JP2001130771A - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JP2001130771A
JP2001130771A JP31259699A JP31259699A JP2001130771A JP 2001130771 A JP2001130771 A JP 2001130771A JP 31259699 A JP31259699 A JP 31259699A JP 31259699 A JP31259699 A JP 31259699A JP 2001130771 A JP2001130771 A JP 2001130771A
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sheet
sheet conveying
vacuum area
conveying device
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JP31259699A
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Hideji Izeki
秀二 井関
Yukio Hayashi
幸男 林
Takashi Kawabata
隆 川端
Naoto Yoshino
直人 吉野
Tatsuya Soga
達也 曽我
Keiji Yamamoto
啓司 山本
Nobuyoshi Komatsu
伸嘉 小松
Norio Hokari
則雄 保苅
Naoto Nishi
直人 西
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送対象であるシート状物を長期間にわたり
汚すことがないシート搬送装置を提供する。 【解決手段】 表面に吸気孔を有する無端状ベルトと、
その無端状ベルトを張架して回転させる少なくとも2本
のロールと、その無端状ベルトの一部を含むバキューム
領域と、そのバキューム領域内を減圧する吸引手段とを
備え、その無端状ベルトの他の一部にシート状物を吸引
保持して搬送するシート搬送装置において、当該無端状
ベルトを掃除する掃除手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端状ベルト表面
にシート状物を吸引保持した状態で搬送するシート搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、無端ベルト表面にシート状物
を吸引保持した状態で搬送するシート搬送装置が広く知
られている。例えば、電子写真方式の画像形成装置にお
いては、コピー用紙などの記録シート上にトナー画像を
転写する転写部からそのトナー画像を記録シート上に定
着させる定着部までその記録シートを搬送するため、こ
のようなシート搬送装置が用いられることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなシ
ート搬送装置において、無端ベルト表面が汚れてしま
い、結果として搬送するシート状物を汚してしまうこと
がある。例えば、上述の画像形成装置の例では、装置内
の僅かなトナーが無端状ベルト表面に付着、堆積し、そ
れが記録シートを汚してしまう。特に、あるサイズの記
録シートを連続して搬送した後、それよりも大きなサイ
ズの記録シートを搬送する場合には、その大きなサイズ
の記録シート上のサイズの差に対応した領域が汚れやす
い。さらに、その記録シートに付着したトナーの汚れは
下流の定着部で定着されてしまう。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、搬送対象であるシート状物
を長期間にわたり汚すことがないシート搬送装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、表面に吸気孔を有する無端状ベルトと、
その無端状ベルトを張架して回転させる少なくとも2本
のロールと、その無端状ベルトの一部を含むバキューム
領域と、そのバキューム領域内を減圧する吸引手段とを
備え、その無端状ベルトの表面にシート状物を吸引保持
して搬送するシート搬送装置において、当該無端状ベル
トをクリーニングするクリーニング手段を有するもので
ある(請求項1)。
