JP2001136801A - 手作業具用柄の取付けソケットおよびその製造方法 - Google Patents

手作業具用柄の取付けソケットおよびその製造方法

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JP2001136801A
JP2001136801A JP32683699A JP32683699A JP2001136801A JP 2001136801 A JP2001136801 A JP 2001136801A JP 32683699 A JP32683699 A JP 32683699A JP 32683699 A JP32683699 A JP 32683699A JP 2001136801 A JP2001136801 A JP 2001136801A
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socket
handle
cylindrical shape
grip
manual operation
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JP32683699A
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Hiroshi Ishida
弘 石田
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ISHIDA KOGYO KK
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ISHIDA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、取付けソケットを形成したときの
対向各辺が溶着と等価に固着することができ、しかも固
着が簡単にできる手作業具用柄の取付けソケットおよび
その製造方法の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、板状体を筒状に加工してソケ
ット形状に形成する手作業具用柄の取付けソケットであ
って、板状体を筒状に形成したとき対接する対向各辺の
一部または全域に、径方向で係合し円周方向で離脱しな
い係合部を相互に形成して係合させた手作業具用柄の取
付けソケットであることを特徴とし、さらに、丸めプレ
ス加工時に相互の係合部を係合させてソケット形状に形
成する手作業具用柄の取付けソケットの製造方法である
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば、農用、
土工用、菜園・花壇用などの柄を有する手作業具におい
て、該手作業具の具本体に柄を取付けるためのソケット
(受け口)、すなわち、手作業具用柄の取付けソケット
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の手作業具用柄の取付けソケ
ットは、図1に示すように、金属板により内孔に先細の
テーパを付けた筒状に形成されている。この取付けソケ
ット1は、先端側に例えばレイキのような金属で形成さ
れた具本体2が溶接され、開口側には該取付けソケット
1の内孔のテーパに対応させて先細に形成した木製の柄
3が圧入されて、楔効果で固定され、さらに、取付けソ
ケット1と柄3とは留め釘(図示省略)で連結して、手
作業具4を形成している。
【発明が解決しようとする課題】上述のようにして柄3
が取付けソケット1に取付けられるが、この取付けソケ
ット1の形成は、板状体を筒状に丸めプレス加工してソ
ケット形状に形成するため、筒状に形成したときに対接
する対向各辺5,5´は割れたままである。
【0003】そのため、手作業具4を使用していると、
作業負荷が作用して上述の対向各辺5,5´が開き、留
め釘で固定しているとはいえ、柄3の固定が緩むので作
業がしにくい問題点となる。
【0004】そこで、図2に示すように、上述した取り
付けソケット1の対向各辺5,5´の割れ目は溶接によ
り溶着6して、作業負荷では開かないように固着する。
しかし、このように溶着6した場合、この溶接作業に手
間と時間がかかるため、この分手作業具4の価格を高騰
化させること問題点となる。
【0005】そこで、この発明は、上述のように溶着す
ることなく、対向各辺5,5´が溶着と等価に固着する
ことができ、しかも固着が簡単にできる手作業具用柄の
取付けソケットおよびその製造方法の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、板状体を筒
状に加工してソケット形状に形成する手作業具用柄の取
付けソケットであって、板状体を筒状に形成したとき対
接する対向各辺の一部または全域に、径方向で係合し円
周方向で離脱しない係合部を相互に形成して係合させた
手作業具用柄の取付けソケットであることを特徴とす
る。
【0007】さらに、この発明は、板状体を筒状に丸め
プレス加工してソケット形状に形成する手作業具用柄の
取付けソケットの製造方法であって、板状体を筒状に形
成したとき対接する対向各辺の一部または全域に、径方
向で係合し円周方向で離脱しない係合部を相互に形成し
て、丸めプレス加工時に相互の係合部を係合させてソケ
ット形状に形成する手作業具用柄の取付けソケットの製
造方法であることを特徴とする。
【0008】
【発明の作用・効果】この発明の手作業具用柄の取付け
ソケットによれば、板状体を筒状に形成したとき対接す
る対向各辺の一部または全域に、径方向で係合し円周方
向で離脱しない係合部を相互に形成して係合させたの
で、各辺は円周方向で強固に固着され、手作業時に取付
けソケットに作業負荷が作用しても、柄の取付けを緩め
ることがない。しかも、この係合部の係合は、ソケット
の丸めプレス加工時に相互の係合部を半径方向で係合さ
せて行なうので、固着のための特別な加工工程が不要で
あり、簡単である。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図面と
共に説明する。
【0010】図3は、この発明による柄の取付けソケッ
トを示し、該ソケット10は板状体の金属板により内孔
12に先細のテーパを付けた筒状に形成し、金属板を丸
めプレス加工で筒状に形成したときに対接する対向各辺
13,13´の全域には、その両側辺が逆テーパとなる
台形形状の係止片14,14´の複数個を、相互の辺1
3,13´の係止片14,14´が相互に係合する間隔
で連設して形成している。なお、係止片14,14´は
辺13,13´の全域でなとくとも、部分的であっても
