JP2001131893A - 積層光触媒パルプ紙及びその製造方法並びに該製造方法に用いる解繊離解装置、前記積層光触媒パルプ紙から成る紙紐及びその製造方法並びに前記紙紐から成る成形体 - Google Patents
積層光触媒パルプ紙及びその製造方法並びに該製造方法に用いる解繊離解装置、前記積層光触媒パルプ紙から成る紙紐及びその製造方法並びに前記紙紐から成る成形体Info
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Abstract
抗菌及び悪臭の分解、有害物質の酸化分解効果を有し、
また、大気処理、水処理、土壌処理にも用いて有効であ
ると共に、酸化チタンの光触媒活性効果それ自体を向上
させる。 【解決手段】 酸化チタン5〜60wt%に、含有水分量を3w
t%以内とし平均繊維径5〜300μm、平均繊維長0.1〜70mm
のパルプ及び/又は紙40〜95wt%の割合で配合した光触
媒組成物に対して古紙パルプを積層して成ることを特徴
とする積層光触媒パルプ紙及びこのパルプ紙から成る紙
紐。
Description
紙及び古紙、好ましくは新聞古紙を主たる成形素材とし
た光触媒活性効果を有する積層光触媒パルプ紙及びその
製造方法に関し、より詳しくは、新聞古紙のリサイクル
を考慮して、パルプ及び/又は紙に酸化チタンを吸着さ
せた後、好ましくはDIP工程を経た新聞古紙を例えば抄
紙工程において積層し、あるいは、別途乾燥し、古紙回
収紙としたものを接着剤を介して積層して酸化チタンの
光触媒性、すなわち、脱臭、抗菌など、紫外線により活
性化され、有機物、アンモニア、N0x,S0xなどを酸化分
解する性質を向上ないし有効に発揮させることのできる
脱臭、抗菌性を有する濾材、障子、襖用紙、壁紙、ブラ
インド、パネル、ランプシェード、シーツ、カーテン、
カーペット、ソファー、シートの素材など家具、建材そ
して一般の包装材料、そしてフレキシブル複合包装材
料、並びに防黴など特殊包装材料、自動車の内装材、家
庭電気製品の表装材等、また、その他の日用品などを始
めとする各種成形品の原料および製品、そしてフィル
ム、シート、接着剤もしくは接着樹脂層、多様なコーテ
ィング材もしくはコーティング樹脂膜、あるいは塗料も
しくは塗装樹脂膜として各種用途に広く適応できる光触
媒活性効果を有する積層光触媒パルプ紙を提供するもの
である。
新たな用途開発係るもので、脱臭、抗菌性を有する包装
材料並びにマット、籠、簾、暖簾、帽子などを始めとす
るその他の日用品、及び衣料品、ペットの糞尿より発生
する悪臭処理のより効率の良い抗菌・消臭機能を持ち水
洗トイレに流せる水溶性のペット砂、その他各種成形品
又は材料としての前記積層光触媒パルプ紙から成る紙紐
およびこの紙紐から成る成形体を提供するものである。
ィルターとして使用され、また、コーティング剤として
提供されており、対象物へ塗布乾燥して被膜を形成し、
表面の防汚効果、抗菌効果を得るために用いられてい
る。また、これまで、光触媒活性効果を有する紙紐は提
供されていない。
の従来品は、コーティングしたものあるいは、繊維と繊
維との間隙に侵入固定したものにあっては反応速度も遅
く、また、反応の終了が著しく遅いとう不利な結果をも
たらすものであった。
料、建材、濾材など各種広範な用途の抗菌、抗徽、防汚
(汚れの)及び悪臭の分解、脱臭処理、有害物質の酸化分
解効果を有する積層光触媒パルプ紙及びその製造方法を
提供することを目的とする。
材としての物性を保持し、前記各種用途に適合する包装
材料として、あるいは各種成形品の素材としての紙紐及
び成形体を提供しようとするものである。
に、本発明の積層光触媒パルプ紙は、酸化チタン5〜60w
t%に、含有水分量を3wt%以内とし平均繊維径5〜300μ
m、平均繊維長0.1〜70mmのパルプ及び/又は紙40〜95wt
%の割合で配合して成る配合物としての光触媒パルプ組
成物に対してバージンパルプ又は古紙パルプを積層して
成ることを特徴とする。
紙の合計重量に対して25〜100wt%の熱可塑性樹脂を配合
し、前記配合物に対してバージンパルプ又は古紙パルプ
を積層したものとすることができる。
化チタン5〜60wt%に、平均繊維径5〜300μm、平均繊維
長0.1〜70mmに解繊離解したパルプ及び/又は紙40〜95w
t%の割合で配合して成る光触媒パルプ組成物に対して撹
拌衝撃力を付加して撹拌して、前記撹拌衝撃力に基づく
剪断力により剪断発熱を生じさせ、この剪断発熱により
