JP2001126466A - フレキシブルディスクドライブ及びそのフロントパネル - Google Patents

フレキシブルディスクドライブ及びそのフロントパネル

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JP2001126466A
JP2001126466A JP30253499A JP30253499A JP2001126466A JP 2001126466 A JP2001126466 A JP 2001126466A JP 30253499 A JP30253499 A JP 30253499A JP 30253499 A JP30253499 A JP 30253499A JP 2001126466 A JP2001126466 A JP 2001126466A
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panel
shutter
flexible disk
disk drive
opening
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JP30253499A
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English (en)
Inventor
Toshinori Kurosaka
利徳 黒坂
Shigenori Inamoto
繁典 稲本
Eiichi Yoneyama
栄一 米山
Tsuneo Ueyasu
恒雄 上保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部へのゴミの進入を防止できるFDDを提
供する。 【解決手段】 FDDの前端部に取り付けフロントパネ
ル30のパネル開口31を開閉するシャッタ32を外開
きにする。シャッタ32は、パネル開口31の形状に対
応して、実質上パネル開口31を完全に塞ぐシャッタ本
体325と、シャッタ本体325に一体形成された、回
動可能にパネル本体33に取り付けられた回動軸321
を含む軸部326と、取っ手としてパネル本体33に一
体的に形成された突起部327とを有している。シャッ
タ32は、ばねにより閉じる方向に付勢されており、メ
ディアジャケット40をFDD内に収容した状態で、パ
ネル開口31を完全に塞ぐ。これにより、メディアジャ
ケット40がチャッキング状態にあっても、FDDの内
部空間を実質的に密閉状態にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルディ
スクドライブ(以下、「FDD」とも呼ぶ)に関し、特
に、大容量のフレキシブルディスク(以下、「FD」と
も呼ぶ)に対してアクセス可能(データの記録再生可
能)な高密度型FDDの防塵構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フレキシブルディスクド
ライブは、その中に挿入(ロード)されたフレキシブル
ディスク(メディアジャケットとも呼ばれる)の磁気デ
ィスク媒体に対してデータの記録再生を行うための装置
である。
【0003】近年、フレキシブルディスクの大容量化が
進められており、通常の1M〜2Mバイトの記憶容量
(以下、小容量と呼ぶ)を持つフレキシブルディスクに
対して大容量の、例えば128Mバイトの記憶容量を持
つ、フレキシブルディスクが開発されている。これに伴
って、フレキシブルディスクドライブについても、この
ような大容量FDの磁気ディスク媒体に対し、データの
記録再生可能なものが開発されている。また、FDの大
容量化は、256Mバイト、512Mバイト、…という
ように進められつつある。
【0004】以下においては、大容量FDの磁気ディス
ク媒体のみに対してデータを記録再生可能なフレキシブ
ルディスクドライブを「高密度専用型FDD」と呼び、
小容量FDの磁気ディスク媒体のみに対してデータを記
録再生可能なフレキシブルディスクドライブを「低密度
専用型FDD」と呼ぶことにする。さらに、大容量と小
容量、両方のFDの磁気ディスク媒体に対してデータを
記録再生可能なフレキシブルディスクドライブを「高密
度/低密度兼用型FDD」と呼ぶことにする。なお、高
密度専用型FDDと高密度/低密度兼用型FDDとを総
称して、「高密度型FDD」と呼ぶことにする。
【0005】さて、低密度専用型FDDと高密度型FD
Dの機構上の主要な相違点の1つは、キャリッジの駆動
手段の構成にある。即ち、低密度専用型FDDでは、キ
ャリッジの駆動手段としてステッピングモータを使用し
ているのに対して、高密度型FDDでは、キャリッジの
駆動手段としてボイスコイルモータ(VCM)のような
リニアモータを使用している。なお、キャリッジは、そ
の先端で磁気ヘッドを支持するものであり、その駆動手
段は、フレキシブルディスクドライブ内に挿入されたフ
レキシブルディスクに対して、キャリッジを所定の半径
方向(磁気ディスク媒体の径方向)に沿って移動させる
ためのものである。
【0006】ここで、高密度型FDDの駆動手段として
使用されるボイスコイルモータについて少し詳しく説明
する。
【0007】ボイスコイルモータは、ボイスコイルと磁
気回路とから構成されている。ボイスコイルは、磁気ヘ
ッドをその先端で支持するキャリッジの後方に配置さ
れ、所定の半径方向と平行な駆動軸の回りに巻回されて
いる。また、磁気回路は、このボイスコイルを通して流
