JPH07268752A - 機能性不織布及びその製造方法 - Google Patents

機能性不織布及びその製造方法

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JPH07268752A
JPH07268752A JP6053748A JP5374894A JPH07268752A JP H07268752 A JPH07268752 A JP H07268752A JP 6053748 A JP6053748 A JP 6053748A JP 5374894 A JP5374894 A JP 5374894A JP H07268752 A JPH07268752 A JP H07268752A
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Kazuhiro Kiuchi
和廣 木内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸水性、脱臭性、芳香性、抗菌性、帯電防止
性などの機能を備えた材料が安定した状態に保持されて
いる機能性不織布及びその製造方法を提供すること。 【構成】 単一の層からなる乾式パルプ不織布11内部
に機能性材料13が存在しており、該不織布11の構成
繊維相互間並びに構成繊維と機能性材料13とがバイン
ダー材料を介して結合していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機能性不織布及びその製
造方法に関する。詳細には吸水性、脱臭性、芳香性、抗
菌性、帯電防止性などの機能が付与されている機能性不
織布及びその製造方法に関する。詳細には、吸水性、脱
臭性、芳香性、抗菌性、帯電防止性などの機能を備えた
材料が安定した状態に保持されている機能性不織布及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高吸水性、脱臭性、芳香性、殺菌
性、帯電防止性などの機能が付与されている不織布とし
ては、図12に示されているように、2枚の不織布2、
2間に機能性粉末3を挟んでニードルパンチを施すこと
により不織布2、2の構成繊維を絡合させて機能性粉末
3を保持してなるものがあった。このように構成された
不織布は、機能性粉末3が多孔質な不織布2、2間に挟
まれ、かつその不織布2、2の構成繊維の絡合によって
構成繊維間に保持されているので、当該機能性粉末の表
面が覆われず、同粉末の持つ機能が損なわれないという
作用効果を備えたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この不織布
にあっては、機能性粉末が絡合された構成繊維間に保持
されているので、当該不織布を湾曲させたり、所定の使
用形状に裁断したりするときや、使用時に加わる振動な
どによって、機能性粉末が繊維間よりこぼれ落ちてしま
い、安定した状態に機能性材料を保持することができな
いという不具合があった。
【0004】本発明は、吸水性、脱臭性、芳香性、抗菌
性、帯電防止性などの機能を備えた材料が安定した状態
に保持されている機能性不織布及びその製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、請求項1記載の発明は、単一の層からなる乾
式パルプ不織布内部に機能性材料が存在しており、該不
織布の構成繊維相互間並びに構成繊維と機能性材料とが
バインダー材料を介して結合していることを特徴とする
機能性不織布をその要旨とした。
【0006】請求項2記載の発明は、単一の層からなる
乾式パルプ不織布内部に機能性材料よりなる層が形成さ
れていることを特徴とする機能性不織布をその要旨とし
た。
【0007】請求項3記載の発明は、パルプ繊維によっ
て繊維ウェブを形成し、この繊維ウェブに機能性材料を
塗布し、その後、繊維ウェブの構成繊維相互間並びに構
成繊維と機能性材料とをバインダー材料によって結合す
ることを特徴とする機能性不織布の製造方法をその要旨
とした。
【0008】請求項4記載の発明は、繊維ウェブ下側よ