前記配合物を乾燥し含有水分量を3wt%以内に低下せしめ
る工程と、前記パルプ及び/又は紙を前記乾燥に伴い膨
潤し、三次元繊維絡合体とする工程と、前記撹拌衝撃力
により、前記酸化チタンを前記パルプ及び/又は紙の繊
維表面に押し付け固定化する処理工程と、該酸化チタン
を押し付け固定化する処理工程後の抄紙工程においてバ
ージンパルプ又は古紙パルプを積層して成ることを特徴
とする。
タン、パルプ及び/又は紙の合計重量に対して25〜100w
t%の熱可塑性樹脂を配合することができる。
から成るものとすれば、新聞古紙の再利用に好適であ
り、この古紙パルプを芯材あるいは基材として積層して
用いることができる。
プ及び/又は紙40〜95wt%に対して平均繊維長1〜100m
m、平均径10〜40μm、融点120℃以上の合成繊維を最大
1:9の割合で配合することができる。
プが板紙状の乾式パルプのときは、該乾式パルプを複数
の被処理小片に細断して形成された個々の被処理小片に
対して衝撃摩砕力を付加して摩砕され綿状に凝集した繊
維状の原料パルプと略同様の長さと、前記摩砕によって
も繊毛の生じていないパルプ繊維とする解繊離解工程3
03を含む。
板状の乾式パルプを処理対象とし、複数に細断された被
処理小片の供給投入口132に中心部を連通した固定円
盤131上にあって、複数の回転軌跡上で各固定ピン1
34を順次に植設した固定側衝撃摩砕手段と、前記固定
円盤131に対向して回転駆動可能に設けた可動円盤1
41上にあって、前記各固定ピン134とは異なる複数
の回転軌跡上で各可動ピン144を順次植設した可動側
衝撃摩砕手段と、好ましくは、異物を排除するため、前
記各固定ピン134と各可動ピン144との組み合せ外
周部にあって、所定径の細孔が穿設されたスクリーン1
51を介して排出口に連通した回収手段を備え、さら
に、前記スクリーン151内に残留する、摩砕され綿状
に凝集した繊維状のパルプ繊維84となった被処理小片を
取出口に取出す取出し手段とを備える。
は、次工程の酸化チタンの固定化処理工程に移送され
る。
紙から成る紙紐は、5〜50mmの任意幅に切断して成る前
記積層光触媒パルプ紙、好ましくは坪量約20〜80g/m2を
撚糸して成ることを特徴とする。包装材料等としての用
途の他、直径約 2〜5mm、長さ約5〜30mmに切断し、ペッ
トの糞尿処理としてのペットの糞尿より発生する悪臭処
理のより効率の良い抗菌・消臭機能を持ち水洗トイレに
流せる水溶性のペット砂として使用できる。
紙を幅5〜50mmに切断し、ロール状に巻き取った後、例
えば15〜30回転程度、撚糸することを特徴とする。
数本例えば10〜40本重畳して、例えば水溶性接着剤に浸
漬・乾燥する工程を3回程度繰り返し、サンディングに
より前記接着剤層を除去して、ベルト状の平紐を成形す
ることができる。
ど天然繊維又はレーヨンなど化学繊維から成る糸として
織物を製造でき、さらに、前記紙紐、平紐あるいは、織
物を組み合わせて広汎な用途に対応することができる。
物:実施例(1)〕本例では、原材料として用いるパル
プ及び/又は紙は製紙工程でのいわゆるバージンパルプ
のみでなく、古紙パルプあるいは例えば1:1で両者を
混合したパルプを含み、又、上記紙は、普通紙あるいは
広く新聞古紙などの古紙を含む。10mm× l0mmスクリー
ンを有するカッターミルで破砕してから処理し、また、
印刷インクを多量に含有する古紙は、後述積層される古
紙と同様製紙工程においてDIP処理など漂白あるいは着
色することが好ましい。
長0.1〜70mmで嵩比重が0.005〜0.04、バージンパルプ及
び/又は紙で0.24のものが80wt%(このときのパルプ及び
/又は紙は水分を約8wt%含む)および酸化チタンを20wt%
配合してなる。
径5〜300μm、平均繊維長0.1〜70mmとは、当該パルプ及
び/又は紙の累積重量パーセント分布の50重量パーセン
トの粒子径を意味する。
10mmメッシュのスクリーンをパスした粉砕処理をしたも
のを用いる。
若干の色彩が付着している以外には処理の上で問題はな
い。
合、該乾式パルプを複数の被処理小片に細断して形成さ
れた個々の被処理小片に対して衝撃摩砕力を付加して上
記パルプと同様、摩砕され綿状に凝集した繊維状の原料
パルプと略同様の長さと、前記摩砕によっても繊毛の生
じていないパルプ繊維とする解繊離解工程303を経た
ものを用いる。
例において便宜上「セパレータ」という。
は、固定円盤131の中心部に各被処理小片を投入する
供給投入口132を連通開口させ、前記固定円盤131
