JP2001131513A - 感圧性接着剤及び粘着物 - Google Patents

感圧性接着剤及び粘着物

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JP2001131513A
JP2001131513A JP31333899A JP31333899A JP2001131513A JP 2001131513 A JP2001131513 A JP 2001131513A JP 31333899 A JP31333899 A JP 31333899A JP 31333899 A JP31333899 A JP 31333899A JP 2001131513 A JP2001131513 A JP 2001131513A
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acrylic copolymer
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JP31333899A
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English (en)
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Tomonori Tanizawa
智規 谷澤
Masakazu Nakai
雅一 仲井
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Ipposha Oil Industries Co Ltd
Original Assignee
Ipposha Oil Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離感、耐寒性、光沢度復元性および繰り返
し接着性に優れ、弾性も優れている。 【解決手段】 感圧性接着剤を構成する高分子のモノマ
ー成分全量に対して、炭素数4〜12のアルキル基を有
するアクリル酸アルキルエステル50重量%以上と、活
性水素原子を有する活性水素含有共重合性モノマー0.
01〜20重量%とをモノマー成分とするアクリル系共
重合体(A)を主剤の高分子成分とし、脂肪族及び/又
は脂環式ジイソシアネートと、分子中の水酸基平均官能
基数が4以上で、かつ数平均分子量300〜5000で
ある多価ヒドロキシ化合物との反応物であるポリイソシ
アネート(B)を硬化剤成分とする感圧性接着剤であ
る。上記ポリイソシアネート(B)において、分子中の
イソシアネート基の平均官能基数は4〜20である。ポ
リイソシアネート(B)の割合は、アクリル系共重合体
(A)100重量部に対して0.2〜20重量部であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感圧性接着剤に関
し、さらに詳細には剥離感、耐寒性、弾性、光沢度復元
性および繰り返し接着性に優れる感圧性接着剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】粘着性を有するラベル、シール、テー
プ、建材、包装材料等では、感圧性接着剤が用いられて
いる。このような感圧性接着剤としては、アクリル系共
重合体が広く用いられており、当該アクリル系共重合体
を架橋させて凝集性及び安定性を高めている。例えば、
特公昭57−57509号公報では、α,β−不飽和カ
ルボン酸を0.1〜15重量%含有し、アルキル基の炭
素数が4〜12であるアクリル酸エステルを50重量%
以上含有するアクリル系共重合体に、ポリグリシジルア
ミンを配合した感圧性接着剤が提案されている。当該公
報では、接着力、粘着力及び凝集力のバランスがよく、
硬化立ち上がり性が早いにも拘わらず、可使時間が長
く、空気中の水分の影響も受けることがなく、取扱いが
容易であると記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アクリル系の感圧性接着剤、例えば、特公昭57−57
509号公報に記載の感圧性接着剤は、剥離感、耐寒
性、光沢度復元性および繰り返し接着性をバランス良く
備えておらず、剥離感がよく、耐寒性が優れ、光沢度復
元性も良好で、かつ繰り返し用いても接着性の低下が抑
制又は防止された感圧性接着剤が求められている。ま
た、アクリル系接着剤でも優れた弾性を有することが求
められている。
【0004】従って、本発明の目的は、剥離感、耐寒
性、光沢度復元性および繰り返し接着性に優れる感圧性
接着剤及び当該接着剤による粘着物を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、前記特性に加え、優れた弾性
