JP2001130538A - 包装箱及び包装構造 - Google Patents

包装箱及び包装構造

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JP2001130538A
JP2001130538A JP31746799A JP31746799A JP2001130538A JP 2001130538 A JP2001130538 A JP 2001130538A JP 31746799 A JP31746799 A JP 31746799A JP 31746799 A JP31746799 A JP 31746799A JP 2001130538 A JP2001130538 A JP 2001130538A
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box
packaging
outer box
parallel
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JP31746799A
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Wataru Sekino
渉 関野
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、外力によって容易に変形しな
い包装箱及び包装構造を得る。 【解決手段】 蓋板30の突き合わせ部32には略台形
状の凸部36が一定間隔をあけて複数形成されており、
突き合わせた状態では、突き合わせ部32は非直線状に
線接触する。側板26の方向から蓋板30を見た場合、
突き合わせ部32が蓋板30の面に沿った方向に分散し
ているので、蓋板30の板厚方向に力が作用しても、こ
の力が1箇所に集中することなく分散し、外装箱10は
変形が防止されて平板状に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被包装物を包装す
るための包装箱と、この包装箱を使用して被包装物を包
装する包装構造に関し、例えば、板厚方向に積層された
複数の平版印刷版の束を包装する場合に用いられる。
【0002】
【従来の技術】図13には、従来の包装箱の一例とし
て、積層された平版印刷版(PS版)を包装するための
段ボール箱110が示されている(特開平10−169
46号参照)。
【0003】この段ボール箱110では、上面が蓋面板
112、114で構成されると共に、蓋面板112、1
14の先端が突き合わせ部116とされており、包装状
態では、突き合わせ部116が接触して、PS版が包装
される。
【0004】しかし、この段ボール箱110では、突き
合わせ部116が折り曲げ辺120と平行になっている
ため、段ボール箱110に厚み方向(蓋面板112、1
14の法線方向)の力が作用すると、突き合わせ部11
6に荷重が集中して、段ボール箱110が屈曲してしま
ったり、包装されたPS版が撓んでしまったりするおそ
れがある。
【0005】例えば、図14に二点鎖線で示すように、
PS版を包装した状態の段ボール箱110を、折り曲げ
辺120を下にして壁Wに斜めに立て掛けると、上下方
向に見て突き合わせ部116が1箇所となるため、実線
で示すように、突き合わせ部116において段ボール箱
110が屈曲したり、包装されたPS版が湾曲したりし
てしまう。
【0006】このため、この段ボール箱110では、突
き合わせ部116と直交する方向に沿って、三角筒状体
118を形成して強度を高めているが、このような三角
筒状体118を形成すると段ボール箱110の構造が複
雑になる。
【0007】かかる問題点は、段ボール箱110でPS
版を包装した場合だけでなく、突き合わせ部が直線状と
なるような包装箱で被包装物を包装した場合に生じる問
題点である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事実を
考慮し、簡単な構造で、外力によって容易に変形しない
包装箱及び包装構造を得ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、被包装物を包装した状態で折り曲げ辺によって折り
曲げられて平面状に突き合わせられる少なくとも2枚の
板状部材と、前記板状部材どうしの接触部分の少なくと
も一部が前記折り曲げ辺に対して非平行に線接触した非
平行部となるように板状部材のそれぞれに設けられた突
き合わせ部と、を有することを特徴とする。
【0010】この包装箱では、少なくとも2枚の板状部
材を折り曲げ辺によって折り曲げて平面状に突き合わせ
ることにより、被包装物を包装した状態(包装状態)と
される。包装状態では、板状部材のそれぞれに設けられ
た突き合わせ部によって板状部材どうしが接触するが、
この接触部分の少なくとも一部は、折り曲げ辺に対して
非平行な非平行部となる。このため、板状部材どうしの
接触部分は、折り曲げ辺と直交する方向に沿って見る
と、この方向に広がることになる。例えば包装箱を、折
り曲げ辺を下にして壁に斜めに立てかけた場合に、突き
合わせ部が連続的に、又は断続的に上下に広がる。この
ため、包装箱の変形が防止される。また、包装箱に包装