に固定端板133を処理空間155を隔てて対向させ、
前記固定円盤131に固定端板133のそれぞれの外周
端縁を周側板135で固定する。前記処理空間155内
には回転横軸142によって回転駆動される可動円盤1
41を設け、回転横軸142は各軸受143,143に
よって枢支されている。前記回転横軸142は、モータ
等の回転駆動手段により回転駆動される。そして、前記
固定円盤131上には、複数の、本実施例では6の同心
円上の(可動円板141に対する相対的な)回転軌跡a1
〜a6(図5)上で各固定ピン134を、この実施例で
は、各固定ピン134は前記固定円盤131上の中心か
ら前記同心円上に外周縁に向かって、16-24-32-36-40-4
2本、順次植設され、一方、前記可動円盤141上に
は、前記各固定ピン134とは異なる複数の本実施例で
は6の回転軌跡b1〜b6上で交互に人り込む、可動ピ
ン144を、前記可動円盤141上の中心から前記同心
円上に外周縁に向かって、4-4-4-4-4-6本、順次植設し
て、これらの固定、可動の各ピン134,144の相互
間で衝撃摩砕力により上記解繊離解作用を得られるよう
に位置する。
側板135との間には、排出空間156を隔てて所望径
の細孔をパンチング形成した所定メッシュのスクリーン
151を周設させ、排出空間156の下方に排出口15
2を設ける。なお、前記排出口152に図6に示すよう
にセパレータ130にブロワー157を連通する。
設けた排出管239を介して回収タンク250に連通す
る。
ピンの回転数にもよるが、直径約0.8mm〜2.0mmが用いら
れる。さらに、処理空間155のスクリーン151内の
下部に取出口153を形成する(図3)。前記固定、可動
の各ピン134,144の相互間のクリアランスを大き
くすることにより被処理小片に付加する摩砕力を弱め、
クリアランスを小さくすることにより摩砕力を強めるこ
とになる。なお、前記取出口153に、図6に示すよう
に、セパレータ130内のエアーを吸引するブロワー1
57を連通し、このブロワー157を介して供給投入口
132へ連通してもよい。
口153と処理空間155を連通管235を介して連通
し、取出口153から処理空間155に環流する図示せ
ざる圧縮空気供給源からの圧縮空気を配管236を介し
て連通管235に導入し、取出口153より排出された
摩砕されたパルプ繊維及び異物を再度セパレータ130
内の処理空間155内に環流するように構成することも
できる。
分岐して前記パルプ繊維、又はパルプ繊維及び異物の回
収タンク240へ連通する分岐管237を設け、この分
岐管237の分岐点に、例えばタイマ回路により適宜設
定時間毎に切り替えられる二方電磁弁238を設け、前
記連通管235の下流側を電磁弁で閉塞し且つ前記分岐
管237側を開放し、スクリーン151内に残されたパ
ルプ繊維を吸引し分岐管237を介して回収タンク24
0内に回収する。あるいは、前記分岐管237を開閉す
る電磁弁と前記連通管235の下流側を開閉する電磁弁
を設け、これらの二の電磁弁を交互に開閉するように設
けることもできる(図6)。
42を回転して可動円盤141を回転し、各被処理小片
を供給投入口132に供給すると、各被処理小片は、処
理空間155の中心部にあって、固定、可動の各ピンl
34,144の相互間で衝撃摩砕力により前記被処理小
片は、より細かにほぐされて繊維状となり、一方、異物
は前記衝撃摩砕力により不定型ではあるが直径が約2〜6
mm程度となる。すなわち、各被処理小片が固定、可動
の各ピン134,144による衝撃で叩かれて細かく破
砕ないし粉砕され、各被処理小片に折り曲げ作用が繰り
返し加わるために細かく粉砕した板紙が被処理小片から
分離される。このようにして、被処理小片を構成するパ
ルプ繊維及び異物が、その種類毎にそれぞれ分離され、
板紙は繊維状にほぐされ、異物は薄片状にそれぞれ摩砕
される。この間、可動円盤141の回転による遠心力、
ブロワー157による吸引又は配管236を介して処理
空間155内に供給される圧縮空気により生ずる気流に
より、次第に前記分離され、繊維状にされた紙層とパル
プ繊維又は繊維状にされた紙層及び若干の異物が混在し
た状態でスクリーンl51の周設されたセパレータ13
0の外周側に接近する。その後、繊維状にされたパルプ
が直径約0.8〜2mmのメッシュに形成されたスクリーン1
51を通過して、排出空間156内に排出された後、排
出口152からブロワーl57を経て外部へ吸引され、
排出管239を介して回収タンク250内に回収され