よい。例えば、比較的厚い金属板を用いるときは、柄を
挿入する受け口側に複数個を形成するもよい。
【0011】そして、各辺13,13´の相互の係止片
14,14´は、筒の径方向で係合し、円周方向では係
止片14,14´自体の両側辺が客テーパとなって離脱
することなく固着される。
【0012】このように構成した柄の取付けソケット1
0は、図1に示すように、その先端側に具本体1を溶接
で溶着し、内孔12に柄3を圧入し、柄3の固定には留
め釘(図示省略)を使用して固定することにより手作業
具が構成される。
【0013】なお、柄3の固定の他の手段として、対向
各辺13,13´の長さ方向で中間部に位置する1つの
係止片14a(図3参照)を、図4に示すように、内側
に折り曲げて柄3に食い込ませることにより固定するこ
ともできる。
【0014】このように構成した手作業具用柄の取付け
ソケット10によれば、対向各辺13,13の全域に形
成した係止片14,14´の相互の係合で、円周方向で
は離脱することなく強固に固着され、手作業時に取付け
ソケット10に作業負荷が作用しても、柄3の取付けを
緩めることがない。
【0015】次ぎに、上述の取付けソケット10の製造
方法について説明する。図5に示すように、所定厚みを
有する平板(板状体)の金属板20を丸めプレス加工し
たとき所定のテーパを持った筒形状になる形状、すなわ
ち、全体が若干扇形の形状であり、さらに、筒形状にな
るときの対向各辺13,13´に対応する辺に、その両
側辺が逆テーパとなる台形形状の係止片14,14´の
複数個を、相互の辺13,13´の係止片14,14´
が相互に係合する間隔で連設して形成して、プレス打抜
き加工で平板を打ち抜く。
【0016】これを筒状に形成するには、図6に示すよ
うに、半円周状の凹面を形成した固定型21と、この凹
面に対応した半円周状の凸面を形成した可動型22によ
るプレス金型により、金属板20の中央部、すなわち、
左右に対向各辺13,13´を配置した中央部を凹状に
プレス加工する。
【0017】次ぎに、図7に示すように、U字状に湾曲
された金属板20の一方の辺13´(図中、右側の辺)
を内側に折り曲げる。この折り曲げは次段の丸めプレス
工程で、左右の対向各辺13,13´に形成した係止片
14,14´が円周方向で当接することなく、半径方向
で係合させるための加工であり、折り曲げ加工そのもの
は、手作業で行なうも、また、プレス加工で行うもよ
い。
【0018】次ぎに、図8に示すように、半円周状の凹
面を形成した固定型23と、丸めプレス加工を行なうた
めに半円周状の凹面を形成した可動型24と、さらに、
中子25とによるプレス金型により、U字状に湾曲され
た金属板20の内側に中子25を収納し、これを固定型
23に入れ、可動型24で丸めプレス加工を行なう。図
9に示すように、U字状に湾曲された金属板20の一方
の辺13´(図上、右側の辺)が内側に折曲げられてい
るので、他方の辺13(図上、左側の辺)より先に中子
25に当接し、次いで他方の辺13(図上、左側の辺)
が半径方向の外側から重ねられて丸めプレス加工される
ので、対向各辺13,13´の相互の係止片14,14
´が相互に係合し、対向各辺13,13´は丸めプレス
加工と同時に固着される。
【0019】このように対向各辺13,13´の相互の
係止片14,14´は、取付けソケット10の丸めプレ
ス加工時に相互の係合して固着されるので、固着のため
の特別な加工が不要であり、簡単である。
【0020】なお、上述の実施例において、係止片1
4,14´の形状を、図10に示すように、角形にして
も、また、図11に示すように、一方の係止片14を丸
形にして、他方をこれに対応する係止形状14´にする
もよく、その形状は、取付けソケット10を形成する筒
の径方向で係合し、円周方向では離脱しない形状であれ
ばよい。
【0021】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の係合部は、実施例の係止片14,
14´に対応しするも、他の構成を含めて、この発明は
実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の手作業具用柄の取付けソケットの斜視
図。
【図2】 他の従来の柄の取付けソケットの斜視図。
【図3】 柄の取付けソケットの斜視図。
【図4】 柄の取付けソケットの断面図。
【図5】 柄の取付けソケットの展開図。
【図6】 プレス加工の第1の工程を示す説明図。
【図7】 加工途中の柄の取付けソケットの断面図。
【図8】 プレス加工の第2の工程を示す説明図。
【図9】 プレス加工の第3の工程を示す説明図。
【図10】 係止片の他の例を示す平面説明図。
【図11】 係止片のさらに他の例を示す平面説明図。
【符号の説明】
10…取付けソケット 13,13´…辺 14,14´…係止片 20…金属板 21,23…固定型 22,24…可動型 25…中子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状体を筒状に加工してソケット形状に形
    成する手作業具用柄の取付けソケットであって、板状体
    を筒状に形成したとき対接する対向各辺の一部または全
    域に、径方向で係合し円周方向で離脱しない係合部を相
    互に形成して係合させた手作業具用柄の取付けソケッ
    ト。
  2. 【請求項2】板状体を筒状に丸めプレス加工してソケッ
    ト形状に形成する手作業具用柄の取付けソケットの製造
    方法であって、板状体を筒状に形成したとき対接する対
    向各辺の一部または全域に、径方向で係合し円周方向で
    離脱しない係合部を相互に形成して、丸めプレス加工時
    に相互の係合部を係合させてソケット形状に形成する手
    作業具用柄の取付けソケットの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002360001A (ja) * 2001-06-13 2002-12-17 Isshin Sangyo Kk 鍬などの農工具における柄の取付構造及びその製造法
CN111300348A (zh) * 2018-12-12 2020-06-19 莫尔曼公司 连接件

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JP2002360001A (ja) * 2001-06-13 2002-12-17 Isshin Sangyo Kk 鍬などの農工具における柄の取付構造及びその製造法
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