を有している接着剤及び当該接着剤による粘着物を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究を
重ねた結果、主剤の高分子成分として特定のアクリル系
共重合体、および硬化剤として特定のポリイソシアネー
トを用いると、アクリル系感圧性接着剤であるにもかか
わらず、ウレタン系感圧性接着剤と同様な繰り返し接着
性、光沢度復元性、およびウレタン系感圧性接着剤と同
様な弾性を有し、かつ剥離感及び耐寒性も優れているこ
とを見出し本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、感圧性接着剤を構成
する高分子(アクリル系共重合体(A))のモノマー成
分全量に対して、炭素数4〜12のアルキル基を有する
アクリル酸アルキルエステル50重量%以上と、活性水
素原子を有する活性水素含有共重合性モノマー0.01
〜20重量%とをモノマー成分とするアクリル系共重合
体(A)を主剤の高分子成分とし、脂肪族及び/又は脂
環式ジイソシアネートと、分子中の水酸基平均官能基数
が4以上で、かつ数平均分子量が300〜5000であ
る多価ヒドロキシ化合物との反応物であるポリイソシア
ネート(B)を硬化剤成分とする感圧性接着剤である。
【0007】本発明の感圧性接着剤では、官能基を有す
るアクリル系共重合体(A)が、硬化剤としてのポリイ
ソシアネート(B)と組み合わされているため、アクリ
ル系接着剤としての特徴を有するとともに、ウレタン系
感圧性接着剤と同様な優れた繰り返し接着性を有し、か
つ優れた剥離感、光沢度復元性および耐寒性を備えてい
る。このように本発明の感圧性接着剤は繰り返し接着性
及び光沢度復元性が優れているので弾性も優れており、
特にこの弾性はウレタンライクな優れた弾性を有してい
る。本発明では、硬化剤としてのポリイソシアネートと
して、脂肪族及び/又は脂環式ジイソシアネートと、分
子中の水酸基平均官能基数が4以上で、かつ数平均分子
量が300〜5000である多価ヒドロキシ化合物との
反応により得られるポリイソシアネート(B)を用いて
いるため、アクリル系接着剤に、優れた繰り返し接着
性、光沢度復元性及び弾性を付与することができ、かつ
剥離感及び耐寒性も高めることができる。
【0008】本発明の好適な態様では、ポリイソシアネ
ート(B)において、分子中のイソシアネート基平均官
能基数が4〜20である。ポリイソシアネート(B)の
分子中のイソシアネート基平均官能基数が4〜20であ
ると、ポリイソシアネート(B)はその粘度が工業的に
も使用できるような適度の粘度で、生産性も高く、原料
として優れているだけでなく、アクリル系共重合体の架
橋の度合いが適度となり、感圧性接着剤の繰り返し接着
性、光沢度復元性、弾性、接着感及び耐寒性を一層高め
ることができる。
【0009】本発明では、アクリル系共重合体(A)1
00重量部に対して、ポリイソシアネート(B)の割合
が0.2〜20重量部であることが好適である。ポリイ
ソシアネート(B)の割合がこのような範囲であると、
繰り返し接着性、光沢度復元性、弾性、接着感及び耐寒
性を一層バランス良く高めることができる。
【0010】本発明には、基材の少なくとも片面に、前
記感圧性接着剤からなる層を有している粘着物も含まれ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】[アクリル系共重合体(A)]本
発明におけるアクリル系共重合体(A)では、モノマー
成分として炭素数4〜12のアルキル基を有するアクリ
ル酸アルキルエステル(A1)が、モノマー成分全量に
対して50重量%以上用いられている。アクリル酸C
4−12アルキルエステル(A1)は単独で又は二種以
上組み合わせて使用できる。
【0012】アクリル酸C4−12アルキルエステル
(A1)において、C4−12アルキル基としては、例
えば、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t
−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−オ
クチル基、2−エチルヘキシル基、イソオクチル基、n
−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基、イソデシル
基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基などが挙げられ
る。アルキル基は直鎖状又は分岐鎖状のいずれであって
もよい。
【0013】より具体的には、アクリル酸C4−12
ルキルエステル(A1)には、例えば、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチ
ル、アクリル酸n−ペンチル、アクリル酸n−ヘキシ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オ