る。一方、薄片状の異物や若干の綿状に凝集された形態
のパルプ繊維はスクリーン151を通過することができ
ず、処理室内部に残留する。前記パルプ繊維の回収が終
了すると、処理空間155内部に残留した異物を取出口
153から外部へ排出する。
供給投入口側を分岐した前記パルプ繊維等の回収タンク
240へ連通する分岐管237の二方電磁弁238によ
り、前記連通管235の下流側を電磁弁で閉塞し且つ前
記分岐管237側を開放して、スクリーン151内に残
された異物を吸引し分岐管237を介して回収タンク2
40内に回収される。
235の連結は、連通管235の上流側、取り出し口1
53側を(図3紙面後方に)分岐した配管に設けたフラ
ンジ154を介して行っている。
は、次工程に移送される。 酸化チタンは、粒径は、小
さいほど能力がよいが、例えばX線粒径7〜50 nmを用い
ることができる。
又はこれらと共に合成繊維を投入し、ミキサー内で高速
回転する攪拌衝撃翼による攪拌衝撃力に基づく剪断力に
より剪断発熱を生じさせ、温度約120℃に上昇させ、酸
化チタンおよびパルプ及び/又は紙の水分含有量を3wt%
好ましくは、1wt%以下とする。この工程で、パルプ及び
/又は紙から水分が蒸発し、乾燥すると共に、前記パル
プ及び/又は紙は、紙の場合には前記衝撃力により粉砕
作用を受け繊維状となり、さらに前記乾燥に伴い膨潤
し、繊維を毛羽ただせ、解綿状に凝集し、三次元繊維絡
合体とした上でこの繊維表面及び繊維内にも酸化チタン
を前記撹拌衝撃翼による撹拌衝撃力ないし剪断力に伴う
押し付け外力によって付着、浸入固定させる。
m、平均径10〜40μm、融点12℃以上のものが好ましい。
式パルプのとき、10wt%程度の含水率であるが、これよ
り含水率が高い場合も、酸化チタン混入前に上記ミキサ
ーあるいは、既知のドライヤーにより水分10wt%以下に
予備乾燥が行われることになり、あるいは行うことが好
ましい。
が完了し光触媒パルプ組成物を形成する。
紙は大きな塊とはならず、個々の繊維が相互に硬く絡み
合ったりせずに解綿状に緩んだ繊維状のままで凝集し、
この意味で三次元繊維絡合体に形成され、この個々のパ
ルプ及び/又は紙がそのパルプ及び/又は紙の繊維単体
の表面全体に酸化チタンを付着した状態に形成され、こ
れらの個々のパルプ及び/又は紙が集合した解綿状の塊
であるため、パルプ及び/又は紙単体間の密着性がなく
塊そのものは嵩比重の高いものである。したがって、こ
の工程により形成された光触媒パルプ組成物は、多様な
既知の製紙工程で製紙可能な光触媒パルプ紙として良好
な材料である。
/又は紙の水分含有量は、3wt%以下となっているため、
酸化チタンとパルプ及び/又は紙との界面をなくし、パ
ルプ及び/又は紙へ均一な密度で酸化チタンが分散さ
れ、パルプ及び/又は紙へ吸着ないしは、付着しやすく
すると共に完全にパルプ及び/又は紙外周を包囲するか
たちで、混合分散される。
は、そのままパルプ原料として各種製紙法により紙とし
て成形することができる。
わ、澱粉、蝋又は、酢酸ビニール、アクリル系の樹脂接
着剤をバインダーとして製紙工程で混入し、光触媒パル
プ紙とする。
いて光触媒パルプ紙を製造した。
紙の実施例及び比較例として、酸化チタンは、ST-01(石
原テクノ社)、X線粒径7nm、酸化チタン含有量90wt%以
上、比表面積m2/g:300のものを用い前記ミキサー内
(120℃)で高速回転する攪拌衝撃翼による攪拌衝撃
力により処理。
理 含水率10 wt%、約2.0kgの解綿状パルプを得た。
の酸化チタンを固定化し、約3.90 kgの光触媒パルプ組
成物を得た(含水率0.5 wt%)。 〔光触媒パルプ組成物2;実施例2〕(図1及び図2) 粉砕紙繊維2kg(80wt%)含水率10wt%:上記解繊離解工程に
おいて処理 酸化チタン;0.5kg(20wt%) これを固定化処理工程を経て、約2.3 kgの光触媒パルプ
組成物を得た 処理後含水率;0.6wt%
触媒パルプ組成物を用い、ビーターによりパルプ濃度8w
t%になる様希釈して叩解処理を1h(時間)行った。
解したパルプ原料、ここでは例えば、DIP(脱インキ処
理)工程を経た新聞古紙から成る古紙パルプをパルプ濃
度8wt%になる様水で希釈し、1h叩解処理を行い、次い
で、既知の抄紙工程においてすき合わせ抄紙機を用い
て、光触媒パルプと新聞古紙から成るパルプのウエット
シートをすき合わせる。叩解処理後の光触媒パルプ(50g
/m2)と新聞古紙から成るパルプ(10g/m2)をそれぞれ円