り空気を吸引しつつ、同繊維ウェブに機能性材料を塗布
することを特徴とする機能性不織布の製造方法をその要
旨とした。
【0009】請求項5記載の発明は、機能性材料をパル
プ繊維と混合して繊維ウェブを形成し、その後、繊維ウ
ェブの構成繊維相互間並びに構成繊維と機能性材料とを
バインダー材料によって結合することを特徴とする機能
性不織布の製造方法をその要旨とした。
【0010】請求項6記載の発明は、パルプ繊維によっ
て繊維ウェブを形成し、この繊維ウェブ上に機能性材料
を塗布し、次いで塗布された機能性材料上にパルプ繊維
によって繊維ウェブを形成し、その後、繊維ウェブの構
成繊維相互間並びに構成繊維と機能性材料とをバインダ
ー材料によって結合することを特徴とする機能性不織布
の製造方法をその要旨とした。
【0011】以下に、本発明の機能性不織布およびその
製造方法を更に詳しく説明する。まず、請求項3、4、
5、6の各機能性不織布の製造方法について説明し、そ
の製法の説明の中で同製法により得られる機能性不織布
について説明することとする。請求項3記載の発明に係
る機能性不織布の製法は、パルプ繊維によって繊維ウェ
ブを形成する工程と、繊維ウェブ上に機能性材料を塗布
する工程と、繊維相互間並びに繊維と機能性材料とをバ
インダー材料によって結合する工程とからなる。
【0012】パルプ繊維によって繊維ウェブを形成する
方法としては、特公昭43−28276号、特公昭43
−26580号、特公昭43−26581号、あるいは
米国特許第4640810号など、従来より知られた方
法を用いることができる。例えば特公昭43−2827
6号に示された方法は、パルプシートをフィーダーを介
して粗砕用解繊機に導き、この後精砕用解繊機を通して
未叩解なく解繊したパルプ繊維を空気流と共にダクト開
口部に導き、ダクト開口部に設けた回転速度の異なる一
対のブラシにより単繊維に離解させ、結束繊維も個々に
ほぐして開口部下方に設けた無端金網上に落下させて繊
維ウェブを形成する方法である。米国特許第46408
10号に示された方法は、粗砕解繊されたパルプ繊維を
内部にブラシを配した回転ドラム中に導き、ドラムを回
転させると共にドラム内部のブラシも回転させてパルプ
繊維をその回転力とブラシの作用によって未叩解なく解
繊し、この解繊されたパルプ繊維をドラム表面に設けた
孔を通してドラム下部に配した無端金網上に空気流と共
に落下させ繊維ウェブを形成する方法である。
【0013】使用するパルプ繊維としては、木材パル
プ、竹パルプ、わらパルプ、エスパルトパルプ、リンタ
ーパルプ、ぼろパルプなどいずれの原料から得られたも
のでもよく、又、原料を機械的に処理した機械パルプ、
化学的に処理した化学パルプ、両方を併用して得られる
セミケミカルパルプ等どの分類に属するものであっても
よい。
【0014】パルプ繊維の他にポリエステル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアミド、アクリルなどの合
成繊維を用いて不織布の嵩高性や機械的強度を高めるこ
ともでき、更には、絹や羊毛などの天然繊維、レーヨン
繊維などの半合成繊維を用いることで風合いを改良する
こともできる。又、繊維ウェブを形成する際の無端のメ
ッシュ状のコンベアのメッシュの大きさを適宜変更する
ことで、繊維ウェブの繊維密度を変えることもできる。
【0015】尚、繊維ウェブは一層のみに限定されず、
図4に示すように、メッシュ状のコンベア15の移動経
路に複数のダクト開口部16又はドラムを配しておき、
コンベア15上に複数の繊維ウェブ12を積層すること
もできる。又、これら各層の繊維ウェブを構成する繊維
の繊維長、繊維径を変更することもできる。例えば下層
の繊維ウェブ程、繊維長が短く、繊維径の細い繊維を用
いて繊維密度を密にし、上層の繊維ウェブ程、繊維長が
長く、繊維径の太い繊維を用いて繊維密度を粗にして粗
密構造タイプとしたり、各繊維ウェブにおけるポリエス
テルやポリエチレンなどの合成繊維の含有量を増減する
ことで、各繊維ウェブの層間で嵩高性や機械的強度を変
えたりするなど、不織布の用途や使用状態に応じて適宜
変更することができる。