クチル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸n−ノニ
ル、アクリル酸イソノニル、アクリル酸n−デシル、ア
クリル酸イソデシル、アクリル酸n−ウンデシル、アク
リル酸n−ドデシルなどが含まれる。好ましいアクリル
酸C4−12アルキルエステル(A1)には、アクリル
酸C4−12アルキルエステルが含まれ、さらに好まし
くはアクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シルである。
【0014】また、本発明におけるアクリル系共重合体
(A)では、モノマー成分として、活性水素原子を有す
る活性水素含有共重合性モノマー(A2)が、モノマー
成分全量に対して0.01〜20重量%用いられてい
る。当該活性水素含有共重合性モノマー(A2)は、活
性水素原子を有しており、イソシアネート基と反応しう
る官能基を有している。活性水素含有共重合性モノマー
(A2)は単独で又は二種以上組み合わせて使用でき
る。
【0015】活性水素含有共重合性モノマー(A2)と
しては、例えば、カルボキシル基含有共重合性モノマ
ー、ヒドロキシル基含有共重合性モノマー、アミノ基含
有共重合性モノマー、グリシジル基含有共重合性モノマ
ーなどの官能基含有共重合性モノマーを用いることがで
きる。これらの活性水素含有共重合性モノマーの活性水
素原子又は活性水素原子を含む官能基は、イソシアネー
ト基と反応することができるため、活性水素含有共重合
性モノマー(A2)を用いることにより、アクリル系共
重合体(A)にイソシアネート基と反応しうる官能基を
導入することができ、ポリイソシアネート(B)により
アクリル系共重合体(A)を架橋させることができる。
【0016】より具体的には、活性水素含有共重合性モ
ノマー(A2)のうちカルボキシル基含有共重合性モノ
マーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラ
コン酸、グラタコン酸などのα,β−不飽和カルボン酸
やその無水物などが挙げられる。また、ヒドロキシル基
含有共重合性モノマーには、例えば、(メタ)アクリル
酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒド
ロキシプロピルなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシア
ルキル、(メタ)アクリル酸モノ(ジエチレングリコー
ル)などの(メタ)アクリル酸[(モノ、ジ又はポリ)
アルキレングリコール]、(メタ)アクリル酸モノカプ
ロラクトンなどの(メタ)アクリル酸ラクトンなどが含
まれる。さらに、アミノ基含有共重合性モノマーとして
は、例えば、(メタ)アクリルアミド、アリルアミドな
どが挙げられる。グリシジル基含有共重合性モノマーと
しては、例えば、(メタ)アクリル酸グリシジルなどが
挙げられる。なお、本発明において、「(メタ)アクリ
ル酸・・」とは、「アクリル酸・・」及び「メタクリル酸・
・」の両者を含めた意味で使用される。
【0017】本発明では、必要に応じて、アクリル酸C
4−12アルキルエステル(A1)や活性水素含有共重
合性モノマー(A2)の共重合性成分として、例えば、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
イソプロピルなどの(メタ)アクリル酸C1−3アルキ
ルエステル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸t
−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸n−オクチル、メタクリル酸n−ドデシルなどのメ
タクリル酸C4−12アルキルエステル、(メタ)アク
リル酸ステアリルなどの(メタ)アクリル酸C
13−20アルキルエステル、(メタ)アクリル酸メト
キシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルなどの
(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル、(メ
タ)アクリル酸シクロヘキシルなどの(メタ)アクリル
酸シクロアルキルエステル、(メタ)アクリル酸ベンジ
ルなどの(メタ)アクリル酸アリールエステル、(メ
タ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、スチレン、塩化ビ
ニル、ビニルピロリドン、ビニルピリジンなどを用いる
ことができる。
【0018】アクリル系共重合体(A)は、アクリル酸
4−12アルキルエステル(A1)と、活性水素含有