された被包装物の変形も防止される。
【0011】しかも、本発明では、このように包装箱及
び被包装物の変形を防止するために、包装箱自体の強度
を高めた部分(従来の三角筒状体等)を設ける必要がな
いので、構造が複雑になることもない。
【0012】もちろん、このように強度を高めた部分を
設けてもよく、この場合には、包装箱や被包装物の変形
をさらに効果的に防止できる。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記非平行部が前記突き合わせ部の
全体にわたって構成されていることを特徴とする。
【0014】このように、非平行部を突き合わせ部の全
体にわたって構成することで、包装箱の板状部材に作用
した法線方向の力が分散される領域も広がるので、包装
箱の変形をより効果的に防止できる。
【0015】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記非平行部が前記突き合わせ部の
一部に構成されていることを特徴とする。
【0016】従って、突き合わせ部のうち非平行部が形
成されていない部分は、折り曲げ辺と平行になってい
る。このよう平行な部分を利用して、包装箱を開封する
作業等を容易に行うことが可能になり、取り扱いに優れ
た包装箱となる。
【0017】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記突き合わ
せ部が非直線状に線接触するように、この突き合わせ部
のそれぞれに少なくとも1箇所設けられた曲部、を有す
ることを特徴とする。
【0018】このように突き合わせ部に曲部が設けられ
ることで、突き合わせ部が非直線状になるため、板状部
材どうしの接触部分は、折り曲げ辺と直交する方向に方
向に広がる。従って、包装箱の板状部材に法線方向の力
が作用しても、この力が1箇所に集中することなく分散
し、包装箱及び被包装物の変形が防止される。
【0019】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の包装箱によって被包装物を包
装する包装構造であって、前記突き合わ部が突き合わさ
れた状態でこの突き合わせ部を備えた前記板状部材を互
いに固定する固定部材、を有することを特徴とする。
【0020】このように、固定部材によって板状部材を
互いに固定することで、突き合わせ部も位置ずれするこ
となく突き合わせ状態に維持される。従って、包装箱及
び被包装物の変形をより効果的に防止できる。
【0021】なお、固定部材としてはこのように板状部
材を固定できれば特に限定されないが、例えば、請求項
6に記載のように、粘着テープとすることができる。こ
れにより、粘着テープを貼りつけるだけの簡単な構成
で、板状部材を互いに固定することができる。
【0022】また、このように粘着テープによって板状
部材を固定する場合には、請求項3に記載の包装箱を使
用すると、傾斜部以外の突き合わせ部(折り曲げ辺と平
行な部分)に刃物を当てて粘着テープを容易に切断でき
るので、好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1実施形態
の包装箱である外装箱10と、この外装箱10によって
外装(包装)される被包装物の一例である平版印刷版
(PS版)12の束50が示されている。また、図2に
はこの外装箱10を使用して束50を外装した状態(包
装構造48)がそれぞれ示されている。
【0024】束50は、平版印刷版12と、この平版印
刷版12を保護する合紙14とを交互に複数枚積層した
もの(以下「積層体18」という)を、内装紙16によ
って内装して構成されている。そして、平版印刷版12
はこの内装紙16によって遮光及び防湿され、一定の品
質に維持される。
【0025】内装紙16は、所定の大きさとされた1枚
の長方形状のクラフト紙に、所定の厚さの金属薄膜を貼
着し、場合によってはさらにこの金属薄膜上に所定の厚
さの樹脂層を貼り合わせて構成されている。一般に、感
光性印刷版は感光性が高く、僅かな可視光波長帯域の光
によって露光されても感光層に変化が生じるため、遮光
する必要がある。また、感熱性印刷板も、当たる光の熱
エネルギーによって感熱層が変質したり、反応進行によ
って感度変化が起こったりする場合があるため、適度な
遮光を行うことが好ましい。さらに、急激な湿度変化や
温度変化を受けると、いずれの印刷板も、感光層又は感
熱層に結露が発生して変質したり、合紙14と接着され
てしまったりする等の不都合があるため、防湿する必要
が生じる。内装紙16は上記したように構成されること
で一定の遮光性及び防湿性を有するため、平版印刷版1
2の感光層又は感熱層の変質が防止され、平版印刷版1
2は一定の品質に維持される。本実施形態では内装紙1
6の一例として、束50を一体的に包装するのに十分な
大きさとされたクラフト紙に、6〜7μmのアルミニウ
ム箔が貼着されたものを使用している。なお、このアル
ミニウム箔に、10〜70μmの低密度ポリエチレン層
を貼着したり、さらにこの低密度ポリエチレン層に、7
0μm程度の黒ポリエチレンフィルムを貼り合わせて、
遮光性及び防湿性を高めた物を使用してもよい。また、
内装紙16が一定の遮光性及び防湿性を発揮できれば、