【0016】次に、図1に示すように、繊維ウェブ12
上に機能性材料13を塗布する。このようにして形成さ
れた繊維ウェブ12の構成繊維相互は未だ結合されてお
らず、その繊維間隙は比較的大きくなっている。この繊
維間隙の比較的大きな繊維ウェブ12に機能性材料13
を塗布するのである。機能性材料とは、吸水性、脱臭
性、芳香性、抗菌性、あるいは帯電防止性といった機能
を持つ材料である。
【0017】具体的には架橋ポリアクリル酸塩、デンプ
ンなどの吸水性ポリマー、活性炭、ゼオライトなどの脱
臭剤、第4アンモニウム塩、クロルヘキシジン、金属、
ゼオライトなどの抗菌剤、界面活性剤や金属粉、カーボ
ン粉などの帯電防止剤、芳香剤などを挙げることができ
る。これら各機能性材料を用途に合わせて適宜選択して
前記繊維ウェブに塗布するのである。尚、繊維ウェブに
塗布する機能性材料としては1種類に限らず、例えば脱
臭剤と芳香剤、抗菌剤と芳香剤、あるいは脱臭剤と芳香
剤と抗菌剤など2種類あるいは3種類のものを混合して
用いることもでき、これにより多種の機能を持つ不織布
を得ることができる。又、機能性材料の機能が製造時に
加わる外力や熱、薬品によって損なわれないようにする
ため、製造時の取り扱い性を向上させるため、あるいは
繊維ウェブ内に均一に分散できるようにするため、マイ
クロカプセル化することもできる。尚、材料自体に接着
性を有し、バインダー材料としての機能を持つもの、例
えば、架橋ポリアクリル酸塩やデンプンなどについて
は、機能性材料であり、かつバインダー材料として取り
扱うことができる。この場合、機能性材料自体がバイン
ダー材料も兼ねるため、バインダー材料の繊維ウェブへ
の塗布作業を省略することができる点で好ましい。
【0018】機能性材料の塗布量としては特に限定され
ないが、塗布量が多くなればなるほど、機能性材料によ
る機能は高まるものの、反面不織布の強度が弱くなる。
一方、機能性材料の塗布量が少なければ不織布の強度に
支障を来すことは少ないものの、機能性材料による十分
な機能が期待できなくなる。このため、機能性材料の塗
布量は、用途や使用状態を考慮して適宜決定するとよ
い。
【0019】この後、前記繊維ウェブの構成繊維相互間
並びに構成繊維と機能性材料とを結合する。繊維相互間
並びに繊維と機能性材料との結合は、図1に示すよう
に、繊維ウェブ12にバインダー材料14を塗布し、こ
れを熱風乾燥機17や熱ロールを用いて行うことができ
る。この場合、バインダー材料14が繊維ウェブ12の
中まで均一に分散するように、繊維ウェブ12下側に吸
引機18を配して下側より空気を吸引したり、バインダ
ー材料14の吐出圧力を強くしたりして、バインダー材
料14を塗布するのがよい。バインダー材料としては、
従来より知られるもの、例えばアクリロニトリル−ブタ
ジエン(NBR)、スチレン−ブタジエン(SBR)、
天然ゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリエチ
レン酢酸ビニル(EVA)、ポリアクリレート、ポリビ
ニルアルコール(PVA)、クロロプレン(CR)、メ
チルメタクリレート−ブタジエン(MBR)などの水性
エマルジョン、その他パウダー状のホットメルト接着剤
なども利用できる。尚、バインダー材料として水性エマ
ルジョンを利用する場合、その吐出圧力と繊維ウェブ下
側からの吸引力のバランスなどにより、同繊維ウェブに
余分の水分を殆ど残存させないことが可能となる。
【0020】又、バインダー材料としては、繊維ウェブ
に混紡して用いることができるPVA繊維、低融点ポリ
エチレン繊維、ビスコース繊維、低融点ポリエステル繊
維などの熱接着性繊維であってもよい。この場合、熱接
着性繊維をパルプ繊維とともにメッシュ状のコンベア上
に落下させて繊維ウェブに混紡することができ、これを
そのまま熱風乾燥機や熱ロール、赤外線ヒータ等により
加熱プレスすることで繊維相互間並びに繊維と機能性材
料とを結合させることができる。このため、バインダー
材料を塗布するために別の工程を設ける必要がなく、製
造工程の簡略化の点できわめて有用である。
【0021】尚、繊維相互間並びに繊維と機能性材料と