共重合性モノマー(A2)と、必要に応じてこれらの共
重合性成分とを用いて、慣用の方法(例えば、乳化重合
方法、溶液重合方法、懸濁重合方法、塊状重合方法、水
溶液重合方法など)により重合して調製することができ
る。
【0019】なお、アクリル系共重合体(A)における
重合では、重合開始剤、溶剤の他、連鎖移動剤、乳化剤
などを必要に応じて用いることができる。重合開始剤と
しては、例えば、溶液重合ではアゾビスイソブチロニト
リルなどのアゾ系化合物を用いることができる。また、
溶液重合では、溶剤として酢酸エチルなどのアクリル系
共重合体の重合反応に不活性な有機溶剤を用いることが
できる。
【0020】アクリル系共重合体(A)において、アク
リル酸C4−12アルキルエステル(A1)の割合は、
モノマー成分全量に対して50重量%以上(好ましくは
60〜99重量%)である。アクリル酸C4−12アル
キルエステル(A1)の割合がモノマー成分全量に対し
て50重量%より少ないと、感圧性接着剤の粘着性が低
下する。
【0021】また、アクリル系共重合体(A)におい
て、活性水素含有共重合性モノマー(A2)の割合は、
モノマー成分全量に対して0.01〜20重量%(好ま
しくは0.5〜10重量%)である。活性水素含有共重
合性モノマー(A2)の割合がモノマー成分全量に対し
て0.01重量%より少ないと、架橋が不充分となり凝
集力が不足し、また、モノマー成分全量に対して20重
量%より多いと、粘着性が低下する。
【0022】なお、アクリル系共重合体(A)の分子量
としては、特に制限されないが、例えば、重量平均分子
量は5万〜200万、好ましくは30万〜100万の範
囲から選択することができる。アクリル系共重合体樹脂
(A)の重量平均分子量が5万より小さいと凝集力が不
足し、一方、200万より大きいと高粘度となる。
【0023】[ポリイソシアネート(B)]本発明のポ
リイソシアネート(B)は、硬化剤に含まれる硬化剤成
分(硬化成分)である。本発明では、このポリイソシア
ネート(B)は、(B1)脂肪族及び/又は脂環式ジイ
ソシアネート、及び(B2)分子中の水酸基平均官能基
数が4以上で、かつ数平均分子量が300〜5000で
ある多価ヒドロキシ化合物を用いた反応により得られ
る。脂肪族ジイソシアネート及び/又は脂環式ジイソシ
アネート(B1)としては、例えば、テトラメチレンジ
イソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート
類、リジンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、水添キシレンジイソシアネート、1,4−ジイソ
シアネートシクロヘキサンなどの脂環族ジイソシアネー
ト類等が挙げられる。ジイソシアネート(B1)は単独
で又は二種以上組み合わせて使用できる。
【0024】好ましいジイソシアネート(B1)には脂
肪族ジイソシアネートが含まれる。本発明では特にヘキ
サメチレンジイソシアネートが最適である。
【0025】分子中の水酸基平均官能基数が4以上で、
かつ数平均分子量が300〜5000である多価ヒドロ
キシ化合物(B2)としては、ポリエーテルポリオール
類、ポリエステルポリオール類、エポキシポリオール
類、ポリマーポリオール類等が挙げられる。これらのポ
リエーテルポリオール類、ポリエステルポリオール類、
エポキシポリオール類、ポリマーポリオール類では、原
料として、例えば、ジグリセリン、ジトリメチロールプ
ロパン、ペンタエリストール、ジペンタエリスリトール
やD−トレイトール、L−アラビニトール、リビトー
ル、キシリトール等の糖アルコール系化合物、アラビノ
ース、キシロース、グルコース糖の単糖類、ショ糖、マ
ルトース、ラクトース糖の二糖類、ラフィノース等の三
糖類、スタキオース等の四糖類などが用いられているこ
とが重要である。
【0026】具体的には、(B2)のポリエーテルポリ
オール類としては、例えば、旭電化(株)製のWR−4
74(4官能)、HP−1030(5官能)、SP−6
00(6官能)、SP−800(8官能)などが挙げら
れる。
【0027】分子中の水酸基平均官能基数が4以上で、
かつ数平均分子量が300〜5000であるの多価ヒド
ロキシ化合物(B2)において、好ましいものはポリエ
ーテルポリオール類であり、特に好ましくはプロピレン
オキサイドが付加したポリエーテルポリオール類であ
る。
【0028】また、多価ヒドロキシ化合物(B2)の数
平均分子量は300〜5000が望ましく、特に好まし
くは400〜2000である。数平均分子量が300未
満であると充分な弾性が得られず、耐寒性・繰り返し接
着性などが不足し、5000を越えるとアクリル共重合
体との反応性が悪くなり粘着加工品の生産性が低下し、
工業的な使用が制限される場合がある。
【0029】ポリイソシアネート(B)は、ジイソシア