れる電流と交叉する磁界を発生する。このような構成に
おいて、磁気回路で発生させた磁界と交叉する方向にボ
イスコイルに電流を流すことにより、この電流と磁界と
の相互作用によって駆動軸の延在方向に駆動力が発生す
る。この駆動力により、ボイスコイルモータはキャリッ
ジを所定の半径方向に沿って移動させる。
【0008】また、低密度専用型FDDと高密度型FD
Dのもう1つ別の主要な相違点は、挿入されたフレキシ
ブルディスクの磁気ディスク媒体を回転させるスピンド
ルモータの回転数にある。即ち、低密度専用型FDDで
は、挿入されるフレキシブルディスクが小容量FDに限
られるので、そのスピンドルモータは、挿入されたフレ
キシブルディスクの磁気ディスク媒体を300rpm或
いは360rpmの低速度で回転させることができれば
良い。これに対して、高密度型FDDでは、挿入される
フレキシブルディスクが、大容量FDだけあるいは大容
量FDと小容量FDの両方である。そして、挿入された
フレキシブルディスクが大容量FDの場合、高密度型F
DD用スピンドルモータは、その磁気ディスク媒体を3
600rpmの回転数で、つまり、小容量FDにおける
回転数の12倍或いは10倍の高速度で回転させること
ができるものでなければならない。
【0009】大容量FDの磁気ディスク媒体と小容量F
Dの磁気ディスク媒体との間には、外見上の相違はな
い。しかし、大容量FDの磁気ディスク媒体は、小容量
FDの磁気ディスク媒体よりもトラック幅(トラック・
ピッチ)が狭いので、磁気ヘッドを所望のトラックへ位
置決めすることが小容量FDに比較して困難となる。そ
のため、大容量FDの磁気ディスク媒体上には位置検出
用のサーボ信号が予め書き込まれている。
【0010】ところで、フレキシブルディスクドライブ
によってフレキシブルディスクをアクセスするために
は、まず、フレキシブルディスクをフレキシブルディス
クドライブ内に挿入(ロード)する必要がある。
【0011】以下、図6を参照して、従来のフレキシブ
ルディスクドライブの前端部に取り付けられている、フ
ロントパネル30’について説明する。
【0012】図6において、(A)はフレキシブルディ
スク(メディアジャケット)40をフレキシブルディス
クドライブ内に挿入する直前の状態を示す概略断面図、
(B)はフレキシブルディスク(メディアジャケット)
40をフレキシブルディスクドライブ中に挿入途中の状
態を示す概略断面図、及び(C)はフレキシブルディス
ク(メディアジャケット)40をフレキシブルディスク
ドライブ内に完全に収容したときの状態を示す概略断面
図である。
【0013】フロントパネル30’はフレキシブルディ
スク(メディアジャケット)40を出し入れするための
パネル開口31’と、このパネル開口31’を開閉する
開閉部材として働く1つの扉(シャッタ)32’とを備
えている。詳述すると、シャッタ32’は、パネル開口
31’を実質的に覆うような略平板状の形状をしてい
る。そして、シャッタ32’はパネル開口31’の上端
側でメディアジャケット40の挿入方向Aと垂直な方向
(図の表裏方向)に延在し、かつフロントパネル30’
に取り付けられた回動軸321’を持つ。これにより、
シャッタ32’は回動軸321’の回りに回動自在に取
り付けられている。また、シャッタ32’は図示しない
バネなどの付勢手段により、常時閉じる方向に付勢され
ている。
【0014】したがって、フレキシブルディスク(メデ
ィアジャケット)40をフレキシブルディスクドライブ
内に挿入するには、人がフレキシブルディスク(メディ
アジャケット)40を持って、その前端を扉(シャッ
タ)32’に押し当て(図6(A))ながら、挿入方向
Aに沿ってフレキシブルディスク(メディアジャケッ
ト)40をフレキシブルディスクドライブ中に挿入して
いくことになる(図6(B))。
【0015】そして、フレキシブルディスク(メディア
ジャケット)40をフレキシブルディスクドライブに完
全に収容した状態(図6(C))では、フレキシブルデ
ィスク(メディアジャケット)40は、ディスクホルダ
(図示せず)とイジェクトプレート(図示せず)とによ
って規定される収容空間中に置かれると共に、フレキシ
ブルディスク(メディアジャケット)40の後端部は扉
(シャッタ)32’の自由端322’と当接した状態と
なっている。即ち、フロントパネル30’の扉(シャッ
タ)32’は、半開きの状態となっている。
【0016】なお、フレキシブルディスク(メディアジ
ャケット)40をフレキシブルディスクドライブに収容
した後に、フレキシブルディスク(メディアジャケッ
ト)40の磁気ディスク媒体(図示せず)を、図示しな
い駆動モータ(スピンドルモータ)によって回転を開始
したとする。このとき、ディスクテーブル(図示せず)
から突出しているチャッキングピン(ドライブローラ)
が、磁気ディスク媒体を保持するディスクハブ(図示せ
ず)に穿設されているチャッキング孔に嵌入し、フレキ
シブルディスク(メディアジャケット)40はチャッキ
ング状態となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】この様にフレキシブル
ディスク(メディアジャケット)40がフレキシブルデ
ィスクドライブ内に完全に収容された後、フレキシブル
ディスク(メディアジャケット)40はチャッキング状
態に置かれ、フレキシブルディスク(メディアジャケッ
ト)40の磁気ディスク媒体は、フレキシブルディスク
ドライブの磁気ヘッド(図示せず)によってアクセス可