網及び長網抄紙機で抄紙し、重ね合わせ、プレスパート
へ移送し、さらに乾燥してすき合わせる。
白色基材層を光触媒パルプ層に積層した(実施例1)。
パルプ組成物を実施例1と同様に新聞古紙のパルプとす
き合わせた。
態様及び実施例におけるミキサーを用いず、単に、紙繊
維;2kg(80wt%)酸化チタン;0.5kg(20wt%)をビーターによ
りパルプ濃度を8wt%になるよう、希釈して叩解して抄
紙、坪量 合計 50g/m2。
る試験結果を示す。 実験条件 添加アセトアルデヒド濃度約820ppm 光強度 約1mW/cm2 反応容器 1リットル 光触媒パルプ紙及び他の比較例 サンプル大きさ:8×8cm 坪量合計:実施例1,2 60g/m
2 比較例1 50g/m2
速度) 1h,2hでの生成率(%)は、理論値に対する生成比で光触媒
分だけで計算したもの アセトアルデヒド初期消滅速度は、光照射後30minでの
消減速度 1hでのアセトアルデヒド消滅率(%)は、1hでの 濃度/初期濃度×100 光触媒+パルプ紙;比較例1の紙は、光触媒活性が極め
て低く、アセトアルデヒドの消滅速度も遅い。
は、2hでのCO2生成率では、実施例2と共に100%を示し、
アセトアルデヒドの濃度が減少してから十分な反応をす
ることがわかる。
れず、本願発明が極めて光触媒活性性能を向上させてい
ることが分かった。
それぞれ、実施例2における光触媒パルプ組成物及び光
触媒パルプ紙(実施例2)の古紙の積層された光触媒パル
プ紙における光触媒側の走査顕微鏡写真で、酸化チタン
がパルプ原料の外面に固着結合し、また、水を用いた製
紙法によってもパルプ外面及び紙内部においても酸化チ
タンの固着状態か維持されていることが削る。これは、
試験例における製紙実験で撹拌時添加した水に殆ど酸化
チタンが溶出していないことからも明らかである。
触媒パルプ紙:実施例3〕本例において、光触媒パルプ
組成物を形成する酸化チタン、パルプ及び/又は紙の配
合比率は、前記製造例(1)の場合と同様である。
ルプ及び/又は紙についても、前述の製造例(1)と同
様のものを使用できる。
に酸化チタン及びパルプ及び/又は紙を配合すると共
に、各酸化チタン及びパルプ及び/又は紙の合計重量に
対して25〜100wt%の熱可塑性樹脂を添加して光触媒パル
プ組成物(光触媒パルプ組成物:実施例(3))を形成
し、これに新聞古紙をDIP処理した古紙パルプから成る
再生紙を積層したものである(光触媒パルプ紙:実施例
3)。
使用することができ、また、熱可塑性樹脂は粉体、粒体
状のものの他、シート状のものであっても使用すること
ができ、粉体、粒体状のものにあっては好ましくは粒径
1mm以下、シート状のものにあっては好ましくは厚さ1mm
以下のものを一辺10mm以下に破砕して使用する。
触媒パルプ成形体を形成する場合、高温により加熱する
と光触媒パルプ組成物内のパルプがこの熱により焼ける
場合があることから、比較的融点の高いポリエステル、
ポリカーボン等熱可塑性樹脂に比べ、PE(LLD:直鎖状低
密度),酢酸ビニル等の低融点の熱可塑性樹脂を使用する
ことが好ましい。
又は紙、及び熱可塑性樹脂は、必ずしもそれぞれを独立
した原料としてミキサ内に投入する必要はなく、例えば
牛乳パック等に使用されている、熱可塑性樹脂フィルム
にてラミネートされた紙層を有する複合フィルムを例え
ば一辺10mm程度の小片に破砕した後前述のミキサに投入
することもでき、この場合、該複合フィルムの紙層が光
触媒パルプ組成物を構成するパルプ繊維を、熱可塑性樹
脂層が、形成される光触媒パルプ組成物を構成する熱可
塑性樹脂と成る。したがって、複合フィルム中に含まれ
るパルプ分と熱可塑性樹脂分との比率を考慮して酸化チ
タンの配合量を決定すると共に、必要に応じて熱可塑性
樹脂及び/又はパルプ及び/又は紙を加えて各原料の配
合が前述の比率と成るよう調整する。
及び熱可塑性樹脂を投入後、ミキサーを作動させてミキ
サー内で高速回転する撹拌衝撃翼による撹拌衝撃力に基
づく剪断力により剪断発熱を生じさせ、温度約120℃に
上昇させ、パルプ及び/又は紙の水分含有量を3wt%好ま
しくは、1wt%以下とする。この工程で、パルプ及び/又
は紙から水分が蒸発し、乾燥すると共に、前記パルプ及
び/又は紙を、紙の場合には前記衝撃力により粉砕作用
を受け繊維状となり、さらに前記乾燥に伴い膨潤し、繊
維を毛羽ただせ、解綿状に凝集し、三次元繊維絡合体と
した上でこの繊維表面及び繊維内にも酸化チタンを前記
撹拌衝撃翼による攪拌衝撃力ないし剪断力に伴う押し付