の結合は、バインダー材料を機能性材料と共に繊維ウェ
ブに塗布し、その後これを熱風乾燥機内を通過させた
り、あるいは熱ロールで加熱プレスすることで行うこと
ができる。この場合、バインダー材料の水性エマルジョ
ン中に機能性材料を分散させておき、このエマルジョン
を塗布することでバインダー材料と機能性材料の繊維ウ
ェブへの塗布が完了するので、バインダー材料及び機能
性材料を塗布するための別の工程を設ける必要がなく、
製造工程の簡略化の点できわめて有用である。
【0022】このようにして得られる機能性不織布11
は、図5に示すように、乾式パルプ不織布11内部に機
能性材料13が存在し、構成繊維相互間並びに繊維と機
能性材料13とがバインダー材料によって結合されてお
り、薄い一枚のシート状となっているので層間隔離を生
じることもない。
【0023】次に、請求項4記載の機能性不織布の製法
について説明する。この製法は、前記不織布内部に機能
性材料が存在する構造を有する機能性不織布を製造する
ための別の方法であり、繊維ウェブ下側より空気を吸引
しつつ、同繊維ウェブ上に機能性材料を塗布する方法で
ある。図2には繊維ウェブ12下方に吸引機18が配さ
れて、繊維ウェブ12の下方に貫通する空気流が形成さ
れている。この空気流と共に機能性材料13を繊維ウェ
ブ12を塗布するのである。このため、塗布された機能
性材料は空気流と共に繊維ウェブ内へと侵入することに
なる。この空気流の強さは任意であり、空気流が強けれ
ば強いほど機能性材料は空気流と共に繊維ウェブ内深部
へと入り込むことになり、弱ければ機能性材料は繊維ウ
ェブの上層部分に高密度に存在することになる。
【0024】従って、当該機能性不織布の用途や使用状
態に応じて、空気流の強さを適宜コントロールすること
により、あるいは空気流とともに機能性材料の吐出圧
力、機能性材料の種類(比重)や大きさを適宜コントロ
ールすることにより、機能性材料を不織布内の所望の位
置に所望の状態で存在せしめることができる。例えば、
図6の不織布は、機能性材料13を不織布11の中心部
分に集めて層状としたものであり、その他、機能性材料
を不織布の一方面側に集めたり、図7のように、機能性
材料13の塗布を2回行い、機能性材料13を不織布1
1の両側面側に2つの層状となるように集めたりするこ
とができる。
【0025】また、図8に示すように、不織布の上層に
抗菌剤よりなる層を形成し、下層に芳香剤よりなる層を
形成したり、不織布の上層に帯電防止剤よりなる層を形
成し、中間層に抗菌剤よりなる層を形成し、下層に芳香
剤よりなる層を形成するなど、1つの不織布11内部に
異なる種類の機能性材料13よりなる層を多数形成し
て、不織布を多機能化することもできる。尚、不織布の
上層に帯電防止剤と吸水剤とよりなる層を形成し、下層
に芳香剤と抗菌剤とよりなる層を形成するなど、不織布
内部の機能性材料よりなる層を複数の機能性材料によっ
て形成することもできる。
【0026】次に、請求項5記載の機能性不織布の製法
について説明する。この製法は、不織布内部に機能性材
料が存在する構造を有する機能性不織布を製造するため
のさらに別の方法であり、機能性材料を混合したパルプ
繊維によって繊維ウェブを形成する工程と、繊維相互間
並びに繊維と機能性材料とを結合する工程とからなる。
尚、パルプ繊維、機能性材料、バインダー材料、繊維ウ
ェブの形成については、前述した方法と同じであるの
で、ここでの詳述は割愛する。
【0027】まず、図3に示すように、機能性材料13
をパルプ繊維と混合して繊維ウェブ12を形成する。機
能性材料をパルプ繊維と混合して繊維ウェブを形成する
とは、機能性材料が粉体状あるいは粒状の場合は、図3
に示すように、パルプ繊維によって繊維ウェブ12を形
成するときに、空気流とともに機能性材料13を塗布す
ることで機能性材料13を含む繊維ウェブ12を形成す
ることを言い、又、機能性材料が繊維状の場合は、同機
能性材料をパルプ繊維と同じく空気流とともにメッシュ
状のコンベア上に落下させて繊維ウェブに混紡すること
をいう。
【0028】こうして繊維ウェブを形成した後、繊維相
互間並びに繊維と機能性材料とを結合する。繊維相互間