【0006】また、このようなシート搬送装置を電子写
真方式の画像形成装置に適用し、表面に吸気孔を有する
無端状ベルトと、その無端状ベルトを張架して回転させ
る少なくとも2本のロールと、その無端状ベルトの一部
を含むバキューム領域と、そのバキューム領域内を減圧
する吸引手段とを備え、その無端状ベルトの表面に記録
シートを吸引保持し、その記録シートを転写部から定着
部まで搬送する画像形成装置のシート搬送装置におい
て、当該無端状ベルトをクリーニングするクリーニング
手段を有するものでもある(請求項2)。
【0007】図1(a)は、これらの発明の概念を説明
するものである。ここで、ロールはそれぞれ矢印で示す
方向に回転する。無端状ベルトはロールの回転と共に矢
印で示す方向に回転する。無端状ベルトの一部を含むバ
キューム領域は吸引手段により減圧されている。したが
って、無端状ベルトの表面にはシート状物(記録シー
ト)が、無端状ベルト表面に設けられる吸気孔により吸
引保持され、無端状ベルトの回転と共に搬送される。さ
らにこれらの発明では、無端状ベルトをクリーニングす
るクリーニング手段を設けるため、無端状ベルトに汚れ
が堆積することがなく、シート状物(記録シート)を汚
してしまうのを防止することができる。
【0008】なお、クリーニング手段としては、例えば
樹脂のブラシを無端状ベルトに当接させるもの、回転軸
に対して放射状に樹脂製のブラシを植毛し、その軸を回
転させつつブラシを無端状ベルトに当接させるものなど
を適宜採用することができる。さらに、それらの樹脂製
のブラシに加えて、導電性を付与したブラシを混合し、
その導電性を付与したブラシを電気的に接地するように
構成してもよい。もちろん、これらの構成に限らず、無
端状ベルトの付着する汚れの特性に応じて適切なクリー
ニング手段を適宜選択することができる。
【0009】ところで、一般にクリーニング手段の効果
を長期間にわたって維持させるためには、クリーニング
手段によりクリーニングした汚れを無端状ベルトに再付
着しないよう保持するか、外部に排出することが必要と
なる。しかし、このような構成をとることは、一般にシ
ート搬送装置の構成を複雑化し、そのサイズを大型化す
ると共に、コスト高を招くことになる。
【0010】そこで本発明は、請求項1又は請求項2に
記載のシート搬送装置を前提とし、上記クリーニング手
段は、上記バキューム領域内に設けられるものでもある
(請求項3)。
【0011】図1(b)は、この発明の概念を説明する
ものである。この発明では、クリーニング手段はバキュ
ーム領域内に設けられているため、クリーニングされた
汚れ(トナーなど)は吸引手段により吸引され、外部に
排出される。そのため、クリーニング手段内に汚れが蓄
積されることがなく長期間にわたりクリーニング手段の
効果を維持することができると共に、簡易かつ省スペー
ス性に優れた構成でコスト高となるのを防止することが
できる。なお、吸引手段から排気口までの排気経路の途
中にフィルターを設け、吸引手段により吸引された汚れ
をそのフィルターにより除去した後、外部に排気するこ
とが好ましい。
【0012】このようにバキューム領域内にクリーニン
グ手段を設ける場合には、シート状物(記録シート)を
無端状ベルト表面に確実に吸着保持させるため、吸引手
段による周辺雰囲気の吸引を妨げない方が好ましい。し
たがって、クリーニング手段はバキューム領域内のエア
フローの比較的少ない場所に設けることが好ましい。こ
こで吸引手段は、その吸気効率を考慮すると、一般にバ
キューム領域の無端上ベルト移動方向の略中央部に設け
られる。
【0013】そこで本発明は、請求項3に記載のシート
搬送装置を前提とし、上記クリーニング手段は、上記バ
キューム領域内の無端状ベルトの移動方向上流側端部又
は下流側端部に設けられるものである(請求項4)。
【0014】図1(c)は、この発明の概念を説明する
ものである。この発明では、クリーニング手段は、バキ
ューム領域内の無端状ベルトの移動方向上流側端部又は
下流側端部に設けられるため(同図では上流側端部)、
吸引手段による周辺雰囲気の吸引を妨げることなく、確
実にシート状物(記録シート)を無端状ベルト表面に保
持させることができる。なお、上流側端部、下流側端部
とは例えばそれぞれバキュウム領域を無端状ベルトの移
動方向に三等分した際の各上流側、下流側の領域をい