必ずしも低密度ポリエチレン層及び黒ポリエチレンフィ
ルムが貼着されている必要はない。
【0026】なお、積層体18の上面及び下面の少なく
とも一方に、厚紙、クラフト紙又は段ボール等で構成さ
れた保護用厚紙を配置し、この保護用厚紙を、粘着テー
プで積層体18に固定してもよい。この場合には、保護
用厚紙を固定した後、内装紙16によって内装し、束5
0を構成する。このように保護用厚紙を配置すること
で、積層体18(特に、平版印刷版12)が保護され、
外部からの衝撃等による平版印刷版12の変形や損傷が
阻止される。従って、平版印刷版12を保護する観点か
らは、保護用厚紙は積層体18の上面及び下面の双方に
配置することが好ましい。また、保護用厚紙を積層体1
8に固定するための粘着テープの位置は特に限定されな
いが、例えば、積層体18の長辺の各2か所で固定する
ことで、少ない粘着テープの量であっても一定の固定強
度を維持できる。
【0027】外装箱10は段ボール製とされ、束50の
底面と略同サイズ又は若干大きな長方形状に形成された
底板22と、束50の側面に対応して、底板22の各辺
から延出された側板24、26を有している。対向する
側板24のそれぞれからは、束50の天面に対応した蓋
板30が延出されており、その延出端が突き合わせ部3
2とされている。束50を包装した状態では、蓋板30
が束50の天面と平行になって2枚で1つの平面状にな
ると共に、突き合わせ部32が互いに突き合わされる。
【0028】対向する他方の側板26の各辺からは、固
定板34が延出されている。組立状態では、固定板34
が側板24又は蓋板30に貼着され、外装箱10が一定
の形状(直方体形状)に維持される。
【0029】なお、底板22と側板24、26との境
界、側板24と蓋板30との境界、及び側板26と固定
板34との境界には、それぞれ折り曲げ線が設けられて
いる。この折り曲げ線によって上記した各々の境界を容
易に折り曲げることが可能になっている。折り曲げ線と
しては、例えば筋押し、ミシン目、半切り等の加工が挙
げられるが、底板22の強度維持と折り曲げの容易さと
を両立させる観点からは、筋押しが好ましい。折り曲げ
線によって折り曲げられることで、組み立てられた外装
箱10には折り曲げ辺46が構成される。特に、それぞ
れの蓋板30は折り曲げ辺46Aを境として側板24と
直角に折り曲げられることで、2つの蓋板30が同一平
面で突き合わされることになる。
【0030】また、外装箱10の組立状態での内法は、
束50よりも大きければ束50を包装するために十分で
あるが、大きすぎると、内部で束50が移動してしま
う。従って、このような束50の移動を防止し、あるい
は一定範囲内に抑えるためには、束50の外面と外装箱
10の内面との隙間が150mm以下とされていること
が好ましい。
【0031】突き合わせ部32には、図2及び図3
(A)から分かるように、略台形状の凸部36が一定間
隔をあけて、且つ突き合わせ部32の全体にわたって複
数形成されており、突き合わせた状態では、一方の蓋板
30の凸部36が、他方の蓋板30の凸部36の間に隙
間無く(又は所定の僅かな隙間を空けて)位置する。そ
して、突き合わせ部32にこのような形状の凸部36を
形成したことにより、突き合わせ状態で凸部36が実質
的に本発明の曲部となり、突き合わせ部32は非直線状
に線接触する。なお、凸部36の一部は、折り曲げ辺4
6Aに対して傾斜(非平行)しており、実質的に本発明
の非平行部にもなっている。従って、非平行部である凸
部36が突き合わせ部32の全体にわたって構成されて
いることになる。
【0032】このように非直線状に突き合わせ部32を
突き合わせて、全体として略直方体形状の外装箱10が
構成された状態で、突き合わせ部32の全体を覆うよう
に、粘着テープ38によって蓋板30が互いに貼り合わ
されて固定され、包装構造48が構成される。
【0033】次に、本実施形態の外装箱10の作用を説
明する。
【0034】外装箱10によって束50を包装するに
は、まず、束50を外装箱10の底板22に載せる。そ
して、側板24、26を立てて束50の側面と平行に
し、固定板34と側板24とを固定する。この固定に
は、一般的な糊やボンド、ホットメルト等の接着剤を使
用してもよいし、いわゆる両面テープ等を使用してもよ
い。いずれの方法であっても、固定板34と側板24と
は確実に貼着されて固定される。なお、予め側板24、
26が立てられて固定板34と側板24とが固定された
状態の外装箱10の内部に、束50を収容してもよい。
【0035】次に、蓋板30を、束50の天面と平行に
なるように折り込み、突き合わせ部32を突き合わせて
束50を包装する。このとき、側板24と蓋板30との
間に折り曲げ辺46Aが構成されて2枚の蓋板30が同
一平面に位置すると共に、図3(A)にも示すように、
凸部36によって突き合わせ部32が非直線状に、且つ
折り曲げ辺46Aに対して傾斜して線接触する。
【0036】さらに、突き合わせ部32の全体を覆うよ
うにして、蓋板30を粘着テープ38で貼り合わせると
共に、蓋板30と側板26とも粘着テープ(図示省略)
で固定する。
【0037】以上により、束50が外装箱10で包装
(外装)されて、包装構造48が構成される。束50を