ネートとポリオールとを用いた慣用の方法により調製す
ることができる。より具体的には、ポリイソシアネート
(B)は、脂肪族ジイソシアネート及び/又は脂環式ジ
イソシアネート(B1)と、各原料[ジイソシアネート
(B1)、多価ヒドロキシ化合物(B2)]から導かれ
たオリゴマーとによるウレタン化反応及び/又はアロフ
ァネート化反応等によって調製することができる。ここ
で、ウレタン化反応とは、イソシアネート基と水酸基と
からウレタン基が生成される反応であり、アロファネー
ト化反応とは、イソシアネート基とウレタン基とからア
ロファネート基が生成される反応である。
【0030】なお、ポリイソシアネート(B)の調製に
際しては反応に不活性な溶剤を用いることができる。ま
た、温度や圧力などの外的条件をコントロールすること
(加熱又は加温、減圧や加圧など)等により、反応を進
行させることができる。
【0031】ポリイソシアネート(B)において、ジイ
ソシアネート(B1)と多価ヒドロキシ化合物(B2)
との割合としては、特に制限されないが、例えば、イソ
シアネート基(NCO)とヒドロキシル基(OH)との
反応割合が、NCO/OH(反応比)=2/1〜30/
1となる割合が望ましく、特に好ましくはNCO/OH
(反応比)=4/1〜20/1である。すなわち、ジイ
ソシアネート(B1)と多価ヒドロキシ化合物(B2)
との割合としては、ポリイソシアネート(B)における
分子中のイソシアネート基平均官能基数が2〜30とな
る割合が望ましく、特に好ましくは当該イソシアネート
基平均官能基数が4〜20となる割合である。なお、N
CO/OH(反応比)が30/1を超えると、生産性が
低下し、工業的な使用が制限される場合がある。一方、
NCO/OH(反応比)が2/1未満では、得られるポ
リイソシアネート(B)の粘度が高くなり、工業的な使
用が制限される場合がある。
【0032】(感圧性接着剤)本発明の感圧性接着剤で
は、主剤の高分子成分としてのアクリル系共重合体
(A)と、硬化剤成分としてのポリイソシアネート
(B)とが組み合わせられている。当該感圧性接着剤で
は、アクリル系共重合体(A)はポリイソシアネート
(B)により架橋され、感圧性接着剤としての機能を発
揮することができる。すなわち、本発明の感圧性接着剤
において、アクリル系共重合体(A)と、ポリイソシア
ネート(B)とが組み合わせられているだけで、未硬化
の場合は、硬化させることによりその機能を発揮させる
ことができる。このような感圧性接着剤を用いると、ア
クリル系接着剤の優れた機能を発現しつつ、ウレタン系
接着剤の優れた機能を備えることができる。すなわち、
本発明の感圧性接着剤は、アクリル系接着剤であるにも
かかわらず、ウレタン系接着剤と同様な優れた繰り返し
接着性、光沢度復元性および弾性を備え、かつ剥離感お
よび耐寒性も優れている。
【0033】このような感圧性接着剤において、アクリ
ル系共重合体(A)とポリイソシアネート(B)との割
合は、特に制限されず、例えば、アクリル系共重合体
(A)100重量部に対して、ポリイソシアネート
(B)の割合が0.2〜20重量部、好ましくは0.5
〜15重量部である。ポリイソシアネート(B)の割合
がアクリル系共重合体(A)100重量部に対して0.
2重量部より少ない凝集力が低下し、20重量部より多
いと粘着性が低下する。
【0034】なお、本発明の感圧性接着剤には、慣用的
に使用されている溶剤、各種の添加剤、例えば、着色剤
(例えば、顔料や染料など)、充填剤、増粘剤、湿潤
剤、消泡剤、可塑剤、防黴剤、老化防止剤、酸化防止
剤、粘着付与剤、紫外線吸収剤などの添加剤が含まれて
いてもよい。また、本発明の感圧性接着剤の主剤は、ア
クリル系共重合体(A)の重合体を生成する際に得られ
る混合物又はその一部の混合物として構成することがで
きる。また同様に、本発明の感圧性接着剤の硬化剤は、
上記のポリイソシアネート(B)を生成する際に得られ
る混合物又はその一部の混合物として構成することもで
きる。要するに、本発明の感圧性接着剤は、主剤の高分
子成分として上記アクリル系共重合体(A)を含み、硬
化剤成分として上記ポリイソシアネート(B)を含むも
のであれば差し支えない。
【0035】本発明の感圧性接着剤は、最終的には、ア
クリル系共重合体(A)と、ポリイソシアネート(B)
と、必要に応じて添加剤等とを混合して、アクリル系共
重合体(A)と、ポリイソシアネート(B)とを反応さ
せることにより、その機能を発揮することができる。当
該反応は、例えば、温度などの外的条件をコントロール
することにより行うことができ、温度上昇によって反応
を進行させる方法が好適に採用されている。
【0036】アクリル系共重合体(A)とポリイソシア
ネート(B)とを反応させる時の反応温度は、例えば、
50℃以上(例えば、50〜150℃)、好ましくは8