う。
【0015】
【発明の実施による態様】以下、適宜図面を参照して本
発明の好適な実施の態様を説明する。図2は、本実施態
様に係るシート搬送装置を適用した電子写真方式の複合
機(画像形成装置)の断面概略図である。なお、この複
合機は図示しない画像読み取り部を備え、複写機として
の機能とレーザービームプリンタとしての機能とを兼ね
備えるものであるが、以下、レーザービームプリンタと
しての構成及びその動作を説明する。
【0016】このレーザビームプリンタはブラック、イ
エロー、マゼンタ及びシアンの各色毎にトナー像を形成
する4基のプロセスユニット10Y、10M、10C、
10Kを備えると共に、各プロセスユニットからトナー
像が一次転写される中間転写ベルト20を備え、かかる
中間転写ベルト20に多重転写されたトナー像を記録シ
ートPに二次転写してフルカラー画像を形成するように
構成されている。
【0017】各プロセスユニット10Y、10M、10
C、10Bkは並列的に配設されており、各色の画情報
に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に一次
転写するようになっている。これら4基のプロセスユニ
ットは中間転写ベルト20の回動方向に沿ってイエロー
10Y、マゼンタ10M、シアン10C及びブラック1
0Bkの順に配設されている。
【0018】各プロセスユニット10Bk、10Y、1
0M、10Cは、像担持体である感光体ドラム11と、
この感光体ドラム11を一様な背景部電位にまで帯電さ
せる帯電装置12と、レーザ光Bmの露光によって感光
体ドラム11上に静電潜像を形成するROSユニット1
3と、その感光体ドラム11上の静電潜像を現像してト
ナー像を形成する現像装置14と、感光体ドラム11上
のトナー像を中間点写ベルト20上に静電的に転写する
一次転写ロール15と、転写後の感光体ドラム11表面
をクリーニングする感光体クリーナ16とを備えてい
る。
【0019】感光体ドラム11は金属の肉薄の円筒形ド
ラム上に有機感光層が形成されているものである。帯電
装置12は、スコロトロン帯電器により構成されてい
る。ROSユニット13は、各色の画情報に応じて変調
されたレーザ光Bmを発する半導体レーザと、高速回転
してこのレーザ光Bmを感光体ドラム11の軸方向に沿
って走査するポリゴンミラーとを備え、そのレーザ光B
mはミラーによって反射されながら所定の経路を進んだ
後、走査窓を通して感光体ドラム11を露光するように
なっている。
【0020】各現像装置14はそれぞれブラック、イエ
ロー、マゼンタ、シアンの各色のトナーと、磁性体を半
導電性材料コートしてなるキャリアとが混合されたもの
が充填されている。これらトナーとキャリアとが摩擦さ
れることでトナーをマイナス極性に帯電させる。そし
て、感光体ドラム11上に各色の画情報に応じたトナー
像を形成し得るように構成されている。
【0021】一次転写ロール15は、感光体ドラム11
と中間転写ベルト20とが対向する位置に、中間転写ベ
ルト20を挟むようにして配設されており、これら転写
ロール15に対して所定の転写バイアス電流を印加する
ことにより、感光体ドラム11と転写ロール15との間
に電界が形成され、感光体ドラム11上で電荷を帯びて
いるトナー像がクーロン力で中間転写ベルト20に転写
されるようになっている。なお、この各一次転写ロール
15は金属シャフトに導電性発泡ゴムが被覆されて構成
されている。
【0022】また、中間転写ベルト20は無端状に形成
されると共に一対のベルト搬送ロール21, 22a〜
c、23にかけ回されており、矢線方向に回動しながら
各色プロセスユニット10Y、10M、10C、10B
kで形成されたトナー像の一次転写を受けるように構成
されている。なお、この中間転写ベルト20の材質はポ
リイミドであり、カーボンブラックを適当量含有させる
ことで導電性を付与している。そのサイズは、最大プリ
ント画像サイズよりも大きいことが必要で、かつその周
長は各色トナー像の色ずれを防止する観点からは感光体
ドラム11の周長の整数倍であることが望ましい。
【0023】また、中間転写ベルト20を挟んで一方の
ベルト搬送ロール21と対向する位置には二次転写ロー
ル30が配設されており、記録シートPは互いに圧接す
る転写ロール30と中間転写ベルト20との間に挿通さ