構成する平版印刷版12が外装箱10によって保護され
るので、外装箱10の外側から異物が当たったような場
合でも、平版印刷版12は破損したり折れ曲がったりし
ない。また、平版印刷版12の角部や辺に傷や変形が生
じることもない。
【0038】一般に平版印刷版12は薄い板状とされて
いるので、角部や辺に傷や変形が生じていると、現像し
た際に像がぼけたり、印刷した際にインクが不均一にな
る等の問題が生じるおそれがあるが、本実施形態の外装
箱10によって外装された平版印刷版10を搬送後ある
いは保管後に使用した場合には、上記したように角部に
傷や変形が生じていないので、現像時に像がぼけたり、
印刷時にインクが不均一になる等の問題が生じることが
なく、常に鮮明な画像を得ることが可能となる。
【0039】また、本実施形態の外装箱10では、側板
26の方向から蓋板30を見た場合、突き合わせ部32
が蓋板30の面に沿った方向に分散している。一般に、
蓋板30のような板状部材を突き合わせた場合には、突
き合わせ部分の強度がこれ以外の部分と比較して低下す
る。そして、この突き合わせ部分が折り曲げ辺46Aと
平行になっていると、折り曲げ辺46Aに沿った方向か
ら見た場合に強度の低下した部分が1点に集中してしま
うことになる。従って、例えばこの板状部材の板厚方向
(法線方向)に力が作用した場合、突き合わ部分に荷重
が集中して、比較的弱い力でも板状部材が屈曲してしま
うおそれがある。
【0040】これに対し、本実施形態の外装箱10で
は、上記したように、突き合わせ部32が分散してお
り、蓋板30の板厚方向に力が作用しても、この力が1
箇所に集中することなく分散する。このため、比較的大
きな力でも、蓋板30は屈曲しない。例えば、図4に示
すように、束50を外装した外装箱10を壁Wに斜めに
立てかけた場合には、重力の一部が外装箱10の厚み方
向に作用する。しかし、この場合でも、蓋板30は屈曲
しないので、外装箱10全体としても、屈曲或いは湾曲
せず、平板状に維持される。また、包装された束50の
平版印刷版12も変形が防止される。もちろん、この様
に斜めに立てかけた場合だけでなく、例えば図5に示す
ように、折り曲げ辺46Aと平行に配置された2本の支
持ブロック52上に外装箱10を置いた場合(平置き状
態)でも、外装箱10の湾曲や屈曲が防止され、包装さ
れた平版印刷版12の変形も防止される。
【0041】しかも、このように外装箱10の変形を防
止するために、従来のような強度の高い部分(例えば図
13に示す三角筒状体118等)を設ける必要がないの
で、外装箱10の構造が複雑になることもなく、外装箱
10を低コストで製造できる。
【0042】もちろん、このような強度の高い部分を本
実施形態の外装箱10に設けてもよい。これにより、外
装箱10の変形をさらに効果的に防止できる。すなわ
ち、外装箱10の変形を防止する観点からは、このよう
な強度の高い部分を設けることがより好ましいが、本実
施形態の外装箱10では、強度の高い部分を特に設ける
ことなく、変形を確実に防止している。
【0043】なお、上記説明においては、本発明の突き
合わせ部32の具体的構成として、略台形状の凸部36
が形成されたものを挙げたが、要するに突き合わせ部3
2を折り曲げ辺46Aに沿った方向に見て分散させるも
のであればこれに限定されないのはもちろんである。例
えば、突き合わせ部が非直線状に線接触するように、こ
の突き合わせ部のそれぞれに少なくとも1箇所、湾曲又
は屈曲して設けられた曲部が形成されていればよい。こ
の曲部の例としては、上記した凸部36の他、図3
(B)に示すように、滑らかな曲線状の凸部40を形成
し、突き合わせ部32を波形状に形成したものでもよ
い。また、図3(C)に示すように、長方形状の凸部4
2を形成してもよい。さらに、図3(D)に示すよう
に、三角形状の凸部44を形成してもよい。いずれの形
状でも、突き合わせ部32は非直線状となるので(且つ
折り曲げ辺46Aに対して非平行な部分を有するの
で)、蓋板30の屈曲や湾曲が阻止される。
【0044】また、曲部を突き合わせ部32の全体にわ
たって形成することなく部分的にのみ形成し、突き合わ
せ部32の一部は折り曲げ辺46Aと平行な直線部とさ
れた構成でもよい。この場合、曲部を突き合わせ部32
の中央に設けても端部に設けても、蓋板30どうしを強
固に固定すると共に、外装箱10の変形を防止すること
が可能である。例えば、図6(A)〜(D)に示した突
き合わせ部32は、それぞれ図5(A)〜(D)に示し
た突き合わせ部32に対し、その両端に折り曲げ辺46
Aと平行な直線部54を形成している。これらの直線部
54は、突き合わせ部32の中央に形成されていてもよ
い。一般に、外装箱10を開封するときには、まず最初
にカッターナイフ等の刃物によって粘着テープ38を部
分的に(あるいは全部)切断することが多いが、このよ
うに直線部54を形成すると、刃物を直線部54に当て
て粘着テープ38を切断することができるので、開封作
業が容易になり、特に好ましい。なお、刃物による粘着
テープ38の切断を容易にする観点からも、直線部54
は突き合わせ部32の両端に形成されている必要はな
く、その位置は特に限定されない。また、直線部54