0〜120℃程度である。反応時間は、特に制限され
ず、アクリル系共重合体(A)やポリイソシアネート
(B)などの種類及びその使用量、添加剤、反応温度な
どに応じて適宜選択することができる。
【0037】(粘着物)本発明の粘着物は、基材の少な
くとも片面に、前記感圧性接着剤からなる層を有してお
り、例えば、粘着シートなどが例示できる。粘着物の調
製方法は特に制限されず、例えば、粘着シートは、基材
としてのシートの少なくとも片面に、アクリル系共重合
体(A)、ポリイソシアネート(B)、および必要に応
じて各種添加剤などの混合物を塗布した後、加熱などに
より乾燥させて調製される。また、剥離紙、剥離フィル
ム、剥離シートなどの上に、アクリル系共重合体
(A)、ポリイソシアネート(B)、および必要に応じ
て各種添加剤などの混合物を塗布した後、加熱などによ
り乾燥させ、当該接着剤による層の面を基材に貼り合わ
せて、粘着シートを調製してもよい。なお、粘着シート
等の粘着物では、調製時の乾燥工程などにおいて、アク
リル系共重合体(A)とポリイソシアネート(B)とを
反応させることができる。
【0038】粘着物において、感圧性接着剤からなる層
の厚さは、特に制限されず、例えば、1〜500μm、
好ましくは5〜100μm程度の範囲から選択すること
ができる。
【0039】粘着物において、基材としては、例えば、
紙、布、不織布、プラスチックフィルム、プラスチック
シート、ゴム、発泡体(例えば、ポリウレタンによる発
泡体、ポリスチレンによる発泡体など)、金属箔(例え
ば、アルミニウム、銅、鉄などの金属による金属箔)な
どを用いることができる。従って、粘着物の形態は、例
えば、テープ、ラベル、シール、発泡体などの形態であ
る。なお、基材としてシートを用いることにより粘着シ
ートが得られる。
【0040】紙としては、特に制限されず、上質紙など
種々の紙を用いることができる。布や不織布としては、
天然繊維、半合成繊維、合成繊維などの各種繊維による
布や不織布を用いることができる。また、基材のプラス
チックフィルムおよびプラスチックシートにおいて、プ
ラスチックとしては、特に制限されず、種々のプラスチ
ックを用いることができる。このようなプラスチックと
しては、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポ
リエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリ
オレフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニルなどの合成樹
脂、セロハンなどの半合成樹脂又は天然樹脂などが挙げ
られる。
【0041】なお、本発明の粘着物は、被着体、例え
ば、紙、布、不織布、プラスチック製品、金属製品、ゴ
ム製品などの被着体に貼り付けることができる。
【0042】従って、本発明の感圧性接着剤は、繰り返
し接着性、光沢度復元性、弾性、剥離感、耐寒性をバラ
ンス良く高いレベルで備えているので、例えば、ラベル
用途、シール用途、テープ用途、建材用途、包装材料用
途、エレクトロニクス製品に対する用途などの種々の用
途において、好適に用いることができ、産業上有用であ
る。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて
より詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定され
るものではない。
【0044】(アクリル系共重合体(A)の調製例1)
撹拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管、および滴下
ロートを備えたセパラブルフラスコに、酢酸エチル10
0重量部を仕込んで撹拌し、系内を窒素ガスで置換して
窒素雰囲気下にし、75℃まで昇温した。別に表1に示
す成分組成(重量部)のモノマー成分及び重合開始剤
(アゾビスイソブチロニトリル)の混合物を調製し、溶
解させた後、当該溶解物を、撹拌しながら、滴下ロート
により2時間かけて滴下した。滴下終了後、75℃でさ
らに6時間撹拌し、反応を終了させたところ、アクリル
系樹脂の混合物(固形分濃度:42重量%、粘度:40
00cps)が得られた(以下、「アクリル系樹脂1」
と称する場合がある)。なお、粘度は、BH型回転粘度
計を用いて、温度20℃で、ローター:No.4、回転
数:10rpmの条件により測定される。
【0045】(アクリル系共重合体(A)の調製例2〜
5)モノマー成分が表1に示す組成及びその割合である
こと以外、アクリル系共重合体(A)の調製例1と同様
にして、アクリル系共重合体(A)の調製例2〜5に係
るアクリル系樹脂の混合物を調製した(以下、それぞ
れ、「アクリル系樹脂2」、「アクリル系樹脂3」、