れて、かかる中間転写ベルト20からトナー像の二次転
写を受けるようになっている。すなわち、上記ベルト搬
送ロール21は転写ロール30のパックアップロールと
して機能している。なお、搬送ロール22bは駆動ロー
ルでもあり、搬送ロール23はステアリングロールでも
ある。
【0024】ベルト搬送ロール22bと対向する位置に
は中間転写ベルト30のクリーナ24が配設され、二次
転写後に中間転写ベルト20に残留付着したトナーを該
中間転写ベルト20上から除去するように構成されてい
る。
【0025】一方、記録シートPの搬送系として、複数
の記録シートPを収容する記録シートトレイ40、記録
シートトレイ40から記録シートPを一枚ずつ取り出す
ピックアップロール41、取り出された記録シートPを
順次搬送する搬送ロール対42a〜c、所定タイミング
で搬送を開始するレジロール対43、記録シートPの搬
送経路を規制する用紙シュート44、転写後の記録シー
トPを定着装置5まで搬送するシート搬送装置6a、b
を備えている。さらに、定着装置5は加熱ロール51と
加圧ロール52とを備えている。
【0026】さて、このように構成された複合機による
フルカラー画像の形成に当たっては、先ず、各色の画情
報に応じて各ROSユニット10が各プロセスユニット
10Y、10M、10C、10Bkの感光体ドラム11
を所定のタイミングで露光して静電潜像を形成し、その
潜像が現像されることによって、各プロセスユニット1
0Y、10M、10C、10Bkの感光体ドラム11上
には画情報に応じたトナー像が形成される。
【0027】各プロセスユニット10Bk、10Y、1
0M、10Cで形成されたトナー像は回動する中間転写
ベルト20に対して順次転写され、かかる中間転写ベル
ト20上には各色トナー像が重なり合った多重トナー像
が形成される。
【0028】一方、記録シートPは所定のタイミングで
給紙カセット40から送り出され、ピックアップロール
41、搬送ロール対42a〜cを経て、中間転写ベルト
20上に一次転写されたトナー像が二次転写位置に達す
るタイミングを見計らって、レジロール対43が回転を
開始し、二次転写ロール30と中間転写ベルト20との
間に挿通される。
【0029】これにより、中間転写ベルト20上の多重
トナー像は記録シートPに二次転写される。そして、二
次転写がなされた記録シートPはシート搬送装置6a、
bにより定着装置5にまで搬送され、定着装置5によっ
てトナー像の定着がなされ、これによって記録シートP
上にフルカラー画像が完成する。
【0030】◎実施例1 ところで、本発明はこのシート搬送装置6a、bに係る
ものであるが、以下、その構成及び動作を実施例として
図3、図4を用いてより詳細に説明する。図3(a)
は、図2の矢印Vからシート搬送装置6aを見た平面図
である。また図3(b)は、図3(a)の矢印V方向か
らシート搬送装置6aを見た正面図である。図4(a)
は、シート搬送装置6aを側面から見た側面断面図であ
る。図4(b)は、図4(a)の矢印V方向からシート
搬送装置6aを見た斜視図である。なお、シート搬送装
置6a、bは同一の構成である。
【0031】このシート搬送装置6は、それぞれ表面に
複数の吸気孔600を有する無端状ベルト60(a〜
e)と、その無端状ベルト60を張架して回転させる2
本のロール61、62と、その無端状ベルト60の一部
60(A)を含むバキューム領域を形成するハウジング
63と、そのバキューム領域内を減圧するファンユニッ
ト64(吸引手段)と、ファンユニット64に隣接する
ダクト68とを備えるものである。
【0032】また、このハウジング63と無端状ベルト
60の一部60(A)とで形成されるバキューム領域
内、無端状ベルト60の移動方向の下流側端部には、固
定ブラシ65が設けられている。この固定ブラシ65
は、接地される金属製の台座65aとその台座65aに
植毛されるブラシ65bとにより構成される。このブラ
シ65bは、ポリプロピレン等の樹脂で構成され絶縁性
の繊維とそのような樹脂にカーボンブラック等を混ぜ、
所定の導電性を付与した繊維とが互いに混ざり合って構
成されている。
【0033】このように構成されるシート搬送装置6a
の動作を、シート搬送動作とベルトクリーニング動
作とに分けて説明する。
【0034】まずシート搬送動作を説明する。ファンユ
