Original Assignee
Geostr Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にセグメント同志をきわめて簡単にかつ確
実・強固に連結できるようにしたセグメントの継手部構
造を提供する。 【解決手段】 セグメント1の接合端面に雄金具3を突
設し、セグメント2の接合端面に雄金具3が挿入される
雌金具4を埋設する。雄金具3の連結ピン6の接合端面
より突出する部分に複数の節部9を形成する。雌金具4
のなかに節部9に係止して連結ピン6の引き抜きを阻止
する複数の爪18が形成されたワッシャー13を内蔵す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主にコンクリー
ト製のセグメント同士をきわめて簡単にかつ確実・強固
に接合できるようにしたセグメントの継手部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】これまで、コンクリート製のセグメント
同士を接合する方法として、例えば図4に図示する方法
が知られている。すなわち、接合されるセグメント30
と31の双方の接合端面にボルト孔32を有する連結金
具33をそれぞれ埋設し、この連結金具33同士を双方
のボルト孔32が一致するように突き合わせた後、一方
の連結金具33のボルト孔32から他方の連結金具33
のボルト孔32に連結ボルト34を挿通し、かつその雄
ねじ部34aの貫通部分に連結ナット35を螺合するこ
とによりセグメント30と31が接合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような接
合方法では、連結金具33のボルト孔32に挿通された
連結ボルト34の雄ねじ部34aに連結ナット35を一
つひとつ締めつける必要があるため作業がきわめて煩わ
しい等の課題があった。また、少なくとも連結ナット3
5を締めつける側のセグメント31の端部に、連結ナッ
ト35を締めつけるための凹部36を設ける必要がある
ため、セグメントの内側を平滑に形成できないだけでな
く、セグメント成形型枠に凹部36を形成するための手
段を講ずる必要もあり、セグメントおよびその成形型枠
の製作が面倒である等の課題もあった。
【0004】さらに、セグメントの口径が大きくなると
連結ボルト34の締付けに際し高所作業を強いられるた
め、作業員の安全上の問題があるだけでなく、連結ボル
ト等の部品を誤って落とすことも考えられた。この発明
は、以上の課題を解決するためになされたもので、特に
セグメント同士をきわめて簡単にかつ確実・強固に連結
できるようにしたセグメントの継手部構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段として、この発明に係るセグメントの継手部構
造は、請求項1として、互いに接合されるセグメントの
一方の接合端面に雄金具を突設し、他方の接合端面に前
記雄金具が挿入される雌金具を埋設し、かつ前記雄金具
の接合端面より突出する部分に複数の節部を、前記雌金
具のなかに前記節部に係止して雄金具の離脱を阻止する
複数の突起をそれぞれ有する。
【0006】請求項2として、請求項1のセグメントの
継手部構造において、雄金具の接合端面より突出する部
分に節部として複数の雄ねじ部を、雌金具のなかに突起
として複数の爪が突設されたワッシャーをそれぞれ有す
る。請求項3として、請求項2のセグメントの継手部構
造において、爪を連結ピンの挿入方向に変形させてあ
る。
【0007】請求項4として、請求項2または3のセグ
メントの継手部構造において、雌金具は中にワッシャー
を複数有する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図3はこの発明の実施の一
形態を示し、図において、隣接するコンクリート製のセ
グメント1と2が雄金具3と雌金具4とによって接合さ
れている。雄金具3はセグメント1の接合端面に突設さ
れ、雌金具4はセグメント2の接合端面に埋設されてい
る。
【0009】雄金具3はセグメント1の接合端面に埋設
されている埋込金具5とこの埋込金具5に突設され、先
端側が雌金具4に挿入されている連結ピン6とから形成
されている。埋込金具5は例えば円形断面形の柱状に形
成され、その先端側にねじ孔7が所定の深さに形成され
ている。また、埋込金具5はセグメント1の接合端面の
コンクリート中に埋設され、かつコンクリート中にセグ
メントの補強筋として配筋された補強鉄筋または補強鋼
材、あるいは鉄筋などからなるアンカー部材(いずれも
図省略)に溶接する等して固定されている。さらに、必
要に応じて埋込金具5の周囲にせん断補強筋を配筋する
ことにより補強されている。
【0010】連結ピン6は、埋込金具5側に埋込金具5
のねじ孔7に螺合される雄ねじ部8を、その反対側に雌
金具4に挿入されると同時に雌金具4内の後述する爪1
8に係止する複数の節部9をそれぞれ有して形成されて
いる。節部9は基本的に凹凸形状をなし、例えば雄ねじ
状または鋸歯状などをなし、特に雄ねじ部8と同じ雄ね
じ形状とするのが望ましく、そうすることにより加工数
が少なくなって製作が容易になるだけでなく、連結ピン
6を埋込金具5のねじ穴7に螺合する場合などに方向性
がなく、連結ピン6の取り扱いが容易になる等の効果が
ある。
【0011】一方、雌金具4は雌金具本体10とこの雌
金具本体10に内蔵されている調節管11と複数のスペ
ーサー12と複数のワッシャー13をそれぞれ有して形
成されている。雌金具本体10は、連結ピン6の外径よ
り大きい内径の円筒形をなす筒体14の雄金具3側に円
板状の先端プレート15を、その反対側に同じく円板状
の後端プレート16をそれぞれ取り付け、さらに先端プ
レート15の略中央部に連結ピン6の外径よりやや大き
いガイド管17を突設して形成されている。
【0012】なお、これらの部品は原則として、互いに
溶接する等して一体的に組み立てられているが、少なく