「アクリル系樹脂4」、「アクリル系樹脂5」と称する
場合がある)。なお、これらの調製例2〜5に係るアク
リル系樹脂の混合物(アクリル系樹脂2〜5)の固形分
および粘度は表1に併記した。
【0046】
【表1】
【0047】(ポリイソシアネート(B)の調製例1)
撹拌機、温度計、還流冷却管、窒素導入管、および滴下
ロートを備えたセパラブルフラスコを用い、系内を窒素
ガスで置換して窒素雰囲気下にした。その後、表2に示
すように、ヘキサメチレンジイソシアネート:100重
量部、ポリオール成分(多価ヒドロキシ化合物)として
ポリエーテルポリオール(数平均分子量:940、水酸
基平均官能基数:5):23重量部を仕込み、160℃
で、3時間撹拌して反応させた。反応終了後、減圧し
て、未反応のヘキサメチレンジイソシアネートを除去し
たところ、ポリイソシアネートが得られた(以下、「ポ
リイソシアネート1」と称する場合がある)。なお、当
該ポリイソシアネート(B)の調製例1では、イソシア
ネート基(NCO)とヒドロキシル基(OH)との反応
割合は、NCO/OH(反応比)=9.7である。
【0048】(ポリイソシアネート(B)の調製例2〜
6)ポリオール成分(多価ヒドロキシ化合物)としての
ポリエーテルポリオールが表2に示す種類(水酸基平均
官能基数、数平均分子量)、使用量(単位:重量部)及
び反応比(NCO/OH)であること、および反応条件
が表2に示す反応温度(単位:℃)及びその反応時間
(単位:時間)であること以外は、ポリイソシアネート
(B)の調製例1と同様にして、ポリイソシアネート
(B)の調製例2〜6に係るポリイソシアネートを調製
した(以下、それぞれ、「ポリイソシアネート2」、
「ポリイソシアネート3」、「ポリイソシアネート
4」、「ポリイソシアネート5」、「ポリイソシアネー
ト6」と称する場合がある)。なお、ポリオール成分と
して、調製例6では、トリメチロールプロパンを用い
た。
【0049】
【表2】
【0050】なお、表2では、水酸基平均官能基数は単
に「官能基数」と略記し、ポリエーテルポリオールの数
平均分子量は単に「分子量」と略称している。
【0051】(実施例1)表3に示すように、アクリル
系樹脂1:100重量部に対して、ポリイソシアネート
1:3重量部を混合した。この混合した溶液をドクター
ブレードにてポリエチレンテレフタレートのフィルム
(PETフィルム)(厚さ:25μm)の片面に塗布
し、100℃で2分間乾燥させた。その後、当該PET
フィルムの塗布面と、シリコンによる剥離処理を施した
ポリエチレンテレフタレートのフィルム(厚さ:25μ
m)のシリコン処理面とを貼り合わせた後、23℃で7
日間エージングを行って、粘着物を作製した。
【0052】(実施例2〜25)アクリル系共重合体
(A)及びポリイソシアネート(B)が表3に示す組成
であること以外は、実施例1と同様にして、粘着物を作
製した。
【0053】
【表3】
【0054】(比較例1〜5)アクリル系共重合体
(A)及びポリイソシアネート(B)が表4に示す組成
であること以外は、実施例1と同様にして、粘着物を作
製した。
【0055】
【表4】
【0056】なお、表3及び表4では、アクリル系樹脂
の欄は、前記アクリル系共重合体(A)の調製例で得ら
れたアクリル系樹脂の混合物(アクリル系樹脂1〜5)
を意味し、ポリイソシアネートの欄は、前記ポリイソシ
アネート(B)の調製例で得られたポリイソシアネート
(ポリイソシアネート1〜6)を意味している。すなわ
ち、例えば、アクリル系樹脂の欄において、「1」は
「アクリル系樹脂1」を意味し、ポリイソシアネートの
欄では「1」は「ポリイソシアネート1」を意味してお
り、以下「2〜5」も同様である。
【0057】(評価)実施例1〜25、および比較例1
〜5で得られた粘着物を用いて、以下の剥離感試験、耐
寒性試験、繰り返し接着性試験、光沢度復元性試験を行
い、剥離感、耐寒性、繰り返し接着性、光沢度復元性を
評価した。評価結果は、表5〜表10に示した。
【0058】(剥離感試験)25mm幅に切り取ったサ
ンプルを2kgのゴムローラーを用いて、3往復により
ポリエチレンテレフタレート板(PET板)に貼着し、
24時間静置後に手で剥がしてそのときの音の発生を確
認し、以下の評価基準により評価した。 (評価基準) ・◎:音が全くしない ・〇:ほとんど音がしない ・×:音がする
【0059】(耐寒性試験)23℃と5℃において、J
IS Z 0237に準じてボールタック試験を行い、
両温度における変化を求め、以下の評価基準により評価
した。 (評価基準) ・◎:23℃と5℃とで全く変化なし ・〇:5℃では、23℃と比べて、ボールは2番手以内
の低下 ・×:5℃では、23℃と比べて、ボールは3番手以上
の低下
【0060】(繰り返し接着性試験)25mm幅に切り