は、例えば200mm以上とされていると、刃物を当て
て粘着テープ38を切断する作業が容易になるので、よ
り好ましい。
【0045】これに対し、図3に示すように曲部を突き
合わせ部32の全体にわたって形成した外装箱10で
は、蓋板30に作用した荷重が分散する領域も突き合わ
せ部32の全体に広がることになるので、外装箱10の
変形をより効果的に防止できる。
【0046】また、曲部の数としても特に限定されず、
1つでも複数でもよい。例えば、図7(B)に示す突き
合わせ部32では、扁平な略「V」字状に形成すること
で曲部を実質的に中央の1つのみとし、図7(C)に示
す突き合わせ部32では、全体として略「W」字状に形
成している。
【0047】さらに、折り曲げ辺46Aに沿った方向に
見た場合に、突き合わせ部32がこの折り曲げ線46A
と直交する方向に分散していれば、必ずしも曲部が設け
られていなくてもよい。すなわち、図7(A)に示すよ
うに、突き合わせ部32を、折り曲げ辺46Aに対して
傾斜して(非平行に)形成することで、実質的に突き合
わせ部32を分散させてもよい。
【0048】突き合わせ部32の実質的な幅W2(折り
曲げ辺46A、80Aに沿った方向から見たときに突き
合わされている長さ、図2参照)としても、特に限定さ
れない。例えば、図8に示すように、突き合わせ部32
が一方の折り曲げ辺46Aから他方の折り曲げ辺46A
にわたって形成されて、外装箱10の幅W3と等しくさ
れていてもよいが、蓋板30の強度を維持すると共に包
装作業を容易にするためには、W2≦W3/2とされて
いることが好ましい。
【0049】粘着テープ38を使用する場合には、突き
合わせ部32の幅W2よりも、粘着テープ38の幅W1
(図2参照)が狭い(すなわちW2>W1)場合(例え
ば、W2=20mm、W1=10mm)であっても固定
可能であるが、これらの幅を等しく(すなわちW2=W
1)すると(例えばW2=W1=30mm)、より強固
に固定できると共に、包装作業が容易になる。図2及び
図9に示すように、粘着テープ38の幅W1を突き合わ
せ部32、86の幅W2よりも広く(すなわちW2<W
1)した場合(例えば、W2=30mm、W1=60m
m)には、さらに強固な固定ができると共に包装作業が
さらに容易になるので好ましい。この場合のW1とW2
との比率の具体例として、W2/W1の値が0.4以上
0.75以下とされていることがさらに好ましい。ま
た、外装箱10の大きさ等を考慮すると、例えば、粘着
テープ38の幅W1として40〜75mm程度とし、突
き合わせ部32の幅W2として、W1よりも10mm程
度短くすることが、蓋板30の強度維持や包装作業の容
易さ等の観点からは好ましい。
【0050】図9には、本発明の第2実施形態の外装箱
70が示されている。
【0051】この外装箱70は、図10に示す展開図か
らも分かるように、底面板72の短辺側及び上面板74
の短辺側に、底面積層板76及び上面積層板78が隣接
して設けられている。底面積層板76及び上面積層板7
8には複数の折り曲げ線80が形成されており、この折
り曲げ線80で折り曲げることで、図9に示すように、
組立状態では渦巻き状の積層部82、84が構成され
る。そして、外装箱70に外部から大きな力が作用して
も、束50を構成する平版印刷版50には、少なくとも
品質上問題となるような傷や変形が生じない程度に確実
に保護される。
【0052】上面板74の延出端は突き合わ部86とさ
れている、突き合わせ部86には、第1実施形態の図6
(A)に示したものと同様にの凸部88が形成されてお
り、突き合わせ部86が非直線状になっている。また、
突き合わせ部86の両端には、折り曲げ辺80Aと平行
な直線部90が形成されている。
【0053】従って、第2実施形態の外相箱70におい
ても第1実施形態の外装箱10と同様、折り曲げ辺80
Aに沿った方向に突き合わせ部86を見ると、この方向
と直交する方向に突き合わせ部86が分散している。こ
のため、束50を外装した外装箱70を壁Wに斜めに立
てかけた場合(図4参照)や、折り曲げ辺80Aと平行
に配置された2本の支持ブロック上に外装箱10を置い
た場合(図5参照)でも、外装箱70の湾曲や屈曲が防
止され、平版印刷版12も変形が防止される。しかも、
第2実施形態の外装箱70では、積層部82、84によ
って強度が高められており、不用意な変形がさらに効果
的に防止されている。すなわち、変形を防止する観点か
らは、第1実施形態の外装箱10に強度の高い部分(図
13に示す三角筒状体118等)を設けたものと同様、
特に好ましい構成である。
【0054】また、外装箱70を開封する場合には、刃
物を直線部90に当てて粘着テープ38を切断すること
ができるので、容易に開封作業を行うことができる。
【0055】なお、第2実施形態の外装箱70において
も第1実施形態の外装箱10と同様、突き合わせ部86
の具体的構成(形状等)は上記したものに限られず、第
1実施形態の外装箱10において挙げた形状(図3
(A)〜(D)、図6(A)〜(D)、図7(A)〜
(C)及び図8)のいずれであってもよい。また、直線
部90の位置も、突き合わせ部86の中央であってもよ
い。さらに、突き合わせ部86の幅W2と、粘着テープ
38の幅W1及び外装箱70の幅W3との関係も、第1