並びに繊維と機能性材料との結合は、図3に示すよう
に、繊維ウェブ12にバインダー材料14を塗布し、こ
れを熱風乾燥機17内を通過させたり、あるいは熱ロー
ルで加熱プレスすることで行うことができる。この場
合、バインダー材料が繊維ウェブの中まで均一に分散す
るように、繊維ウェブ下側に吸引機18を配して下側よ
りその空気を吸引したり、あるいはバインダー材料の吐
出圧力を強くしたりしてバインダー材料を塗布するのが
よい。尚、繊維相互間並びに繊維と機能性材料との結合
は、パウダー状のホットメルト接着剤や低融点繊維等の
バインダー材料を繊維ウェブ形成時にウェブ内に含ませ
ておけば、その後これを熱風乾燥機内や赤外線ヒーター
の下を通過させたり、あるいは熱ロール17で加熱プレ
スすることで行うことができるので、バインダー材料を
塗布するために別の工程を設ける必要がなく、製造工程
の更なる簡略化の点できわめて有用である。この方法に
よって得られた機能性不織布11を図9に示す。
【0029】次に、請求項6記載の機能性不織布の製法
について説明する。この製法は、不織布内部に機能性材
料が存在する構造を有する機能性不織布を製造するため
のさらに別の方法であり、パルプ繊維によって繊維ウェ
ブを形成する工程、繊維ウェブ上に機能性材料を塗布す
る工程、塗布された機能性材料上にパルプ繊維によって
繊維ウェブを形成する工程、そして、繊維相互間並びに
繊維と機能性材料とを結合する工程とからなる。尚、パ
ルプ繊維、機能性材料、繊維ウェブの形成については、
前述した請求項3、請求項4及び請求項5記載の方法と
同じであるので、ここでの詳述は割愛する。
【0030】まず、図4に示すように、パルプ繊維によ
って繊維ウェブ12を形成し、この繊維ウェブ12上に
機能性材料13を塗布する。機能性材料の塗布は、繊維
ウェブ下側より空気を吸引しつつ、同繊維ウェブ上に機
能性材料を塗布するという請求項4の製法で示した方法
を採用した場合、機能性材料が繊維ウェブ内部に入り込
むことになる。又、上記空気流の流れを弱くするか、あ
るいは繊維ウェブ下側より吸引しない場合にあっては、
繊維ウェブ上面に機能性材料よりなる層が形成されるこ
とになる。
【0031】次いで、図4に示すように、塗布された機
能性材料13上に更にパルプ繊維によって繊維ウェブ1
2を形成する。これにより、繊維ウェブ12下側より吸
引しつつ機能性材料を塗布したものにあっては、図10
に示すように、形成された空気流により機能性材料13
が内部に入り込んで散在する繊維ウェブ12上に、機能
性材料13の存在しない繊維ウェブ12が形成されるこ
とになる。一方、空気流の流れを弱くするか、あるいは
繊維ウェブ12下側より吸引しないものにあっては、図
11に示すように、先に形成された繊維ウェブ12上に
機能性材料13よりなる層が形成され、さらにその上に
繊維ウェブ12が形成されることになる。
【0032】尚、機能性材料を塗布するとき、当該機能
性不織布の用途や使用状態に応じて、空気流の強さを適
宜コントロールすることにより、あるいは空気流ととも
に機能性材料の吐出圧力、機能性材料の種類(比重)や
大きさを適宜コントロールすることにより、機能性材料
を繊維ウェブ内の所望の位置に所望の状態で存在せしめ
ることができる。例えば、機能性材料を繊維ウェブ内に
均一に分散させたり、機能性材料を繊維ウェブの中心部
分に集めたり、機能性材料を繊維ウェブの一方面側のみ
に集めたりすることができる。
【0033】また、機能性材料の塗布、繊維ウェブの形
成は何回も繰り返し行うこともできる。これにより、不
織布の上層に抗菌剤よりなる層を形成し、下層に芳香剤
よりなる層を形成したり、不織布の上層に帯電防止剤よ
りなる層を形成し、中間層に抗菌剤よりなる層を形成
し、下層に芳香剤よりなる層を形成するなど、1つの不
織布内部に異なる種類の機能性材料よりなる層を多数形
成して、不織布を多機能化することができる。尚、不織
布の上層に帯電防止剤と吸水剤とよりなる層を形成し、
下層に芳香剤と抗菌剤とよりなる層を形成するなど、不
織布内部の機能性材料よりなる層を複数の機能性材料に
よって形成することもできる。