能な状態となる。
【0018】しかしながら、このアクセス可能な状態に
おいて、上述したように、フロントパネル30’の扉
(シャッタ)32’は半開きの状態となっている。換言
すれば、フレキシブルディスクドライブに外周面に隙間
が空いた状態になっている。その為、この隙間を介し
て、フレキシブルディスクドライブ内にゴミなどが進入
してしまう。この進入したゴミなどは、磁気ヘッドやフ
レキシブルディスク(メディアジャケット)40の磁気
ディスク媒体の表面上等に付着して傷をつけるなど、そ
れらに悪影響を及ぼすおそれがある。
【0019】この防塵対策として、従来のフレキシブル
ディスクドライブでは、ディスクホルダとカバーとの間
にシールド部材(図示せず)を設けたり、イジェクトプ
レート(図示せず)とフレキシブルディスク(メディア
ジャケット)40との間に別のシールド部材(図示せ
ず)を設けて、ゴミの進入を防いでいる。
【0020】しかしながら、このようなシールド部材に
よる防塵構造だけでは、フレキシブルディスクドライブ
内にゴミが進入するのを完全に防ぐことは困難で、僅か
な量ではあるが、ゴミがフレキシブルディスクドライブ
中に入ってきてしまう。
【0021】一方、フレキシブルディスクドライブ内に
挿入されるフレキシブルディスク(メディアジャケッ
ト)40には、そのシェル(図示せず)の裏側の中央部
に、磁気ディスク媒体(メディア)を回転駆動するため
の円形開口(図示せず)が空いている。したがって、上
記進入してきてしまった僅かなゴミが、この円形開口を
通ってさらにシェル内部にまで進入してしまうおそれが
ある。特に、フレキシブルディスクが大容量FDの場合
には、前述したように、その磁気ディスク媒体(メディ
ア)は3600rpmという非常に高い速度で回転する
ので、竜巻と同様な原理で、周囲にあるゴミをも巻き上
げてしまう。すなわち、円形開口の近くにあるゴミは勿
論のこと、そこから遠くに離れた位置にあるゴミをも、
メディアが高速に回転することにより、円形開口を通っ
てシェル内に吸い込んでしまう。
【0022】したがって、本発明の課題は、フレキシブ
ルディスクドライブ内にゴミが進入するのを防止するこ
とができるフレキシブルディスクドライブを提供するこ
とにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、メディア
ジャケットがチャッキング状態にあっても、ゴミがフレ
キシブルディスクドライブ内に進入するのを防止するに
は、どのような防塵構造を採用するのが良いのかについ
て種々検討を重ねた。ゴミがフレキシブルディスクドラ
イブ内に進入してしまうそもそもの原因は、前述したよ
うに、メディアジャケットがチャッキング状態にあると
き、フロントパネルが半開きの状態にあり、フレキシブ
ルディスクドライブの外周面に隙間ができてしまうから
である。したがって、メディアジャケットがチャッキン
グ状態にあるときでも、フロントパネルのパネル開口を
閉じた状態にすれば、フレキシブルディスクドライブの
内部空間を実質的に密閉状態に保つことができるという
ことに本発明者らは気がついた。
【0024】そして、どのような構造を採用すれば、メ
ディアジャケットがチャッキング状態にあるときでも、
フロントパネルを閉じた状態にできるかについて、さら
に本発明者らは検討を重ね、開閉部材を改良さえすれ
ば、上記目的を達成できる筈であるという結論に本発明
者らは想到した。本発明はこのような検討結果(着想)
のもとになされたものである。
【0025】すなわち、本発明によれば、前端部にフロ
ントパネル(30)を備え、該フロントパネル(30)
が、メディアジャケット(40)を出し入れするための
パネル開口(31)を備えたパネル本体(33)と、前
記パネル開口(31)を開閉するために前記パネル本体
(33)に取り付けられたシャッタ(32)とを有する
フレキシブルディスクドライブにおいて、前記シャッタ
(32)が外開きとなるように当該シャッタ(32)を
前記パネル本体(33)に取り付け、前記フレキシブル
ディスクドライブ内に収容された前記メディアジャケッ
ト(40)がチャッキング状態にあっても、前記フレキ
シブルディスクドライブの内部空間を実質的に密閉状態
にしたことを特徴とするフレキシブルディスクドライブ
が得られる。
【0026】より具体的には、前記シャッタ(32)
は、前記パネル開口(31)を事実上完全に塞ぐために
前記パネル開口(31)の形状に対応する形状を有する
シャッタ本体(325)と、該シャッタ本体(325)
により前記パネル開口(31)を開閉するために前記シ
ャッタ本体(325)の一端部に一体的に形成され、か
つ前記パネル本体(33)に回動自在に取り付けられる
回動軸(321)を含む軸部(326)と、前記シャッ
タ本体(325)の前記一端部と対向する他端部に一体
的に形成され、かつ当該シャッタ本体(325)が前記
パネル開口(31)を閉じている状態において、前記フ
ロントパネル(30)の前面側に突出する突起部(32
7)とを有している。また、前記シャッタ(32)は、
付勢手段によって常時、閉じる方向に付勢されている。
【0027】また、本発明によれば、フレキシブルディ
スクドライブの前端部に設けられるフロントパネル(3
0)であって、メディアジャケット(40)を出し入れ
するためのパネル開口(31)を備えたパネル本体(3
3)と、前記パネル開口(31)を開閉するために前記
パネル本体(33)に取り付けられたシャッタ(32)
とを有するフロントパネル(30)において、前記シャ