実施形態と同様である。
【0056】なお、上記説明では、外装箱10、70を
構成する材料として段ボールを挙げたが、要するに、束
50を外装して、外部の衝撃等からこの束50を保護で
きるものであれば段ボールには限定されず、例えば、厚
紙やクラフト紙、紙製のハニカム構造材等を使用するこ
ともできる。段ボールや厚紙、紙製のハニカム構造材等
の紙を使用することにより、使用後の外装箱10、70
を容易にリサイクルしたり廃棄したりすることができる
と共に、外装箱10、70を安価に製造できる。
【0057】段ボールを使用する場合には、一定強度を
維持する等の観点から、以下の条件を満たすことが好ま
しい。
【0058】まず、段ボールの段(フルート)を好まし
い順に挙げると、Aフルート、Cフルート、Bフルー
ト、Eフルートであり、段ボールの層構成を好ましい順
に挙げると、複々両面段ボール(AAA等)、複両面段
ボール(AA等)、両面段ボール(A等)である。ま
た、段ボールの表ライナー及び裏ライナーの級を好まし
い順に挙げると、AA級、A級、B級、C級であり、表
ライナー及び裏ライナーの坪量としては、160(g/
m2 )以上440(g/m2 )以下で、数値が大きい
程、強度も高い。段ボールの中しんの種類を好ましい順
に挙げると、強化中しん、A級、B級、C級であり、中
しんの坪量としては、100(g/m2 )以上280
(g/m2 )以下で、数値が大きい程、強度も高い。
【0059】段ボールに代えてハニカム構造材を使用す
る場合には、上記した段ボールと同様の表ライナー、裏
ライナー及び中しんであることが好ましい。
【0060】さらに、段ボールに代えて厚紙を使用する
場合には、坪量が200(g/m2)以上2000(g
/m2 )以下であることが好ましい。
【0061】蓋板30や上面板74を固定するための固
定部材としても、上記した粘着テープ38に代えて、一
般的な糊やボンド、ホットメルト等の接着剤を使用して
もよいし、いわゆる両面テープ等を使用してもよい。さ
らに、外装箱10、70を外側からベルト等で締め付け
て、この締め付け力で蓋板30、上面板74が互いに固
定されるようにしてもよいが、本実施形態のように粘着
テープ38を使用すると、粘着テープを貼りつけるだけ
の簡単な構成で、容易に蓋板30、上面板74を固定で
きる。
【0062】本発明の外装箱10によって外装(包装)
される被包装物としても、上記した平版印刷版12の束
50に限定されないが、、束50の具体的構成の一例と
しては、以下のものが挙げられる。
【0063】まず、束50を構成する平版印刷版12と
しては、0.3mm×1310mm×1120mmのア
ルミ板上に、感光層を塗布した感光性印刷版が挙げられ
る(なお、感熱性印刷版の場合には、このアルミ板上に
感熱層が塗布される)。
【0064】合紙としては、漂白クラフトパルプから抄
造した坪量30〜45g/m2 、密度0.7〜0.85
g/cm3 、水分4〜6%、ベック平滑度50〜200
秒、PH4〜6の合紙が挙げられる。そして、この合紙
を、上記したアルミ板の塗布層(感光層又は感熱層)に
密着させ、印刷版と合紙とを交互に10〜100枚積層
する。さらにこの積層体18の上下に、故紙から抄造し
た坪量400〜1500g/m2 、密度0.7〜0.8
5g/cm3 、水分4〜8%、ベック平滑度3〜20
秒、PH4〜6の保護用厚紙を配置し、束50を構成す
る。この保護用厚紙としては、上記したもの以外であっ
てもよいが、特に、保護用厚紙自体に含まれる水分が平
版印刷版の塗布膜(感光性印刷版の感光層又は感熱性印
刷版の感熱層)に品質影響を与えることを防止するため
に、厚紙の裏表の少なくとも一面に、防湿層を塗布した
ものを使用することが好ましい。
【0065】また、内装材として使用可能な遮光防湿紙
としては、6μmのアルミ箔を13μmの低密度ポリエ
チレンによって坪量85g/m2 のクラフト紙に貼り合
わせたアルミクラフト紙が挙げられる。このアルミクラ
フト紙を使用して束50を包装し、粘着テープで固定す
る。遮光防湿紙としてはこれに限られず、例えば、前述
の構成のアルミ箔上に10〜70μmの低密度ポリエチ
レン層を更に貼り合わせたものを使用してもよい。
【0066】束50は上記したもの以外にも、例えば、
合紙の無いもの、印刷版の積層枚数を最大500枚とし
前述の保護用厚紙を10〜100枚の印刷版毎に入れた
もの、印刷版の積載枚数が最大500枚で、その上下に
のみ保護用厚紙が入るもの等が挙げられる。
【0067】
【実施例】以下に本発明を実施例によってさらに詳細に
説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されるもの
ではないことはもちろんである。
【0068】本実施例では、長辺1310mm×短辺1
050mm×厚さ0.24mmのアルミ板上に感光層を
塗布した感光性印刷版と、この感光性印刷版を保護する
坪量30〜45g/m2 、密度0.7〜0.85g/c
3 、水分4〜6%、ベック平滑度50〜200秒、P
H4〜6の合紙14とを交互に20枚積層して束50を
構成した。
【0069】実施例1の包装箱としては、第2実施形態
の外装箱70を段ボールで構成し、長辺1410mm×