【0034】また、不織布の上層をパルプ繊維と極細繊
維とにより構成するとともにその繊維間に界面活性剤を
散在させ、中間層を高密度ポリエチレン繊維などの機械
的強度に優れた合成繊維とパルプ繊維とで構成し、下層
に芳香剤と抗菌剤とが散在するパルプ繊維よりなる層を
形成するなど、不織布の用途や使用状態に合わせて繊維
ウェブを構成する繊維の種類を変えることもできる。
【0035】この後、繊維相互間並びに繊維と機能性材
料とを結合する。繊維相互間並びに繊維と機能性材料と
の結合は、図4に示すように、繊維ウェブ12にバイン
ダー材料14を塗布し、これを熱風乾燥機17内や赤外
線ヒーターの下を通過させたり、あるいは熱ロールで加
熱プレスすることで行うことができる。この場合、バイ
ンダー材料が繊維ウェブの中まで均一に分散するよう
に、繊維ウェブ下側に配した吸引機18により下側より
その空気を吸引したり、あるいはバインダー材料の吐出
圧力を強くしたりしてバインダー材料を塗布するのがよ
い。尚、繊維相互間並びに繊維と機能性材料との結合
は、パウダー状のホットメルト接着剤や低融点繊維等の
バインダー材料を繊維ウェブ形成時にウェブ内に含ませ
ておけば、その後これを熱風乾燥機内や赤外線ヒーター
の下を通過させたり、あるいは加熱プレスすることで行
うことができる。この場合、バインダー材料を塗布する
ために別の工程を設ける必要がなく、製造工程の簡略化
の点できわめて有用である。
【0036】このようにして得られた機能性不織布であ
って、繊維ウェブ下側よりその空気を吸引する空気の流
れ中で、機能性材料を同繊維ウェブ上に塗布したものの
場合、不織布の一方面側内部に高密度に機能性材料が散
在し、他方面側内部には機能性材料が存在しない構造を
持つことになる。一方、上記空気流の流れを弱くする
か、繊維ウェブ下側より吸引しないものにあっては、不
織布内部に機能性材料よりなる層が形成されることにな
る。
【0037】尚、上記製法により得られる機能性不織布
には、テーブルクロスやワイピングクロスなどその使用
目的により、染色加工やエンボス加工を施して意匠性を
向上させることができる。
【0038】
【実施例】
実施例1 解繊機により予め解繊されたパルプ繊維を走行するメッ
シュ状のコンベア上にエアレイ方式のウェブフォーミン
グ機により空気流とともに落下させて目付30g/m2
の繊維ウェブを形成する。次いで、この繊維ウェブ上に
機能性材料として架橋ポリアクリル酸塩の粉末を塗布量
が30g/m2 となるように散布する。
【0039】次いで、再びこの上に解繊機により予め解
繊されたパルプ繊維を空気流とともに落下させて目付3
0g/m2 の繊維ウェブを形成する。
【0040】この後、同繊維ウェブ上にバインダー材料
として濃度20%のアクリルの水性エマルジョンを吐出
圧力2気圧にてスプレーノズルにより散布すると共に、
メッシュ状のコンベア下側より吸引機にて吸引して同バ
インダー材料を上下の繊維ウェブ内に行き渡らせる。こ
れにより、パルプ繊維表面に付着した余分な水分は殆ど
除去される。そして、これを室内の雰囲気温度を150
℃に設定したボックス型の熱風乾燥機の中を通過させる
ことで繊維相互間並びに繊維と機能性材料とを結合さ
せ、吸水性を有する乾式パルプ不織布を得た。
【0041】実施例2 アクリルの水性エマルジョンに換えて、バインダー材料
としてポリエチレン系のパウダー状のホットメルト接着
剤を繊維ウェブ上に散布して繊維ウェブの構成繊維相互
間に充填し、この繊維ウェブを、その上方に予熱機とし
て設置した赤外線ヒーターの下を通過させた後、表面温
度を130℃に加熱した熱ロールにより加熱プレスする
ことで繊維相互間並びに繊維と機能性材料とを結合させ
る以外は実施例1と同様にして、吸水性を有する乾式パ
ルプ不織布を得た。
【0042】実施例3 解繊機により予め解繊されたパルプ繊維を走行する無端
のメッシュ状のコンベアー上にエアレイ方式のウェブフ
ォーミング機により空気流とともに落下させて目付30
g/m2の繊維ウェブを形成する。次いで、この繊維ウ
ェブ上に機能性材料として粒径0.5ミクロンのゼオラ
イト粒子を混合した濃度15%のアクリルの水性エマル