ニット64内のファンが回転し、バキューム領域内が減
圧される。バキューム領域内が減圧されると、無端状ベ
ルト60の表面60(B)内の吸気孔600から、無端
状ベルト60の一部60(A)内の吸気孔600、バキ
ューム領域、ファンユニット64を経てダクト68に至
るエアフローが生じる。このエアフローによる吸引効果
により、無端状ベルト60の表面60(B)に未定着フ
ルカラートナー像を保持した記録シートPを吸引保持す
る。一方、無端状ベルト60はロール61、62の回転
に伴って回転している。その結果、記録シートPは、無
端状ベルト60の回転に伴って、無端状ベルト60の表
面60(B)上を吸引保持されたまま搬送される。
【0035】次にベルトクリーニング動作を説明する。
無端状ベルト60の回転すると、それと接触しているブ
ラシ65bとの摩擦により、無端状ベルト60に付着し
ていたトナーなどの汚れが落ちる。落ちた汚れは、上述
のエアフローにより無端状ベルト60の一部60(A)
内の吸気孔600、バキューム領域、ファンユニット6
4を経てダクト68から排出され、ブラシ65bに付着
したままとなったり、バキューム領域内に留まり、無端
状ベルト60に再付着することもない。特に、ブラシ6
5bの一部が導電性であり、金属製の台座65aを介し
て接地されているため、ブラシ65bが摩擦により帯電
し、トナーなどを引きつけてしまうこともない。
【0036】また、この固定ブラシ65がバキューム領
域の無端状ベルト60の移動方向下流側端部に配設され
ているため、ファンユニット64の吸引効果を弱めてし
まうことが少ない。
【0037】さらに、ダクト68から排出された汚れを
含んだエアフローは最終的には機外に排気されるが、排
気口にフィルター(図示せず)を設けることで汚れを外
部に排出するのを防止することもできる。
【0038】◎実施例2 本実施例は実施例1の変形に係るものである。したがっ
て、以下その構成及び動作を実施例1との相違点を中心
に図5を用いて説明する。図5(a)は、シート搬送装
置6aを側面から見た側面断面図である。図5(b)
は、図5(a)の矢印V方向からシート搬送装置6aを
見た斜視図である。
【0039】このシート搬送装置6は、表面に複数の吸
気孔600を有する無端状ベルト60と、その無端状ベ
ルト60を張架して回転させる2本のロール61、62
と、その無端状ベルト60の一部60(A)を含むバキ
ューム領域を形成するハウジング63と、そのバキュー
ム領域内を減圧するファンユニット64(吸引手段)
と、ファンユニット64に隣接するダクト68とを備え
るものである。
【0040】また、このハウジング63と無端状ベルト
60の一部60(A)とで形成されるバキューム領域
内、無端状ベルト60の移動方向の下流側端部には、回
転ブラシ66とフリッカーバー67とが設けられてい
る。この回転ブラシ66は、接地される金属製の軸66
aとその軸66aに植毛されるブラシ66bとにより構
成される。このブラシ66bは、ポリプロピレン等の樹
脂で構成され絶縁性の繊維とそのような樹脂にカーボン
ブラック等を混ぜ、所定の導電性を付与した繊維とが互
いに混ざり合って構成されている。フリッカーバー67
は、ハウジング63と一体的に構成されており、ブラシ
66bと接触する位置に配設されている。
【0041】このように構成されるシート搬送装置6a
のベルトクリーニング動作を説明する。無端状ベルト6
0の回転すると、それと接触しているブラシ66bとの
摩擦により、無端状ベルト60に付着していたトナーな
どの汚れが落ちる。落ちた汚れは、上述のエアフローに
より無端状ベルト60の一部60(A)内の吸気孔60
0、バキューム領域、ファンユニット64を経てダクト
68から排出され、ブラシ66bに付着したままとなっ
たり、バキューム領域内に留まり、無端状ベルト60に
再付着することもない。
【0042】特に、ブラシ66bの一部が導電性であ
り、金属製の軸66aを介して接地されているため、ブ
ラシ66bが摩擦により帯電し、トナーなどを引きつけ
てしまうこともない。さらにブラシ66bに僅かながら
付着するトナーなどの汚れも、ブラシ66bがフリッカ
ーバー67に衝突する際の衝撃で振り落とされる。
【0043】また、この回転ブラシ66がバキューム領
域の無端状ベルト60の移動方向下流側端部に配設され
ているため、ファンユニット64の吸引効果を弱めてし