短辺1076mm×厚さ16mmとした。なお、図9か
らも分かるように、この外装箱70では、長辺が折り曲
げ辺80Aに一致する。
【0070】外装箱70を構成する段ボールは、段(フ
ルート)がAフルート、層構成が両面段ボール、表ライ
ナー及び裏ライナーの級が、B級、表ライナー及び裏ラ
イナーの坪量が、220(g/m2 )、中しんの種類が
強化中しんで坪量が160(g/m2 )のものを使用し
た。粘着テープ38の幅W1は40mm、突き合わせ部
32の幅W2は30mmとした。
【0071】さらに、実施例2として、突き合わせ部8
6の形状が図6(B)に示す波型状とされている以外
は、実施例1の外装箱と全く同一の構成とされた外装箱
を使用し、実施例1と同様の束50を外装した。
【0072】また、比較例として、突き合わせ部が折り
曲げ辺80Aと平行な直線状に形成されている点以外
は、上記した実施例の外装箱70と同一構成の外装箱を
用意した。
【0073】そしてまず、これらの外装箱を、図5及び
図11に示すように、平行に配置された2本の支持ブロ
ック52の上におき、外装箱の撓み(平置き撓み)を測
定した。支持ブロック52の間隔L2は、外装箱の長さ
(支持ブロック52を外装箱の長辺に沿って並べた場合
には外装箱の長辺の長さ、支持ブロック52を外装箱の
短辺に沿って並べた場合には外装箱の短辺の長さ)と等
しくなるにに設定した。その結果得られた撓み率を表1
に示す。表1の「撓み率」は、図11に二点鎖線で示す
ように、外装箱が撓んでいない状態で支持ブロック52
と直交する方向に測った長さをL、外装箱の撓み量をD
としたときに、 撓み率(%)=(D/L)×100 (1) で算出される無次元の量であり、この数値が大きい程、
大きく撓んでいることを示す。
【0074】
【表1】
【0075】また、表1における「自重撓み」とは、外
装箱の上に何も載せない状態での撓みをいい、「加重撓
み」とは、外装箱の略中央に質量4.4kgの錘を載せ
た状態での撓みをいう。表1の「平行」とは、突き合わ
せ部が支持ブロック52と平行になるように外装箱を置
いた場合、「直交」とは、突き合わせ部が支持ブロック
52と直交する方向に外装箱を置いた場合である。
【0076】この表1から分かるように、本発明の外装
箱70では、実施例1においても実施例2においても、
突き合わせ部が支持ブロック52と平行になるように置
いた場合に、「自重撓み」及び「加重撓み」のいずれも
少なくなっていることが分かる。また、突き合わせ部が
支持ブロック52と直交する方向に外装箱を置いた場合
でも、「自重撓み」及び「加重撓み」の増加は極めて僅
かであり、実用上問題が無い程度に抑えられている。
【0077】次に、実施例1、実施例2及び比較例の外
装箱を、図4及び図12に示すように、壁Wに斜めに立
て掛けて所定日数放置し、立て掛けた状態での撓み(立
て掛け経時撓み)を測定した。その結果得られた撓み率
を表2に示す。表2に示した「撓み率」は、外装箱を水
平においたとき(従って、外装箱は撓んでいない状態)
の折り曲げ辺80Aと直交する方向の長さをL、外装箱
の撓み量をDとして、上記式(1)で算出される。
【0078】
【表2】
【0079】この表2から分かるように、本発明の外装
箱70では、実施例1においても実施例2においても、
壁Wに立て掛けた場合の経時撓みが、比較例の外装箱に
比べて著しく少なくなっていることが分かる。
【0080】なお、平版印刷版12として、厚さ0.3
mmとした以外は上記したものと全く同一の構成とされ
たものを使用して束50を構成し、上記と同様にして
「平置き撓み」及び「立て掛け経時撓み」を測定したと
ころ、上記した表1及び表2に示したものと同様の測定
結果が得られた。
【0081】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、被包装物を
包装した状態で折り曲げ辺によって折り曲げられて平面
状に突き合わせられる少なくとも2枚の板状部材と、前
記板状部材どうしの接触部分の少なくとも一部が前記折
り曲げ辺に対して非平行に線接触した非平行部となるよ
うに板状部材のそれぞれに設けられた突き合わせ部と、
を有するので、包装箱の変形が防止されると共に、構造
が複雑になることもない。
【0082】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記非平行部が前記突き合わせ部の
全体にわたって構成されているので、包装箱の変形をよ
り効果的に防止できる。
【0083】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記非平行部が前記突き合わせ部の
一部に構成されているので、包装箱を開封する作業等を
容易に行うことが可能になり、取り扱いに優れた包装箱
となる。
【0084】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれかに記載の発明において、前記突き合わ
せ部が非直線状に線接触するように、この突き合わせ部
のそれぞれに少なくとも1箇所設けられた曲部、を有す
るので、包装箱及び被包装物の変形が防止される。
【0085】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の包装箱によって被包装物を包