ッタ(32)が外開きとなるように当該シャッタを前記
パネル本体(33)に取り付け、前記フレキシブルディ
スクドライブ内に収容された前記メディアジャケット
(40)がチャッキング状態にあっても、前記フレキシ
ブルディスクドライブの内部空間を実質的に密閉状態に
できるようにしたことを特徴とするフロントパネル(3
0)が得られる。
【0028】より具体的には、前記シャッタ(32)
は、前記パネル開口(31)を事実上完全に塞ぐために
前記パネル開口(31)の形状に対応する形状を有する
シャッタ本体(325)と、該シャッタ本体(325)
により前記パネル開口(31)を開閉するために前記シ
ャッタ本体(325)の一端部に一体的に形成され、か
つ前記パネル本体(33)に回動自在に取り付けられる
回動軸(321)を含む軸部(326)と、前記シャッ
タ本体(325)の前記一端部と対向する他端部に一体
的に形成され、かつ当該シャッタ本体(325)が前記
パネル開口(31)を閉じている状態において、前記フ
ロントパネル(30)の前面側に突出する突起部(32
7)とを有していることを特徴とする。また、前記シャ
ッタ(32)は、付勢手段によって常時、閉じる方向に
付勢されている。
【0029】なお、上記括弧内の符号は、理解を容易に
するために付したものであり、一例にすぎず、これらに
限定されない。
【0030】
【作用】フロントパネルのパネル開口を開閉するための
シャッタを、外開きとし、メディアジャケットが挿入さ
れた状態でもパネル開口が閉じた状態となるようにした
ことで、メディアジャケットがチャッキング状態にあっ
ても、フレキシブルディスクドライブの内部空間を実質
的に密閉状態にすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0032】まず、図3を参照して、本発明の一実施の
形態に係るフロントパネルが適用されるフレキシブルデ
ィスクドライブについて説明する。
【0033】図3は、高密度/低密度兼用型FDDの構
成を示す平面図である。即ち、図示のフレキシブルディ
スクドライブは、後述する大容量FDの磁気ディスク媒
体と小容量FDの磁気ディスク媒体の両方に対してデー
タの記録再生を行うことが可能な高密度/低密度兼用型
FDDである。
【0034】フレキシブルディスクは、図3中の矢印A
で示す方向(挿入方向A)に向かって、この高密度/低
密度兼用型FDD中に挿入される。挿入されたフレキシ
ブルディスクは、メインフレーム11の表面11a上で
回転可能に支持されたディスクテーブル12上に、互い
の中心軸が一致した状態で保持される。ディスクテーブ
ル12は、メインフレーム11上に設けられたスピンド
ルモータ(SPM)60によって回転駆動され、これに
よってフレキシブルディスクの磁気ディスク媒体は回転
する。また、メインフレーム11の裏面には、多数の電
子部品を搭載したプリント配線基板(図示せず)が取り
付けられている。
【0035】高密度/低密度兼用型FDDは、フレキシ
ブルディスクの磁気ディスク媒体に対してデータの読出
し/書込みを行う上下一対の磁気ヘッド(図示せず)を
備えている。磁気ヘッドはジンバル14を介してキャリ
ッジ15によってその先端で支持されている。磁気ヘッ
ド、ジンバル14、キャリッジ15、ボイスコイル17
(後述する)、FPC(フレキシブル・プリンテッド・
サーキット)、スケール、スプリングホルダ、及びバネ
の組み合わせをキャリッジ・アセンブリと呼ぶ。キャリ
ッジ15は、メインフレーム11の表面11a上でメイ
ンフレーム11から離間して配置されており、磁気ヘッ
ドをフレキシブルディスクに対して所定の半径方向(図
3の矢印Bで示す方向、以下半径方向Bという。)に沿
って移動可能に支持している。
【0036】キャリッジ15は、その両側下端で、半径
方向Bに対して平行に延在する一対のガイドバー16に
よって支持及び案内される。
【0037】このキャリッジ15は、以下に述べるよう
なボイスコイルモータ(VCM)によって半径方向Bに
沿って駆動される。詳細に説明すると、ボイスコイルモ
ータは一対のボイスコイル17と、磁気回路20とを有
する。一対のボイスコイル17は、キャリッジ15の後
方に配置され、半径方向Bと平行に延在する駆動軸(図
示せず)の回りに巻回されている。磁気回路20は、こ
のボイスコイル17を通して流れる電流と交叉する磁界
を発生するためのものである。このような構成のボイス
コイルモータにおいて、磁気回路20で発生された磁界
と交叉する方向にボイスコイル17に電流を流すことに
より、この電流と磁界との相互作用によって駆動軸の延
在方向に駆動力が発生する。この駆動力により、ボイス
コイルモータはキャリッジ15を半径方向Bに沿って移
動させる。
【0038】スピンドルモータ60はメインフレーム1
1の表面11a上に取り付けられる。スピンドルモータ
60はメインフレーム11の主面(表面)11aに対し
て実質的に直角な状態で立設するスピンドルシャフト6
1を有する。スピンドルシャフト61は、ボールベアリ
ング(図示せず)を介してメインフレーム11に対して
回転自在に支持されている。このスピンドルシャフト6
1は、高密度/低密度兼用型FDD内に挿入されたフレ
キシブルディスクの回転軸として働く。スピンドルシャ
フト61の上端側に上記ディスクテーブル12が嵌合さ
れる。
【0039】ここで、大容量FDについて図4及び図5
を参照して説明する。図4および図5は、それぞれ、大