取ったサンプルを2kgのゴムローラーを用いて、3往
復によりSUS304のステンレス板(SUS板)に貼
着し、直ちに180度剥離接着力を測定した。その後、
剥がれたサンプルを直ちに再度貼着し、180度剥離接
着力を測定する操作を、20回くりかえして接着力の変
化を求め、以下の評価基準により評価した。なお、18
0度剥離接着力は、JISZ0237に準じて測定し
た。 (評価基準) ・◎:1回目と20回目とで、接着力に全く変化がない ・〇:20回目の接着力は1回目と比べて低下率が10
%以内 ・×:20回目の接着力は1回目と比べて低下率が11
%以上
【0061】(光沢度復元性試験)粘着層の表面の光沢
度をグロスメーター(入射角60度)にて測定し、これ
をブランクとする。25mm幅に切り取ったサンプルを
2kgゴムローラーを用いて、3往復によりてSUS板
に貼着し、直ちに手で剥がして粘着層表面の光沢度を測
定する。以後、10分間隔で光沢度を測定し、光沢度の
復元性を求め、以下の評価基準により評価した。 (評価基準) ・◎:ブランクの光沢度の80%以上に復元するのに要
する時間が10分以内である ・○ブランクの光沢度の80%以上に復元するのに要す
る時間が10〜20分である ・×ブランクの光沢度の80%以上に復元するのに要す
る時間が30分以上である
【0062】
【表5】
【0063】
【表6】
【0064】
【表7】
【0065】
【表8】
【0066】
【表9】
【0067】
【表10】
【0068】表5〜表10より、実施例1〜25に係る
感圧性接着剤は、剥離感、耐寒性、繰り返し接着性、光
沢度復元性が優れている。一方、比較例1〜5に係る感
圧性接着剤は、硬化剤のポリイソシアネートにおいて、
ポリオール成分の分子中の水酸基平均官能基数が4未満
で、かつ数平均分子量が300未満であるので、剥離
感、耐寒性、繰り返し接着性および光沢度復元性のすべ
ての性能が低い。
【0069】従って、実施例に係る感圧性接着剤では、
アクリル系共重合体と、特定のポリイソシアネートとを
組み合わせて用いているので、すなわち、ポリイソシア
ネートとして、脂肪族及び/又は脂環族ジイソシアネー
トと、分子中の水酸基平均官能基数が4以上で、かつ数
平均分子量が300〜5000である多価ヒドロキシ化
合物との反応物を用いているので、アクリル系接着剤で
あるにもかかわらず、剥離感、耐寒性、繰り返し接着性
および光沢度復元性のすべての性能がバランス良く優れ
ている。
【0070】また、実施例に係る感圧性接着剤は、繰り
返し接着性及び光沢度復元性が優れており、これは優れ
た弾性を有していることを意味している。すなわち、実
施例に係る感圧性接着剤は、ウレタンライクな弾性も有
している。
【0071】
【発明の効果】本発明は、上記アクリル系共重合体
(A)を主剤の高分子成分として含み、上記ポリイソシ
アネート(B)を硬化剤成分として含まれる感圧性接着
剤であるので、剥離感、耐寒性、繰り返し接着性及び光
沢度復元性をバランス良く高いレベルで備えている。ま
た、優れた弾性も有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA10 AA14 AB01 4J040 DF011 DF021 DF061 DF091 DG001 EC231 EF312 GA05 GA07 GA11 GA14 JA09 JB09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感圧性接着剤を構成する高分子のモノマ
    ー成分全量に対して、炭素数4〜12のアルキル基を有
    するアクリル酸アルキルエステル50重量%以上と、活
    性水素原子を有する活性水素含有共重合性モノマー0.
    01〜20重量%とをモノマー成分とするアクリル系共
    重合体(A)を主剤の高分子成分とし、 脂肪族及び/又は脂環式ジイソシアネートと、分子中の
    水酸基平均官能基数が4以上で、かつ数平均分子量が3
    00〜5000である多価ヒドロキシ化合物との反応物
    であるポリイソシアネート(B)を硬化剤成分とする感
    圧性接着剤。
  2. 【請求項2】 ポリイソシアネート(B)において、分
    子中のイソシアネート基平均官能基数が4〜20である
    請求項1記載の感圧性接着剤。
  3. 【請求項3】 アクリル系共重合体(A)100重量部
    に対して、ポリイソシアネート(B)の割合が0.2〜
    20重量部である請求項1又は2記載の感圧性接着剤。
  4. 【請求項4】 基材の少なくとも片面に、請求項1乃至
    3のいずれかの項に記載の感圧性接着剤からなる層を有
    している粘着物。
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