とも筒体14と先端プレート15、または筒体14と後
端プレート16はねじ式によって組み立てられるように
しておけば、調節管11、スペーサー12およびワッシ
ャー13を組み立てた後からでも出し入れできるので望
ましい。
【0013】先端プレート15の略中央部には連結ピン
6が貫通する貫通孔15aが形成され、この貫通孔15
aを介して筒体14とガイド管17は連通している。調
節管11は連結ピン6が挿通可能な内径の円筒形に形成
され、スペーサー12とワッシャー13は共に連結ピン
6が貫通可能なドーナッツ板状に形成され、さらにワッ
シャー13の内周には突起として複数の爪18が突設さ
れている。
【0014】爪18はワッシャー13の中心に向かって
放射状に突設され、かつ連結ピン6の挿入方向(調節管
11側に)にやや折り曲げて(変形)形成されている。
さらに、調節管11は後端プレート16側に、その反対
側に複数のスペーサー12がそれぞれ内蔵され、また調
節管11とスペーサー12間、スペーサー12,12間
およびスペーサー12と先端プレート15間にワッシャ
ー13がそれぞれ内蔵されている。
【0015】その際、ワッシャー13はその周縁部が調
節管11と複数のスペーサー12によって強く挟持され
ることで筒体14のなかに固定されている。こうして形
成された雌金具4は、セグメント2の接合端面のコンク
リート中に埋設され、かつコンクリート中に配筋された
セグメントの補強鉄筋または補強鋼材、あるいは鉄筋な
どからなるアンカー部材(いずれも図省略)に固定され
ている。さらに、必要に応じて雌金具4の周囲にせん断
補強筋を配筋することにより補強されている。
【0016】また、雌金具4の筒体14のなかに連結ピ
ン6の接合端面より突出する部分ががガイド管17を通
して挿入されている。そして、ワッシャー13の爪18
が連結ピン6の節部9に係止することで連結ピン6は雌
金具4内に抜けないように固定され、これによって隣接
するセグメント1と2が確実かつ強固に接合されてい
る。
【0017】その際、爪18を連結ピン6の挿入方向
(調節管11側に)にやや折り曲げておくことにより、
連結ピン6を雌金具4のなかにスムーズに挿入すること
できるととに、連結ピン6の引き抜き抵抗力をより高め
ることができる。また、ワッシャー13の数を適当に増
減することにより、セグメント1と2の接合強度を調節
することが可能になり、これにより要求性能に応じた継
手部を容易に提供できる。
【0018】なお、必要に応じてセグメント1と2との
接合面に互いに係合し合うほぞとほぞ穴が設けることに
より継手部の補強がなされている。
【0019】
【発明の効果】この発明は以上説明した構成からなり、
特に雄金具の接合端面より突出する部分に複数の節部
を、雌金具のなかに前記節部に係止して雄金具の離脱を
阻止する複数の突起をそれぞれ有するので、雄金具の接
合端面より突出する部分を雌金具のなかに挿入するだけ
で、隣接するセグメント同士をきわめて簡単に、かつ確
実強固に接合できることが可能になり、セグメントの組
立を短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート製セグメントの接合部の構造を示
し、(a)は接合状態を、(b)は接合前の状態をそれ
ぞれ示す断面図である。
【図2】(a)〜(c)は雌金具本体を示し、(a)は
その一部破断正面図、(b)と(c)はそれぞれ(a)
におけるイ−イ線、ロ−ロ線断面図、(d)と(e)は
埋込金具を示し、(d)はその一部破断正面図、(e)
は(d)におけるハ−ハ線断面図、(f)は連結ピンの
正面図である。
【図3】(a),(b)は調節管を示し、(a)はその
一部破断正面図、(b)はその側面図、(c),(d)
は調節管を示し、(c)はその断面図、(d)はその側
面図、(e),(f)はワッシャーを示し、(e)はそ
の断面図、(f)はその側面図である。
【図4】コンクリート製セグメントの従来の接合部の構
造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 セグメント 2 セグメント 3 雄金具 4 雌金具 5 埋込金具 6 連結ピン 7 ねじ孔 8 雄ねじ部 9 節部 10 雌金具本体 11 調節管 12 スペーサー 13 ワッシャー 14 筒体 15 先端プレート 16 後端プレート 17 ガイド管 18 爪(突起)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 靖 東京都港区芝4丁目2番3号 ジオスター 株式会社内 (72)発明者 矢島 大 東京都港区芝4丁目2番3号 ジオスター 株式会社内 Fターム(参考) 2D055 EB00 GC04 KA00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接合されるセグメントの一方の接
    合端面に雄金具を突設し、他方の接合端面に前記雄金具
    が挿入される雌金具を埋設し、かつ前記雄金具の接合端
    面より突出する部分に複数の節部を、前記雌金具のなか
    に前記節部に係止して雄金具の離脱を阻止する複数の突
    起をそれぞれ有することを特徴とするセグメントの継手
    部構造。
  2. 【請求項2】 雄金具の接合端面より突出する部分に節
    部として複数の雄ねじ部を、雌金具のなかに突起として
    複数の爪が突設されたワッシャーをそれぞれ有すること
    を特徴とする請求項1記載のセグメントの継手部構造。
  3. 【請求項3】 爪を連結ピンの挿入方向に変形させてあ
    ることを特徴とする請求項2記載のセグメントの継手部
    構造。
  4. 【請求項4】 雌金具のなかにワッシャーを複数有する
    ことを特徴とする請求項2または3記載のセグメントの
    継手部構造。
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Effective date: 20020806