ジョンを吐出圧2.5気圧にてスプレーノズルにより散
布するとともにメッシュ状のコンベアの下側より吸引機
にて吸引する。そして、これを室内の雰囲気温度を16
0℃に設定したボックス型の熱風乾燥機の中を通過させ
ることで繊維相互間並びに繊維と機能性材料とを結合さ
せ、抗菌性を有する乾式パルプ不織布を得た。
【0043】実施例4 解繊機により予め解繊されたパルプ繊維と帯電防止処理
された繊維長5mmのアクリル繊維を、走行する無端の
メッシュ状のコンベア上に、エアレイ方式のウェブフォ
ーミング機により空気流とともに落下させて目付40g
/m2の繊維ウェブを形成する。次いで、この繊維ウェ
ブにバインダー材料として濃度20%のポリエチレン酢
酸ビニルの水性エマルジョンを吐出圧2気圧ににてスプ
レーノズルにより散布するとともにメッシュ状のコンベ
アー下側より吸引機にて吸引して同バインダー材料を繊
維ウェブ内に行き渡らせる。そして、これを室内の雰囲
気温度を140℃に設定したボックス型の熱風乾燥機の
中を通過させることで繊維相互間並びに繊維と機能性材
料とを結合させ、帯電防止機能を有する乾式パルプ不織
布を得た。
【0044】
【発明の効果】上記構成を備えたことにより、請求項1
及び2記載の機能性不織布にあっては、単一の層からな
る乾式パルプ不織布内部に存在する機能性材料、並びに
該不織布の構成繊維相互間がバインダー材料を介して結
合しているので、機能性材料が安定した状態に保持され
ており、当該不織布を湾曲させたり、所定の使用形状に
裁断したり、あるいは使用時に加わる振動などによって
も、機能性粉末が繊維間よりこぼれ落ちてしまうことが
ない。又、従来の上下に配した不織布で機能性材料を挟
んで一体化させたものに比べて、薄くしかも層間隔離を
生じることがない。
【0045】請求項3記載の機能性不織布の製造方法に
あっては、機能性材料、並びに該不織布の構成繊維相互
間並びに繊維と機能性材料とがバインダー材料を介して
結合され、機能性材料が構成繊維間に安定した状態に保
持された機能性不織布を得ることができる。又、この方
法によれば、乾式パルプ不織布の製造工程の中で不織布
内部に機能性材料を含ませることができ、当該機能性不
織布を製造するための工程及び装置を大幅に簡略化でき
る。
【0046】請求項4記載の機能性不織布の製造方法に
あっては、繊維ウェブ下側よりその空気を吸引する空気
の流れ中で機能性材料を塗布するようにしたので、当該
機能性不織布の用途や使用状態に応じて、空気流の強さ
を適宜コントロールすることにより、あるいは空気流と
ともに機能性材料の吐出圧力、機能性材料の種類(比
重)や大きさを適宜コントロールすることにより、機能
性材料を不織布内の所望の位置に所望の状態で存在せし
めることができる。又、1つの不織布内部に異なる種類
の機能性材料よりなる層を多数形成して、不織布を多機
能化することもできる。又、この方法によれば、乾式パ
ルプ不織布の製造工程の中で不織布内部に機能性材料を
含ませることができ、当該機能性不織布を製造するため
の工程及び装置を大幅に簡略化できる。
【0047】請求項5記載の機能性不織布の製造方法に
あっては、機能性材料をパルプ繊維と混合して繊維ウェ
ブを形成するので、機能性材料を繊維ウェブに塗布する
ための工程を省くことができ、機能性不織布の製造をよ
り効率的に行うことができる。又、そのための製造装置
もよりコンパクトなものとすることができる。
【0048】請求項6記載の機能性不織布の製造方法に
あっては、機能性材料の塗布や繊維ウェブの形成を何回
も繰り返し行うこともでき、これにより、例えば不織布
の上層に抗菌剤よりなる層を形成し、下層に芳香剤より
なる層を形成したり、不織布の上層に帯電防止剤よりな
る層を形成し、中間層に抗菌剤よりなる層を形成し、下
層に芳香剤よりなる層を形成するなど、1つの不織布内
部に異なる種類の機能性材料よりなる層を多数形成し
て、不織布を多機能化することができる。
【0049】又、この方法にあっては、不織布の上層を
パルプ繊維と極細繊維とにより構成するとともにその繊
維間に界面活性剤を散在させ、中間層を高密度ポリエチ