容量FD40を表面側および裏面側から見た平面図であ
る。図4および図5に示されるように、大容量FD40
は、磁気記録媒体としての磁気ディスク媒体41と、こ
の磁気ディスク媒体41を覆うケース(シェル)42と
を有する。
【0040】図5に示されるように、シェル42の裏面
側にはその中心部に円形開口42aが開けられている。
この円形開口42a内に、磁気ディスク媒体41を保持
するディスクハブ(円板状金具)43が遊貫されてい
る。このディスクハブ43には、その中心部に上記スピ
ンドルシャフト61が遊貫されるディスク中心穴43a
と、このディスク中心穴43aから離れた周辺位置に、
後述するチャッキングピン(ドライブローラ)が遊貫さ
れるチャッキング穴(ディスク側駆動用長孔)43bと
が穿設されている。この明細書中では、磁気ディスク媒
体41とディスクハブ43との組み合わせを単に「メデ
ィア」とも呼ぶことにする。
【0041】図3に戻って、フレキシブルディスクドラ
イブの説明を続ける。
【0042】ディスクテーブル12の直径は、大容量F
D40のディスクハブ43の直径より大きく、かつ円形
開口42aの直径よりも小さい。ディスクテーブル12
には、チャッキング穴(ディスク側駆動用長孔)43b
の対応位置に、テーブル側駆動用長孔12aが穿設され
ている。スピンドルモータ60は、このテーブル側駆動
用長孔12aを通してチャッキング穴43b内に遊貫す
るチャッキングピン(ドライブローラ)62を有する。
このチャッキングピン62は、ディスクテーブル12の
下面に取り付けられたマグネットケース63に、上下動
可能かつ回転自在に取り付けられている。マグネットケ
ース63の外周壁の外側面であって、任意の位置には、
略直方体状のインデックス検出用マグネット64が固定
されている。
【0043】再び、図4および図5を参照すると、大容
量FD40のシェル42には、それを表面側から見た場
合に、その挿入方向後端の左側角部(裏面側から見た場
合には右側角部)に書込み保護用孔44が穿設されてい
る。図4および図5は、この書込み保護用孔44が書込
み保護用タブ44aで閉じられている状態を示してい
る。この書込み保護用タブ44aは挿入方向Aに沿って
摺動可能であり、これを手動操作することによって書込
み保護用孔44の開閉を行うことができる。書込み保護
用タブ44aによって書込み保護用孔44を閉じると、
記録可の状態となり、書込み保護用孔44を開けると、
記録不可の状態となる。
【0044】また、大容量FD40のシェル42には、
書込み保護用孔44の近傍に大容量識別検出用孔45が
穿設されている。この大容量識別検出用孔45は大容量
FD40と小容量FDとを識別するためのものである。
さらに、種類識別検出用孔46が大容量識別検出用孔4
5と共に書込み保護用孔44の近傍に選択的に穿設され
る。大容量FD40は、その記憶容量が、例えば、12
8Mバイトであっても、256Mバイトであっても、外
形的には実質上相違はない。そこで、この種類識別検出
用孔46は、大容量FD40の種類を識別するために設
けられており、この孔46の有無によって大容量FD4
0の種類を識別可能とする。例えば、記憶容量が128
Mバイトの大容量FDの場合には、そのシェル42に種
類識別検出用孔46を穿設せず、記憶容量が256Mバ
イトの大容量FDの場合には、そのシェル42に種類識
別検出用孔46を穿設するようにすれば良い。
【0045】尚、図示はしないが、周知のように、小容
量FDには大容量識別検出用穴45が穿設されていな
い。
【0046】図3に戻って、高密度/低密度兼用型FD
Dでは、さらに、メインフレーム11の裏面に設けられ
たプリント配線基板(図示せず)上に、挿入方向後端の
左側角部にスイッチユニット50が搭載されている。ス
イッチユニット50はプッシュスイッチから成る。スイ
ッチユニット50は、書込み保護用孔44、大容量識別
検出用孔45、および種類識別検出用孔46を検出する
ためのものである。
【0047】詳細に説明すると、スイッチユニット50
は、書込み制御スイッチ51と、大容量識別スイッチ5
2と、種類識別スイッチ53とを備えている。書込み制
御スイッチ51は、書込み保護用孔44の開閉状態を検
出するためのスイッチで、書込み保護用孔44の対応位
置に設けられている。大容量識別スイッチ52は、挿入
されたフレキシブルディスクが大容量FD40であるか
小容量FDであるかを識別検出するためのスイッチで、
大容量識別検出用孔45の対応位置に設けられている。
種類識別スイッチ53は、種類識別検出用孔46の有無
を検出するためのスイッチで、種類識別検出用孔46の
対応位置に設けられている。
【0048】再び図4及び図5に戻って、大容量FD4
0は、矢印C方向に摺動可能なシャッタ47を有する。
シャッタ47にはシャッタ窓47aが空けられている。
シャッタ47は矢印C方向とは逆方向に図示しないバネ
部材によって付勢されている。シェル42は、上記高密
度/低密度兼用型FDDの磁気ヘッドでの磁気ディスク
媒体41に対するアクセスを可能とするヘッド窓42b
を有する。このヘッド窓42bは、大容量FD40が高
密度/低密度兼用型FDD内に挿入されていない状態で
は、図5に示すように、シャッタ47で覆われている。
後述するように、大容量FD40が高密度/低密度兼用
型FDD内に挿入されるとき、シャッタ47の右側上端
縁47b(図4)に、後述するレバーユニットのイジェ
クトレバーの突起部が係合して、シャッタ47を矢印C
方向へ摺動する。