まうことも少ない。
【0044】さらに、ダクト68から排出された汚れを
含んだエアフローは最終的には機外に排気されるが、排
気口にフィルター(図示せず)を設けることで汚れを外
部に排出するのを防止することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、搬送対象であるシート状物を長期間にわたり汚す
ことがないシート搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の概念を説明するものである。
【図2】図2は、本発明に係るシート搬送装置を適用し
た画像形成装置の断面概略図である。
【図3】図3は、本発明に係るシート搬送装置の平面図
及び正面図である。
【図4】図4は、本発明の実施例1に係るシート搬送装
置の側面図及び斜視図である。
【図5】図5は、本発明の実施例2に係るシート搬送装
置の側面図及び斜視図である。
【符号の説明】
30…転写ロール、5…定着装置、6a、6b…シート
搬送装置、60…無端状ベルト、600…吸気孔、6
1、62…ロール、63…ハウジング、64…ファンユ
ニット、65…固定ブラシ、66…回転ブラシ、67…
フリッカーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 吉野 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 曽我 達也 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 山本 啓司 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 小松 伸嘉 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 保苅 則雄 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 西 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 3F049 AA10 BA04 DA03 LA07 LB03 3F101 AB01 AB06 AB11 LA07 LB03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に吸気孔を有する無端状ベルトと、
    その無端状ベルトを張架して回転させる少なくとも2本
    のロールと、その無端状ベルトの一部を含むバキューム
    領域と、そのバキューム領域内を減圧する吸引手段とを
    備え、その無端状ベルトの表面にシート状物を吸引保持
    して搬送するシート搬送装置において、 当該無端状ベルトをクリーニングするクリーニング手段
    を有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 表面に吸気孔を有する無端状ベルトと、
    その無端状ベルトを張架して回転させる少なくとも2本
    のロールと、その無端状ベルトの一部を含むバキューム
    領域と、そのバキューム領域内を減圧する吸引手段とを
    備え、その無端状ベルトの表面に記録シートを吸引保持
    し、その記録シートを転写部から定着部まで搬送する画
    像形成装置のシート搬送装置において、 当該無端状ベルトをクリーニングするクリーニング手段
    を有することを特徴とするシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記クリーニング手段は、上記バキュー
    ム領域内に設けられる請求項1又は請求項2に記載のシ
    ート搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記クリーニング手段は、上記バキュー
    ム領域内の無端状ベルトの移動方向上流側端部又は下流
    側端部に設けられる請求項3に記載のシート搬送装置。
JP31259699A 1999-11-02 1999-11-02 シート搬送装置 Pending JP2001130771A (ja)

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