レン繊維などの機械的強度に優れた合成繊維とパルプ繊
維とで構成し、下層に芳香剤と抗菌剤とが散在するパル
プ繊維よりなる層を形成するなど、不織布の用途や使用
状態に合わせて繊維ウェブを構成する繊維の種類を変え
ることもできる。
【0050】又、この方法によれば、乾式パルプ不織布
の製造工程の中で不織布内部に機能性材料を含ませるこ
とができ、当該機能性不織布を製造するための工程及び
装置を大幅に簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能性不織布を製造する工程を模式的
に示した工程図。
【図2】本発明の機能性不織布を製造する工程の別例を
模式的に示した工程図。
【図3】本発明の機能性不織布を製造する工程のさらに
別例を模式的に示した工程図。
【図4】本発明の機能性不織布を製造する工程のさらに
別例を模式的に示した工程図。
【図5】本発明の機能性不織布を模式的に示した拡大断
面図。
【図6】本発明の機能性不織布の別の態様を模式的に示
した拡大断面図。
【図7】本発明の機能性不織布の別の態様を模式的に示
した拡大断面図。
【図8】本発明の機能性不織布の別の態様を模式的に示
した拡大断面図。
【図9】本発明の機能性不織布の別の態様を模式的に示
した拡大断面図。
【図10】本発明の機能性不織布の別の態様を模式的に
示した拡大断面図。
【図11】本発明の機能性不織布の別の態様を模式的に
示した拡大断面図。
【図12】従来の機能性不織布を模式的に示した拡大断
面図。
【符号の説明】
11・・・機能性不織布 12・・・繊維ウェブ 13・・・機能性材料 14・・・バインダー材料
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月20日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機能性不織布及びその製
造方法に関する。詳細には吸水性、脱臭性、芳香性、抗
菌性、帯電防止性などの機能が付与されている機能性不
織布及びその製造方法に関する。更に詳細には、吸水
性、脱臭性、芳香性、抗菌性、帯電防止性などの機能を
備えた材料が安定した状態に保持されている機能性不織
布及びその製造方法に関する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の層からなる乾式パルプ不織布内部
    に機能性材料が存在しており、該不織布の構成繊維相互
    間並びに構成繊維と機能性材料とがバインダー材料を介
    して結合していることを特徴とする機能性不織布。
  2. 【請求項2】 単一の層からなる乾式パルプ不織布内部
    に機能性材料よりなる層が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の機能性不織布。
  3. 【請求項3】 パルプ繊維によって繊維ウェブを形成
    し、この繊維ウェブに機能性材料を塗布し、その後、繊
    維ウェブの構成繊維相互間並びに構成繊維と機能性材料
    とをバインダー材料によって結合することを特徴とする
    機能性不織布の製造方法。
  4. 【請求項4】 繊維ウェブ下側より空気を吸引しつつ、
    同繊維ウェブに機能性材料を塗布することを特徴とする
    請求項3記載の機能性不織布の製造方法。
  5. 【請求項5】 機能性材料をパルプ繊維と混合して繊維
    ウェブを形成し、その後、繊維ウェブの構成繊維相互間
    並びに構成繊維と機能性材料とをバインダー材料によっ
    て結合することを特徴とする機能性不織布の製造方法。
  6. 【請求項6】 パルプ繊維によって繊維ウェブを形成
    し、この繊維ウェブ上に機能性材料を塗布し、次いで塗
    布された機能性材料上にパルプ繊維によって繊維ウェブ
    を形成し、その後、繊維ウェブの構成繊維相互間並びに
    構成繊維と機能性材料とをバインダー材料によって結合
    することを特徴とする機能性不織布の製造方法。
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