【0049】図3に示されるように、メインフレーム1
1の表面11a上には、キャリッジ15の近傍に、レバ
ーユニット70が回動自在に設けられている。詳細に述
べると、レバーユニット70はイジェクトレバー71と
ロックレバー72とを有する。イジェクトレバー71
は、大容量FD40のシャッタ47(図4及び図5)を
開閉するシャッタ駆動機構の要素と、大容量FD40を
高密度/低密度兼用型FDDから排出するためのイジェ
クタ機構の要素とを兼用している。ロックレバー72は
キャリッジ15の近傍に配置され、イジェクト時にキャ
リッジ15をロックするためのものである。
【0050】また、高密度/低密度兼用型FDDは、メ
インフレーム11の主面11aに、大容量FD40の挿
入方向Aおよびその逆方向に沿って摺動自在に設けられ
たイジェクトプレート21と、イジェクトプレート21
上に配置されて、挿入された大容量FD40を保持する
ためのディスクホルダ(図示せず)とを備えている。ま
た、高密度/低密度兼用型FDDの上面はカバー(図示
せず)で覆われている。
【0051】また、メインフレーム11(フレキシブル
ディスクドライブ)の前端部には、後述するフロントパ
ネルが取り付けられている。そして、このフロントパネ
ルには、前後方向に移動するイジェクトボタン28を、
その前面に突出させるための開口が形成されている。イ
ジェクトボタン28は、イジェクトプレート21の前端
で前方に突き出ている突起部に嵌め込まれている。
【0052】図1を参照して、メインフレーム11(フ
レキシブルディスクドライブ)の前端部に取り付けられ
る、本発明の一実施の形態に係るフロントパネル30に
ついて説明する。
【0053】図1において、(A)及び(B)は、フロ
ントパネル30の斜視図であって、(A)は、後述のシ
ャッタが閉じた状態、(B)は、シャッタが開いた状態
をそれぞれ示している。
【0054】フロントパネル30は、大容量FD40の
ようなフレキシブルディスク(メディアジャケット)を
図3に示したようなフレキシブルディスクドライブに対
して出し入れするためのパネル開口31を備えたパネル
本体33と、パネル開口31を開閉するためにパネル本
体に回動自在に取り付けられたシャッタ32とを有して
いる。
【0055】詳述すると、パネル本体33に形成された
パネル開口31は、前面側より裏面側の方が狭くなって
おり、メディアジャケット40の挿入を容易にするとと
もに、挿入されるメディアジャケット40を所定位置に
向かって導くような形状となっている。また、パネル本
体33には、イジェクトボタン28を挿通させる為の開
口331と、アクセスランプ用の開口332が形成され
ている。
【0056】一方、シャッタ32は、パネル開口31を
実質上完全に塞ぐように、パネル開口の形状に対応する
メサ状の形状を持つパネル本体325を有している。パ
ネル本体325の下端側には、パネル本体33に回動可
能に取り付けられる回動軸321を含む軸部326が一
体的に形成されている。また、パネル本体325の上端
側前面には、このシャッタ32を開くための取っ手とし
ての突起部327が一体的に形成されている。
【0057】シャッタ32は、その回動軸321がメデ
ィアジャケット40の挿入方向(矢印Aで示す方向)に
垂直な方向に延在し、いわゆる外開きとなるようにパネ
ル本体33に取り付けられている。また、シャッタ32
は、図示しないバネ等の付勢手段によって、常時、パネ
ル開口31を塞ぐ方向に付勢されている。
【0058】以上の構成により、シャッタ32は、外部
から力を加えない限り閉じた状態となり、メディアジャ
ケット40をフレキシブルディスクドライブ内に収容し
たときでも閉じた状態となる。従って、このようなシャ
ッタ32を備えたフロントパネル30を用いることによ
り、内部にメディアジャケット40を収容した状態(チ
ャッキング状態)のフレキシブルディスクドライブであ
っても、その内部空間を実質的に密閉状態とすることが
できる。
【0059】次に、図2を参照して、メディアジャケッ
ト40を図1に示したフロントパネル30を介してレキ
シブルディスクドライブ内に挿入(ロード)するときの
動作、及びフレキシブルディスクドライブ内に収容され
ているメディアジャケット40をフロントパネル30を
介して外部に排出するときの動作について説明する。な
お、図2において、(A)はメディアジャケット40を
フレキシブルディスクドライブ中に挿入するための最初
の状態を示す概略部分断面図、(B)はメディアジャケ
ット40をフレキシブルディスクドライブ内に挿入する
途中の状態を示す概略部分断面図、(C)は、メディア
ジャケット40をフレキシブルディスクドライブ内に完
全に収容したときの状態を示す概略部分断面図である。
【0060】まず、メディアジャケット40を図1に示
したフロントパネル30を介してレキシブルディスクド
ライブ内に挿入(ロード)するときの動作について説明
する。
【0061】この場合、まず始めに、人がメディアジャ
ケット40を持ち、その前端を、図2(A)に示すよう
に、突起部327の上に載せる。この状態から、メディ
アジャケット40で突起部327を下方に押し付ける
と、シャッタ32がバネの付勢力に抗して開く。このと
き、メディアジャケット40を挿入方向Aと逆方向に若
干引くようにすれば、シャッタ32が開きやすい。その
後、さらにメディアジャケット40を下方に押し下げ、
シャッタ32が適度に開いたところで、メディアジャケ
ット40を挿入方向Aに沿って押し込む。すると、メデ