け外力によって付着、浸入固定させる。
塑性樹脂も少なくとも一部が粉砕作用を受けて細かに粉
砕されて、前記酸化チタン同様に繊維表面及び繊維内に
前記攪拌衝撃翼による撹拌衝撃力ないし剪断力に伴う押
し付け外力によって付着、浸入固定される。
脂として、牛乳パック等の複合フイルムを使用する場合
には、ミキサー内に投入された複合フィルムの小片が攪
拌衝撃翼による攪拌衝撃力により熱可塑性樹脂層と紙層
とに分離され、分離された紙層はさらに撹拌衝撃力によ
り粉砕されて前述の紙と同様に繊維状にほぐされる。
撹拌衝撃力により細かく粉砕されて、別途投入された前
述の熱可塑性樹脂と同様パルプ繊維の表面及び内部に押
し付けられて付着、浸入固定される。
の際の熱により溶融される必要はなく、パルプ繊維に付
着、浸入固定されるものであればよい。
加熱下でプレス等することによりフレスシート等の光触
媒パルプ成形体に容易に成形することができ、また、該
方法によって成形された成形体はパルプ繊維の表面及び
内部に付着、浸入固定された熱可塑性樹脂がバインダと
なってパルプ繊維間を強固に結合するため、強靭なプレ
スシート等の成形体と成る。
するパルプ組成物を用いて光触媒パルプ成形体(プレス
シート)を製造した。
紙の実施例及び比較例 実施例として、熱可塑性樹脂は、PE〔ウルドゼックス40
30P(パウダー):三井石油化学工業杜〕を使用し、他の
原料については、前記実施例2と同様とし、上記プレス
シートの成形体にDIP(脱インキ処理)工程を経た新聞
古紙から成る古紙パルプを抄紙して乾燥したものを接着
剤を介してホットプレスで片面に積層した。
重量に対し60wt%) 処理後含水率:0.5wt% 上記原料をミキサー内に投入して撹拌し、約120℃まで
温度上昇させ、紙繊維の含有水分量を3wt%、好ましくは
1wt%以下にする。
51gを8×8cmに広げ、テフロン(登録商標)シートで挟
み、1kgの荷重をかけながら150℃で2時間、恒温室にて
加熱して、坪量50g/m2の光触媒パルプ成形体(プレスシ
ート)を形成し、上記プレスシートの成形体にDIP(脱イ
ンキ処理)工程を経た新聞古紙から成る古紙パルプを抄
紙して乾燥したも坪量10g/m2を接着剤を介してホット
プレスで片面に積層し、これを試料とした(実施例3)。
2)〕 粉砕紙繊維;2kg(80wt%) 含水率10wt% 酸化チタン;0.5kg (20wt%) 処理後含水率;0.6wt% 上記実施例(2)で得られた光触媒パルプ組成物を用
い、比較例1の工程と同じく製紙し(坪量 合計50g/
m2)、この光触媒パルプの成形体にDIP(脱インキ処
理)工程を経た新聞古紙から成る古紙パルプを抄紙して
乾燥したもの(坪量合計10g/m2)を接着剤を介してホ
ットプレスで片面に積層した。
較例2を下記の条件において比較した結果を表2に示
す。 実験条件 添加アセトアルデヒド濃度約820ppm 光強度 約1mmW/cm2 反応容器1リットル 光触媒パルプ紙及び他の比較例 サンプル大きさ:8×8cm 坪量 合計60g/m2
成した光触媒パルプ成形体(プレスシート+古紙)は、前
述の光触媒パルプ紙(比較例2)と略同様の特性を有する
ことが確認された。
体は、光触媒活性性能の向上という単に酸化チタンの混
合のみでは得ることのできない効果が得られていること
が明らかとなった。
いることから、アセトアルデヒドの濃度が減少してから
も十分な反応をすることがわかる。
有する再生紙は、光触媒側の紙を内、外又は中間層とし
て、古紙パルプ芯材あるいは基材等の積層材として普通
紙、合成紙、プラスチックフィルム、不織布を2層ある
いは3層などに積層したものとすることができ、この場
合、芯材あるいは基材として透光性を有し、あるいは、
開孔を多数有する普通紙、合成紙、不織布、織布、繊維
密度の低い不織布、織り目の粗い織布、透明フィルム
等、透光性の優れたものを使用することにより、光触媒
パルプが光源側に位置し、直接露光し得る状態で配置さ
れた場合はもとより、芯材あるいは基材間に光触媒パル
プが挟持されている場合等、光触媒パルプが直接光源側
に位置しない場合においても、芯材あるいは基材を通過
した光が光触媒パルプに照射されて酸化チタンの光触媒
性が好適に発揮されると共に、芯材あるいは基材を開孔
等を備えた通気性を有するものとすることで、該光触媒
パルプ成形体をフィルター等として使用することが容易
となる。
としての紙紐の実施例1〕実施例1と同様の解繊離解工
程において牛乳パックを処理し、パルプを得た。これを