装する包装構造であって、前記突き合わ部が突き合わさ
れた状態でこの突き合わせ部を備えた前記板状部材を互
いに固定する固定部材、を有するので、包装箱及び被包
装物の変形をより効果的に防止できる。
【0086】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明において、前記固定部材が粘着テープであるの
で、粘着テープを貼りつけるだけの簡単な構成で、板状
部材を互いに固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の外装箱を展開状態で示
すと共にこの外装箱によって外装される平版印刷版の束
を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の外装箱によって平版印
刷版の束を外装した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の外装箱を示す平面図であり、(A)は
図1に示した外装箱、(B)〜(D)はこれ以外の外装
箱をそれぞれ示す。
【図4】本発明の外装箱を壁に斜めに立てかけた状態を
示す側面図である。
【図5】本発明の外装箱を支持ブロック上に平置きした
状態を示す正面図である。
【図6】(A)〜(D)は、図3に示した外装箱とは異
なる本発明の外装箱を示す平面図である。
【図7】(A)〜(C)は、図3及び図6に示した外装
箱とは異なる本発明の外装箱を示す平面図である。
【図8】図3、図6及び図7に示した外装箱とは異なる
本発明の外装箱を示す平面図である。
【図9】本発明の第2実施形態の外装箱を一部破断して
示す斜視図である。
【図10】本発明の第2実施形態の外装箱を示す展開図
である。
【図11】本発明の実施例に係る外装箱を支持ブロック
上に平置きした状態を示す正面図である。
【図12】本発明の実施例に係る外装箱を壁に斜めに立
て掛けた状態を示す正面図である。
【図13】従来の段ボール箱を示す斜視図である。
【図14】従来の段ボール箱を壁に斜めに立てかけた状
態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 外装箱(包装箱) 30 蓋板(板状部材) 32 突き合わせ部 34 凸部(曲部、非平行部) 38 粘着テープ(固定部材) 40 凸部(曲部、非平行部) 42 凸部(曲部、非平行部) 44 凸部(曲部、非平行部) 50 束(被包装物) 70 外装箱(包装箱) 74 上面板(板状部材) 86 突き合わせ部 88 凸部(曲部、非平行部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物を包装した状態で折り曲げ辺に
    よって折り曲げられて平面状に突き合わせられる少なく
    とも2枚の板状部材と、 前記板状部材どうしの接触部分の少なくとも一部が前記
    折り曲げ辺に対して非平行に線接触した非平行部となる
    ように板状部材のそれぞれに設けられた突き合わせ部
    と、 を有することを特徴とする包装箱。
  2. 【請求項2】 前記非平行部が前記突き合わせ部の全体
    にわたって構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の包装箱。
  3. 【請求項3】 前記非平行部が前記突き合わせ部の一部
    に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の包
    装箱。
  4. 【請求項4】 前記突き合わせ部が非直線状に線接触す
    るように、この突き合わせ部のそれぞれに少なくとも1
    箇所設けられた曲部、 を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載の包装箱。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    包装箱によって被包装物を包装する包装構造であって、 前記突き合わ部が突き合わされた状態でこの突き合わせ
    部を備えた前記板状部材を互いに固定する固定部材、 を有することを特徴とする包装構造。
  6. 【請求項6】 前記固定部材が粘着テープであることを
    特徴とする請求項5に記載の包装構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006256686A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Sharp Corp 箱体
CN107140276A (zh) * 2017-06-29 2017-09-08 宜昌市综艺包装有限公司 一种包装件

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JP2006256686A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Sharp Corp 箱体
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