ィアジャケット40は、図2(B)に示すように、フロ
ントパネル30のパネル開口31を介して、フレキシブ
ルディスクドライブ中に挿入される。このとき、メディ
アジャケット40は、メインフレーム11の表面11a
(図3)と実質的に平行な状態で推し進められ、ディス
クホルダとイジェクトプレート21(図3)とによって
規定される収容空間内を移動する。
【0062】メディアジャケット40を所定の距離押し
進めたときに、メディアジャケット40のシャッタ47
の右側上端縁47b(図4)がイジェクトレバー71の
突起部71a(図3)と係合する。この時点(地点)か
ら、レバーユニット70に装着されたイジェクトレバー
バネ73(図3)の付勢力に抗して、さらにメディアジ
ャケット40を押し進めると、イジェクトレバー71の
突起部71aは、図3において時計回りに回動する。こ
れに伴って、メディアジャケット40のシャッタ47
は、バネ部材の付勢力に抗して、矢印C方向(図4)に
摺動する。したがって、シャッタ47によりヘッド窓4
2bを徐々に開けようとする。そして、メディアジャケ
ット40がフレキシブルディスクドライブのディスクホ
ルダ内に完全に収容される直前に、シャッタ47はヘッ
ド窓42bを完全に開く。
【0063】なお、詳しい機構については図示を省略し
ているが、メディアジャケット40が最終的なロック位
置に達するまで押し込まれると、ディスクホルダがメデ
ィアジャケット40を保持しながら降下し、図示しない
ディスクロック機構がメディアジャケット40をロック
する。その結果、メディアジャケット40は、図2
(C)に示すように、ディスクホルダ内に完全に収容さ
れる。このとき、シャッタ32は、バネの不勢力により
完全に閉じる。また、この時点で、イジェクトプレート
21が挿入方向Aと逆方向に少しだけ前進するので、イ
ジェクトボタン28も、フロントパネル30から挿入方
向Aと逆方向に少しだけ突出する。
【0064】その後、上述したように、メディアジャケ
ット40に対してチャッキング動作が行われる。このと
き、シャッタ32は、バネの不勢力により閉じたままな
ので、図2(C)に示されるように、フレキシブルディ
スクドライブは実質的に密閉状態に保たれる。
【0065】次に、フレキシブルディスクドライブ内に
収容されているメディアジャケット40をフロントパネ
ル30を介して外部に排出するときの動作について説明
する。
【0066】このとき、人はイジェクトボタン28を押
す。すると、イジェクトプレート21は挿入方向Aへ後
退するので、上記ディスクロック機構によるメディアジ
ャケット40のロック状態が解かれる。これにより、デ
ィスクホルダがメディアジャケット40を保持しながら
上昇する。と当時に、イジェクトレバーバネ73の付勢
力によってメディアジャケット40が挿入方向Aと逆方
向へ押し出される。これにより、メディアジャケット4
0のバネ部材の付勢力によりメディアジャケット40の
シャッタ47は閉じると共に、メディアジャケット40
の後端がシャッタ32を押す。この結果、シャッタ32
は、バネの付勢力に抗して開き、メディアジャケット4
0はフレキシブルディスクドライブから外部へ部分的に
排出される。その後、人がメディアジャケット40をフ
レキシブルディスクドライブから抜き取ると、シャッタ
32は、バネの付勢力により閉じる。
【0067】このように、本実施の形態では、メディア
ジャケット40がチャッキング状態にあるとき、シャッ
タ32が閉じた状態にあり、フレキシブルディスクドラ
イブは実質的に密閉状態に保たれる。したがって、フレ
キシブルディスクドライブ内にゴミが進入するのを防止
することができる。これにより、メディアジャケット4
0が図4及び図5に図示したような大容量FD40であ
って、そのメディア41が高速に回転したとしても、フ
レキシブルディスクドライブの外部にあるゴミが円形開
口42aを通ってシェル42内に吸い込まれるのを防止
することができる。
【0068】以上、本発明について実施の形態によって
説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定し
ないのは勿論である。例えば、上述した実施の形態で
は、フレキシブルディスクドライブが高密度/低密度兼
用型FDDである場合を例に挙げて説明したが、高密度
専用型FDDや低密度専用型FDDのような他の型のフ
レキシブルディスクドライブにも適用可能なのは勿論で
ある。また、常時実施の形態では、シャッタ本体の下端
側に軸部が形成され、上端側に突起部が形成されるよう
にしたが、上端側に軸部を、下端側に突起部を形成する
ようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、フレキシブルディスクドライブの前端部に取り付
けフロントパネルのパネル開口を開閉する開閉部材とし
て、回動自在に取り付けられた第1及び第2のシャッタ
を備え、第2のシャッタは、メディアジャケットをフレ
キシブルディスクドライブに挿入しているときのみ開い
て、メディアジャケットがフレキシブルディスクドライ
ブ内に収容されると閉じ、第1のシャッタは、フレキシ
ブルディスクドライブ内に収容されたメディアジャケッ
トを外部へ排出するときのみ開くようにしているので、
フレキシブルディスクドライブ内に収容されたメディア
ジャケットがチャッキング状態にあっても、フレキシブ
ルディスクドライブの内部空間を実質的に密閉状態にす
ることができる。これにより、簡単な構造で、かつ僅か