前記固定化処理工程において、約23wt%の酸化チタンを
固定化し、光触媒パルプ組成物を得た。次いで、得られ
た光触媒パルプ組成物を用い、ビーターによりパルプ濃
度8wt%になる様希釈して叩解処理を1h(時間)行った。
得たパルプを43g/m2パルプ濃度8wt%になる様水で希釈
し、1h叩解処理を行い、次いで、既知の抄紙工程におい
てすき合わせ抄紙機を用いて、光触媒パルプを15wt%配
合してある光触媒層(20g/m2)と牛乳パックから成るパ
ルプの層(43g/m2)をそれぞれ円網及び長網抄紙機で抄
紙し、重ね合わせ、プレスパートへ移送し、さらに乾燥
してすき合わせ、63g/m2の2層光触媒パルプ紙を得た。
物性評価である。恒温、恒室内で24時間放置した後、JI
S P8124、JIS P8113、JIS P8135に準じて測定した。
48mmに切断し、約500mのロール状に巻き取り、これを既
知のリング撚糸機により前記光触媒パルプ層を外表面と
なるよう撚糸し、約φ3mmの紙紐を製造した。
ら成る紙紐の物性評価である。紙紐は、105℃で乾燥し
ないよう、20±5℃、相対湿度65±2%で48時間以上調湿
してから、JIS Z1518-1976に準じて測定した。
実施例2〕上記紙紐の実施例1と同様、光触媒パルプ組
成物:酸化チタン 23 wt%固定を約15%添加した光触媒層
(12g/m2)に対して牛乳パックを処理して得たパルプ
層(26g/m2)から成るすき合わせ38g/m2の2層光触媒パ
ルプを得た。そして、前記光触媒パルプ層を外表面とな
るよう撚糸し、約φ1mmの紙紐を製造した。
としての帯状紐の実施例3〕紙紐の実施例2で製造した
紙紐16本を同一平面で重畳し、水溶性接着剤として水
溶性ポリビニルアルコールに濃度(1回目30wt%、2回目1
5wt%、3回目3wt%水溶液とした)を変えて3回浸漬、乾燥
を繰り返し幅20mmの帯状紐を製造した。ついで、上記帯
状紐の少なくとも片面をサンディング(アミテック社
製:NS-15D;砥紙400 番)して光触媒層を露出した。
1,2及び帯状紐の実施例3のサンディング前後及び比
較例1として光触媒を含有しない帯状紐を試料とした。 実験条件 ガス/濃度:添加アセトアルデヒドガス/20ppm(紙への
吸着後の濃度) 照射強度 約1mW/cm2 反応容器 3リットル 試料:全面積が5cm×10cmとなるよう裁断。 光源 :40W ブラックライト 測定 :ガステック検知菅92Lにて測定 前処理 :1mW/cm2の紫外線を十五時間照射後デシケ
ーター内で一日乾燥した。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ができ、酸化チタンの光触媒活性効果を向上させること
が可能であり、包装材料、壁紙など建材、濾材など各種
広範な用途に適応できる抗菌、抗黴、防汚(汚れの)及び
悪臭の分解、脱臭処理、有害物質の酸化分解効果を有す
る古紙積層光触媒再生紙を含む光触媒パルプ紙、及び前
記積層光触媒パルプ紙から成る紙紐及び前記紙紐から成
る成形体を提供することができた。
顕微鏡による表面を示す。 (A)は、倍率×200、 (B)
は、倍率×750
鏡による表面及び断面を示す。 (A)は、表面を示すも
ので、倍率×750
工程に使用する衝撃摩砕装置の概要構成を模式的に示す
部分縦断面図である。
明するための模式的正面図である。
の使用例を示す概略図である。
Claims (15)
- 【請求項1】酸化チタン5〜60wt%に、含有水分量を3wt%
以内とし平均繊維径5〜300μm、平均繊維長0.1〜70mmの
パルプ及び/又は紙40〜95wt%の割合で配合して成る光
触媒パルプ組成物に対してバージンパルプ又は古紙パル
プを積層して成ることを特徴とする積層光触媒パルプ
紙。 - 【請求項2】酸化チタン5〜60wt%と、含有水分量を3wt%
以内とし平均繊維径5〜300μm、平均繊維長0.1〜70mmの
パルプ及び/又は紙40〜95wt%と、前記酸化チタン、パ
ルプ及び/又は紙の合計重量に対して25〜100wt%の熱可
塑性樹脂を配合して成る光触媒パルプ組成物に対してバ
ージンパルプ又は、古紙パルプを積層して成ることを特
徴とする積層光触媒パルプ紙。 - 【請求項3】酸化チタン5〜60wt%に、平均繊維径5〜300
μm、平均繊維長0.1〜70mmに解繊離解したパルプ及び/
又は紙40〜95wt%の割合で配合して成る配合物に対して
撹拌衝撃力を付加して撹拌して、前記撹拌衝撃力に基づ
く剪断力により剪断発熱を生じさせ、この剪断発熱によ