の部品を追加するだけで、フレキシブルディスクドライ
ブの防塵対策が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るフロントパネルを
示す斜視図で、(A)はシャッタが閉じた状態、(B)
はシャッタが開いた状態、をそれぞれ示す図である。
【図2】図1に示したフロントパネルを介してメディア
ジャケットをフレキシブルディスドライブ内に挿入する
ときの動作を説明するための部分断面図であって、
(A)は挿入動作を開始した直後の状態、(B)はメデ
ィアジャケットの前縁をパネル開口に挿入した状態、
(C)はメディアジャケットをフレキシブルディスクド
ライブ内に完全に収容した状態、をそれぞれ示す図であ
る。
【図3】図1に示したフロントパネルが前端部に取り付
けられる、高密度/低密度兼用型FDDを示す平面図で
ある。
【図4】図3に示した高密度/低密度兼用型FDDでア
クセス可能な大容量FDを表面側から見た平面図であ
る。
【図5】図3に示した高密度/低密度兼用型FDDでア
クセス可能な大容量FDを裏面側から見た平面図であ
る。
【図6】従来のフロントパネルの構成およびその動作を
説明するための側断面図である。
【符号の説明】
30 フロントパネル 31 パネル開口 32 シャッタ 321 回動軸 325 シャッタ本体 326 軸部 327 突起部 33 パネル本体 40 大容量FD(メディアジャケット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米山 栄一 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内 (72)発明者 上保 恒雄 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端部にフロントパネルを備え、該フロ
    ントパネルが、メディアジャケットを出し入れするため
    のパネル開口を備えたパネル本体と、前記パネル開口を
    開閉するために前記パネル本体に取り付けられたシャッ
    タとを有するフレキシブルディスクドライブにおいて、 前記シャッタが外開きとなるように当該シャッタを前記
    パネル本体に取り付け、 前記フレキシブルディスクドライブ内に収容された前記
    メディアジャケットがチャッキング状態にあっても、前
    記フレキシブルディスクドライブの内部空間を実質的に
    密閉状態にしたことを特徴とするフレキシブルディスク
    ドライブ。
  2. 【請求項2】 前記シャッタが、前記パネル開口を事実
    上完全に塞ぐために前記パネル開口の形状に対応する形
    状を有するシャッタ本体と、該シャッタ本体により前記
    パネル開口を開閉するために前記シャッタ本体の一端部
    に一体的に形成され、かつ前記パネル本体に回動自在に
    取り付けられる回動軸を含む軸部と、前記シャッタ本体
    の前記一端部と対向する他端部に一体的に形成され、か
    つ当該シャッタ本体が前記パネル開口を閉じている状態
    において、前記フロントパネルの前面側に突出する突起
    部とを有していることを特徴とする請求項1のフレキシ
    ブルディスクドライブ。
  3. 【請求項3】 前記シャッタが、付勢手段によって常
    時、閉じる方向に付勢されていることを特徴とする請求
    項1又は2のフレキシブルディスクドライブ。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブルディスクドライブが高
    密度型フレキシブルディスクドライブであることを特徴
    とする請求項1,2又は3のフレキシブルディスクドラ
    イブ。
  5. 【請求項5】フレキシブルディスクドライブの前端部に
    設けられるフロントパネルであって、メディアジャケッ
    トを出し入れするためのパネル開口を備えたパネル本体
    と、前記パネル開口を開閉するために前記パネル本体に
    取り付けられたシャッタとを有するフロントパネルにお
    いて、 前記シャッタが外開きとなるように当該シャッタを前記
    パネル本体に取り付け、 前記フレキシブルディスクドライブ内に収容された前記
    メディアジャケットがチャッキング状態にあっても、前
    記フレキシブルディスクドライブの内部空間を実質的に
    密閉状態にできるようにしたことを特徴とするフロント
    パネル。
  6. 【請求項6】 前記シャッタが、前記パネル開口を事実
    上完全に塞ぐために前記パネル開口の形状に対応する形
    状を有するシャッタ本体と、該シャッタ本体により前記
    パネル開口を開閉するために前記シャッタ本体の一端部
    に一体的に形成され、かつ前記パネル本体に回動自在に
    取り付けられる回動軸を含む軸部と、前記シャッタ本体
    の前記一端部と対向する他端部に一体的に形成され、か
    つ当該シャッタ本体が前記パネル開口を閉じている状態
    において、前記フロントパネルの前面側に突出する突起
    部とを有していることを特徴とする請求項5のフロント
    パネル。
  7. 【請求項7】 前記シャッタが、付勢手段によって常
    時、閉じる方向に付勢されていることを特徴とする請求
    項5又は6のフロントパネル。
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