り前記配合物を乾燥し含有水分量を3wt%以内に低下せし
める工程と、前記パルプ及び/又は紙を前記乾燥に伴い
膨潤し、三次元繊維絡合体とする工程と、前記撹拌衝撃
力により、前記酸化チタンを前記パルプ及び/又は紙の
繊維表面に押し付け固定化する処理工程と、該酸化チタ
ンを押し付け固定化処理工程後においてバージンパルプ
又は古紙パルプを積層して成ることを特徴とする積層光
触媒パルプ紙の製造方法。 - 【請求項4】酸化チタン5〜60wt%と、含有水分量を3wt%
以内とし平均繊維径5〜300μm、平均繊維長0.1〜70mmの
パルプ及び/又は紙40〜95wt%と前記酸化チタン、パル
プ及び/又は紙の合計重量に対して25〜100wt%の熱可塑
性樹脂を配合して成る配合物に対して撹拌衝撃力を付加
して撹拌して、前記撹拌衝撃力に基づく剪断力により剪
断発熱を生じさせ、この剪断発熱により前記配合物を乾
燥し含有水分量を3wt%以内に低下せしめる工程と、前記
パルプ及び/又は紙を前記乾燥に伴い膨潤し、三次元繊
維絡合体とする工程と、前記攪拌衝撃力により、前記酸
化チタン及び熱可塑性樹脂を前記パルプ及び/又は紙の
繊維表面に押し付け固定化する処理工程と、チタンを前
記パルプ及び/又は紙の繊維表面に押し付け固定化する
処理工程と、該酸化チタンの押し付け固定化処理工程後
においてバージンパルプ又は古紙パルプを積層して成る
ことを特徴とする積層光触媒パルプ紙の製造方法。 - 【請求項5】前記酸化チタンの押し付け固定化処理工程
後の抄紙工程においてバージンパルプあるいは古紙パル
プをすき合わせ積層して成る請求項3又は4に記載の積
層光触媒パルプ紙の製造方法。 - 【請求項6】前記古紙パルプがDIP工程を経た新聞古紙
から成る請求項1又は2記載の積層光触媒パルプ紙又は
請求項3又は4に記載の積層光触媒パルプ紙の製造方
法。 - 【請求項7】前記古紙パルプが新聞古紙から成り、該古
紙パルプを芯材あるいは基材として積層して成る請求項
1〜5いずれか1項記載の積層光触媒パルプ紙又は積層
光触媒パルプ紙の製造方法。 - 【請求項8】酸化チタン5〜60wt%及びパルプ及び/又は
紙40〜95wt%に対して平均繊維長1〜100mm、平均径10〜4
0μm、融点120℃以上の合成繊維を最大1:9の割合で配合
して成る請求項1〜6いずれか1項記載の積層光触媒パ
ルプ紙又は積層光触媒パルプ紙の製造方法。 - 【請求項9】前記パルプが、板紙状の乾式パルプであっ
て、該乾式パルプを処理対象とし、該乾式パルプを複数
の被処理小片に細断して形成された個々の被処理小片に
対して衝撃摩砕力を付加して摩砕され綿状に凝集した繊
維状の原料パルプと略同様の長さと、前記摩砕によって
も繊毛の生じていないパルプ繊維とする解繊離解工程を
含む請求項3又は4記載の積層光触媒パルプ紙の製造方
法。 - 【請求項10】請求項9記載の積層光触媒パルプ紙の製
造方法に用い装置であって、複数に細断された被処理小
片の供給投入口に中心部を連通した固定円盤上にあっ
て、複数の回転軌跡上で各固定ピンを順次に植設した固
定側衝撃摩砕手段と、前記固定円盤に対向して回転駆動
可能に設けた可動円盤上にあって、前記各固定ピンとは
異なる複数の回転軌跡上で各可動ピンを順次植設した可
動側衝撃摩砕手段と、摩砕され綿状に凝集した繊維状の
被処理小片を取出口に取出す取出し手段とを備える解繊
離解装置。 - 【請求項11】酸化チタン5〜60wt%に、含有水分量を3w
t%以内とし平均繊維径5〜300μm、平均繊維長0.1〜70mm
のパルプ及び/又は紙40〜95wt%の割合で配合して成る
光触媒パルプ組成物に対してバージンパルプ又は古紙パ
ルプを積層し、任意幅に切断して成る積層光触媒パルプ
紙を撚糸して成ることを特徴とする紙紐。 - 【請求項12】前記積層光触媒パルプ紙を幅5〜50mmに
切断し、ロール状に巻き取った後、撚糸することを特徴
とする請求項11記載の光触媒パルプ紙から成る紙紐の
製造方法。 - 【請求項13】前記紙紐を同一平面上において、複数本
重畳してなる平紐である請求項11記載の紙紐から成る
成形体。 - 【請求項14】請求項11記載の紙紐を横糸とし、縦糸
を天然又は化学繊維から成る糸として成る織物である請
求項1記載の紙紐から成る成形体。 - 【請求項15】請求項11,13及び14記載の成形体
のいずれか2種又は3種の組み合わせから成る請求項11
記載の紙紐から成る成形体。
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